JP3213049U - 釣竿収納ケース - Google Patents

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浩之 小池
浩之 小池
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株式会社フェニックス エンジニアリング
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Abstract

【課題】釣竿をガタ付きなどなく安定してケース本体に収納する際にかかる作業時間を減らすことで、作業コストの低下と生産量の増加をさせる釣竿収納ケースを提供する。【解決手段】釣竿50を収容するための収容空間Sを形成する筒状のケース本体10と、ケース本体10内に挿入されて釣竿50を保持する保持体30と、保持体30に対して釣竿50を固定するための固定部材20を備え、固定部材20は釣竿の魚釣用リールが装着されてもよい把持部51に固定するための把持部差し込み部20aと可動フード差し込み部20bを有し、保持体30と固定するための固定穴20cとフラップ20dを有し、釣竿50と固定部材20と保持体30を固定した状態の釣竿保持体固定品60で上下左右軸方向の動きを規制し、釣竿保持体固定品60をケース本体10に挿入する。【選択図】図1

Description

本考案は、釣竿を収納保持するための釣竿収納ケースに関し、特に、釣竿の運搬時などにおいて釣竿を保護するべく収納する釣竿収納ケースに関する。
従来から、釣竿を運搬したり、釣竿を販売店で展示できるようにするために、釣竿を収納保持する釣竿収納ケースは数多く知られている。
例えば、特許文献1に開示される釣竿収納ケースは下記の様な仕様である。釣竿を受けるためのスリットの入った円柱状の発泡プラスチックから成る緩衝部材を釣竿に装着し、釣竿の釣り糸ガイドに緩衝部材の当接面を当接させる。
紙板材を複数回折り曲げるとによって段付き形状に成された保持体に2箇所穴をあけ、その穴から線状部材を通す。
緩衝部材を装着した釣竿を上記保持体の角に押し当てて線状部材を緩衝部材の周囲で緩衝部材を変形させるように縛り、釣竿と緩衝部材と保持体を強固に固定し、釣竿を収容するための収容空間を形成する筒状のケースに釣竿を固定した保持体を挿入し、釣竿の基端を前記ケース本体の底面に当て付けることで、釣竿を軸方向で挟みこむことにより軸方向の動きを規制することのできる釣竿収納ケースである。
特開平2016−67305号 公報 (段落0009)
しかしながら、前述した釣竿収納ケースは、緩衝部材を装着した釣竿を保持体に固定する際に行う、線状部材で緩衝部材を縛る作業に手間がかかり、作業コストが高くなるとともに、釣竿の収納も手間がかかるため、生産量を増加させることが出来ないという問題がある。
また、前述した釣竿収納ケースは、釣竿の長さに合わせて保持体の線状部材を通す穴位置が変わってしまうため、多種類の釣竿に対して釣竿収納ケースを共通化出来ないという問題がある。
本考案は、上記した釣竿の収納作業の作業性の問題に着目してなされた物であり、釣竿の収納作業を効率化することで、作業コストを低下させ且つ生産量の増加を提供することを目的とする。
本考案は、上記した多種類の釣竿の長さに合わせた収納の問題に着目してなされた物であり、収納ケース本体と保持体と固定部材を釣竿の長さに関わらず共通化することで、低コストな釣竿収納ケースを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本考案の釣竿収納ケースは、釣竿を収容するための収容空間を形成する筒状のケース本体と、前記ケース本体内に挿入されて釣竿を保持する保持体と、前記保持体に対して釣竿を固定するための固定部材を備えた釣竿収納ケースであって、前記固定部材は釣竿と固定するための差し込み部と、前記保持体と固定するためのフラップを有し、釣竿と前記固定部材と前記保持体を固定した状態の釣竿保持体固定品にすることで上下左右前後軸方向の動きを規制し、釣竿保持体固定品を前記のケース本体に挿入することを特徴とする釣竿収納ケース。
前記固定部材は、釣竿と固定するために、釣竿の魚釣用リールが装着されてもよい把持部の把持部穴に挿入するための把持部差し込み部と、前記把持部と前記把持部先端の把持部可動フードを利用して挟み込まれる可動フード差し込み部が形成されていることを特徴とする釣竿収納ケース。
前記固定部材は、180度回転した際に、前記把持部差し込み部と前記可動フード差し込み部が入れ替っても役割が問題なく果たせるように、上下左右対称の形状であることを特徴とする釣竿収納ケース。
前記固定部材は、前記フラップを折り曲げることで、前記保持体の切り欠きの凸部分を挿入することの出来る固定穴を形成することを特徴とする釣竿収納ケース。
前記固定部材の前記固定穴に前記保持体の前記切り欠きを挿入することで、釣竿の上下左右軸方向の動きが規制されることを特徴とする釣竿収納ケース。
前記固定部材は、前記切り欠きの下にある切り込みに挿入するために、前記フラップの先端にフラップ先端部が形成されており、前記フラップ先端部を前記保持体の前記切り込みに挿入することで、釣竿の前後軸方向の動きが規制されることを特徴とする釣竿収納ケース。
前記保持体は、様々な長さの釣竿に対応するために前記切り欠きが複数あることを特徴とする釣竿収納ケース。
釣竿の固定手段が簡単なため作業コストの低下と生産量の増加を実現できる釣竿収納ケースを提供できる。
釣竿収納ケースの各部品が1種類の部品に共通化して様々なサイズの釣竿に対応出来るので、低コストな釣竿収納ケースを提供できる。
本考案の第1の実施の形態による釣竿が収納された釣竿収納ケースの斜視図である。 釣竿に固定部材を固定した際の斜視図である。 釣竿に固定部材と保持体を固定した際の斜視図である。 釣竿に固定部材と保持体を固定した状態でケース本体に挿入する際の斜視図である。
以下、本考案に関わる釣竿収納ケースの実施形態について図面を参照しながら具 体的に説明する。
図1で示すように、本実施形態の釣竿収納ケース1は、釣竿50を収容するための収容空間Sを形成する筒状のケース本体10と、ケース本体10内に挿入されて釣竿50を保持するために屈曲形成された保持体30と、保持体30に対して釣竿50を固定するための固定部材20とを備える。
なお釣竿収納ケース1内に収納される釣竿50は、本実施形態では、1本竿(ワンピースロッド)から成るが、その形態は特に限定されない。また、この釣竿50は、例えば、魚釣用リールが装着されてもよい把持部51を有している。
図2、図3で示されている固定部材20はプラスチックで形成されており、釣竿50を固定するために、釣竿50の把持部51の把持部穴51aに差し込まれる把持部差し込み部20aと、把持部51と把持部可動フード51bに挟み込まれる可動フード差し込み部20bを有し、釣竿50の上下左右軸方向の動きを規制するため、保持体30と固定するための固定穴20cを有し、釣竿50の前後軸方向の動きを規制するため、保持体30と固定するためのフラップ20d及びフラップ20d先端のフラップ先端部20eを有している。
なお、固定部材20は、180度回転した際に把持部差し込み部20aと可動フード差し込み部20bが入れ替わってしまうが、上下左右対称の形状になっているため果たす役割に問題の無い形状を有している。
図3で示すように、保持体30は板材を折り曲げることによって形成され、釣竿50の上下左右軸方向の動きを規制するため、固定部材20と固定するために固定穴20cを差し込むための切り欠き30aを複数個有し、釣竿50の前後軸方向の動きを規制するため、固定部材20のフラップ20cのフラップ先端部20dを差し込むための切り込み30bを複数個有している。
上記構成の釣竿収納ケース1内に釣竿50を収納する手順について説明する。まず、図2に示されているように釣竿50の把持部51の把持部穴51aに固定部材20の把持部差し込み部20aを挿入し、可動フード差し込み部20bを把持部51と把持部可動フード51bで挟み込むように把持部可動フード51bを回転させながら可動させ、釣竿50と固定部材20を固定し、釣竿固定部材固定品40状態にする。把持部可動フード51bを可動させる際、固定部材20が釣竿50から抜けないようにしっかり回転させて固定させることが好ましい。
図3に示されているように釣竿固定部材固定品40のフラップ20dを内側に折り曲げ、折り曲げた際にできる固定穴20cに保持体30の切り欠き30aの凸部分を挿入することで、釣竿の上下左右軸方向の動きが規制される。
なお、切り欠き30aは様々な長さの釣竿に対応するために複数箇所あり、釣竿基端52が保持体30の底の方に来るように切り欠き30aの適正な凸部分に固定穴20cを挿入する。
次に、図3に示されているようにフラップ20dの先端のフラップ先端部20eを内側に折り曲げ、固定穴20cを挿入した切り欠き30aの下にある切り込み30bに挿入し、釣竿固定部材固定品40が保持体30に固定された釣竿保持体固定品60状態にすることで、釣竿の前後軸方向の動きが規制される。
図4に示されるように、ケース本体10のケース底面10aを開口し、釣竿保持体固定品60の釣竿穂先からケース底面10aに挿入し、ケース底面10aを閉口し、釣竿50をケース本体10に収納する。
以上説明したように、本実施形態の釣竿収納ケース1によれば、釣竿50を固定部材20と保持体30に固定した釣竿保持体固定品60状態にすることで、釣竿50の上下左右前後の動きを規制することができ、釣竿保持体固定品60をケース本体10に収容することで、運搬中等において激しい振動や衝撃に晒されても、釣竿50がケース本体10内でガタ付くことが防止され、また、釣竿50がケース本体10の内壁と激しく接触したり屈曲して破損することも防止できる。しかも、このような作用効果は、固定部材20を中心に釣竿50と保持体30を固定するだけの簡単な構造によって得ることができる。すなわち、釣竿の固定手段が簡単なため作業コストの削減と生産量の増加を実現できる釣竿収納ケースを提供できる。



















Claims (7)

  1. 釣竿を収容するための収容空間を形成する筒状のケース本体と、前記ケース本体内に挿入されて釣竿を保持する保持体と、前記保持体に対して釣竿を固定するための固定部材を備えた釣竿収納ケースであって、前記固定部材は釣竿と固定するための差し込み部と、前記保持体と固定するためのフラップを有し、釣竿と前記固定部材と前記保持体を固定した状態の釣竿保持体固定品にすることで上下左右前後軸方向の動きを規制し、釣竿保持体固定品を前記のケース本体に挿入することを特徴とする釣竿収納ケース。
  2. 前記固定部材は、釣竿と固定するために、釣竿の魚釣用リールが装着されてもよい把持部の把持部穴に挿入するための把持部差し込み部と、前記把持部と前記把持部先端の把持部可動フードを利用して挟み込まれる可動フード差し込み部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿収納ケース。
  3. 前記固定部材は、180度回転した際に、前記把持部差し込み部と前記可動フード差し込み部が入れ替っても役割が問題なく果たせるように、上下左右対称の形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の釣竿収納ケース。
  4. 前記固定部材は、前記フラップを折り曲げることで、前記保持体の切り欠きの凸部分を挿入することの出来る固定穴を形成することを特徴とする請求項1または請求項2、請求項3に記載の釣竿収納ケース。
  5. 前記固定部材の前記固定穴に前記保持体の前記切り欠きの凸部分を挿入することで、釣竿の上下左右軸方向の動きが規制されることを特徴とする請求項1または請求項2、請求項3、請求項4に記載の釣竿収納ケース。
  6. 前記固定部材は、前記切り欠きの下にある切り込みに挿入するために、前記フラップの先端にフラップ先端部が形成されており、前記フラップ先端部を前記切り込みに挿入することで、釣竿の前後軸方向の動きが規制されることを特徴とする請求項1または請求項2、請求項3、請求項4、請求項5に記載の釣竿収納ケース。
  7. 前記保持体は、様々な長さの釣竿に対応するために前記切り欠きが複数あることを特徴とする請求項1または請求項4、請求項5、請求項6に記載の釣竿収納ケース。











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