JP5817498B2 - 管理システム、管理装置および電子機器の管理方法 - Google Patents

管理システム、管理装置および電子機器の管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、管理システム、管理装置および電子機器の管理方法に関する。
近年、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置を複数用いたストレージシステムが広く普及している。また、ストレージシステムにおいては、HDDは、複数のHDDが搭載されたディスクアレイ装置という形態で搭載されることが多い。例えば、ラックマウント方式のストレージシステムでは、1つ以上のラックのそれぞれに複数のディスクアレイ装置が搭載されることがある。
このようなストレージシステムでは、記憶容量の拡大が要求されていることから、搭載されるHDDの数が増大している。このため、出荷前あるいは出荷後において、ストレージシステムに正しい仕様のHDDが搭載されているかを確認する作業に手間がかかることが問題となっている。
これに対して、初期設定時のHDDの位置情報と起動時におけるHDDの位置情報との一致を判定することで、HDDの搭載位置が正しいかを判定できるようにしたシステムがある。また、交換されたHDDから読み出した固有情報と、あらかじめメモリに格納されていた固有情報とを比較することで、HDDの接続ミスを検出できるようにしたシステムもある。
特開2001−100946号公報 特開平11−85412号公報
しかしながら、事前に設定されたHDDの固有情報と、実際に搭載されたHDDの固有情報とを比較する処理では、事前の設定に合致した正しいHDDが搭載されているか否かを判定できるのみであり、HDD搭載位置の確認作業の効率を向上させる効果は小さい。
また、ストレージシステムに限らず、多数の電子機器を備えたシステムでは、電子機器の搭載位置を確認する作業に大きな手間がかかることが問題となっていた。
1つの側面では、本発明は、電子機器の搭載位置の確認作業の効率を高めた管理システム、管理装置および電子機器の管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、複数の電子機器と、これらの複数の電子機器を管理する管理装置とを備えた管理システムが提供される。この管理システムにおいて、管理装置は、収集部と判定部とを有する。収集部は、複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を管理システムにおける電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する。判定部は、管理システムに搭載させる各電子機器の属性情報が搭載位置に関連付けて登録された第2の機器情報を参照し、第1の機器情報に登録された属性情報と第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、比較対象位置が複数存在した場合に、一の比較対象位置に対応する第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する。
また、上記目的を達成するために、上記の管理システムに含まれる管理装置と同様の処理を行う管理装置および電子機器の管理方法が提供される。
1態様によれば、電子機器の搭載位置の確認作業の効率を高めることができる。
第1の実施の形態に係る管理システムの構成例および動作例を示す図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムのシステム構成例を示す図である。 CMのハードウェア構成例を示す図である。 DEのハードウェア構成例を示す図である。 CMと、複数のDEおよびそれらに搭載されるディスク装置との接続関係の例について示す図である。 CEおよびDEが搭載されるラックの構成例を示す図である。 DEにおけるディスク装置の搭載例を示す図である。 CMが備える処理機能の構成例を示すブロック図である。 DEテーブル、ディスク定義テーブルおよびディスク実装テーブルに登録される情報の例を示す図である。 収集部および判定部の処理手順の例を示すフローチャート(その1)である。 収集部および判定部の処理手順の例を示すフローチャート(その2)である。 不一致DEスロットの検出例を示す図である。 間違った位置に搭載されたDEが検出された場合の例を示す図である。 DEスロット単位での属性情報の比較結果に基づくDEテーブルの状態の例を示す図である。 不一致ディスクスロットの検出例を示す図である。 属性情報が一致する不一致ディスクスロットの検出例を示す図である。 「NG」の不一致ディスクスロットの検出例を示す図である。 表示処理部の処理手順の例を示すフローチャートである。 システム全体が異常であることを示す表示画面の例を示す図である。 DEの搭載位置間違いの発生を通知するための表示画面の例を示す図である。 異常DEの発生を通知するための表示画面の例を示す図である。 ディスク装置の搭載位置間違いの発生を通知するための表示画面の例を示す図である。 取り外すべきディスク装置を通知するための表示画面の例を示す図である。 不足しているディスク装置を通知するための表示画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る管理システムの構成例および動作例を示す図である。図1に示す管理システム1は、複数の電子機器11a〜11cと、これらの電子機器11a〜11cに接続されて電子機器11a〜11cを管理する管理装置20とを含む。なお、管理装置20に接続される電子機器の数は、図1の例に限らない。
管理システム1に搭載される各電子機器には、それぞれ位置情報が付与されている。図1の例では、位置情報「#0」に対して電子機器11aが搭載され、位置情報「#1」に対して電子機器11bが搭載され、位置情報「#2」に対して電子機器11cが搭載されている。そして、管理装置20は、接続された電子機器を位置情報に関連付けて認識できるようになっている。
管理装置20は、収集部21と判定部22とを備える。収集部21および判定部22の各処理は、例えば、管理装置20が備えるCPU(Central Processing Unit)が記憶部や記憶媒体などに格納された所定のプログラムを実行することで実現される。
収集部21は、電子機器11a〜11cの属性情報を収集し、収集した属性情報を位置情報と関連付けて搭載機器情報31に登録する。なお、搭載機器情報31は収集部21によって一時的に生成される情報であり、例えば、管理装置20内のRAM(Random Access Memory)に記憶される。
判定部22は、搭載機器情報31と機器定義情報32とを参照可能になっている。機器定義情報32には、管理システム1に搭載させる電子機器の属性情報が、位置情報に関連付けて事前に定義されている。すなわち、機器定義情報32は、管理システム1内に搭載すべき電子機器の属性情報を定義したものである。なお、機器定義情報32は、例えば、管理装置20の内部または外部の不揮発性記憶装置に記憶される。
判定部22は、機器定義情報32に定義された属性情報と搭載機器情報31に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を判別する。ここで、判別された搭載位置がこれ以後の比較処理の対象になることから、判別された搭載位置を「比較対象位置」と呼ぶ。図1の例では、「#0」,「#1」にそれぞれ対応する位置が比較対象位置となる。
判定部22は、比較対象位置が複数存在した場合に、複数の比較対象位置のうち、一の比較対象位置に対応する機器定義情報32内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する搭載機器情報31内の属性情報とを比較する。ここで、比較した属性情報同士が一致する比較対象位置の組み合わせが存在した場合には、一方の比較対象位置に搭載されている電子機器を他方の比較対象位置に移動することで、他方の比較対象位置に正しい電子機器が搭載された状態になる。従って、属性情報同士の比較結果を確認作業者が認識することで、搭載位置の確認作業が容易になり、その作業効率を高めることができる。
例えば、図1において、判定部22は、位置情報「#0」に対応する機器定義情報32内の属性情報と、位置情報「#1」に対応する搭載機器情報31内の属性情報とを比較する。この場合、比較対象の属性情報はともに「A」となることから、判定部22は、「#1」の位置に搭載された電子機器11bの正しい搭載位置は、「#0」の位置であると判定して、その旨を示す通知情報を出力する。
確認作業者は、出力された通知情報を例えば表示装置を通じて認識すると、電子機器11bを「#1」の位置から「#0」の位置に搭載し直す。この場合、確認作業者は、間違った電子機器11aが搭載されていた「#0」の位置に対して、別の場所から新たな正しい電子機器を運んできて搭載する必要がないので、作業効率が向上する。
また、図1の例では、位置情報「#1」に対応する機器定義情報32内の属性情報「B」と、位置情報「#0」に対応する搭載機器情報31内の属性情報「A」とが一致する。従って、位置情報「#0」に対応する機器定義情報32内の属性情報と位置情報「#1」に対応する搭載機器情報31内の属性情報との比較結果と、位置情報「#1」に対応する機器定義情報32内の属性情報と、位置情報「#0」に対応する搭載機器情報31内の属性情報との比較結果から、確認作業者は、「#0」の位置に搭載された電子機器11aと「#1」の位置に搭載された電子機器11bとを入れ替えればよいことを認識できる。
以上説明した管理装置20によれば、搭載位置を変更すべき電子機器と、その変更先の位置とが判定されるので、電子機器の搭載位置の確認作業の効率を高めることができる。このような効果は、特に、管理システム1を設置する現場において確認作業を行う場合に有用である。また、管理システム1を設置する現場において、確認作業者が、搭載位置を変更すべき電子機器を容易に確認できるようにすることで、管理システム1の出荷前における確認作業を省略することができ、出荷前の作業工程を簡略化できるようになる。
〔第2の実施の形態〕
次に、電子機器としてHDD、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置を用いたシステムについて説明する。
図2は、第2の実施の形態に係るストレージシステムのシステム構成例を示す図である。図2に示すストレージシステム100は、CE(Controller Enclosure)200と、複数のDE(Drive Enclosure)300とを含む。また、CE200には、ホスト装置410と管理端末420とが接続されている。
CE200は、CM(Controller Module)201,202を備える。CM201,202のそれぞれは、ホスト装置410からのI/O(In/Out)要求に応じて、DE300内の記憶装置に対するデータの読み書きを行う。CM201,202は、例えば、DE300内の記憶装置によって実現される物理記憶領域をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)によって管理し、これらの物理記憶領域に対するアクセスを制御する。
なお、CMは、CE200内に1つのみ設けられてもよいし、3つ以上設けられてもよい。ただし、CMが複数設けられることで、DE300に対するアクセス制御系統が冗長化され、アクセス制御処理の信頼性が向上する。
DE300は、CM201,202からのアクセス制御対象となる複数の記憶装置を備える。本実施の形態のDE300は、記憶装置としてHDDまたはSSDを備えるディスクアレイ装置である。CM201,202は、SAS(Serial Attached SCSI,SCSI:Small Computer System Interface)規格に従って、DE300内のHDDまたはSSDに対するアクセス制御を実行する。なお、以下の説明では、DE300に搭載される、CM201,202からのアクセス制御対象の記憶装置(HDDまたはSSD)を、「ディスク装置」と呼ぶ。
ホスト装置410は、ユーザの操作に応じて、CM201,202に対して、DE300内のディスク装置へのアクセスを要求する。ホスト装置410は、例えば、ユーザの操作に応じて、CM201,202のいずれかを通じて、DE300内のディスク装置からのデータの読み出しや、DE300内のディスク装置に対するデータの書き込みを行うことができる。
管理端末420は、保守作業者の操作に応じて、CM201,202に対してストレージシステム100の動作に関する各種の設定処理を行う。また、管理端末420には表示装置421が接続されており、管理端末420は、CM201,202の設定情報や動作状況を示す情報などを表示装置421に表示させることが可能になっている。本実施の形態では、ストレージシステム100の初期動作時において、DE300においてディスク装置が正しい位置に搭載されているかを示す情報がCM201,202のいずれかから出力され、表示装置421に表示されるようになっている。
図3は、CMのハードウェア構成例を示す図である。なお、CM201,202は同様のハードウェア構成を有するので、以下の説明では、主にCM201の構成についてのみ説明する。
CM201は、CPU211によって装置全体が制御されている。CPU211には、RAM212および複数の周辺機器が接続されている。RAM212は、CM201の主記憶装置として使用され、CPU211に実行させるプログラムの少なくとも一部や、このプログラムによる処理に必要な各種データを一時的に記憶する。
CPU211には、周辺機器の例として、フラッシュメモリ213、LAN(Local Area Network)インタフェース(I/F)214、CA(Channel Adapter)215およびIOC(In/Out Controller)216が接続されている。フラッシュメモリ213およびLANインタフェース214は、例えば、図示しないPCH(Platform Controller Hub)を介してCPU211と接続される。また、CA215およびIOC216は、例えば、図示しないPCI(Peripheral Component Interconnect)スイッチを通じてCPU211と接続されている。
フラッシュメモリ213は、CM201の二次記憶装置として使用され、CPU211によって実行されるプログラムやその実行に必要な各種のデータなどを記憶する。なお、二次記憶装置としては、例えば、HDDなどの他の種類の不揮発性記憶装置が使用されてもよい。
LANインタフェース214は、管理端末420とCM201との間でデータを送受信するインタフェース処理を実行する。
CA215は、ホスト装置410とCM201との間でデータを送受信するインタフェース処理を実行する。
IOC216は、SASインタフェース処理を実行する回路である。CM201のIOC216は、CM201に設けられたSASエクスパンダ(EXP)217と、CM202に設けられたSASエクスパンダ217の両方に接続されている。CM202のIOC216も同様に、CM201に設けられたSASエクスパンダ217と、CM202に設けられたSASエクスパンダ217の両方に接続されている。CM201のSASエクスパンダ217とCM202のSASエクスパンダ217は、DE300に接続されている。
なお、CM201,202はそれぞれ、IOC216およびSASエクスパンダ217を複数備えていてもよい。
また、CM201のCPU211とCM202のCPU211とは、例えばCM201,202がそれぞれ備えるPCIスイッチを介して、相互にデータを送受信できるようになっている。
図4は、DEのハードウェア構成例を示す図である。DE300は、IOM(In/Out Module)310a,310bおよび複数のディスク装置320を備えている。
IOM310a,310bは、DE300を統括的に制御するとともに、CMとディスク装置320との間でデータを中継するSASエクスパンダとしての処理を実行する。IOM310aはCM201のSASエクスパンダ217に接続され、IOM310bはCM202のSASエクスパンダ217に接続されている。また、IOM310a,310bは、他のDEのIOMと接続することも可能になっている。
ディスク装置320は、HDDまたはSSDとして実現される。また、ディスク装置320には、CM201,202からのアクセス制御対象となる記憶領域の他に、不揮発性のメモリ領域321を備えている。このメモリ領域321には、ディスク装置320の属性情報があらかじめ記憶されている。属性情報としては、例えば、ディスク装置320の種別、ディスク装置320の記憶容量などがある。メモリ領域321内の属性情報は、ディスク装置320の図示しないコントローラの制御によって、IOMなどの外部機器に読み出し可能になっている。
なお、IOM310aは、その内部に揮発性のメモリ311aを備えている。IOM310aは、自身の配下に接続されたディスク装置320のメモリ領域321から属性情報を収集してメモリ311aに記憶し、CM201に対して通知する機能を備えている。IOM310bも同様に、その内部に揮発性のメモリ311bを備え、自身の配下に接続されたディスク装置320のメモリ領域321から属性情報を収集してメモリ311bに記憶し、CM202に対して通知することが可能になっている。
次に、図5は、CMと、複数のDEおよびそれらに搭載されるディスク装置との接続関係の例について示す図である。
ストレージシステム100において、DEが搭載される位置には位置情報が付与されている。DEに付与された位置情報は、後述するラックにおけるDEスロットの物理位置に対応している。例えば図5において、「DE#00」は、DEスロット「#00」に搭載されたDEを示す。
一方、CM201は例えば、2つのIOC216a,216bおよび2つのSASエクスパンダ217a,217bを備えており、CM202も例えば、2つのIOC216c,216dおよび2つのSASエクスパンダ217c,217dを備えている。
CM201のIOC216aは、CM201のSASエクスパンダ217aを介して、DE#00,#10と通信可能であるとともに、CM202のSASエクスパンダ217cを介して、DE#00,#10と通信可能になっている。CM201のIOC216bは、CM201のSASエクスパンダ217bを介して、DE#20,#30と通信可能であるとともに、CM202のSASエクスパンダ217dを介して、DE#20,#30と通信可能になっている。
CM202のIOC216cは、CM201のSASエクスパンダ217aを介して、DE#00,#10と通信可能であるとともに、CM202のSASエクスパンダ217cを介して、DE#00,#10と通信可能になっている。CM202のIOC216dは、CM201のSASエクスパンダ217bを介して、DE#20,#30と通信可能であるとともに、CM202のSASエクスパンダ217dを介して、DE#20,#30と通信可能になっている。
また、DEは、それぞれが備えるIOMを介して、例えば最大10段まで、直列に接続可能になっている。図5の例では、DE#00〜DE#09が直列に接続されており、DE#01〜DE#09もDE#00と同様に、SASエクスパンダ217a,217cの少なくとも一方を介して、IOC216a,216cと通信可能になっている。DE#10〜DE#19も接続されており、DE#11〜DE#19もDE#10と同様に、SASエクスパンダ217a,217cの少なくとも一方を介して、IOC216a,216cと通信可能になっている。
DE#20〜DE#29も直列に接続されており、DE#21〜DE#29もDE#20と同様に、SASエクスパンダ217b,217dの少なくとも一方を介して、IOC216b,216dと通信可能になっている。DE#30〜DE#39も直列に接続されており、DE#31〜DE#39もDE#30と同様に、SASエクスパンダ217b,217dの少なくとも一方を介して、IOC216b,216dと通信可能になっている。
ここで、CM201は、自装置が備えるどのSASエクスパンダのどのポートに接続され、かつ、直列に接続されたDEのうち何段目に接続されているかによって、通信先のDEの位置情報(DEスロット番号)を認識できるようになっている。CM202も同様に、自装置が備えるどのSASエクスパンダのどのポートに接続され、かつ、直列に接続されたDEのうち何段目に接続されているかによって、通信先のDEの位置情報(DEスロット番号)を認識できるようになっている。
図6は、CEおよびDEが搭載されるラックの構成例を示す図である。
ストレージシステム100が備えるCE200およびDEは、例えば、図6に示すようなラック111〜113に搭載される。ラック111には、CE200が搭載されるスロットと、16個のDEスロットとが設けられており、ラック112には16個のDEスロットが設けられており、ラック113には8個のDEスロットが設けられている。ラック111〜113のそれぞれのDEスロットには、図5に示したDEの接続関係に基づくDEスロット番号が、固定的に付与されている。
図7は、DEにおけるディスク装置の搭載例を示す図である。
DEスロットに搭載されるDE300には、例えば24個のディスクスロットが設けられており、各ディスクスロットにディスク装置が搭載される。各ディスクスロットには、ディスク装置の位置情報としてのディスクスロット番号が付与されている。例えば図7において、「DISK#00」は、ディスクスロット「#00」に搭載されたディスク装置を示す。
DE300が備えるIOMは、自身のどのポートに接続されているかによって、自身に接続されたディスク装置の位置情報(ディスクスロット番号)を認識することができる。IOMは例えば、自身に接続されたディスク装置のメモリ領域(図4のメモリ領域321)から属性情報を収集し、CMからの要求に応じて、収集した属性情報をディスクスロット番号に対応付けて通知することができる。前述のように、CMは通信先のDEに対応するDEスロット番号を認識できることから、CMは、DEのIOMを通じて、ディスク装置の属性情報をDEスロット番号およびディスクスロット番号に関連付けて収集することができる。
ところで、上記のような構成のストレージシステムは、CEおよびDEをラックに組み込み、設置場所ですぐに使用可能な状態で出荷されることが多かった。この場合、工場からの出荷前において、CEおよびDEのそれぞれの動作試験、CEおよびDEのラックへの搭載、およびCEへのユーザ構成情報の設定などの作業が行われる。これらの作業が終了すると、ストレージシステムの電源が投入される。電源投入に応じて起動したCMは、例えば、ユーザ構成情報に設定された正しいディスク装置が接続されているか、およびディスク装置が故障していないかを判定し、問題ないと判定した場合に、ディスク装置をRAIDの記憶領域として組み込むボリュームフォーマット処理を実行する。
しかしながら、ストレージシステムに搭載されるディスク装置の数が増大するのに伴い、出荷前において上記の一連の作業に要する時間も長くなっているという問題があった。そこで、CEおよびDEの個別の動作試験と、ユーザ構成情報の設定のみを出荷前に行って、CEおよびDEをラックに組み込まない状態のまま出荷することが考えられている。この場合、ストレージシステムが設置される現地において、CEおよびDEのラックへの搭載作業が作業者によって行われる。なお、ユーザ構成情報の設定作業もストレージシステムの設置場所で行われる場合もある。
ストレージシステムの設置場所においてCEおよびDEの搭載作業が行われる場合、作業者は、ディスクスロットのそれぞれにおいて定義された通りの正しいディスク装置が搭載されているかを確認する必要がある。特に、搭載されるディスク装置の数が増えるほどディスク装置の搭載ミスが発生しやすくなるため、このような確認作業は重要となる。ここで、上記のような、電源投入に応じて起動したCMによるユーザ構成情報に基づく判定処理によって、正しいディスク装置が搭載されていないディスクスロットの位置を検出できる。しかしながら、ディスク装置をどのように搭載し直したらよいか、新たに調達すべきディスク装置があるかなどを作業者が判断する必要があり、非常に大きな手間がかかるという問題があった。
これに対し、本実施の形態のストレージシステム100では、ストレージシステム100に対してCE200およびDE300が搭載され、電源投入に伴って起動したときに、CMによってディスク構成確認処理が実行される。このディスク構成確認処理では、ディスク装置が正しい位置に搭載されたか否かだけでなく、ディスク装置をどのように搭載し直したらよいか、新たに調達すべきディスク装置があるかといった判定結果を、画面表示を通じて作業者に通知する処理を含む。
このディスク構成確認処理は、CM201,202の一方で実行されればよい。以下、ディスク構成確認処理がCM201で実行されるものとして説明する。
図8は、CMが備える処理機能の構成例を示すブロック図である。
CM201は、収集部221、判定部222および表示処理部223を備える。これらの収集部221、判定部222および表示処理部223の処理は、例えば、CM201のCPU211が所定のプログラムを実行することで実現される。また、CM201のフラッシュメモリ213には、構成定義情報231があらかじめ記憶される。さらに、収集部221、判定部222および表示処理部223の処理が実行される際には、CM201のRAM212には、DEテーブル232、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234が記憶される。
構成定義情報231には、ストレージシステム100に搭載すべきディスク装置の属性情報が、DEスロット番号およびディスクスロット番号に対応付けて設定される。この構成定義情報231は、ストレージシステム100の工場からの出荷前に設定されるものである。本実施の形態では、属性情報は、ディスク装置の種別と記憶容量を含む。ディスク装置の種別としては、例えば、SAS方式のHDDか、あるいはSSDかを示す情報が設定される。なお、属性情報の他の例として、ディスク装置のアクセス速度に応じた情報や、ディスク装置のメーカ、型番に応じた情報が含まれてもよい。
収集部221は、CM201に接続された各DE300に実装されたディスク装置から、属性情報を収集する。また、収集部221は、DEテーブル232、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234をRAM212に展開する。収集部221は、ディスク装置から収集した属性情報をディスク実装テーブル234に登録するとともに、構成定義情報231に設定された属性情報をディスク定義テーブル233に登録する。
判定部222は、ディスク定義テーブル233に登録された属性情報と、ディスク実装テーブル234に登録された属性情報とを比較することで、現在実装されているディスク装置が構成定義情報231に定義されたディスク装置と一致するかを判定する。この判定処理では、属性情報が構成定義情報231に定義された情報と一致していないディスク装置が搭載されているディスクスロットの位置は判定されるだけでなく、例えば、どのディスクスロットのディスク装置またはどのDEスロットのDEをどの位置に搭載し直せばよいかも判定される。判定部222は、判定結果を示す情報を、DEテーブル232、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234に登録する。
ここで、図9は、DEテーブル、ディスク定義テーブルおよびディスク実装テーブルに登録される情報の例を示す図である。
DEテーブル232には、DEスロット番号ごとに、現在搭載されているDEの状態の判定結果が登録される。図9に示すDEテーブル232は、収集部221によって生成された初期状態を示しており、この状態では判定結果の欄は空欄である。
判定結果の欄には、判定部222によって次のような情報が登録される。DEスロットに実装されているDE内の全ディスク装置の属性情報が、構成定義情報231に定義された情報と一致する場合、そのDEスロットに対応する判定結果の欄には「OK」が登録される。DEスロットに実装されているDE内の少なくとも1つのディスク装置の属性情報が、構成定義情報231に定義された情報と一致しない場合、そのDEスロットに対応する判定結果の欄には「NG」が登録される。ただし、後者の場合でも、そのディスクスロットに本来搭載すべきDEが間違った位置に搭載されている場合、判定結果の欄には、搭載すべきDEが現在搭載されている位置を示すDEスロット番号が登録される。
ディスク定義テーブル233には、各DEにおけるディスクスロット番号ごとに、属性情報と、現在搭載されているディスク装置の状態の判定結果とが登録される。属性情報としては、ディスク種別とディスク容量とが登録される。収集部221は、構成定義情報231に設定された属性情報を、ディスク定義テーブル233の属性情報の欄に登録する。ディスク装置が搭載されないディスクスロットに対応する属性情報の欄は、空欄とされる。図9に示すディスク定義テーブル233は、収集部221によって属性情報が登録された状態を示しており、この状態では判定結果の欄は空欄である。
判定結果の欄には、判定部222によって次のような情報が登録される。ディスクスロットに実装されているディスク装置の属性情報が、構成定義情報231に定義された情報と一致する場合、そのディスクスロットに対応する判定結果の欄には「OK」が登録され、一致しない場合には「NG」が登録される。ただし、後者の場合でも、そのディスクスロットに本来搭載すべきディスク装置が間違った位置に搭載されている場合、判定結果の欄には、搭載すべきディスク装置が現在搭載されている位置を示すDEスロット番号およびディスクスロット番号が登録される。
ディスク実装テーブル234には、各DEにおけるディスクスロット番号ごとに、属性情報と、現在搭載されているディスク装置の状態の判定結果とが登録される。属性情報としては、ディスク種別とディスク容量とが登録される。収集部221は、CM201に接続された各DE300内のディスク装置から収集した属性情報を、ディスク実装テーブル234の属性情報の欄に登録する。ディスク装置が実装されていないディスクスロットに対応する属性情報の欄は、空欄とされる。図9に示すディスク実装テーブル234は、収集部221によって属性情報が登録された状態を示しており、この状態では判定結果の欄は空欄である。
判定結果の欄には、判定部222によって次のような情報が登録される。ディスクスロットに実装されているディスク装置の属性情報が、構成定義情報231に定義された情報と一致する場合、そのディスクスロットに対応する判定結果の欄には「OK」が登録され、一致しない場合には「NG」が登録される。ただし、後者の場合でも、そのディスクスロットに実装されているディスク装置が他の位置に移動すべきものである場合には、判定結果の欄には「MOVE」が登録される。
以下、図8に戻って説明する。
判定部222は、ディスク定義テーブル233とディスク実装テーブル234とを参照しながら、DE単位での属性情報の比較処理を実行した後、ディスク装置単位での属性情報の比較処理を行う。判定部222は、DE単位での属性情報の比較処理に基づいて、DEテーブル232に判定結果を登録する。このとき、「NG」となったDEスロットの数が所定数を超えた場合には、システム全体での異常と判定して、処理を終了する。これにより、処理負荷の高いディスク装置単位での属性情報の比較処理を実行せずに、短時間で警告を発することができるようにする。
表示処理部223は、DEテーブル232、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234に記録された判定結果に基づいて、ディスク構成の判定結果を表示するための表示情報を生成し、管理端末420に出力する。これにより、管理端末420の表示装置421に、ディスク構成の判定結果を表示させることができる。
以下、収集部221、判定部222および表示処理部223の処理について、フローチャートを用いて説明する。まず、図10,図11は、収集部および判定部の処理手順の例を示すフローチャートである。
なお、図10の処理は、例えば、CM201の電源が投入されてCM201が起動したときに開始される。あるいは、図10の処理は、管理端末420からの要求、あるいは、CM201に設けられた所定のスイッチに対する操作に応じて開始されてもよい。基本的に、図10の処理は、ストレージシステム100の設置場所においてCM、DEなどの搭載および接続作業が終了した際や、ストレージシステム100内の機器が交換された後に実行されればよい。
[ステップS11]収集部221は、DEテーブル232、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234をRAM212に生成する。収集部221は、構成定義情報231に設定された属性情報をディスク定義テーブル233に登録する。このとき、DEテーブル232およびディスク定義テーブル233の各判定結果の欄と、ディスク実装テーブル234の属性情報および判定結果の各欄は空欄となる。
[ステップS12]収集部221は、CM201に接続された各DE300に実装されたディスク装置から、属性情報を収集し、ディスク実装テーブル234に登録する。収集部221は、属性情報の収集および登録が完了すると、その旨を判定部222に通知する。これにより、ステップS13の処理が開始される。
[ステップS13]判定部222は、ディスク定義テーブル233とディスク実装テーブル234との間で、同一ディスクスロットに登録された属性情報同士を比較する。
判定部222は、比較処理の結果、同一DEスロットにおけるすべてのディスクスロットについて属性情報同士が一致した場合、そのDEスロットに対応するDEテーブル232内の判定結果の欄に「OK」と登録する。一方、判定部222は、同一DEスロットにおける少なくとも1つのディスクスロットについて属性情報同士が一致しない場合、そのDEスロットに対応するDEテーブル232内の判定結果の欄を空欄のままにする。なお、判定部222は、属性情報のうちディスク種別とディスク容量の一方でも一致しない場合に、属性情報同士が不一致であると判定する。以下、DEテーブル232において判定結果の欄が空欄となっているDEスロットを「不一致DEスロット」と呼ぶ。
[ステップS14]判定部222は、ステップS13での比較の結果、すべてのディスクスロットについて属性情報同士が一致した場合(すなわち、DEテーブル232におけるすべてのDEスロットに「OK」が登録されていた場合)には(S14:No)、ステップS15の処理を実行する。一方、判定部222は、属性情報同士が一致しないディスクスロットが少なくとも1つ存在する場合(すなわち、DEテーブル232において「OK」が登録されていない不一致DEスロットが1つ以上存在する場合)には(S14:Yes)、ステップS16の処理を実行する。
[ステップS15]判定部222は、テーブル登録処理が終了したこと、およびディスク装置の搭載状態が正常であることを、表示処理部223に通知する。後述するように、通知を受けた表示処理部223は、ディスク構成が正常であることを示す表示情報を生成して、管理端末420に出力する。これにより、確認作業者は、管理端末420の表示装置421を通じてディスク構成が正常であることを認識する。
[ステップS16]判定部222は、ループ端であるステップS21までの処理を、すべての不一致DEスロットについて実行する。
[ステップS17]判定部222は、不一致DEスロットを1つ選択する。
[ステップS18]判定部222は、選択した不一致DEスロット内のすべてのディスクスロットについて定義された属性情報(ディスク定義テーブル233に登録されたすべての属性情報)と、選択した以外の他の不一致DEスロット内のすべてのディスクスロットに実装されたディスク装置の属性情報(ディスク実装テーブル234に登録されたすべての属性情報)とを比較し、これらが一致する不一致DEスロットの組み合わせを抽出する。ただし、このステップS18の処理では、後述するステップS20の処理によってDEテーブル232における判定結果の欄にDEスロット番号が登録されている不一致DEスロットを、選択した不一致DEスロットとの比較対象から除外する。
[ステップS19]判定部222は、ステップS18の比較処理によって属性情報同士が一致する不一致DEスロットの組み合わせが抽出された場合には(S19:Yes)、ステップS20の処理を実行する。一方、判定部222は、属性情報同士が一致する不一致DEスロットが抽出されなかった場合には(S19:No)、DEテーブル232におけるステップS17で選択した不一致DEスロットに対応する判定結果の欄に「NG」と登録する。
[ステップS20]ステップS18の比較処理によって属性情報同士が一致する不一致DEスロットの組み合わせが抽出された場合には、ディスク実装テーブル234を基に抽出した他方の不一致DEスロットに、ステップS17で選択した不一致DEスロットに搭載すべきDEが搭載されていることになる。この場合、判定部222は、DEテーブル232におけるステップS17で選択した不一致DEスロットに対応する判定結果の欄に、ステップS18でディスク実装テーブル234を基に抽出した他方の不一致DEスロットのDEスロット番号を登録する。
なお、前述のようにステップS18では、ステップS20の処理によってDEテーブル232における判定結果の欄にDEスロット番号が登録されている不一致DEスロットが、選択した不一致DEスロットとの比較対象から除外される。これにより、ステップS20での登録処理は、DEテーブル232の判定結果の欄に登録されるDEスロット番号が重複しないように行われる。
このステップS20で判定結果の欄に登録されるDEスロット番号は、判定結果の欄に対応付けられたDEスロットに対して本来搭載させるべきDEが、現在間違って搭載されている位置を示すことになる。
また、判定部222は、DEテーブル232における不一致DEスロットの判定結果の欄のうち、「OK」とDEスロット番号のいずれも登録されずに空欄になっている判定結果の欄に、「NG」と登録する。判定結果の欄に「NG」と登録されたDEスロットについては、他のDEスロットに搭載されたDEを搭載し直すことでは正しい状態に復旧しないことを示す。
[ステップS21]判定部222は、ループ内の処理がすべての不一致DEスロットについて実行された場合、ステップS22の処理を実行する。
以上のステップS21までの処理の結果、DEテーブル232におけるすべての判定結果の欄に、「OK」、「NG」、DEスロット番号のいずれかが登録された状態になる。
[ステップS22]判定部222は、DEテーブル232において「NG」が登録されたDEスロットの数を判定する。
[ステップS23]判定部222は、ステップS22で判定された「NG」のDEスロット数が、あらかじめ決められたしきい値を超えるかを判定する。判定部222は、DEスロット数がしきい値を超える場合(S23:Yes)、ステップS24の処理を実行し、DEスロット数がしきい値以下の場合(S23:No)、ステップS25の処理を実行する。
[ステップS24]後述するステップS25以降の処理では、「NG」のDEスロットにおいてディスク装置単位での属性情報の比較処理が実行される。しかしながら、「NG」のDEスロット数がしきい値を超え、「NG」のDEスロット数が多すぎると判断される場合には、ディスク装置単位での属性情報の比較処理の負荷が高くなり、最終的な判定結果が表示されるまでの処理時間が長くなる。また、「NG」のDEスロット数が多すぎると判断される場合には、構成定義情報231に設定されている情報が間違っているか、あるいはDEの発注ミスである可能性が高く、これらの場合には、ディスク装置単位での属性情報の比較処理の必要性は低い。
そこで、判定部222は、「NG」のDEスロット数がしきい値を超える場合に(S23:Yes)、システム全体の異常と判定して、その旨を、テーブル登録処理が終了したこととともに表示処理部223に通知する。後述するように、通知を受けた表示処理部223は、システム全体が異常であることを通知するための表示情報を生成して、管理端末420に出力する。
なお、ステップS22,S23の処理は、例えば、ステップS16の前に実行されてもよい。
ここで、以上のステップS24までの処理について、具体的なディスク装置の実装状態を例示して説明する。
図12は、不一致DEスロットの検出例を示す図である。なお、図12では理解しやすいように、各DEが備えるディスクスロット数を「#00」から「#04」の5スロットとしている。
図10のステップS13において、判定部222は、ディスク定義テーブル233とディスク実装テーブル234との間で、同一ディスクスロットに登録された属性情報同士を比較する。図12の右上には、DEスロット「#00」についてのディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234を示しているが、これらのテーブル間では、すべてのディスクスロットについて登録されている属性情報が一致している。この場合、判定部222は、DEテーブル232におけるDEスロット「#00」の判定結果の欄に「OK」と登録する。
一方、図12の右下には、DEスロット「#01」についてのディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234を示している。これらのテーブル間では、ディスクスロット「#00」,「#01」については属性情報が一致しているが、ディスクスロット「#02」〜「#04」については属性情報が一致していない。この場合、DEスロット「#01」が不一致DEスロットであることが検出され、判定部222は、DEテーブル232におけるDEスロット「#01」の判定結果の欄を、一時的に空欄のままにする。
図13は、間違った位置に搭載されたDEが検出された場合の例を示す図である。なお、図13では理解しやすいように、各DEが備えるディスクスロット数を「#00」から「#04」の5スロットとしている。
図10のステップS16〜S21のループ処理では、不一致DEスロット同士で属性情報が比較される。図13の例では、DEスロット「#00」が不一致DEスロットであったものとする。この場合、判定部222は、DEスロット「#00」に定義された属性情報(すなわち、ディスク定義テーブル233に登録されたDEスロット「#00」についての属性情報)が、他のDEスロットに実装されたディスク装置の属性情報(すなわち、ディスク実装テーブル234における他のDEスロットについての属性情報)と一致するかを判定する(図10のステップS18)。
図13の例では、DEスロット「#00」に定義された属性情報と、DEスロット「#01」に実装されたディスク装置の属性情報とが一致している。この場合、判定部222は、DEテーブル232におけるDEスロット「#00」の判定結果の欄に、DEスロット「#01」のスロット番号を登録する。DEスロット「#00」の判定結果の欄に登録された「#01」は、DEスロット「#00」に搭載すべきDEが、間違ってDEスロット「#01」に搭載されていることを示す。換言すれば、DEスロット「#01」に搭載されているDEをDEスロット「#00」に搭載し直すことにより、DEスロット「#00」のDE搭載状態を正しい状態に復旧できることを示す。
また、図10のステップS19,S20の処理によれば、搭載すべきDEが他のDEスロットに搭載されていないディスクスロットについては、DEテーブル232における対応する判定結果の欄に「NG」が登録される。
図14は、DEスロット単位での属性情報の比較結果に基づくDEテーブルの状態の例を示す図である。
図14(A)では、DEスロット「#00」,「#10」,「#11」に対応する判定結果の欄に、DEスロット番号「#11」,「#00」,「#10」がそれぞれ登録されている。この場合、DEスロット「#11」に実装されているDEをDEスロット「#00」に搭載し直し、DEスロット「#00」に実装されているDEをDEスロット「#10」に搭載し直し、DEスロット「#10」に実装されているDEをDEスロット「#11」に搭載し直すことで、DEの実装状態を正しい状態にすることができる。
また、図11のステップS22,S23では、「NG」と判定されたDEスロット数が所定のしきい値と比較される。ここで、しきい値を例えば「5」とすると、図14(B)は、「NG」のDEスロット数がしきい値以下の「2」である場合の例を示し、図14(C)は、「NG」のDEスロット数がしきい値を超える「6」である場合の例を示す。図14(B)の場合、判定部222は、ディスク構成確認処理を続行する。一方、図14(C)の場合、判定部222は、システム全体の異常と判定し、表示処理部223の処理によってその旨が作業者に通知されて、ディスク構成確認処理が終了する。
以下、図11に戻って説明する。
[ステップS25]判定部222は、「NG」のDEスロットのそれぞれについて、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234における同一ディスクスロットの欄に登録された属性情報同士を比較する。判定部222は、属性情報同士が一致したディスクスロットについて、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234における各判定結果の欄に「OK」と登録する。
なお、以下の説明では、ステップS25において判定結果の欄に「OK」と登録されなかったディスクスロットを、「不一致ディスクスロット」と呼ぶ。
ここで、不一致ディスクスロットは、「NG」のDEスロットにのみ含まれる。このため、次のステップS26以降で処理対象となるディスクスロットは、「NG」のDEスロットに含まれるディスクスロットのみとなる。すなわち、「OK」のDEスロットに含まれるディスクスロットだけでなく、DEテーブル232の判定結果の欄にDEスロット番号が登録されたDEスロットに含まれるディスクスロットも、ステップS26以降の処理の対象から除外される。このため、ステップS26以降の処理に要する時間を短縮することができる。
[ステップS26]判定部222は、ループ端であるステップS31までの処理(ディスクスロット単位の比較処理)を、「NG」のDEスロットにおけるすべての不一致ディスクスロットについて実行する。ただし、判定部222は、不一致ディスクスロットのうち、ディスク定義テーブル233に属性情報が登録されていないディスクスロット(すなわち、ディスク装置を搭載しないように定義されているディスクスロット)については、ループ処理の対象から除外する。
[ステップS27]判定部222は、ディスク定義テーブル233から、不一致ディスクスロットを1つ選択する。
[ステップS28]判定部222は、ディスク定義テーブル233から選択した不一致ディスクスロットに対応付けて登録された属性情報(以下、「不一致ディスクスロットに定義された属性情報」と呼ぶ)と、ディスク実装テーブル234において、ステップS27で選択したスロットを除く他の不一致ディスクスロットに対応付けて登録された属性情報とを比較する。そして、判定部222は、これらが一致する不一致ディスクスロットの組み合わせを抽出する。ただし、このステップS28の処理では、後述するステップS30の処理によってディスク実装テーブル234における判定結果の欄に「MOVE」と登録されている不一致ディスクスロットを、選択した不一致ディスクスロットとの比較対象から除外する。
[ステップS29]判定部222は、ステップS28の比較処理によって属性情報同士が一致する不一致ディスクスロットの組み合わせが抽出された場合には(S29:Yes)、ステップS30の処理を実行する。一方、判定部222は、属性情報同士が一致する不一致ディスクスロットが抽出されなかった場合には(S29:No)、ディスク定義テーブル233におけるステップS27で選択した不一致ディスクスロットの判定結果の欄に、「NG」と登録する。
[ステップS30]ステップS28の比較処理によって属性情報同士が一致する不一致ディスクスロットの組み合わせが抽出された場合には、ディスク実装テーブル234から抽出した他方の不一致ディスクスロットに、ステップS27で選択した不一致ディスクスロットに搭載すべきディスク装置が搭載されていることになる。この場合、判定部222は、ディスク定義テーブル233におけるステップS27で選択した不一致ディスクスロットに対応する判定結果の欄に、ステップS28でディスク実装テーブル234から抽出した他方の不一致ディスクスロットの位置を示すDEスロット番号およびディスクスロット番号を登録する。これとともに、判定部222は、ディスク定義テーブル233における他方の不一致ディスクスロットに対応する判定結果の欄に、「MOVE」と登録する。
このステップS30でディスク定義テーブル233における判定結果の欄に登録されるDEスロット番号およびディスクスロット番号は、判定結果の欄に対応付けられたディスクスロットに対して本来搭載させるべきディスク装置が、現在間違って搭載されている位置を示すことになる。また、ステップS30でディスク実装テーブル234における判定結果の欄に登録される「MOVE」は、判定結果の欄に対応付けられたディスクスロットに現在搭載されているディスク装置が、他のディスクスロットに搭載されるべきものであることを示すことになる。
なお、前述のようにステップS28では、ステップS30の処理によってディスク実装テーブル234における判定結果の欄に「MOVE」と登録されている不一致ディスクスロットが、選択した不一致ディスクスロットとの比較対象から除外される。これにより、ステップS30での登録処理は、ディスク定義テーブル233における判定結果の欄に登録されるディスクスロット番号が重複しないように行われる。
[ステップS31]判定部222は、ループ内の処理が「NG」のDEスロットにおけるすべての不一致ディスクスロットについて実行された場合、ステップS32の処理を実行する。
以上のステップS31までの処理の結果、ディスク定義テーブル233における判定結果の欄のうち、属性情報が登録されているディスクスロットに対応するすべての判定結果の欄に、「OK」、「NG」、DEスロット番号・ディスクスロット番号のいずれかが登録された状態になる。
[ステップS32]判定部222は、ディスク実装テーブル234において属性情報が登録されている不一致ディスクスロットに対応する判定結果の欄のうち、「OK」またはDEスロット番号・ディスクスロット番号のどちらも登録されていない残りの欄に、「NG」と登録する。そして、判定部222は、テーブル登録処理が終了したことを表示処理部223に通知する。
ここで、上記のステップS25〜S32の処理について、具体的なディスク装置の実装状態を例示して説明する。
図15は、不一致ディスクスロットの検出例を示す図である。
図11のステップS25において、判定部222は、「NG」のDEスロットのそれぞれについて、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234における同一ディスクスロットの欄に登録された属性情報同士を比較する。図15では、「NG」と判定されたDEスロット「#10」についてのディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234の例を示す。この図15の例では、ディスクスロット「#00」,「#01」,「#05」〜「#09」においてテーブル間の属性情報が一致する。この場合、判定部222は、ディスクスロット「#00」,「#01」,「#05」〜「#09」のそれぞれについてのディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234の判定結果の欄に「OK」と登録する。
ここで、判定結果の欄に「OK」と登録されなかったディスクスロットが不一致ディスクスロットであると検出され、これらの不一致ディスクスロットのうち、属性情報が定義されていないものを除く不一致ディスクスロットが、図11におけるステップS26〜S31のループ処理の対象とされる。
図16は、属性情報が一致する不一致ディスクスロットの検出例を示す図である。この図16では、DEスロット「#10」についてのディスク定義テーブル233の属性情報と、DEスロット「#10」,「#20」についてのディスク実装テーブル234の属性情報とが比較された場合の例を示す。
図11のステップS26〜S31のループ処理では、不一致ディスクスロット同士で属性情報が比較される。図16の例では、DEスロット「#10」のディスクスロット「#02」に定義された情報が、DEスロット「#10」のディスクスロット「#04」に実装されているディスク装置の属性情報と一致する。この場合、判定部222は、ディスク定義テーブル233におけるDEスロット「#10」およびディスクスロット「#02」に対応する判定結果の欄に、属性情報が一致した他方のディスクスロットの位置を示す「10−04」を登録する。「10−04」とは、DEスロット「#10」におけるディスクスロット「#04」の位置を示す。これとともに、判定部222は、ディスク実装テーブル234における「10−04」に対応する判定結果の欄に「MOVE」と登録する(図11のステップS30)。
また、図16の例では、DEスロット「#10」のディスクスロット「#10」〜「#13」に定義された情報が、DEスロット「#20」のディスクスロット「#10」〜「#13」に実装されているディスク装置の属性情報とそれぞれ一致する。この場合、判定部222は、ディスク定義テーブル233におけるDEスロット「#10」およびディスクスロット「#10」,「#11」,「#12」,「#13」に対応する判定結果の欄に、属性情報が一致した他方のディスクスロットの位置を示す「20−10」,「20−11」,「20−12」,「20−13」をそれぞれ登録する。これとともに、判定部222は、ディスク実装テーブル234における「20−10」,「20−11」,「20−12」,「20−13」に対応する判定結果の欄に、すべて「MOVE」と登録する(図11のステップS30)。
一方、図11のステップS27でDEスロット「#10」のディスクスロット「#03」が選択された時点で、このディスクスロットに定義された属性情報が、ディスク実装テーブル234内の判定結果が空欄であるディスクスロットに登録されたいずれの属性情報とも一致しなかったとする。この場合、判定部222は、ディスク定義テーブル233におけるDEスロット「#10」およびディスクスロット「#03」に対応する判定結果の欄に「NG」と登録する。なお、この場合、DEスロット「#10」のディスクスロット「#03」については、ラック内の他のディスクスロットに搭載されているディスク装置を搭載し直す方法では正常な搭載状態にすることが不可能であり、このディスクスロットに搭載する新たなディスク装置を用意する必要があることになる。
なお、図11のステップS26〜S31のループ処理では、ステップS27で不一致ディスクスロットを1つずつ選択して、他の不一致ディスクスロットの属性情報と比較した。しかしながら、例えば、隣り合う複数のディスクスロットが不一致ディスクスロットとなっている場合には、これら複数のディスクスロットに定義された属性情報を有するディスク装置が、別の位置における隣り合う複数のディスクスロットに間違って搭載されている場合があり得る。図16の例では、DEスロット「#10」のディスクスロット「#10」〜「#13」に搭載すべきディスク装置が、DEスロット「#20」のディスクスロット「#10」〜「#13」に間違って搭載されている。
そこで、図11のステップS26〜S31のループ処理では、ディスク定義テーブル233から、隣り合う複数の不一致ディスクスロットのグループを検出し、スロット数が多いグループを優先的に選択して、選択したグループに定義された属性情報と一致する他のグループをディスク実装テーブル234から抽出するようにしてもよい。これにより、搭載位置を変更するディスク装置をグループ単位で判別できるようになり、ディスク装置の搭載位置を変更する作業の効率を向上させることができる。
図17は、「NG」の不一致ディスクスロットの検出例を示す図である。
図11のステップS32では、判定部222は、ディスク実装テーブル234において属性情報が登録されている不一致ディスクスロットに対応する判定結果の欄のうち、「OK」またはDEスロット番号・ディスクスロット番号のどちらも登録されていない残りの欄に、「NG」と登録する。
ここで、図11のステップS26〜S31のループ処理が終了した時点で、ディスク定義テーブル233およびディスク実装テーブル234が図16のような状態であったものとする。この場合、図17に示すように、判定部222は、ディスク実装テーブル234において、DEスロット「#10」のディスクスロット「#02」、DEスロット「#20」のディスクスロット「#00」〜「#02」のそれぞれに対応する判定結果の欄に、「NG」と登録する。なお、この場合、DEスロット「#10」のディスクスロット「#02」、DEスロット「#20」のディスクスロット「#00」〜「#02」には、不要なディスク装置が実装されており、これらのディスク装置を取り外す必要があることになる。
次に、図18は、表示処理部の処理手順の例を示すフローチャートである。この図18の処理は、判定部222からテーブル登録処理の終了通知を受けたときに開始される。
[ステップS51]図10のステップS15の処理により、判定部222から、ディスク装置の搭載状態が正常であると通知された場合(S51:Yes)、表示処理部223はステップS52の処理を実行する。一方、判定部222から、ディスク装置の搭載状態が正常であると通知されていない場合(S51:No)、表示処理部223はステップS53の処理を実行する。
[ステップS52]表示処理部223は、ディスク装置の搭載状態が正常であることを示す表示情報を生成して、管理端末420に出力する。これにより、作業者は、管理端末420の表示装置421に表示された情報から、ディスク装置の搭載状態が正常であることを認識できる。
[ステップS53]図11のステップS24の処理により、判定部222からシステム全体の異常であると通知された場合(S53:Yes)、表示処理部223はステップS54の処理を実行する。一方、判定部222からシステム全体の異常であると通知されていない場合(S53:No)、表示処理部223はステップS55の処理を実行する。
[ステップS54]判定部222からシステム全体の異常であると通知される場合(S53:Yes)とは、前述の不一致DEスロットの数が所定のしきい値を超えている場合である。この場合、表示処理部223は、システム全体が異常であることを示す表示情報として、例えば、不一致DEスロットを一覧表示した情報を生成して、管理端末420に出力する。表示処理部223は、DEテーブル232を参照し、「OK」が登録されていないDEスロットを不一致DEスロットと判定して、判定した不一致DEスロットを一覧表示させる。表示された情報を視認した作業者は、不一致DEスロットの数が多すぎることを認識して、システム全体の異常を疑って検証作業を行うことができる。
[ステップS55]表示処理部223は、DEの搭載位置間違いが発生しているかを判定する。表示処理部223は、DEテーブル232の判定結果の欄にDEスロット番号が登録されている場合、その判定結果の欄に対応するDEスロットに搭載すべきDEが、現在間違った位置に搭載されていると判定する。表示処理部223は、DEの搭載位置間違いが発生している場合(S55:Yes)、ステップS56の処理を実行し、DEの搭載位置間違いが発生していない場合(S55:No)、ステップS57の処理を実行する。
[ステップS56]表示処理部223は、DEの搭載位置間違いの発生を通知するための表示情報を生成して、管理端末420に出力する。表示処理部223は、例えば、DEテーブル232の判定結果の欄にDEスロット番号が登録されているDEスロットを特定し、特定したDEスロットを、DEの搭載位置間違いが発生しているDEスロットとして画面上に表示させる。これとともに、表示処理部223は、判定結果の欄に登録されたDEスロット番号を、その判定結果の欄に対応するDEスロットに搭載すべき正しいDEが搭載されている位置として、画面上に表示させる。
[ステップS57]表示処理部223は、異常DEがあるかを判定する。表示処理部223は、不一致DEスロットについてのディスク定義テーブル233を参照し、1つのDEスロット当たりの「NG」の数をカウントする。表示処理部223は、「NG」の数が所定のしきい値を超えている場合、そのDEスロットに搭載されたDEを異常DEと判定する。表示処理部223は、異常DEがある場合(S57:Yes)、ステップS58の処理を実行し、異常DEがない場合(S57:No)、ステップS59の処理を実行する。
[ステップS58]表示処理部223は、異常DEの発生を通知するための表示情報を生成して、管理端末420に出力する。表示処理部223は、例えば、ディスク定義テーブル233に基づき、異常DEが搭載されたDEスロットを画面上に表示させる。
[ステップS59]表示処理部223は、ディスク装置の搭載位置間違いが発生しているかを判定する。表示処理部223は、ディスク定義テーブル233内の判定結果の欄にDEスロット番号およびディスクスロット番号が登録されている場合、その判定結果の欄に対応するディスクスロットに搭載すべきディスク装置が、現在間違った位置に搭載されていると判定する。表示処理部223は、ディスク装置の搭載位置間違いが発生している場合(S59:Yes)、ステップS60の処理を実行し、ディスク装置の搭載位置間違いが発生していない場合(S59:No)、ステップS61の処理を実行する。
[ステップS60]表示処理部223は、ディスク装置の搭載位置間違いの発生を通知するための表示情報を生成して、管理端末420に出力する。表示処理部223は、例えば、ディスク定義テーブル233を参照して、判定結果の欄にDEスロット番号およびディスクスロット番号が登録されたディスクスロットを特定し、特定したディスクスロットを、ディスク装置の搭載位置間違い発生しているディスクスロットとして画面上に表示させる。これとともに、表示処理部223は、判定結果の欄に登録されたDEスロット番号およびディスクスロット番号を、判定結果の欄に対応するディスクスロットに搭載すべきディスク装置が現在搭載されている位置として、画面上に表示させる。
[ステップS61]表示処理部223は、取り外すべきディスク装置(不要なディスク装置)があるかを判定する。表示処理部223は、ディスク実装テーブル234内の判定結果の欄に「NG」が登録されている場合、その判定結果の欄に対応するディスクスロットには、取り外すべき余計なディスク装置が搭載されていると判定する。表示処理部223は、取り外すべきディスク装置がある場合(S61:Yes)、ステップS62の処理を実行し、取り外すべきディスク装置がない場合(S61:No)、ステップS63の処理を実行する。
[ステップS62]表示処理部223は、取り外すべきディスク装置を通知するための表示情報を生成して、管理端末420に出力する。表示処理部223は、例えば、ディスク実装テーブル234を参照して、判定結果の欄に「NG」と登録されたディスクスロットを特定し、特定したディスクスロットの位置を画面上に表示させる。
[ステップS63]表示処理部223は、ディスク装置が不足しているかを判定する。表示処理部223は、ディスク定義テーブル233内の判定結果の欄に「NG」が登録されている場合、その判定結果の欄に対応するディスクスロットに搭載すべきディスク装置が不足していると判定する。表示処理部223は、不足しているディスク装置がある場合(S63:Yes)、ステップS64の処理を実行し、不足しているディスク装置がない場合(S63:No)、処理を終了する。
[ステップS64]表示処理部223は、不足しているディスク装置を通知するための表示情報を生成して、管理端末420に出力する。表示処理部223は、例えば、ディスク定義テーブル233を参照して、判定結果の欄に「NG」と登録されたディスクスロットを特定し、特定したディスクスロットの位置を画面上に表示させる。
また、表示処理部223は例えば、特定したディスクスロットに現在ディスク装置が搭載されていない場合(すなわち、特定したディスクスロットに対応するディスク実装テーブル234の欄に属性情報が登録されていない場合)、ディスク装置が未搭載である、あるいはディスク装置の認識ミスが発生していることを、画面上に表示させることもできる。
なお、以上の処理において、ステップS55,S57,S59,S61,S63の各判定処理の処理順は、任意に変更することができる。
次に、表示処理部223の処理によって表示される画面の例を挙げる。
図19は、システム全体が異常であることを示す表示画面の例を示す図である。
不一致DEスロット数が所定のしきい値を超える場合、表示処理部223は、システム全体の異常が発生していることを画面に表示させる(図18のステップS54)。この場合の表示画面には、例えば図19のように、システム全体の異常が発生していることを文字情報によって通知するメッセージ表示部501が表示される。また、この表示画面には、ラック上のDEスロットの配置順に従って、DEスロット番号に対応する状態表示部502が配列される。状態表示部502は、対応するDEスロットが正常であるか否かに応じて、色や模様を変えるなど、異なった表示状態で表示される。これにより、搭載されたディスク装置の構成が定義された構成と一致しない不一致DEスロットが多数発生していることを、作業者にわかりやすく認識させることができる。
なお、前述のように、不一致DEスロット数がしきい値を超え、システム全体の異常が発生していると判定される場合には、図11のステップS25以降のディスク装置単位での属性情報比較処理が実行されずに、図19のような画面が表示される。従って、システム全体の異常発生を短時間で作業者に通知することができる。
図20は、DEの搭載位置間違いの発生を通知するための表示画面の例を示す図である。
図18のステップS56,S58,S60,S62,S64では、例えば、DEスロット内の各ディスクスロットの状態を一覧表示するディスク状態表示画面が表示される。ディスク状態表示画面においては、ディスク状態表示部511がDEスロットごとに表示され、ディスク状態表示部511では、各ディスクスロットにおけるディスク装置の搭載状態が、色や模様を変えるなど、搭載状態ごとに異なった表示状態で表示される。なお、図20の例ではDEスロット「#00」,「#10」,「#20」に対応するディスク状態表示部511のみ示しているが、例えば、画面を上下方向にスクロールさせることで、すべてのDEスロットについてのディスク状態表示部511を表示させることができる。
図18のステップS56において、表示処理部223は、DEテーブル232の判定結果の欄にDEスロット番号が登録されているDEスロットを特定する。表示処理部223は、特定したDEスロットに対応するディスク状態表示部511の表示状態を、DEの搭載位置間違いが発生したことを示す状態に変化させる。また、表示処理部223は、DEの搭載位置間違いが発生しているDEスロットに対応するディスク状態表示部511に対応付けて、警告表示画像512を表示させる。この警告表示画像512には、対応するDEスロットに搭載すべきディスク装置が現在搭載されている位置の情報が表示される。
図20の例では、DEテーブル232におけるDEスロット「#00」,「#20」に対応する判定結果の欄に、DEスロット番号としてそれぞれ「#20」,「#00」が登録されているものとする。この場合、表示処理部223は、DEスロット「#00」,「#20」にそれぞれ対応するディスク状態表示部511の表示状態を、DEの搭載位置間違いが発生したことを示す状態に変化させる。これとともに、表示処理部223は、DEスロット「#00」,「#20」にそれぞれ対応付けられた警告表示画像512に、DEスロット番号としてそれぞれ「#20」,「#00」を表示させる。
このような表示画面により、作業者は、現在DEスロット「#20」,「#00」に搭載されているDEを、それぞれDEスロット「#00」,「#20」に移動させればよいことを認識できる。作業者は、ディスクスロット単位でなく、DEスロット単位で、搭載位置の間違いや移動先の位置を認識することができるので、作業効率が向上する。また、DEの搭載位置間違いが発生したDEスロットについては、他のDEスロットに搭載された既存のDEを用いて正しい状態に復旧することから、作業者は、新たなDEやディスク装置の調達が不要であることを認識できる。
図21は、異常DEの発生を通知するための表示画面の例を示す図である。
図18のステップS58において、表示処理部223は、ディスク定義テーブル233において「NG」が登録されているディスクスロットの数が所定のしきい値を超える異常DEの位置を特定する。表示処理部223は、特定した異常DEに対応するディスク状態表示部511の表示状態を、異常DEであることを示す状態に変化させる。図21の例では、DEスロット「#00」に対応するディスク状態表示部511が、異常DEであることを示す表示状態になっている。また、表示処理部223は、異常DEに対応するディスク状態表示部511に対応付けて、異常DEであることを文字情報などによって示す警告表示画像512aを表示させる。
このような表示画面により、作業者は、「NG」のディスクスロット数が多すぎるDEスロットを容易に認識できる。従って、上記の表示画面により、認識したDEスロットにおけるディスク装置の手配ミスなどの異常の発生原因を特定する作業を支援することができる。
図22は、ディスク装置の搭載位置間違いの発生を通知するための表示画面の例を示す図である。
図18のステップS60において、表示処理部223は、ディスク定義テーブル233内の判定結果の欄にDEスロット番号およびディスクスロット番号が登録されているディスクスロットを特定する。表示処理部223は、特定したディスクスロットに対応するディスク状態表示部511の表示状態を、ディスク装置の搭載位置間違いが発生していることを示す表示状態に変化させる。これとともに、表示処理部223は、ディスク装置の搭載位置間違いが発生しているディスクスロットを含むDEスロットに対応付けて、ディスク装置の搭載位置間違いが発生していることを文字情報などによって示す警告表示画像512cを表示させる。
さらに、表示処理部223は、ディスク装置の搭載位置間違いが発生しているディスクスロットに対応付けて、そのディスクスロットに搭載すべきディスク装置が現在搭載されているDEスロットおよびディスクスロットの位置を示す位置表示画像を表示させる。位置表示画像には、ディスク定義テーブル233において、位置表示画像に対応付けられたディスクスロットの判定結果の欄に登録されたDEスロット番号およびディスクスロット番号が表示される。
図22の例では、DEスロット「#00」のディスクスロット「#09」と、DEスロット「#10」のディスクスロット「#07」において、ディスク装置の搭載位置間違いが発生していることが表示されている。また、DEスロット「#00」のディスクスロット「#09」と、DEスロット「#10」のディスクスロット「#07」のそれぞれに対応付けて、位置表示画像513a,513bが表示されている。
作業者は、位置表示画像513aに基づき、DEスロット「#02」のディスクスロット「#07」に搭載されているディスク装置を、DEスロット「#10」のディスクスロット「#07」に搭載し直せばよいことを認識できる。また、作業者は、位置表示画像513bに基づき、DEスロット「#02」のディスクスロット「#09」に搭載されているディスク装置を、DEスロット「#00」のディスクスロット「#09」に搭載し直せばよいことを認識できる。これにより、作業効率を向上させることができる。また、ディスク装置の搭載位置間違いが発生したディスクスロットについては、他のディスクスロットに搭載された既存のディスク装置を用いて正しい状態に復旧することから、作業者は、新たなディスク装置の調達が不要であることを認識できる。
図23は、取り外すべきディスク装置を通知するための表示画面の例を示す図である。
図18のステップS62において、表示処理部223は、ディスク実装テーブル234の判定結果の欄に「NG」と登録されたディスクスロットを特定する。表示処理部223は、特定したディスクスロットに対応するディスク状態表示部511の表示状態を、ラックから取り外すべき不要なディスク装置が搭載されていることを示す表示状態に変化させる。図23の例では、DEスロット「#00」に対応するディスク状態表示部511におけるディスクスロット「#10」の領域が、不要なディスク装置が搭載されていることを示す表示状態になっている。また、表示処理部223は、不要なディスク装置が搭載されたDEスロットのディスク状態表示部511に対応付けて、不要なディスク装置が搭載されていることを文字情報などによって示す警告表示画像512dを表示させる。
このような表示画面により、作業者は、ラックから取り外すべき不要なディスク装置が搭載されているディスクスロットを認識できる。これにより、作業効率を向上させることができる。また、不要なディスク装置が搭載されているディスクスロットについては、そのディスク装置を取り外すだけで正しい状態に復旧することから、作業者は、新たなディスク装置の調達が不要であることを認識できる。
図24は、不足しているディスク装置を通知するための表示画面の例を示す図である。
図18のステップS64では、表示処理部223は、ディスク定義テーブル233の判定結果の欄に「NG」と登録されたディスクスロットを特定する。表示処理部223は、特定したディスクスロットに対応するディスク状態表示部511の表示状態を、搭載すべきディスク装置が不足していることを示す表示状態に変化させる。図24の例では、DEスロット「#00」に対応するディスク状態表示部511におけるディスクスロット「#09」の領域が、ディスク装置が不足していることを示す表示状態になっている。また、表示処理部223は、ディスク装置が不足しているディスクスロットを含むDEスロットのディスク状態表示部511に対応付けて、ディスク装置が不足していることを文字情報などによって示す警告表示画像512eを表示させる。このような表示画面により、作業者は、現在ラックに搭載されているディスク装置の搭載位置を移動するだけでは搭載状態を復旧させることができないディスクスロットを認識することができる。
また、ディスク装置が不足している場合には、不足しているディスク装置を調達するまでは、ストレージシステム100の運用を初期設定通りには開始できないことになる。そこで、表示処理部223は、例えば、ストレージシステム100の運用を初期設定通りには開始できない状態であることを示す警告表示画像514を表示させる。これにより、作業者は、ストレージシステム100の運用を初期設定通りには開始できない状態にあることを容易に認識することができる。なお、同様の警告表示画像514は、例えば、不一致DEスロットの数がしきい値を超える場合、あるいは、不一致ディスクスロット数がしきい値を超えている異常DEが発生した場合に表示させてもよい。
以上説明したストレージシステム100によれば、構成定義情報231に定義された属性情報に合致する正しいディスク装置が搭載されていないディスクスロットの位置を、作業者が容易に認識することができる。また、ディスク装置の搭載位置を移動させることで復旧される場合には、どのディスク装置をどのディスクスロットに移動させればよいかを作業者に通知することができる。特に、このような移動先位置の通知を、ディスクスロット単位だけでなくDEスロット単位で行うことができる。さらに、新たなディスク装置を調達せずに現在ラックに搭載されているディスク装置を用いてストレージシステム100の運用を開始できるかを判別して、作業者に通知することもできる。
従って、ストレージシステム100に搭載されるディスク装置の数が増大した場合でも、ディスク装置の搭載状態を確認する作業の効率を高め、確認作業やその後のディスク装置の入れ替え作業に要する時間を短縮することができる。また、ディスク装置の搭載状態を確認する作業が効率化されることで、ストレージシステム100の設置場所においてディスク装置やDEをラックに搭載する作業を、短時間で確実に行うことができるようになる。特に、どのDEをどのDEスロットに移動させることで復旧できるかを判定できるようにしたことで、ディスク装置が搭載された状態でDEが出荷された場合の、ラックへのDE搭載作業の効率および正確性を高めることができる。
以上の各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 複数の電子機器と、前記複数の電子機器を管理する管理装置とを備えた管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を前記管理システムにおける電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
前記管理システムに搭載させる各電子機器の属性情報が搭載位置に関連付けて登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、前記比較対象位置が複数存在した場合に、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する判定部と、
を有することを特徴とする管理システム。
(付記2) 前記判定部は、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致した場合に、前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置とを対応付けて表す表示情報を出力することを特徴とする付記1記載の管理システム。
(付記3) 前記複数の電子機器は、それぞれ1つ以上の電子機器を含む機器群単位で前記管理システムに搭載され、
前記判定部は、
複数の前記機器群から、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない不一致機器群を判別し、前記不一致機器群が複数存在した場合に、一の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する、
ことを特徴とする付記1または2記載の管理システム。
(付記4) 前記判定部は、複数の前記不一致機器群のうち、第1の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の全属性情報と、第2の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の全属性情報とが一致した場合に、前記第1の不一致機器群の位置と前記第2の不一致機器群の位置とを対応付けて表す表示情報を出力することを特徴とする付記3記載の管理システム。
(付記5) 前記判定部は、
前記不一致機器群の数が所定のしきい値を超えるかを判定し、
前記不一致機器群の数が前記しきい値以下であり、かつ、前記不一致機器群が複数存在した場合、複数の前記不一致機器群に含まれる前記比較対象位置を処理対象として、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報との比較結果に基づいて電子機器の搭載状況を判定する比較判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記3または4記載の管理システム。
(付記6) 前記判定部は、前記不一致機器群の数が前記しきい値を超えた場合、前記比較判定処理をスキップすることを特徴とする付記5記載の管理システム。
(付記7) 前記判定部は、
複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
複数の前記比較対象位置のうち、前記第2の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第2の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載すべき電子機器が足りないと判定する、
ことを特徴とする付記1記載の管理システム。
(付記8) 前記判定部は、
複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
複数の前記比較対象位置のうち、前記第1の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第1の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載されている電子機器が不要であると判定する、
ことを特徴とする付記1記載の管理システム。
(付記9) 複数の電子機器を管理する管理装置において、
前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、前記比較対象位置が複数存在した場合に、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する判定部と、
を有することを特徴とする管理装置。
(付記10) 前記判定部は、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致した場合に、前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置とを対応付けて表す表示情報を出力することを特徴とする付記9記載の管理装置。
(付記11) 前記複数の電子機器は、それぞれ1つ以上の電子機器を含む機器群単位で搭載され、
前記判定部は、
複数の前記機器群から、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない不一致機器群を判別し、前記不一致機器群が複数存在した場合に、一の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する、
ことを特徴とする付記9または10記載の管理装置。
(付記12) 前記判定部は、複数の前記不一致機器群のうち、第1の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の全属性情報と、第2の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の全属性情報とが一致した場合に、前記第1の不一致機器群の位置と前記第2の不一致機器群の位置とを対応付けて表す表示情報を出力することを特徴とする付記11記載の管理装置。
(付記13) 複数の電子機器を管理する管理装置における電子機器の管理方法であって、
前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集して、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録し、
電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
前記比較対象位置が複数存在した場合に、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する、
ことを特徴とする電子機器の管理方法。
(付記14) 複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致した場合に、前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置とを対応付けて表す表示情報を出力する、
処理を含むことを特徴とする付記13記載の電子機器の管理方法。
(付記15) 前記複数の電子機器は、それぞれ1つ以上の電子機器を含む機器群単位で搭載され、
複数の前記機器群から、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない不一致機器群を判別し、前記不一致機器群が複数存在した場合に、一の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する、
処理を含むことを特徴とする付記13または14記載の電子機器の管理方法。
(付記16) 複数の前記不一致機器群のうち、第1の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の全属性情報と、第2の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の全属性情報とが一致した場合に、前記第1の不一致機器群の位置と前記第2の不一致機器群の位置とを対応付けて表す表示情報を出力する、
処理を含むことを特徴とする付記15記載の電子機器の管理方法。
(付記17) 前記不一致機器群の数が所定のしきい値を超えるかを判定し、
前記不一致機器群の数が前記しきい値以下であり、かつ、前記不一致機器群が複数存在した場合、複数の前記不一致機器群に含まれる前記比較対象位置を処理対象として、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報との比較結果に基づいて電子機器の搭載状況を判定する比較判定処理を実行する、
処理を含むことを特徴とする付記15または16記載の電子機器の管理方法。
(付記18) 前記不一致機器群の数が前記しきい値を超えた場合、前記比較判定処理をスキップすることを特徴とする付記17記載の電子機器の管理方法。
(付記19) 複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
複数の前記比較対象位置のうち、前記第2の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第2の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載すべき電子機器が足りないと判定する、
処理を含むことを特徴とする付記13記載の電子機器の管理方法。
(付記20) 複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
複数の前記比較対象位置のうち、前記第1の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第1の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載されている電子機器が不要であると判定する、
処理を含むことを特徴とする付記13記載の電子機器の管理方法。
1 管理システム
11a〜11c 電子機器
20 管理装置
21 収集部
22 判定部
31 搭載機器情報
32 機器定義情報

Claims (10)

  1. 複数の電子機器と、前記複数の電子機器を管理する管理装置とを備えた管理システムにおいて、
    前記複数の電子機器は、それぞれ1つ以上の電子機器を含む機器群単位で前記管理システムに搭載され、
    前記管理装置は、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を前記管理システムにおける電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
    前記管理システムに搭載させる各電子機器の属性情報が搭載位置に関連付けて登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    複数の前記機器群から、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない不一致機器群を判別し、
    前記不一致機器群の数が所定のしきい値を超えるかを判定し、
    前記不一致機器群の数が前記しきい値以下であり、かつ、前記不一致機器群が複数存在した場合、複数の前記不一致機器群に含まれる前記比較対象位置を処理対象として、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報との比較結果に基づいて電子機器の搭載状況を判定する比較判定処理を実行する判定部と、
    を有することを特徴とする管理システム。
  2. 記判定部は、
    記不一致機器群が複数存在した場合に、一の不一致機器群に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の不一致機器群に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とが一致するかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の管理システム。
  3. 複数の電子機器と、前記複数の電子機器を管理する管理装置とを備えた管理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を前記管理システムにおける電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
    前記管理システムに搭載させる各電子機器の属性情報が搭載位置に関連付けて登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    前記比較対象位置が複数存在した場合に、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
    複数の前記比較対象位置のうち、前記第2の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第2の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載すべき電子機器が足りないと判定する判定部と、
    を有することを特徴とする管理システム。
  4. 複数の電子機器と、前記複数の電子機器を管理する管理装置とを備えた管理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を前記管理システムにおける電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
    前記管理システムに搭載させる各電子機器の属性情報が搭載位置に関連付けて登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    前記比較対象位置が複数存在した場合に、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
    複数の前記比較対象位置のうち、前記第1の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第1の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載されている電子機器が不要であると判定する判定部と、
    を有することを特徴とする管理システム。
  5. それぞれ1つ以上の電子機器を含む機器群単位で管理システムに搭載された複数の電子機器を管理する管理装置において、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
    電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    複数の前記機器群から、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない不一致機器群を判別し、
    前記不一致機器群の数が所定のしきい値を超えるかを判定し、
    前記不一致機器群の数が前記しきい値以下であり、かつ、前記不一致機器群が複数存在した場合、複数の前記不一致機器群に含まれる前記比較対象位置を処理対象として、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報との比較結果に基づいて電子機器の搭載状況を判定する比較判定処理を実行する判定部と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  6. 複数の電子機器を管理する管理装置において、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
    電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    前記比較対象位置が複数存在した場合に、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
    複数の前記比較対象位置のうち、前記第2の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第2の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載すべき電子機器が足りないと判定する判定部と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  7. 複数の電子機器を管理する管理装置において、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集し、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録する収集部と、
    電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    前記比較対象位置が複数存在した場合に、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
    複数の前記比較対象位置のうち、前記第1の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第1の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載されている電子機器が不要であると判定する判定部と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  8. それぞれ1つ以上の電子機器を含む機器群単位で管理システムに搭載された複数の電子機器を管理する管理装置における電子機器の管理方法であって、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集して、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録し、
    電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    複数の前記機器群から、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない不一致機器群を判別し、
    前記不一致機器群の数が所定のしきい値を超えるかを判定し、
    前記不一致機器群の数が前記しきい値以下であり、かつ、前記不一致機器群が複数存在した場合、複数の前記不一致機器群に含まれる前記比較対象位置を処理対象として、一の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、他の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報との比較結果に基づいて電子機器の搭載状況を判定する比較判定処理を実行する、
    ことを特徴とする電子機器の管理方法。
  9. 複数の電子機器を管理する管理装置における電子機器の管理方法であって、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集して、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録し、
    電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    前記比較対象位置が複数存在した場合に、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
    複数の前記比較対象位置のうち、前記第2の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第2の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載すべき電子機器が足りないと判定する、
    ことを特徴とする電子機器の管理方法。
  10. 複数の電子機器を管理する管理装置における電子機器の管理方法であって、
    前記複数の電子機器のそれぞれの属性情報を収集して、収集した属性情報を電子機器の搭載位置に関連付けて第1の機器情報に登録し、
    電子機器の搭載位置ごとに各搭載位置に搭載させる各電子機器の属性情報が登録された第2の機器情報を参照し、前記第1の機器情報に登録された属性情報と前記第2の機器情報に登録された属性情報とが一致しない搭載位置を、比較対象位置として判別し、
    前記比較対象位置が複数存在した場合に、複数の前記比較対象位置のうち、第1の比較対象位置に対応する前記第1の機器情報内の属性情報と、第2の比較対象位置に対応する前記第2の機器情報内の属性情報とを比較して、属性情報同士が一致する前記第1の比較対象位置と前記第2の比較対象位置との組み合わせを互いに重複しないように抽出し、
    複数の前記比較対象位置のうち、前記第1の機器情報に属性情報が登録され、かつ、前記組み合わせに含まれる前記第1の比較対象位置として抽出されなかった比較対象位置について、搭載されている電子機器が不要であると判定する、
    ことを特徴とする電子機器の管理方法。
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