JP2018028294A - エンジンの排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボ過給機に対する排気管の締結作業性を損なうことなく、排気管に連結される触媒ケースのレイアウト自由度を向上させることができるエンジンの排気装置を提供すること。
【解決手段】排気管30は、排気管出口側フランジ32を有する。触媒ケース40は、排気管出口側フランジ32に締結される触媒ケース入口側フランジ41と、触媒ケース入口側フランジ41から排気流れ方向下流側に向かって拡径する円錐台形状の排気ガス導入管部43と、を有する。排気管出口側フランジ32は、その上部より下部が排気管入口側フランジ31に近づくように排気管入口側フランジ31に対して傾斜している。排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、排気管出口30Bから排気管入口30Aが視認でき、かつ、排気管出口30Bの大半が縦方向および横方向で排気管入口30Aと重なるように、排気管30が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンの排気装置に関する。
自動車等の車両において、エンジンの排気経路には排気ガスを浄化する触媒コンバータが設けられている。また、エンジンの排気経路にターボ過給機が設けられている場合には、エンジン本体と触媒コンバータの間にターボ過給機が連結されている。
従来、ターボ過給機と触媒コンバータとを備えるエンジンの排気装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のものは、ターボアウトレットと称する鋳物製の排気管の直線部に、板金で形成された容器(触媒ケース)を有する触媒コンバータを溶接により一体化しておき、この排気管をターボ過給機に連結することが開示されている。
特許文献1に記載のエンジンの排気装置は、触媒ケースと排気管を一体化したことでフランジの数を少なくできるため、排気管の上流端をターボ過給機に締結するだけで排気管と触媒ケースの両方を一度に組付けでき、組付作業性を簡素化できる。
実開平2−7316号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、例えば、ターボ過給機の側方から排気管を締結する場合、ターボ過給機の側方の作業空間を確保するために、触媒ケースをターボチャージャよりも低い位置に配置する必要、または、ターボ過給機の側方の離隔した位置に触媒ケースを配置する必要がある。
このため、特許文献1に記載のものは、ターボ過給機に対する排気管の締結作業性は向上する反面、エンジンルームが狭い車両の場合、触媒ケースを配置する空間が充分に確保できず、触媒ケースの車両への搭載性が悪化してしまうおそれがあった。
また、特許文献1に記載のものは、ターボ過給機に対する排気管の締結作業を妨げない位置に触媒ケースを配置した結果、触媒ケースが不適切な位置や姿勢で配置され、排気ガスを触媒ケース内の触媒に均等に流せなくなるおそれがあった。
本発明は、ターボ過給機に対する排気管の締結作業性を損なうことなく、排気管に連結される触媒ケースのレイアウト自由度を向上させることができるエンジンの排気装置を提供することを目的としている。
本発明は、エンジン本体の側方に配置されるターボ過給機と、前記ターボ過給機に連結される排気管と、前記排気管に連結される触媒ケースと、を備え、前記ターボ過給機から排出された排気ガスが、前記排気管の排気管入口から排気管出口を通過して前記触媒ケースに導入されるエンジンの排気装置であって、前記排気管は、前記排気管入口の周囲に設けられ前記ターボ過給機に締結される排気管入口側フランジと、前記排気管出口の周囲に設けられた排気管出口側フランジと、を有し、前記触媒ケースは、前記排気管出口側フランジに締結される触媒ケース入口側フランジと、前記触媒ケース入口側フランジから排気流れ方向下流側に向かって拡径する円錐台形状の排気ガス導入管部と、を有し、前記排気管出口側フランジは、その上部より下部が前記排気管入口側フランジに近づくように前記排気管入口側フランジに対して傾斜し、前記排気管を前記ターボ過給機と反対側から見た場合、前記排気管出口から前記排気管入口が視認でき、かつ、前記排気管出口の大半が縦方向および横方向で前記排気管入口と重なるように、前記排気管が形成されていることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、ターボ過給機に対する排気管の締結作業性を損なうことなく、排気管に連結される触媒ケースのレイアウト自由度を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る排気装置を備えるエンジンの左側面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る排気装置を備えるエンジンの平面図である。 図3は、本発明の一実施例に係る排気装置を備えるエンジンの後側面図である。 図4は、本発明の一実施例に係るエンジンの排気装置の排気管および触媒ケースの左側面図である。 図5は、本発明の一実施例に係るエンジンの排気装置の排気管および触媒ケースの平面図である。 図6は、本発明の一実施例に係るエンジンの排気装置の排気管および触媒ケースの後側面図である。 図7は、本発明の一実施例に係るエンジンの排気装置の排気管をターボ過給機と反対側から見た後側面図である。
本発明の一実施の形態に係るエンジンの排気装置は、エンジン本体の側方に配置されるターボ過給機と、ターボ過給機に連結される排気管と、排気管に連結される触媒ケースと、を備え、ターボ過給機から排出された排気ガスが、排気管の排気管入口から排気管出口を通過して触媒ケースに導入されるエンジンの排気装置であって、排気管は、排気管入口の周囲に設けられターボ過給機に締結される排気管入口側フランジと、排気管出口の周囲に設けられた排気管出口側フランジと、を有し、触媒ケースは、排気管出口側フランジに締結される触媒ケース入口側フランジと、触媒ケース入口側フランジから排気流れ方向下流側に向かって拡径する円錐台形状の排気ガス導入管部と、を有し、排気管出口側フランジは、その上部より下部が排気管入口側フランジに近づくように排気管入口側フランジに対して傾斜し、排気管をターボ過給機と反対側から見た場合、排気管出口から排気管入口が視認でき、かつ、排気管出口の大半が縦方向および横方向で排気管入口と重なるように、排気管が形成されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るエンジンの排気装置は、ターボ過給機に対する排気管の締結作業性を損なうことなく、排気管に連結される触媒ケースのレイアウト自由度を向上させることができる。
以下、本発明の一実施例に係るエンジンの排気装置について図面を用いて説明する。図1から図7は、本発明の一実施例に係るエンジンの排気装置を示す図である。図1から図7において、上下左右方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
図1において、車両1の前部にはエンジン10が搭載されている。エンジン10は、3つの気筒を直列に備える3気筒エンジンであり、ダッシュパネル1Aの前方に形成されたエンジンルーム1Bに、気筒列方向が車両1の前後方向となるように縦置きで配置されている。ダッシュパネル1Aは図示しない運転席の前方に設けられており、エンジンルーム1Bと運転席とを仕切っている。
図1、図2、図3において、エンジン10は、シリンダブロック13と、シリンダブロック13の上部に設けられるシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14の上端を閉塞するシリンダヘッドカバー15と、シリンダブロック13の下部に設けられ、オイルが貯留されるオイルパン16とを備えている。
これらシリンダブロック13、シリンダヘッド14、シリンダヘッドカバー15およびオイルパン16は、エンジン本体11を構成している。エンジン本体11の後部には変速機取付面11Aが設けられており、この変速機取付面11Aには図示しない変速機が取付けられる。
シリンダヘッド14の右側面には3つの吸気ポート14Aが設けられており、吸気ポート14Aは、シリンダヘッド14の図示しない燃焼室に連通している。吸気ポート14Aは、図示しない吸気マニホールドの分岐管に連結しており、吸気マニホールドにより分配された空気を燃焼室に導入している。
シリンダヘッド14の左側面には、1つの排気ポート14Bが設けられており、排気ポート14Bは、シリンダヘッド14の図示しない燃焼室のそれぞれに連通するとともに、シリンダヘッド14の内部で集合しており、燃焼室からの排気ガスを合流させて排出する。
また、エンジン10は、エンジン本体11の左側方に、排気導入管24、ターボ過給機25、排気管30および触媒ケース40を備えている。排気ポート14Bには排気導入管24が連結されている。排気導入管24の排気流れ方向下流端にはターボ過給機25が連結されている。
ターボ過給機25は、タービンハウジング25Aとコンプレッサーハウジング25Bを備えている。タービンハウジング25Aは、排気導入管24が一体的に連結されており、排気導入管24を通過した排気ガスが導入される。タービンハウジング25Aは、後方に向かって排気ガスを排出する。ターボ過給機25の排気管30との連結面は、左右方向に延びる鉛直面に沿って形成されている。コンプレッサーハウジング25Bには、図示しない吸気配管が連結されており、図示しないエアクリーナおよび吸気配管を通過した空気が導入される。
タービンハウジング25Aおよびコンプレッサーハウジング25Bには、図示しないタービンホイールおよびコンプレッサホイールが設けられている。タービンホイールおよびコンプレッサホイールは、一体回転可能に図示しない回転軸で連結されている。
ターボ過給機25は、排気導入管24からタービンハウジング25Aに導入された排気ガスによりタービンホイールが駆動されることで、コンプレッサーハウジング25Bのコンプレッサホイールにより空気を圧縮する。このように、ターボ過給機25は、エンジン本体11から排出される排気ガスの運動エネルギーにより、吸気配管から導入される空気を加圧している。
排気管30は、ターボ過給機25のタービンハウジング25Aに連結されている。排気管30には、タービンハウジング25Aから排出された排気ガスが導入される。排気管30の上面には排気ガスセンサ36が設けられている。
触媒ケース40は、排気管30の排気流れ方向下流端に連結されている。触媒ケース40には、排気管30から排出された排気ガスが導入される。触媒の内部に収容される触媒によって排気ガスを浄化する。触媒ケース40は、エンジン本体11の左側面におけるダッシュパネル1Aとの間の空間において、後方かつ下方に向かって延びている。
次に、排気管30および触媒ケース40の詳細な構成について説明する。
図4、図5において、排気管30は、排気流れ方向上流端に排気管入口30Aを有し、排気流れ方向下流端に排気管出口30Bを有する。排気管30は、全体的に見て直線状に形成されており、ターボ過給機25と同じ高さで排気管入口30Aから後方に向かって水平に延びている。排気管入口30Aおよび排気管出口30Bは、上下方向に長い長円形状に形成さえている。ターボ過給機25から排出された排気ガスは、排気管30の排気管入口30Aから排気管出口30Bを通過して触媒ケース40に導入される。
排気管30の上面30Cは、排気管入口30A側から後方に向かって水平に延びた後、排気管出口30B側の端部の近傍で下方に向かって僅かに曲がっている。一方、排気管30の下面30Dは、後方に向かって登り傾斜となるように延びている。
排気管30は、上面30Cおよび下面30Dに対して肉厚がほぼ一定になるように内部通路30Eを有している。このため、内部通路30Eの下面は後方に向かって登り傾斜となっている。内部通路30Eの上下方向の幅は、排気管入口30A側において広く、排気管出口30Bに近づくに連れて狭くなっている。内部通路30Eの左右方向の幅はほぼ一定になっている。
排気管30は、排気管入口30Aの周囲に排気管入口側フランジ31を有しており、この排気管入口側フランジ31は、ターボ過給機25に締結されている。排気管入口側フランジ31は、左右方向に延びる鉛直面に沿って形成されている。
また、排気管30は、排気管出口30Bの周囲に排気管出口側フランジ32を有している。排気管30の排気管出口側フランジ32は、その上部より下部が排気管入口側フランジ31に近づくように、排気管入口側フランジ31に対して傾斜している。
また、排気管出口30Bは、排気管出口側フランジ32の向く方向(触媒ケース40の方向)と同じ方向に向かって開口している。排気管30の下面30Dは、排気管出口側フランジ32の接合面と平行に延びている。
このように、本実施例では、排気管30の全体を触媒ケース40に向けて湾曲させるのではなく、排気管出口30Bの近傍でのみ排気管30を僅かに湾曲させるとともに、排気管30の下面30Dを傾斜した排気管出口側フランジ32の外周部に連結している。そして、排気管30の内部通路30Eの断面積を排気流れ方向下流に向かって好適に減少させつつ、排気管出口側フランジ32を高い位置に配置している。
図4、図5、図6において、触媒ケース40は、排気流れ方向上流端に触媒ケース入口40Aを有し、排気流れ方向下流端に触媒ケース出口40Bを有する。触媒ケース入口40Aは、排気管出口30Bと同じ大きさの上下方向に長い長円形状に形成されており、触媒ケース40の軸線方向に沿って前方かつ上方に向かって開口している。触媒ケース入口40Aは、触媒ケース40の中心線上に配置されている。
触媒ケース40は、触媒ケース入口40Aの周囲に触媒ケース入口側フランジ41を有し、この触媒ケース入口側フランジ41は、排気管出口側フランジ32に締結されている。触媒ケース入口側フランジ41が排気管出口側フランジ32に締結された状態で、排気管出口30Bと触媒ケース入口40Aとが同じ大きさで連通する。
触媒ケース入口側フランジ41は、触媒ケース入口40Aの開口方向に垂直な面に沿って形成されている。このように、本実施例では、触媒ケース入口側フランジ41を触媒ケース40に対して傾斜させたり径方向の中心から偏倚させるのではなく、排気管出口側フランジ32を傾斜させている。
触媒ケース40は、円錐台形状の排気ガス導入管部43を有し、この排気ガス導入管部43は、触媒ケース入口側フランジ41から排気流れ方向下流側に向かって拡径している。
触媒ケース40は、円筒状の本体部44を有し、この円筒状の本体部44は、排気ガス導入管部43の排気流れ方向下流側に設けられている。このように、本体部44は、排気ガス導入管部43を介して排気管30に連結されている。このため、本体部44を有する触媒ケース40は、排気管30よりも大径で通路面積が大きい。
本体部44には、図示しない触媒コンバータが収納されており、触媒コンバータは、セラミック等からなる格子状の担体の表面にプラチナ、ロジウム、パラジウム等の触媒物質を付着させたものからなる。
触媒ケース40は、円錐台形状の排気ガス導出管部45を有し、この排気ガス導出管部45は、本体部44から排気流れ方向下流側に向かって縮径している。触媒ケース40は、円筒状の接続管46を有し、この接続管46は、排気ガス導出管部45の排気流れ方向下流端に設けられている。
図7に示すように、排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、排気管出口30Bから排気管入口30Aが視認でき、かつ、排気管出口30Bの大半が縦方向および横方向で排気管入口30Aと重なるように、排気管30が形成されている。
ここで、排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合とは、言い換えると、排気管30を後方から見た場合、または排気管30を排気管出口30Bから排気管入口30Aに向かって見た場合である。
すなわち、排気管30は、大きく湾曲または屈曲しておらず、後方から見た場合に排気管出口30Bから排気管入口30Aが視認できる程度に、直線に近い形状になっている。また、排気管30は、後方から見た場合に排気管出口30Bの大半が縦方向および横方向で排気管入口30Aと重なるように、後方に向かってほぼ水平に延びている。
排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、排気管入口30Aおよび排気管出口30Bは、それぞれ縦長の形状に形成されている。
排気管入口側フランジ31の外周部には、外方に向かって突出する4つの入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4が設けられている。排気管入口側フランジ31は、後方から見て略矩形に形成されている。
排気管出口側フランジ32の外周部には、外方に向かって突出する3つの出口側被締結部32A1、32A2、32A3が設けられている。排気管出口側フランジ32は、後方から見て略三角形に形成されている。
排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、出口側被締結部32A1は、排気管入口側フランジ31の周方向で隣合う2つの入口側被締結部31A1、31A4の間に配置されている。出口側被締結部32A2は、排気管入口側フランジ31の周方向で隣合う2つの入口側被締結部31A1、31A2の間に配置されている。出口側被締結部32A3は、排気管入口側フランジ31の周方向で隣合う2つの入口側被締結部31A3、31A4の間に配置されている。
入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4には、入口側貫通孔31B1、31B2、31B3、31B4がそれぞれ設けられている。この入口側貫通孔31B1、31B2、31B3、31B4は、ターボ過給機25に排気管入口側フランジ31を締結するための入口側締結具34が貫通している。
入口側締結具34は、ボルト、またはターボ過給機25側に埋め込まれたスタッドボルトである。入口側締結具34と螺合する図示しないナットまたはボルトは、排気管入口側フランジ31の後方の空間から締結用工具を用いて締結される。
排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、上下方向で隣合う2つの入口側貫通孔31B1、31B2の間隔D1は、左右方向で隣合う2つの入口側貫通孔31B1、31B4の間隔D2より大きく設定されている。
出口側被締結部32A1、32A2、32A3には、出口側貫通孔32B1、32B2、32B3がそれぞれ設けられている。この出口側貫通孔32B1、32B2、32B3は、排気管出口側フランジ32を触媒ケース入口側フランジ41に締結するための出口側締結具35が貫通している。
出口側締結具35は、例えばボルトであり、排気管出口側フランジ32の上方かつ前方の空間から締結用工具を用いて締結される。触媒ケース入口側フランジ41には、出口側締結具35が螺合するめねじが形成されている。
図4、図7において、排気ガスセンサ36は排気管30の上面から上方に突出し、かつ、下方に向かって内部通路30Eに突出している。
排気ガスセンサ36は、その下端が内部通路30Eにおいて排気流れ方向下流を向くように傾斜している。これにより、排気ガスとともに排出される水分が排気ガスセンサ36に付着し難くなり、排気ガスセンサ36の被水性を低減することができる。
排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4は、排気ガスセンサ36と重ならない位置に配置されている。また、出口側被締結部32A1、32A2、32A3は、入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4のうち排気管入口側フランジ31の周方向で隣合う2つの間であって、排気ガスセンサ36と極力重ならない位置に配置されている。
これにより、排気管出口側フランジ32の出口側被締結部32A1、32A2、32A3に干渉することなく、排気管入口側フランジ31の入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4をターボ過給機25に締結でき、ターボ過給機25と排気管30との締結作業性を向上させることができる。
次に作用を説明する。本実施例では、排気管30は、排気管入口30Aの周囲に設けられターボ過給機25に締結される排気管入口側フランジ31と、排気管出口30Bの周囲に設けられた排気管出口側フランジ32と、を有する。
また、触媒ケース40は、排気管出口側フランジ32に締結される触媒ケース入口側フランジ41と、触媒ケース入口側フランジ41から排気流れ方向下流側に向かって拡径する円錐台形状の排気ガス導入管部43と、を有する。
これにより、排気管30、およびこの排気管30よりも大径で通路面積が大きい触媒ケース40をターボ過給機25に組み付ける際は、排気管出口側フランジ32において排気管30から触媒ケース40を分離させておくことができる。このため、触媒ケース40が分離された状態の排気管30を、排気管入口側フランジ31を介してターボ過給機25に連結することができる。
したがって、触媒ケース40を分離したことで、ターボ過給機25へ排気管30を締結する際の作業空間を確保でき、触媒ケース40の干渉によってターボ過給機25への排気管30の締結作業が妨げられることがない。
このため、排気管入口側フランジ31におけるターボ過給機25との締結作業性を考慮して触媒ケース40のレイアウトを設定する必要がなくなり、触媒ケース40のレイアウト自由度が向上する。なお、触媒ケース40のレイアウトとは、触媒ケース40の配置および姿勢のことである。
これに加え、本実施例では、排気管出口側フランジ32は、その上部より下部が排気管入口側フランジ31に近づくように、排気管入口側フランジ31に対して傾斜している。
さらに、本実施例では、排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、排気管出口30Bから排気管入口30Aが視認でき、かつ、排気管出口30Bの大半が縦方向および横方向で排気管入口30Aと重なるように、排気管30が形成されている。
これにより、排気管30内で排気ガスが排気管出口30Bの径方向の一方に偏って流れることを防止できる。したがって、排気管30を通過した排気ガスを触媒ケース40の中央部に流入させることができ、排気ガスを触媒ケース40内に均等に流すことができる。
この結果、ターボ過給機25に対する排気管30の締結作業性を損なうことなく、排気管30に連結される触媒ケース40のレイアウト自由度を向上させることができる。
本実施例では、排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、排気管入口30Aおよび排気管出口30Bは、それぞれ縦長の形状に形成されている。
これにより、排気管入口30Aおよび排気管出口30Bを縦長にしたため、排気管入口30Aおよび排気管出口30Bを単純な円形断面にした場合と比較して、排気ガスを触媒ケース40の半径方向外周部にも流せる。
また、排気管出口側フランジ32の横幅を減少させて排気管入口側フランジ31の組付に必要な空間を確保でき、ターボ過給機25に対する排気管入口側フランジ31の組付性を向上させることができる。
本実施例では、排気管入口側フランジ31および排気管出口側フランジ32は、それぞれの外周部に、入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4、および出口側被締結部32A1、32A2、32A3を備えている。
また、排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、出口側被締結部32A1、32A2、32A3は、入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4のうち排気管入口側フランジ31の周方向で隣合う2つの間に配置されている。
これにより、排気管出口側フランジ32の出口側被締結部32A1、32A2、32A3に干渉することなく、排気管入口側フランジ31の入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4をターボ過給機25に締結でき、ターボ過給機25と排気管30との締結作業性を向上させることができる。
本実施例では、入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4は、ターボ過給機25にこの31A1、31A2、31A3、31A4を連結するための入口側締結具34が貫通する入口側貫通孔31B1、31B2、31B3、31B4を備えている。
また、排気管30をターボ過給機25と反対側から見た場合、上下方向で隣合う2つの入口側貫通孔31B1、31B2の間隔D1が、左右方向で隣合う2つの入口側貫通孔31B1、31B4の間隔D2より大きく設定されている。
これにより、前述のように出口側被締結部32A1、32A2、32A3を入口側被締結部31A1、31A2、31A3、31A4のうち隣合うものの間に配置しつつ、排気管出口側フランジ32の傾斜角度を自由に設定することが可能になる。このため、触媒ケース40のレイアウト自由度を向上させることができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、10...エンジン、11...エンジン本体、25...ターボ過給機、30...排気管、30A...排気管入口、30B...排気管出口、31...排気管入口側フランジ、31A1,31A2,31A3,31A4...入口側被締結部、31B1,31B2,31B3,31B4...入口側貫通孔、32...排気管出口側フランジ、32A1,32A2,32A3...出口側被締結部、34...入口側締結具、40...触媒ケース、41...触媒ケース入口側フランジ、43...排気ガス導入管部

Claims (4)

  1. エンジン本体の側方に配置されるターボ過給機と、
    前記ターボ過給機に連結される排気管と、
    前記排気管に連結される触媒ケースと、を備え、
    前記ターボ過給機から排出された排気ガスが、前記排気管の排気管入口から排気管出口を通過して前記触媒ケースに導入されるエンジンの排気装置であって、
    前記排気管は、前記排気管入口の周囲に設けられ前記ターボ過給機に締結される排気管入口側フランジと、前記排気管出口の周囲に設けられた排気管出口側フランジと、を有し、
    前記触媒ケースは、前記排気管出口側フランジに締結される触媒ケース入口側フランジと、前記触媒ケース入口側フランジから排気流れ方向下流側に向かって拡径する円錐台形状の排気ガス導入管部と、を有し、
    前記排気管出口側フランジは、その上部より下部が前記排気管入口側フランジに近づくように前記排気管入口側フランジに対して傾斜し、
    前記排気管を前記ターボ過給機と反対側から見た場合、
    前記排気管出口から前記排気管入口が視認でき、かつ、前記排気管出口の大半が縦方向および横方向で前記排気管入口と重なるように、前記排気管が形成されていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  2. 前記排気管を前記ターボ過給機と反対側から見た場合、
    前記排気管入口および前記排気管出口は、それぞれ縦長の形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気装置。
  3. 前記排気管入口側フランジおよび前記排気管出口側フランジは、それぞれの外周部に、複数の入口側被締結部および出口側被締結部を備え、
    前記排気管を前記ターボ過給機と反対側から見た場合、
    前記出口側被締結部は、前記排気管入口側フランジの周方向で隣合う2つの前記入口側被締結部の間に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの排気装置。
  4. 前記入口側被締結部は、前記ターボ過給機に前記入口側被締結部を連結するための入口側締結具が貫通する入口側貫通孔を備えており、
    前記排気管を前記ターボ過給機と反対側から見た場合、
    上下方向で隣合う2つの入口側貫通孔の間隔が、左右方向で隣合う2つの入口側貫通孔の間隔より大きく設定されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの排気装置。
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