JP3213655B2 - 非磁性一成分現像方法及び現像装置 - Google Patents
非磁性一成分現像方法及び現像装置Info
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Description
録装置などにおける感光体ドラムに形成される静電潜像
を現像する現像方法および現像装置に関する。
潜像を可視化する現像方法としては、小型複写機や小型
プリンタなどで用いられている一成分現像方法が主流に
なりつつある。
ローラ内に持たない非磁性一成分現像方法は、現像器の
小型軽量化、低価格化に有利である。一般に、従来の非
磁性一成分現像方法では、弾性を有する現像ローラによ
りトナーを搬送し、このトナーを上記現像ローラに押し
当てられるゴムブレードにより、帯電させるとともに、
その層厚を規制する。そして、この帯電ととももに層厚
が規制されたトナーを感光体ドラムの静電潜像に接触さ
せて現像を行なっている。
とがなく、また、現像ローラと感光体ドラムとが接触さ
れるため、現像電極が静電潜像に近接することになり、
文字やライン画像のシャープネスが向上し高画質な現像
を行なうことができる。
法ではトナーに十分な電荷を与えてトナーの薄層を形成
するには、現像ローラに対するゴムブレードの押圧を大
きくする必要がある。このため、たとえば、フルカラー
複写機あるいはプリンタのように、3色ないし4色のト
ナーが定着時に完全に溶け合う必要上、軟化点が低く、
かつ、柔らかいトナーを使用する場合、トナーが現像ロ
ーラやゴムブレードに固着してしまい、画像劣化を引き
起こす原因になる。
ために必要な柔らかい現像剤を使用した場合でも、現像
剤に対し固着を引き起こすような大きなストレスを与え
ないで良好に現像できる現像方法および現像装置を提供
することを目的とする。
するため、請求項1記載のものは、像担持体に対向され
て現像剤を搬送供給する現像ローラに対し、R1を非磁
性一成分現像剤粒子の投影周長と同じ周長を持つ円の直
径、R2を前記非磁性一成分現像剤粒子の投影面積と同
じ面積を持つ円の直径、Reを前記非磁性一成分現像剤
の1,000個についてのRl/R2の平均値としたと
き、前記Re≦12の範囲にある非磁性一成分現像剤を
供給ローラにより供給する供給工程と、この供給工程に
より前記現像ローラに供給される非磁性一成分現像剤、
及び供給された非磁性一成分現像剤を、前記供給ローラ
よりも前記現像ローラの現像剤搬送方向下流側に位置し
て前記現像ローラ及び前記供給ローラのそれぞれに接触
する回転ローラにより帯電させるとともに、回転ローラ
により前記現像ローラに前記現像剤の層を形成する工程
と、前記像担持体に前記帯電された現像剤を前記現像ロ
ーラにより搬送供給し、前記像担持体に形成された静電
潜像を現像する現像工程とを具備してなる。
分現像剤粒子の投影周長と同じ周長を持つ円の直径、R
2を前記非磁性一成分現像剤粒子の投影面積と同じ面積
を持つ円の直径、Reを前記非磁性一成分現像剤の1,
000個についてのRl/R2の平均値としたとき、前
記Re≦1.2の範囲にある非磁性一成分現像剤を像担
持体に供給する現像ローラと、この現像ローラに前記非
磁性一成分現像剤を供給する供給ローラと、 この供給ロ
ーラよりも前記現像ローラの現像剤搬送方向下流側に位
置して前記現像ローラ及び前記供給ローラのそれぞれに
接触され、前記供給ローラによって現像ローラに供給さ
れる非磁性一成分現像剤、及び供給された現像剤を帯電
させるとともに、前記現像ローラ上に前記現像剤の層を
形成する回転ローラとを具備してなる。
じ周長を持つ円の直径、R2 を前記非磁性一成分現像剤
粒子の投影面積と同じ面積を持つ円の直径、Re を前記
非磁性一成分現像剤の1,000個についてのR1 /R
2 の平均値としたとき、前記Re ≦1.2の範囲にある
非磁性一成分現像剤を使用し、また、現像ローラに接触
して回転する回転ローラによって現像ローラ上の非磁性
一成分現像剤を摩擦帯電させるとともに、その現像剤の
層を形成することにより、現像剤に対し固着を引き起こ
すような大きなストレスを与えることなく、良好な現像
を可能とする。
例を参照して説明する。図1は、弾性ローラを用いた接
触一成分現像法による現像装置を示す断面図である。
で、この感光体ドラム1に現像装置2が対向されてい
る。この現像装置2は非磁性一成分現像剤としてのトナ
ーtを収容する現像容器3を備え、この現像容器3内に
時計方向に回転するミキサ21を備えている。また、上
記現像容器3内には反時計方向に回転する第1のトナー
供給ローラ11が設けられ、この第1のトナー供給ロー
ラ11には帯電ブレード14が接触されている。上記第
1のトナー供給ローラ11は反時計方向に回転する現像
ローラ10に接触されている。上記現像ローラ10は上
記感光体ドラム1と約1〜4mm程度の接触幅(現像ニ
ップ)を有して接触回転し、DCバイアス電圧が印加さ
れる。上記現像ローラ10の上部側には回転ローラとし
ての第2のトナー供給ローラ12が接触されている。こ
の第2のトナー供給ローラ12には帯電ブレード15が
接触されている。上記現像ローラ10の下部側には回収
ローラ31が接触されている。上記第1のトナー供給ロ
ーラ11および第2のトナー供給ローラ12にはDCバ
イアス電圧が印加されるようになっている。
キサ21が時計方向に回転し、一成分のトナーtを攪拌
しながら第1のトナー供給ローラ11の方向に搬送す
る。この第1のトナー供給ローラ11に搬送されたトナ
ーはトナー供給ローラ11の反時計方向の回転にともな
い搬送され、帯電ブレード14により若干帯電されて現
像ローラ10に供給される。現像ローラ10上に供給さ
れたトナーtは、現像ローラ10の反時計方向の回転に
より第2のトナー供給ローラ12と現像ローラ10の当
接する位置まで運ばれる。第2のトナー供給ローラ12
は現像ローラ10に一定圧力で当接することにより現像
ローラ10上のトナー量を規制するとともにそのトナー
tを所定の極性に帯電する。この規制により現像ローラ
10上から剥ぎ取られた余剰のトナーtは第2のトナー
供給ローラ12により搬送され、帯電ブレード15によ
って帯電されたのち、再び、現像ローラ10に供給され
る。この現像ローラ10上に供給されたトナーtは現像
ローラ10の回転にともない、感光体ドラム1と対向す
る位置まで搬送される。現像ローラ10は感光体ドラム
1と約1〜4mm程度の接触幅(現像ニップ)を有して
接触回転しており、この現像ローラ10に印加されてい
るDCバイアス電圧により感光体ドラム1に形成されて
いる電荷パターンにトナーtを供給し現像する。
合法で製作した。すなわち、スチレン85部、アクリル
酸ブチル15部、アクリル酸3部のモノマー混合液を水
100部、ノニオン乳化剤(エマルゲン950)1部、
アニオン乳化剤(ネオゲンR)1.5部、過硫酸カリウ
ム0.5部の水溶液混合物に添加し、攪拌下70℃で8
時間乳化重号させ樹脂エマルジョンを得た。次に、この
樹脂エマルジョン100部に対してカーボンブラック
(リーガル330R)5部、帯電制御剤(E82)1
部、をドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1部
を含んだ水中へ投入し、ジエチルアミンを添加して、P
Hを5.5に調整後、ナノマイザで分散させた。攪拌し
ながら、90℃に昇温し、過酸化水素水を3部加えて
6.5時間重合して、重号粒子を得た。冷却、ろ過した
後、45℃で真空乾燥を10時間行なった。こうして得
られた粒子に100部に対してシリカ(R972)を外
添して、分級することにより最終的に体積平均粒子径8
μmのほぼ球形のトナーを得た。トナー形状を走査型電
子顕微鏡(明石ビームテクノロジー製)で観察したとこ
ろほぼ球形であり、形状を画像解析装置TOSPIX
((株)東芝製)で解析して形状係数を算出したとこ
ろ、Rave(Re)=1.03であった。また、同様
に重合粒子の生成条件を変えることによって、Rave
(Re)=1.20の若干表面に凹凸が存在するトナー
も得た。
ついてのR1 /R2 の平均値である。また、通常のトナ
ーの製法である粉砕法によって前記重合トナーと同じ種
類の樹脂で着色剤、帯電制御剤を含有し、シリカの外添
を行なったトナーを作製した。この粉砕トナーの体積平
均粒子径は、重合トナーと同様に8μmとなるように調
整した。この粉砕トナーの形状係数は、重合トナーの時
と同様な測定で、Rave=1.3という数値を得た。
この形状係数Reの物理的な意味合いは、1に近づく
程、球形であることを意味している。ここでは、球形形
状に近いトナーと不定形のトナーを用いた場合の比較を
実施するために、トナーの球形度合いを定量化するため
にこの形状係数Reの導入を行なった。
が120μmのフェライト系キャリアを用いてトナーの
キャリアに対する濃度を4%とし、充分摩擦帯電を行な
い、ブローオフ帯電量評価装置(東芝ケミカル製)で帯
電量を測定したところ、全てー35μC/g前後の帯電
量を得た。つまり、充分に帯電させた場合、この3種類
のトナーは飽和帯電量を示すことが確認できた。
電位−550V、現像ローラ10には現像バイアス電圧
ー200Vが印加されており、第1のトナー供給ローラ
11には、前述のようにバイアス電圧−400Vが印加
されており、同様に第2の第2のトナー供給ローラ12
にも、前述のようにバイアス電圧−400Vが印加され
ている。第1のトナー供給ローラ11、第2のトナー供
給ローラ12に印加するバイアス電圧を変化させれば現
像ローラ10に供給するトナーの量を変化することがで
きる。この電圧値は現像剤が負帯電の場合は、現像ロー
ラ10のバイアス電圧よりも低い値とするが、100V
以上の電位差がないと効果は顕著には現れない。ちなみ
に、現像ローラ10の表面は導電性ウレタンであり、第
1のトナー供給ローラ11、第2のトナー供給ローラ1
2はアルミニュームローラ11a,12a上に絶縁性の
樹脂層11b,12bを施してある。これは、現像ロー
ラ10の表面が導電性であるために、第1のトナー供給
ローラ11、第2のトナー供給ローラ12の表面が導電
性であると、多大な電流が現像ローラ10と第1のトナ
ー供給ローラ11、第2のトナー供給ローラ12との間
に流れてしまうためである。但し、各々のローラ間には
実際にはトナーtがその間に介在するために、表面が完
全な絶縁性である必要は無い。
ては導電性と弾性を有するということである。これらを
達成するためにの構造としては金属シャフト上に導電性
ゴムローラの層を形成することである。この時、感光体
ドラム1と充分な接触幅を得るためには、ゴム硬度はJ
IS規格50°以下が望ましく。また、トナーtを現像
ローラ10の表面に圧接させつつ搬送されるためには表
面の平滑性が必要となる。そのため本方式の現像ローラ
10は金属シャフト10aの周囲に弾性体層10bと表
面導電層10cの二層構成とした。前記弾性体層10b
を選択する場合、導電性のものと、そうでないものの2
通りが考えられるが、前記導電層10cの剥離やキズを
考慮して本実施例では導電性のものを選択した。表面の
導電層10cの強度が充分である場合には、絶縁層のも
のを採用しても問題は無い。但し、表面の導電層10c
にバイアス給電する方法を考慮する必要がある。また、
前記弾性体層10bはトナー供給ローラ11及び12や
感光体ドラム1と圧接されているために梱包時や長時間
放置されることによるJIS K6301に示される永
久歪み(%)も問題となり、10%を越えると画像に周
期的に画像濃度むらが発生してしまうために、弾性体層
10bの圧縮歪みは10%以下、好ましくは5%以下と
しなけれぱならない。この永久歪みとゴム硬度の関係
は、ゴム硬度が大きい程、永久歪みは小さくなるという
傾向があるので、材料のバランスが重要となる。以上の
要求を満足するものとして、本実施例では前述したよう
に導電性ウレタンを採用したが、他にも導電性EPDM
ゴムや導電性シリコンゴム等も要求される特性を満足し
ており、これらを用いることも可能である。
bは、JIS規格K6301のA型硬度計で30°の硬
度を有し、外径は18mmである。また、導電性ウレタ
ンゴムの電気抵抗値は、上記の弾性ローラを直径60m
mのステンレス製のローラと接触幅が2mmになるよう
に平行配置し、両ローラの金属シャフト間に100Vの
電位差を設けたとき観測される電流を測定することによ
って算出した結果、4×103 Ω・cmであった。また、
永久歪みはJIS規格K6301に示される測定方法を
用いて測定した結果、3.8%であった。次に導電層1
0cは直接トナーtや感光体ドラム1に接触するため、
可塑剤、可硫剤、プロセスオイル等の染みだしによりト
ナーtや感光体ドラム1を汚染しないものでなければな
らず、また表面の平滑性については3μmRz 以下が望
ましく、それ以上になると表面の凹凸の模様が画像に現
れやすくなる。本実施例では、前述の導電性ウレタンゴ
ムから成る弾性体層10bの表面に導電性ポリウレタン
塗料を塗布し、乾燥後、熱処理を行ない形成した。導電
性ポリウレタン塗料は、ポリウレタン樹脂中に導電性カ
ーボン微粒子を分散することにより、103 Ω・cm程度
の導電性を持ったものである。
ー供給ローラ12の回転方向は現像ローラ10と同方
向、つまりアゲインストで接している。現像ローラ10
と、第2のトナー供給ローラ12は、食込み量0でギャ
ップ0である。現像ローラ10と、第1のトナー供給ロ
ーラ11は、現像ローラ10上の現像後の残留トナーに
よるメモリ等を除去する必要がある場合はギャップ0で
食込ませ、現像後の残留トナーを欠き取る効果を兼ね備
える事ができる。しかし、現像後の位置に現像ローラ1
0に印加するよりも高いバイアス電圧を印加したローラ
31を近接させるなどの手段で現像後の残留トナー(メ
モリ)を除去できれば、第2のトナー供給ローラ12と
同様に食込み量0とすることができ、これにより現像ロ
ーラ10の回転に変動を与えるような悪影響も無くな
る。この場合、ローラ31にはアルミニュームローラ3
1a上に絶縁膜31bを施したローラを使用する。この
絶縁処理は、現像ローラ10の表面が導電性のため、ロ
ーラ31との間に電位差が生じているので、過大な電流
がローラ31へ流れるのを防ぎ、現像ローラ10の電位
を維持するために必要である。
帯電ブレード14,15の材質は燐青銅で、厚さは0.
2〜0.5mm、現像ローラ10に対する押し付け圧は
10〜20g/cmが適当である。但し、これは実施例
の条件であり、トナーtに帯電を付与でき、且つトナー
層の規制が可能であるなら、この構成或いはこの数値に
拘る必要はない。
器に重合法で作製した2種類の略球形のトナーに関し
て、画像出し実験を行なった。それぞれの回転速度は、
現像ローラ10の回転数を1とすると、それに対して第
1のトナー供給ローラ11は1〜2.5倍、第2のトナ
ー供給ローラ12は0.2〜2倍で回転させることによ
り、最適な条件を設定することができる。上記速度比が
0.2より小さいとトナーの帯電不良をおこす。2より
大きいと現像ローラ10上に固着をおこしてしまう。上
記の条件により現像ローラ10の表面に形成されるトナ
ー層の安定化、ならびに正規の極性に帯電されたトナー
の搬送量を大幅に増加させることが可能となり、これに
より感光体ドラム1との周速差を従来の1.5〜2倍を
1〜1.5倍に落とすことも可能となった。この低周速
比化によって、感光体ドラム1の回転変動が極端に少な
くなり、画像ジッタの少ない均一な濃度の画像が得られ
た。これは、球形に近いトナーであるために、トナーの
ころがり抵抗が減少し、現像ローラ10及び第1のトナ
ー供給ローラ11、第2のトナー供給ローラ12の回転
トルクの絶対値が少なくなったためと、滑らかな回転が
可能になったために、トルク変動も少なくなったためと
考えられる。更に、トナーのころがり抵抗が減少したた
めに、トナーに作用する機械的なストレスも減少したた
めに、トナーの現像ローラ10や第1のトナー供給ロー
ラ11、第2のトナー供給ローラ12に対する固着減少
も観察されなかった。
ーを用いて、画像出し実験を行なった。それぞれのロー
ラの回転速度を略球形トナーと同一の条件で実施する
と、画像はかぶりが顕著に発生し、画像ジッタも略球形
トナーの場合より目立った。かぶりを低減するために、
第2のトナー供給ローラ12の回転速度を現像ローラ1
0の5倍に設定したところ、かぶりの低減はある程度達
成されたが、さらに画像ジッタの増大を招いた。そこ
で、トナーの摩擦帯電をさらに促進させるために、第2
のトナー供給ローラ12の現像ローラ10への押圧力を
更に高めた。この結果、初期的にはかぶりの少ない画像
が得られたが、感光体回転変動による画像ジッタが増大
した。また、数百枚のランニング画像出しで、画像濃度
の低下とかぶりの増大を引き起こした。これは、現像ロ
ーラ10およびトナー供給ローラ11へのトナー固着が
原因であることが、確認された。上記したトナーの形状
係数Reと感光体ドラム1のカブリおよび画像ジッタと
の関係を表にして示すと以下の如くである。
数Reが1.03と1.20のトナーを用いた場合に
は、感光体ドラム1上のかぶり、および画像ジッタとも
少なく、良好な画像が得られる。
用いた場合には、感光体ドラム1上のかぶりはやや低減
するが、画像ジッタが大きく、さらに、形状係数Reが
1.42のトナーを用いた場合には、感光体ドラム1上
のかぶり、および画像ジッタとも大きくなり、画像が不
良になる。
1.20以下のトナを用いて現像し良好は画像を得るこ
とを可能にする。なお、本発明の現像装置は上記一実施
例に限られず、図2に示すようなものであっても良い。
ては、同一番号を付してその説明を省略する。現像ロー
ラ10にはトナー供給ローラ11が接触されている。前
記現像ローラ10とトナー供給ローラ11との間には、
これら両者に接触して従動回転する回転ローラ32が設
けられている。
サ21が時計方向に回転し、一成分のトナーtを攪拌し
ながらトナー供給ローラ11に搬送する。トナー供給ロ
ーラ11に搬送されたトナーtはトナー供給ローラ11
の反時計方向の回転にともない搬送され、前記トナー供
給ローラ11に従動する回転ローラ32と接触し、摩擦
帯電される。この摩擦帯電されたトナーtは前記トナー
供給ローラ11の回転により、さらに搬送されて現像ロ
ーラ10へと送られて接触して摩擦帯電される。そし
て、この現像ローラ10上に供給されたトナーは、現像
ローラ10の反時計方向の回転により再び、回転ローラ
32へと搬送されて接触し十分に帯電されるとともに層
厚も規制される。
が一定に規制されたトナー層は現像ローラ10の回転に
より感光体ドラム1へと搬送され、感光体ドラム1に形
成された静電潜像に接触して現像する。
ューム製のローラ32aと、このローラ32a上に設け
られた絶縁層32bとによって構成されている。上記絶
縁層32bは少なくともトナーtの適正な帯電を損なわ
ない材質を選択する必要がある。たとえば、メラミン樹
脂コート、ポリイミド樹脂コート、シリコンゴム被膜な
どが適している。回転ローラ32の表面はトナーtとの
離けい性を良くするため、表面粗さが小さい方がよく、
Rz=1.5以下が望ましい。
0とトナー供給ローラ11の回転に伴い、従動するた
め、両ローラ10,11の周速が異なっていても特に問
題はない。
のローラ32aにバイアス電圧を印加することによって
トナーtが回転ローラ32上に層形成することを防ぐこ
とができる。
トナー供給ローラ11に印加しているバイアス電圧よ
り、負極性で大きな絶対値のバイアス電圧を印加する必
要がある。
アス電圧が印加されている。現像ローラ10上に形成さ
れたトナー層は現像ローラ10の回転にともない、さら
に感光体ドラム1と対向する位置まで搬送され、この現
像ローラ10に印加されているDCバイアス電圧により
感光体ドラム1に形成されている電荷パターンを現像す
る。
示した重合法で製作した負帯電トナーで、体積粒径8μ
mである。感光体ドラム1は有機感光体を使用し表面電
位−550V、現像ローラ10には現像バイアス電圧−
200Vが印加されており、トナー供給ローラ11に
は、バイアス電圧−400Vが印加されている。トナー
供給ローラ11に印加するバイアス電圧を変化させれば
現像ローラ10に供給するトナーの量を変化することが
できる。この電圧値は現像剤が負帯電の場合は、現像ロ
ーラ10のバイアス電圧よりも低い値とするが、100
V以上の電位差がないと効果は顕著には現れない。ちな
みに、現像ローラ10の表面は上記一実施例と同様に導
電性ウレタンであり、トナー供給ローラ11はアルミロ
ーラ11a上に絶縁膜11bを施してある。トナー供給
ローラ11の回転方向は現像ローラ10と同方向、つま
りアゲインストで接している。現像ローラ10とトナー
供給ローラ11とのギャップは、現像ローラ10上の現
像後の残留トナーによるメモリ等を除去する必要がある
場合はギャップ0で食込ませ、現像後の残留トナーを欠
き取る効果を兼ね備える事ができる。しかし、現像後の
位置に現像ローラ10に印加するよりも高いバイアス電
圧を印加した従動ローラ31を近接させるなどの手段に
より、現像後の残留トナー(メモリ)を除去できれば、
食込み量0とすることができ、これにより現像ローラ1
0の回転に変動を与えるような悪影響も無くなる。この
場合、従動ローラ31にはアルミニューム製のローラ3
1a上に絶縁膜31bを施したローラを使用する。ま
た、それぞれの回転速度は現像ローラ10の回転数を1
とすると、それに対してトナー供給ローラ11は0.2
〜2倍で回転させることにより、最適な条件を設定する
ことができる。上記速度比が0.2より小さいとトナー
tの帯電不良を起こす。上記速度比が2より大きいと現
像ローラ10上にトナーの固着を起こしてしまう。
形成されるトナー層の安定化、ならびに正規の極性に帯
電されたトナーtの搬送量を大幅に増加させることが可
能となり、これにより感光体ドラム1との周速差を従来
の1.5〜2倍を1〜1.5倍に落とすことも可能とな
る。
10と感光体ドラム1の周速比を1〜1.5倍に落とし
た場合でも、回転ローラ32の作用により、トナーtの
充分な帯電が確保されるために、充分な画像濃度で少な
いかぶりの鮮明な画像を得ることが可能であった。ま
た、現像ローラ10の低周速化により、感光体ドラム1
の回転変動も抑えられ、画像ジッタの少ない均一な画像
濃度が得られた。
が正帯電のトナーの場合はそれぞれ印加するバイアス電
圧が現像ローラ10の現像バイアス電圧の値に対して負
帯電現像剤の場合とは逆の値になるのは言うまでもな
い。
カラー画像を形成するために必要な柔らかい現像剤に対
して現像剤固着を引き起こす大きなストレスを与えず、
充分な画像濃度とかぶりのない画像が得られる。
触する供給ローラと、前記現像ローラと供給ローラとの
双方に接触して回転し現像剤を摩擦帯電させるととも
に、現像剤の層を形成する回転ローラを具備するから、
前記供給ローラへの現像剤の安定供給と摩擦帯電確率が
増大し、安定した画像を得ることができる。
構成図。
的構成図。
1…第1のトナー供給ローラ(供給手段)、12…第2
のトナー供給ローラ(回転ローラ)、32…回転ロー
ラ。
Claims (5)
- 【請求項1】 像担持体に対向されて現像剤を搬送供給
する現像ローラに対し、R1を非磁性一成分現像剤粒子
の投影周長と同じ周長を持つ円の直径、R2を前記非磁
性一成分現像剤粒子の投影面積と同じ面積を持つ円の直
径、Reを前記非磁性一成分現像剤の1,000個につ
いてのRl/R2の平均値としたとき、前記Re≦12
の範囲にある非磁性一成分現像剤を供給ローラにより供
給する供給工程と、 この供給工程により前記現像ローラに供給される非磁性
一成分現像剤、及び供給された非磁性一成分現像剤を、
前記供給ローラよりも前記現像ローラの現像剤搬送方向
下流側に位置して前記現像ローラ及び前記供給ローラの
それぞれに接触する回転ローラにより帯電させるととも
に、回転ローラにより前記現像ローラに前記現像剤の層
を形成する工程と、 前記像担持体に前記帯電された現像剤を前記現像ローラ
により搬送供給し、前記像担持体に形成された静電潜像
を現像する現像工程と、を具備してなることを特徴とす
る非磁性一成分現像方法。 - 【請求項2】 Rlを非磁性一成分現像剤粒子の投影周
長と同じ周長を持つ円の直径、R2を前記非磁性一成分
現像剤粒子の投影面積と同じ面積を持つ円の直径、Re
を前記非磁性一成分現像剤の1,000個についてのR
l/R2の平均値としたとき、前記Re≦1.2の範囲
にある非磁性一成分現像剤を像担持体に供給する現像ロ
ーラと、 この現像ローラに前記非磁性一成分現像剤を供給する供
給ローラと、 この供給ローラよりも前記現像ローラの現像剤搬送方向
下流側に位置して 前記現像ローラ及び前記供給ローラの
それぞれに接触され、前記供給ローラによって現像ロー
ラに供給される非磁性一成分現像剤、及び供給された現
像剤を帯電させるとともに、前記現像ローラ上に前記現
像剤の層を形成する回転ローラと、 を具備してなることを特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 前記供給ローラは表面に絶縁層を有する
ことを特徴とする請求項2記載の現像装置。 - 【請求項4】 前記現像ローラの回転速度に対し前記回
転ローラの回転速度を0.2〜2倍の速度で回転させる
回転手段をさらに有することを特徴とする請求請2記載
の現像装置。 - 【請求項5】 前記現像ローラは弾性体層と、この弾性
体層の表面に導電層を有し、前記供給ローラは表面に絶
縁層を有し、前記回転ローラは金属ローラとこの金属ロ
ーラ上に設けられる絶縁層を有することを特徴とする請
求請2記載の現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22745093A JP3213655B2 (ja) | 1992-09-24 | 1993-09-13 | 非磁性一成分現像方法及び現像装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-255105 | 1992-09-24 | ||
JP25510592 | 1992-09-24 | ||
JP22745093A JP3213655B2 (ja) | 1992-09-24 | 1993-09-13 | 非磁性一成分現像方法及び現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06175487A JPH06175487A (ja) | 1994-06-24 |
JP3213655B2 true JP3213655B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=26527673
Family Applications (1)
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JP22745093A Expired - Fee Related JP3213655B2 (ja) | 1992-09-24 | 1993-09-13 | 非磁性一成分現像方法及び現像装置 |
Country Status (1)
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-
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