JP3212283U - 排気系部品の支持部材およびこれを備えるエンジン - Google Patents

排気系部品の支持部材およびこれを備えるエンジン Download PDF

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Abstract

【課題】排気系部品の支持、および排気系部品の周囲に配置された部品への排気系部品からの輻射熱による熱害防止を両立できる排気系部品の支持部材を提供する。【解決手段】マニホールドコンバータ12をエンジンに支持するための支持部材20を、支持部22と支持部に一体にされた遮熱板24とによって構成する。支持部22は、マニホールドコンバータをエンジンに支持する。また、支持部の本体部32および遮熱板24は、マニホールドコンバータからの輻射熱が車軸WSの連結部90に伝導されることを防止する。これにより、マニホールドコンバータの支持と車軸の連結部への熱害防止とを両立する。【選択図】図11

Description

本考案は、気筒列方向が車軸の軸線方向に対して平行となるよう車両に横置き搭載されたエンジンの排気ガスを外部へ排出するよう構成された排気系部品を、気筒列方向に沿って延在するエンジンの側面に支持する排気系部品の支持部材に関する。
特開2001−193450号公報(特許文献1)には、排気マニホールドの下流側に接続された排気系部品としての触媒装置を、シリンダブロックの側方に配設した状態でエンジンに固定するように構成された支持部材としてのスティフナーが記載されている。
上述した公報に記載の排気系部品の支持部材では、エンジン側取付面および触媒装置側取付面を触媒装置の長手方向に対して直交する面として構成することによって、熱膨張による触媒装置の長手方向に沿う延びをスティフナーによって吸収する構成としている。
特開2001−193450号公報
ところで、排気系部品は、内部を流れる燃焼後の高温の排気ガスに起因して輻射熱を発生するため、当該輻射熱が排気系部品の周囲に配置された他の部品に悪影響を及ぼす場合がある。しかしながら、上述した公報には、こうした熱害対策については何ら言及されていない。排気系部品と当該排気系部品の周囲に配置された他の部品との間に遮熱板を設置することが考えられるが、部品点数が増加するのみならず、当該遮熱板を設置するためのスペースを確保する必要が生じてしまい、かかる点において、なお改良の余地がある。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであり、排気系部品の支持および当該排気系部品の周囲に配置された部品への当該排気系部品からの輻射熱による熱害防止の両立に資する合理的な排気系部品の支持部材を提供することを目的の1つとする。
本考案の排気系部品の支持部材およびこれを備えるエンジンは、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本考案に係る排気系部品の支持部材の好ましい形態によれば、気筒列方向が車軸の軸線方向に対して平行となるよう車両に横置き搭載されたエンジンの排気ガスを外部へ排出するように構成された排気系部品を、気筒列方向に沿って延在するエンジンの側面に支持する排気系部品の支持部材が構成される。当該排気系部品の支持部材は、エンジンに締結されるエンジン側締結部と、排気系部品に締結される排気系部品側締結部と、エンジン側締結部および排気系部品側締結部を接続するように構成されると共に排気系部品と車軸との間に介在された本体部と、を備えている。そして、本体部は、車軸および車両の走行方向の両方向に直交する直線に関し、当直線に沿う方向の一方側から、排気系部品をエンジンの側面に支持した状態の支持部材を見たときの仮想投影面上における本体部の投影領域の内側に、排気系部品の少なくとも一部および車軸の連結部の少なくとも一部が配置される形状に構成されている。ここで、本考案における「気筒列方向」とは、燃焼室とシリンダボアとによって構成されピストンが摺動するように構成された円筒状の室の配列方向がこれに該当する。
本考案によれば、排気系部品をエンジンに支持するための支持部材が、排気系部品からの輻射熱が車軸の連結部に伝導されることを抑制するための遮熱部材としても機能する構成であるため、排気系部品の支持と車軸の連結部への当該排気系部品からの輻射熱による熱害防止との両立に資する合理的な支持部材を実現できる。
本考案に係る排気系部品の支持部材の更なる形態によれば、本体部の外縁部には、主面に対して略直角に折り曲げられた折曲部が設けられている。そして、支持部材によって排気系部品がエンジンの側面に支持された際に、折曲部の先端が、排気系部品が配置された側を向くように構成されている。ここで、「主面」とは、本体部を構成宇する主要な面、即ち、他の部分よりも大きい面積を有する一対の面がこれに該当する。
本形態によれば、支持部材によって排気系部品がエンジンの側面に支持された際に、折曲部の先端が、排気系部品が配置された側を向くように構成されているため、排気系部品からの輻射熱を当該折曲部によって排気系部品側に反射させることができる。これにより、支持部材、特に、本体部を挟んで排気系部品とは反対側に配置される車軸の連結部への輻射熱の伝導がより一層良好に抑制され得る。
本考案に係る排気系部品の支持部材の更なる形態によれば、排気系部品側締結部は、折曲部に設けられている。
本形態によれば、排気系部品側締結部として折曲部を利用する構成であるため合理的である。
本考案に係る排気系部品の支持部材の更なる形態によれば、本体部の延在方向に交差する方向に延在すると共に本体部に一体にされた延在部をさらに備えている。そして、仮想投影面上における本体部および延在部の投影領域の内側に車軸の連結部の略全部が配置されるように構成されている。
ここで、「略全部」とは、典型的には、車軸の連結部の全部が投影領域に配置される態様がこれに該当するが、車軸の連結部の概ね全部、例えば、車軸の連結部の半分以上が投影領域に配置される態様を好適に包含する。
本形態によれば、本体部に加えて延在部によっても車軸の連結部に排気系部品からの輻射熱が伝導されることを良好に防止し得るため、車軸の連結部への熱害を確実に抑制することができる。なお、延在部は本体部に一体にされているため、支持部材とは別に延在部を設ける構成に比べて部品点数の増加を招くこともないし、設置スペースを確保する必要性も生じない。
本考案に係るエンジンの好ましい形態によれば、排気通路を有するシリンダヘッドと、当該シリンダヘッドに締結されるシリンダブロックと、排気通路に接続される排気系部品と、当該排気系部品をシリンダブロックに支持する上述した各態様のいずれかの本考案に係る排気系部品の支持部材と、を備えている。そして、気筒列方向が車軸の軸線方向に対して平行となるように車両に横置き搭載されると共に、排気系統部品からの輻射熱が支持部材によって車軸の連結部に伝導されることを防止されるように構成されている。
本考案によれば、上述した各態様のいずれかの本考案に係る排気系部品の支持部材を備えるため、上述した各態様のいずれかの本考案に係る排気系部品の支持部材が奏する効果と同様の効果、例えば、排気系部品の支持と車軸の連結部への当該排気系部品からの輻射熱による熱害防止との両立に資する合理的な支持部材を実現できる効果などを奏することができる。これにより、エンジン自体の大型化を抑制しながら熱害による部品寿命の低下を抑制することができる。
本考案によれば、排気系部品の支持および当該排気系部品の周囲に配置された部品への当該排気系部品からの輻射熱による熱害防止の両立に資する合理的な排気系部品の支持部材を提供することができる。
本考案の実施の形態に係るエンジン1の構成の概略を示す概略構成図である。 シリンダヘッド2の外観を示す外観図である。 過給機10の外観を示す斜視図である。 マニホールドコンバータ12の外観を示す斜視図である。 マニホールドコンバータ12の外観を示す斜視図である。 支持部材20の外観を示す斜視図である。 支持部材20を図6の上方から見た平面図である。 支持部材20を図6の右方向から見た側面図である。 支持部材20を図6の下方から見た裏面図である。 車載された状態のエンジン1と車軸WSとの位置関係を示す説明図である。 車載された状態のエンジン1に取り付けられた支持部材20の直下に車軸WSの連結部90が配置される様子を示す説明図である。 車軸WSおよび車両の走行方向の両方向に直交する直線に関し、当直線に沿う方向の一方側から支持部材20を見たときの仮想投影面上における支持部材20の投影領域の内側に、マニホールドコンバータ12の一部および車軸WSの連結部90の略全部が配置されることを示す説明図である。
次に、本考案を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本考案の実施の形態に係るエンジン1は、図1に示すように、シリンダヘッド2と、当該シリンダヘッド2の上部に取り付けられたロッカーカバー4と、シリンダヘッド2の下部に取り付けられたシリンダブロック6と、当該シリンダブロック6の下部に取り付けられたオイルパン8と、シリンダヘッドに取り付けられた過給機10と、当該過給機10に接続されると共に本考案の実施の形態に係るた支持部材20によってオイルパン8に支持されたマニホールドコンバータ12と、を備えている。
本考案の実施の形態に係るエンジン1は、気筒列方向(図示しない燃焼室と図示しないシリンダボアとによって構成され図示しないピストンが摺動する円筒状の室の配列方向であって、図1の左右方向)が、車両の走行方向に直交する方向、即ち、車軸WSの軸線方向に平行となるように車両に横置きに搭載される(図1参照)。本実施の形態では、便宜上、図1中の上側(ロッカーカバー4側)を、「上方」ないし「上側」として規定し、図1中の下側(オイルパン8側)を、「下方」ないし「下側」として規定する。
シリンダヘッド2は、エンジン1の骨格を構成する主要部品の一つとして構成されており、図2に示すように、4つの外壁2a,2b,2c,2dによって外郭が画定されている。外壁2a,2bは、図2に示すように、気筒列方向(図示しない燃焼室の配列方向であって、図2の左下側から右上側に向かう方向)に沿う方向に延在しており、外壁2c,2dは、気筒列方向(図示しない燃焼室の配列方向であって、図2の左下側から右上側に向かう方向)に直交する方向に延在している。
気筒列方向(図示しない燃焼室の配列方向であって、図2の左下側から右上側に向かう方向)に沿う方向に延在する外壁2a,2bのうちの一方の外壁2bには、図2に示すように、過給機10を締結するためのフランジ部3が形成されている。当該フランジ部3は、外壁2bの延在方向(気筒列方向(図示しない燃焼室の配列方向であって、図2の左下側から右上側に向かう方向))のほぼ中央に配置されており、当該フランジ部3には、排気通路EXHが開口形成されている。
当該排気通路EXHは、シリンダヘッド2の底面を構成する図示しないロアデッキに形成された図示しない複数の燃焼室構成凹部に連通するように構成されている。なお、排気通路EXHは、各燃焼室構成凹部(図示せず)に連通接続された図示しない複数の枝通路と、当該複数の枝通路(図示せず)が一つに集合された図示しない集合通路と、から構成されており、当該集合通路(図示せず)がフランジ部3に開口されている。即ち、排気通路EXHは、各燃焼室(図示しない)からの排気ガスがシリンダヘッド2内で集合された状態で当該シリンダヘッド2の外部に排出されるように構成されている。
また、排気通路EXHに沿う方向に延在する外壁2a,2bのうちの他方の外壁2aには、図示しない吸気通路が開口されている。当該吸気通路は、複数の燃焼室構成凹部(図示せず)に連通するように構成されている。
シリンダブロック6は、エンジン1の骨格を構成する主要部品の一つとして構成されており、図示しないシリンダボアを囲繞するように構成された4つの外壁(図1には、シリンダヘッド2の外壁2bと同じ側に配置される外壁6aのみ記載)によって外郭が画定されている。
オイルパン8は、シリンダブロック6と共に図示しないクランクシャフトが収容されるクランク室を構成し、底部にはエンジン1の各部を潤滑するための潤滑油が貯留される。オイルパン8がシリンダブロック6に締結された際に当該シリンダブロック6の外壁6aと同じ側に配置されるオイルパン8の外壁8aには、図1に示すように、支持部材20を締結するための取付部80が設けられている。オイルパン8の外壁8aは、本考案における「エンジンの側面」に対応する実施構成の一例である。
過給機10は、タービンおよびブロワー(いずれも図示せず)を備え、シリンダヘッド2の排気通路EXHから排出される排気ガスを用いて当該タービンを回すことで空気を導入し、導入された空気をブロワーによって圧縮してシリンダヘッド2の吸気通路(図示せず)に強制的に送り込む装置として構成されており、図3に示すように、シリンダヘッド2のフランジ部3に締結される締結フランジ14と、マニホールドコンバータ12が締結される締結フランジ16と、を有している。
マニホールドコンバータ12は、図4および図5に示すように、三元触媒62と、当該三元触媒62にディフューザを介して一体に接続された排気入口管64および排気出口管66と、を備えており、過給機10を介して導入される燃焼室(図示せず)からの排気ガスを浄化して排出する浄化装置として構成されている。マニホールドコンバータ12は、本考案における「排気系部品」に対応する実施構成の一例である。
排気入口管64には、図4および図5に示すように、過給機10の締結フランジ16に締結するための締結フランジ65が一体に設けられている。また、排気出口管66には、図11に示すように、支持部材20が締結される取付部66aが設けられている。
本考案の実施の形態に係る支持部材20は、図6ないし図9に示すように、支持部22と、当該支持部22に一体にされた遮熱板24と、を備えている。支持部22は、上面視略三角形状に形成された本体部32と(図7参照)、オイルパン8の取付部80に締結される締結部34と、マニホールドコンバータ12の排気出口管の取付部66aに締結される締結部36と、から構成されている。締結部34は、本考案における「エンジン側締結部」に対応し、締結部36は、本考案における「排気系部品側締結部」に対応する実施構成の一例である。
本体部32の外縁のうち三角形状を構成する2本の長辺部は、主面32aに対して略直角に折り曲げられて、一対の折曲部32b,32bが形成されている。締結部34は、図6および図8に示すように、本体部32に対して略90度の角度をもって当該本体部32に一体にされている。換言すれば、締結部34は、折曲部32bの延出方向(図6および図8の上方向)とは反対方向(図6および図8の下方向)に略90度折り曲げられた形状となっている。締結部34には、ボルトBLTが挿通される一対の挿通孔34a,34aが形成されている。
また、締結部36は、一対の折曲部32b,32bのうちの一方であって、本体部32の外縁を構成する2本の長辺部の交点部、即ち、三角形状の頂点部の近傍に当該折曲部32bに一体に設けられている。即ち、締結部36が折曲部32bを利用して形成される構成であるため合理的である。なお、締結部36には、ボルトBLTが挿通される挿通孔36aが形成されている。
遮熱板24は、支持部22のうち本体部32と締結部34との接続部、即ち、略三角形状をした本体部32の短辺部から、支持部22の主面32aに対して所定角度をもって、支持部22のうち締結部36が設けられた側、即ち、略三角形状をした本体部32の長辺部の交点の側に向かって延在するように構成されている(図8および図9参照)。また、遮熱板24は、図7に示すように、支持部22の延在方向(図7の上下方向)に対して略直交する方向(図7の左右方向)にも延在するように構成されている。遮熱板24は、本考案における「延在部」に対応する実施構成の一例である。
こうして構成された支持部材20は、締結部34がボルトBLTによってオイルパン8の取付部80に締結されることによってオイルパン8に固定され、当該状態でマニホールドコンバータ12の排気出口管66の取付部66aがボルトBLTによって締結部36に締結されることによって、過給機10に締結されたマニホールドコンバータ12がエンジン1に支持される(図10参照)。ここで、支持部材20がマニホールドコンバータ12をエンジン1に支持した状態においては、支持部材20の本体部32の折曲部32bは、マニホールドコンバータ12側を向いている。
そして、支持部材20によってマニホールドコンバータ12が支持された状態のエンジン1が車両に搭載されたときに、図10および図11に示すように、支持部材20、具体的には、本体部32および遮熱板24の直下に車軸WSの連結部90が配置される。換言すれば、図12に示すように、車軸WSおよび車両の走行方向(図11の矢印Fr,Rr方向)の両方向に直交する直線に関し、当該直線に沿う方向の一方側から支持部材20を見たときの仮想投影面上における支持部材20、具体的には、本体部32および遮熱板24の投影領域の内側に、マニホールドコンバータ12の一部および車軸WSの連結部90の略全部が配置される。ここで、連結部90は、当該連結部90にゴミなどが付着しないように図示しないゴム製のブーツによって覆われている。なお、図11中上側を「車両後側Rr」ないし「車両後方Rr」と規定し、図11中下側を「車両前側Fr」ないし「車両前方Fr」と規定し、図11中左側を「車両左側Lh」ないし「車両左方Lh」と規定し、図11中右側を「車両右側Rh」ないし「車両右方Rh」と規定する。
次に、こうして構成された支持部材20によってマニホールドコンバータ12からの輻射熱が車軸WSの連結部90に伝導されることが防止される様子について説明する。本考案の実施の形態に係るエンジン1が車載された状態では、図10に示すように、支持部材20の直下に車軸WSが配置されるように構成されており、当該車軸WSの接続部90が、図11に示すように、支持部材20、具体的には、支持部22の本体部32および遮熱板24の直下に配置されるため、マニホールドコンバータ12からの輻射熱が支持部材20(本体部32および遮熱板24)によって遮られ、車軸WSの接続部90に伝導されることがない。
ここで、本体部32の折曲部32bが、マニホールドコンバータ12側を向いているため、マニホールドコンバータ12からの輻射熱が当該折曲部32bによってマニホールドコンバータ12側に反射される。これにより、輻射熱が本体部32の外縁から車軸WSの連結部90側に回り込むことを良好に防止し得る。また、当該折曲部32bによって本体部32の曲げ剛性の向上が図られている。
以上説明した本考案の実施の形態に係る支持部材20によれば、支持部22によってマニホールドコンバータ12をエンジン1に支持すると共に、支持部22の本体部32および遮熱板24によってマニホールドコンバータ12からの輻射熱が車軸WSの連結部90に伝導されることを防止する構成であるため、マニホールドコンバータ12の支持と車軸WSの連結部90への熱害防止との両立に資する合理的な支持部材20を実現できる。
また、本考案の実施の形態に係る支持部材20によれば、本体部32に設けた折曲部32bによって支持部22の剛性向上を図ることができると共に、マニホールドコンバータ12からの輻射熱をマニホールドコンバータ12側へ反射させて、当該輻射熱が本体部32の外縁から車軸WSの連結部90に回り込むことを良好に防止することができる。
本実施の形態では、支持部材20が支持部22と遮熱板24とを備える構成としたが、支持部22によって車軸WSの連結部90の略全部を覆うことができれば、遮熱板24はなくても良い。
本実施の形態では、締結部36は折曲部32bを利用して形成する構成としたが、これに限らず、締結部36を折曲部32bとは別に設ける構成としても良い。
本実施の形態では、支持部材20の支持部22の本体部32を上面視略三角形状に形成する構成としたが、これに限らない。
本実施形態は、本考案を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本考案は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
1 エンジン(エンジン)
2 シリンダヘッド(シリンダヘッド)
2a 外壁
2b 外壁
2c 外壁
2d 外壁
3 フランジ部
4 ロッカーカバー
6 シリンダブロック(シリンダブロック)
6a 外壁
8 オイルパン
8a 外壁(エンジンの側面)
10 過給機
12 マニホールドコンバータ(排気系部品)
14 締結フランジ
16 締結フランジ
20 支持部材(支持部材)
22 支持部
24 遮熱板(延在部)
32 本体部(本体部)
32a 主面(主面)
32b 折曲部(折曲部)
34 締結部(エンジン側締結部)
34a 挿通孔
36 締結部(排気系部品側締結部)
36a 挿通孔
62 三元触媒
64 排気入口管
65 締結フランジ
66 排気出口管
66a 取付部
80 取付部
90 連結部(連結部)
EXH 排気通路(排気通路)
WS 車軸(車軸)
BLT ボルト
Fr 車両前側、車両前方
Rr 車両後側、車両後方
Rh 車両右側、車両右方
Lh 車両左側、車両左方

Claims (5)

  1. 気筒列方向が車軸の軸線方向に対して平行となるよう車両に横置き搭載されたエンジンの排気ガスを外部へ排出するよう構成された排気系部品を、前記気筒列方向に沿って延在する前記エンジンの側面に支持する排気系部品の支持部材であって、
    前記エンジンに締結されるエンジン側締結部と、
    前記排気系部品に締結される排気系部品側締結部と、
    前記エンジン側締結部および前記排気系部品側締結部を接続するよう構成されると共に、前記排気系部品と前記車軸との間に介在された本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、前記車軸および前記車両の走行方向の両方向に直交する直線に関し、該直線に沿う方向の一方側から、前記排気系部品を前記エンジンの側面に支持した状態の前記支持部材を見たときの仮想投影面上における前記本体部の投影領域の内側に、前記排気系部品の少なくとも一部および前記車軸の連結部の少なくとも一部が配置される形状に構成されている
    排気系部品の支持部材。
  2. 前記本体部の外縁部には、主面に対して略直角に折り曲げられた折曲部が設けられており、
    前記支持部材によって前記排気系部品が前記エンジンの側面に支持された際に、前記折曲部の先端が前記排気系部品が配置された側を向くよう構成されている
    請求項1に記載の排気系部品の支持部材。
  3. 前記排気系部品側締結部は、前記折曲部に設けられている
    請求項2に記載の排気系部品の支持部材。
  4. 前記本体部の延在方向に交差する方向に延在すると共に該本体部に一体にされた延在部をさらに備え、
    前記仮想投影面上における前記本体部および前記延在部の投影領域の内側に前記車軸の連結部の略全部が配置されるよう構成されている
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の排気系部品の支持部材。
  5. 排気通路を有するシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドに締結されるシリンダブロックと、
    前記排気通路に接続される排気系部品と、
    該排気系部品を前記シリンダブロックに支持する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の排気系部品の支持部材と、
    を備え、
    気筒列方向が車軸の軸線方向に対して平行となるよう車両に横置き搭載されると共に、前記排気系部品からの輻射熱が前記支持部材によって前記車軸の連結部に伝導されることを防止されるよう構成されている
    エンジン。
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