JPH10113231A - 口腔洗浄用ブラシ - Google Patents
口腔洗浄用ブラシInfo
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- JPH10113231A JPH10113231A JP28735296A JP28735296A JPH10113231A JP H10113231 A JPH10113231 A JP H10113231A JP 28735296 A JP28735296 A JP 28735296A JP 28735296 A JP28735296 A JP 28735296A JP H10113231 A JPH10113231 A JP H10113231A
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- cleaning water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 口腔内の歯牙表面や歯肉溝或いは粘膜に付着
堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを
効率よく除去し、かつ口腔内を痛めることなく安全に清
掃する。 【解決手段】 ハンドル部1と、該ハンドル先端のヘッ
ド部2に備えた植毛部3を有するブラシにおいて、該ヘ
ッド部2に、前記植毛部3に開口する少なくとも一つの
洗浄水供給口4と、供給された洗浄水を排出する排水口
5とを形成すると共に洗浄水供給口4を洗浄水供給源6
に、また排水口5を吸入負圧源7に連絡したものであっ
て前記植毛部3の周囲を囲んで可撓性スカート部材8を
前記ヘッド部2に備えてあって、歯牙表面や歯肉溝に付
着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れ
を効率よく除去して、しかも不快感がなく、使用感を大
巾に向上させ、また口腔内を痛めることなく安全に洗浄
することができる。
堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを
効率よく除去し、かつ口腔内を痛めることなく安全に清
掃する。 【解決手段】 ハンドル部1と、該ハンドル先端のヘッ
ド部2に備えた植毛部3を有するブラシにおいて、該ヘ
ッド部2に、前記植毛部3に開口する少なくとも一つの
洗浄水供給口4と、供給された洗浄水を排出する排水口
5とを形成すると共に洗浄水供給口4を洗浄水供給源6
に、また排水口5を吸入負圧源7に連絡したものであっ
て前記植毛部3の周囲を囲んで可撓性スカート部材8を
前記ヘッド部2に備えてあって、歯牙表面や歯肉溝に付
着堆積する歯垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れ
を効率よく除去して、しかも不快感がなく、使用感を大
巾に向上させ、また口腔内を痛めることなく安全に洗浄
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔内を洗浄する
ブラシ、特に歯牙表面や歯肉溝、歯間に或いは粘膜に付
着堆積する歯垢や食物残渣などの汚れを効率よく除去し
て清掃したり、磨いたりするための口腔洗浄用ブラシに
関するものである。
ブラシ、特に歯牙表面や歯肉溝、歯間に或いは粘膜に付
着堆積する歯垢や食物残渣などの汚れを効率よく除去し
て清掃したり、磨いたりするための口腔洗浄用ブラシに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、口腔内疾患で問題視されている
う蝕と、歯周病でこのう蝕や歯周病を予防するのに最も
重要なことは、口腔内の歯垢や食物残渣の汚れを除去す
ることであり、そのために口腔清掃が必要となる。この
歯垢などを除去するために種々の清掃治具が使用されて
いるが、最も一般的でかつ最も効果的なものが歯ブラシ
で、歯みがき操作もスクラブ法、ローリング法、バス
法、フォーンス法などブラッシングの方法は、種々提案
されているものの、歯垢などを完全に除去することがな
かなかできない。補助的手段として歯間ブラシ、フロス
等も使用されているが、不正な使用でかえって歯肉を痛
めてしまうし、歯科矯正部分や歯周ポケットの清掃が完
全にできないなどの欠点がある。従来、この歯ブラシ、
その他の清掃用具が不得意とする不潔域に水流を到達す
ることができ、水流の力で口腔内の汚れを除去するジェ
ット水流式口腔清浄器が知られている。さらに、水また
は空気などの流体を用いた工業的な洗浄方法として、水
を高圧で噴射し汚れを吹き飛ばすウォータージェット方
式や、該ウォータージェット方式の水圧を低下させ、混
入した研磨剤によって汚れを除去する液体ホーニング方
式並びに高圧の空気で研磨剤を噴射して汚れを除去する
ブラスト洗浄方式も知られている。
う蝕と、歯周病でこのう蝕や歯周病を予防するのに最も
重要なことは、口腔内の歯垢や食物残渣の汚れを除去す
ることであり、そのために口腔清掃が必要となる。この
歯垢などを除去するために種々の清掃治具が使用されて
いるが、最も一般的でかつ最も効果的なものが歯ブラシ
で、歯みがき操作もスクラブ法、ローリング法、バス
法、フォーンス法などブラッシングの方法は、種々提案
されているものの、歯垢などを完全に除去することがな
かなかできない。補助的手段として歯間ブラシ、フロス
等も使用されているが、不正な使用でかえって歯肉を痛
めてしまうし、歯科矯正部分や歯周ポケットの清掃が完
全にできないなどの欠点がある。従来、この歯ブラシ、
その他の清掃用具が不得意とする不潔域に水流を到達す
ることができ、水流の力で口腔内の汚れを除去するジェ
ット水流式口腔清浄器が知られている。さらに、水また
は空気などの流体を用いた工業的な洗浄方法として、水
を高圧で噴射し汚れを吹き飛ばすウォータージェット方
式や、該ウォータージェット方式の水圧を低下させ、混
入した研磨剤によって汚れを除去する液体ホーニング方
式並びに高圧の空気で研磨剤を噴射して汚れを除去する
ブラスト洗浄方式も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のジェッ
ト水流式口腔清浄器では、不接着性の歯垢の除去および
歯肉のマッサージ効果は認められるものの、歯垢除去効
果がほとんど認められないのが現状である。また、砥粒
を含む空気流および水流で汚れ除去するものとして、特
公昭50−37468号などがあるが、高圧空気供給ユ
ニット、高圧水供給ユニット、砥粒と空気の混合ユニッ
ト、混合空気および水をバランス良く放出するノズルを
設けたハンドピース等の装置が必要で、大型かつ維持費
が高く、しかも、ほとんどが歯医者の使用を前提にした
もので、各家庭で簡単に自己の口腔清掃出来ない取扱上
の問題点がある。本発明は、これら従来の欠点を排除し
ようとするもので、歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する歯
垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく除
去して、しかも口腔内での異物を残すことなく簡単に洗
い流して、不快感がなく、使用感を大巾に向上させるこ
とができる安全な口腔洗浄用ブラシを構成簡単で安価な
形態で提供することを目的とするものである。
ト水流式口腔清浄器では、不接着性の歯垢の除去および
歯肉のマッサージ効果は認められるものの、歯垢除去効
果がほとんど認められないのが現状である。また、砥粒
を含む空気流および水流で汚れ除去するものとして、特
公昭50−37468号などがあるが、高圧空気供給ユ
ニット、高圧水供給ユニット、砥粒と空気の混合ユニッ
ト、混合空気および水をバランス良く放出するノズルを
設けたハンドピース等の装置が必要で、大型かつ維持費
が高く、しかも、ほとんどが歯医者の使用を前提にした
もので、各家庭で簡単に自己の口腔清掃出来ない取扱上
の問題点がある。本発明は、これら従来の欠点を排除し
ようとするもので、歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する歯
垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく除
去して、しかも口腔内での異物を残すことなく簡単に洗
い流して、不快感がなく、使用感を大巾に向上させるこ
とができる安全な口腔洗浄用ブラシを構成簡単で安価な
形態で提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドル部
と、該ハンドル先端のヘッド部に備えた植毛部を有する
ブラシにおいて、該ヘッド部に、前記植毛部に開口する
少なくとも一つの洗浄水供給口と、供給された洗浄水を
排出する排水口とを形成すると共に、洗浄水供給口を洗
浄水供給源に、また排水口を吸入負圧源に連絡したもの
であって、前記植毛部の周囲を囲んで可撓性スカート部
材を前記ヘッド部に備えたものである。また本発明で
は、洗浄水供給口と排水口を備えた口腔洗浄用ブラシに
おいて、該排水口のある可撓性排水チューブを植毛部の
刷毛に沿って延設突出するか或いは洗浄水供給口と排水
口との周囲に刷毛束の横断面が少なくとも非円形の長方
形などの毛束を環状に配列して洗浄水を効率的に排水し
やすくすることを特徴とするものである。
と、該ハンドル先端のヘッド部に備えた植毛部を有する
ブラシにおいて、該ヘッド部に、前記植毛部に開口する
少なくとも一つの洗浄水供給口と、供給された洗浄水を
排出する排水口とを形成すると共に、洗浄水供給口を洗
浄水供給源に、また排水口を吸入負圧源に連絡したもの
であって、前記植毛部の周囲を囲んで可撓性スカート部
材を前記ヘッド部に備えたものである。また本発明で
は、洗浄水供給口と排水口を備えた口腔洗浄用ブラシに
おいて、該排水口のある可撓性排水チューブを植毛部の
刷毛に沿って延設突出するか或いは洗浄水供給口と排水
口との周囲に刷毛束の横断面が少なくとも非円形の長方
形などの毛束を環状に配列して洗浄水を効率的に排水し
やすくすることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明にかかる口腔洗浄用ブラ
シでは、植毛部内に水や洗浄溶液が歯牙表面や歯肉溝に
供給され、さらに刷毛のブラッシングで歯茎や歯間その
他粘膜に付着した食物残渣等を掻き取ることができ、ま
た掻き取られた食物残渣などの異物を分散することなく
植毛部で囲成された区画部分に開口する排水口から効率
よく排出することができるため口腔内の清掃を確実かつ
爽快に行える。殊に、この口腔洗浄用ブラシは、ブラッ
シング時に洗浄水や洗浄溶液が植毛部の周囲に集中して
分流することで、洗浄水や溶液を無駄なく効果的に使用
でき歯茎マッサージをもできるほか歯垢などの口腔汚れ
を安全で容易に除去することができるものである。
シでは、植毛部内に水や洗浄溶液が歯牙表面や歯肉溝に
供給され、さらに刷毛のブラッシングで歯茎や歯間その
他粘膜に付着した食物残渣等を掻き取ることができ、ま
た掻き取られた食物残渣などの異物を分散することなく
植毛部で囲成された区画部分に開口する排水口から効率
よく排出することができるため口腔内の清掃を確実かつ
爽快に行える。殊に、この口腔洗浄用ブラシは、ブラッ
シング時に洗浄水や洗浄溶液が植毛部の周囲に集中して
分流することで、洗浄水や溶液を無駄なく効果的に使用
でき歯茎マッサージをもできるほか歯垢などの口腔汚れ
を安全で容易に除去することができるものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1の例で説明すると、ハ
ンドル部1と、該ハンドル先端のヘッド部2に備えた植
毛部3を有するブラシにおいて、該ヘッド部2に、前記
植毛部3に開口する少なくとも一つの洗浄水供給口4
と、供給された洗浄水を排出する排水口5とを形成する
と共に、洗浄水供給口4を洗浄水供給源6に、また排水
口5を吸入負圧源7に連絡したものであって、前記植毛
部3の周囲を囲んで可撓性スカート部材8を前記ヘッド
部2に備えてあって口腔洗浄するようにしてある。
ンドル部1と、該ハンドル先端のヘッド部2に備えた植
毛部3を有するブラシにおいて、該ヘッド部2に、前記
植毛部3に開口する少なくとも一つの洗浄水供給口4
と、供給された洗浄水を排出する排水口5とを形成する
と共に、洗浄水供給口4を洗浄水供給源6に、また排水
口5を吸入負圧源7に連絡したものであって、前記植毛
部3の周囲を囲んで可撓性スカート部材8を前記ヘッド
部2に備えてあって口腔洗浄するようにしてある。
【0007】この場合、前記可撓性スカート部材8とし
ては、柔軟なゴム或いはエラストマからなる当たりの柔
かな帯状体であって、帯状体端を前記植毛部3の刷毛高
さより低い位置に配置し、植毛部3に凹部13が形成さ
れるようにするのがよく、また、前記洗浄水は、例えば
水道水或いはこれに、砥粒、例えば炭酸水素ナトリウ
ム、或いはリン酸カルシウム2水塩などの砥粒とを混合
した洗浄溶液連結ホース14で導いて供給できるように
水道蛇口或いは耐圧タンクなど洗浄水供給源6に連結し
てある。そして、連結ホース14を通して、洗浄水供給
口4から噴出するが、バルブの開閉で噴射制御して口腔
内の歯牙表面または歯肉溝を清掃し、歯垢など口腔汚れ
を除去する。
ては、柔軟なゴム或いはエラストマからなる当たりの柔
かな帯状体であって、帯状体端を前記植毛部3の刷毛高
さより低い位置に配置し、植毛部3に凹部13が形成さ
れるようにするのがよく、また、前記洗浄水は、例えば
水道水或いはこれに、砥粒、例えば炭酸水素ナトリウ
ム、或いはリン酸カルシウム2水塩などの砥粒とを混合
した洗浄溶液連結ホース14で導いて供給できるように
水道蛇口或いは耐圧タンクなど洗浄水供給源6に連結し
てある。そして、連結ホース14を通して、洗浄水供給
口4から噴出するが、バルブの開閉で噴射制御して口腔
内の歯牙表面または歯肉溝を清掃し、歯垢など口腔汚れ
を除去する。
【0008】また、ヘッド部2には上下を貫通して排水
孔と供給孔とが形成され、排水口5が略中央位置に、ま
た、供給口4がハンドルネック部側に開口する。排水口
5排水ホース15が接続されて真空吸引装置等の吸入負
圧源7に連絡され、供給ホース14は水道の蛇口や洗剤
溶剤の供給装置等に連絡される。
孔と供給孔とが形成され、排水口5が略中央位置に、ま
た、供給口4がハンドルネック部側に開口する。排水口
5排水ホース15が接続されて真空吸引装置等の吸入負
圧源7に連絡され、供給ホース14は水道の蛇口や洗剤
溶剤の供給装置等に連絡される。
【0009】ここで、植毛部3の凹部内には供給口4か
ら洗浄水または液剤が供給され、また、排水口5から掻
き取られた食物残滓等が吸引排出される。このため、食
物残滓等の異物も速やかかつ確実に排除でき、また、液
剤により高い清掃効果も得られ、口腔洗浄を効率的に行
える。そして、歯茎等には可撓性スカート部材8が当た
るので快適な清掃感が得られ、また、マッサージ効果も
得られる。
ら洗浄水または液剤が供給され、また、排水口5から掻
き取られた食物残滓等が吸引排出される。このため、食
物残滓等の異物も速やかかつ確実に排除でき、また、液
剤により高い清掃効果も得られ、口腔洗浄を効率的に行
える。そして、歯茎等には可撓性スカート部材8が当た
るので快適な清掃感が得られ、また、マッサージ効果も
得られる。
【0010】図2の具体例では、前記ヘッド部2に備え
た洗浄水供給口4をホース14で洗浄水供給源6に、ま
た排水口5をホース15で吸入負圧源7に連絡したもの
であって、該排水口5のある可撓性排水チューブ51 を
植毛部3の刷毛に沿って延設突出して排水口5を植毛部
3内に開口配備し、排水口5を可変として排水効率を良
好にしてある。この場合周囲にある刷毛束の配列或いは
形状を配慮するのがよい。
た洗浄水供給口4をホース14で洗浄水供給源6に、ま
た排水口5をホース15で吸入負圧源7に連絡したもの
であって、該排水口5のある可撓性排水チューブ51 を
植毛部3の刷毛に沿って延設突出して排水口5を植毛部
3内に開口配備し、排水口5を可変として排水効率を良
好にしてある。この場合周囲にある刷毛束の配列或いは
形状を配慮するのがよい。
【0011】また、図3の例の如く、例えば図3(a)
のように前記ヘッド部2に備えた前記洗浄水供給口4と
排水口5との周囲に形成される刷毛束は、その横断面が
少なくとも非円形の長方形、楕円形、菱形などの巾の長
い毛束を環状に配列して備え、植毛間の隙間を少なくし
て各開口の周囲を囲んで実質的に凹部が形成されるよう
にして、吸引効果を高めて排水の機能を向上するように
することも効果的で、図3(b)のように刷毛束の横断
面が円形のものを併用して分流効果を高めることもよい
し、また図3(c)のように植毛部3の周囲に可撓性ス
カート部材8を備えて凹部成形に役立たせてもよい。
のように前記ヘッド部2に備えた前記洗浄水供給口4と
排水口5との周囲に形成される刷毛束は、その横断面が
少なくとも非円形の長方形、楕円形、菱形などの巾の長
い毛束を環状に配列して備え、植毛間の隙間を少なくし
て各開口の周囲を囲んで実質的に凹部が形成されるよう
にして、吸引効果を高めて排水の機能を向上するように
することも効果的で、図3(b)のように刷毛束の横断
面が円形のものを併用して分流効果を高めることもよい
し、また図3(c)のように植毛部3の周囲に可撓性ス
カート部材8を備えて凹部成形に役立たせてもよい。
【0012】この場合、刷毛束が非円形のものでは、刷
毛束の一端を加熱手段で溶融して融合塊を形成して一体
化し、該融合塊をハンドル成形用金型のキャビティ内に
位置させて、キャビティ内に成形材料を充填する射出成
形により植毛部3のあるハンドル部2を成形するインモ
ールドタイプの技法で生産するのがよい。例えば、図3
に示す如き長方形の毛束の配列による植毛部3とするの
に、ハンドル成形用金型に備えられた複数の毛束挿入用
の貫通孔に毛束を導入して毛束の一端を突出させ、該突
出端部を加熱手段により、貫通孔の断面より大きい断面
を有し一体に連結した融合塊を形成し、該融合塊をハン
ドル成形用金型のキャビティ内に位置させて、ハンドル
成形用金型を型閉めしてから成形材料を導入し、該成形
材料の硬化によるハンドル成形で、ハンドルに前記毛束
が一体植毛されたブラシとしてある。なお、このインモ
ールド時に成形型部をスライドコアとして摺動後退させ
るか、或いは毛束を嵌挿ピンで押し込み融合塊をキャビ
ティ内に深く挿入した状態で射出成形することが考慮さ
れる。
毛束の一端を加熱手段で溶融して融合塊を形成して一体
化し、該融合塊をハンドル成形用金型のキャビティ内に
位置させて、キャビティ内に成形材料を充填する射出成
形により植毛部3のあるハンドル部2を成形するインモ
ールドタイプの技法で生産するのがよい。例えば、図3
に示す如き長方形の毛束の配列による植毛部3とするの
に、ハンドル成形用金型に備えられた複数の毛束挿入用
の貫通孔に毛束を導入して毛束の一端を突出させ、該突
出端部を加熱手段により、貫通孔の断面より大きい断面
を有し一体に連結した融合塊を形成し、該融合塊をハン
ドル成形用金型のキャビティ内に位置させて、ハンドル
成形用金型を型閉めしてから成形材料を導入し、該成形
材料の硬化によるハンドル成形で、ハンドルに前記毛束
が一体植毛されたブラシとしてある。なお、このインモ
ールド時に成形型部をスライドコアとして摺動後退させ
るか、或いは毛束を嵌挿ピンで押し込み融合塊をキャビ
ティ内に深く挿入した状態で射出成形することが考慮さ
れる。
【0013】この場合、各毛束ごとにある融合塊の外接
縁を繋げて板状体または特定形状に一体成形し、ハンド
ルヘッド部との接合強度を高めることもできるが、縁取
り形状とすることで、成形作業を容易にしつつ接合強度
も高めて毛束融合塊とハンドルヘッド部との一体化に役
立てることも有効である。
縁を繋げて板状体または特定形状に一体成形し、ハンド
ルヘッド部との接合強度を高めることもできるが、縁取
り形状とすることで、成形作業を容易にしつつ接合強度
も高めて毛束融合塊とハンドルヘッド部との一体化に役
立てることも有効である。
【0014】図4の例では、ヘッド部2に可撓性スカー
ト部材8と排出口5のある可撓性排水チューブ51 とを
植毛部3の刷毛に沿って延設したもので、給水、排水の
分散抑制とマッサージ効果を高めるためのものである。
ト部材8と排出口5のある可撓性排水チューブ51 とを
植毛部3の刷毛に沿って延設したもので、給水、排水の
分散抑制とマッサージ効果を高めるためのものである。
【0015】また、上述した各実施例では、ヘッド部2
にホース14,15を直接に接続するが、ヘッド部2を
含むハンドル部にホース14,15の代替となる排水通
路や供給通路を構成することも可能である。そして、こ
れらの通路を内部に形成する場合は、複数の部材を組み
付けてヘッド部2等を構成し、これら部材の接合部に接
合面に形成された条溝等で通路を形成することが望まし
い。さらに、上述した排水ホース15は透明な樹脂から
構成し、詰まりを目視により確認することができるよう
に構成することが望ましい。
にホース14,15を直接に接続するが、ヘッド部2を
含むハンドル部にホース14,15の代替となる排水通
路や供給通路を構成することも可能である。そして、こ
れらの通路を内部に形成する場合は、複数の部材を組み
付けてヘッド部2等を構成し、これら部材の接合部に接
合面に形成された条溝等で通路を形成することが望まし
い。さらに、上述した排水ホース15は透明な樹脂から
構成し、詰まりを目視により確認することができるよう
に構成することが望ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ハンドル部と、該ハンドル先
端のヘッド部に備えた植毛部を有するブラシにおいて、
該ヘッド部に、前記植毛部に開口する少なくとも一つの
洗浄水供給口と、供給された洗浄水を排出する排水口と
を形成すると共に、洗浄水供給口を洗浄水供給源に、ま
た排水口を吸入負圧源に連絡したものであって、前記植
毛部の周囲を囲んで可撓性スカート部材を前記ヘッド部
に備えたことにより、歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する
歯垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく
除去して、しかも口腔内での異物を残すことなく簡単に
洗い流して、不快感がなく、使用感を大巾に向上させる
ことができると共に、ヘッド部に実質的な凹部が形成さ
れて開口する供給口から水や液剤を供給しつつ、ヘッド
部の植毛部で歯牙或いは歯茎や粘膜の清掃すべき部位に
当てて動かすことで付着した食物残滓等を掻き取り、掻
き取られた食物残滓等等を凹部内に開口する排水口から
排水することができるため、口腔内の清掃を確実かつ快
適に行えるし、マッサージ効果も高めて安全に口腔内を
痛めることなく歯垢除去ができ、しかも口腔清掃の取扱
いが簡便にできるものである。
端のヘッド部に備えた植毛部を有するブラシにおいて、
該ヘッド部に、前記植毛部に開口する少なくとも一つの
洗浄水供給口と、供給された洗浄水を排出する排水口と
を形成すると共に、洗浄水供給口を洗浄水供給源に、ま
た排水口を吸入負圧源に連絡したものであって、前記植
毛部の周囲を囲んで可撓性スカート部材を前記ヘッド部
に備えたことにより、歯牙表面や歯肉溝に付着堆積する
歯垢及び歯間に挟まった食物残渣などの汚れを効率よく
除去して、しかも口腔内での異物を残すことなく簡単に
洗い流して、不快感がなく、使用感を大巾に向上させる
ことができると共に、ヘッド部に実質的な凹部が形成さ
れて開口する供給口から水や液剤を供給しつつ、ヘッド
部の植毛部で歯牙或いは歯茎や粘膜の清掃すべき部位に
当てて動かすことで付着した食物残滓等を掻き取り、掻
き取られた食物残滓等等を凹部内に開口する排水口から
排水することができるため、口腔内の清掃を確実かつ快
適に行えるし、マッサージ効果も高めて安全に口腔内を
痛めることなく歯垢除去ができ、しかも口腔清掃の取扱
いが簡便にできるものである。
【図1】本発明の実施例を示し、(a)はその側面図、
(b)は底面図、(c)は平面図、(d)はA−A線に
おける拡大縦断面図である。
(b)は底面図、(c)は平面図、(d)はA−A線に
おける拡大縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す拡大縦断面図であ
る。
る。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す拡大底面図
で、(a)は長方形刷毛束、(b)は長方形と円形刷毛
束を併用、(c)はスカート部材を設けたものを夫々示
す。
で、(a)は長方形刷毛束、(b)は長方形と円形刷毛
束を併用、(c)はスカート部材を設けたものを夫々示
す。
【図4】本発明のもう一つの実施例を示す一部切欠側面
図である。
図である。
1 ハンドル部 2 ヘッド部 3 植毛部 4 洗浄水供給口 5 排水口 6 洗浄水供給源 7 吸入負圧源 8 可撓性スカート部 13 凹部 14,15 ホース
Claims (5)
- 【請求項1】 ハンドル部と、該ハンドル先端のヘッド
部に備えた植毛部を有するブラシにおいて、該ヘッド部
に、前記植毛部に開口する少なくとも一つの洗浄水供給
口と、供給された洗浄水を排出する排水口とを形成する
と共に、洗浄水供給口を洗浄水供給源に、また排水口を
吸入負圧源に連絡したものであって、前記植毛部の周囲
を囲んで可撓性スカート部材を前記ヘッド部に備えたこ
とを特徴とする口腔洗浄用ブラシ。 - 【請求項2】 前記可撓性スカート部材が、柔軟なゴム
或いはエラストマからなる帯状体であって、帯状体端を
前記植毛部の刷毛高さより低い位置に配置した請求項1
記載の口腔洗浄用ブラシ。 - 【請求項3】 ハンドル部と、該ハンドル先端のヘッド
部に備えた植毛部を有するブラシにおいて、該ヘッド部
に、前記植毛部に開口する少なくとも一つの洗浄水供給
口と、供給された洗浄水を排出する排水口とを形成する
と共に、洗浄水供給口を洗浄水供給源に、また排水口を
吸入負圧源に連絡したものであって、該排水口を植毛部
内に突設した可撓性排水チューブにより開口配備したこ
とを特徴とする口腔洗浄用ブラシ。 - 【請求項4】 ハンドル部と、該ハンドル先端のヘッド
部に備えた植毛部を有するブラシにおいて、該ヘッド部
に、前記植毛部に開口する少なくとも一つの洗浄水供給
口と、供給された洗浄水を排出する排水口とを形成する
と共に、洗浄水供給口を洗浄水供給源に、また排水口を
吸入負圧源に連絡したものであって、前記洗浄水供給口
と排水口との周囲に刷毛束の横断面が少なくとも非円形
の長方形などの毛束を環状に配列して備えたことを特徴
とする口腔洗浄用ブラシ。 - 【請求項5】 前記植毛部の刷毛束が、その下端部それ
ぞれに融合塊を設けて一体化しハンドルヘッド部に埋設
した請求項4記載の口腔洗浄用ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28735296A JPH10113231A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 口腔洗浄用ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28735296A JPH10113231A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 口腔洗浄用ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10113231A true JPH10113231A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17716263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28735296A Pending JPH10113231A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 口腔洗浄用ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10113231A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6659768B1 (en) | 1998-10-30 | 2003-12-09 | Ricoh Elemex Corporation | Oral cavity cleaning device |
JP2006334276A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Reiko Fujita | 歯ブラシ装置 |
JP2007513675A (ja) * | 2003-12-11 | 2007-05-31 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 流体方向づけ部材を備える電動歯ブラシのブラシヘッド |
JP2010194172A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Osada Res Inst Ltd | 給排水機能付歯ブラシ |
KR101248594B1 (ko) | 2011-01-31 | 2013-03-28 | 박혜진 | 석션 기능을 갖는 칫솔 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP28735296A patent/JPH10113231A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6814576B2 (en) | 1998-10-30 | 2004-11-09 | Ricoh Elemex Corporation | Oral cavity cleaning device |
US6918764B2 (en) | 1998-10-30 | 2005-07-19 | Ricoh Elemex Corporation | Oral cavity cleaning device |
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