JP5659805B2 - 過給機付エンジンの排気装置 - Google Patents
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Description
また、排気出口を集合通路の気筒列方向で中央寄りの位置に配置した場合、排気出口側から過給機側フランジを見ると、過給機側フランジが気筒列方向でヘッド側フランジと重なる範囲が大きくなるため、ヘッド側フランジをシリンダヘッドに締結するボルトを緩めたり締め付けたりしにくくなり、整備時にシリンダヘッドに対する排気マニホールドの着脱性が悪化する問題があった。
また、過給機を過給機付エンジンの気筒列方向でシリンダヘッドのチェーンケース取付部に近づけた位置に配置でき、過給機の気筒列方向でシリンダヘッドのチェーンケース取付部と反対側の端部に連結される触媒コンバータの排気通路を急激に曲げたり、扁平させる必要がなくなる。
このため、この発明の過給機付エンジンの排気装置は、排気ガスを集合通路から過給機を経て触媒コンバータヘスムーズに流すことができ、集合通路外壁の過度な温度上昇を防止でき、かつ過給機から触媒コンバータヘ流入する排気ガスの温度を高くして触媒の早期活性化を図ることができる。
また、この発明の過給機付エンジンの排気装置は、過給機側フランジを気筒列方向でシリンダヘッドのチェーンケース取付部と近い位置に配置できるため、過給機側フランジがヘッド側フランジと重なる範囲を減少させ、シリンダヘッドに対する排気マニホールドの着脱作業性を向上させることができる。
前記過給機付エンジン1の排気装置9は、図4に示すように、シリンダヘッド3に分離したマニホールド取付部10を設け、3つの排気ポート11〜13を気筒列方向Xに並ぶように開口させ、各排気ポート11〜13の周囲にねじ孔14〜17を設けている。シリンダヘッド3のマニホールド取付部10には、排気ポート11〜13を囲むガスケット18を介して排気マニホールド19を取り付けている。ガスケット18は、排気ポート11〜13に合致する排気孔20〜22とねじ孔14〜17に合致する貫通孔23〜26とを備えている。
前記排気マニホールド19は、図5〜図8に示すように、シリンダヘッド3に連結されるヘッド側フランジ27と過給機28が連結される過給機側フランジ29とを集合通路部30に設けている。ヘッド側フランジ27には、シリンダヘッド3の排気ポート11〜13と連通する複数個の排気入口31〜33を、気筒列方向Xに並ぶように開口させている。排気マニホールド19は、図1・図2に示すように、各排気入口31〜33とヘッド側フランジ27に沿って気筒列方向Xに延びる集合通路34とを、分岐通路35〜37によって連通させている。排気マニホールド19は、集合通路34を形成する集合通路部30の外壁に過給機側フランジ29をヘッド側フランジ27と背中合わせになるように連結している。過給機側フランジ29の中央部には、集合通路34と連通する排気出口38を開口させている。
排気マニホールド19は、ヘッド側フランジ27にシリンダヘッド3のねじ孔14〜17と合致する貫通孔39〜42を備えている。排気マニホールド19は、貫通孔39〜42のうち、チェーンケース取付部7と隣接する貫通孔39を、この貫通孔39と隣接する排気入口31の斜め上方に配置している。排気マニホールド19は、この貫通孔39に続けて、その他の各貫通孔40〜42を各排気入口31〜33の斜め上方と斜め下方とに互い違いに配置している。
排気マニホールド19は、図4に示すように、ヘッド側フランジ27をガスケット18を介してマニホールド取付部10に当接し、排気マニホールド19側の端部がねじ孔14〜17に締結されるボルト43〜46を貫通孔39〜42に挿入する。排気マニホールド19は、上記ボルト43〜46のうちの、上方の貫通孔39・41に挿通したボルト43・45の過給機28側の端部に設けられる頭部と、残りの下方の貫通孔40・42に挿通したボルト(スタッドボルト)44・46の過給機28側の端部に取り付けられるナット47・48とによって、ヘッド側フランジ27をシリンダヘッド3のマニホールド取付部10に連結する。
過給機側フランジ29には、図4に示すように、排気出口38を囲むガスケット55を介して過給機28が連結される。ガスケット55は、排気出口38に合致する排気孔56と貫通孔52・53およびねじ孔54に合致する貫通孔57〜59とを備えている。
前記過給機28は、過給機側フランジ29に連結される過給機入口フランジ60と触媒コンバータ61が連結される過給機出口フランジ62とを過給機ケース63に設けている。過給機28は、過給機入口フランジ60を過給機側フランジ29側に向けた場合、過給機出口フランジ62が過給機入口フランジ60に対して気筒列方向Xでシリンダヘッド3のチェーンケース取付部7と反対側に向くように過給機ケース63に設けている。
過給機入口フランジ60は、図1に示すように、中央部に前記過給機側フランジ29の排気出口38と連通する過給機入口64を開口させ、前記過給機側フランジ29と同じように過給機入口64の下方に底辺を配置した三角形状に形成している。過給機入口フランジ60は、図4に示すように、前記過給機側フランジ29の貫通孔52・53に合致するねじ孔(不図示)および前記過給機側フランジ29のねじ孔54に合致する貫通孔65を備えている。
過給機28は、過給機入口フランジ60をガスケット55を介して過給機側フランジ29に当接し、過給機側フランジ29の貫通孔52・53に挿通したボルト(スタッドボルト)66・67の過給機28側の端部を過給機入口フランジ60のねじ孔に締結するとともにこのボルト(スタッドボルト)66・67の排気マニホールド19側の端部にナット68・69を締結し、かつ、過給機入口フランジ60の貫通孔65に挿通したボルト70の排気マニホールド19側の端部を過給機側フランジ29のねじ孔54に締結することで、過給機入口フランジ60を排気マニホールド19の過給機側フランジ29に連結する。
前記触媒コンバータ61は、過給機出口フランジ62に連結されるコンバータ入口フランジ80と排気管81が連結されるコンバータ出口フランジ82とをコンバータケース83に設けている。触媒コンバータ61は、コンバータ入口フランジ80を気筒列方向Xで過給機出口フランジ62側に向けた場合、コンバータケース83が上下方向に延びるように配置され、コンバータ出口フランジ82が下方でやや後方に向くようにコンバータケース83の下部に設けている。
コンバータ入口フランジ80は、中央部に前記過給機出口フランジ62の過給機出口71と連通するコンバータ入口84を開口させ、前記過給機出口フランジ62と同じように略四角形状に形成している。コンバータ入口フランジ80は、前記過給機出口フランジ62のねじ孔72・73に合致する貫通孔85〜88を備えている。
触媒コンバータ61は、コンバータ入口フランジ80をガスケット74を介して過給機出口フランジ62に当接し、コンバータ入口フランジ80の貫通孔85〜88に挿入されるボルト89〜92の過給機28側の端部を過給機出口フランジ62のねじ孔72・73に締結する。触媒コンバータ61は、上記ボルト89〜92のうちの、下方の貫通孔85・86に挿通したボルト89・90の触媒コンバータ61側の端部に設けられた頭部と、残りの上方の貫通孔87・88に挿通したボルト(スタッドボルト)91・92の触媒コンバータ61側の端部に締結されるナット93・94とによって、コンバータ入口フランジ80を過給機28の過給機出口フランジ62に連結する。
これより、排気装置9は、過給機28の気筒列方向Xでシリンダヘッド3のチェーンケース取付部7と反対側に位置する端部に設けた過給機出口フランジ62に触媒コンバータ61のコンバータ入口フランジ80を連結している。なお、触媒コンバータ61のコンバータ出口フランジ82には、後方に延びる前記排気管81が連結される。
これにより、この過給機付エンジン1の排気装置9は、排気入口31〜33のうち気筒列方向Xでシリンダヘッド3のチェーンケース取付部7と隣接する位置にある排気入口31から排気ガスを排気出口38へ向かって直線的に流入させ、チェーンケース取付部7と隣接する位置にある排気入口31から排気出口38へ流れる排気ガスとその他の位置にある排気入口32・33から排気出ロ38ヘ流れる排気ガスとが互いに対向する方向から流れてくることがなく、排気ガスが衝突することを防止できる。
また、過給機28を過給機付エンジン1の気筒列方向Xでシリンダヘッド3のチェーンケース取付部7に近づけた位置に配置でき、過給機28の気筒列方向Xでシリンダヘッド3のチェーンケース取付部7と反対側の端部に連結される触媒コンバータ61の排気通路を急激に曲げたり、扁平させる必要がなくなる。
このため、この過給機付エンジン1の排気装置9は、排気ガスを集合通路34から過給機28を経て触媒コンバータ61ヘスムーズに流すことができ、集合通路34を形成する集合通路部30の外壁の過度な温度上昇を防止でき、かつ過給機28から触媒コンバータ61ヘ流入する排気ガスの温度を高くして触媒の早期活性化を図ることができる。
また、この過給機付エンジン1の排気装置9は、過給機側フランジ29を気筒列方向Xでシリンダヘッド3のチェーンケース取付部7と近い位置に配置できるため、過給機側フランジ29がヘッド側フランジ27と重なる範囲を減少させ、シリンダヘッド3に対する排気マニホールド19の着脱作業性を向上させることができる。
そして、排気マニホールド19は、過給機側フランジ29を排気出口38の下方に底辺を配置した三角形状に形成し、この三角形の各頂点近傍に過給機28に対する締結部49〜51を配置している。排気マニホールド19は、排気出口38側から過給機側フランジ29を見た場合、気筒列方向Xでチェーンケース取付部7と隣接する位置にある貫通孔39の下側に、過結機側フランジ29の気筒列方向Xの端部に位置する締結部49を配置している。
これにより、この過給機付エンジン1の排気装置9は、過給機側フランジ29の気筒列方向Xの端部に設けられる締結部49と、ヘッド側フランジ27の気筒列方向Xの端部に配置される貫通孔39とを上下方向に離れた位置に配置でき、整備時にヘッド側フランジ27をシリンダヘッド3に締結するボルト43を緩めたり締め付けたりし易くなるので、シリンダヘッド3に対する排気マニホールド19の着脱作業性を向上させることができる。
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 シリンダヘッドカバー
7 チェーンケース取付部
8 チェーンカバー
9 排気装置
10 マニホールド取付部
11〜13 排気ポート
19 排気マニホールド
27 ヘッド側フランジ
28 過給機
29 過給機側フランジ
30 集合通路部
31〜33 排気入口
34 集合通路
38 排気出口
39〜42 貫通孔
43〜46 ボルト
49〜51 締結部
60 過給機入口フランジ
61 触媒コンバータ
62 過給機出口フランジ
76 コンバータ入口フランジ
Claims (1)
- シリンダヘッドに連結されるヘッド側フランジと過給機が連結される過給機側フランジとを排気マニホールドに設け、
前記ヘッド側フランジに前記シリンダヘッドの排気ポートと連通する複数個の排気入口を気筒列方向に並ぶように開口させ、
前記各排気入口と前記ヘッド側フランジに沿って気筒列方向に延びる集合通路とを分岐通路によって連通させ、
前記集合通路の外壁に前記過給機側フランジを前記ヘッド側フランジと背中合わせになるように連結し、
前記過給機側フランジの中央部に前記集合通路と連通する排気出口を開口させ、
前記過給機側フランジに連結される前記過給機の気筒列方向で前記シリンダヘッドのチェーンケース取付部と反対側に位置する端部に触媒コンバータを連結した過給機付エンジンの排気装置において、
前記集合通路の前記ヘッド側フランジとは反対側に配置される壁を気筒列方向で前記チェーンケース取付部と隣接する排気入口に近づくにつれて前記ヘッド側フランジへ近づくように湾曲させ、
前記過給機側フランジを前記集合通路の気筒列方向で前記チェーンケース取付部と隣接する排気入口と対向する位置に配置し、
前記排気出口を前記チェーンケース取付部と隣接する排気入口と前記排気マニホールドの気筒列方向および上下方向にて互いに対向するように配置したことを特徴とする過給機付エンジンの排気装置。
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