JP3213182B2 - シフトレバー装置のハウジング - Google Patents

シフトレバー装置のハウジング

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JP3213182B2
JP3213182B2 JP27921794A JP27921794A JP3213182B2 JP 3213182 B2 JP3213182 B2 JP 3213182B2 JP 27921794 A JP27921794 A JP 27921794A JP 27921794 A JP27921794 A JP 27921794A JP 3213182 B2 JP3213182 B2 JP 3213182B2
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    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0213Selector apparatus with sealing means, e.g. against entry of dust
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば車両に設置される
シフトレバー装置のハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の変速機をシフトするためのシフ
トレバー装置のうち、自動変速機に用いられるシフトレ
バー装置では、シフトレバーを操作することにより複数
の変速モードの中から運転者が任意に選択できるように
なっている。
【0003】このシフトレバー装置では、選択された変
速モードがアッパハウジングのシフトレバー側方に設け
られたインジケータプレートのシフト位置表示用の文
字、及び表示窓によって視認できるようになっている。
インジケータプレートは通常透明の板材、例えばポリカ
ーボネート製シートなどによって形成されており、さら
に、その表面にはシフトレンジを示す文字、及びシフト
レンジに対応した表示窓の各部位から成る表示面を除い
て全面に一旦不透明に印刷がされた後に、前記シフトレ
ンジを示す文字の部分に半透明の印刷がされている。こ
のインジケータプレートは前記アッパハウジングの内部
に取り付けられ固定される。
【0004】また、シフトレバーが運転者によって操作
されるときに、シフトレバーが貫通しているアッパハウ
ジングの開口部に異物が入り込まないように、カバース
ライドが設けられている。通常カバースライドは、アッ
パハウジングと同系色の比較的柔軟な樹脂性の板材でで
きており、アッパハウジング内にシフトレバーと共に移
動可能に取り付けられている。
【0005】ここで、インジケータプレートやカバース
ライドをアッパハウジングの内部に固定するための構造
には例えば図7に示す様な構造がある。
【0006】図7に示すようなこの種のアッパハウジン
グ100は、例えばABS樹脂等によって一体的に形成
され、車両の床面のプレート上に図中の底壁102の裏
面が運転者から見えるよう、則ち、図とは天地逆の状態
で固定される。
【0007】アッパハウジング100の形状は自動車の
車種によって様々である。通常は底壁102が平面、も
しくは曲面とする略ボックス状を形成しているが、図示
のアッパハウジング100の底壁102は曲面を形成し
ている。
【0008】底壁102には開口部110が形成されて
いる。この開口部110はインジケータプレート104
の表示面112が運転者から視認できるよう、表示面1
12に合わせた形状となっている。
【0009】開口部110の両側方にはインジケータプ
レート104の形状に合わせて一対のガイドレール10
6、108が設けられている。このガイドレール10
6、108は断面L字状で互いに対向しており、各々の
ガイドレール106、108でインジケータプレート1
04を把持できる形状となっている。インジケータプレ
ート104をアッパハウジング100の内部に取り付け
る際には、ガイドレール106、108に沿ってインジ
ケータプレート104を挿入することにより案内されて
保持される。
【0010】開口部110の長手方向の端部付近にはス
トッパ114、116が形成されている。インジケータ
プレート104はガイドレール106、108に挿入さ
れ、所定位置に達するとストッパ114、116によっ
て長手方向に変位しないよう固定される。即ち、インジ
ケータプレート104は、ガイドレール106、108
とストッパ114、116によって固定され、この固定
状態ではいずれの方向にも移動しないように構成されて
いる。
【0011】一方、ガイドレール108の側方には開口
部136が形成されている。この開口部136の両側方
には一対のガイドレール142、144が設けられてい
る。このガイドレール142、144は断面L字状で互
いに対向しており、各々のガイドレール142、144
でカバースライド138を把持できる形状となってい
る。カバースライド138は中央部に開口部146を形
成している。この開口部146と開口部136にはシフ
トレバー(図示省略)が貫通し、カバースライド138
はシフトレバーに連動し、ガイドレール142、144
に沿ってスライド移動する構成となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のアッ
パハウジング100ではインジケータプレート104を
アッパハウジング100の内部に取り付ける際、まず、
インジケータプレート104をアッパハウジング100
の側壁124、及びストッパ114を通過し、ガイドレ
ール106、108の下端部130、132に向かい斜
め下方に進行させ、インジケータプレート104の端部
134をガイドレール106、108の下端部130、
132に係合させた後にインジケータプレート104の
端部134がストッパ116に接触するまでインジケー
タプレート104をスライドさせる。
【0013】しかしながら従来のアッパハウジング10
0は、インジケータプレート104を挿入開始直後では
側壁124を通過するときに側壁124の上部126と
インジケータプレート104の表示面112が接触した
場合、インジケータプレート104の表示面112に擦
り傷が生じる。またインジケータプレート104の後端
が側壁124を通過した後にはストッパ114の上部1
28とインジケータプレート104の表示面112が接
触した場合、やはりインジケータプレート104の表示
面112に擦り傷が生じるという問題がある。
【0014】インジケータプレート104の表示面11
2が側壁124の上部126、及びストッパ114の上
部128に接触しないようにするためには、図7及び図
8に示すようにインジケータプレートの挿入角度θを大
きくすればよい。則ち、インジケータプレート104を
点線部分104Aに示す如くなるべく高い位置まで作業
者が持ち上げ、挿入させれば良い。
【0015】しかしこの場合、作業者はインジケータプ
レート104の表示面112が側壁124の上部12
6、及びストッパ114の上部128に接触しないよう
常に注意をはらう必要があるため、取付工程での作業効
率が低下する。また、インジケータプレート104をな
るべく高い位置まで持ち上げることは則ち、インジケー
タプレート104をより屈曲させることであるため、こ
の屈曲に耐えうるだけの弾性を有する材質を選択しなけ
ればならない。このため、材質の選択の幅が狭くなり、
コスト高の要因ともなる。
【0016】また、側壁124の高さを極力小さくする
ことで、進入角度θを大きくすることなく、インジケー
タプレート104の表示面112と側壁124の上部1
26が接触しない形状を得ることもできる。しかしこの
場合、アッパハウジング100の設計に制限をうけるだ
けでなく、インジケータプレート104の後端が側壁1
24を通過した後にストッパ114の上部128とイン
ジケータプレート104の表示面112が接触する可能
性が考えられ、この場合擦り傷については解決しない。
【0017】さらに、アッパハウジング100の底壁1
02にインジケータプレート104を一体的にインサー
ト成形する方法もある。しかしながらこの場合には、特
殊な工程を必要とするためコスト高となる。
【0018】また、カバースライド138をアッパハウ
ジング100内に取り付ける際にも同様の問題が生じて
いる。則ち、カバースライド138挿入開始直後では側
壁140を通過するときに側壁140の上部141とカ
バースライド138の表面が接触し、カバースライド1
38の表面に擦り傷が生じるという問題がある。
【0019】本発明は上記事実を考慮し、インジケータ
プレート及びカバースライドをアッパハウジングの内部
に取り付ける際に、インジケータプレートの表示面及び
カバースライドの表面の擦り傷を防止することができ、
且つ、インジケータプレートやカバースライドの取付工
程の作業性を低下させることなく、低コストで実現可能
なシフトレバー装置のハウジングを得ることが目的であ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシフトレ
バー装置のハウジングでは、プレートの表面を露出する
開口部の長手方向に沿って一対のガイドレールが設けら
れ、前記ガイドレールの一端部から挿入された前記プレ
ートが、前記ガイドレールによって案内されると共に支
持されるシフトレバー装置のハウジングにおいて、前記
開口部よりも前記プレートの挿入側に設けられ、前記プ
レート挿入時に前記プレートの前記表面以外の幅方向両
端部を支持する凹形状に形成された案内部材を備えたこ
とを特徴とする。
【0021】請求項2記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、インジケータプレートの表示面を外部に露出
するための開口部の長手方向に沿って一対のガイドレー
ルが設けられ、前記ガイドレールの一端部から挿入され
た前記インジケータプレートが、前記ガイドレールによ
って案内されると共に、前記開口部の前記インジケータ
プレート挿入側の端部に設けられたストッパと前記ガイ
ドレールによってインジケータプレートが支持されるシ
フトレバー装置のハウジングにおいて、前記ストッパよ
りも前記インジケータプレート挿入側に設けられ、前記
インジケータプレート挿入時に前記インジケータプレー
トの前記表示面以外の幅方向両端部を支持する凹形状に
形成された案内壁と、前記挿入されるインジケータプレ
ートの幅方向両端部に対応して前記案内壁と前記ストッ
パとの間に設けられ、前記インジケータプレート挿入時
に前記インジケータプレートと前記ストッパとの間に隙
間を確保する状態で前記インジケータプレートの前記表
示面以外の幅方向両端部を支持する一対の突起と、を備
えたことを特徴とする。
【0022】請求項3記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、シフトレバーと共に移動するカバースライド
の表面を外部に露出する開口部の長手方向に沿って一対
のガイドレールが設けられ、前記ガイドレールの一端部
から挿入された前記スライドガバーが、前記ガイドレー
ルによってスライド移動可能に支持されるシフトレバー
装置のハウジングにおいて、前記開口部よりも前記カバ
ースライド挿入側に設けられ、前記カバースライド挿入
時に前記カバースライドの前記表面以外の幅方向両端部
を支持する凹形状に形成された案内壁を備えたことを特
徴とする。
【0023】
【作用】請求項1記載のシフトレバー装置のハウジング
では、プレートは挿入時に案内部材によって表面以外の
幅方向両端部のみを支持されて、表面の開口部から露出
する部分の下方に隙間を確保しつつガイドレールに挿入
される。
【0024】このように、請求項1記載のシフトレバー
装置のハウジングにおいては、プレートはハウジングの
各部位との接触による表面の擦り傷を生じることなく挿
入されてハウジング内に固定される。
【0025】請求項2記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、インジケータプレートは挿入時にインジケー
タプレート案内壁によって表示面以外の幅方向両端部の
みを支持されて、表示面とインジケータプレート案内壁
との間に隙間を確保しつつガイドレールに案内され、さ
らに、一対の突起によってインジケータプレートの表示
面以外の幅方向両端部を支持されて、表示面とストッパ
との間に隙間を確保しつつガイドレールに挿入される。
【0026】このように、請求項2記載のシフトレバー
装置のハウジングにおいては、インジケータプレートは
ストッパ等の他の部位との接触による表示面や表面の擦
り傷を生じることなく挿入されてハウジング内に固定さ
れる。
【0027】請求項3記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、カバースライドは案内壁によって幅方向両端
部を支持されて、表面と案内壁との間に隙間を確保しつ
つガイドレールに案内され、表面に隙間を確保しつつガ
イドレールに挿入される。
【0028】このように、請求項3記載のシフトレバー
装置のハウジングにおいては、カバースライドは側壁と
の接触による表面の擦り傷を生じることなく挿入されて
ハウジング内に配置される。
【0029】
【実施例】アッパハウジング10は例えばABS樹脂等
によって略ボックス状に一体的にて形成されている。
【0030】アッパハウジング10の底壁16には開口
部32が形成されている。この開口部32はプレートと
してのインジケータプレート12の表示面14が運転者
から視認できるよう、インジケータプレート12の表示
面14に合わせた形状となっている。インジケータプレ
ート12の表面には、車両の変速機の変速モードである
シフトレンジを示す文字、及びシフトレンジに対応した
表示窓の各部位から成る表示面14(図中の点線の内
側)を除いて全面に一旦不透明に印刷がされた後に前記
シフトレンジを示す文字の部分に半透明の印刷されてい
る。
【0031】開口部32の長手方向側方にはインジケー
タプレート12の形状に合わせて一対のガイドレール2
8、30が長手方向平行に設けられている。このガイド
レール28、30は断面L字状で互いに対向しており、
各々のガイドレール28、30でインジケータプレート
12を把持できる形状となっている。ガイドレール2
8、30の下端部44、46から挿入されたインジケー
タプレート12はガイドレール28、30に案内されて
幅方向、及び上下方向に移動しないよう固定される。
【0032】開口部32の長手方向の両端部にはストッ
パ34、36が形成されている。インジケータプレート
12はガイドレール28、30に挿入され、所定位置に
達すると、ストッパ34、36によって長手方向に移動
しないよう固定される。即ち、ガイドレール28、30
とストッパ34、36によってインジケータプレート1
2は固定され、いずれの方向にも移動しない構成となっ
ている。
【0033】ストッパ34のインジケータプレート挿入
側には案内壁18が設けられている。案内壁18の上部
は図2に示すように略V字状に切欠部22が形成されて
いる。切欠部22の端部24と端部26の間の切欠幅E
はインジケータプレート12の幅D2 よりも大きく設定
され、インジケータプレート12の幅方向の端部56、
58を支持し、インジケータプレート12の表示面14
との間に隙間を確保する形状となっている。
【0034】ストッパ34と案内壁18との間の底壁1
6には突起38、40が形成されている。図3に示すよ
うに、突起38と突起40との間隔Dはインジケータプ
レート12の表示面14の幅D1 より大きく、インジケ
ータプレート12の幅D2 より小さく設定され、インジ
ケータプレート12の幅方向の端部56、58を支持す
る形状となっている。また、突起38、40はインジケ
ータプレート12の表示面14とストッパ34との間に
隙間を確保するため、図4に示すようにストッパ34の
上部42とガイドレール28の下端部44とを結んだ線
Sの延長線よりも高く設定されている。また、突起40
に関しても突起38と同様にストッパ34の上部42と
ガイドレール30の下端部46とを結んだ線Sの延長線
よりも高く、その高さは突起38と等しくなるよう設定
されている。
【0035】また、ガイドレール30の側方には開口部
48が形成されている。この開口部48の長手方向側方
にはカバースライド52の形状に合わせて一対のガイド
レール50、51が長手方向平行に設けられている。こ
のガイドレール50、51は断面L字状で互いに対向し
ており、各々のガイドレール50、51でシフトレバー
(図示省略)に連動するカバースライド52を把持でき
る形状となっている。カバースライド52の中央部には
開口部54が形成されており、この開口部54と開口部
48はシフトレバーが貫通する。ガイドレール50、5
1に挿入されたカバースライド52はガイドレール5
0、51に案内され、スライド移動可能に保持される。
【0036】以上の構成のアッパハウジング10は、イ
ンジケータプレート12、及びカバースライド52を挿
入後にインジケータプレートの表示面14が運転者に視
認できるよう、車両の床面のプレート上に図とは天地逆
の状態で固定される。
【0037】次に本実施例の作用を説明する。図4に示
す如くインジケータプレート12はガイドレール28、
30に挿入される際に、上部にインジケータプレート1
2の表示面14以外の幅方向の端部56、58を支持す
るよう、略V字状の切欠部22が形成された案内壁18
によってガイドレール28、30に案内される。この
時、インジケータプレート12の表示面14と案内壁1
8の上部との間には隙間が確保されているため、インジ
ケータプレート12は表示面14を案内壁18の上部と
を接触させることなくガイドレール28、30の下端部
44、46に案内される。
【0038】次に、案内壁18の上部を通過したインジ
ケータプレート12は、図5に示す如くストッパ34の
上部42を通過する。
【0039】この場合、前述したように案内壁18とス
トッパ34との間に設けた突起38、40によってイン
ジケータプレート12は、インジケータプレート12の
表示面14以外の幅方向の端部56、58を支持されな
がらガイドレール28、30に挿入される。突起38、
40はインジケータプレート12の表示面14がストッ
パ34の上部42に接触しないように、突起38、40
にそれぞれ対向するガイドレール28、30の下端部4
4、46とストッパ34の上部42とを結んだ線Sの延
長線よりも高く形成されている。従って、インジケータ
プレート12の表示面14とストッパ34の上部42と
の間には隙間が確保され、インジケータプレート12は
表示面14をストッパ34と接触させることなくガイド
レバー28、30に挿入される。
【0040】ガイドレール28、30に挿入されたイン
ジケータプレート12は、所定位置まで挿入されるとイ
ンジケータプレート12の先端部54がストッパ36に
当接し、ガイドレール28、30、及びストッパ34、
36によって、いずれの方向にも移動しないよう固定さ
れる。
【0041】このように、本実施例に係るアッパハウジ
ング10では、インジケータプレート12がガイドレー
ル28、30に挿入される際に、インジケータプレート
12の表示面14と案内壁18、及びストッパ34との
間に隙間が確保されるため、インジケータプレート12
の表示面14に案内壁18、及びストッパ34との接触
による擦り傷を生じることなくガイドレール28、30
に挿入することができる。
【0042】また、インジケータプレート12をアッパ
ハウジング10に取り付ける工程において、作業者はイ
ンジケータプレート12を案内壁18や突起38、40
に支持させながら作業を行えるため、インジケータプレ
ート12を持ち上げる等の余計な注意をはらう必要がな
く、作業効率を低下させることがない。
【0043】さらにインジケータプレート12の表示面
14とストッパ34の上部42との間に形成される隙間
は突起38、40の高さで決めることができるため、隙
間を極力小さくすることで、進入角度の増加を最小限に
抑えることができる。従って、インジケータプレート1
2の材質は従来と同様に選択でき、低コストにより製作
できる。
【0044】さらにまた、案内壁18に略V字状の切欠
部22を設け、底壁16に突起38、40を設けるだけ
で良いため、従来のアッパハウジングと同様の工程で製
造でき、且つ、従来のアッパハウジングにも流用が可能
である。従って、低コストで実現可能である。
【0045】なお、本第1実施例においては切欠部22
が略V字状であったが、インジケータプレート12の幅
方向両端部56、58を支持することでインジケータプ
レート12の表示面14との間に隙間が確保できる形状
であれば良く、例えば切欠部22が曲面であっても良
く、さらにインジケータプレート12の表示面14の幅
1 に相当する部分のみ矩形に切り取っても良い。これ
らの場合であってもインジケータプレート12の表示面
14と案内壁18の上部との間に空間が形成されるた
め、本第1実施例と同様の効果を有する。
【0046】次に本発明のその他の実施例について説明
する。なお、前記第1実施例と基本的に同一の部位に関
しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0047】図6には本発明の第2実施例に係るアッパ
ハウジング60の一部が破断した斜視図が示されてい
る。
【0048】アッパハウジング60では、前記第1実施
例と同様に、開口部32、ガイドレール28、30、及
びストッパ34、36が設けられており、インジケータ
プレート12がガイドレール28、30とストッパ3
4、36によっていずれの方向にも移動しないように固
定されている。また、ストッパ34のインジケータプレ
ート挿入側には前記第1実施例と同様に案内壁18が設
けられている。
【0049】一方、ガイドレール30の側方には開口部
48が形成されており、この開口部48の長手方向側方
には一対のガイドレール50、51が長手方向平行に設
けられている。このガイドレール50、51は断面L字
状で互いに対向しており、各々のガイドレール50、5
1でシフトレバー(図示省略)に連動するカバースライ
ド52を把持できる形状となっている。カバースライド
52の中央部には開口部54が形成されており、この開
口部54とアッパハウジング60の開口部48にはシフ
トレバーが貫通する。ガイドレール50、51に挿入さ
れたカバースライド52はガイドレール50、51に案
内され、スライド移動可能に保持される。
【0050】開口部48のカバースライド挿入側には案
内壁62が設けられている。この案内壁62は案内壁1
8と同様に、上部には略V字状に切欠部64が形成され
ている。切欠部64の切欠幅はカバースライド52の幅
よりも大きく設定され、カバースライド52挿入時には
カバースライド52の幅方向の端部66、68を支持
し、カバースライド52の表面70との間に隙間を確保
する形状となっている。
【0051】以上の構成のアッパハウジング60は、イ
ンジケータプレート12、及びカバースライド52を挿
入後にインジケータプレートの表示面14が運転者に視
認できるよう、車両の床面のプレート上に図とは天地逆
の状態で固定される。
【0052】本第2実施例に係るアッパハウジング60
は前記第1実施例のアッパハウジング10と同様の作
用、効果を有するにのみならず、カバースライド52が
ガイドレール51、52に挿入される際にも、案内壁6
2がカバースライド52の表面70に擦り傷を生じさせ
ずにガイドレール50、51に案内する。
【0053】すなわち、カバースライド52挿入時に
は、カバースライド52の幅方向の端部66、68を支
持するように略V字状の切欠部64が形成された案内壁
62によってガイドレール51、52に案内される。こ
の時、カバースライド52の表面70と案内壁62との
間には隙間が確保されているため、カバースライド52
は表面70を案内壁18の上部とを接触させることなく
ガイドレール51、52に案内される。従って、カバー
スライド52挿入時には、カバースライド52は案内壁
62の略V字状の切欠部64に端部66、68を支持さ
れてガイドレール50、51に挿入されるため、カバー
スライド52の表面70はアッパハウジング60のいず
れの部位とも接触することなく、擦り傷を生じることが
ない。
【0054】なお、本第2実施例においても切欠部64
が略V字状であったが、前記第1実施例と同様にカバー
スライド52の幅方向両端部66、68を支持すること
でカバースライド52の表面との間に隙間が確保できる
形状であれば良く、例えば切欠部64が曲面であっても
良く、さらにカバースライド52の表面の幅に相当する
部分のみ矩形に切り取っても良い。これらの場合であっ
てもカバースライド52の表面と案内壁62の上部との
間に空間が形成されるため、本第2実施例と同様の効果
を有する。
【0055】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るシフト
レバー装置のハウジングは次に記す効果を有する。
【0056】請求項1記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、プレート挿入時にハウジングの各部位との接
触による表面の擦り傷を生じることなく挿入されてハウ
ジング内に配置することができる。
【0057】また、プレートの取付工程において、作業
者はプレートを案内壁や突起に支持させながら作業を行
えるため、プレートを持ち上げる等の余計な注意をはら
う必要がなく、作業効率を低下させることがない。
【0058】さらに、案内部材を設けるだけで実現可能
であり、従来のハウジングと同様の工程で製造できるた
め低コストで実現可能である。
【0059】請求項2記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、インジケータプレート挿入時にストッパ等と
の接触による表示面の擦り傷を生じることなくハウジン
グ内に固定することができる。
【0060】また、インジケータプレートの取付工程に
おいて、作業者はインジケータプレートを案内壁や突起
に支持させながら作業を行えるため、インジケータプレ
ートを持ち上げる等の余計な注意をはらう必要がなく、
作業効率を低下させることがない。
【0061】さらに、表示面とストッパの上部との間に
形成される隙間は突起の高さで決めることができるた
め、隙間を最小限にすることで進入角度の増加を最小限
に抑えることができる。従って、インジケータプレート
は従来と同様の材質を選択でき、コスト高を招くことは
ない。
【0062】さらにまた、凹字状の切込みと突起を設け
るだけで実現可能であり、従来のハウジングと同様の工
程で製造できるため低コストで実現可能である。
【0063】請求項3記載のシフトレバー装置のハウジ
ングでは、カバースライド挿入時に側壁等との接触によ
る表面の擦り傷を生じることなくハウジング内に配置す
ることができる。
【0064】また、カバースライドの取付工程におい
て、作業者はカバースライドを案内壁に支持させながら
作業を行えるため、カバースライドを持ち上げる等の余
計な注意をはらう必要がなく、作業効率を低下させるこ
とがない。
【0065】さらにまた、凹字状の切込みを設けるだけ
で実現可能であり、従来のハウジングと同様の工程で製
造できるため低コストで実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るアッパハウジングの
構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るアッパハウジングに
設けられた案内壁の詳細を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るアッパハウジングに
設けられた突起の詳細を示す図1の3ー3線に沿った断
面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るアッパハウジングに
インジケータプレートが挿入され始めた状態を示す図1
の4ー4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るアッパハウジングに
おいてインジケータプレートの後端が案内壁を通過した
後の状態を示す図4に対応した断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るアッパハウジングの
構造を示す一部が破断した斜視図である。
【図7】従来のアッパハウジングの構造を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のアッパハウジングにインジケータプレー
トが挿入され始めた状態を示す図7の8ー8線に沿った
断面図である。
【図9】従来のアッパハウジングにおいてインジケータ
プレートの後端が案内壁を通過した後の状態を示す図8
に対応した断面図である。
【符号の説明】
10 アッパハウジング(ハウジング) 12 インジケータプレート 18 案内壁 22 切欠部 28 ガイドレール 30 ガイドレール 32 開口部 34 ストッパ 38 突起 40 突起 42 上部 44 下端部(端部) 46 下端部(端部) 50 ガイドレール 51 ガイドレール 52 カバースライド 56 端部(幅方向端部) 58 端部(幅方向端部) 18 案内壁 60 案内壁 64 切欠部 66 端部(幅方向端部) 68 端部(幅方向端部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09F 7/18 G09F 7/18 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05G 25/00 B60K 20/02,20/04 F16H 59/10,63/42 G09F 7/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートの表面を露出する開口部の長手
    方向に沿って一対のガイドレールが設けられ、前記ガイ
    ドレールの一端部から挿入された前記プレートが、前記
    ガイドレールによって案内されると共に支持されるシフ
    トレバー装置のハウジングにおいて、 前記開口部よりも前記プレートの挿入側に設けられ、前
    記プレート挿入時に前記プレートの前記表面以外の幅方
    向両端部を支持する凹形状に形成された案内部材を備え
    たことを特徴とするシフトレバー装置のハウジング。
  2. 【請求項2】 インジケータプレートの表示面を外部に
    露出するための開口部の長手方向に沿って一対のガイド
    レールが設けられ、前記ガイドレールの一端部から挿入
    された前記インジケータプレートが、前記ガイドレール
    によって案内されると共に、前記開口部の前記インジケ
    ータプレート挿入側の端部に設けられたストッパと前記
    ガイドレールによってインジケータプレートが支持され
    るシフトレバー装置のハウジングにおいて、 前記ストッパよりも前記インジケータプレート挿入側に
    設けられ、前記インジケータプレート挿入時に前記イン
    ジケータプレートの前記表示面以外の幅方向両端部を支
    持する凹形状に形成された案内壁と、 前記挿入されるインジケータプレートの幅方向両端部に
    対応して前記案内壁と前記ストッパとの間に設けられ、
    前記インジケータプレート挿入時に前記インジケータプ
    レートと前記ストッパとの間に隙間を確保する状態で前
    記インジケータプレートの前記表示面以外の幅方向両端
    部を支持する一対の突起と、 を備えたことを特徴とするシフトレバー装置のハウジン
    グ。
  3. 【請求項3】 シフトレバーと共に移動するカバースラ
    イドの表面を外部に露出する開口部の長手方向に沿って
    一対のガイドレールが設けられ、前記ガイドレールの一
    端部から挿入された前記カバースライドが、前記ガイド
    レールによってスライド移動可能に支持されるシフトレ
    バー装置のハウジングにおいて、 前記開口部よりも前記カバースライド挿入側に設けら
    れ、前記カバースライド挿入時に前記カバースライドの
    前記表面以外の幅方向両端部を支持する凹形状に形成さ
    れた案内壁を備えたことを特徴とするシフトレバー装置
    のハウジング。
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