JP3213159B2 - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

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JP3213159B2
JP3213159B2 JP07519694A JP7519694A JP3213159B2 JP 3213159 B2 JP3213159 B2 JP 3213159B2 JP 07519694 A JP07519694 A JP 07519694A JP 7519694 A JP7519694 A JP 7519694A JP 3213159 B2 JP3213159 B2 JP 3213159B2
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照三 中山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯牙および歯骨などの硬
組織を切削するために用いられる歯科用エアータービン
ハンドピースと呼ばれる歯科用ハンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療に際して、窩洞形成、支台歯形
成、齲窩の拡開および根管拡大などの歯牙の切削操作が
不可欠であり、この切削操作を行うための機器として、
たとえばエアタービンハンドピースが用いられる。この
エアタービンハンドピースのヘッドには、前記切削工具
が着脱自在に装着され、40万〜50万rpm程度の高
速で回転駆動され、患部が工具の切削熱の影響を受けや
すい。そのため水を空気と混合し患部へ噴霧し冷却す
る。
【0003】典型的な先行技術は、たとえば特開平5−
42169に示されている。この先行技術では、図9に
示すように歯科用ハンドピース1はヘッドハウジング2
とカートリッジ3とから構成され、ヘッドハウジング2
の内周部とカートリッジ3の外周部との間に第1および
第2の環状溝4,5が構成されている。そして第1環状
溝4には管路6から空気が、第2環状溝5には管路7か
ら水が供給されている。第1および第2環状溝4,5に
供給された流体は、カートリッジ3内に形成された連通
孔8で混合され、カートリッジ3の底に設けられた噴出
口9から切削工具の管軸10方向に噴出され、患部の冷
却を行っている。
【0004】噴出口9から噴出される流体は患者の口腔
内の患部を充分に冷却する必要があり、噴射口や連通孔
等に切削くずが溜まり、流体の出が悪くならないように
充分注意する必要があり、各流体の通路、すなわち管路
6,7、第1および第2環状溝4,5、連通孔8は常に
洗浄されなければならない。したがってヘッドハウジン
グ2からカートリッジを取外すことが簡単にでき、これ
らを簡単に洗浄されることが望ましい。図6の歯科用ハ
ンドピース1では、蓋体11をヘッドハウジング2に螺
合しているねじ12を外すことによって、カートリッジ
3をヘッドハウジング2から取出し、管路6,7から空
気および水を噴出させて管路6,7を洗浄し、また第1
および第2環状溝4,5はカートリッジ3の外周部に形
成されているのでブラッシなどで洗浄している。また連
通孔8は、噴出口9からブラッシなどで洗浄している。
しかしこの従来例ではカートリッジ3をヘッドハウジン
グ2から取外しても、カートリッジ3に噴出口9が設け
られているので噴出口8に対し環状溝4,5は90°近
い折れ曲がりになっており、充分な洗浄がしにくいとい
う問題がある。したがって連通孔8や環状溝4,5に切
削くずが溜まってくると、その掃除の仕方によっては冷
却流体の出が悪くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、流体の通路が常に清浄に洗浄し易い歯科用ハンド
ピースを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、歯科用切削工
具を保持する工具保持部と、工具保持部を回転自在に保
持する軸受と、圧縮空気によって切削工具保持部を回転
駆動する羽根とを収納するカートリッジと、前記カート
リッジを着脱自在に内部に装着し、歯科用切削工具を突
出させる孔を有する底板を含むヘッドハウジングとから
なるカートリッジ式歯科用ハンドピースにおいて、カー
トリッジをヘッドハウジングに装着した状態で、カート
リッジ外周部とヘッドハウジング内周部との間に第1お
よび第2の環状溝と、両環状溝を連通する複数の連通溝
とが形成され、ヘッドハウジングには、前記第1および
第2の環状溝に空気と水とを別個に供給する第1および
第2流体供給管路が形成され、第1または第2環状溝の
うち下部側に形成される第2環状溝と、底板に設けら
れ、歯科用切削工具軸方向に流体を噴出する噴出口とを
接続する貫通管路がヘッドハウジングの底板に、真っす
ぐに貫通して形成されることを特徴とする歯科用ハンド
ピースである。
【0007】また本発明は、前記第1環状溝には、空気
が、第2環状溝には水がそれぞれ供給され、第1環状溝
または第2環状溝の少なくともいずれか一方の溝がカー
トリッジの外周部に形成された溝とヘッドハウジングの
内周部に形成された溝とを対向させて構成されることを
特徴とする。
【0008】また本発明は、前記第1環状溝には、空気
が、第2環状溝には水がそれぞれ供給され、第1環状溝
がカートリッジ外周部に形成された溝で構成され、第2
環状溝がヘッドハウジング内周部に形成された溝によっ
て構成されることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記第1環状溝には、空気
が、第2環状溝には水がそれぞれ供給され、第1環状溝
がヘッドハウジング内周部に形成された溝で構成され、
第2環状溝がカートリッジ外周部に形成された溝によっ
て構成されることを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記第1環状溝には、空気
が、第2環状溝には水がそれぞれ供給され、第1および
第2環状溝がともにヘッドハウジング内周部に形成され
た溝によって構成されることを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記第1環状溝には、空気
が、第2環状溝には水がそれぞれ供給され、第1および
第2環状溝がともにカートリッジ外周部に形成された溝
によって構成されることを特徴とする。
【0012】また本発明は、カートリッジには、第1お
よび第2環状溝の両側外方に第1シール材が嵌まり込む
第3環状溝と第2シール材が嵌まり込む第4環状溝とが
形成されることを特徴とする。
【0013】また本発明は、工具保持部を操作して、切
削工具を着脱する突部を有する操作部材をばねの力に抗
して押圧可能とする蓋体を、カートリッジを収納したヘ
ッドハウジング上部に着脱自在に固定することとを特徴
とする。
【0014】また本発明は、歯科用切削工具を保持する
工具保持部と、工具保持部を回転自在に保持する軸受
と、圧縮空気によって切削工具保持部を回転駆動する羽
根とを収納するカートリッジと、前記カートリッジを着
脱自在に内部に装着し、歯科用切削工具を突出させる孔
を有する底板を含むヘッドハウジングとからなるカート
リッジ式歯科用ハンドピースにおいて、カートリッジを
ヘッドハウジングに装着した状態で、カートリッジ外周
部とヘッドハウジング内周部との間に1つの環状溝が形
成され、ヘッドハウジングには、前記環状溝に空気と水
とを別個に供給する第1および第2流体供給管路が形成
され、該環状溝と、底板に設けられ、歯科用切削工具軸
方向に流体を噴出する噴出口とを接続する貫通管路がヘ
ッドハウジングの底板に真っすぐに貫通して形成される
ことを特徴とする歯科用ハンドピースである。
【0015】また本発明は、前記環状溝がカートリッジ
の外周部に形成された溝とヘッドハウジングの内周部に
形成された溝とを対向させて構成されることを特徴とす
る。
【0016】また本発明は、前記環状溝がカートリッジ
の外周部もしくは、ヘッドハウジングの内周部に形成さ
れた溝によって構成されることを特徴とする。
【0017】また本発明は、カートリッジには、前記環
状溝の両側外方に第1シール材が嵌まり込む第3環状溝
と第2シール材が嵌まり込む第4環状溝とが形成される
ことを特徴とする。
【0018】また本発明は、工具保持部を操作して、切
削工具を着脱する突部を有する操作部材をばねの力に抗
して押圧可能とした蓋体を、カートリッジを収納したヘ
ッドハウジング上部に着脱自在に固定することとを特徴
とする。
【0019】
【作用】本発明に従えば、第1および第2の環状溝なら
びに両環状溝を連通する複数の連通溝は、ヘッドハウジ
ングの内周部とカートリッジの外周部との間に設けら
れ、カートリッジをヘッドハウジングから取外せば、簡
単にブラッシなどで洗浄できる。また第2環状溝と噴出
口とを接続する貫通管路は、ヘッドハウジングの底板に
設けられ、真っすぐに貫通しているので、カートリッジ
を取外せば簡単にブラッシを挿し込んで洗浄できる。
【0020】第1および第2環状溝は、ヘッドハウジン
グ側に形成されてもカートリッジ側に形成されてもよい
が、第1環状溝がヘッドハウジングとカートリッジの両
方で形成され、第2環状溝がヘッドハウジング側に形成
されるもの、第1環状溝がカートリッジ側に、第2環状
溝がヘッドハウジング側にそれぞれ形成されるもの、第
1環状溝がヘッドハウジング側に、第2環状溝がカート
リッジ側にそれぞれ形成されるもの、第1および第2環
状溝がともにヘッドハウジング側に形成されるもの、第
1および第2環状溝がともにカートリッジ側に形成され
るものが例示される。
【0021】また本発明に従えば、ヘッドハウジングの
内周部とカートリッジの外周部との間に1つの環状溝を
設け、ここに第1および第2流体供給路を接続されてい
るので、カートリッジをヘッドハウジングから取外せ
ば、この環状溝はブラッシなどで簡単に洗浄できる。こ
の環状溝と噴出口とを接続する貫通管路は、ヘッドハウ
ジングの底板に設けられ、真っすぐに貫通しているの
で、簡単にブラッシを挿し込んで洗浄できる。
【0022】またこの環状溝は、ヘッドハウジング側に
形成されてもカートリッジ側に形成されても、ヘッドハ
ウジングとカートリッジの両方で形成されてもよい。
【0023】また、第1および第2環状溝もしくは1つ
の環状溝両側外方に、シール材が嵌まり込む第3および
第4環状溝を設け、両流体がヘッドハウジングとカート
リッジの間隙に漏れるのを防ぐことが好ましい。
【0024】さらにヘッドハウジングの上部に蓋体を設
け、蓋体をヘッドハウジングに着脱自在に固定させるこ
とによって、カートリッジをヘッドハウジング内に収納
し、また収納したままで、切削工具の取替えができる構
成とすることが好ましい。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の歯科用ハンドピ
ース21aの内部構造を示す断面図である。ハンドピー
ス21aは、カートリッジ60とヘッドハウジング61
と蓋体64とから構成されている。カートリッジ60に
は、上下一対のボールベアリング軸受58によって軸支
された回転体51がも設けられ、かしめ部66によって
抜止めされたコレットチャック65と一体的に回転され
る。コレットチャック65は、圧縮コイルばね56によ
って、弾発押圧された締付部材57で複数の部材に縦に
割れた上部55が締付けられこれによって切削工具41
の軸30を強固に把持している。回転体51は、管路5
9から供給される圧縮空気を羽根50に当てることによ
って軸40のまわりに高速に回転され、その回転力はコ
レットチャック65、軸30を介して切削工具を回転す
る。役目を終った圧縮空気は、回転体51の周囲の図示
しない排気管路から排出される。
【0026】冷却用の空気は、第1供給管路31から、
また水は第2供給管路32からそれぞれ第1環状溝33
aおよび第2環状溝34aに供給される。第1環状溝3
3aは、カートリッジ60の外周面45とヘッドハウジ
ング61の内周面43の両方に跨って設けられている。
また第2環状溝34aはヘッドハウジング61の底板4
6に設けられている。第1環状溝33aと第2環状溝3
4aとを連通する連通溝39はカートリッジ60の外周
面45に複数個所設けられる。噴出口37は、流体が切
削工具41の軸線方向に噴出するようにヘッドハウジン
グ61の底板46に設けられ、これと第2環状溝34a
とを接続する貫通管路42もまたハウジング61の底板
に設けられる。第1および第2供給管路31,32から
供給された空気と水とは、第1および第2環状溝33
a,34aに導入され、その後、複数の連通溝39によ
って混合され、混合流体は貫通管路42を通って噴出口
37から軸30方向に噴射され、切削工具41に達し、
切削患部を冷却する。このとき冷却用の空気や水がヘッ
ドハウジング61とカートリッジ60との間隙に洩出す
るのを防ぐために、第1および第2環状溝33a,34
aの両側の外方に第3および第4環状溝35,36を設
け、これにOリングなどのシール材を挿入している。
【0027】蓋体64は、操作部材63と円錐台状コイ
ルばね62と操作部材63と接続し外ねじ69を有する
接続部材68とから構成されている。そして接続部材6
8の外ねじ69がヘッドハウジング61の内ねじと螺合
して、蓋体64をヘッドハウジング61に装着してい
る。操作部材63を手指で矢符A方向に押圧操作する
と、操作部材63の押圧面の裏側にある押圧突起70が
締付部材57の上部を押下げ、コレットチャック65の
上部55の締付けを緩めるので軸30がコレットチャッ
クから外れる。操作部材63を押圧操作したまま、新た
な切削工具41の軸30をコレットチャック65に挿入
し押圧操作をやめると、操作部材63は、円錐台状コイ
ルばね62の弾発力によって、また締付部材57は圧縮
コイルばね56の弾発力によって図1の位置に戻り、切
削工具41の軸30が強固に把持される。
【0028】次に、水および空気の通路の洗浄方法を説
明する。接続部材68とヘッドハウジング61とのねじ
を緩めて蓋体64を一体として外し、カートリッジ60
を取出す。そしてカートリッジ60に形成された第1環
状溝33aと複数の連続溝39とをブラッシなどで洗浄
する。またヘッドハウジング61に形成された第1およ
び第2環状溝33a,34aをブラッシなどで洗浄し、
真っすぐに貫通している貫通管路42を棒状のブラッシ
を挿し込んで洗浄する。またこの状態で第1および第2
供給管路31,32から空気または水を噴出させ、各管
路を洗浄する。洗浄が終れば、消毒、乾燥などの処理を
して、ヘッドハウジング61内にカートリッジを装着
し、蓋体64をヘッドハウジング61に接続螺合させて
組立てを終る。図2は、組立てを行うための分解斜視図
である。この場合、貫通通路42は真っすぐに貫通して
いるのでブラッシを挿し込んで掃除が行い易い。
【0029】図3は、本発明の他の実施例の歯科用ハン
ドピース21bの内部構造を示す断面図である。本実施
のハンドピースは、図1に示すハンドピース21aと内
部構造は略同一であり、同一の部材には同一の参照符を
付し、その説明は省略する。本実施例では、第1環状溝
33bがカートリッジ60の外周面45に形成されてい
る。本実施例と逆に、すなわち第1環状溝33がヘッド
ハウジング61の内周面43に、また第2環状溝34が
カートリッジ60の外周面45に形成されてもよい。
【0030】図4は、本発明のさらに他の実施例の歯科
用ハンドピース21cの内部構造を示す断面図である。
本実施例のハンドピース21cも図1に示すハンドピー
ス21aと内部構造は略同一であり、同一の部材には同
一の参照符を付し、その説明は省略する。本実施例で
は、第1環状溝33cがヘッドハウジング61の内周面
43に形成されている。
【0031】図5は、本発明のさらに他の実施例の歯科
用ハンドピース21dの内部構造を示す断面図である。
本実施例のハンドピース21dも図1に示すハンドピー
ス21aと内部構造は略同一であり、同一の部材には同
一の参照符を付し、その説明は省略する。本実施例で
は、第1および第2環状溝33d,34dがともにカー
トリッジ60の外周面45に形成されている。
【0032】図6は、本発明のさらに他の実施例の歯科
用ハンドピース22aの内部構造を示す断面図である。
本実施例のハンドピース22aも図1に示すハンドピー
ス21aと内部構造は略同一であり、同一の部材には同
一の参照符を付し、その説明は省略する。注目すべき
は、本実施例では、第1および第2流体供給管路から供
給される空気と水とが1つの環状溝38aに供給される
ことである。そして1つの環状溝38aは、ヘッドハウ
ジング61の内周面43上に形成されている。
【0033】図7は、本発明のさらに他の実施例の歯科
用ハンドピース22bの内部構造を示す断面図である。
本実施例のハンドピース22bも図1に示すハンドピー
ス21aと内部構造は略同一であり、同一の部材には同
一の参照符を付し、その説明は省略する。本実施例で
も、図6の実施例と同じく1つの環状溝38bに空気と
水とが供給されるが、1つの環状溝38bが、ヘッドハ
ウジング61の内周面43とカートリッジ60の外周面
45の両方で形成されている。
【0034】図8は、本発明のさらに他の実施例の歯科
用ハンドピース22cの内部構造を示す断面図である。
本実施例のハンドピース22cも図1に示すハンドピー
ス21aと内部構造は略同一であり、同一の部材には同
一の参照符を付し、その説明は省略する。本実施例で
も、図6の実施例と同じく1つの環状溝38cに空気と
水とが供給されるが、1つの環状溝38cが、カートリ
ッジ60の外周面45に形成されている。
【0035】図6〜図8で説明した実施例では、第1お
よび第2流体供給管路31,32は、1つの環状溝38
a〜38cに入る直前で合流しているが、この合流位置
はもっと上流側でもよい。
【0036】また前記実施例は、ボールベアリング軸受
型のエアータービンハンドピースであるが、これに限ら
ず空気軸受型のエアータービンハンドピースであっても
よい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、切削患部
を冷却するための流体が個別に、ヘッドハウジングの内
周面とカートリッジの外周面との間に形成された第1お
よび第2環状溝または1つの環状溝に供給され、2つの
環状溝に供給された場合は、複数の連通溝によって両流
体が混合され、貫通管路を通って噴出口から切削患部に
噴射され、患部を効率よく冷却している。そして各流体
の通路は、ブラッシなどで洗浄し易い溝構造または真っ
すぐな貫通孔となっているため、カートリッジをヘッド
ハウジングから取外せば容易に洗浄できる。
【0038】さらに第1および第2環状溝または1つの
環状溝の両側外方は、シール材によってシールされてい
るので、水や空気がヘッドハウジングとカートリッジの
間隙に洩出することがない。
【0039】さらにヘッドハウジングには蓋体が着脱自
在に装着され、カートリッジがヘッドハウジング内に装
着されているので、その位置がずれることがなく、螺合
を緩めることで容易にカートリッジをヘッドハウジング
から取出して洗浄することができる。また蓋体をヘッド
ハウジングに装着したまま、操作部材を操作して容易に
切削工具を取替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の歯科用ハンドピース21a
の内部構造を示す断面図である。
【図2】分解斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例の歯科用ハンドピース21
bの内部構造を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の歯科用ハンドピー
ス21cの内部構造を示す断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の歯科用ハンドピー
ス21dの内部構造を示す断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例の歯科用ハンドピー
ス22aの内部構造を示す断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の歯科用ハンドピー
ス22bの内部構造を示す断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の歯科用ハンドピー
ス22cの内部構造を示す断面図である。
【図9】従来技術の歯科用ハンドピース1の内部構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
21a,21b,21c,21d,22a,22b,2
2c 歯科用ハンドピース 31 第1流体供給管路 32 第2流体供給管路 33,33a,33b,33c,33d 第1環状溝 34,34a,34d 第2環状溝 35 第3環状溝 36 第4環状溝 37 噴出口 38a,38b,38c 1つの環状溝 39 連通溝 41 切削工具 42 貫通管路 43 ヘッドハウジングの内周面 45 カートリッジの外周面 46 ヘッドハウジングの底板 50 羽根 51 回転体 58 ボールベアリング軸受 60 カートリッジ 61 ヘッドハウジング 65 コレットチャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−42169(JP,A) 実開 昭61−130207(JP,U) 実開 平3−83512(JP,U) 実開 昭54−62393(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 1/08

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科用切削工具を保持する工具保持部
    と、工具保持部を回転自在に保持する軸受と、圧縮空気
    によって切削工具保持部を回転駆動する羽根とを収納す
    るカートリッジと、 前記カートリッジを着脱自在に内部に装着し、歯科用切
    削工具を突出させる孔を有する底板を含むヘッドハウジ
    ングとからなるカートリッジ式歯科用ハンドピースにお
    いて、 カートリッジをヘッドハウジングに装着した状態で、カ
    ートリッジ外周部とヘッドハウジング内周部との間に第
    1および第2の環状溝と、両環状溝を連通する複数の連
    通溝とが形成され、 ヘッドハウジングには、前記第1および第2の環状溝に
    空気と水とを別個に供給する第1および第2流体供給管
    路が形成され、第1または第2環状溝のうち下部側に形
    成される第2環状溝と、底板に設けられ、歯科用切削工
    具軸方向に流体を噴出する噴出口とを接続する貫通管路
    がヘッドハウジングの底板に、真っすぐに貫通して形成
    されることを特徴とする歯科用ハンドピース。
  2. 【請求項2】 前記第1環状溝には、空気が、第2環状
    溝には水がそれぞれ供給され、第1環状溝または第2環
    状溝の少なくともいずれか一方の溝がカートリッジの外
    周部に形成された溝とヘッドハウジングの内周部に形成
    された溝とを対向させて構成されることを特徴とする請
    求項1記載の歯科用ハンドピース。
  3. 【請求項3】 前記第1環状溝には、空気が、第2環状
    溝には水がそれぞれ供給され、第1環状溝がカートリッ
    ジ外周部に形成された溝で構成され、第2環状溝がヘッ
    ドハウジング内周部に形成された溝によって構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の歯科用ハンドピース。
  4. 【請求項4】 前記第1環状溝には、空気が、第2環状
    溝には水がそれぞれ供給され、第1環状溝がヘッドハウ
    ジング内周部に形成された溝で構成され、第2環状溝が
    カートリッジ外周部に形成された溝によって構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の歯科用ハンドピース。
  5. 【請求項5】 前記第1環状溝には、空気が、第2環状
    溝には水がそれぞれ供給され、第1および第2環状溝が
    ともにヘッドハウジング内周部に形成された溝によって
    構成されることを特徴とする請求項1記載の歯科用ハン
    ドピース。
  6. 【請求項6】 前記第1環状溝には、空気が、第2環状
    溝には水がそれぞれ供給され、第1および第2環状溝が
    ともにカートリッジ外周部に形成された溝によって構成
    されることを特徴とする請求項1記載の歯科用ハンドピ
    ース。
  7. 【請求項7】 カートリッジには、第1および第2環状
    溝の両側外方に第1シール材が嵌まり込む第3環状溝と
    第2シール材が嵌まり込む第4環状溝とが形成されるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
    載の歯科用ハンドピース。
  8. 【請求項8】 工具保持部を操作して、切削工具を着脱
    する突部を有する操作部材をばねの力に抗して押圧可能
    とする蓋体を、カートリッジを収納したヘッドハウジン
    グ上部に着脱自在に固定することとを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれか1項に記載の歯科用ハンドピー
    ス。
  9. 【請求項9】 歯科用切削工具を保持する工具保持部
    と、工具保持部を回転自在に保持する軸受と、圧縮空気
    によって切削工具保持部を回転駆動する羽根とを収納す
    るカートリッジと、 前記カートリッジを着脱自在に内部に装着し、歯科用切
    削工具を突出させる孔を有する底板を含むヘッドハウジ
    ングとからなるカートリッジ式歯科用ハンドピースにお
    いて、 カートリッジをヘッドハウジングに装着した状態で、カ
    ートリッジ外周部とヘッドハウジング内周部との間に1
    つの環状溝が形成され、 ヘッドハウジングには、前記環状溝に空気と水とを別個
    に供給する第1および第2流体供給管路が形成され、該
    環状溝と、底板に設けられ、歯科用切削工具軸方向に流
    体を噴出する噴出口とを接続する貫通管路がヘッドハウ
    ジングの底板に真っすぐに貫通して形成されることを特
    徴とする歯科用ハンドピース。
  10. 【請求項10】 前記環状溝がカートリッジの外周部に
    形成された溝とヘッドハウジングの内周部に形成された
    溝とを対向させて構成されることを特徴とする請求項9
    記載の歯科用ハンドピース。
  11. 【請求項11】 前記環状溝がカートリッジの外周部も
    しくは、ヘッドハウジングの内周部に形成された溝によ
    って構成されることを特徴とする請求項9記載の歯科用
    ハンドピース。
  12. 【請求項12】 カートリッジには、前記環状溝の両側
    外方に第1シール材が嵌まり込む第3環状溝と第2シー
    ル材が嵌まり込む第4環状溝とが形成されることを特徴
    とする請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載の歯
    科用ハンドピース。
  13. 【請求項13】 工具保持部を操作して、切削工具を着
    脱する突部を有する操作部材をばねの力に抗して押圧可
    能とした蓋体を、カートリッジを収納したヘッドハウジ
    ング上部に着脱自在に固定することとを特徴とする請求
    項9〜請求項11のいずれか1項に記載の歯科用ハンド
    ピース。
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