JP2007241847A - データ記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記憶デバイスを内蔵するデータ記憶装置側の処理でシステムの起動完了前に記憶デバイスの誤装着を早急に検知してユーザに知らせることのできるデータ記憶装置を提供する。
【解決手段】 RFIDタグ12,10を記憶デバイス2,3毎に配備し、記憶デバイス2,3の再装着時に筐体4側のRFIDリード&ライタ13,9を駆動して各記憶デバイス2,3のIDタグ12,10の情報を確認することで各記憶デバイス2,3の装着位置の適否を判定し、誤装着が生じている場合に限って警報手段19を作動させてユーザに記憶デバイス2,3の誤装着を知らせることで、システムの立ち上がり等の挙動を監視しなくても誤装着の有無を的確に把握できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ記憶装置の改良、特に、単一の筐体に複数の記憶デバイスを着脱可能に取り付けたデータ記憶装置からの記憶デバイスの着脱に際して生じる記憶デバイスの誤装着を防止するための改良に関する。
データ記憶装置の検査や評価あるいは保守等を行う際にデータ記憶装置の筐体から磁気ディスク装置等の記憶デバイスを取り外す必要が生じる場合がある。特に、単一の筐体に複数の記憶デバイスを内蔵したデータ記憶装置、更には、単一の筐体に複数の記憶デバイスを内蔵したデータ記憶装置を並列的に利用する大掛かりなRAIDシステムの場合において、幾つもの記憶デバイスを筐体から同時に取り外してしまうと、記憶デバイスの再装着の際に取り付け位置を誤るといった可能性が高い。
記憶デバイスの取り付け位置を誤るとシステム自体が起動しなくなることがあり、また、ユーザが取り付け位置の誤りに気付くのは、多くの場合、電源投入後、起動所要時間を経過してもシステムが正常に立ち上がらないことが判明してからのことであるから、記憶デバイスの装着誤りに気付くまでに時間が掛かるといった問題がある。
一方、物品の識別や管理に関わる技術としては、リード&ライタとの間で電波や電磁波による非接触の情報伝達を利用して固体識別情報の確認を行うIDタグを使用したRFID(Radio Frequency Identification System)が急速に発達している。RFIDの通信距離は数mmから数m程度のものが一般的で、用途に応じ、ラベル型,カード型,コイン型,スティック型等のIDタグがあり、また、固体識別情報の他、ユーザ側の要求で任意の情報の読み書きを行えるユーザ領域を備えたものもある。
この種の技術をデータ記憶装置の分野に利用したものとしては、ディスクメディアに記録された情報を特定するためのデータを記録再生システム側のRFIDリード&ライタでIDタグに書き込んでおき、一旦取り出されたディスクメディアを記録再生システムにマウントする際に、記録再生システムを操作するリモートコントローラ側のRFIDリード&ライタでIDタグのデータつまりディスクメディアの種類や状態を確認することによってディスクメディアの選択ミスや誤装着を防止するようにしたディスクメディア記録再生システムが特許文献1として既に提案されている。
しかし、このものは、記録再生システム側のRFIDリード&ライタでIDタグに識別情報を書き込む点およびデータの読み書きが非接触で行われる点を除けば従来のバーコード技術と同等であり、ユーザが手元の装置で物品の識別情報を確認するものに過ぎず、記録再生システムの側でディスクメディアの誤装着に対処することはできない。従って、ユーザによるディスクメディアの選択ミスや装着ミスをなくすためには、手元のリモートコントローラのRFIDリード&ライタでユーザが逐次IDタグのデータを確認することが必須となり、作業が煩わしい。
また、映像用のDVDや音楽用のCD等のディスクメディアの場合にはディスクメディアの誤装着それ自体は大きな問題とはならないが、このような技術を磁気ディスク装置等の記憶デバイスを備えたRAIDシステムに転用すると、前述した通り、システム自体に起動異常が生じたり装着誤りの発覚が遅れたりして作業時間が浪費されるといった問題が生じる。
特開2005−267731号
そこで、本発明の課題は、前記従来技術の不都合を改善し、記憶デバイスを内蔵するデータ記憶装置側の処理でシステムの起動完了前に記憶デバイスの誤装着を早急に検知してユーザに知らせることのできるデータ記憶装置を提供することにある。
本発明のデータ記憶装置は、着脱可能な複数の記憶デバイスと、前記複数の記憶デバイスを内蔵する筐体と、前記複数の記憶デバイスと上位装置との間のデータの入出力を制御する制御部とを備えたデータ記憶装置であり、前記課題を達成するため、特に、
固体識別情報を有してリード&ライタとの間で非接触の情報伝達を行うIDタグを前記複数の記憶デバイス毎に配備する一方、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置の近傍に、直近する前記IDタグとの間で非接触の情報伝達を行うリード&ライタを配備し、
前記制御部には、前記各リード&ライタを駆動し、少なくとも、前記各IDタグから固体識別情報を読み出して、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と前記読み出された固体識別情報との対応関係を当該制御部の情報記憶テーブルに記憶させるデバイス情報設定手段と、
前記記憶デバイスの再装着時に前記各リード&ライタを駆動し、前記各IDタグから固体識別情報を読み出し、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して前記情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報と前記読み出された固体識別情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段と、
前記誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に警報手段に対して誤装着信号を送出する警報出力手段とを設けたことを特徴とする構成を有する。
まず、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で、制御部のデバイス情報設定手段が、筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置の近傍に配備されたリード&ライタを駆動し、当該リード&ライタに直近する位置に取り付けられている記憶デバイスつまり各取り付け位置に装着されている記憶デバイスに配備されたIDタグとの間で非接触の情報伝達を行って各IDタグから固体識別情報を読み出し、各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報とIDタグの固体識別情報との対応関係、つまり、各記憶デバイスの適正な取り付け位置と当該取り付け位置に取り付けるべき記憶デバイスとの対応関係を、制御部の情報記憶テーブルに記憶させる。
そして、何れかの記憶デバイスを一旦取り外した後、記憶デバイスの再装着が検知されると、制御部の誤装着判定手段が前記各リード&ライタを駆動し、当該リード&ライタに直近する位置に再装着された記憶デバイスつまり各取り付け位置に装着された記憶デバイスに配備されたIDタグとの間で非接触の情報伝達を行って各IDタグから固体識別情報を読み出し、筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報とIDタグから読み出された固体識別情報との一致不一致を判定する。各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報とIDタグから読み出された固体識別情報とが一致していれば、一旦取り外された記憶デバイスが元の位置に再装着されたことを意味し、また、物理位置情報に対応して情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報とIDタグから読み出された固体識別情報とが不一致であれば、当該取り付け位置に一旦取り外された記憶デバイスとは異なる記憶デバイスが誤って装着されたことを意味する。
従って、制御部の警報出力手段は、誤装着判定手段の判定結果が不一致となった場合にのみ警報手段に誤装着信号を送出し、警報手段を作動させてユーザに記憶デバイスの誤装着を知らせる。
警報手段としては、データ記憶装置の筐体に設けられた警報ランプや警報ブザー、あるいは、CRTや液晶表示器等からなる上位装置のディスプレイを利用することができる。
以上の構成により、ユーザが記憶デバイスの装着を誤った場合であっても、システムの立ち上がり等の挙動を監視しながら誤装着の有無を確認する必要はなく、記憶デバイスの再装着が検知された時点で、直ちに記憶デバイスの装着異常をユーザに知らせることができる。
または、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で各リード&ライタを駆動し、筐体内における記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報をIDタグのデータ記憶領域に書き込むデバイス情報設定手段と、
記憶デバイスの再装着時に各リード&ライタを駆動し、各IDタグのデータ記憶領域から物理位置情報を読み出し、筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報とIDタグから読み出された物理位置情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段を設けた構成としてもよい。
このように、IDタグが当初から備える固体識別情報の代わりに筐体内における記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報をIDタグのデータ記憶領域に書き込み、IDタグに記憶させた物理位置情報と筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報との一致不一致によって誤装着の有無を判定することによっても、前記と同等の作用効果を達成することができる。
あるいは、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で前記各リード&ライタを駆動し、筐体内における記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報をIDタグのデータ記憶領域に書き込むと共に、各IDタグから固体識別情報を読み出して、筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報とIDタグから読み出された固体識別情報との対応関係を制御部の情報記憶テーブルに記憶させるデバイス情報設定手段と、
記憶デバイスの再装着時に前記各リード&ライタを駆動し、各IDタグから物理位置情報と固体識別情報を読み出し、筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報とIDタグから読み出された物理位置情報との一致不一致および筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して前記情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報とIDタグから読み出された固体識別情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段を設けた構成としてもよい。
このように、IDタグが当初から備える固体識別情報と筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態においてIDタグのデータ記憶領域に書き込まれた物理位置情報を併用して一致不一致の判定を行うようにすることによっても、前記と同等の作用効果を達成することができる。
特に、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で各リード&ライタを駆動し、各IDタグから固体識別情報を読み出して筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報との対応関係を制御部の情報記憶テーブルに記憶させるようにした構成においては、
誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたIDタグから読み出された固体識別情報との対応関係を当該制御部の誤装着記憶テーブルに記憶させ、
装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて情報記憶テーブルを検索して当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたIDタグの個体識別情報を求め、
この個体識別情報に基づいて誤装着記憶テーブルを検索して装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し、
装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係に基づいてRAIDシステムを自動的に再構築するRAIDシステム再構築手段を設けることができる。
情報記憶テーブルを検索することにより各取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに対応したIDタグの個体識別情報が分かり、また、この個体識別情報に基づいて誤装着記憶テーブルを検索することにより、装着を誤った記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報が分かる。
よって、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係に従って、RAIDシステム再構築手段によりRAIDシステムを自動的に再構築すること、即ち、上位装置と各記憶デバイスとの間のデータの入出力を記憶デバイスの装着位置の変動に合わせて制御することによって、記憶デバイスを誤装着したままの状態でデータ記憶装置を正常に作動させることができる。
このような構成を適用した場合、ユーザが記憶デバイスの装着を誤った場合であってもシステムが正常に作動するので、記憶デバイスの再装着に際してユーザが予め記憶デバイスの装着先を確認する必要は必ずしもなく、記憶デバイスの着脱作業に要する手間を大幅に軽減することができる。
また、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で各リード&ライタを駆動し、各IDタグのデータ記憶領域に筐体内における当該記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報を書き込むようにした構成においては、
誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたIDタグから読み出された物理位置情報との対応関係を当該制御部の誤装着記憶テーブルに記憶させ、
装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて情報記憶テーブルを検索して当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたIDタグに書き込まれている物理位置情報を求め、
この物理位置情報に基づいて誤装着記憶テーブルを検索して装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し、
装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係に基づいてRAIDシステムを自動的に再構築するRAIDシステム再構築手段を設けることができる。
このような構成を適用した場合は、情報記憶テーブルを検索することにより各取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに対応したIDタグに書き込まれている物理位置情報が分かり、また、この物理位置情報に基づいて誤装着記憶テーブルを検索することにより、装着を誤った記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報が分かる。
よって、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係に従って、RAIDシステム再構築手段によりRAIDシステムを自動的に再構築することが可能である。
前記と同様、ユーザが記憶デバイスの装着を誤った場合であってもシステムが正常に作動するので、記憶デバイスの再装着に際してユーザが予め記憶デバイスの装着先を確認する必要は必ずしもなく、記憶デバイスの着脱作業に要する手間を大幅に軽減することができる。
更に、障害の発生が検知された記憶デバイスの取り付け位置に対応したリード&ライタを駆動して障害の内容を特定する情報をIDタグのデータ記憶領域に書き込む障害情報書込手段を前記制御部に設けるようにしてもよい。
記憶デバイスと独立して機能するIDタグのデータ記憶領域に障害内容の情報を書き込むことにより、当該記憶デバイスが障害によって応答しなくなったような場合でも、その障害に関わる情報を取得することが可能となる。
また、記憶デバイスを筐体に取り付ける際に記憶デバイスの取り付け位置と記憶デバイスとの間に介装され、当該記憶デバイスと一体に筐体から着脱可能な接続基板にIDタグを実装するようにしてもよい。
製造段階でIDタグを実装していない記憶デバイスに当該接続基板を装着して記憶デバイスと一体に取り扱うことにより、それ自体がIDタグを備えない記憶デバイスについても、製造段階でIDタグを組み込まれた記憶デバイスと同様、記憶デバイスの再装着が検知された時点で、記憶デバイスの装着異常の有無をユーザに知らせることができるようになる。
更には、IDタグとの間で非接触の情報伝達を行うライタを筐体と独立して備えた構成とすることが望ましい。
このような構成を適用した場合、ユーザは、一旦取り外した記憶デバイスを筐体に装着する前の段階で事前にリーダを使用して当該記憶デバイスの取り付け位置に関わる物理位置情報や固体識別情報を確認することができるので、記憶デバイスの誤装着それ自体を未然に防止することが可能となる。また、仮に、記憶デバイスの取り付け位置に関わる物理位置情報や固体識別情報の確認をユーザが怠ったとしても、前述の通り、筐体に実装されたリード&ライタと制御部の処理で誤装着の有無が再チェックされるので、ユーザは記憶デバイスの装着異常の有無を確実に知ることができる。
IDタグとしては、リード&ライタとの間で電波や電磁波による非接触の情報伝達を利用して固体識別情報の確認を行うRFIDタグを利用することができる。
本発明のデータ記憶装置は、リード&ライタとの間で非接触の情報伝達を行うIDタグを記憶デバイス毎に配備し、記憶デバイスの再装着時に筐体側のリード&ライタを駆動して各記憶デバイスのIDタグの情報を確認することで各記憶デバイスの装着位置の適否を判定し、誤装着が生じている場合に限って警報手段を作動させてユーザに記憶デバイスの誤装着を知らせるようにしているので、ユーザがシステムの立ち上がり等の挙動を監視しなくても誤装着の有無を的確に知ることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した一実施形態のデータ記憶装置の構成の概略について示した機能ブロック図である。
データ記憶装置1は、磁気ディスク装置等によって構成される着脱可能な記憶デバイス2,3と、これらの記憶デバイス2,3を内蔵する筐体4と、記憶デバイス2,3とコンピュータからなる上位装置5との間のデータの入出力を制御する制御部6とを備える。
記憶デバイス2,3は各記憶デバイス2,3の取り付け位置に設けられたソケット7,8に着脱自在に装着されるようになっている。
このうち記憶デバイス3には、該記憶デバイス3の取り付け位置の近傍に配備されたRFIDリード&ライタ9との間で非接触の情報伝達を行うRFIDタグ10が工場出荷の時点で一体的に組み込まれている。
また、記憶デバイス2にはRFIDタグが組み込まれていないので、ソケット7と記憶デバイス2との間に介装される着脱可能な接続基板11に組み込まれたRFIDタグ12を記憶デバイス2用のRFIDタグとして使用している。記憶デバイス2の着脱に際しては接続基板11を記憶デバイス2側に取り付けたままの状態で接続基板11つまりRFIDタグ12を記憶デバイス2と一体にソケット7から取り外すことが前提となる。
記憶デバイス3に配備されたRFIDタグ10と非接触の情報伝達を行うRFIDリード&ライタ9は、筐体4内における記憶デバイス3の取り付け位置の近傍に配備され、また、記憶デバイス2に対応して接続基板11に配備されたRFIDタグ12と非接触の情報伝達を行うRFIDリード&ライタ13は、筐体4内における記憶デバイス2の取り付け位置の近傍、より具体的には、RFIDタグ12を実装した接続基板11の近傍に配備されている。
RFIDリード&ライタ9およびRFIDリード&ライタ13は、直近するIDタグとの間でのみ非接触の情報伝達が行われるように電波あるいは電磁波による通信距離が調整されており、他の位置にあるRFIDタグとの間で情報の伝達を行うことはない(混信は生じない)。
RFIDタグ10とRFIDタグ12の各々にはユニークな固体識別情報が予め書き込まれている。また、RFIDタグ10とRFIDタグ12は共にユーザ用のデータ記憶領域を備え、RFIDリード&ライタ9やRFIDリード&ライタ13からの書き込み操作や読み込み操作により、このデータ記憶領域に様々な情報を自由に書き込んだり読み出したりできるようになっている。
RFIDリード&ライタ14はRFIDタグ10やRFIDタグ12との間で非接触の情報伝達を行うためのRFIDリード&ライタであり、データ記憶装置1の筐体4の外に独立して設けられている。この実施形態のRFIDリード&ライタ14は、ユーザが自由に持ち運びできるハンディタイプのRFIDリード&ライタによって構成され、RFIDタグ10やRFIDタグ12から読み出した固体識別情報やRFIDタグ10やRFIDタグ12のデータ記憶領域から読み出した各種の情報を表示するためのディスプレイを備えている。
RFIDリード&ライタ14は必ずしもデータの書き込み機能を備える必要はなく、読み出し専用のRFIDリーダであってもよい。
また、ハンディタイプのRFIDリード&ライタ14に代えて据え置き型のRFIDリード&ライタあるいはRFIDリーダを使用することも可能である。
制御部6は、ストライピングやミラーリング等のRAIDシステムを構成する記憶デバイス2,3と上位装置5との間のデータの入出力を制御するためのものであり、データ記憶装置1を全体的に制御するためのCPU15と、該CPU15の制御プログラムを格納したROM16と、CPU15による演算処理の過程で必要とされるデータの一時記憶に利用されるRAM17と、恒常的に必要とされる各種の情報を格納するための不揮発性メモリ18を備える。
ここでいう恒常的に必要とされる情報とは、具体的には、筐体4内における各記憶デバイス2,3の取り付け位置を特定する物理位置情報とRFIDタグ10,12から読み出された固体識別情報との対応関係を記憶するための情報記憶テーブルの内容と、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたRFIDタグから読み出された固体識別情報との対応関係を記憶する誤装着記憶テーブルの内容、および、誤装着の生じている取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に本来装着される筈の記憶デバイスの誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係を記憶した変換テーブルの内容である。
CPU15と其の制御プログラムを格納したROM16は制御部6の主要部を構成するもので、本実施形態においては、特に、これらのCPU15とROM16の制御プログラムが、
筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で各RFIDリード&ライタ9,13を駆動し、各RFIDリード&ライタ9,13に直近するRFIDタグのデータ記憶領域に当該RFIDタグを備えた記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報を書き込むと共に、直近する各RFIDタグから固体識別情報を読み出して、当該RFIDタグを備えた各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と各RFIDタグの固体識別情報との対応関係を不揮発性メモリ18の情報記憶テーブルに記憶させるデバイス情報設定手段、
各記憶デバイスの再装着時にRFIDリード&ライタ9,13を駆動し、各RFIDリード&ライタ9,13に直近するRFIDタグから物理位置情報と固体識別情報を読み出し、各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と各RFIDタグから読み出された物理位置情報との一致不一致および各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報と各RFIDタグから読み出された固体識別情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段、
誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に、筐体4に設けられているランプやブザー等の警報手段19に対して誤装着信号を送出して警報手段19を作動させる警報出力手段、
誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたRFIDタグから読み出された固体識別情報との対応関係を不揮発性メモリ18の誤装着記憶テーブルに記憶させ、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて情報記憶テーブルを検索して当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたRFIDタグの個体識別情報を求め、該個体識別情報に基づいて誤装着記憶テーブルを検索することにより装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係を不揮発性メモリ18に記憶させることによってRAIDシステムの再構築に必要とされる変換テーブルを生成するRAIDシステム再構築手段、
更には、障害の発生が検知された記憶デバイスの取り付け位置に対応したRFIDリード&ライタを駆動し、障害の内容を特定する情報をRFIDタグのデータ記憶領域に書き込む障害情報書込手段として機能する。
図2はデバイス情報設定手段として機能するCPU15の処理の概略を示したフローチャート、図3は障害情報書込手段として機能するCPU15の処理の概略を示したフローチャート、図4および図5は誤装着判定手段およびRAIDシステム再構築手段として機能するCPU15の処理の概略を示したフローチャートである。
次に、図2〜図5を参照してデバイス情報設定手段,障害情報書込手段,誤装着判定手段,RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15の処理動作について具体的に説明する。
まず、筐体4内に各記憶デバイス2,3が適切に取り付けられた状態、例えば、初期化状態にある記憶デバイス2,3を初めてソケット7,8に実装した状態で、ユーザが筐体4のデバイス情報設定スイッチ20を操作して制御部6にデバイス情報設定指令を入力すると、CPU15がこれを検知して図2のデバイス情報設定処理を開始する。あるいは、上位装置5からの指令で記憶デバイス2,3を初期化したような場合、もしくは、RAIDシステムの構築が行われた時点に図2の処理が自動的に開始されるようにしてもよい。
CPU15は、まず、各記憶デバイスの取り付け位置を表す物理位置情報を特定するための指標iの値を0に初期化し(ステップa1)、該指標iの値を1インクリメントした後(ステップa2)、指標iの現在値が筐体4における記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの範囲内にあるか否かを判定する(ステップa3)。
この実施形態で記憶デバイスを取り付けることが可能なのはソケット7の配設位置とソケット8の配設位置の都合2箇所であるから記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの値は2ということになるが、筐体の構造つまり記憶デバイスを装着できるソケットの総数によってNの値は様々に変化する。
以下、ソケット7および該ソケット7に対応して設けられたRFIDリード&ライタ13の配設位置を特定する物理位置情報をCH(1)、また、ソケット8および該ソケット8に対応して設けられたRFIDリード&ライタ9の配設位置を特定する物理位置情報をCH(2)と呼ぶことにする。
ソケットの配設位置および当該ソケットに対応するRFIDリード&ライタの配設位置と記憶デバイスの取り付け位置は基本的に同じものである。
つまり、ソケットの総数がN個であれば、記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報はCH(1),CH(2),CH(3),・・・,CH(i),・・・,CH(N)のN個である。
ステップa3の判定結果が真となった場合、つまり、物理位置情報を特定する指標iの値が記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの範囲内にあった場合には、取り付け位置と記憶デバイスとの対応関係を初期設定すべき取り付け位置つまりはソケットが残っていることを意味するので、デバイス情報設定手段として機能するCPU15は、指標iの現在値に基づいて物理位置情報CH(i)の位置に対応するRFIDリード&ライタを駆動し、当該RFIDリード&ライタに直近するRFIDタグから固体識別情報ID(i)を読み出すと共に、このRFIDタグのデータ記憶領域に、当該RFIDタグを備えた記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報CH(i)と当該RFIDタグを備えた記憶デバイスの論理構成情報L(i)を書き込む(ステップa4)。また、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内の物理位置情報CH(i)に対応する欄に固体識別情報ID(i)と論理構成情報L(i)を書き込む(ステップa5)。
従って、仮に、記憶デバイスの取り付け位置を表す物理位置情報を特定する指標iの現在値が1であったとすれば、CPU15は、物理位置情報CH(1)つまりソケット7の位置に対応するRFIDリード&ライタ13を駆動し、RFIDリード&ライタ13に直近するRFIDタグ12から固体識別情報ID(1)を読み出すと共に、このRFIDタグ12のデータ記憶領域に、当該RFIDタグ12を備えた記憶デバイス2の取り付け位置を特定する物理位置情報CH(1)と当該RFIDタグ12を備えた記憶デバイス2の論理構成情報L(1)を書き込み、更に、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内の物理位置情報CH(1)に対応する欄に固体識別情報ID(1)と論理構成情報L(1)を書き込むことになる。
物理位置情報CH(1)で特定されるソケット7の位置に装着された記憶デバイス2のRFIDタグ12に記憶されている固体識別情報ID(1)と該RFIDタグ12のデータ記憶領域に書き込まれた物理位置情報CH(1)および論理構成情報L(1)の対応関係の一例を図6(a)に、また、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブルにおける物理位置情報CH(1)の欄に書き込まれる固体識別情報ID(1)と論理構成情報L(1)の対応関係の一例を図7の最初の欄に示す。
論理構成情報L(1)は、例えば、記憶デバイス2のフォーマットやパーティション割り等に関わるデータである。
次いでCPU15は、物理位置情報を特定するための指標iの値を1インクリメントし(ステップa2)、指標iの現在値が筐体4における記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの範囲内にあるか否かを判定する(ステップa3)。
そして、指標iの値が総数Nの範囲内にあれば、指標iの現在値が総数Nの値を超えるまでの間、デバイス情報設定手段として機能するCPU15が、前記と同様に指標iの現在値に基づいてステップa4〜ステップa5およびステップa2〜ステップa3の処理を繰り返し実行する。
物理位置情報CH(1)〜CH(N)で特定されるソケットの位置に装着された各記憶デバイス毎のRFIDタグに記憶されている固体識別情報ID(1)〜ID(N)と各RFIDタグのデータ記憶領域に書き込まれる物理位置情報CH(1)〜CH(N)および論理構成情報L(1)〜L(N)の対応関係の一例を図6(a)〜図6(c)に、また、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブルにおける物理位置情報CH(1)〜CH(N)の各々に対応する各欄に書き込まれる固体識別情報ID(1)〜ID(N)と論理構成情報L(1)〜L(N)の対応関係の一例を図7に示す。
そして、最終的に、ステップa3の判定結果が偽となった時点、つまり、取り付け位置であるソケットと記憶デバイスとの対応関係が全て記録された時点で、デバイス情報の設定に関わる処理が完了する。
RAIDシステムを構成する記憶デバイス2,3と上位装置5との間のデータの入出力制御、および、システム稼動時における記憶デバイス2,3のエラーチェック処理等に関しては既に公知であるので説明を省略する。
本実施形態では、図3に示されるように、システムの稼動中に記憶デバイス2,3の障害が検出された時点で障害情報書込手段として機能するCPU15が作動し、障害の発生した記憶デバイスの取り付け位置の物理位置情報CH(X)に対応したRFIDリード&ライタを駆動して、障害の内容を特定する障害情報E(X)を当該RFIDリード&ライタに直近する位置のRFIDタグのデータ記憶領域に書き込むようになっている(ステップb1)。
従って、仮に、物理位置情報CH(1)で表されるソケット7に装着されている記憶デバイス2に障害が発生したとすれば、物理位置情報CH(1)に対応するRFIDリード&ライタ13が駆動され、この障害の内容を特定する障害情報E(1)が、当該RFIDリード&ライタ13に直近する位置のRFIDタグ12のデータ記憶領域に例えば図6(a)に示されるようにして書き込まれることになる。
言うまでもなく、RFIDタグ12は、記憶デバイス2に対応して配備されたRFIDタグである。
次に、データ記憶装置1の筐体4から記憶デバイス2,3を取り外し、これらの記憶デバイス2,3を改めて筐体4に装着する場合の処理について説明する。
この実施形態では、データ記憶装置1と独立したRFIDリード&ライタ14が別に準備されているので、ユーザは、このRFIDリード&ライタ14により、取り外し状態にある記憶デバイス2,3のRFIDタグ12,10から物理位置情報CH(1)や物理位置情報CH(2)を取得してディスプレイに表示することができるので、間違いの少ない再装着作業を行うことが可能であるが、人間が行う作業であるので必ずしも完全ではなく、また、確認作業を怠ることもないではない。
このため、本実施形態では、データ記憶装置1側の処理で記憶デバイスの誤装着の有無を自動的に再確認するようにしている。
記憶デバイスの誤装着の判定等に関わる処理は図4および図5に示す通りのもので、この処理は、ソケット7,8に対する記憶デバイスの再接続がCPU15によって確認された時点で自動的に起動されるようになっている。また、ユーザが筐体4の誤装着確認スイッチ21を操作して制御部6に誤装着確認指令を入力することで図4および図5に示す処理を強制的に実行させること、更には、システム起動時の初期段階の処理として強制的に実行させることも可能である。記憶デバイス2,3の取り外しはシステムを停止した状態で行われ、再装着が完了した時点でシステムが再起動されることになるので、記憶デバイスの再装着の後には必ず図4および図5の処理が実行されることになる。
CPU15は、まず、誤装着の有無を記憶するフラグと不揮発性メモリ18の誤装着記憶テーブルを初期化し(ステップc1)、記憶デバイスの取り付け位置を表す物理位置情報を特定するための指標iの値を0に初期化する(ステップc2)。次いで、指標iの値を1インクリメントし(ステップc3)、指標iの現在値が筐体4における記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの範囲内にあるか否かを判定する(ステップc4)。
ステップc4の判定結果が真となった場合、つまり、物理位置情報を特定する指標iの値が記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの範囲内にあった場合には、取り付け位置と記憶デバイスとの対応関係の適否を確認すべき取り付け位置つまりはソケットが残っていることを意味するので、誤装着判定手段として機能するCPU15は、指標iの現在値に基づいて物理位置情報CH(i)の位置に対応するRFIDリード&ライタを駆動し、当該RFIDリード&ライタに直近するRFIDタグから物理位置情報CH(Y)および固体識別情報ID(Y)と論理構成情報L(Y)を読み出し(ステップc5)、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内に記憶されている物理位置情報CH(i)とRFIDタグから読み出された物理位置情報CH(Y)との一致不一致、および、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内で物理位置情報CH(i)に対応して記憶されている固体識別情報ID(i)とRFIDタグから読み出された固体識別情報ID(Y)との一致不一致、更には、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内で物理位置情報CH(i)に対応して記憶されている論理構成情報L(i)とRFIDタグから読み出された論理構成情報L(Y)との一致不一致を比較する(ステップc6,ステップc7)。
従って、仮に、ソケット7に記憶デバイス2が正しく取り付けられており、記憶デバイスの取り付け位置を表す物理位置情報を特定する指標iの現在値が1であったとすれば、CPU15は、物理位置情報CH(1)つまりソケット7の位置に対応するRFIDリード&ライタ13を駆動し、RFIDリード&ライタ13に直近するRFIDタグ12、つまり、図6(a)のような情報を記憶しているRFIDタグ12から物理位置情報CH(1)および固体識別情報ID(1)と論理構成情報L(1)を読み出し、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内に記憶されている物理位置情報CH(1)とRFIDタグ12から読み出された物理位置情報CH(1)との一致不一致、および、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内で物理位置情報CH(1)に対応して記憶されている固体識別情報ID(1)とRFIDタグ12から読み出された固体識別情報ID(1)との一致不一致、更には、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内で物理位置情報CH(1)に対応して記憶されている論理構成情報L(1)とRFIDタグ12から読み出された論理構成情報L(1)との一致不一致を比較することになる。この場合、両者は完全に一致するので、ステップc7の判定結果は真となる。
また、仮に、ソケット7に記憶デバイス3が間違って取り付けられており、記憶デバイスの取り付け位置を表す物理位置情報を特定する指標iの現在値が1であったとすれば、CPU15は、物理位置情報CH(1)つまりソケット7の位置に対応するRFIDリード&ライタ13を駆動し、RFIDリード&ライタ13に直近するRFIDタグ10、つまり、図6(b)のような情報を記憶しているRFIDタグ10から物理位置情報CH(2)および固体識別情報ID(2)と論理構成情報L(2)を読み出し、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内に記憶されている物理位置情報CH(1)とRFIDタグ10から読み出された物理位置情報CH(2)との一致不一致、および、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内で物理位置情報CH(1)に対応して記憶されている固体識別情報ID(1)とRFIDタグ10から読み出された固体識別情報ID(2)との一致不一致、更には、不揮発性メモリ18の情報記憶テーブル内で物理位置情報CH(1)に対応して記憶されている論理構成情報L(1)とRFIDタグ10から読み出された論理構成情報L(2)との一致不一致を比較することになる。この場合、両者は一致しないので、ステップc7の判定結果は偽となる。
ステップc7の判定結果が偽となった場合には、物理位置情報CH(i)で特定される取り付け位置に一旦取り外された記憶デバイスとは異なる記憶デバイスが誤って装着されていることを意味するので、警報出力手段の一部として機能するCPU15は、物理位置情報CH(i)で特定される取り付け位置に誤装着が発生していることを記憶するフラグをセットし(ステップc8)、更に、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15が、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報CH(i)と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたRFIDタグから読み出された固体識別情報ID(Y)および論理構成情報L(Y)の対応関係を不揮発性メモリ18の誤装着記憶テーブルに記憶させる(ステップc9)。
従って、仮に、物理位置情報CH(1)で特定されるソケット7に記憶デバイス3が間違って取り付けられているとすれば、物理位置情報CH(1)で特定されるソケット7に誤装着が発生していることを記憶するフラグがセットされ、不揮発性メモリ18の誤装着記憶テーブルには、例えば、図8に示されるように、誤装着が発生している取り付け位置を特定する物理位置情報CH(1)と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイス3に配備されたRFIDタグ10から読み出された固体識別情報ID(2)および論理構成情報L(2)の対応関係が記憶されることになる。
次いでCPU15は、物理位置情報を特定するための指標iの値を1インクリメントし(ステップc3)、指標iの現在値が筐体4における記憶デバイスの取り付け位置の総数Nの範囲内にあるか否かを判定する(ステップc4)。
そして、指標iの値が総数Nの範囲内にあれば、指標iの現在値が総数Nの値を超えるまでの間、警報出力手段の一部およびRAIDシステム再構築手段として機能するCPU15が、指標iの現在値に基づいて、前記と同様にステップc5〜ステップc9もしくはステップc5〜ステップc7とステップc3〜ステップc4の処理を繰り返し実行する。
記憶デバイスの誤装着が発生している取り付け位置を特定する物理位置情報CH(i)と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたRFIDタグから読み出された固体識別情報ID(Y)および論理構成情報L(Y)の対応関係の一例を図8に示す。
なお、記憶デバイスの取り付け位置が物理位置情報CH(1)で特定されるソケット7と物理位置情報CH(2)で特定されるソケット8の2箇所のみである本実施形態においては、ソケット7に誤って記憶デバイス3を装着すれば必然的にソケット8に記憶デバイス2が誤装着されることになるので、図8に示される通り、物理位置情報CH(1)に対応して固体識別情報ID(2)および論理構成情報L(2)が記憶され、物理位置情報CH(2)に対応して固体識別情報ID(1)および論理構成情報L(1)が記憶されることになる。
ステップc7の判定結果が真となった場合には、物理位置情報CH(i)で特定される取り付け位置に一旦取り外された記憶デバイスが適切に装着されていることを意味するので、誤装着を記憶するためのフラグのセットおよび誤装着記憶テーブルへのデータの書き込みに関わるステップc8〜ステップc9の処理は非実行とされる。
最終的に、ステップc4の判定結果が偽となった時点、つまり、取り付け位置であるソケットと記憶デバイスとの対応関係の適否が全て確認された時点で、記憶デバイスの誤装着の検出に関わる処理が完了する。
次いで、警報出力手段の一部として機能するCPU15が、誤装着を記憶するフラグのセットの有無を判定する(ステップc10)。
フラグがセットされていない場合には、記憶デバイスの誤装着に関わる問題が全く発生していないことを意味するので、CPU15は、警報手段19に対して異常なしの信号を送出し(ステップc11)、誤装着の判定に関わる全ての処理を終了する。
一方、誤装着を記憶するフラグがセットされている場合には、少なくとも1箇所以上の取り付け位置に記憶デバイスが誤装着されていることを意味するので、警報出力手段として機能するCPU15は、筐体4に設けられているランプやブザー等の警報手段19に対して誤装着信号を送出し、警報手段19を作動させる(ステップc12)。
この実施形態では、i=1〜Nの物理位置情報CH(i)の各々に対応して誤装着を記憶するフラグが個別にセットされるようになっているので、複数のランプを併設した警報手段19を利用し、誤装着の箇所に対応したランプを選択的に点灯させるようにすることで、誤装着が発生している取り付け位置をユーザに的確に知らせることができる。
あるいは、上位装置5に誤装着信号を送信し、上位装置5が備えるCRTや液晶表示器等のディスプレイに誤装着の発生箇所を表示するようにしてもよい。
次いで、CPU15は、RAIDシステムの再構築に関わる処理を実行する旨の指示が設定されているか否かを判定する(ステップc13)。
RAIDシステムの再構築に関わる処理を実行するか否かは、例えば、制御部6に設けたディップスイッチを利用して設定することが可能である。
または、不揮発性メモリ18内に実行/非実行を決めるフラグを設け、制御部6に簡単なキーボード等を併設し、ユーザの入力操作で実行/非実行を決めるフラグの設定状態を変更するようにしてもよい。
ステップc13の判定結果が真となってRAIDシステムの再構築に関わる処理を実行する旨の指示が設定されていることが明らかとなった場合、CPU15は、まず、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標iの値を0に初期化し(ステップc14)、該指標iの値を1インクリメントした後(ステップc15)、指標iの現在値が筐体4における記憶デバイスの誤装着箇所の総数Mの範囲内にあるか否かを判定する(ステップc16)。誤装着箇所の総数Mの値は、図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレスの最終値と同一である。
ステップc16の判定結果が真となった場合、つまり、指標iの現在値が誤装着箇所の総数Mの範囲内にあった場合には、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、指標iの現在値に基づいて、図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレスiの欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(Yi)の値を読み込む(ステップc17)。
次いで、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報CH(Yi)に基づいて図7に示されるような情報記憶テーブルを検索し、物理位置情報CH(Yi)に対応する個体識別情報ID(Z)と論理構成情報L(Z)、つまり、物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスに配備されたRFIDタグの個体識別情報ID(Z)と論理構成情報L(Z)を求める(ステップc18)。
そして、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標jの値を0に初期化し(ステップc19)、該指標jの値を1インクリメントした後(ステップc20)、指標jの現在値が筐体4における記憶デバイスの誤装着箇所の総数Mの範囲内にあるか否かを判定する(ステップc21)。
ステップc21の判定結果が真となった場合、つまり、指標jの現在値が誤装着箇所の総数Mの範囲内にあった場合には、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、指標jの現在値に基づいて図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレスjの欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(Yj)の値と此れに対応する個体識別情報ID(Yj)と論理構成情報L(Yj)の値を読み込み(ステップc22)、物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスに配備されたRFIDタグの個体識別情報ID(Z)と誤装着記憶テーブルのアドレスjの欄から読み込まれた個体識別情報ID(Yj)との一致不一致、および、物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスに配備されたRFIDタグに記憶された論理構成情報L(Z)と誤装着記憶テーブルのアドレスjの欄から読み込まれた論理構成情報L(Yj)との一致不一致を判定する(ステップc23)。
ステップc23の判定結果が真となった場合には、誤装着記憶テーブルのアドレスjの欄に記憶されている個体識別情報ID(Yj)を有するRFIDタグを装着された記憶デバイスが物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスであることを意味するので、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、不揮発性メモリ18の変換テーブルのアドレスiの欄に、誤装着記憶テーブルのアドレスiの欄に記憶されている物理位置情報CH(Yi)つまり装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報CH(Yi)と、誤装着記憶テーブルのアドレスjの欄に記憶されている物理位置情報CH(Yj)つまり本来は物理位置情報CH(Yi)の位置に装着すべきである個体識別情報ID(Z)を有する記憶デバイスの誤装着先を特定する物理位置情報CH(Yj)の対応関係を記憶させる(ステップc24)。
一方、ステップc23の判定結果が偽となった場合には、誤装着記憶テーブルのアドレスjの欄に記憶されている個体識別情報ID(Yj)を有するRFIDタグを装着された記憶デバイスが物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスではないことを意味するので、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標jの値を再び1インクリメントし(ステップc20)、指標jの現在値が筐体4における記憶デバイスの誤装着箇所の総数Mの範囲内にあるか否かを改めて判定する(ステップc21)。
指標jの現在値が総数Mの範囲内にあれば、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、指標jの現在値に基づいて前記と同様にステップc22〜ステップc23およびステップc20〜ステップc21の処理を繰り返し実行し、物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスが有するRFIDタグの個体識別情報ID(Z)を誤装着記憶テーブルから検索して求めるべく試みる。
従って、仮に、ソケット7に記憶デバイス3が誤装着され同時にソケット8に記憶デバイス2が誤装着されており、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標iの現在値が1であったとすれば、CPU15は、まず、図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(1)の値を読み込み、この物理位置情報CH(1)の値に基づいて図7に示されるような情報記憶テーブルを検索し、物理位置情報CH(1)に対応する個体識別情報ID(1)と論理構成情報L(1)、つまり、物理位置情報CH(1)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス2に配備されたRFIDタグ12の個体識別情報ID(1)と論理構成情報L(1)を求める。
次いで、CPU15は、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標jの初期値1に基づいて図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(1)の値と此れに対応する個体識別情報ID(2)と論理構成情報L(2)の値を読み込み、物理位置情報CH(1)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス2に配備されたRFIDタグ12の個体識別情報ID(1)と誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から読み込まれた個体識別情報ID(2)との一致不一致、および、物理位置情報CH(1)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス2に配備されたRFIDタグ12に記憶された論理構成情報L(1)と誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から読み込まれた論理構成情報L(2)との一致不一致を判定するが、両者は一致しないので指標jの値が1から2へとインクリメントされ、再び、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標jの現在値2に基づいて図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレス2の欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(2)の値と此れに対応する個体識別情報ID(1)と論理構成情報L(1)の値が読み込まれ、物理位置情報CH(1)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス2に配備されたRFIDタグ12の個体識別情報ID(1)と誤装着記憶テーブルのアドレス2の欄から読み込まれた個体識別情報ID(1)との一致不一致、および、物理位置情報CH(1)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス2に配備されたRFIDタグ12に記憶された論理構成情報L(1)と誤装着記憶テーブルのアドレス2の欄から読み込まれた論理構成情報L(1)との一致不一致が判定され、両者が一致する。
このように、物理位置情報CH(1)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス2に配備されたRFIDタグ12の個体識別情報ID(1)の値に基づいて図8に示されるような誤装着記憶テーブルが検索され、誤装着記憶テーブルにおいて個体識別情報ID(1)に対応する物理位置情報CH(2)、つまり、本来は物理位置情報CH(1)の位置に装着すべきである個体識別情報ID(1)を有する記憶デバイス2の誤装着先を特定する物理位置情報CH(2)が求められ、物理位置情報CH(1)=ステップc17におけるCH(Yi)=図9中のCH(Yi1)と、物理位置情報CH(2)=ステップc23の判定結果が真となった際にステップc22で読み出されていたCH(Yj)=図9中のCH(Yj1)との対応関係が、図9のような変換テーブルのアドレスi=1の欄に記憶されることになる。
通常、誤装着が生じた場合でも、取り外し前と再装着後で別のデータ記憶装置の記憶デバイスが混入することはなく、当該データ記憶装置1の記憶デバイスが紛失するといったこともないので、物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスに相当する個体識別情報ID(Z)は誤装着記憶テーブルから必ず求められ、また、その誤装着先を特定する物理位置情報CH(Yj)も必ず求まる筈であるが、何らかの事情で、取り外し前にデータ記憶装置1に装着されていた記憶デバイスがデータ記憶装置1のソケットの何れにも再装着されなかったような場合では、ステップc21の判定結果が偽となって、RAIDシステムの再構築に関わる処理は、この時点で停止される。
物理位置情報CH(Yi)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイスの誤装着先を示す物理位置情報CH(Yj)の抽出に成功した場合、つまり、ステップc23の判定結果が真となってステップc24の処理で物理位置情報CH(Yi)と物理位置情報CH(Yj)の対応関係が変換テーブルに書き込まれた場合、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標iの値を1インクリメントし(ステップc15)、指標iの現在値が筐体4における記憶デバイスの誤装着箇所の総数Mの範囲内にあるか否かを再び判定する(ステップc16)。
そして、指標iの現在値が誤装着箇所の総数Mの範囲内にあった場合には、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15が、指標iの現在値に基づいて、前記と同様にステップc17〜ステップc24とステップc15〜ステップc16の処理を繰り返し実行し、誤装着が発生している取り付け位置を特定するi=1〜Mの物理位置情報CH(Yi)の各々の位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先の物理位置情報CH(Yj)を全て求め、不揮発性メモリ18の変換テーブルに記憶させる。
従って、仮に、ソケット7に記憶デバイス3が誤装着され同時にソケット8に記憶デバイス2が誤装着されており、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標iの現在値が2であったとすれば、CPU15は、図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレス2の欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(2)の値を読み込み、この物理位置情報CH(2)の値に基づいて図7に示されるような情報記憶テーブルを検索し、物理位置情報CH(2)に対応する個体識別情報ID(2)と論理構成情報L(2)、つまり、物理位置情報CH(2)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス3に配備されたRFIDタグ10の個体識別情報ID(2)と論理構成情報L(2)を求める。
次いで、CPU15は、誤装着記憶テーブルのアドレスを特定するための指標jの初期値1に基づいて図8に示されるような誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報の1つである物理位置情報CH(1)の値と此れに対応する個体識別情報ID(2)と論理構成情報L(2)の値を読み込み、物理位置情報CH(2)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス3に配備されたRFIDタグ10の個体識別情報ID(2)と誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から読み込まれた個体識別情報ID(2)との一致不一致、および、物理位置情報CH(2)で特定される取り付け位置に本来装着されるべき記憶デバイス3に配備されたRFIDタグ10に記憶された論理構成情報L(2)と誤装着記憶テーブルのアドレス1の欄から読み込まれた論理構成情報L(2)との一致不一致を判定するが、この場合は両者が一致して、本来は物理位置情報CH(2)の位置に装着すべきである個体識別情報ID(2)を有する記憶デバイス3の誤装着先を特定する物理位置情報CH(1)が直ちに求められる。
従って、物理位置情報CH(2)=ステップc17におけるCH(Yi)=図9中のCH(Yi2)と、物理位置情報CH(1)=ステップc23の判定結果が真となった際にステップc22で読み出されていたCH(Yj)=図9中のCH(Yj2)との対応関係が、図9のような変換テーブルのアドレスi=2の欄に記憶されることになる。
そして、最終的に、ステップc16の判定結果が偽となった時点、つまり、誤装着が発生している取り付け位置と当該位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先との対応関係が全て不揮発性メモリ18の変換テーブルに書き込まれた時点で、RAIDシステムの再構築に関わる処理が完了する。
この実施形態では、上位装置5からのデータの書き込み指令や読み出し指令を受けた際に、制御部6が図9のような変換テーブルを参照し、誤装着が発生している取り付け位置がデータの書き込み先や読み出し元として指令されているか否かを判定し、誤装着が発生している取り付け位置がデータの書き込み先や読み出し元として指令されている場合には、この変換テーブルに基づいて指令を読み替え、記憶デバイスの誤装着先を書き込み先や読み出し元としてデータの入出力に関わる処理を実行するようにしているので、物理的な誤装着が生じたままの状態であっても、命令の実行の対象となる記憶デバイスを適切に指定してデータの入出力処理を行うことができる。
つまり、ここでいうRAIDシステムの再構築とは、具体的には、図9のような変換テーブルを利用した物理位置情報の読み替え作業である。
例えば、図1の例において、ソケット7に記憶デバイス2を装着すべきところを誤って記憶デバイス3を装着し、また、ソケット8に記憶デバイス3を装着すべきところを誤って記憶デバイス2を装着してしまったとすれば、図9のような変換テーブルに基づいて、物理位置情報CH(1)に対する指令が物理位置情報CH(2)に対する指令として読み替えられ、物理位置情報CH(2)に対する指令が物理位置情報CH(1)に対する指令として読み替えられることになる。
これらの処理は制御部6の内部処理として行われるので、上位装置5の側では記憶デバイス2,3の誤装着を認識する必要はなく、誤装着が生じていない場合と同様、単に物理位置情報CH(1)を指定するだけで物理位置情報CH(2)のソケットに取り付けられた記憶デバイス2に対して適切にデータの入出力を行うことができ、また、物理位置情報CH(2)を指定するだけで、物理位置情報CH(1)のソケットに取り付けられた記憶デバイス3に対して適切にデータの入出力を行うことができる。
RFIDタグ10,12は記憶デバイス2,3と完全に独立して機能するものであるから、記憶デバイス2,3が障害によって応答しなくなったような場合、更には、データ記憶装置1を含むシステム全体がダウンしたような場合であっても、RFIDタグ10,12のデータ記憶領域に格納されたデータつまり障害の発生に関わる情報は、データ記憶装置1の筐体4の外に独立して設けられたRFIDリード&ライタ14によって確実に抽出して表示することができ、この情報を障害の復旧に役立てることが可能である。
図1では、一例として、上位装置5に1台のデータ記憶装置1を接続した場合について示しているが、実際には、データ記憶装置1は何台あっても構わない。
この実施形態では、RFIDタグに書き込んだ物理位置情報CH(i)に加えて各RFIDタグに固有の固体識別情報ID(i)を併用して誤装着の有無を判定するようにしているので、幾つものデータ記憶装置1から多数の記憶デバイスを纏めて取り外すことによって例えば1台目のデータ記憶装置1のCH(i)から取り外された記憶デバイスと2台目のデータ記憶装置1のCH(i)から取り外された記憶デバイスとが混在するような状況になっても、異なるデータ記憶装置1の同一取り付け位置CH(i)に装着されていた記憶デバイス間の誤装着についても的確に判定することができる。
この実施形態では、RFIDタグから読み出された個体識別情報とRFIDタグに書き込んだ物理位置情報を共に不揮発性メモリ18の情報記憶テーブルに記憶させるようにしているが、単に誤装着の有無の判定だけを行う場合であれば、RFIDタグから読み出された個体識別情報を情報記憶テーブルに記憶させるだけでもよいし、あるいは、RFIDタグに物理位置情報を書き込むだけでも構わない。
また、RAIDシステムの再構築を自動的に実行することを前提とした場合であっても、RFIDタグから読み出された個体識別情報とRFIDタグに書き込んだ物理位置情報を共に情報記憶テーブルに記憶させる必要は必ずしもなく、RFIDタグから読み出された個体識別情報を情報記憶テーブルに記憶させるだけ、あるいは、RFIDタグに書き込んだ物理位置情報を情報記憶テーブルに記憶させるだけでも、前記と同等の処理操作が実現され得る。
RFIDタグの個体識別情報のみを物理位置情報に対応させて記憶した情報記憶テーブルを用いてRAIDシステムの再構築に必要とされる変換テーブルを作成する場合の処理を簡略化して図10に示す。
この場合、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたRFIDタグから読み出された固体識別情報との対応関係を誤装着記憶テーブルに記憶させ(図10におけるステップS1)、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて情報記憶テーブルを検索して(図10におけるステップS2)、当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたRFIDタグの個体識別情報を求め(図10におけるステップS3)、この個体識別情報に基づいて誤装着記憶テーブルを検索して(図10におけるステップS4)、装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し(図10におけるステップS5)、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報(図10におけるステップS6)と誤装着先を特定する物理位置情報(図10におけるステップS7)との対応関係を変換テーブルに記憶させる。
また、RFIDタグに書き込んだ物理位置情報のみを記憶した情報記憶テーブルを用いてRAIDシステムの再構築に必要とされる変換テーブルを作成する場合の処理を簡略化して図11に示す。
この場合、RAIDシステム再構築手段として機能するCPU15は、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたRFIDタグに書き込まれている物理位置情報との対応関係を誤装着記憶テーブルに記憶させ(図11におけるステップS1)、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて情報記憶テーブルを検索して(図11におけるステップS2)、当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたRFIDタグに書き込まれている物理位置情報を求め(図11におけるステップS3)、この物理位置情報に基づいて誤装着記憶テーブルにおけるRFIDタグの欄を検索して(図11におけるステップS4)、装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し(図11におけるステップS5)、装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報(図11におけるステップS6)と誤装着先を特定する物理位置情報(図11におけるステップS7)との対応関係を変換テーブルに記憶させることになる。
本発明を適用した一実施形態のデータ記憶装置の構成の概略について示した機能ブロック図である。 デバイス情報設定手段として機能する制御部(CPU)の処理の概略を示したフローチャートである。 障害情報書込手段として機能する制御部(CPU)の処理の概略を示したフローチャートである。 誤装着判定手段およびRAIDシステム再構築手段として機能する制御部(CPU)の処理の概略を示したフローチャートである。 誤装着判定手段およびRAIDシステム再構築手段として機能する制御部(CPU)の処理の概略を示したフローチャートの続きである。 各記憶デバイスのRFIDタグに記憶されている固体識別情報と物理位置情報と論理構成情報の対応関係について3つの例を示した概念図である。 不揮発性メモリの情報記憶テーブルに記憶される物理位置情報と固体識別情報と論理構成情報の対応関係の一例を示した概念図である。 不揮発性メモリの誤装着記憶テーブルに記憶される物理位置情報と固体識別情報と論理構成情報の対応関係の一例を示した概念図である。 不揮発性メモリの変換テーブルに記憶される誤装着箇所の物理位置情報と誤装着先の物理位置情報の対応関係の一例を示した概念図である。 RFIDタグの個体識別情報のみを物理位置情報に対応させて記憶した情報記憶テーブルを用いてRAIDシステムの再構築に必要とされる変換テーブルを作成する場合の処理を簡略化して示した概念図である。 RFIDタグに書き込んだ物理位置情報のみを記憶した情報記憶テーブルを用いてRAIDシステムの再構築に必要とされる変換テーブルを作成する場合の処理を簡略化して示した概念図である。
符号の説明
1 データ記憶装置
2 記憶デバイス
3 記憶デバイス
4 筐体
5 上位装置
6 制御部
7 ソケット
8 ソケット
9 RFIDリード&ライタ
10 RFIDタグ
11 接続基板
12 RFIDタグ
13 RFIDリード&ライタ
14 RFIDリード&ライタ(RFIDリーダ)
15 CPU(デバイス情報設定手段,誤装着判定手段,警報出力手段,RAIDシステム再構築手段,障害情報書込手段)
16 ROM
17 RAM
18 不揮発性メモリ
19 警報手段
20 デバイス情報設定スイッチ
21 誤装着確認スイッチ

Claims (9)

  1. 着脱可能な複数の記憶デバイスと、前記複数の記憶デバイスを内蔵する筐体と、前記複数の記憶デバイスと上位装置との間のデータの入出力を制御する制御部とを備えたデータ記憶装置であって、
    固体識別情報を有してリード&ライタとの間で非接触の情報伝達を行うIDタグを前記複数の記憶デバイス毎に配備する一方、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置の近傍に、直近する前記IDタグとの間で非接触の情報伝達を行うリード&ライタを配備し、
    前記制御部には、前記筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で前記各リード&ライタを駆動し、少なくとも、前記各IDタグから固体識別情報を読み出して、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と前記読み出された固体識別情報との対応関係を当該制御部の情報記憶テーブルに記憶させるデバイス情報設定手段と、
    前記記憶デバイスの再装着時に前記各リード&ライタを駆動し、前記各IDタグから固体識別情報を読み出し、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して前記情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報と前記読み出された固体識別情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段と、
    前記誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に警報手段に対して誤装着信号を送出する警報出力手段とを設けたことを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 着脱可能な複数の記憶デバイスと、前記複数の記憶デバイスを内蔵する筐体と、前記複数の記憶デバイスと上位装置との間のデータの入出力を制御する制御部とを備えたデータ記憶装置であって、
    データ記憶領域を有してリード&ライタとの間で非接触の情報伝達を行うIDタグを前記複数の記憶デバイス毎に配備する一方、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置の近傍に、直近する前記IDタグとの間で非接触の情報伝達を行うリード&ライタを配備し、
    前記制御部には、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で前記各リード&ライタを駆動し、少なくとも、前記各IDタグのデータ記憶領域に前記筐体内における当該記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報を書き込むデバイス情報設定手段と、
    前記記憶デバイスの再装着時に前記各リード&ライタを駆動し、前記各IDタグから物理位置情報を読み出し、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と前記読み出された物理位置情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段と、
    前記誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に警報手段に対して誤装着信号を送出する警報出力手段とを設けたことを特徴とするデータ記憶装置。
  3. 着脱可能な複数の記憶デバイスと、前記複数の記憶デバイスを内蔵する筐体と、前記複数の記憶デバイスと上位装置との間のデータの入出力を制御する制御部とを備えたデータ記憶装置であって、
    固体識別情報とデータ記憶領域を有してリード&ライタとの間で非接触の情報伝達を行うIDタグを前記複数の記憶デバイス毎に配備する一方、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置の近傍に、直近する前記IDタグとの間で非接触の情報伝達を行うリード&ライタを配備し、
    前記制御部には、筐体内に各記憶デバイスが適切に取り付けられた状態で前記各リード&ライタを駆動し、少なくとも、前記各IDタグのデータ記憶領域に前記筐体内における当該記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報を書き込むと共に、前記各IDタグから固体識別情報を読み出して、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と前記読み出された固体識別情報との対応関係を当該制御部の情報記憶テーブルに記憶させるデバイス情報設定手段と、
    前記記憶デバイスの再装着時に前記各リード&ライタを駆動し、前記各IDタグから物理位置情報と固体識別情報を読み出し、前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報と前記読み出された物理位置情報との一致不一致および前記筐体内における各記憶デバイスの取り付け位置を特定する物理位置情報に対応して前記情報記憶テーブルに記憶されている固体識別情報と前記読み出された固体識別情報との一致不一致を判定する誤装着判定手段と、
    前記誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に警報手段に対して誤装着信号を送出する警報出力手段とを設けたことを特徴とするデータ記憶装置。
  4. 前記誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたIDタグから読み出された固体識別情報との対応関係を当該制御部の誤装着記憶テーブルに記憶させ、
    前記装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて前記情報記憶テーブルを検索して当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたIDタグの個体識別情報を求め、
    該個体識別情報に基づいて前記誤装着記憶テーブルを検索して前記装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し、
    装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係に基づいてRAIDシステムを自動的に再構築するRAIDシステム再構築手段を前記制御部に設けたことを特徴とする請求項1または請求項3記載のデータ記憶装置。
  5. 前記誤装着判定手段の判定結果が不一致となった際に、記憶デバイスの装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と当該取り付け位置に誤装着された記憶デバイスに配備されたIDタグから読み出された物理位置情報との対応関係を当該制御部の誤装着記憶テーブルに記憶させ、
    前記装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報に基づいて前記情報記憶テーブルを検索して当該取り付け位置に装着すべき記憶デバイスに配備されたIDタグに書き込まれている物理位置情報を求め、
    該物理位置情報に基づいて前記誤装着記憶テーブルを検索して前記装着を誤った取り付け位置に装着すべき記憶デバイスの誤装着先に対応する物理位置情報を特定し、
    装着を誤った取り付け位置を特定する物理位置情報と誤装着先を特定する物理位置情報との対応関係に基づいてRAIDシステムを自動的に再構築するRAIDシステム再構築手段を前記制御部に設けたことを特徴とする請求項2記載のデータ記憶装置。
  6. 障害の発生が検知された記憶デバイスの取り付け位置に対応したリード&ライタを駆動して障害の内容を特定する情報を前記IDタグのデータ記憶領域に書き込む障害情報書込手段を前記制御部に設けたことを特徴とする請求項2,請求項3または請求項5記載のデータ記憶装置。
  7. 前記記憶デバイスを前記筐体に取り付ける際に記憶デバイスの取り付け位置と記憶デバイスとの間に介装され、前記記憶デバイスと一体に筐体から着脱可能な接続基板に前記IDタグを実装したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5または請求項6記載のデータ記憶装置。
  8. 前記IDタグとの間で非接触の情報伝達を行うリーダを前記筐体と独立して備えたことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6または請求項7記載のデータ記憶装置。
  9. 前記IDタグがRFIDタグによって構成されている請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7または請求項8記載のデータ記憶装置。
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