JP3212947B2 - ミラーディスク制御システム - Google Patents

ミラーディスク制御システム

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JP3212947B2
JP3212947B2 JP20484598A JP20484598A JP3212947B2 JP 3212947 B2 JP3212947 B2 JP 3212947B2 JP 20484598 A JP20484598 A JP 20484598A JP 20484598 A JP20484598 A JP 20484598A JP 3212947 B2 JP3212947 B2 JP 3212947B2
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清吾 植松
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四国日本電気ソフトウェア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミラーディスク制
御システムに関し、特に、ミラーディスク構築のために
人手介入による手入力の設定が不要なミラーディスク制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミラーディスク制御シス
テムは、コンピュータ装置や電子装置などの分野で幅広
く使用されており、ディスクが1台故障してもシステム
運用を継続可能とするシステムの高信頼性を達成する目
的のために、一般的には用いられている。
【0003】特開平8−305499号公報に開示の従
来のミラーディスク装置のブロック図を図5に示す。
【0004】図5を参照すると、ミラーディスク装置1
00は、データのリード・ライト可能なカートリッジ式
ハードディスク101、102を着脱交換可能に装着さ
れるハードディスクドライブ103、104と、ディス
ク制御用CPU105と、処理プログラムを格納した処
理プログラム用RAM106と、不揮発性メモリからな
るセットアップメモリ107と、ロータリスイッチ10
8とで構成され、カートリッジ式ハードディスク10
1、102は、ディスクインタフェース111、11
2、113を介してディスク制御用CPU105、処理
プログラム用RAM106、セットアップメモリ10
7、ロータリスイッチ108とに接続され、ディスクイ
ンタフェース113に接続されるホストインタフェース
109によりコンピュータ本体110と接続されてい
る。
【0005】上述のように構成されたミラーディスク装
置100のミラーリングは、以下のようにして行われ
る。
【0006】セットアップメモリ107は、ハードディ
スクドライブ103、104に装着されたカートリッジ
式ハードディスク101、102に付けられた固有番号
と、マスタディスクとなるディスクドライブ名を記憶
し、ディスク制御用CPU105がセットアップメモリ
107に登録されている内容によって、ハードディスク
ドライブ103、104に装着されたカートリッジ式ハ
ードディスク101、102の一方をマスタディスクと
し、コンピュータ本体110との間でデータのリード・
ライトを行い、他方のカートリッジ式ハードディスク1
02、101をマスタディスクの内容と同じ内容のデー
タが書き込まれるスレーブディスクとしてミラーリング
状態を実現する。
【0007】従って、ミラーリング制御を行う際のミラ
ーディスクの構成情報を、不揮発性メモリであるセット
アップメモリ107に格納する構成となっているため、
ミラーディスク装置100に初めてミラーディスクを設
定する場合、および新たにミラーディスクを増設する場
合には、ミラーディスク装置100にカートリッジ式ハ
ードディスク101、102を装着した後、コンピュー
タ本体110から人手介入にてミラーディスクの構成設
定をしなければならないという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ミラーディスク装置は、ミラーディスク構成情報をミラ
ーディスク制御部にある不揮発性メモリにコンピュータ
本体から設定しなければならず、ミラーディスクの構成
が設定されていないハードディスク番号のハードディス
クが装着されても、ミラーリング制御を開始することが
できず、コンピュータシステムに初めてミラーディスク
を設定する場合、および新たにミラーディスクを増設す
る場合には、システムにハードディスクを装着した後、
コンピュータ本体から人手介入にてミラーディスクの構
成設定をしなければならないという課題がある。
【0009】本発明の目的は、ミラーディスクの構築の
ために人手介入による手入力の設定が不要であり、か
つ、ミラーディスク構築が容易なミラーディスク制御シ
ステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のミラーディスク
制御システムは、CPU(中央演算装置)と、上位コン
ピュータ装置と接続される上位装置インタフェース部
と、メモリと、ディスクインタフェース部と、前記CP
Uを動作させる命令が格納されているFW(Firm
Ware)とから構成されるミラーディスク制御部と、
偶数の単体ディスクと、偶数の単体ディスクを装着する
機構と、装着される単体ディスクにディスク番号を付与
するディスク番号付与機構と、単体ディスクの着脱を検
出するディスク着脱検出部とから構成されるディスク装
着機構とを有し、ミラーリング制御を行い2台の単体デ
ィスクの組み合わせでミラーディスクを生成するミラー
ディスク制御部は、ミラーリング制御を行う2台の単体
ディスクの番号を固有のディスク番号で制御する手段
と、ミラーディスク制御部からのみアクセス可能な管理
領域を単体ディスク上に設け管理領域に管理情報を記録
する手段とを具備し、管理情報は、管理領域が有効であ
るか否かを示す有効識別子と、ミラーリング状態を示す
状態フラグとからなり、状態フラグは、正常N(ミラー
ディスクを構成する2台の単体ディスクが共に正常)、
正常M(ミラーディスクを構成する2台の単体ディスク
の内一方は正常であるが、他方が異常、修復中、あるい
は未接続)、修復R(ミラーディスクの他方の単体ディ
スクから一方の単体ディスクへ修復動作中)、異常D
(ミラーディスクの一方の単体ディスクが異常、あるい
は未接続)の4種類の状態で記録されることを特徴とす
る。
【0011】
【0012】
【0013】メモリは、単体ディスクの読み出し、書き
込みのためのバッファ、およびミラーリング制御される
ディスク管理の照合動作のために用いられる状態フラグ
とを記憶することを特徴とする。
【0014】CPUと上位装置インタフェース部とメモ
リとディスクインタフェース部とFWとは、各々ローカ
ルバスで接続され、ディスクインタフェース部と各々の
単体ディスクとは、第一ディスクインタフェース信号、
およびディスク装着機構内の第二ディスクインタフェー
ス信号とを介して接続されることを特徴とする。
【0015】ディスク着脱検出部は、単体ディスクの装
着状態を示すディスク装着信号を入力し、ディスク装着
信号に変化がある場合、割り込み信号を介してCPUに
割り込みを発生させることを特徴とする。
【0016】固有のディスク番号で制御する手段は、デ
ィスク番号付与機構で、単体ディスクの装着位置毎にデ
ィスク装着機構内で唯一のディスク番号になるように単
体ディスクにディスク番号を付与することを特徴とす
る。
【0017】システムの電源投入時に、単体ディスクの
装着状態をチェックし、単体ディスクの管理領域の管理
情報を読み出し、ミラーリング制御を行う2台の単体デ
ィスクの管理情報の照合を行い、単体ディスクの状態フ
ラグを更新した後、自動的にミラーリングの制御を開始
することを特徴とする。
【0018】システム電源投入状態において、ディスク
着脱検出部により、新たに装着された単体ディスクを自
動的に認識し、単体ディスクの管理領域を読み出し、ミ
ラーリング制御を行う2台の単体ディスクの管理情報の
照合を行い、単体ディスクの状態フラグを更新した後、
自動的にミラーリングの制御を開始することを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明のミラーディスク制
御システムの一実施の形態について図面を参照して詳細
に説明する。
【0020】図1は、本発明のミラーディスク制御シス
テム50の一実施の形態を示すブロック図である。
【0021】図1を参照すると、ミラーディスク制御シ
ステム50は、CPU(中央演算装置)11と、上位コ
ンピュータ装置200と接続される上位装置インタフェ
ース部12と、メモリ13と、ディスクインタフェース
部14と、CPU11を動作させる命令が格納されてい
るFW(Firm Ware)15とから構成されるミ
ラーディスク制御部10と、偶数の単体ディスク1A、
1B、mA、mBと、偶数の単体ディスク1A、1B、
mA、mBを装着する機構と、装着される単体ディスク
1A、1B、mA、mBに装着位置毎にシステム内で唯
一のディスク番号になるようにディスク番号を付与する
ディスク番号付与機構1a、1b、ma、mbと、単体
ディスク1A、1B、mA、mBの着脱を検出するディ
スク着脱検出部21とから構成されるディスク装着機構
20とから構成され、CPU11と上位装置インタフェ
ース部12とメモリ13とディスクインタフェース部1
4とFW15とは、各々ローカルバス19で接続され、
ディスクインタフェース部14と各々の単体ディスク1
A、1B、mA、mBとは、第一ディスクインタフェー
ス信号31、およびディスク装着機構20内の第二ディ
スクインタフェース信号28とを介して接続され、ディ
スク着脱検出部21は、単体ディスク1A、1B、m
A、mBの装着状態を示すディスク装着信号29を入力
し、ディスク装着信号29に変化がある場合、割り込み
信号33を介してCPU11に割り込みを発生させる構
成となっている。
【0022】次に、上述のように構成されたミラーディ
スク制御システム50の動作について説明する。
【0023】FW15の制御により、ローカルバス19
を介してFW15と接続されているCPU11が動作
し、上位装置インタフェース部12、上位装置インタフ
ェース信号32を介して接続される上位コンピュータ装
置200と通信が行われる。
【0024】また、FW15の制御によりCPU11が
動作し、ディスクインタフェース部14、第一ディスク
インタフェース信号31、ディスク装着機構20内の第
二ディスクインタフェース信号28を介して接続された
単体ディスク1A、1B、mA、mBの読み出し、書き
込み動作を行い、メモリ13は、単体ディスク1A、1
B、mA、mBの読み出し、書き込みのためのバッファ
BA、BB、およびミラーリング制御されるディスク管
理の照合動作のために用いられる状態フラグMA、MB
を記憶する。
【0025】ミラーディスク制御部10から第一ディス
クインタフェース信号31、第二ディスクインタフェー
ス信号28を介してディスク番号付与機構1a、1b、
ma、mbにアクセスすることにより、それぞれ単体デ
ィスク1A、1B、mA、mBへのアクセスが可能とな
るが、一例として、単体ディスク1A、1B、mA、m
BにSCSI(Small Computor Sys
tem Interface)用コネクタを装備する単
体ディスク1A、1B、mA、mBを用いた場合は、第
一ディスクインタフェース信号31、第二ディスクイン
タフェース信号28がSCSIインタフェース信号にな
り、ディスク番号付与機構1a、1b、ma、mbは、
SCSI/ID設定信号のプルアップ/プルダウンによ
り実現される。
【0026】ミラーディスク制御部10は、FW15の
制御により、ディスク番号付与機構1aと1bとでアク
セスされる単体ディスク1Aと1Bとの組み合わせでミ
ラーリング制御のミラーディスク1を生成し、同様にデ
ィスク番号付与機構maとmbとでアクセスされる単体
ディスクmAとmBとの組み合わせでミラーリング制御
のミラーディスクmを生成すべく、ミラーリング制御を
行う2台のディスク番号を、ディスク番号付与機構1
a、1b、およびma、mbにて固定的に管理する。
(便宜上、以降、単体ディスク1A、mAをマスターデ
ィスク、単体ディスク1B、mBをスレーブディスクと
称す。) ミラーディスク制御システム50の電源(図示せず)投
入により、ミラーディスク制御部10が立ち上がり、F
W15の制御により、ミラーリング制御されるディスク
番号付与機構1a、1bに対して、ミラーリングされた
ミラーディスク1の制御を開始し、次のミラーリング制
御されるディスク番号付与機構ma、mbに対して、ミ
ラーリングされたミラーディスクmの制御を開始する。
【0027】図2は、単体ディスク1A、1B、mA、
mBの領域構成図を示す。
【0028】図2を参照すると、各々の単体ディスク1
A、1B、mA、mBは、ユーザ領域A1と管理領域A
2とに分割され、ユーザ領域A1は、上位コンピュータ
装置200からの指示によるデータの読み出し、書き込
みの領域として使用され、管理領域A2は、ミラーディ
スク制御部10だけがアクセス可能な管理領域A2であ
り、読み出し、書き込み可能な領域としてミラーディス
ク1、mの管理に使用される。管理領域A2には、管理
領域A2が有効であるか否かを示す有効識別子D1と、
ミラーリング状態を示す状態フラグD2とからなる管理
情報が記録される。状態フラグD2の取りうる値とし
て、正常N(マスターディスクおよびスレーブディスク
共に正常)、正常M(マスターディスクは正常である
が、スレーブディスクが異常、修復中、あるいは未接
続)、修復R(スレーブディスクからマスターディスク
へ修復動作中)、異常D(マスターディスクが異常、あ
るいは未接続)の4種類の状態が記録される。
【0029】次に、ミラーディスク制御部10のFW1
5の動作をフローチャートで示す図3を参照して、ミラ
ーディスク制御システム50における動作に付いて詳細
に説明する。
【0030】マスターディスク1A、mAの管理領域A
2をメモリ13のバッファBAに読み出す(S1)。管
理領域A2を読み出した結果が正常であるか異常である
かを判断し(S2)、マスターディスク1A、mAが装
着されており管理領域A2が正常に読み出せた場合は、
管理領域A2内の有効識別子D1が、ミラーディスク制
御システム50で管理されている有効識別子と一致して
いるか否かをチェックする(S3)。有効識別子D1が
一致した場合は、メモリ13上の状態フラグMAに、バ
ッファBA上の状態フラグD2を設定する(S4)。S
3において有効識別子D1が不一致となった場合は、ミ
ラーディスク制御システム50に装着されたことのない
新規の単体ディスク1A、mAと判断し、メモリ13上
の状態フラグMAに新規Nを設定する(S5)。S2に
おいてマスターディスク1A、mAが装着されていない
等の理由により異常になった場合は、メモリ13上の状
態フラグMAに異常Dを設定する(S6)。
【0031】次に、スレーブディスク1B、mBの管理
領域A2をメモリ13のバッファBBに読み出す(S
7)。管理領域A2を読み出した結果が正常であるか異
常であるかを判断し(S8)、スレーブディスク1B、
mBの管理領域A2が正常に読み出せた場合は、管理領
域A2内の有効識別子D1が、ミラーディスク制御シス
テム50で管理されている有効識別子D1と一致してい
るか否かをチェックする(S9)。有効識別子D1が一
致した場合は、メモリ13上の状態フラグMBに、バッ
ファBB上の状態フラグD2を設定する(S10)。S
9において有効識別子D1が不一致となった場合は、ミ
ラーディスク制御システム50に装着されたことのない
新規の単体ディスク1B、mBと判断し、メモリ13上
の状態フラグMBに新規Nを設定する(S11)。S8
において、スレーブディスク1B、mBが装着されてい
ない等の理由により読み出しが異常になった場合は、メ
モリ13上の状態フラグMBに異常Dを設定する(S1
2)。
【0032】こうして、決定したメモリ13上の状態フ
ラグMA、MBを、予め決められている図4に示す照合
テーブルに従って照合する(S13)。照合の結果、組
込みの可否を判定し(S14)、組込み不可となった場
合は、ミラーリング制御を開始せずに終了する。組込み
可能な場合は、照合後のメモリ13上の管理状態フラグ
MA、MBの値として正常N、正常M、修復R、異常D
の4つの状態の何れかに状態フラグMA、MBを更新す
る。バッファBA上の管理状態フラグD2を照合後に決
定した管理状態フラグMAに変更し、照合前の状態フラ
グMAが新規Nの場合は、バッファBAの有効識別子D
1に本ミラーディスク制御システム50で管理する有効
識別子D1を設定し、マスターディスク1A、mAの管
理領域A2にバッファBAの内容を書き込む(S1
5)。バッファBB上の管理状態フラグD2を照合後に
決定した管理状態フラグMBに変更し、照合前の状態フ
ラグMBが新規Nの場合は、バッファBBの有効識別子
D1に本ミラーディスク制御システム50で管理する有
効識別子D1を設定し、スレーブディスク1B、mBの
管理領域A2にバッファBBの内容を書き込む(S1
6)。マスターディスク1Aとスレーブディスク1B、
およびマスターディスクmAとスレーブディスクmBと
の各々の組み合せでミラーリング制御を開始する(S1
7)。
【0033】次に、ミラーディスク制御システム50の
電源(図示せず)投入の際に、ミラーリング制御される
2つ装着位置の何れにも単体ディスク1A、1B、m
A、mBが装着されておらず、ミラーディスク制御シス
テム50の電源投入後に単体ディスク1A、1B、m
A、mBを装着した場合の動作について説明する。
【0034】ミラーディスク制御システム50の電源投
入状態でディスク番号付与機構ma、mbの装着位置に
単体ディスクmA、mBを装着すると、ディスク装着信
号29がディスク着脱検出部21に入力され、ディスク
着脱検出部21はディスク装着信号29の変化を検出
し、割込み信号33を介してCPU11に通知する。割
り込み信号33の入力を検出したCPU11は、FW1
5の制御により、ディスク番号付与機構ma、mbの装
着位置に単体ディスクmA、mBが装着されたことを知
り、ディスク番号付与機構ma、mbとミラーリングを
構成するmb、maとに対して、前述の図3に示すフロ
ーチャートに従い、ミラーリングされたミラーディスク
mの制御を開始する。
【0035】次に、ミラーリング制御が開始された運用
中の管理領域A2の更新動作に付いて説明する。ミラー
リング正常(単体ディスク1A、1B、mA、mBの何
れの状態フラグD2も共に正常N)状態で運用をしてい
る場合に、今、仮に単体ディスクmAに異常が生じたと
すると、異常が発生した単体ディスクmA上の状態フラ
グD2を異常Dに変更する書き込みを行い、異常が発生
していない方の単体ディスクmB上の状態フラグD2を
正常Mに変更の書き込みを行う。異常が発生した単体デ
ィスクmAが抜き取られ、別の単体ディスクと交換され
て装着されたことを、ディスク番号付与機構maからデ
ィスク装着信号29、ディスク着脱検出部21、割り込
み信号33を介して、CPU11に伝達され、FW15
制御により単体ディスクmAが交換されたことを自動的
に知る。交換されたディスク番号付与機構maの装着位
置に装着される単体ディスクmA上の管理領域A2に有
効識別子D1の設定、状態フラグD2を修復Rに設定す
る書き込みを行い、単体ディスクmBから交換された単
体ディスクのmAへユーザ領域A1のデータコピー(修
復動作)を行う。修復動作が終了すると、単体ディスク
mA、mBの両方の管理領域A2の状態フラグD2を正
常Nに変更する書き込みを行う。これによりミラーリン
グ制御の2台の単体ディスクmA、mBからなるミラー
ディスクmがともに正常状態に回復する。
【0036】更に、一例として、新規にミラーディスク
mを設定する動作に付いて説明する。ミラーディスク制
御システム50の電源切断状態において、管理領域A2
に有効識別子D1が書き込まれていない新規の単体ディ
スクmAをミラーディスク制御システム50内のディス
ク番号付与機構maの装着位置に装着して、ミラーディ
スク制御システム50の電源を投入する。電源投入後、
ミラーディスク制御部10が立ち上り、mAとmBに対
して、図3に示すフローチャート図、および図4に示す
照合テーブルに従ってミラーリング制御を開始する。こ
の場合には、図3のS13の照合前の状態フラグMA、
MBはそれぞれ新規Nと異常Dとの組み合わせであり、
図4に示す照合テーブルに従って照合すると、照合後の
状態フラグMA、MBはそれぞれ正常M、異常Dの状態
でミラーリング制御が開始され、ミラーディスクmが新
規に生成される。次にディスク番号付与機構mbの装着
位置に単体ディスクmBを装着すると、前述したディス
クの装着を自動認識する動作と、前述した修復動作とを
行い、2台の単体ディスクmA、mBからなる正常なミ
ラーディスクmが完成する。
【0037】最後に、ミラーディスクmを増設する場合
の動作の一例に付いて説明する。ミラーリング制御とな
るディスク番号付与機構ma、mbの装着位置の何れに
も単体ディスクmA、mBが装着されずにミラーディス
ク制御システム50の電源が投入されている場合に、ミ
ラーディスク管理領域A2に有効識別子D1が書き込ま
れていない新規の単体ディスクmAを、ディスク番号付
与機構maの装着位置に装着する。前述した単体ディス
クmAの装着を自動認識する動作の後、図3に示すフロ
ーチャート図に従って動作すると、図3に示すS13の
照合前の状態フラグMA、MBはそれぞれ新規N、異常
Dの組み合わせであり、図4に示す照合テーブルに従っ
て照合すると、照合後の状態フラグMA、MBはそれぞ
れ正常M、異常Dの状態にてミラーリング制御が開始さ
れ、ミラーディスクmが新規に生成される。次にディス
ク番号付与機構mbの装着位置に単体ディスクmBを装
着することにより、前述した単体ディスクmBの装着を
自動認識する動作と、前述した修復動作をして、2台の
単体ディスクmA、mBからなる正常なミラーディスク
mが完成する。
【0038】以上説明したように、本発明のミラーディ
スク制御システム50は、ミラーリング制御を行う2つ
の装着位置のうちの何れかに、管理領域A2に有効識別
子D1が書かれていない新規の単体ディスクを装着し
て、電源を投入し、システムが立ち上った後、装着して
いない方の装着位置に単体ディスクを装着する操作のみ
で、ミラーリング制御されたミラーディスクを構成し、
制御することが可能になるという効果がある。
【0039】また、システム運用中においては、ミラー
リング制御を行う2つの装着位置の何れにも単体ディス
クが装着されていないところへ、管理領域A2に有効識
別子D1が書かれていない新規の単体ディスクを1台づ
つ順次装着する操作のみで、ミラーリングされたミラー
ディスクを追加構成し、制御することが可能になるとい
う効果がある。
【0040】なお、上述の一実施の形態では、読み出
し、書き込み装置としてハードディスク装置を例にとっ
て説明しているが、これを、脱着可能な光磁気ディスク
装置、相変化光ディスク装置、DVDーRAM光ディス
ク装置、フロッピーディスク装置などのファイル装置と
することも可能であり、本発明に含まれることは言うま
でもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、システムの決めら
れた装着位置に、管理情報が書き込まれていない新規デ
ィスクを装着することで、自動的に新たなミラーリング
ディスク制御を開始可能とすることにより、新たにミラ
ーディスクを設定する際に、上位装置からの人手入力の
設定が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミラーディスク制御システムの一実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す単体ディスクの領域構成図である。
【図3】図1に示すミラーディスク制御部のFW動作を
示すフローチャート図である。
【図4】図3に示すフローチャート図における照合動作
に用いるための照合テーブル図である。
【図5】従来のミラーディスク装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b ディスク番号付与機構 ma、mb ディスク番号付与機構 1A、1B 単体ディスク mA、mB 単体ディスク 1、m ミラーディスク 10 ミラーディスク制御部 11 CPU 12 上位装置インタフェース部 13 メモリ 14 ディスクインタフェース部 15 FW(Firm Ware) 19 ローカルバス 20 ディスク装着機構 21 ディスク着脱検出部 28 第二ディスクインタフェース信号 29 ディスク装着信号 31 第一ディスクインタフェース信号 32 上位装置インタフェース信号 33 割り込み信号 50 ミラーディスク制御システム 200 上位コンピュータ装置 100 ミラーディスク装置 101、102 カートリッジ式ハードディスク 103、104 ハードディスクドライブ 105 ディスク制御用CPU 106 処理プログラム用RAM 107 セットアップメモリ 108 ロータリスイッチ 109 ホストインタフェース 110 コンピュータ本体 111、112 ディスクインタフェース 113 ディスクインタフェース A1 ユーザ領域 A2 管理領域 D1 有効識別子 D2 状態フラグ MA、MB 状態フラグ BA、BB バッファ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU(中央演算装置)と、上位コンピ
    ュータ装置と接続される上位装置インタフェース部と、
    メモリと、ディスクインタフェース部と、前記CPUを
    動作させる命令が格納されているFW(Firm Wa
    re)とから構成されるミラーディスク制御部と、偶数
    の単体ディスクと、前記偶数の単体ディスクを装着する
    機構と、装着される前記単体ディスクにディスク番号を
    付与するディスク番号付与機構と、前記単体ディスクの
    着脱を検出するディスク着脱検出部とから構成されるデ
    ィスク装着機構とを有し、ミラーリング制御を行い2台
    の前記単体ディスクの組み合わせでミラーディスクを生
    成する前記ミラーディスク制御部は、ミラーリング制御
    を行う2台の前記単体ディスクの番号を固有のディスク
    番号で制御する手段と、前記ミラーディスク制御部から
    のみアクセス可能な管理領域を前記単体ディスク上に設
    け前記管理領域に管理情報を記録する手段とを具備し、
    前記管理情報は、前記管理領域が有効であるか否かを示
    す有効識別子と、ミラーリング状態を示す状態フラグと
    からなり、前記状態フラグは、正常N(前記ミラーディ
    スクを構成する2台の前記単体ディスクが共に正常)、
    正常M(前記ミラーディスクを構成する2台の前記単体
    ディスクの内一方は正常であるが、他方が異常、修復
    中、あるいは未接続)、修復R(前記ミラーディスクの
    他方の単体ディスクから一方の単体ディスクへ修復動作
    中)、異常D(前記ミラーディスクの一方の単体ディス
    クが異常、あるいは未接続)の4種類の状態で記録され
    ことを特徴とするミラーディスク制御システム。
  2. 【請求項2】 前記メモリは、前記単体ディスクの読み
    出し、書き込みのためのバッファ、およびミラーリング
    制御されるディスク管理の照合動作のために用いられる
    前記状態フラグとを記憶することを特徴とする請求項1
    記載のミラーディスク制御システム。
  3. 【請求項3】 前記CPUと前記上位装置インタフェー
    ス部と前記メモリと前記ディスクインタフェース部と前
    記FWとは、各々ローカルバスで接続され、前記ディス
    クインタフェース部と各々の前記単体ディスクとは、第
    一ディスクインタフェース信号、および前記ディスク装
    着機構内の第二ディスクインタフェース信号とを介して
    接続されることを特徴とする請求項1記載のミラーディ
    スク制御システム。
  4. 【請求項4】 前記ディスク着脱検出部は、前記単体デ
    ィスクの装着状態を示すディスク装着信号を入力し、前
    記ディスク装着信号に変化がある場合、割り込み信号を
    介して前記CPUに割り込みを発生させることを特徴と
    する請求項1記載のミラーディスク制御システム。
  5. 【請求項5】 前記固有のディスク番号で制御する手段
    は、前記ディスク番号付与機構で、前記単体ディスクの
    装着位置毎に前記ディスク装着機構内で唯一のディスク
    番号になるように前記単体ディスクにディスク番号を付
    与することを特徴とする請求項1記載のミラーディスク
    制御システム。
  6. 【請求項6】 システムの電源投入時に、前記単体ディ
    スクの装着状態をチェックし、前記単体ディスクの前記
    管理領域の前記管理情報を読み出し、ミラーリング制御
    を行う2台の前記単体ディスクの前記管理情報の照合を
    行い、前記単体ディスクの前記状態フラグを更新した
    後、自動的にミラーリングの制御を開始することを特徴
    とする請求項1記載のミラーディスク制御システム。
  7. 【請求項7】 システム電源投入状態において、前記デ
    ィスク着脱検出部により、新たに装着された前記単体デ
    ィスクを自動的に認識し、前記単体ディスクの前記管理
    領域を読み出し、ミラーリング制御を行う2台の単体デ
    ィスクの前記管理情報の照合を行い、前記単体ディスク
    の前記状態フラグを更新した後、自動的にミラーリング
    の制御を開始することを特徴とする請求項1記載のミラ
    ーディスク制御システム。
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