JP3213807B2 - カードコネクタ - Google Patents
カードコネクタInfo
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- JP3213807B2 JP3213807B2 JP12437297A JP12437297A JP3213807B2 JP 3213807 B2 JP3213807 B2 JP 3213807B2 JP 12437297 A JP12437297 A JP 12437297A JP 12437297 A JP12437297 A JP 12437297A JP 3213807 B2 JP3213807 B2 JP 3213807B2
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- slider
- card
- pin body
- path
- contact piece
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K13/00—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
- G06K13/02—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
- G06K13/08—Feeding or discharging cards
- G06K13/0806—Feeding or discharging cards using an arrangement for ejection of an inserted card
- G06K13/0825—Feeding or discharging cards using an arrangement for ejection of an inserted card the ejection arrangement being of the push-push kind
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュ動作の繰
り返しによってカードの挿入とカードの排出とを行わせ
ることのできるカードコネクタに関する。
り返しによってカードの挿入とカードの排出とを行わせ
ることのできるカードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード等のカードを使用対象とする
カードコネクタにおいて、カードがカードセット空間に
適切に挿入されているか否かを的確に検出する検出スイ
ッチを設けておくことは、そのカードの表面に具備され
ている電極とその電極に接触されるコネクタ側の接点と
の接触タイミングを不都合なく確保する上で有益であ
る。他方、所謂プッシュ−プッシュ動作を通じてカード
の挿入と排出とが行われるカードコネクタでは、カード
セット空間に挿入されたカードをその位置でロックして
おく機能が要求され、そのための機構として所謂ハート
カム機構が一般的に利用されている。
カードコネクタにおいて、カードがカードセット空間に
適切に挿入されているか否かを的確に検出する検出スイ
ッチを設けておくことは、そのカードの表面に具備され
ている電極とその電極に接触されるコネクタ側の接点と
の接触タイミングを不都合なく確保する上で有益であ
る。他方、所謂プッシュ−プッシュ動作を通じてカード
の挿入と排出とが行われるカードコネクタでは、カード
セット空間に挿入されたカードをその位置でロックして
おく機能が要求され、そのための機構として所謂ハート
カム機構が一般的に利用されている。
【0003】このようなプッシュ−プッシュ動作を通じ
てカードの挿入と排出とが行われるカードコネクタにお
いて、カードがカードセット空間に挿入されているか否
かを検出する場合、従来は、上記ハートカム機構とは別
に上記検出スイッチを設けていた。
てカードの挿入と排出とが行われるカードコネクタにお
いて、カードがカードセット空間に挿入されているか否
かを検出する場合、従来は、上記ハートカム機構とは別
に上記検出スイッチを設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハート
カム機構と検出スイッチとを別々にカードコネクタのボ
ディに組み込むと、部品点数の増大を来し、構造が複雑
になって検出スイッチの動作安定性を低下させる要因に
なることがあった。本発明は以上の事情の下でなされた
ものであり、プッシュ−プッシュ動作を通じてカードの
挿入と排出とが行われるカードコネクタにおいて、カー
ドをカードセット空間の適切な位置でロックするために
必要となるハートカム機構を利用して検出スイッチを動
作させることができるようにすることによって、部品点
数の増大を防ぎ、同時に検出スイッチの動作安定性を確
保することを目的とする。
カム機構と検出スイッチとを別々にカードコネクタのボ
ディに組み込むと、部品点数の増大を来し、構造が複雑
になって検出スイッチの動作安定性を低下させる要因に
なることがあった。本発明は以上の事情の下でなされた
ものであり、プッシュ−プッシュ動作を通じてカードの
挿入と排出とが行われるカードコネクタにおいて、カー
ドをカードセット空間の適切な位置でロックするために
必要となるハートカム機構を利用して検出スイッチを動
作させることができるようにすることによって、部品点
数の増大を防ぎ、同時に検出スイッチの動作安定性を確
保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
のカードコネクタは、カードセット空間を有するボディ
と、カードを上記カードセット空間に対して挿抜させる
ときに前後進されかつ後進方向に常時弾発付勢されたス
ライダと、上記スライダ及び上記ボディのうちの一方に
設けられかつ閉ループ状の案内経路を形成する案内溝を
備えたカム体と他方に設けられて上記案内溝に挿入され
たピン体とからなるカム機構と、上記カードセット空間
に対して上記カードが挿入されているか否かを検出する
検出スイッチと、を備え、上記カム体における上記案内
経路の往路と復路との分岐箇所に、上記ピン体が係合し
て上記スライダをロック位置に位置決めする係合部が設
けられていると共に、上記スライダが上記ロック位置よ
りも前方に位置しているときに上記カードが上記カード
セット空間に挿入されるようになっており、上記往路
は、上記スライダがその待機位置からその前方の第1前
進位置まで前進されたときに上記ピン体を基準位置から
第1位置へ案内する第1往路と、上記スライダが上記第
1前進位置から後進されたときに上記ピン体を上記第1
位置から第2位置へ案内してその第2位置で上記係合部
に係合させる第2往路とによって形成され、上記復路
は、上記スライダが上記ロック位置からその前方の第2
前進位置まで前進されたときに上記ピン体を上記第2位
置から第3位置へ案内する第1復路と、上記スライダが
上記第2前進位置から待機位置まで後進されたときに上
記ピン体を上記第3位置から上記基準位置へ案内する第
2復路とによって形成されていると共に、上記ピン体の
上記第2位置が上記基準位置と上記第1位置及び上記第
3位置との前後方向の中間に位置しており、上記ロック
位置が上記待機位置と上記第1前進位置及び上記第2前
進位置との前後方向の中間に位置しており、上記案内溝
における上記分岐箇所の底面が、上記往路及び上記復路
の底面よりも高位になっていると共に、上記第2往路及
び上記第1復路の底面が上記分岐箇所の底面に向かう上
がり勾配の案内面に形成され、上記検出スイッチが上記
ボディに取り付けられた固定接片及び弾性を備えた可動
接片によって形成されており、その可動接片が、上記ピ
ン体に重ねられてそのピン体を上記案内溝の底面に摺動
可能に弾性的に押し付けていると共に、上記ピン体が上
記分岐箇所の底面に乗り上がったときにそのピン体によ
り上記可動接片が持ち上げられてその可動接点が上記固
定接片の固定接点に接触するようにそれらの可動接点と
固定接点との垂直間隔が定められている、というもので
ある。
のカードコネクタは、カードセット空間を有するボディ
と、カードを上記カードセット空間に対して挿抜させる
ときに前後進されかつ後進方向に常時弾発付勢されたス
ライダと、上記スライダ及び上記ボディのうちの一方に
設けられかつ閉ループ状の案内経路を形成する案内溝を
備えたカム体と他方に設けられて上記案内溝に挿入され
たピン体とからなるカム機構と、上記カードセット空間
に対して上記カードが挿入されているか否かを検出する
検出スイッチと、を備え、上記カム体における上記案内
経路の往路と復路との分岐箇所に、上記ピン体が係合し
て上記スライダをロック位置に位置決めする係合部が設
けられていると共に、上記スライダが上記ロック位置よ
りも前方に位置しているときに上記カードが上記カード
セット空間に挿入されるようになっており、上記往路
は、上記スライダがその待機位置からその前方の第1前
進位置まで前進されたときに上記ピン体を基準位置から
第1位置へ案内する第1往路と、上記スライダが上記第
1前進位置から後進されたときに上記ピン体を上記第1
位置から第2位置へ案内してその第2位置で上記係合部
に係合させる第2往路とによって形成され、上記復路
は、上記スライダが上記ロック位置からその前方の第2
前進位置まで前進されたときに上記ピン体を上記第2位
置から第3位置へ案内する第1復路と、上記スライダが
上記第2前進位置から待機位置まで後進されたときに上
記ピン体を上記第3位置から上記基準位置へ案内する第
2復路とによって形成されていると共に、上記ピン体の
上記第2位置が上記基準位置と上記第1位置及び上記第
3位置との前後方向の中間に位置しており、上記ロック
位置が上記待機位置と上記第1前進位置及び上記第2前
進位置との前後方向の中間に位置しており、上記案内溝
における上記分岐箇所の底面が、上記往路及び上記復路
の底面よりも高位になっていると共に、上記第2往路及
び上記第1復路の底面が上記分岐箇所の底面に向かう上
がり勾配の案内面に形成され、上記検出スイッチが上記
ボディに取り付けられた固定接片及び弾性を備えた可動
接片によって形成されており、その可動接片が、上記ピ
ン体に重ねられてそのピン体を上記案内溝の底面に摺動
可能に弾性的に押し付けていると共に、上記ピン体が上
記分岐箇所の底面に乗り上がったときにそのピン体によ
り上記可動接片が持ち上げられてその可動接点が上記固
定接片の固定接点に接触するようにそれらの可動接点と
固定接点との垂直間隔が定められている、というもので
ある。
【0006】この発明において、カム機構は、冒頭に記
載した上記ハートカム機構によって発揮される機能、す
なわちカードをカードセット空間でロックするという機
能を発揮し得るだけでなく、カードがカードセット空間
に挿入されているか否かを検出する検出スイッチの可動
接片を動作させる機能をも発揮する。これらの機能が発
揮されるときの作用を以下に説明する。
載した上記ハートカム機構によって発揮される機能、す
なわちカードをカードセット空間でロックするという機
能を発揮し得るだけでなく、カードがカードセット空間
に挿入されているか否かを検出する検出スイッチの可動
接片を動作させる機能をも発揮する。これらの機能が発
揮されるときの作用を以下に説明する。
【0007】冒頭に記載した上記ハートカム機構によっ
て発揮される機能と同じ機能は次のようにして発揮され
る。カム機構のカム体は閉ループ状の案内経路を形成す
る案内溝を備えており、その案内溝に挿入されたピン体
はスライダの前後進動作を通じて上記案内溝を一方向に
移動する。したがって、最初のプッシュ動作を行うと、
カム機構のピン体はカム体側の案内経路の第1往路を通
って基準位置から第1位置まで移動した後、第2往路を
通って第2位置まで移動し、カム体の係合部に係合して
ロック状態となる。このとき、スライダは、待機位置か
ら第1前進位置に前進された後、その第1前進位置から
ロック位置まで後進してそのロック位置で位置決めされ
る。次回のプッシュ動作を行うと、カム機構のピン体は
カム体側の案内経路の第1復路を通って第2位置から第
3位置まで移動した後、第2復路を通って基準位置に戻
る。そして、ピン体が第2位置から第3位置に向けて移
動されるとカム体の係合部とピン体との係合が解かれて
ロック状態が解除される。このとき、スライダはロック
位置から第2前進位置まで前進された後、その第2前進
位置から待機位置まで後進する。なお、ピン体の第1位
置から第2位置への移動や第3位置から基準位置への移
動、スライダの後進は、スライダ自体に付与されている
弾発付勢力によって行われる。
て発揮される機能と同じ機能は次のようにして発揮され
る。カム機構のカム体は閉ループ状の案内経路を形成す
る案内溝を備えており、その案内溝に挿入されたピン体
はスライダの前後進動作を通じて上記案内溝を一方向に
移動する。したがって、最初のプッシュ動作を行うと、
カム機構のピン体はカム体側の案内経路の第1往路を通
って基準位置から第1位置まで移動した後、第2往路を
通って第2位置まで移動し、カム体の係合部に係合して
ロック状態となる。このとき、スライダは、待機位置か
ら第1前進位置に前進された後、その第1前進位置から
ロック位置まで後進してそのロック位置で位置決めされ
る。次回のプッシュ動作を行うと、カム機構のピン体は
カム体側の案内経路の第1復路を通って第2位置から第
3位置まで移動した後、第2復路を通って基準位置に戻
る。そして、ピン体が第2位置から第3位置に向けて移
動されるとカム体の係合部とピン体との係合が解かれて
ロック状態が解除される。このとき、スライダはロック
位置から第2前進位置まで前進された後、その第2前進
位置から待機位置まで後進する。なお、ピン体の第1位
置から第2位置への移動や第3位置から基準位置への移
動、スライダの後進は、スライダ自体に付与されている
弾発付勢力によって行われる。
【0008】カードがカードセット空間に挿入されてい
るか否かを検出する検出スイッチの可動接片を動作させ
る機能は次のようにして発揮される。カム体の案内溝に
おける往路と復路との分岐箇所底面が、それらの往路及
び復路の底面よりも高位になっており、しかも、第2往
路及び第1復路の底面が上記分岐箇所の底面に向かう上
がり勾配の案内面に形成されているので、カム機構のピ
ン体が第1位置から第2位置まで移動するとそのピン体
が上記分岐箇所の底面に乗り上がる。このため、そのピ
ン体により可動接片が持ち上げられてその可動接点が固
定接片の固定接点に接触する。これにより、カードがカ
ードセット空間に挿入されていることの検出が行われ
る。他方、カム機構のピン体が第2位置から第3位置ま
で移動するとそのピン体が上記分岐箇所の底面から離れ
て下降する。このため、可動接片が元位置に復帰してそ
の可動接点が固定接片の固定接点から離れる。これによ
り、カードがカードセット空間に挿入されていないこと
の検出が行われる。なお、ピン体を案内溝の底面に倣わ
せるための押付力は、可動接片が、ピン体に重ねられて
そのピン体を案内溝の底面に摺動可能に弾性的に押し付
けていることによって得られる。
るか否かを検出する検出スイッチの可動接片を動作させ
る機能は次のようにして発揮される。カム体の案内溝に
おける往路と復路との分岐箇所底面が、それらの往路及
び復路の底面よりも高位になっており、しかも、第2往
路及び第1復路の底面が上記分岐箇所の底面に向かう上
がり勾配の案内面に形成されているので、カム機構のピ
ン体が第1位置から第2位置まで移動するとそのピン体
が上記分岐箇所の底面に乗り上がる。このため、そのピ
ン体により可動接片が持ち上げられてその可動接点が固
定接片の固定接点に接触する。これにより、カードがカ
ードセット空間に挿入されていることの検出が行われ
る。他方、カム機構のピン体が第2位置から第3位置ま
で移動するとそのピン体が上記分岐箇所の底面から離れ
て下降する。このため、可動接片が元位置に復帰してそ
の可動接点が固定接片の固定接点から離れる。これによ
り、カードがカードセット空間に挿入されていないこと
の検出が行われる。なお、ピン体を案内溝の底面に倣わ
せるための押付力は、可動接片が、ピン体に重ねられて
そのピン体を案内溝の底面に摺動可能に弾性的に押し付
けていることによって得られる。
【0009】請求項2に記載した発明のカードコネクタ
は、請求項1に記載したものにおいて、上記可動接片に
設けられて上記ボディに固定された取付部に、上記カム
機構のピン体が保持されていると共に、上記カム機構の
上記カム体が上記スライダに具備されている、というも
のである。
は、請求項1に記載したものにおいて、上記可動接片に
設けられて上記ボディに固定された取付部に、上記カム
機構のピン体が保持されていると共に、上記カム機構の
上記カム体が上記スライダに具備されている、というも
のである。
【0010】この発明によると、ピン体を、取付部を有
する可動接片と一体のものとして取り扱うことができる
ようになるので、ピン体や可動接片をボディに組み付け
るときの作業性を改善しやすくなる。
する可動接片と一体のものとして取り扱うことができる
ようになるので、ピン体や可動接片をボディに組み付け
るときの作業性を改善しやすくなる。
【0011】請求項3に記載した発明のカードコネクタ
は、請求項1又は請求項2に記載したものにおいて、上
記カードが上記カードセット空間に挿入されて上記スラ
イダが上記ロック位置に位置決めされているときにその
カードの表面に具備されている電極が接触する接点を備
えた接片が、上記ボディに設けられている、というもの
である。
は、請求項1又は請求項2に記載したものにおいて、上
記カードが上記カードセット空間に挿入されて上記スラ
イダが上記ロック位置に位置決めされているときにその
カードの表面に具備されている電極が接触する接点を備
えた接片が、上記ボディに設けられている、というもの
である。
【0012】この発明によると、スライダがロック位置
に位置決めされているときには、ボディ側の接片の接点
がカード側の電極に接触する。このため、カードセット
空間へのカードの挿入に合わせてカード側の電極にボデ
ィ側の接片の接点が接触するようになる。
に位置決めされているときには、ボディ側の接片の接点
がカード側の電極に接触する。このため、カードセット
空間へのカードの挿入に合わせてカード側の電極にボデ
ィ側の接片の接点が接触するようになる。
【0013】請求項4に記載した発明のカードコネクタ
は、請求項1又は請求項2に記載したものにおいて、上
記スライダが、表面に電極を備えた上記カードの載置部
を有すると共に上記ボディに設けられたフレームに重な
って前後進可能になっており、上記スライダ又は上記フ
レームのうちの一方に凸部が設けられ、他方に、上記ス
ライダが上記ロック位置よりも後方に位置しているとき
に上記凸部を嵌入させてそのスライダを下降位置に設定
する凹陥部と、上記スライダが上記ロック位置よりも前
方に位置しているときに上記凸部を乗り上がらせて上記
スライダを押上位置に設定する座部とが設けられている
と共に、上記スライダが下降位置に設定されているとき
には、そのスライダの上記載置部に載置された上記カー
ドの上記電極が上記接片の接点から離れ、上記スライダ
が上記押上位置に設定されているときには、そのスライ
ダの上記載置部に載置された上記カードの上記電極が上
記接片の上記接点に接触するようになっている、という
ものである。
は、請求項1又は請求項2に記載したものにおいて、上
記スライダが、表面に電極を備えた上記カードの載置部
を有すると共に上記ボディに設けられたフレームに重な
って前後進可能になっており、上記スライダ又は上記フ
レームのうちの一方に凸部が設けられ、他方に、上記ス
ライダが上記ロック位置よりも後方に位置しているとき
に上記凸部を嵌入させてそのスライダを下降位置に設定
する凹陥部と、上記スライダが上記ロック位置よりも前
方に位置しているときに上記凸部を乗り上がらせて上記
スライダを押上位置に設定する座部とが設けられている
と共に、上記スライダが下降位置に設定されているとき
には、そのスライダの上記載置部に載置された上記カー
ドの上記電極が上記接片の接点から離れ、上記スライダ
が上記押上位置に設定されているときには、そのスライ
ダの上記載置部に載置された上記カードの上記電極が上
記接片の上記接点に接触するようになっている、という
ものである。
【0014】この発明によると、カム体の案内溝を移動
するピン体の動きによる検出スイッチの検出動作と、カ
ード側の電極とボディ側の接点との接触動作との時間的
タイミングが適切に定められる。すなわち、カードがカ
ードセット空間に挿入されていることを検出スイッチが
検出する前後で時間差をもってカード側の電極にボディ
側の接片の接点が接触する。このため、カードにICカ
ードか使われるような場合でも、そのカードのIC(記
憶媒体)が破壊されるおそれがなくなり、カード挿抜時
のIC保護のために有益である。
するピン体の動きによる検出スイッチの検出動作と、カ
ード側の電極とボディ側の接点との接触動作との時間的
タイミングが適切に定められる。すなわち、カードがカ
ードセット空間に挿入されていることを検出スイッチが
検出する前後で時間差をもってカード側の電極にボディ
側の接片の接点が接触する。このため、カードにICカ
ードか使われるような場合でも、そのカードのIC(記
憶媒体)が破壊されるおそれがなくなり、カード挿抜時
のIC保護のために有益である。
【0015】請求項5に記載した発明のカードコネクタ
は、請求項4に記載したものにおいて、上記フレーム
に、上記スライダの上記載置部に載置された上記カード
を弾性的に押し付けるカード押え片が設けられていると
いうものである。
は、請求項4に記載したものにおいて、上記フレーム
に、上記スライダの上記載置部に載置された上記カード
を弾性的に押し付けるカード押え片が設けられていると
いうものである。
【0016】この発明によると、スライダの前後進に伴
う凸部と凹陥部との嵌脱が確実に行われる。
う凸部と凹陥部との嵌脱が確実に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るカードコネクタの概略斜視図、図2はフレームの概略
斜視図、図3はカム体を備えたスライダの概略斜視図、
図4は固定接片と可動接片とピン体との組合せ構造を一
部省略して示す概略斜視図、図5及び図6はカム機構の
動作説明図、図7及び図8は検出スイッチの動作説明
図、図9及び図10はスライダの前後進動作に伴う作用
を示す説明図、図11〜図13はボディ側の接片の接点
とカード側の電極との離接作用を示す説明図である。
るカードコネクタの概略斜視図、図2はフレームの概略
斜視図、図3はカム体を備えたスライダの概略斜視図、
図4は固定接片と可動接片とピン体との組合せ構造を一
部省略して示す概略斜視図、図5及び図6はカム機構の
動作説明図、図7及び図8は検出スイッチの動作説明
図、図9及び図10はスライダの前後進動作に伴う作用
を示す説明図、図11〜図13はボディ側の接片の接点
とカード側の電極との離接作用を示す説明図である。
【0018】図1のカードコネクタにおいて、合成樹脂
成形体でなるボディ1に金属製のフレーム2が取り付け
られている。図2のように、フレーム2は、その前端部
と後端部との左右両側にそれぞれ取付片21…が設けら
れている。このフレーム2は、前端部側の左右の取付片
21,21が図1のようにボディ1の左右両側の孔部1
1,11に圧入されることによりボディ1の下側に固定
されている。また、フレーム2は、その前端部に、後述
するカム機構4のカム体41を前後方向(図1の矢符
F)にスライド自在に保持するガイド枠部22を有して
いると共に、その下板部24に前後に細長い開口でなる
凹陥部23,23を有し、また、それらの凹陥部23,
23に隣接する前側部分と下板部24の後端部とにそれ
ぞれ座部25,25を有している。なお、下板部24の
後端部側の座部25,25に隣接する後側部分も凹陥部
23,23に相当している。さらに、フレーム2には、
ガイド片26、ばね掛け片27、弾性を備えるカード押
え片28などが左右一対ずつ設けられているほか、その
前端部に、後述するスライダ3の第1前進位置や第2前
進位置を定めるストッパ29が立ち上げられている。な
お、上記ボディ1は、上記フレーム2との重なり箇所が
凹入状に凹んでおり、この凹みによってカードセット空
間Sが形成されている。
成形体でなるボディ1に金属製のフレーム2が取り付け
られている。図2のように、フレーム2は、その前端部
と後端部との左右両側にそれぞれ取付片21…が設けら
れている。このフレーム2は、前端部側の左右の取付片
21,21が図1のようにボディ1の左右両側の孔部1
1,11に圧入されることによりボディ1の下側に固定
されている。また、フレーム2は、その前端部に、後述
するカム機構4のカム体41を前後方向(図1の矢符
F)にスライド自在に保持するガイド枠部22を有して
いると共に、その下板部24に前後に細長い開口でなる
凹陥部23,23を有し、また、それらの凹陥部23,
23に隣接する前側部分と下板部24の後端部とにそれ
ぞれ座部25,25を有している。なお、下板部24の
後端部側の座部25,25に隣接する後側部分も凹陥部
23,23に相当している。さらに、フレーム2には、
ガイド片26、ばね掛け片27、弾性を備えるカード押
え片28などが左右一対ずつ設けられているほか、その
前端部に、後述するスライダ3の第1前進位置や第2前
進位置を定めるストッパ29が立ち上げられている。な
お、上記ボディ1は、上記フレーム2との重なり箇所が
凹入状に凹んでおり、この凹みによってカードセット空
間Sが形成されている。
【0019】スライダ3は合成樹脂製であり、図3のよ
うに、その前端部に後述するカム機構4のカム体41が
一体に成形されていると共に、そのカム体41の左右両
側に係合片31が立ち上げられている。この係合片31
は、スライダ3の略矩形の板部によって形成された載置
部32に載置される矩形のカードCの前端面C1(図9
及び図10参照)に係合可能である。また、上記載置部
32の裏面側の4箇所に凸部33…が設けられている。
これらの凸部33…はそれらの前端側が傾斜面34…に
なっている。さらに、載置部32の左右両側に、その載
置部32に載置されるカードCの横ずれを防ぐ突片3
5,35やばね掛け片36,36が設けられているほ
か、載置部32の後端部にカードCの後方への脱落を防
ぐ止め片37,37が設けられている。
うに、その前端部に後述するカム機構4のカム体41が
一体に成形されていると共に、そのカム体41の左右両
側に係合片31が立ち上げられている。この係合片31
は、スライダ3の略矩形の板部によって形成された載置
部32に載置される矩形のカードCの前端面C1(図9
及び図10参照)に係合可能である。また、上記載置部
32の裏面側の4箇所に凸部33…が設けられている。
これらの凸部33…はそれらの前端側が傾斜面34…に
なっている。さらに、載置部32の左右両側に、その載
置部32に載置されるカードCの横ずれを防ぐ突片3
5,35やばね掛け片36,36が設けられているほ
か、載置部32の後端部にカードCの後方への脱落を防
ぐ止め片37,37が設けられている。
【0020】図1のように、スライダ3はボディ1に取
り付けられた上記フレーム2の下板部24の上でスライ
ダして前後方向に移動自在に保持される。スライダ3の
前後移動はフレーム2の左右のガイド片26,26によ
って案内される。また、スライダ3に具備されている上
記カム体41がフレーム2側のガイド枠部22に前後方
向スライド自在に嵌め込まれる。フレーム2の下板部2
4にスライダ3を配備した状態において、凸部33…の
それぞれがフレーム2の凹陥部23…に各別に嵌入され
ているときには、図9のようにスライダ3の載置部32
の下面がフレーム2の下板部24の上面に重なってスラ
イダ3が下降位置に設定される。また、図9の位置から
スライダ3が図10の矢符F1のように前進されると、
凸部33…が傾斜面34の作用で図10のように座部2
5に乗り上がる。このときには、スライダ3が凸部33
…の高さに見合う量だけフレーム2の下板部24から浮
き上がって押上位置に設定される。スライダ3側のばね
掛け片36とフレーム2側のばね掛け片27との間にコ
イルばねでなるばね体38が張架され、このばね体38
の力でスライダ3が後進方向に常時弾発付勢されてい
る。そして、スライダ3が最も後退した位置、すなわち
待機位置が、上記凹陥部23…の後端とその凹陥部23
…に嵌入した凸部33…との係合によって規制されるよ
うになっている。
り付けられた上記フレーム2の下板部24の上でスライ
ダして前後方向に移動自在に保持される。スライダ3の
前後移動はフレーム2の左右のガイド片26,26によ
って案内される。また、スライダ3に具備されている上
記カム体41がフレーム2側のガイド枠部22に前後方
向スライド自在に嵌め込まれる。フレーム2の下板部2
4にスライダ3を配備した状態において、凸部33…の
それぞれがフレーム2の凹陥部23…に各別に嵌入され
ているときには、図9のようにスライダ3の載置部32
の下面がフレーム2の下板部24の上面に重なってスラ
イダ3が下降位置に設定される。また、図9の位置から
スライダ3が図10の矢符F1のように前進されると、
凸部33…が傾斜面34の作用で図10のように座部2
5に乗り上がる。このときには、スライダ3が凸部33
…の高さに見合う量だけフレーム2の下板部24から浮
き上がって押上位置に設定される。スライダ3側のばね
掛け片36とフレーム2側のばね掛け片27との間にコ
イルばねでなるばね体38が張架され、このばね体38
の力でスライダ3が後進方向に常時弾発付勢されてい
る。そして、スライダ3が最も後退した位置、すなわち
待機位置が、上記凹陥部23…の後端とその凹陥部23
…に嵌入した凸部33…との係合によって規制されるよ
うになっている。
【0021】図1に現れていないが、ボディ1には図4
に示した検出スイッチ5の固定接片51と可動接片55
とが組み込まれている。図4のように、固定接片51に
は取付部52が設けられていて、この取付部52がボデ
ィ1に具備された取付溝(不図示)に圧入固定されてい
ると共に、この取付部52に連設された端子53が図1
のようにボディ1の前方に突出されている。他方、可動
接片55に設けられた取付部56がボディ1に具備され
た取付溝(不図示)に圧入固定されていると共に、その
取付部56に連設された端子57が図1のようにボディ
1の前方に突出されている。固定接片51と可動接片5
5とにはそれぞれ固定接点54と可動接点58とが具備
されており(図7、図8参照)、ボディ1に組み込まれ
た固定接片51と可動接片55とは、図4のように互い
に直角に交差する方向に延び出ており、しかも、その交
差箇所では図7のように固定接点54に可動接点58が
下側から臨んでいる。検出スイッチ5の可動接片55に
連設された取付部56には丸孔59が開設されている。
に示した検出スイッチ5の固定接片51と可動接片55
とが組み込まれている。図4のように、固定接片51に
は取付部52が設けられていて、この取付部52がボデ
ィ1に具備された取付溝(不図示)に圧入固定されてい
ると共に、この取付部52に連設された端子53が図1
のようにボディ1の前方に突出されている。他方、可動
接片55に設けられた取付部56がボディ1に具備され
た取付溝(不図示)に圧入固定されていると共に、その
取付部56に連設された端子57が図1のようにボディ
1の前方に突出されている。固定接片51と可動接片5
5とにはそれぞれ固定接点54と可動接点58とが具備
されており(図7、図8参照)、ボディ1に組み込まれ
た固定接片51と可動接片55とは、図4のように互い
に直角に交差する方向に延び出ており、しかも、その交
差箇所では図7のように固定接点54に可動接点58が
下側から臨んでいる。検出スイッチ5の可動接片55に
連設された取付部56には丸孔59が開設されている。
【0022】カム機構4は、上記カム体41と、その相
手方であるピン体45とを備えている。図4、図7、図
8のように、ピン体45は、軸部46と、この軸部46
から前方に延び出た梁部47と、この梁部47の前端か
ら下方に延び出た倣い部48とを一体に備える線材の成
形体でなり、その全体が弾性を備えている。そして、こ
のピン体45の軸部46が、可動接片55に連設された
取付部56の丸孔59に水平旋回自在に保持されてお
り、しかも、梁部47に可動接片55が重ねられ、その
可動接片55の弾性によってピン体45が常時下方に付
勢されている。
手方であるピン体45とを備えている。図4、図7、図
8のように、ピン体45は、軸部46と、この軸部46
から前方に延び出た梁部47と、この梁部47の前端か
ら下方に延び出た倣い部48とを一体に備える線材の成
形体でなり、その全体が弾性を備えている。そして、こ
のピン体45の軸部46が、可動接片55に連設された
取付部56の丸孔59に水平旋回自在に保持されてお
り、しかも、梁部47に可動接片55が重ねられ、その
可動接片55の弾性によってピン体45が常時下方に付
勢されている。
【0023】図5及び図6に示したように、カム機構4
のカム体41は、閉ループ状の案内経路を形成する案内
溝42を備えている。この案内溝42はその適所に段差
44a,44b,44cを有しており、これらの段差4
4a,44b,44cの作用によって案内溝42に挿入
されたピン体45の倣い部48が、スライダ3の前後進
動作(図5及び図6においては左側が前、右側が後であ
る)を通じてその案内溝42を一方向に移動するように
なっている。また、上記案内経路の往路と復路との分岐
箇所に係合部43が設けられている。
のカム体41は、閉ループ状の案内経路を形成する案内
溝42を備えている。この案内溝42はその適所に段差
44a,44b,44cを有しており、これらの段差4
4a,44b,44cの作用によって案内溝42に挿入
されたピン体45の倣い部48が、スライダ3の前後進
動作(図5及び図6においては左側が前、右側が後であ
る)を通じてその案内溝42を一方向に移動するように
なっている。また、上記案内経路の往路と復路との分岐
箇所に係合部43が設けられている。
【0024】図5(A)に示したように、このカム体4
1において、案内経路の往路は矢符aで示した第1往路
と矢符bで示した第2往路とを有し、上記復路は矢符c
で示した第1復路と矢符dで示した第2復路とを有して
いる。第1往路aは、カム体41の前端側に設定された
基準位置X0からその後方の第1位置X1に至る経路で
あり、第2往路bは上記第1位置X1から上記係合部4
3に隣接する第2位置X2に至る経路であり、第1復路
cは上記第2位置X2からその後方の第3位置X3に至
る経路であり、第2復路dは上記第3位置X3から上記
基準位置X0に至る経路である。
1において、案内経路の往路は矢符aで示した第1往路
と矢符bで示した第2往路とを有し、上記復路は矢符c
で示した第1復路と矢符dで示した第2復路とを有して
いる。第1往路aは、カム体41の前端側に設定された
基準位置X0からその後方の第1位置X1に至る経路で
あり、第2往路bは上記第1位置X1から上記係合部4
3に隣接する第2位置X2に至る経路であり、第1復路
cは上記第2位置X2からその後方の第3位置X3に至
る経路であり、第2復路dは上記第3位置X3から上記
基準位置X0に至る経路である。
【0025】スライダ3の前後進動作とカム体41の案
内溝42に挿入されたピン体45の倣い部48の移動と
の関係を次に説明する。
内溝42に挿入されたピン体45の倣い部48の移動と
の関係を次に説明する。
【0026】スライダ3が上記した待機位置に位置して
いる初期状態では、図5(A)のようにピン体45の倣
い部48が基準位置X0に位置している。この状態か
ら、スライダ3を押し込んでそのスライダ3が待機位置
からフレーム2のストッパ29(図2参照)に当たる第
1前進位置まで前進されたときには、図5(B)のよう
にピン体45の倣い部48が第1往路aを通って基準位
置X0から第1位置X1まで移動する。スライダ3を第
1前進位置まで押し込んだ後、その押込力を解除する
と、ばね体38の力によってスライダ3が第1前進位置
から後進し、それに伴って図6(A)のようにピン体4
5の倣い部48が第2往路bを通って第1位置X1から
第2位置X2まで移動し、第2位置X2で係合部43に
係合する。これによりスライダ3が位置決めされる。こ
のときのスライダ3の位置がロック位置である。次にス
ライダ3を押し込んでそのスライダ3がロック位置から
フレーム2のストッパ29(図2参照)に当たる第2前
進位置まで前進されたときには、図6(B)のようにピ
ン体45の倣い部48が第1復路cを通って第2位置X
2から第3位置X3まで移動する。スライダ3を第2前
進位置まで押し込んだ後、その押込力を解除すると、ば
ね体38の力によってスライダ3が第2前進位置から後
進して待機位置に戻ると共に、それに伴ってピン体45
の倣い部48が第2復路dを通って第3位置X3から基
準位置X0まで移動し、上記した初期状態に復帰する。
いる初期状態では、図5(A)のようにピン体45の倣
い部48が基準位置X0に位置している。この状態か
ら、スライダ3を押し込んでそのスライダ3が待機位置
からフレーム2のストッパ29(図2参照)に当たる第
1前進位置まで前進されたときには、図5(B)のよう
にピン体45の倣い部48が第1往路aを通って基準位
置X0から第1位置X1まで移動する。スライダ3を第
1前進位置まで押し込んだ後、その押込力を解除する
と、ばね体38の力によってスライダ3が第1前進位置
から後進し、それに伴って図6(A)のようにピン体4
5の倣い部48が第2往路bを通って第1位置X1から
第2位置X2まで移動し、第2位置X2で係合部43に
係合する。これによりスライダ3が位置決めされる。こ
のときのスライダ3の位置がロック位置である。次にス
ライダ3を押し込んでそのスライダ3がロック位置から
フレーム2のストッパ29(図2参照)に当たる第2前
進位置まで前進されたときには、図6(B)のようにピ
ン体45の倣い部48が第1復路cを通って第2位置X
2から第3位置X3まで移動する。スライダ3を第2前
進位置まで押し込んだ後、その押込力を解除すると、ば
ね体38の力によってスライダ3が第2前進位置から後
進して待機位置に戻ると共に、それに伴ってピン体45
の倣い部48が第2復路dを通って第3位置X3から基
準位置X0まで移動し、上記した初期状態に復帰する。
【0027】以上から判るように、ピン体45の倣い部
48の第2位置X2は、その基準位置X0と第1位置X
1及び第3位置X3との前後方向の中間に位置してお
り、スライダ3のロック位置は待機位置と第1前進位置
及び第2前進位置との前後方向の中間に位置している。
なお、スライダ3の第1前進位置と第2前進位置とは同
じ位置であっても、前後方向で異なる位置であってもよ
い。
48の第2位置X2は、その基準位置X0と第1位置X
1及び第3位置X3との前後方向の中間に位置してお
り、スライダ3のロック位置は待機位置と第1前進位置
及び第2前進位置との前後方向の中間に位置している。
なお、スライダ3の第1前進位置と第2前進位置とは同
じ位置であっても、前後方向で異なる位置であってもよ
い。
【0028】カム体41の案内溝42は、上記した往路
と復路との分岐箇所でその底面が、上記往路及び上記復
路の底面よりも高位になっている。図5及び図6には、
分岐箇所の底面を斜線で表してあり、図8にその分岐箇
所の底面を符号Pで示してある。また、上記した第2往
路b及び第1復路cでの案内溝42の底面が上記分岐箇
所の底面に向かう上がり勾配の案内面に形成されてい
る。図8には第2往路での案内面を符号b1で示してあ
る。
と復路との分岐箇所でその底面が、上記往路及び上記復
路の底面よりも高位になっている。図5及び図6には、
分岐箇所の底面を斜線で表してあり、図8にその分岐箇
所の底面を符号Pで示してある。また、上記した第2往
路b及び第1復路cでの案内溝42の底面が上記分岐箇
所の底面に向かう上がり勾配の案内面に形成されてい
る。図8には第2往路での案内面を符号b1で示してあ
る。
【0029】このように上記分岐箇所の底面Pが往路及
び上記復路の底面よりも高位になっていると、ピン体4
5の倣い部48が第2位置X2に達して係合部43に係
合したときには、図8のようにそのピン体45に重ねら
れている検出スイッチ5の可動接片55がその弾性に抗
して持ち上げられる。また、ピン体45の倣い部48が
第2位置X2以外に位置しているときには、図7のよう
に検出スイッチ5の可動接片55は持ち上げられない。
そして、可動接点58と固定接点54との垂直間隔は、
倣い部48が分岐箇所の底面Pに乗り上がって可動接片
55がピン体45により持ち上げられたときだけ、その
可動接点58が固定接片51の固定接点54に接触する
ように定められている。したがって、この検出スイッチ
5は、スライダ3がロックされているときに可動接点5
8が固定接片51の固定接点54に接触してONにな
り、スライダ3がロックされていないときには可動接点
58が固定接点54から離れて検出スイッチ5がOFF
になる。なお、ピン体45は可動接片55によって弾性
的に押し付けられているので、その倣い部48が案内溝
42の底面に確実に摺動する。このため、検出スイッチ
5のON,OFFの切り換えも確実に行われる。
び上記復路の底面よりも高位になっていると、ピン体4
5の倣い部48が第2位置X2に達して係合部43に係
合したときには、図8のようにそのピン体45に重ねら
れている検出スイッチ5の可動接片55がその弾性に抗
して持ち上げられる。また、ピン体45の倣い部48が
第2位置X2以外に位置しているときには、図7のよう
に検出スイッチ5の可動接片55は持ち上げられない。
そして、可動接点58と固定接点54との垂直間隔は、
倣い部48が分岐箇所の底面Pに乗り上がって可動接片
55がピン体45により持ち上げられたときだけ、その
可動接点58が固定接片51の固定接点54に接触する
ように定められている。したがって、この検出スイッチ
5は、スライダ3がロックされているときに可動接点5
8が固定接片51の固定接点54に接触してONにな
り、スライダ3がロックされていないときには可動接点
58が固定接点54から離れて検出スイッチ5がOFF
になる。なお、ピン体45は可動接片55によって弾性
的に押し付けられているので、その倣い部48が案内溝
42の底面に確実に摺動する。このため、検出スイッチ
5のON,OFFの切り換えも確実に行われる。
【0030】次に、カードC側の電極とボディ1に組み
込まれている接片の接点との関係等について説明する。
込まれている接片の接点との関係等について説明する。
【0031】図1に示したようにボディ1に多数の溝1
2,13が具備されており、これらの溝12,13に接
片(図に現れていない)が組み込まれている。図11〜
図13に説明的に示したように、これらの接片は2種類
に別れており、それぞれの種類の接片14,15の各接
点16,17は前後に位置ずれしている。そして、各接
点16,17が上記カードセット空間S(図1参照)に
上方から露出している。他方、カードCの表面には上記
した各接点16,17に各別に対応する複数の電極6
1,62が設けられている。これらの電極61,62の
パターンは図示例に限定されない。
2,13が具備されており、これらの溝12,13に接
片(図に現れていない)が組み込まれている。図11〜
図13に説明的に示したように、これらの接片は2種類
に別れており、それぞれの種類の接片14,15の各接
点16,17は前後に位置ずれしている。そして、各接
点16,17が上記カードセット空間S(図1参照)に
上方から露出している。他方、カードCの表面には上記
した各接点16,17に各別に対応する複数の電極6
1,62が設けられている。これらの電極61,62の
パターンは図示例に限定されない。
【0032】カードCはスライダ3が待機位置に位置し
ているときにその載置部32に載置され、そのようにカ
ードCを載置部32に載置したときには、フレーム2の
カード押え片28がカードCの上からそのカードCとス
ライダ3とが下方に押し付けられる。これにより、後述
する凸部33の凹陥部23に対する嵌脱が助けられる。
ているときにその載置部32に載置され、そのようにカ
ードCを載置部32に載置したときには、フレーム2の
カード押え片28がカードCの上からそのカードCとス
ライダ3とが下方に押し付けられる。これにより、後述
する凸部33の凹陥部23に対する嵌脱が助けられる。
【0033】カードCを載置部32に載置した状態から
スライダ3が最初のプッシュ動作によって押し込まれる
と、スライダ3が待機位置から第1前進位置まで前進し
た後、その押込力の解除により後進してロック位置に達
する。また、スライダ3が次回のプッシュ動作によって
ロック位置から押し込まれると、スライダ3がロック位
置から第2前進位置まで前進した後、その押込力の解除
により後進して待機位置に戻る。
スライダ3が最初のプッシュ動作によって押し込まれる
と、スライダ3が待機位置から第1前進位置まで前進し
た後、その押込力の解除により後進してロック位置に達
する。また、スライダ3が次回のプッシュ動作によって
ロック位置から押し込まれると、スライダ3がロック位
置から第2前進位置まで前進した後、その押込力の解除
により後進して待機位置に戻る。
【0034】このようなスライダ3の前後進過程におい
て、スライダ3がロック位置よりも後方に位置している
ときには、スライダ3の凸部33がフレーム2の凹陥部
23に嵌入したままその凹陥部23を移動する。したが
って、この場合には、図9のように電極61,62が接
点16,17から離れている。
て、スライダ3がロック位置よりも後方に位置している
ときには、スライダ3の凸部33がフレーム2の凹陥部
23に嵌入したままその凹陥部23を移動する。したが
って、この場合には、図9のように電極61,62が接
点16,17から離れている。
【0035】これに対し、スライダ3がロック位置より
も前方に位置しているときには、スライダ3の凸部33
がフレーム2の凹陥部23から出て座部25に乗り上が
り、スライダ3が押上位置に設定されたままになる。図
12に凸部33が座部25に乗り上がった時点及びスラ
イダ3がロック位置に位置決めされているときの電極6
1,62と接点16,17の位置関係を例示してあり、
図10と図13にスライダ3が第1前進位置に達した時
点の電極61,62と接点16,17の位置関係を例示
してある。図12と図13とから判るように、スライダ
3がロック位置よりも前方で前後進するときには、電極
61,62が接点16,17に擦れ合う。なお、図12
に示した符号Hは電極61,62が接点16,17に擦
れ合う長さであり、この長さHは、スライダ3のロック
位置と第1前進位置又は第2前進位置との相互間距離に
相当する。
も前方に位置しているときには、スライダ3の凸部33
がフレーム2の凹陥部23から出て座部25に乗り上が
り、スライダ3が押上位置に設定されたままになる。図
12に凸部33が座部25に乗り上がった時点及びスラ
イダ3がロック位置に位置決めされているときの電極6
1,62と接点16,17の位置関係を例示してあり、
図10と図13にスライダ3が第1前進位置に達した時
点の電極61,62と接点16,17の位置関係を例示
してある。図12と図13とから判るように、スライダ
3がロック位置よりも前方で前後進するときには、電極
61,62が接点16,17に擦れ合う。なお、図12
に示した符号Hは電極61,62が接点16,17に擦
れ合う長さであり、この長さHは、スライダ3のロック
位置と第1前進位置又は第2前進位置との相互間距離に
相当する。
【0036】ところで、上記のように検出スイッチ5は
スイッチ3がロック位置に位置決めされているときだけ
ONとなるので、ピン体45の位置、スライダ3の位
置、検出スイッチ5のスイッチング、カードCの電極6
1,62の接点16,17に対する離接などの時間的な
タイミング関係は表1のようになる。
スイッチ3がロック位置に位置決めされているときだけ
ONとなるので、ピン体45の位置、スライダ3の位
置、検出スイッチ5のスイッチング、カードCの電極6
1,62の接点16,17に対する離接などの時間的な
タイミング関係は表1のようになる。
【0037】
【表1】
【0038】表1の関係が保たれると、カードCがカー
ドセット空間Sに挿入されていることを検出スイッチ5
が検出する前後で、時間差をもって、カードC側の電極
61,62にボディ1側の接片14,15の接点16,
17が接触するので、カードにICカードか使われるよ
うな場合でも、そのカードのIC(記憶媒体)が破壊さ
れるおそれがなくなり、カード挿抜時のIC保護のため
に有益である。
ドセット空間Sに挿入されていることを検出スイッチ5
が検出する前後で、時間差をもって、カードC側の電極
61,62にボディ1側の接片14,15の接点16,
17が接触するので、カードにICカードか使われるよ
うな場合でも、そのカードのIC(記憶媒体)が破壊さ
れるおそれがなくなり、カード挿抜時のIC保護のため
に有益である。
【0039】上記した実施形態では、カム機構4のカム
体41がスライダ3に設けられ、ピン体45が可動接片
55の取付部56を介してボディ1に設けられているけ
れども、カム体41をボディ側に設け、ピン体をスライ
ダ側に設けてもよい。また、上記した実施形態ではスラ
イダ3に凸部33が設けられ、フレーム2に凹陥部23
と座部25とが設けられているけれども、スライダに凹
陥部と座部とを設け、フレームに凸部を設けてもよい。
体41がスライダ3に設けられ、ピン体45が可動接片
55の取付部56を介してボディ1に設けられているけ
れども、カム体41をボディ側に設け、ピン体をスライ
ダ側に設けてもよい。また、上記した実施形態ではスラ
イダ3に凸部33が設けられ、フレーム2に凹陥部23
と座部25とが設けられているけれども、スライダに凹
陥部と座部とを設け、フレームに凸部を設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プッシュ−プッシュ動作を通じてカードの挿入と排出と
が行われるカードコネクタにおいて、カードをカードセ
ット空間の適切な位置でロックするために必要となるハ
ートカム機構を利用して検出スイッチを動作させること
ができるので、部品点数の増大を来さず、同時に検出ス
イッチの動作安定性を確保することが可能になる。
プッシュ−プッシュ動作を通じてカードの挿入と排出と
が行われるカードコネクタにおいて、カードをカードセ
ット空間の適切な位置でロックするために必要となるハ
ートカム機構を利用して検出スイッチを動作させること
ができるので、部品点数の増大を来さず、同時に検出ス
イッチの動作安定性を確保することが可能になる。
【図1】本発明の実施の一形態であるカードコネクタの
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】フレームの概略斜視図である。
【図3】カム体を備えたスライダの概略斜視図である。
【図4】固定接片と可動接片とピン体との組合せ構造を
一部省略して示す概略斜視図である。
一部省略して示す概略斜視図である。
【図5】(A)は基準位置に位置しているピン体とカム
体とを表したカム機構の動作説明図である。(B)は第
1位置に位置しているピン体とカム体とを表したカム機
構の動作説明図である。
体とを表したカム機構の動作説明図である。(B)は第
1位置に位置しているピン体とカム体とを表したカム機
構の動作説明図である。
【図6】(A)は第2位置に位置しているピン体とカム
体とを表したカム機構の動作説明図である。(B)は第
3位置に位置しているピン体とカム体とを表したカム機
構の動作説明図である。
体とを表したカム機構の動作説明図である。(B)は第
3位置に位置しているピン体とカム体とを表したカム機
構の動作説明図である。
【図7】OFF状態の検出スイッチを示す動作説明図で
ある。
ある。
【図8】ON状態の検出スイッチを示す動作説明図であ
る。
る。
【図9】待機位置に位置しているスライダの説明図であ
る。
る。
【図10】第1前進位置又は第2前進位置に位置してい
るスライダの説明図である。
るスライダの説明図である。
【図11】電極−接点がOFFになっているときのカー
ド側電極とボディ側接片との位置関係を示す説明図であ
る。
ド側電極とボディ側接片との位置関係を示す説明図であ
る。
【図12】電極−接点がONになっているときのカード
側電極とボディ側接片との位置関係を示す説明図であ
る。
側電極とボディ側接片との位置関係を示す説明図であ
る。
【図13】電極−接点がONになっているときのカード
側電極とボディ側接片との他の位置関係を示す説明図で
ある。
側電極とボディ側接片との他の位置関係を示す説明図で
ある。
1 ボディ 2 フレーム 3 スライダ 4 カム機構 5 検出スイッチ 14,15 接片 16,17 接点 23 凹陥部 25 座部 28 カード押え片 32 載置部 33 凸部 41 カム体 42 案内溝 43 係合部 45 ピン体 51 固定接片 54 固定接点 55 可動接片 56 取付部 58 可動接点 61,62 電極 X0 基準位置 X1 第1位置 X2 第2位置 X3 第3位置 a 第1往路 b 第2往路 b1 案内面 c 第1復路 d 第2復路 C カード S カードセット空間 P 分岐箇所の底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/629 G06K 17/00 H01R 12/18 H01R 13/64
Claims (5)
- 【請求項1】 カードセット空間を有するボディと、カ
ードを上記カードセット空間に対して挿抜させるときに
前後進されかつ後進方向に常時弾発付勢されたスライダ
と、上記スライダ及び上記ボディのうちの一方に設けら
れかつ閉ループ状の案内経路を形成する案内溝を備えた
カム体と他方に設けられて上記案内溝に挿入されたピン
体とからなるカム機構と、上記カードセット空間に対し
て上記カードが挿入されているか否かを検出する検出ス
イッチと、を備え、 上記カム体における上記案内経路の往路と復路との分岐
箇所に、上記ピン体が係合して上記スライダをロック位
置に位置決めする係合部が設けられていると共に、上記
スライダが上記ロック位置よりも前方に位置していると
きに上記カードが上記カードセット空間に挿入されるよ
うになっており、 上記往路は、上記スライダがその待機位置からその前方
の第1前進位置まで前進されたときに上記ピン体を基準
位置から第1位置へ案内する第1往路と、上記スライダ
が上記第1前進位置から後進されたときに上記ピン体を
上記第1位置から第2位置へ案内してその第2位置で上
記係合部に係合させる第2往路とによって形成され、上
記復路は、上記スライダが上記ロック位置からその前方
の第2前進位置まで前進されたときに上記ピン体を上記
第2位置から第3位置へ案内する第1復路と、上記スラ
イダが上記第2前進位置から待機位置まで後進されたと
きに上記ピン体を上記第3位置から上記基準位置へ案内
する第2復路とによって形成されていると共に、上記ピ
ン体の上記第2位置が上記基準位置と上記第1位置及び
上記第3位置との前後方向の中間に位置しており、上記
ロック位置が上記待機位置と上記第1前進位置及び上記
第2前進位置との前後方向の中間に位置しており、 上記案内溝における上記分岐箇所の底面が、上記往路及
び上記復路の底面よりも高位になっていると共に、上記
第2往路及び上記第1復路の底面が上記分岐箇所の底面
に向かう上がり勾配の案内面に形成され、 上記検出スイッチが上記ボディに取り付けられた固定接
片及び弾性を備えた可動接片によって形成されており、
その可動接片が、上記ピン体に重ねられてそのピン体を
上記案内溝の底面に摺動可能に弾性的に押し付けている
と共に、上記ピン体が上記分岐箇所の底面に乗り上がっ
たときにそのピン体により上記可動接片が持ち上げられ
てその可動接点が上記固定接片の固定接点に接触するよ
うにそれらの可動接点と固定接点との垂直間隔が定めら
れていることを特徴とするカードコネクタ。 - 【請求項2】 上記可動接片に設けられて上記ボディに
固定された取付部に、上記カム機構のピン体が保持され
ていると共に、上記カム機構の上記カム体が上記スライ
ダに具備されている請求項1に記載したカードコネク
タ。 - 【請求項3】 上記カードが上記カードセット空間に挿
入されて上記スライダが上記ロック位置に位置決めされ
ているときにそのカードの表面に具備されている電極が
接触する接点を備えた接片が、上記ボディに設けられて
いる請求項1又は請求項2に記載したカードコネクタ。 - 【請求項4】 上記スライダが、表面に電極を備えた上
記カードの載置部を有すると共に上記ボディに設けられ
たフレームに重なって前後進可能になっており、上記ス
ライダ又は上記フレームのうちの一方に凸部が設けら
れ、他方に、上記スライダが上記ロック位置よりも後方
に位置しているときに上記凸部を嵌入させてそのスライ
ダを下降位置に設定する凹陥部と、上記スライダが上記
ロック位置よりも前方に位置しているときに上記凸部を
乗り上がらせて上記スライダを押上位置に設定する座部
とが設けられていると共に、上記スライダが下降位置に
設定されているときには、そのスライダの上記載置部に
載置された上記カードの上記電極が上記接片の接点から
離れ、上記スライダが上記押上位置に設定されていると
きには、そのスライダの上記載置部に載置された上記カ
ードの上記電極が上記接片の上記接点に接触するように
なっている請求項1又は請求項2に記載したカードコネ
クタ。 - 【請求項5】 上記フレームに、上記スライダの上記載
置部に載置された上記カードを弾性的に押し付けるカー
ド押え片が設けられている請求項4に記載したカードコ
ネクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12437297A JP3213807B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | カードコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12437297A JP3213807B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | カードコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10312854A JPH10312854A (ja) | 1998-11-24 |
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Family
ID=14883776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12437297A Expired - Fee Related JP3213807B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | カードコネクタ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3213807B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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US6572392B2 (en) | 2001-06-19 | 2003-06-03 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Push-push type card connector comprising a cam mechanism using a generally heart-shaped cam groove |
JP4028231B2 (ja) * | 2001-12-28 | 2007-12-26 | 日本圧着端子製造株式会社 | カード用コネクタのエジェクト機構 |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12437297A patent/JP3213807B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10312854A (ja) | 1998-11-24 |
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