JP2868001B1 - ディスクアレイ装置制御方法およびディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置制御方法およびディスクアレイ装置

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JP2868001B1
JP2868001B1 JP9236125A JP23612597A JP2868001B1 JP 2868001 B1 JP2868001 B1 JP 2868001B1 JP 9236125 A JP9236125 A JP 9236125A JP 23612597 A JP23612597 A JP 23612597A JP 2868001 B1 JP2868001 B1 JP 2868001B1
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Abstract

【要約】 【課題】ディスクアレイ装置の運用中に磁気ディスク装
置(HDD装置)が交換された際、HDD装置の状態を
自動検出するとともに、障害HDD装置を特定する情報
などを格納するための不揮発性メモリの障害も検出でき
るようにして、交換されたHDD装置の誤動作をなく
し、HDD装置の接続ミスも検出する。 【解決手段】障害HDD装置の交換または修理を行い、
HDD装置(NNEW番目のHDD装置)の電源を再投入
した際に、そのHDD装置から、HDD装置を識別する
ための固有情報A(NNEW)を読み出し(ステップ10
2)、NNEW番目の不揮発性メモリから予め格納されて
いる固有情報B(NNEW)を読み出し(ステップ10
4)、両者を比較する(ステップ106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクアレイ装
置に関し、特に、データを冗長構成にして複数の磁気デ
ィスク装置(HDD装置)に格納するディスクアレイ装
置制御方法及びディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーバ機などでは、信頼性や耐故障性の
向上、データアクセス速度の向上を目的として、複数の
磁気ディスク装置(HDD装置)からなり、データを分
解してこれら複数の磁気ディスク装置に対して並列にリ
ード/ライトを行えるようにしたディスクアレイ装置が
用いられる。ディスクアレイ装置では、障害を起こした
HDD装置を特定する情報を保持できるようになってお
り、障害発生時などにはこの情報を利用して、障害から
の復旧が行えるようになっている。
【0003】従来のディスクアレイ装置では、障害HD
D装置を特定する情報を揮発性メモリに格納していたた
め、停電等によるシステムダウンが発生したとき、障害
HDDを特定する情報が失われていた。このため、障害
HDD装置を特定する情報を不揮発性メモリに格納する
ディスクアレイ装置が各種提案されている。例えば、本
願発明者は、既に特願平9−56234号において、磁
気ディスクの状態記憶に不揮発性メモリを用いるととも
に、各HDD装置の状態を立上げ時に自動検出し、ま
た、不揮発性メモリ自体の障害やHDD装置の接続ミス
も検出できるディスクアレイシステムを提案した。
【0004】図5に、この従来のディスクアレイシステ
ムの構成を示す。ディスクアレイシステムは、上位装置
から送信されたデータを冗長構成のものとして格納する
複数(ここでは例えば5台とする)の磁気ディスク装置
(HDD装置)541〜545と、この複数のHDD装置
541〜545を識別する固有情報を各HDD装置ごとに
記憶する不揮発性のメモリ(不揮発性メモリ)551
555と、この不揮発性メモリ551〜555に格納され
た固有情報に基づいてHDD装置541〜545の接続状
態を判定するとともにHDD装置541〜545に異常が
発生したときに冗長構成に基づいて当該異常により失わ
れたデータを復旧させる磁気ディスク制御装置(ディス
クアレイコントローラ)3と、ディスクアレイコントロ
ーラ3内の後述する状態情報制御手段6によって編集さ
れた状態情報を記憶する不揮発性の状態情報記憶部19
と、を有している。
【0005】ディスクアレイコントローラ3には、ディ
スクアレイコントローラ3がHDD装置541〜545
初期化する時に当該各HDD装置541〜545から固有
情報を読み出すとともに当該各固有情報をそれぞれの不
揮発性メモリ551〜555へ格納する初期化制御手段5
と、HDD装置541〜545の障害発生の有無および復
旧処理中か否かの動作状態を管理する状態情報をHDD
装置541〜545の状態の変化に応じて書き換える状態
情報制御手段6と、ディスクアレイコントローラ3がH
DD装置541〜545を再立ち上げをするときに状態情
報記憶部19に格納された状態情報に基づいて、当該再
立ち上げ直前の各HDD装置541〜545の動作状態を
再現する直前状態再現手段7と、不揮発性メモリ551
〜555およびHDD装置541〜545にそれぞれ格納
された固有情報を比較するとともに当該比較結果に基づ
いて再立ち上げから当該HDD装置541〜545が入れ
替えられたか否かの接続状態を判定する接続状態判定手
段8と、この接続状態判定手段8によって判定された接
続状態情報と直前状態再現手段7によって再現された直
前の各HDD装置541〜545の動作状態情報とに基づ
いて復旧処理の継続または開始を制御する復旧制御手段
9とが設けられている。
【0006】この図5に示すディスクアレイシステムで
は、初期化制御手段5が、HDD装置に固有な情報を不
揮発性メモリ551〜555に格納するため、接続状態判
定手段8は、不揮発性メモリ551〜555およびHDD
装置541〜545にそれぞれ格納された固有情報を比較
するとともに当該比較結果に基づいて再立ち上げ直前か
ら当該HDD装置541〜545が入れ替えられたか否か
の接続状態を判定することができる。すなわち、HDD
装置が交換された場合、不揮発性メモリに格納された固
有情報とその交換されたHDD装置の固有情報は必ず異
なり、一方、交換されていない場合には必ず一致するた
め、接続状態判定手段8は、現在のHDD装置の接続状
態を正確に判定することができる。さらに、このディス
クアレイシステムでは、状態情報制御手段6が、HDD
装置541〜545の障害発生の有無および復旧処理中か
否かの動作状態を管理する状態管理情報をHDD装置5
1〜545の変化に応じて書き換え、この状態情報を不
揮発性の状態情報記憶部19に格納する。このため、停
電等によるシステムダウンが生じても、HDD装置54
1〜545を再立ち上げするときに、直前状態再現手段7
は、この状態情報記憶部19に格納された状態情報に基
づいて当該再立ち上げ直前の各HDD装置541〜545
の動作状態を再現することができる。すなわち、システ
ムダウン等の不測の事故が生じても、「正常」、「障
害」、「復旧処理中」等の直前の各HDD装置の動作状
態が再現される。
【0007】次に、図5に示す従来のディスクアレイシ
ステムにおける再起動時の動作の概略を図6乃至図10
のフローチャートを参照して説明する。図6乃至図10
は、全体で1枚のフローチャートを構成するものであ
り、丸付きの符号A〜Hにより、相互の接続関係が示さ
れている。
【0008】まず、カウンタiに“1”、障害HDD装
置台数NEERに“0”、障害HDD識別パラメータN
DISKに“0”、不揮発性メモリ19に格納されている障
害状態を示す管理情報配列C(i)の各要素に“0”、各
不揮発性メモリ55から読み出した固有情報の配列E
(i)の各要素に“0”、不揮発性メモリ19に格納され
ている復旧状態を示す管理情報配列F(i)の各要素に
“0”をセットする(ステップ401)。そして、不揮
発性メモリ19から、各HDD装置の状態を示す管理情
報配列C(i)と、復旧状態を示す管理情報配列F(i)と
を読み出し(ステップ402)、読み出しが正常に行え
たかどうかを判別する(ステップ403)。
【0009】ステップ403において読み出しが正常に
行えなかった場合には、ディスクアレイシステムの障害
としてエラーメッセージを出力し(ステップ516)、
処理を終了する。一方、ステップ403において読み出
しが正常に行えた場合には、C(i)が“1”かどうかを
判別し(ステップ404)、C(i)が“1”であれば、
図7に示すステップ415に処理を移行し、i番のHD
D装置から固有情報を読み出してD(i)に格納し、さら
に、読み出しが正常に行えたかどうかを判別する(ステ
ップ417)。ここで読み出しが正常でなければステッ
プ420に進み、一方、ステップ417で読み出しが正
常であれば、i番の不揮発性メモリからE(i)を読み出
し(ステップ416)、ステップ416での読み出しが
正常かどうかを判別する(ステップ418)。ステップ
418において、読み出しが正常でなければステップ4
20へ進み、読み出しが正常であればステップ412へ
進む。
【0010】ステップ420では、i番のHDD装置か
ら読み出した固有情報D(i)とi番の不揮発性メモリか
ら読み出した固有情報が異なるように、固有情報の一部
の書き換えを行い、その後、ステップ412へ進む。例
えば、D(i)に“FFh”(hは16進表示であること
を示す)を代入し、E(i)に“00h”を代入する。こ
のステップ420での固有情報の書き換えにより、i番
の不揮発性メモリ55に異常があることを記憶する。ま
た、ステップ412では、NEERに1を加算、NDISK
iをセットし、図8のステップ413へ進む。
【0011】図6に示すステップ404においてC(i)
が1でなければ、すなわち、再立ち上げ直前に障害なし
であったHDD装置については、図8に示すステップ4
05に処理を移行し、このi番のHDD装置から固有情
報D(i)を読み出し、この読み出しが正常に行えたかど
うかを判別する(ステップ406)。ここで読み出しが
正常に行えなかった場合にはステップ419に進み、読
み出しが正常に行えた場合にはi番の不揮発性メモリ5
5から格納されている固有情報E(i)を読み出し(ステ
ップ407)、固有情報E(i)の読み出しが正常に行え
たかどうかを判別する(ステップ408)。ステップ4
08において、読み出しが正常に行なえかった場合に
は、ステップ419に進む。ステップ419では、HD
D装置の異常またはその不揮発性メモリ55に異常があ
る場合には、i番のHDD装置から読み出した固有情報
D(i)とi番の不揮発性メモリから読み出した固有情報
が異なるように、固有情報の一部の書き換えを行い、そ
の後、ステップ410へ進む。例えば、D(i)に“FF
h”を代入し、E(i)に“00h”を代入する。
【0012】ステップ408において固有情報E(i)の
読み出しが正常に行えた場合には、i番のHDD装置か
ら読み出した固有情報D(i)とi番の不揮発性メモリ5
5から読み出した固有情報E(i)を比較し、D(i)とE
(i)が同じか異なるかを判別する(ステップ409)。
ステップ409においてD(i)≠E(i)であればステッ
プ410へ進み、D(i)=E(i)であればステップ41
3へ進む。ステップ409においてD(i)とE(i)が一
致しないのは、対応するHDD装置が交換されたことを
意味する。このため、ステップ410では、NEER
“1”を加算、ND ISKにiをセット、C(i)に“1”を
セットし、管理情報を格納するための不揮発性メモリ1
9にC(i)を書き込む。そして、この書き込みが正常に
行えたかどうかを判別する(ステップ411)。書込み
が正常でない場合には、ステップ412においてエラー
メッセージを出力してから処理を終了し、書き込みが正
常である場合には、ステップ413へ進む。
【0013】ステップ413では、次のHDD装置につ
いて上述と同様の繰り返すため、パラメ−タiに“1”
を加算し、加算後のパラメータiが全HDD装置の台数
以下であるかを判別する(ステップ414)。iが全H
DD装置の台数以下の場合には、図6に示すステップ4
04へ戻り、次のHDD装置の固有情報と不揮発性メモ
リ55の固有情報との比較が行われる。このような動作
をiが全HDD装置台数より大きくなるまで繰り返すこ
とにより、NEERには、正常でないHDD装置の数がセ
ットされ、管理情報C(i)には、障害の発生しているH
DD装置を識別するビットがセットされることになる。
また、管理情報を格納する不揮発性メモリ55の障害に
よるディスクアレイシステム障害が検出されたことにな
る。
【0014】なお、上述した例では、ステップ419お
よびステップ420において、D(i)に“FFh”を、
E(i)に“00h”をそれぞれ書き込んでいるが、要は
D(i)とE(i)とが異なるようにすればよいので、書き
込む値はこれらに限られるものではない。これは、読み
出しには失敗するがデータは正常なものが送られてくる
場合があるためで、回路の設計方法やデータの格納方法
によっては使用しなくても構わない場合もある。以上の
図6乃至図8に示す処理により、現在のHDD装置の接
続状態が確認され、HDD装置が交換されている場合に
はその交換されたHDD装置の番号がNDISKに格納され
ることになる。この接続状態の確認は、接続状態判定手
段8により行われる。
【0015】全HDD装置について上述の処理が行われ
た場合、すなわち、ステップ414でiが全HDD装置
台数を上回る場合には、ステップ501に移行し、図9
及び図10に示す処理を行う。
【0016】まず、ステップ501において、障害HD
D装置台数カウンタNEERの判定を行い、NEERが“0”
であるときには、全HDD装置が正常であるので、立ち
上げ動作を終了する。NEERが“2”以上であるときに
は、ここでのディスクアレイシステムの冗長構成ではカ
バーできない障害であるため、障害ディスクアレイ装置
とし、エラーメッセージを出力して(ステップ51
6)、処理を終了する。NEERが“1”であるときに
は、復旧状態を示す管理情報F(NDISK)から、電源切断
前の状態が復旧中であるかを判断する(ステップ50
2)。ステップ502において、F(NDISK)=1すなわ
ち電源切断前の状態が復旧中であれば、次に、HDD装
置から読み出した固有情報D(NDISK)と不揮発性メモリ
55から読み出した固有情報E(NDISK)が同じであるか
を比較する(ステップ503)。この比較により、D
(NDISK)=E(NDISK)すなわちF(NDISK)で特定される
HDD装置が交換されていないと判断された場合には、
ステップ518以下の自動復旧処理を行う。一方、D
(NDISK)とE(NDISK)が異なる場合には、当該HDD装
置を使用不可として(ステップ517)、処理を終了す
る。
【0017】一方、ステップ502においてF(NDISK)
≠1すなわち電源切断前が復旧中でない場合には、HD
D装置から読み出した固有情報D(NDISK)と不揮発性メ
モリ55から読み出した固有情報E(NDISK)が同じであ
るかを比較する(ステップ504)。ステップ504に
おいてD(NDISK)=E(NDISK)であるときは、一旦障害
有りと判定されたHDD装置であるため、再度、このN
DISK番のHDD装置が正常か否かのテストを行う(ステ
ップ506)。このテスト結果が正常であるかどうかを
判別し(ステップ507)、正常でなければ、ステップ
517に移行し、当該HDD装置を使用不可能として処
理を終了する。一方、ステップ507においてNDISK
のHDD装置のテスト結果が正常であれば、復旧状態を
示す管理情報配列F(NDISK)に“1”を格納し、不揮発
性メモリ19にこのF(NDISK)を書き込み(ステップ5
14)、不揮発性メモリ19への書き込みが正常に行え
たかどうかを判別する(ステップ515)。ステップ5
15において書き込みが正常に行えていない場合には、
エラーメッセージを出力して(ステップ516)、処理
を終了し、書き込みが正常に行われている場合には、ス
テップ518に移行して、自動復旧を行う。
【0018】ステップ518では、NDISK番のHDD装
置に他のHDD装置内のデータから再構築されたデータ
を書き込むことによって、このNDISK番のHDD装置の
復旧作業を行う。この復旧作業が終了したら、管理情報
C(NDISK)、D(NDISK)にそれぞれ“0”をセットし
(ステップ519)、これによって再立ち上げ動作を終
了する。
【0019】また、ステップ504において、HDD装
置から読み出した固有情報D(NDIS K)と不揮発性メモリ
55から読み出した固有情報E(NDISK)が異なる場合、
すなわち、障害処理中ではないHDD装置が交換された
場合には、図10のステップ505に処理を移行し、上
位装置からの復旧命令を待つ。そして、復旧命令を受信
したら、NDISK番のHDD装置のテストを行う(ステッ
プ508)。ステップ508でのHDD装置のテストの
結果が正常かどうかを判別し(ステップ509)、正常
でない場合には、当該HDD装置を使用不可とするため
にステップ517に移行し、HDD装置のテストが正常
な場合には、NDISK番のHDD装置からD(NDISK)を読
み出す(ステップ510)。ステップ510での読み出
しが正常に行えたかどうかを判別し(ステップ51
1)、読み出しが正常に行えなかった場合には、ステッ
プ517へ進み、読み出しが正常に行えた場合には、N
DISK番の不揮発性メモリ55へD(NDISK)を書き込み
(ステップ512)、不揮発性メモリ55への書き込み
が正常に行えたかどうかを判別する(ステップ51
3)。ステップ513において、不揮発性メモリ55へ
D(NDISK)が正常に書き込めなかったと判別された場合
には、ステップ517へ進み、正常に書き込めた場合に
は、復旧状態を示す管理情報F(NDISK)に“1”をセッ
トして不揮発性メモリ19へF(NDISK)を書き込むため
に、上述のステップ514に進む。
【0020】以上のようにして、図5に示す従来のディ
スクアレイシステムの再起動処理が行われる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のディスクアレイシステムでは、障害HDD装置
を取り替えたときは、一旦ディスクアレイ装置の電源を
落し、そののちディスクアレイ装置全体の再立ち上げを
行うことにより、復旧を開始する。しかしながら、ディ
スクアレイ装置の多くは論理ドライブを複数個有し、ま
た、24時間連続運用されている場合があるため、この
ような場合には、上述のディスクアレイシステムでは、
1つの論理ドライブに障害HDD装置が発生してもディ
スクアレイ装置の電源を落すことができないことがあ
り、結果として、障害HDD装置の復旧を行えない、と
いう不都合が生じる。
【0022】また、1つのディスクアレイ装置内で障害
HDD装置が複数の論理ドライブ内に存在し、それらの
障害HDD装置の交換を行う際、障害HDD装置の他に
誤って正常なHDD装置を抜き取る場合が考えられる。
誤って抜き取ったHDD装置は、修理や検査において正
常であることからディスクアレイ装置の元の位置に戻そ
うとするが、このとき誤って抜き取った正常なHDD装
置が存在する論理ドライブに他の障害HDD装置が存在
しない場合には問題ないが、他の障害HDD装置が存在
する場合には、冗長構成がなくなることになる。このよ
うな場合、誤って抜き取ったHDD装置のデータが変わ
っていなければ、人手介入により、データの復旧を行う
ことが可能であるが、このHDD装置を他の論理ドライ
ブHDD装置の搭載位置に乗せた場合、HDD装置は正
常に動作するので復旧を開始したら、もともと正常なH
DD装置が存在した論理ドライバの冗長構成がなくな
り、人手介入による復旧も不可能になる、という不都合
が生じる。
【0023】本発明は、従来のディスクアレイ装置が有
するかかる不都合を改善することを目的とし、特に、デ
ィスクアレイ装置の運用中に、状態に応じて適切に復旧
処理を行うことのできるディスクアレイ装置を提供する
ことを目的とする。
【0024】具体的には、ディスクアレイ装置運用中に
HDD装置の交換が行われた際、HDD装置の状態を自
動検出するとともに不揮発性メモリの障害も検出するこ
とにより、交換されたHDD装置の誤動作が生じること
がなくなるようにして、システムの信頼性の向上を図
る。また、HDD装置の接続ミスも検出することによ
り、人為的ミスによりデータが失われることがなくなる
ようにしてシステムの信頼性の向上を図る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のディスク
アレイ装置制御方法は、データを冗長構成にして格納す
るための複数のHDD装置を有するディスクアレイ装置
を制御するディスクアレイ装置制御方法において、複数
のHDD装置のそれぞれに対応する複数の第1の不揮発
性メモリに対し、各HDD装置ごとにそのHDD装置の
識別に用いる固有情報を対応する第1の不揮発性メモリ
に格納し、複数のHDD装置の状態を一括して管理する
ために用いる管理情報を第2の不揮発性メモリに格納
し、ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
入されたとき、交換または修理されたHDD装置に格納
されている固有情報と、そのHDD装置に対応する第1
の不揮発性メモリに格納されている固有情報とを比較
し、それらが一致する場合には復旧を開始し、それらが
一致しない場合には交換または修理されたHDD装置か
ら固有情報を読み出すとともに、読み出した固有情報を
交換または修理されたHDD装置に対応する第1の不揮
発性メモリに書き込み復旧を開始し、複数のHDD装置
のいずれかに障害が発生したとき、HDD装置の復旧が
開始されたとき、及びHDD装置の復旧が終了したとき
に、第2の不揮発性メモリ内の管理情報を書き換え、H
DD装置から読み出した固有情報を第1の不揮発性メモ
リへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込んだ内容と
を比較し、それらが一致していない場合には当該HDD
装置を障害HDD装置として処理し、管理情報を第2の
不揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き
込んだ内容を比較し、それらが一致していない場合には
ディスクアレイ装置障害として処理する。
【0026】本発明の第2のディスクアレイ装置制御方
法は、上述の第1のディスクアレイ装置制御装置におい
てHDD装置ごとに独立に設けられた第1の不揮発性メ
モリに固有情報を格納する代わりに、各HDD装置ごと
にその固有情報を、各HDD装置にそれぞれ対応する領
域を有する単一の第1の不揮発性メモリにそれぞれ格納
するようにし、また、HDD装置から読み出した固有情
報を第1の不揮発性メモリへ書込む際に書き込まれた内
容と書き込んだ内容が一致していない場合にはディスク
アレイ装置障害として処理するようにしたものである。
【0027】本発明の第3のディスクアレイ装置制御方
法は、データを冗長構成にして格納するための複数のH
DD装置を有し、それぞれの冗長を構成するHDD装置
のまとまりとしての論理ドライブが設定されたディスク
アレイ装置を制御するディスクアレイ装置制御方法にお
いて、複数のHDD装置のそれぞれに対応する複数の第
1の不揮発性メモリに対し、各HDD装置ごとにそのH
DD装置の識別に用いる固有情報を対応する第1の不揮
発性メモリに格納し、複数のHDD装置の状態を一括し
て管理するために用いる管理情報を第2の不揮発性メモ
リに格納し、ディスクアレイ装置の運用中に、故障した
HDD装置が交換または修理されてそのHDD装置の電
源が再投入されたとき、交換または修理されたHDD装
置から読み出される固有情報と全ての第1の不揮発性メ
モリに格納されている固有情報とを比較し、一致するも
のがなければ復旧を開始し、一致するものがあれば各論
理ドライブに2カ所以上の障害HDD装置がないことを
確認し、各論理ドライブに障害HDD装置が2カ所以上
ない場合には復旧を開始し、論理ドライブのいずれかに
2カ所以上の障害HDD装置がある場合には、交換また
は修理されたHDD装置の固有情報が一致した第1の不
揮発性メモリが存在する論理ドライブに2カ所以上の障
害HDD装置が存在しなければ復旧を開始し、2カ所以
上の障害HDD装置が存在する場合には、復旧は行わな
いようにし、複数のHDD装置のいずれかに障害が発生
したとき、HDD装置の復旧が開始されたとき、及びH
DD装置の復旧が終了したときに、第2の不揮発性メモ
リ内の管理情報を書き換え、HDD装置から読み出した
固有情報を第1の不揮発性メモリへ書込む際に、書き込
まれた内容と書き込んだ内容とを比較し、それらが一致
していない場合には当該HDD装置を障害HDD装置と
して処理し、管理情報を第2の不揮発性メモリに書込む
際に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、そ
れらが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害
として処理する。
【0028】本発明の第4のディスクアレイ装置制御方
法は、上述の第3のディスクアレイ装置制御装置におい
てHDD装置ごとに独立に設けられた第1の不揮発性メ
モリに固有情報を格納する代わりに、各HDD装置ごと
にその固有情報を、各HDD装置にそれぞれ対応する領
域を有する単一の第1の不揮発性メモリにそれぞれ格納
するようにし、また、HDD装置から読み出した固有情
報を第1の不揮発性メモリへ書込む際に書き込まれた内
容と書き込んだ内容が一致していない場合にはディスク
アレイ装置障害として処理するようにしたものである。
【0029】本発明の第1のディスクアレイ装置は、デ
ータを冗長構成にして格納するための複数のHDD装置
と、各HDD装置ごとに設けられ、それぞれが対応する
HDD装置の識別に用いる固有情報を格納する、複数の
第1の不揮発性メモリと、複数のHDD装置の状態を一
括して管理するために用いる管理情報を格納するための
第2の不揮発性メモリと、ディスクアレイ装置の運用中
に、故障したHDD装置が交換または修理されてそのH
DD装置の電源が再投入されたとき、交換または修理さ
れたHDD装置から読み出された固有情報と、交換また
は修理されたHDD装置に対応する第1の不揮発性メモ
リに格納されている固有情報とを比較し、それらが一致
する場合には復旧を開始し、それらが一致しない場合に
は交換または修理されたHDD装置から固有情報を読み
出すとともに、読み出した固有情報を交換または修理さ
れたHDD装置に対応する第1の不揮発性メモリに書き
込み、復旧を開始するHDD装置自動復旧開始手段と、
HDD装置から固有情報を読み出し、当該HDD装置に
対応する第1の不揮発性メモリに書き込む固有情報書込
手段と、複数のHDD装置のいずれかに障害が発生した
とき、HDD装置の復旧が開始されたとき、HDD装置
の復旧が終了したときに、管理情報の内容を書き換える
管理情報書換手段と、HDD装置から読み出した固有情
報を第1の不揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた
内容と書き込んだ内容とを比較し、それらが一致してい
ない場合には当該HDD装置を障害HDD装置として処
理する固有情報書込障害検出手段と、管理情報を第2の
不揮発性メモリに書込む際に、書き込まれた内容と書き
込んだ内容を比較し、それらが一致していない場合には
ディスクアレイ装置障害として処理する管理情報書込障
害検出手段と、を具備する。
【0030】本発明の第2のディスクアレイ装置は、上
述の第1のディスクアレイ装置において、第1の不揮発
性メモリとして、複数のHDD装置に対して共通に設け
られ、それぞれのHDD装置ごとに対応する領域を有す
る単一の第1の不揮発性メモリを用い、各HDD装置か
ら読み出された固有情報はこの第1の不揮発性メモリに
おける対応する領域に格納されるようにし、さらに、固
有情報書込障害検出手段の代わりに、HDD装置から読
み出した固有情報を第1の不揮発性メモリへ書込む際
に、書き込まれた内容と書き込んだ内容とを比較し、そ
れらが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害
として処理する不揮発性メモリ情報書込障害検出手段を
設けたものである。
【0031】本発明の第3のディスクアレイ装置は、上
述の第1のディスクアレイ装置において、それぞれの冗
長を構成するHDD装置のまとまりとしての論理ドライ
ブが設定されるようにしたものであり、HDD装置自動
復旧開始手段の代わりに、ディスクアレイ装置の運用中
に、故障したHDD装置が交換または修理されてそのH
DD装置の電源が再投入されたとき、交換または修理さ
れたHDD装置から読み出される固有情報と全ての第1
の不揮発性メモリに格納されている固有情報とを比較
し、一致するものがなければ復旧を開始し、一致するも
のがあれば各論理ドライブに2カ所以上の障害HDD装
置がないことを確認し、各論理ドライブに障害HDD装
置が2カ所以上ない場合には復旧を開始し、論理ドライ
ブのいずれかに2カ所以上の障害HDD装置がある場合
には、交換または修理されたHDD装置の固有情報が一
致した第1の不揮発性メモリが存在する論理ドライブに
2カ所以上の障害HDD装置が存在しなければ復旧を開
始し、2カ所以上の障害HDD装置が存在する場合に
は、復旧は行わないようにする交換HDD装置復旧開始
判定手段を設けたものである。
【0032】本発明の第4のディスクアレイ装置は、上
述の第3のディスクアレイ装置において、第1の不揮発
性メモリとして、複数のHDD装置に対して共通に設け
られ、それぞれのHDD装置ごとに対応する領域を有す
る単一の第1の不揮発性メモリを用い、各HDD装置か
ら読み出された固有情報はこの第1の不揮発性メモリに
おける対応する領域に格納されるようにし、さらに、固
有情報書込障害検出手段の代わりに、HDD装置から読
み出した固有情報を第1の不揮発性メモリへ書込む際
に、書き込まれた内容と書き込んだ内容とを比較し、そ
れらが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害
として処理する不揮発性メモリ情報書込障害検出手段を
設けたものである。
【0033】すなわち上述の第1のディスクアレイ装置
制御方法及び第1のディスクアレイ装置では、ディスク
アレイ装置運用中に障害HDD装置の電源が再投入され
た際に、電源が再投入されたHDD装置の固有情報と、
そのHDD装置に対応する第1の不揮発性メモリ内の固
有情報とを比較し、それらが一致する場合は、復旧を開
始し、それらが一致しない場合には交換または修理され
たHDD装置から固有情報を読み出すとともに、その固
有情報をHDD装置に対応する第1の不揮発性メモリに
書き込み復旧を開始する。固有情報書込手段は、HDD
装置の識別に用いる固有情報、例えばベンダー名とシリ
アル番号をHDD装置から読み出し、そのHDD装置に
対応する第1の不揮発性メモリ内に書き込む。管理情報
書換手段は、内蔵するHDD装置のいずれかに障害が発
生した際やHDD装置の復旧が開始された際、またはH
DD装置の復旧が終了した際に、障害HDD装置を縮退
(切り離し)させるため、障害HDD装置の位置や復旧
中のHDD装置の位置を特定できるような管理情報、例
えばそれぞれのHDD装置を2ビットに対応させ“0
0”だと正常動作で“01”だと障害発生、“11”だ
と復旧中とし、第2の不揮発性メモリに書き込む。固有
情報書込障害検出手段は、それぞれHDD装置に対応す
る第1の不揮発性メモリに固有情報を書き込みを行った
際に、書き込まれた情報が間違っていないか、書き込み
を行った第1の不揮発性メモリから固有情報を読み出し
て書き込んだ情報と比較し、それらが一致しない場合に
は、固有情報を格納するための不揮発性メモリが障害を
起こしているため、固有情報の確認ができないので障害
HDD装置として切り離し、障害を起こした不揮発性メ
モリ使用するHDD装置を使用しないようにする。管理
情報書込障害検出手段は、ディスクアレイ装置の管理情
報を第2の不揮発性メモリへ書き込みに行った際に、書
き込まれた情報が間違っていないか、第2の不揮発性メ
モリから管理情報を読み出して書き込んだ情報と比較
し、それらが一致しない場合には、第2の不揮発性メモ
リが障害を起こしているためディスクアレイ装置の再立
ち上げのとき、正確な状態の振り分けができなくなるの
で、ディスクアレイ装置を障害ディスクアレイ装置とし
て報告する。
【0034】すなわち第2のディスクアレイ装置制御方
法及び第2のディスクアレイ装置では、上述の第1のデ
ィスクアレイ装置制御方法及び第1のディスクアレイ装
置において、固有情報を単一の第1の不揮発性メモリに
おける該当するHDD装置に対応する領域内に書込む。
また、不揮発性メモリ情報書込障害検出手段は、第1の
不揮発性メモリのそれぞれのHDD装置に対応した領域
へ固有情報を書き込みを行った際に、書き込まれた情報
が間違っていないか、書き込みを行った不揮発性メモリ
の領域から固有情報を読み出して書き込んだ情報と比較
し、それらが一致しない場合には、固有情報を格納する
ための第1の不揮発性メモリが障害を起こしているため
固有情報の確認ができなくなり、さらに他のHDD装置
に対応した領域に関しても、同様の障害が起きることが
考えられるため、ディスクアレイ装置をディスクアレイ
装置障害として報告する。
【0035】すなわち第3のディスクアレイ装置制御方
法及び第3のディスクアレイ装置では、ディスクアレイ
装置運用中に障害HDD装置の電源が再投入された際
に、電源が再投入されたHDD装置の固有情報と、全て
のHDD装置に対応する不揮発性メモリ内の固有情報と
を比較し、それらが一致しなければ、電源の再投入が行
われたHDD装置は交換されて新しくなっているので、
固有情報を電源が再投入されたHDD装置に対応する第
1の不揮発性メモリに書き込み、復旧を開始する。それ
らが一致する場合には、各論理ドライブに2カ所以上の
障害HDD装置がないことを確認し、各論理ドライブに
障害HDD装置が2カ所以上ない場合、電源の再投入が
行われたHDD装置は、修理されてもとの位置に搭載さ
れたか、あるいは他の論理ドライブからHDD装置を抜
き取り別の論理ドライブに搭載したと判断でき、これら
の場合、冗長構成によって全ての論理ドライブが復旧可
能な状態であるので、固有情報が一致した第1の不揮発
性メモリと電源の再投入が行われたHDD装置が一致す
る場合には復旧を開始し、固有情報が一致した不揮発性
メモリと電源の再投入が行われたHDD装置が一致しな
い場合には、固有情報を電源が再投入されたHDD装置
に対応する第1の不揮発性メモリに書き込み、復旧を開
始する。障害HDD装置が2カ所以上存在する論理ドラ
イブがある場合で、電源の再投入が行われたHDD装置
の固有情報が一致した第1の不揮発性メモリが存在する
論理ドライブに2カ所以上の障害HDD装置が存在しな
い場合、冗長構成によって復旧可能な状態であるので、
固有情報が一致した第1の不揮発性メモリと電源の再投
入が行われたHDD装置が一致する場合には復旧を開始
し、固有情報が一致した不揮発性メモリと電源の再投入
が行われたHDD装置が一致しない場合には、固有情報
を電源が再投入されたHDD装置に対応する第1の不揮
発性メモリに書き込み、復旧を開始する。さらに、障害
HDD装置が2カ所以上存在する論理ドライブがある場
合で、電源の再投入が行われたHDD装置の固有情報が
一致した不揮発性メモリが存在する論理ドライブに2カ
所以上の障害HDD装置が存在する場合、冗長構成を形
成するデータを破壊する恐れがあるため、上位装置に報
告を行う。固有情報書込手段、管理情報書換手段、固有
情報書込障害検出手段及び管理情報書込障害検出手段の
働きについては、上述の第1のディスクアレイ装置制御
方法及び第1のディスクアレイ装置の場合と同様であ
る。
【0036】すなわち第4のディスクアレイ装置制御方
法及び第4のディスクアレイ装置では、上述の第3のデ
ィスクアレイ装置制御方法及び第3のディスクアレイ装
置において、固有情報を単一の第1の不揮発性メモリに
おける該当するHDD装置に対応する領域内に書込む。
また、不揮発性メモリ情報書込障害検出手段は、第1の
不揮発性メモリのそれぞれのHDD装置に対応した領域
へ固有情報を書き込みを行った際に、書き込まれた情報
が間違っていないか、書き込みを行った不揮発性メモリ
の領域から固有情報を読み出して書き込んだ情報と比較
し、それらが一致しない場合には、固有情報を格納する
ための第1の不揮発性メモリが障害を起こしているため
固有情報の確認ができなくなり、さらに他のHDD装置
に対応した領域に関しても、同様の障害が起きることが
考えられるため、ディスクアレイ装置をディスクアレイ
装置障害として報告する。
【0037】本発明のディスクアレイ装置制御方法及び
ディスクアレイ装置によれば、ディスクアレイ装置運用
中に、障害HDD装置の交換または修理を行い、HDD
装置の電源を再投入した際に、電源の再投入が行われた
HDD装置の固有情報と不揮発性メモリの固有情報を比
較することにより、HDD装置交換時のミスによるデー
タの損失を妨げる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明
の実施の一形態のディスクアレイ装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0039】図1に示すディスクアレイ装置11は、上
位装置21との接続に用いられるインターフェース12
と、ディスクアレイコントローラ13と、n台のHDD
装置141〜14nと、各HDD装置141〜14nに対応
した不揮発性メモリ151〜15nと、管理情報を格納す
る不揮発性メモリ19と、を備えている。上位装置21
からのこのディスクアレイ装置11へのアクセス要求
(読み出しまたは書き込み要求)は、インターフェース
12を介してディスクアレイコントローラ13に入力す
る。
【0040】ディスクアレイコントローラ13は、上位
装置21からの要求内容に応じて各HDD装置141
14nを制御しデータの読み出しまたは書き込みを行う
機構と、不揮発性メモリ19内の情報を基にHDD装置
141〜14nの状態の判定を行う機構と、不揮発性メモ
リ151〜15n内の情報とHDD装置141〜14nの固
有情報201〜20nを基にHDD装置の状態を判定する
機構と、を有する。なお、ディスクアレイコントローラ
13のこれらの機構は、制御用プロセッサと、その制御
用プロセッサを規定するプログラムが格納されたプログ
ラムメモリと、動作時に使用するパラメータを格納する
メモリと、各HDD装置141〜14nに読み出しまたは
書き込みを行うためのインターフェースと、HDD装置
141〜14nにそれぞれ対応した不揮発性メモリ151
〜15nへのインターフェースと、管理情報を格納する
不揮発性メモリ19へのインターフェースとによって、
構成されている。固有情報201〜20nは、それぞれ、
HDD装置141〜14n内に格納されるものである。
【0041】このディスクアレイ装置11は、1あるい
は複数の論理ドライブを設定できるものである。論理ド
ライブとは、それぞれの冗長を構成するHDD装置のま
とまりとして設定されるものである。
【0042】まず、図2のフローチャートを用い、論理
ドライブが1個である場合のこのディスクアレイの動作
について、ディスクアレイ装置の運用中に1つのHDD
装置の電源が再投入された場合の処理により、説明す
る。
【0043】このディスクアレイ装置では、各HDD装
置や不揮発性メモリなどを管理するために、カウンタi
やデータ配列A(i),B(i),C(i),D(i)などのパラ
メータを使用する。カウンタiはHDD装置を識別する
ためのパラメータであり、HDD装置の固有情報を格納
する固有情報配列をA(i)、不揮発性メモリに固有情報
を格納する固有情報配列をB(i)、障害HDD装置の管
理情報を格納する管理情報配列をC(i)、復旧を行うH
DD装置の管理情報を格納する管理情報配列をD(i)と
する。これらのパラメータの一時的な格納には、ディス
クアレイコントローラ13内のメモリが用いられる。ま
たディスクアレイコントローラ13では、上述の制御用
プロセッサにより、HDD装置141〜14nの自動復旧
を開始するためのHDD装置自動復旧開始手段と、HD
D装置141〜14nから固有情報を読み出して不揮発性
メモリ151〜15nに書き込む固有情報書込手段と、不
揮発性メモリ19内に格納されている管理情報を書き換
える管理情報書換手段と、不揮発性メモリ151〜15n
への固有情報書き込み時の障害を検出する固有情報書込
障害検出手段と、不揮発性メモリ19への管理情報書き
込み時の障害を検出する管理情報書込障害検出手段とが
構成されている。
【0044】ディスクアレイ装置の運用中にHDD装置
の電源の再投入があった場合、ディスクアレイコントロ
ーラ13は、まず、電源の再投入があったHDD装置の
識別番号をパラメータNNEWにセットし、また、カウン
タiに“1”をセットする(ステップ101)。そし
て、NNEW番のHDD装置(電源の再投入があったHD
D装置)から固有情報A(NNEW)を読み出し(ステップ
102)、この読み出しが正常に行えたかどうかを判別
する(ステップ103)。NNEW番のHDD装置から固
有情報A(NNEW)の読み出しを正常に行えなかった場合
は、ステップ112へ移る。固有情報A(NNEW)を正常
に読み出せた場合には、NNEW番の不揮発性メモリ(不
揮発性メモリ151〜15nのうち該当するもの)から固
有情報B(NN EW)を読み出し(ステップ104)、不揮
発性メモリ15からの読み出しが正常に行えたかどうか
を判別する(ステップ105)。
【0045】ステップ105において、NNEW番の不揮
発性メモリから固有情報B(NNEW)を正常に読み出せな
かった場合には、ステップ112へ移る。一方、NNEW
番の不揮発性メモリから固有情報B(NNEW)を正常に読
み出せた場合には、NNEW番のHDD装置の固有情報A
(NNEW)とNNEW番の不揮発性メモリの固有情報B
(NNEW)を比較し(ステップ106)、両者が一致する
場合にはステップ109へ進む。ステップ106におい
てA(NNEW)とB(NNEW)が一致しない場合には、NNEW
番の不揮発性メモリの固有情報B(NNEW)にNNEW番のH
DD装置の固有情報A(NN EW)を入れ、NNEW番の不揮発
性メモリの固有情報B(NNEW)を書き込み(ステップ1
07)、この書き込みが正常に行えたかどうかを判別す
る(ステップ108)。NNEW番の不揮発性メモリへの
固有情報B(NNEW)の書き込みが正常に行えた場合に
は、ステップ109へ進み、この書き込みが正常に行え
なかった場合には、ステップ112へ移る。ここで書き
込みが正常に行えなかったとき、NNEW番のHDD装置
の状態は電源再投入前、すなわち、障害HDD装置の状
態である。
【0046】ステップ109では、復旧を行うNNEW
のHDD装置の復旧状態を示す管理情報D(NNEW)に
“1”を入れ、管理情報を格納する不揮発性メモリ19
へ書き込む。そして、この書き込みが正常に行えたかど
うかを判別する(ステップ110)。管理情報を格納す
る不揮発性メモリ19へ復旧状態を示す管理情報D(NN
EW)を正常に書き込めなかった場合には、ステップ11
2へ移る。一方、ステップ110において正常に書き込
みが行えた場合には、ステップ111へ移り復旧を開始
する。
【0047】ステップ112では、エラーメッセージを
報告し、処理を終了する。このとき、NNEW番のHDD
装置からの固有情報A(NNEW)の読み出しに失敗した場
合や、NNEW番の不揮発性メモリへの読み出し、書き込
みに失敗した場合は、NNEW番のHDD装置の状態が電
源再投入前、すなわち、障害HDD装置の状態であり、
管理情報D(NNEW)の不揮発性メモリ19への書き込み
が失敗した場合には、ディスクアレイ装置障害とする。
エラーメッセージの報告方法は、上位装置21へのステ
ータス報告やLED表示等があるが、障害HDD装置の
位置やディスクアレイ装置障害が分かる方法であればな
およい。
【0048】このディスクアレイ装置では、不揮発性メ
モリ19へ書き込む障害HDD装置の状態を示す管理情
報C(i)、復旧を示すHDD装置の状態を示す管理情報
をD(i)として、障害HDD装置を示すビットと復旧中
のHDD装置であることを示すビットとをそれぞれHD
D装置に対応させて用いている。HDD装置が全て正常
に動作しているとき、障害HDD装置を示す管理情報C
(i)のビットおよび復旧を示す管理情報D(i)のビット
は全て“0”であり、障害HDD装置がある場合はその
障害HDD装置に対応する管理情報C(i)のビットが
“1”、復旧を示す管理情報D(i)のビットは全て
“0”である。また、復旧を行っているHDD装置は、
復旧中のHDD装置を示す管理情報D(i)のビットが
“1”であるが、このとき復旧中を示すビットが“1”
になっているものは1つだけである。
【0049】また、このディスクアレイ装置では、HD
D装置の固有情報A(i)及び不揮発性メモリ15の固有
情報B(i)として、ベンダー名とシリアル番号を含む3
6バイトのInquiryデータを用いている。固有情報はこ
れに限られるものではなく、例えば、乱数を用いること
や、スロット番号を用いることや、日付けや時間を示す
情報を用いることができるが、HDD装置ごとに、対応
する固有情報が確実に異なるものを使用することが望ま
しい。
【0050】次に、図3及び図4のフローチャートを用
い、論理ドライブが2つ以上ある場合におけるこのディ
スクアレイの動作について、ディスクアレイ装置の運用
中に1つのHDD装置の電源が再投入された場合の処理
により、説明する。
【0051】図3及び図4は、全体として1枚のフロー
チャートを表すものであり、丸付きの符号P,Qによっ
て相互の接続関係が示されていて、ディスクアレイコン
トローラ13の動作の流れを示している。
【0052】ここでは、各HDD装置や不揮発性メモリ
などを管理するために、カウンタi,j,NJ,NEQUAL
データ配列A(i),B(i),C(i),D(i),E(i)などの
パラメータを使用する。カウンタiはHDD装置を識別
するためのパラメータであり、カウンタjは装置内の論
理ドライブを識別するパラメータであり、カウンタjは
装置構成条件により、HDD装置を識別するために用い
るカウンタiと関係づけられている。HDD装置の固有
情報を格納する固有情報配列をA(i)、不揮発性メモリ
に固有情報を格納する固有情報配列をB(i)、障害HD
D装置の管理情報を格納する管理情報配列をC(i)、復
旧を行うHDD装置の管理情報を格納する管理情報配列
をD(i)、電源の再投入が行われたHDD装置の固有情
報と不揮発性メモリに格納されている固有情報が一致し
たHDD装置の番号を識別するために用いる配列をE
(i)とする。さらに、j番の論理ドライブに存在する障
害HDD装置の数を調べるための用いるカウンタを
J、テンポラリカウンタをNEQU ALとする。これらのパ
ラメータの一時的格納には、ディスクアレイコントロー
ラ13内のメモリが用いられる。またディスクアレイコ
ントローラ13では、上述の制御用プロセッサにより、
HDD装置141〜14nの自動復旧を開始するための交
換HDD装置復旧開始判定手段と、HDD装置141
14nから固有情報を読み出して不揮発性メモリ151
15nに書き込む固有情報書込手段と、不揮発性メモリ
19内に格納されている管理情報を書き換える管理情報
書換手段と、不揮発性メモリ151〜15nへの固有情報
書き込み時の障害を検出する固有情報書込障害検出手段
と、不揮発性メモリ19への管理情報書き込み時の障害
を検出する管理情報書込障害検出手段とが構成されてい
る。
【0053】ディスクアレイ装置の運用中にHDD装置
の電源の再投入があった場合、ディスクアレイコントロ
ーラ13は、まず、電源の再投入があったHDD装置の
識別番号をNNEWにセットし、HDD装置識別カウンタ
iに“1”、電源の再投入が行われたHDD装置の固有
情報と不揮発性メモリに格納されている固有情報が一致
したHDD装置の番号を識別するために用いる配列E
(i)に“0”、j番の論理ドライブに存在する障害HD
D装置の数を調べるために用いるカウンタNJ
“0”、テンポラリカウンタNEQUALの“0”をセット
する(ステップ201)。そして、NNEW番のHDD装
置からその固有情報A(NNEW)を読み出し(ステップ2
02)、この読み出しが正常に行えたかどうかを判別す
る(ステップ203)。ここで読み出しが正常に行えな
かった場合には、HDD装置障害としてエラーメッセー
ジを上位装置21に報告し(ステップ317)、処理を
終了する。N NEW番のHDD装置から固有情報A(NNEW)
の読み出しが正常に行えた場合には、i番の不揮発性メ
モリ15から固有情報B(i)を読み出し(ステップ20
4)、この不揮発性メモリ15からの読み出しが正常に
行えたかどうかを判別する(ステップ205)。
【0054】ステップ205においてi番の不揮発性メ
モリ15から固有情報B(i)の読み出しが正常に行えな
かった場合には、ステップ210へ移る。一方、ステッ
プ205において読み出しが正常に行えた場合には、電
源の再投入が行われたHDD装置の固有情報A(NNEW)
とi番の不揮発性メモリに格納されている固有情報B
(i)を比較し(ステップ206)、それらが一致する場
合には、E(i)に“1”をセット、テンポラリカウンタ
EQUALに“1”を加算、j番の論理ドライブに存在す
る障害HDD装置の数を調べるためのカウンタNJ
“1”を加算し(ステップ216)、ステップ217へ
移る。これに対し、ステップ206において、A
(NNEW)とB(i)が一致しない場合には、不揮発性メモ
リ19から障害HDD装置の管理情報C(i)を読み出し
(ステップ207)、この読み出しが正常に行えたかど
うかを判別する。不揮発性メモリ19から障害HDD装
置の管理情報C(i)の読み出しが正常に行えなかった場
合には、ディスクアレイ装置障害としてエラーメッセー
ジを上位装置12に報告し(ステップ317)、処理を
終了する。ステップ208において管理情報C(i)の読
み出しが正常に行えた場合、障害HDD装置を示すこの
管理情報C(i)が“1”かどうかを判別し(ステップ2
09)、C(i)=“1”ならばステップ215へ移る。
ステップ209でC(i)≠“1”であれば、ステップ2
17へ進む。
【0055】ステップ210では不揮発性メモリ19か
ら障害HDD装置の管理情報C(i)を読み出し、ステッ
プ211においてこの読み出しが正常に行えたかどうか
を判別する。ここで不揮発性メモリ19から管理情報C
(i)の読み出しが正常に行えなかった場合には、ディス
クアレイ装置障害としてエラーメッセージを上位装置2
1に報告し(ステップ317)、処理を終了する。一
方、ステップ211において読み出しが正常に行えた場
合には、障害HDD装置を示す管理情報C(i)が“1”
かどうかを判別し(ステップ212)、C(i)=“1”
ならばステップ215へ移る。C(i)≠“1”であれ
ば、障害HDD装置を示す管理情報C(i)に“1”をセ
ットして不揮発性メモリ19にこのC(i)を書き込み
(ステップ213)、書き込みが正常に行えたかどうか
を判別する(ステップ214)。管理情報C(i)の書き
込みが正常に行えた場合には、ステップ215へ進み、
正常に行えなかった場合には、ディスクアレイ装置障害
としてエラーメッセージを上位装置21に報告し(ステ
ップ317)、処理を終了する。
【0056】ステップ215では、j番の論理ドライブ
に存在する障害HDD装置の数を調べるためのカウンタ
Jに“1”を加算し、ステップ217へ進む。論理ド
ライブ識別カウンタjは、装置構成条件とHDD装置番
号iから導き出される。
【0057】ステップ217では、上述の処理を全ての
HDD装置に対して繰り返すために、HDD装置を識別
するためのカウンタiに“1”を加算する。そして、加
算後のカウンタiが全てのHDD装置台数以下であるか
どうかを判別する(ステップ218)。iがHDD装置
の台数以下ならばステップ204へ移り、カウンタiが
HDD装置台数を越えたならば、ステップ301へ移
る。
【0058】ステップ301では、テンポラリカウンタ
EQUALが“0”かどうかを判別する。ここでNEQUAL
“0”であればステップ312へ移る。この場合、電源
が再投入されたHDD装置の固有情報A(NNEW)と不揮
発性メモリに格納している固有情報B(i)は全て異なる
ことになる。一方、ステップ301においてNEQUA L
“0”ならば、ディスクアレイ装置内の論理ドライブを
識別するためのカウンタjに“1”、テンポラリカウン
タNEQUALに“0”をセットし(ステップ302)、H
DD装置を識別するためのカウンタiに、論理ドライブ
jの最初のHDD装置の番号を入れ(ステップ30
3)、ステップ304へ移る。
【0059】ステップ304では、電源の再投入が行わ
れたHDD装置の固有情報と不揮発性メモリに格納され
ている固有情報が一致したHDD装置の番号を識別する
ために用いる配列E(i)が“1”であるかどうかを判別
する。E(i)≠“1”であれば、HDD装置を識別する
カウンタiに“1”を加算して(ステップ305)、こ
のカウンタiが論理ドライブjの最後のHDD装置を越
えていないかどうかを判別する(ステップ306)。カ
ウンタiが論理ドライブjの最後のHDD装置を越えて
いなければ、論理ドライブjに属するHDD装置に上記
の処理を繰り返すためにステップ304に戻り、カウン
タiが論理ドライブjの最後のHDD装置を越えている
場合には、ステップ309へ移る。また、ステップ30
4においてE(i)が“1”ならば、j番の論理ドライブ
に存在する障害HDD装置の数N Jが2以上かどうかを
判別する(ステップ307)。NJが2以上であれば、
テンポラリカウンタNEQUALに“1”を加算してから
(ステップ308)、ステップ309に移り、NJ が2
未満ならばそのままステップ309へ移る。
【0060】ステップ309では、論理ドライブを識別
するカウンタjに“1”を加算し、その後、ステップ3
10において、jが全論理ドライブ数以下かどうかを判
別する。jが全論理ドライブ数以下であれば、ステップ
303からの処理を繰り返し、jが全論理ドライブ数を
越えているならば、テンポラリカウンタNEQUAL
“0”かどうかのチェックを行う(ステップ311)。
EQUALが“0”でない場合は、NNEWの存在する論理ド
ライブに2カ所以上の障害HDD装置があることにより
復旧できない場合か、またはNNEWの存在するドライブ
以外にNNEWのHDD装置の固有情報と同じ固有情報を
もち、さらに2カ所以上の障害HDD装置があることに
よりデータの冗長構成を壊すおそれがある場合であるた
め、エラーメッセージを上位装置21に報告して(ステ
ップ317)、処理を終了する。ステップ311におい
てテンポラリカウンタNEQUALが“0”ならば、ステッ
プ312に移行する。
【0061】ステップ312では、NNEW番の不揮発性
メモリの固有情報B(NNEW)に、NNE W番のHDD装置の
固有情報A(NNEW)を入れ、NNEW番の不揮発性メモリの
固有情報B(NNEW)を書き込む。そして、ステップ31
3において、NNEW番の不揮発性メモリの固有情報B(N
NEW)の書き込みが正常に行えたかどうかを判別する。こ
こで書き込みが正常に行えている場合には、ステップ3
14に進み、NNEW番の不揮発性メモリの固有情報B(N
NEW)の書き込みが正常に行えなかった場合には、エラ−
メッセージを上位装置21に報告して(ステップ31
7)、処理を終了する。
【0062】ステップ314では、復旧を行うNNEW
のHDD装置の復旧状態を示す管理情報D(NNEW)に
“1”を入れ、管理情報を格納する不揮発性メモリ19
へ書き込む。そして、復旧状態を示す管理情報D
(NNEW)を管理情報を格納する不揮発性メモリ19へ正
常に書き込めたかどうかを判別し(ステップ315)、
正常に書き込めていなかった場合には、ディスクアレイ
装置障害としてエラーメッセージを上位装置21に報告
して(ステップ317)、処理を終了する。一方、ステ
ップ315において正常に書き込みが行えた場合には、
復旧を開始して(ステップ316)、処理を終了する。
【0063】以上説明した本実施形態のディスクアレイ
装置は、固有情報を格納する不揮発性メモリを個々のH
DD装置に対応して備え、それとは別に管理情報を格納
する不揮発性メモリを用いた構成であるが、本発明が適
用されるディスクアレイ装置の構成はこれに限定される
ものではない。例えば、固有情報を格納する不揮発性メ
モリを1つにして、この不揮発性メモリの記憶領域を個
々のHDD装置の固有情報を格納する領域に分けるよう
にしてもよいし、管理情報と固有情報とを全て1つの不
揮発性メモリに領域を分けて格納するようにしてもよ
い。このよう全ての固有情報を1つの不揮発性メモリに
格納するようにした場合には、上位装置に報告するエラ
ーメッセージをディスクアレイ装置障害とする。これ
は、固有情報を格納する不揮発性メモリを1つにした場
合、その不揮発性メモリ内の1つの領域の読み出しまた
は書き込みに失敗するということは、その不揮発性メモ
リ自体の動作がおかしいことになり、その不揮発性メモ
リにおける他の領域の読み込みまたは書き込みが成功し
たとしても、そのデータの信頼性が著しく低下するた
め、この不揮発性メモリを使用しないようにするためで
ある。具体的には、ディスクアレイコントローラ13に
おいて、障害HDD装置として処理する固有情報書込障
害検出手段の代わりに、ディスクアレイ装置障害として
処理する不揮発性メモリ情報書込障害検出手段を設ける
ようにする。
【0064】また、上述の実施形態のディスクアレイ装
置では、1台のHDD装置の復旧しか行えない冗長構成
を採用しているが、障害HDD装置を識別するパラメー
タを復旧可能な台数に応じて増やし、障害HDD装置の
台数を示すカウンタによる分岐条件による制御を実行す
ることで、2台以上のHDD装置を復旧できる冗長構成
をとることができる。また、上述のディスクアレイ装置
では、障害HDD装置の電源の再投入時に、一部自動的
に復旧可能なディスクに対しては復旧を行うように構成
してあるが、この機構を設けずに、上位装置からの指示
により、復旧作業が開始されるように構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスク
アレイ装置運用中にHDD装置の交換が行われた際、H
DD装置の状態を自動検出するとともに不揮発性メモリ
の障害も検出することにより、交換されたHDD装置の
誤動作が生じることがなくなるという効果がある。ま
た、HDD装置の接続ミスも検出することにより、人為
的ミスによりデータが失われることがなくなるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の一形態のディスクアレ
イ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディスクアレイ装置において論理ドライ
ブが1つのときにHDD装置の電源が再投入された時の
処理を示すフローチャートである。
【図3】図1のディスクアレイ装置において論理ドライ
ブが2つ以上のときにHDD装置の電源が再投入された
時の処理を示すフローチャートである。
【図4】図1のディスクアレイ装置において論理ドライ
ブが2つ以上のときにHDD装置の電源が再投入された
時の処理を示す図であって、図3に示す処理に引き続く
処理を示すフローチャートである。
【図5】従来のディスクアレイ装置の構成の概要を示す
ブロック図である。
【図6】図5のディスクアレイ装置の再立上げの動作の
処理を示すフローチャートである。
【図7】図5のディスクアレイ装置の再立上げの動作の
処理を示す図であって、図6に示す処理に引き続く処理
を示すフローチャートである。
【図8】図5のディスクアレイ装置の再立上げの動作の
処理を示す図であって、図6に示す処理に引き続く処理
を示すフローチャートである。
【図9】図5のディスクアレイ装置の再立上げの動作の
処理を示す図であって、図8に示す処理に引き続く処理
を示すフローチャートである。
【図10】図5のディスクアレイ装置の再立上げの動作
の処理を示す図であって、図9に示す処理にから分岐す
る処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3,13 ディスクアレイコントローラ 5 初期化制御手段 6 状態情報制御手段 7 直前状態際限手段 8 接続状態判定手段 9 復旧制御手段 11 ディスクアレイ装置 12 インターフェース 14,141〜14n HDD装置 15,151〜15n 固有情報格納用不揮発性メモリ 19 管理情報格納用不揮発性メモリ(状態情報記憶
部) 201〜20n 固有情報 21 上位装置 54,541〜545 磁気ディスク装置(HDD装
置) 55,551〜555 固有情報記憶部(不揮発性メモ
リ)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置を有するディスクアレイ装置を制御す
    るディスクアレイ装置制御方法において、 前記複数のHDD装置のそれぞれに対応する複数の第1
    の不揮発性メモリに対し、前記各HDD装置ごとにその
    HDD装置の識別に用いる固有情報を対応する第1の不
    揮発性メモリに格納し、 前記複数のHDD装置の状態を一括して管理するために
    用いる管理情報を第2の不揮発性メモリに格納し、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置に
    格納されている固有情報と、そのHDD装置に対応する
    前記第1の不揮発性メモリに格納されている固有情報と
    を比較し、それらが一致する場合には復旧を開始し、そ
    れらが一致しない場合には前記交換または修理されたH
    DD装置から固有情報を読み出すとともに、読み出した
    固有情報を前記交換または修理されたHDD装置に対応
    する前記第1の不揮発性メモリに書き込み復旧を開始
    し、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、HDD装置の復旧が開始されたとき、及び前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記第2の不揮発性メ
    モリ内の前記管理情報を書き換え、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    当該HDD装置を障害HDD装置として処理し、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリへ書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する、ことを特徴とするディスクアレイ装置制
    御方法。
  2. 【請求項2】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置を有するディスクアレイ装置を制御す
    るディスクアレイ装置制御方法において、 前記HDD装置の識別に用いる固有情報を、前記各HD
    D装置ごとに、各HDD装置にそれぞれ対応する領域を
    有する単一の第1の不揮発性メモリにそれぞれ格納し、 前記複数のHDD装置の状態を一括して管理するために
    用いる管理情報を第2の不揮発性メモリに格納し、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置に
    格納されている固有情報と、前記第1の不揮発性メモリ
    内のそのHDD装置に対応する領域に格納されている固
    有情報とを比較し、それらが一致する場合には復旧を開
    始し、それらが一致しない場合には前記交換または修理
    されたHDD装置から固有情報を読み出すとともに、読
    み出した固有情報を前記第1の不揮発性メモリにおける
    前記交換または修理されたHDD装置に対応する領域に
    書き込んで復旧を開始し、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、HDD装置の復旧が開始されたとき、及び前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記第2の不揮発性メ
    モリ内の前記管理情報を書き換え、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    ディスクアレイ装置障害として処理し、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリへ書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する、ことを特徴とするディスクアレイ装置制
    御方法。
  3. 【請求項3】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置を有し、それぞれの冗長を構成する前
    記HDD装置のまとまりとしての論理ドライブが設定さ
    れたディスクアレイ装置を制御するディスクアレイ装置
    制御方法において、 前記複数のHDD装置のそれぞれに対応する複数の第1
    の不揮発性メモリに対し、前記各HDD装置ごとにその
    HDD装置の識別に用いる固有情報を対応する第1の不
    揮発性メモリに格納し、 前記複数のHDD装置の状態を一括して管理するために
    用いる管理情報を第2の不揮発性メモリに格納し、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置か
    ら読み出される固有情報と全ての前記第1の不揮発性メ
    モリに格納されている固有情報とを比較し、一致するも
    のがなければ復旧を開始し、一致するものがあれば前記
    各論理ドライブに2カ所以上の障害HDD装置がないこ
    とを確認し、前記各論理ドライブに障害HDD装置が2
    カ所以上ない場合には復旧を開始し、前記論理ドライブ
    のいずれかに2カ所以上の障害HDD装置がある場合に
    は、前記交換または修理されたHDD装置の固有情報が
    一致した前記第1の不揮発性メモリが存在する論理ドラ
    イブに2カ所以上の障害HDD装置が存在しなければ復
    旧を開始し、2カ所以上の障害HDD装置が存在する場
    合には、復旧は行わないようにし、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、HDD装置の復旧が開始されたとき、及び前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記第2の不揮発性メ
    モリ内の前記管理情報を書き換え、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    当該HDD装置を障害HDD装置として処理し、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリに書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する、ことを特徴とするディスクアレイ装置制
    御方法。
  4. 【請求項4】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置を有し、それぞれの冗長を構成する前
    記HDD装置のまとまりとしての論理ドライブが設定さ
    れたディスクアレイ装置を制御するディスクアレイ装置
    制御方法において、 前記HDD装置の識別に用いる固有情報を、前記各HD
    D装置ごとに、前記各HDD装置にそれぞれ対応する記
    憶領域を有する単一の第1の不揮発性メモリにそれぞれ
    格納し、 前記複数のHDD装置の状態を一括して管理するために
    用いる管理情報を第2の不揮発性メモリに格納し、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置に
    格納された固有情報と前記第1の不揮発性メモリに格納
    されている全ての固有情報とを比較し、一致するものが
    なければ復旧を開始し、一致するものがあれば前記各論
    理ドライブに2カ所以上の障害HDD装置がないことを
    確認し、前記各論理ドライブに障害HDD装置が2カ所
    以上ない場合には復旧を開始し、前記論理ドライブのい
    ずれかに2カ所以上の障害HDD装置がある場合には、
    前記交換または修理されたHDD装置の固有情報が一致
    した前記第1の不揮発性メモリが存在する論理ドライブ
    に2カ所以上の障害HDD装置が存在しなければ復旧を
    開始し、2カ所以上の障害HDD装置が存在する場合に
    は、復旧は行わないようにし、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、HDD装置の復旧が開始されたとき、及び前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記第2の不揮発性メ
    モリ内の前記管理情報を書き換え、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリに書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    ディスクアレイ装置障害として処理し、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリへ書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する、ことを特徴とするディスクアレイ装置制
    御方法。
  5. 【請求項5】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置と、 前記各HDD装置ごとに設けられ、それぞれが対応する
    HDD装置の識別に用いる固有情報を格納する、複数の
    第1の不揮発性メモリと、 前記複数のHDD装置の状態を一括して管理するために
    用いる管理情報を格納するための第2の不揮発性メモリ
    と、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置か
    ら読み出された固有情報と、前記交換または修理された
    HDD装置に対応する前記第1の不揮発性メモリに格納
    されている固有情報とを比較し、それらが一致する場合
    には復旧を開始し、それらが一致しない場合には前記交
    換または修理されたHDD装置から固有情報を読み出す
    とともに、読み出した固有情報を前記交換または修理さ
    れたHDD装置に対応する前記第1の不揮発性メモリに
    書き込み、復旧を開始するHDD装置自動復旧開始手段
    と、 前記HDD装置から固有情報を読み出し、当該HDD装
    置に対応する前記第1の不揮発性メモリに書き込む固有
    情報書込手段と、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、前記HDD装置の復旧が開始されたとき、前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記管理情報の内容を
    書き換える管理情報書換手段と、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    当該HDD装置を障害HDD装置として処理する固有情
    報書込障害検出手段と、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリに書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する管理情報書込障害検出手段と、を具備する
    ディスクアレイ装置。
  6. 【請求項6】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置と、 HDD装置の識別に用いる固有情報を格納するため、前
    記複数のHDD装置に対して共通に設けられ、それぞれ
    のHDD装置ごとに対応する領域を有する単一の第1の
    不揮発性メモリと、 複数のHDD装置の状態を一括して管理するための用い
    る管理情報を格納するための第2の不揮発性メモリと、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置に
    格納されている固有情報と、前記第1の不揮発性メモリ
    内のそのHDD装置に対応する領域に格納されている固
    有情報とを比較し、それらが一致する場合には復旧を開
    始し、それらが一致しない場合には前記交換または修理
    されたHDD装置から固有情報を読み出すとともに、読
    み出した固有情報を前記第1の不揮発性メモリにおける
    前記交換または修理されたHDD装置に対応する領域に
    書き込んで復旧を開始するHDD装置自動復旧開始手段
    と、 前記HDD装置から固有情報を読み出し、前記第1の不
    揮発性メモリ内の当該HDD装置に対応する領域に書き
    込む固有情報書込手段と、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、HDD装置の復旧が開始されたとき、及び前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記管理情報を書き換
    える管理情報書換手段と、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    ディスクアレイ装置障害として処理する不揮発性メモリ
    情報書込障害検出手段と、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリへ書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する管理情報書込障害検出手段と、を具備する
    ディスクアレイ装置。
  7. 【請求項7】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置と、 前記各HDD装置ごとに設けられ、それぞれが対応する
    HDD装置の識別に用いる固有情報を格納する、複数の
    第1の不揮発性メモリと、 前記複数のHDD装置の状態を一括して管理するために
    用いる管理情報を格納するための第2の不揮発性メモリ
    と、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置か
    ら読み出される固有情報と全ての前記第1の不揮発性メ
    モリに格納されている固有情報とを比較し、一致するも
    のがなければ復旧を開始し、一致するものがあれば各論
    理ドライブに2カ所以上の障害HDD装置がないことを
    確認し、前記各論理ドライブに障害HDD装置が2カ所
    以上ない場合には復旧を開始し、前記論理ドライブのい
    ずれかに2カ所以上の障害HDD装置がある場合には、
    前記交換または修理されたHDD装置の固有情報が一致
    した前記第1の不揮発性メモリが存在する論理ドライブ
    に2カ所以上の障害HDD装置が存在しなければ復旧を
    開始し、2カ所以上の障害HDD装置が存在する場合に
    は、復旧は行わないようにする交換HDD装置復旧開始
    判定手段と、 前記HDD装置から固有情報を読み出し、当該HDD装
    置に対応する前記第1の不揮発性メモリに書き込む固有
    情報書込手段と、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、前記HDD装置の復旧が開始されたとき、前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記管理情報の内容を
    書き換える管理情報書換手段と、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    当該HDD装置を障害HDD装置として処理する固有情
    報書込障害検出手段と、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリに書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する管理情報書込障害検出手段と、を具備し、 それぞれの冗長を構成する前記HDD装置のまとまりと
    して、前記論理ドライブが設定されているディスクアレ
    イ装置。
  8. 【請求項8】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のHDD装置と、 HDD装置の識別に用いる固有情報を格納するため、前
    記複数のHDD装置に対して共通に設けられ、それぞれ
    のHDD装置ごとに対応する領域を有する単一の第1の
    不揮発性メモリと、 複数のHDD装置の状態を一括して管理するための用い
    る管理情報を格納するための第2の不揮発性メモリと、 前記ディスクアレイ装置の運用中に、故障したHDD装
    置が交換または修理されてそのHDD装置の電源が再投
    入されたとき、前記交換または修理されたHDD装置に
    格納された固有情報と前記第1の不揮発性メモリに格納
    されている全ての固有情報とを比較し、一致するものが
    なければ復旧を開始し、一致するものがあれば各論理ド
    ライブに2カ所以上の障害HDD装置がないことを確認
    し、前記各論理ドライブに障害HDD装置が2カ所以上
    ない場合には復旧を開始し、前記論理ドライブのいずれ
    かに2カ所以上の障害HDD装置がある場合には、前記
    交換または修理されたHDD装置の固有情報が一致した
    前記第1の不揮発性メモリが存在する論理ドライブに2
    カ所以上の障害HDD装置が存在しなければ復旧を開始
    し、2カ所以上の障害HDD装置が存在する場合には、
    復旧は行わないようにする交換HDD装置復旧開始判定
    手段と、 前記HDD装置から固有情報を読み出し、前記第1の不
    揮発性メモリ内の当該HDD装置に対応する領域に書き
    込む固有情報書込手段と、 前記複数のHDD装置のいずれかに障害が発生したと
    き、HDD装置の復旧が開始されたとき、及び前記HD
    D装置の復旧が終了したときに、前記管理情報を書き換
    える管理情報書換手段と、 前記HDD装置から読み出した固有情報を前記第1の不
    揮発性メモリへ書込む際に、書き込まれた内容と書き込
    んだ内容とを比較し、それらが一致していない場合には
    ディスクアレイ装置障害として処理する不揮発性メモリ
    情報書込障害検出手段と、 前記管理情報を前記第2の不揮発性メモリへ書込む際
    に、書き込まれた内容と書き込んだ内容を比較し、それ
    らが一致していない場合にはディスクアレイ装置障害と
    して処理する管理情報書込障害検出手段と、を具備し、 それぞれの冗長を構成する前記HDD装置のまとまりと
    して、前記論理ドライブが設定されているディスクアレ
    イ装置。
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