JP3212407U - 防蟻笠木およびそれを用いた基礎外断熱構造 - Google Patents

防蟻笠木およびそれを用いた基礎外断熱構造 Download PDF

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Abstract

【課題】シロアリの土台への進入を防止する防蟻笠木を提供すること。【解決手段】基礎コンクリート2の外周に配置する外張り断熱材3の上端に取り付ける防蟻笠木1であって、水平部11と、水平部11の幅方向の一端を下方に折り曲げて形成する外折曲部12と、水平部11の幅方向の他端を下方に折り曲げて形成する内折曲部13と、からなり、水平部11の幅は外張り断熱材3の厚さよりも大きいことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、基礎コンクリートの外周に配置する断熱材に取り付ける防蟻笠木と、それを用いた基礎外断熱構造に関する。
木造住宅の床下の断熱としては、床面下部に断熱材を配置する床下断熱構造が広く用いられている。
一方、高気密・高断熱住宅として住環境をより良くするための構造として、基礎を断熱して床下空間を室内環境に取り込む基礎断熱構造も、特に寒冷地において用いられるようになってきている。
基礎断熱構造のうち基礎外断熱構造は、基礎コンクリートの外周に断熱材を張りつけて配置するものであり、その構築方法としては、基礎コンクリートを構築した後に断熱材を後張りする方法の他、最近は、断熱材を型枠に沿って予め配置しておき、コンクリート打設後も残置する工法が採用されている。
特開平11−36587号公報
このような基礎断熱構造に用いられる断熱材は発泡プラスチック製の断熱材であるが、このような断熱材は内部をシロアリが掘り進んで通過することができ、そのままシロアリが基礎コンクリート上部の土台に到達してしまい、シロアリによる被害が発生してしまう。
本考案は、基礎外断熱構造において、シロアリの土台への進入を防止する防蟻笠木およびそれを用いた基礎外断熱構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本願の第1考案は、基礎コンクリートの外周に配置する断熱材の上端に取り付ける防蟻笠木であって、水平部と、前記水平部の幅方向の一端を下方に折り曲げて形成する外折曲部と、前記水平部の幅方向の他端を下方に折り曲げて形成する内折曲部と、からなり、前記水平部の幅は前記断熱材の厚さよりも大きいことを特徴とする、防蟻笠木を提供する。
本願の第2考案は、第1考案の防蟻笠木において、前記内折曲部の下端を外側に傾斜して傾斜部を形成することを特徴とする、防蟻笠木を提供する。
本願の第3考案は、第1考案又は第2考案の防蟻笠木において、前記外折曲部と前記内折曲部との間に、前記水平部に沿って上部断熱材を配置することを特徴とする、防蟻笠木を提供する。
本願の第4考案は、基礎コンクリートの外周に断熱材を配置する、木造住宅の基礎外断熱構造であって、第1考案乃至第3考案のいずれかの防蟻笠木を前記断熱材の上面に配置し、前記外折曲部は前記断熱材の外周面に当接し、前記内折曲部は前記基礎コンクリートに埋設することを特徴とする、基礎外断熱構造を提供する。
本考案の防蟻笠木およびそれを用いた基礎外断熱構造は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
<1>シロアリが外張り断熱材内を掘り進んで上端部に達しても、硬質な防蟻笠木に遮られて、外張り断熱材上端部から木造住宅の土台まで進むことはできない。
<2>防蟻笠木の水平部の幅は外張り断熱材の厚さよりも広くすることにより、内折曲部を基礎コンクリートに埋設して、外張り断熱材の上端に固定できる。
<3>予め内折曲部の下端を外側に傾斜しておくことにより、基礎コンクリートに埋設する際に内折曲部が内側に折れることを防止する。
<4>防蟻笠木内に外張り断熱材の必要高さに合わせた上部断熱材をあらかじめ配置しておくことにより、外張り断熱材の歩留まりが良くなり、工費を低減できる。
基礎外断熱構造の説明図 防蟻笠木の斜視図 その他実施例にかかる防蟻笠木の斜視図 その他実施例にかかる基礎外断熱構造の説明図(1) その他実施例にかかる基礎外断熱構造の説明図(2)
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態を詳細に説明する。
[実施例1]
(1)基礎外断熱構造
本考案の基礎外断熱構造は、基礎コンクリート2の外周に外張り断熱材3を配置したものである(図1)。
外張り断熱材3の上端には防蟻笠木1を配置する。
(2)外張り断熱材
外張り断熱材3は板状の発泡プラスチック製であり、ポリスチレンや硬質ウレタン等の発泡体からなる。
(3)防蟻笠木
防蟻笠木1は、金属や合成樹脂等の硬質の素材からなり、長さ方向に亘って水平部11を形成し、その幅方向の両端を下方に折り曲げた外折曲部12、内折曲部13をそれぞれ形成する(図2)。
防蟻笠木1は外張り断熱材3の上端に配置するが、水平部11の幅は外張り断熱材3の厚さよりも広くする。
そして、外折曲部12が外張り断熱材3の外周面に当接し、内折曲部13は基礎コンクリート2に埋設する。
外折曲部12および内折曲部13の内側にはかえし14を形成する。
外折曲部12のかえし14が外張り断熱材3に食い込むことで、外折曲部12が外張り断熱材3と一体となり、外れることがない。
外折曲部12は、外側に配置される木造住宅の水切りよりも端部が下方に位置する長さとする。
外折曲部12と内折曲部13は、同じ長さとしても良いし、内折曲部13を短くしてもよい。
(3.1)
内折曲部13の下部は、下端から所定の位置から外側に折り曲げて傾斜部131を形成する。
内折曲部13は基礎コンクリート2を打設する際に、下端が基礎コンクリート2に埋設されるが、その時に内側に折れてしまうおそれがある。
このため、予め外側に折り曲げて傾斜部131を形成することにより、内側に折れてしまうことを防止する。
(4)防蟻笠木の作用
防蟻笠木1は、外張り断熱材3の上端に配置されている。
そして、防蟻笠木1は硬質なため、シロアリが外張り断熱材3内を掘り進んで上端部に達しても、硬質な防蟻笠木1に遮られて、外張り断熱材3上端部から木造住宅の土台まで進むことはできない。
また、外折曲部12より外側は露出しているため、日光に弱いシロアリが外折曲部12の表面から土台に到達することはない。
内折曲部13は基礎コンクリート2に埋設されるため、防蟻笠木1は外張り断熱材3の上端に固定される。そして、内折曲部13が硬質な基礎コンクリート2内にあるため、内側からシロアリが土台に到達することもない。
[実施例2]
防蟻笠木1には、あらかじめ、外折曲部12と内折曲部13との間に、水平部11に沿って上部断熱材15を配置しておいてもよい(図3)。かえし14により、上部断熱材15が防蟻笠木1から抜けることを防止する。
外張り断熱材3は所定の長さのものを現場に搬入し、基礎コンクリート2の立ち上がり高さに合わせて切断したものを組み合わせて用いるが、あらかじめ、外張り断熱材3と組み合わせて基礎コンクリート2の高さと合うように長さを調整した上部断熱材15を配置しておくことで、外張り断熱材3の歩留まりが良くなり、工費を低減できる。
また、内折曲部13が基礎コンクリート2内に位置するため、基礎コンクリート2打設時には外張り断熱材3と内折曲部13との間にコンクリートが入らず、空間Sができてしまうおそれがある(図1)。
しかし、上部断熱材15をあらかじめ配置しておくと、水平部11と基礎コンクリート2との間に上部断熱材15が位置するため、空間Sによる断熱性能の低下を防ぐ。
上部断熱材15は、下端が外折曲部12や内折曲部13より下部に位置する大きさとしてもよい(図5)。
1 防蟻笠木
11 水平部
12 外折曲部
13 内折曲部
131 傾斜部
14 かえし
15 上部断熱材
2 基礎コンクリート
3 外張り断熱材

Claims (4)

  1. 基礎コンクリートの外周に配置する外張り断熱材の上端に取り付ける防蟻笠木であって、
    水平部と、前記水平部の幅方向の一端を下方に折り曲げて形成する外折曲部と、前記水平部の幅方向の他端を下方に折り曲げて形成する内折曲部と、からなり、
    前記水平部の幅は前記外張り断熱材の厚さよりも大きいことを特徴とする、防蟻笠木。
  2. 請求項1に記載の防蟻笠木において、
    前記内折曲部の下端を外側に傾斜して傾斜部を形成することを特徴とする、防蟻笠木。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の防蟻笠木において、
    前記外折曲部と前記内折曲部との間に、前記水平部に沿って上部断熱材を配置することを特徴とする、防蟻笠木。
  4. 基礎コンクリートの外周に断熱材を配置する、木造住宅の基礎外断熱構造であって、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の防蟻笠木を前記外張り断熱材の上面に配置し、
    前記外折曲部は前記断熱材の外周面に当接し、
    前記内折曲部は前記基礎コンクリートに埋設することを特徴とする、基礎外断熱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005023593A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sekisui Chem Co Ltd 建物の断熱基礎構造
JP5333901B2 (ja) * 2008-09-30 2013-11-06 ティーエムエー・コーポレイション・プロプライエタリ・リミテッド 建物の防蟻構造及び建物の基礎防蟻工法

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