JP3212838B2 - 静電容量式変位測定装置 - Google Patents

静電容量式変位測定装置

Info

Publication number
JP3212838B2
JP3212838B2 JP19126895A JP19126895A JP3212838B2 JP 3212838 B2 JP3212838 B2 JP 3212838B2 JP 19126895 A JP19126895 A JP 19126895A JP 19126895 A JP19126895 A JP 19126895A JP 3212838 B2 JP3212838 B2 JP 3212838B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absolute position
scale
signal
output
position data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19126895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0921603A (ja
Inventor
章平 鵜戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP19126895A priority Critical patent/JP3212838B2/ja
Publication of JPH0921603A publication Critical patent/JPH0921603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3212838B2 publication Critical patent/JP3212838B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電容量式の変位測
定装置に係り、特に絶対位置測定を行ういわゆるアブソ
リュート型変位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、測長機,測角機等として用い
られる静電容量式のアブソリュート型変位測定装置が知
られている。この種の測定装置の変位トランスジューサ
は、それぞれ所定パターンの電極が配列形成されて相対
移動するメインスケールとスライダとを有し、それらの
相対位置に応じて電極パターン間に生じる周期的な容量
変化の信号を取り出すことにより変位測定を行うもの
で、少なくとも粗スケールと密スケールの二種の絶対位
置情報を含む出力信号を出すように構成される。
【0003】この種のアブソリュート型の変位測定装置
において、絶対位置を測定するためには、トランスジュ
ーサの出力信号から、それぞれエッジに位相情報を持っ
た粗スケールおよび密スケールの二種(通常は、粗,
中,密の三種)の変位検出用の周期信号を復調し、各復
調信号から絶対位置に相当する位相データを検出し、得
られた位相データを合成して絶対位置データを求める、
という信号処理が必要になる(例えば、特願平2−13
2434号、特願平2−169454号等)。従って、
絶対位置が求められるまでに一定の時間が必要であり、
基本的にスケールが移動している間リアルタイムで絶対
位置データを出力するということはできない。
【0004】これに対して本出願人は、静電容量式のア
ブソリュート型変位測定器に、光電式のインクリメンタ
ル型変位測定器を組み合わせて、スケールが動いている
間も絶対位置データを出力できるようにした装置を提案
している(特開平5−71938号公報)。これは、例
えば電源投入時等に静止状態で測定される絶対位置デー
タによりプリセットされる記憶手段を備えて、この記憶
手段に保持された位置データの所定の下位桁を光電式変
位検出器から得られるインクリメンタル信号で更新する
ようにしたものである。言い換えれば、スケール移動に
伴ってリアルタイムで得られる光電式のインクリメンタ
ル信号をアブソリュートデータの一部として組み込むよ
うにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電容量式の
アブソリュート型変位検出器と光電式のインクリメンタ
ル型変位検出器を組み合わせることは、光学部品の追加
により装置の体積増加や消費電力増大をもたらす。従っ
て、小型のディジタルノギス等に適用する場合には問題
がある。
【0006】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、体積増加や消費電力増大をもたらすことなく、
リアルタイムで絶対位置データを出力することを可能と
した静電容量式変位測定装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る静電容量
式変位測定装置は、第1に、それぞれ所定パターンの電
極が配列形成されて相対移動するメインスケールとスラ
イダとを有し、それらの相対位置に応じて少なくとも粗
スケールと密スケールの二種の絶対位置情報を含む出力
信号を出す変位トランスジューサと、この変位トランス
ジューサの出力信号を処理して絶対位置を測定する絶対
位置測定手段と、この絶対位置測定手段により測定され
た絶対位置データを一時記憶する記憶手段と、前記メイ
ンスケールとスライダの相対位置変化がない静止状態で
前記絶対位置測定手段により測定された絶対位置データ
プリセットされる計数手段と、前記変位トランスジュ
ーサの出力信号を処理して前記メインスケールとスライ
ダの相対位置変化にリアルタイムで追随するインクリメ
ンタル信号を生成し、このインクリメンタル信号により
前記計数手段の計数値を更新するインクリメンタル信号
生成手段と、前記計数手段の計数値を前記相対位置変化
に追随して変化するリアルタイムの位置データとして
出する出力手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】この発明に係る静電容量式変位測定装置
は、第2に、それぞれ所定パターンの電極が配列形成さ
れて相対移動するメインスケールとスライダとを有し、
それらの相対位置に応じて少なくとも粗スケールと密ス
ケールの二種の絶対位置情報を含む出力信号を出す変位
トランスジューサと、この変位トランスジューサの出力
信号を処理して絶対位置を測定する絶対位置測定手段
と、この絶対位置測定手段により測定された絶対位置デ
ータを一時記憶する記憶手段と、前記メインスケールと
スライダの相対位置変化がない静止状態で前記記憶手段
に保持された絶対位置データプリセットされる計数手
段と、前記変位トランスジューサの出力信号を処理して
前記メインスケールとスライダの相対位置変化にリアル
タイムで追随するインクリメンタル信号を生成し、この
インクリメンタル信号により前記計数手段の計数値を更
新するインクリメンタル信号生成手段と、前記計数手段
による計数値を順次取り込んで比較することにより前記
相対位置変化がない静止状態にある否かを判別し、静止
状態にあること及び、前記記憶手段に保持された絶対位
置データと前記計数手段の計数値が不一致であることを
判定したときに前記計数手段を前記記憶手段に保持され
た絶対位置データにより再プリセットする比較手段と、
前記計数手段の計数値を前記相対位置変化に追随して変
化するリアルタイムの位置データとして送出する出力手
段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明においては、基本的に、少なくとも粗ス
ケールと密スケールの二種の絶対位置情報を含む出力信
号を出す静電容量式の絶対位置測定用の変位トランスジ
ューサ(以下、ABSトランスジューサという)が用い
られる。そしてこのABS変位トランスジューサの出力
信号を処理して得られる絶対位置データがプリセットさ
れる計数手段を備え、一方、ABS変位トランスジュー
サの出力信号を処理してスケール移動に追随するインク
リメンタル信号を得て、これにより計数手段の絶対位置
データを更新することにより、リアルタイムで絶対位置
データを出力できるようにしている。
【0010】従ってこの発明によれば、静電容量式のみ
で、スケール移動時にも絶対位置を測定することがで
き、且つリアルタイムで絶対位置データを出力すること
ができる。しかも装置は、通常のABS測定装置に僅か
の信号処理回路を付加することにより実現でき、光電式
変位検出器を組み合わせる場合のように体積増加や消費
電力増大をもたらすことがない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る静電容量式
変位測定装置の概略構成である。ABSトランスジュー
サ11は、後に詳細を説明するが、それぞれ所定パター
ンの電極が配列形成されて相対移動するメインスケール
とスライダとを有し、それらの相対位置に応じて決まる
メインスケールとスライダの容量結合を反映した粗スケ
ール、中スケールおよび密スケールの三種の絶対位置情
報を含む出力信号を出すものである。
【0012】ABSトランスジューサ11の出力信号
は、絶対位置測定回路12に入力され信号処理されて絶
対位置データが合成される。合成された絶対位置データ
は、レジスタ13に一時記憶され、またレジスタ13に
一時記憶された絶対位置データは、プリセット機能付き
アップダウンカウンタ14に所定のタイミング、例えば
電源投入時等にプリセットされるようになっている。
【0013】一方、ABSトランスジューサ11の出力
信号はまた、インクリメンタル信号生成回路15に入力
される。ABSトランスジューサは基本的に絶対測定を
行うためのものであるが、その出力信号には密スケール
に対応する微細ピッチの信号が含まれるから、その微細
ピッチの信号を密スケールに対応するインクリメンタル
信号として抽出することができる。あるいは、絶対測定
の場合の信号処理と同様の位相検出を行い、その位相に
相当するインクリメンタル信号を生成することもでき
る。
【0014】そして、カウンタ14の計数値をインクリ
メンタル信号生成回路15で得られる信号により更新し
て、出力回路16を介して取り出す。これにより、スケ
ールの静止状態で測定されてプリセットされた絶対位置
データを、スケール移動に追随して変化するリアルタイ
ムの位置データとして出力することができる。
【0015】次により具体化した実施例を説明する。図
2は、具体化した実施例の装置構成であり、図3はAB
Sトランスジューサ201の構成である。トランスジュ
ーサ201は、メインスケール22とこれに対して僅か
の間隙を介して対向配置されたスライダ21を有する。
スライダ21はメインスケール22に対して、測定軸x
方向に移動可能となっている。スライダ21には、送信
電極23が所定ピッチPt0で配設されている。送信電極
23は、メインスケール22上にピッチPrで配設され
た受信電極24a,24bと容量結合されている。これ
らの受信電極24a,24bは、その配列方向に隣接す
るピッチPt1,Pt2の伝達電極25a,25bにそれぞ
れ1対1で接続されている。伝達電極25a,25b
は、それぞれスライダ21側に設けられた検出電極26
a,26b、および27a,27bと容量結合してい
る。
【0016】送信電極23は、7つおきに共通接続され
て一群が8電極の複数の電極群を構成している。これら
の電極群には、それぞれ位相がずれた8相の周期信号
a,b,…,hが駆動信号Sdとして供給されるように
なっている。これらの駆動信号Sdは具体的には、高周
波パルスでチョップされた信号となっており、図2の駆
動信号発生回路212から生成出力される。なお実際に
は、駆動信号Sdの8相の周期信号は、粗スケールおよ
び中スケール測定を行う場合と密スケールの測定を行う
場合とでは異なる位相関係となるように、制御ユニット
214により制御される。
【0017】送信電極23に駆動信号が供給されること
により生じる電場パターンのピッチWtは、送信電極2
3のピッチPt0の8倍であり、このピッチWtは、受信
電極24a,24bのピッチPrのN倍に設定されてい
る。受信電極24a,24bは、三角形状又は正弦波状
の電極を相互に噛み合う形で配設している。各受信電極
24a,24bで受信される信号の位相は、送信電極2
3と受信電極24a,24bとの容量結合面積に応じて
決定されるが、これはスライダ21とメインスケール2
2との相対位置により変化する。
【0018】受信電極24a,24bと伝達電極25
a,25bとが同一ピッチで形成されていれば、検出電
極26a,26b,27a,27bには、単にメインス
ケール22のx方向位置がピッチPrだけ変化する毎に
繰り返される周期信号を検出することになる。この実施
例では、粗,中,密の3つのレベルの絶対位置を測定す
るために、伝達電極25a,25bを受信電極24a,
24bに対してピッチを変えて、それぞれ基準位置x0
から測定方向の距離xの関数である偏位D1(x),D
2(x)を与えている。
【0019】この様な偏位D1(x),D2(x)を与
え、且つ検出電極26a,26bおよび27a,27b
をそれぞれピッチWr1(=3Pt1),Wr2(=3Pt2)
の波形パターンとすることにより、検出電極26a,2
6bおよび27a,27bからは、偏位D1(x),D
2(x)に応じた大きな周期に受信電極24a,24b
のピッチで決まる小さな周期が重畳された出力信号B
1,B2およびC1,C2が得られる。
【0020】出力信号C1,C2の差を取ることによ
り、偏位D1(x)により決まる粗スケールの絶対位置
情報を含む信号が得られ、出力信号B1,B2の差を取
ることにより、偏位D2(x)により決まる中スケール
の絶対位置情報を含む信号が得られる。また、出力信号
C1,C2の和とB1,B2の和の差を取ることによ
り、受信電極ピッチで決まる密スケールの絶対位置情報
を含む信号が得られる。これらの演算は、図2に示すよ
うに、ABSトランスジューサ201の出力をそれぞれ
増幅器202で増幅した後、演算回路203に入力する
ことで行われる。
【0021】演算回路203の出力は、それぞれ粗スケ
ール復調回路204C、中スケール復調回路204M、
密スケール復調回路204F、および位相検出回路20
5C,205M,205Fにより処理される。復調は具
体的には、送信信号のチョップ周波数でのサンプリン
グ、ミキシング、低域ろ過、二値化等の処理を経て、エ
ッジに位相情報を持つ矩形波の周期信号を得る。位相検
出回路205C,205M,205Fは、駆動信号発生
回路212の基準信号発生回路213から出力される基
準信号を参照信号として、各スケールの周期信号の立上
がりエッジと立下がりエッジの位相情報を検出して、そ
れぞれ平均して各スケールの位相をディジタル値で出力
する。
【0022】これらの位相検出回路205C,205
M,205Fから出力されたディジタルの各位相データ
は、全て測定しようとする絶対位置に相当するものであ
るが、これらを、図4に示すように一定の重み付けを行
って、合成回路206で合成する。以上の静電容量式変
位測定の原理は、本出願人による特願平2−13243
4号あるいは特願平2−169654号等に記載されて
いるものと同じである。こうして求められた絶対位置デ
ータは、レジスタ207に一時記憶される。またレジス
タ207に保持された絶対位置データは、プリセット機
能付きのアップダウンカウンタ217に所定のタイミン
グ、例えば電源オン時にプリセット信号PSETが
“L”となってロードされるようになっている。
【0023】そして、このカウンタ217にプリセット
された計数値を、スケール移動に追随してリアルタイム
で更新するべく、ABSトランスジューサ201の出力
信号を処理してインクリメンタル信号を生成するため
に、図2に示すように出力信号B1,B2の和を取る演
算回路208が設けられている。この演算回路208の
出力B1+B2は、復調回路209で復調され、位相検
出回路210で位相検出が行われる。この復調と位相検
出の動作は、この実施例の場合先の絶対位置測定の場合
と同様である。
【0024】即ち図5に示すように、密スケールの位相
情報が得られるB1+B2なる演算信号を、フィルタリ
ングし、二値化して矩形波信号を得る。そして、基準信
号とこの位相検出データとにより制御されるインクリメ
ンタル信号発生回路211により、相対位置データとな
るインクリメンタル信号を発生する。具体的にここで生
成されるインクリメンタル信号は、図5に示すように、
各サンプリング毎に、前回サンプリングにより得られた
位相検出データCNT1と今回のサンプリングにより得
られた位相データCNT2の差分|CNT2−CNT1
|だけ生成されるカウントパルスCPと、CNT2−C
NT1の演算結果の符号に応じて“H”,“L”が決ま
るアップダウン制御信号U/Dとからなる。
【0025】具体的に例えば、カウントパルスCPの分
解能は、絶対測定の密スケール信号周期の1/16とす
る。カウントパルスCPは、プリセット信号PSETが
“H”の時に導通するアナログスイッチ216を介して
カウンタ217に供給される。こうしてカウンタ217
では、スケールが移動している場合にそのスケール移動
にともなってリアルタイムで位置データが更新され、こ
れがパラレル/シリアルシフトレジスタ215を介して
シリアルデータSOに変換されて、外部カウンタやNC
装置等に出力される。シリアルデータの出力タイミング
は、外部から要求信号RQが入力されたときである。
【0026】図6はこの発明の別の実施例の構成であ
る。図2と対応する部分には図2と同一符号を付して詳
細な説明は省く。この実施例では、インクリメンタル信
号を生成するための演算回路208において、ABSト
ランスジューサ201の全ての出力信号B1,B2,C
1,C2を用いて、(B1+B2)−(C1+C2)な
る演算を行うようになっている。これによっても、絶対
測定の場合の密スケール信号に対応する位相データを得
ることができる。
【0027】更にこの実施例では、レジスタ207に保
持された絶対位置データと、カウンタ217のデータの
不一致を検出した時にカウンタ217の再プリセットを
行うための比較回路218が設けられている。この比較
回路218は、スケールの静止状態において、レジスタ
207の絶対位置データとカウンタ217の位置データ
とを比較して、不一致である場合にプリセット信号PS
ETを“L”として、レジスタ207の絶対位置データ
をカウンタ217にロードする。この比較回路218は
ハードウェア構成としてもよいが、この実施例では例え
ば、図7に示すフローのソフトウェアにより構成され
る。
【0028】即ち、カウンタ217の出力データDAT
A1を比較回路218の入力端子Bのデータとして取り
込み(S1)、次いでレジスタ207の絶対位置データ
DATA2を比較回路218の入力端子Aのデータとし
て取り込み(S2)、続いて再度カウンタ217の出力
データDATA3を比較回路218の入力端子Bのデー
タとして取り込む(S3)。そして、DATA1とDA
TA3が一致しているか否かを判断し(S4)、NOで
あれば、最初に戻ってデータ取り込みと比較動作を繰り
返す。DATA1とDATA3の不一致ということは、
カウンタ217の内容が変化していること、即ちスケー
ルが移動中であることを意味するから、このときは再プ
リセットは行わない。
【0029】DATA1=DATA3、即ちスケールが
静止状態にあることが判定されると、次にDATA2と
DATA3の一致/不一致を判定する(S5)。スケー
ルが静止状態にあるとき、レジスタ207は正しい絶対
位置データが保持しているはずであるから、ここで不一
致が判定されたときは、プリセット信号PSETを
“L”とし(S6)、レジスタ207の絶対位置データ
をカウンタ217に再プリセットする。その後プリセッ
ト信号PSETを“H”にして(S7)、インクリメン
タル信号によるカウンタ217の更新動作に備える。
【0030】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、静
電容量式のみで、スケール移動時にも絶対位置を測定す
ることができ、且つリアルタイムで絶対位置データを出
力することができる。装置は、通常のABS測定装置に
僅かの信号処理回路を付加することにより実現できるか
ら、光電式変位検出器を組み合わせる場合のように体積
増加や消費電力増大をもたらすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の絶対変位測定装置の概
略構成を示す。
【図2】 同実施例の装置の具体構成を示す。
【図3】 同実施例の装置のABSトランスジューサを
示す。
【図4】 同実施例の絶対測定の動作を説明するための
図である。
【図5】 同実施例のインクリメンタル信号生成の動作
を説明するための図である。
【図6】 他の実施例の絶対変位測定装置の構成を示
す。
【図7】 同実施例のプリセット制御動作フローを示
す。
【符号の説明】
11…ABSトランスジューサ、12…絶対位置測定回
路、13…レジスタ、14…プリセット機能付きカウン
タ、15…インクリメンタル信号生成回路、16…出力
回路。201…ABSトランスジューサ、202…増幅
器、203,208…演算回路、204C,204M,
204F,209…復調回路、205C,205M,2
05F,210…位相検出回路、206…合成回路、2
07…レジスタ、211…インクリメンタル信号発生回
路、212…駆動信号発生回路、213…基準信号発生
回路、214…制御ユニット、215…パラレル/シリ
アルシフトレジスタ、217…プリセット機能付きアッ
プダウンカウンタ、218…比較回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ所定パターンの電極が配列形成
    されて相対移動するメインスケールとスライダとを有
    し、それらの相対位置に応じて少なくとも粗スケールと
    密スケールの二種の絶対位置情報を含む出力信号を出す
    変位トランスジューサと、 この変位トランスジューサの出力信号を処理して絶対位
    置を測定する絶対位置測定手段と、この絶対位置測定手段により測定された絶対位置データ
    を一時記憶する記憶手段と、 前記メインスケールとスライダの相対位置変化がない静
    止状態で前記 絶対位置測定手段により測定された絶対位
    置データプリセットされる計数手段と、 前記変位トランスジューサの出力信号を処理して前記メ
    インスケールとスライダの相対位置変化にリアルタイム
    で追随するインクリメンタル信号を生成し、このインク
    リメンタル信号により前記計数手段の計数値を更新する
    インクリメンタル信号生成手段と、 前記計数手段の計数値を前記相対位置変化に追随して変
    化するリアルタイムの位置データとして送出する出力手
    段とを備えたことを特徴とする静電容量式変位測定装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれ所定パターンの電極が配列形成
    されて相対移動するメインスケールとスライダとを有
    し、それらの相対位置に応じて少なくとも粗スケールと
    密スケールの二種の絶対位置情報を含む出力信号を出す
    変位トランスジューサと、 この変位トランスジューサの出力信号を処理して絶対位
    置を測定する絶対位置測定手段と、 この絶対位置測定手段により測定された絶対位置データ
    を一時記憶する記憶手段と、前記メインスケールとスライダの相対位置変化がない静
    止状態で前記 記憶手段に保持された絶対位置データ
    リセットされる計数手段と、 前記変位トランスジューサの出力信号を処理して前記メ
    インスケールとスライダの相対位置変化にリアルタイム
    で追随するインクリメンタル信号を生成し、このインク
    リメンタル信号により前記計数手段の計数値を更新する
    インクリメンタル信号生成手段と、前記計数手段による計数値を順次取り込んで比較するこ
    とにより前記相対位置変化がない静止状態にある否かを
    判別し、静止状態にあること及び、前記記憶手段に保持
    された絶対位置データと前記計数手段の計数値が不一致
    であることを判定した ときに前記計数手段を前記記憶手
    段に保持された絶対位置データにより再プリセットする
    比較手段と、 前記計数手段の計数値を前記相対位置変化に追随して変
    化するリアルタイムの位置データとして送出する出力手
    段とを備えたことを特徴とする静電容量式変位測定装
    置。
JP19126895A 1995-07-04 1995-07-04 静電容量式変位測定装置 Expired - Lifetime JP3212838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19126895A JP3212838B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 静電容量式変位測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19126895A JP3212838B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 静電容量式変位測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0921603A JPH0921603A (ja) 1997-01-21
JP3212838B2 true JP3212838B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=16271725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19126895A Expired - Lifetime JP3212838B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 静電容量式変位測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3212838B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE516952C2 (sv) * 2000-09-04 2002-03-26 Johansson Ab C E Vinkelgivare
JP6071181B2 (ja) 2011-10-14 2017-02-01 キヤノン株式会社 エンコーダおよびこれを備えた装置
CN104089571B (zh) * 2014-07-21 2017-02-01 中国地震局地壳应力研究所 用于钻孔地形变测量的钻孔形变仪的远程校准装置
CN104236437B (zh) * 2014-08-26 2017-09-29 广东盈动高科自动化有限公司 绝对线性位移测量装置
JP6609411B2 (ja) 2015-01-19 2019-11-20 株式会社ミツトヨ 変位測定装置および変位測定方法
CN105673714B (zh) * 2016-02-03 2018-01-23 重庆理工大学 一种带绝对位置检测功能的精密转台轴承
CN108981554B (zh) * 2018-05-24 2020-02-18 河海大学 供电后能识别探针绝对位置的容珊式位移计电路及其方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0921603A (ja) 1997-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5747995A (en) Magnetic position measuring device using Hall elements as sensors and method for its operation
EP2065682B1 (en) Angle-measuring device with an absolute-type disk capacitive sensor
US5786593A (en) Rotary encoder having a plurality of patterns with different cycles
JP3212838B2 (ja) 静電容量式変位測定装置
Li et al. An accurate low-cost capacitive absolute angular-position sensor with a full-circle range
US5391992A (en) Measuring device for absolute measurement of positions
Li et al. A microcontroller-based self-calibration technique for a smart capacitive angular-position sensor
JP2593257B2 (ja) 変位測定装置
JP2909338B2 (ja) 変位測定装置
JP2738996B2 (ja) 変位測定装置
JP2996447B2 (ja) 絶対測定用変位測定装置
JP2611094B2 (ja) 変位測定装置
JP2788826B2 (ja) 変位測定装置
JP2998314B2 (ja) アブソリュートスケール装置
JP3131182B2 (ja) 変位測定装置
JP2588346B2 (ja) 変位測定装置
JPH01212314A (ja) インクリメント型測定装置の信号処理回路
JP3017927B2 (ja) モータの位置検出装置
JPH04320913A (ja) 絶対測定用変位測定装置
JP3047946B2 (ja) 正弦波余弦波信号の角度位置信号生成装置
JPH0783704A (ja) 光学式エンコーダ
JPH02195208A (ja) エンコーダ用検出信号処理回路
EP1423662A1 (en) Absolute angle encoder
JPH0812064B2 (ja) アブソリュートエンコーダ
JP2548495B2 (ja) 変位測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250