JP3211837B2 - 時間情報入力装置および方法 - Google Patents

時間情報入力装置および方法

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JP3211837B2
JP3211837B2 JP3957791A JP3957791A JP3211837B2 JP 3211837 B2 JP3211837 B2 JP 3211837B2 JP 3957791 A JP3957791 A JP 3957791A JP 3957791 A JP3957791 A JP 3957791A JP 3211837 B2 JP3211837 B2 JP 3211837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子手帳装置(ポータブ
ルコンピュータ)に用いて好適な時間情報入力装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子手帳装置において所定のスケジュー
ルを、例えば図15に示すように「今日から来週火曜日
18時まで」、あるいはまた、「1990年3月8日1
4:00〜3日間」などのように日常的な文章で入力す
るように構成することができる。
【0003】また、図16に示すように「1990年8
月24日16時30分から」、「1990年8月25日
8時45分まで」などと開始時刻と終了時刻を表示し、
アップダウンボタン151a乃至151eならびに15
2a乃至152eにより、それぞれの年月日および時分
を示す数字を1ずつインクリメントまたはデクリメント
することにより、所定の時刻に調整することができるよ
うにすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図15に
示す方法は、その表現を人間が理解することは可能であ
るが、電子手帳装置(ポータブルコンピュータ)がその
表現を理解し、自動的に所定のスケジュール表に書き込
むようにすることは困難である。
【0005】また、図16に示す方法は、開始時刻と終
了時刻とをそれぞれ絶対的な数字で表わすようにしてい
るため、電子手帳装置がこの入力を自動的に読み取り、
このスケジュールをスケジュール表に自動的に転記する
ようなことが可能となる。しかしながら、このような方
法によると、例えば3時に人と会うといったような予定
を入力する場合、電子手帳装置は常に開始時刻と終了時
刻の両方が入力されたとき時刻設定が完了したものと判
定するので、使用者は開始時刻と終了時刻の両方に同じ
時刻を入力するため、多くのボタンを操作しなければな
らず不便であった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、時間情報をより簡単に入力することができ
るようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の時間情報入力装
置は、所定の行為が行われる時刻を入力する第1の入力
モード、所定の行為が行われる期限の時刻を入力する第
2の入力モード、または所定の行為が行われる開始時刻
と終了時刻とにより規定される期間を入力する第3の入
力モードのうち、少なくとも2つのモードを選択する選
択手段と、選択手段の選択に対応した入力モードに設定
される入力手段とを備え、入力手段が、第1の入力モー
ドが選択手段により選択された場合、所定の行為が行わ
れる時刻情報を所定の行為の開始時刻として設定する領
域を有し、終了時刻に関する設定領域が省略された第1
の状態に設定され、第2の入力モードが選択手段により
選択された場合、所定の行為が行われる期限の時刻情報
を所定の行為の終了時刻として設定する領域を有し、開
始時刻に関する設定領域が省略された第2の状態に設定
され、第3の入力モードが選択手段により選択された場
合、所定の行為が行われる開始時刻を設定する領域およ
び終了時刻を設定する領域を共に有して期間が入力可能
な第3の状態に設定されることを特徴とする。本発明の
時間情報入力方法は、所定の行為が行われる時刻を入力
する第1の入力モード、所定の行為が行われる期限の時
刻を入力する第2の入力モード、または所定の行為が行
われる開始時刻と終了時刻とにより規定される期間を入
力する第3の入力モードのうち、少なくとも2つのモー
ドを選択する選択ステップと、選択ステップの処理での
選択に対応した入力モードに設定される入力ステップと
を含み、入力ステップでは、第1のモードが選択ステッ
プの処理により選択された場合、所定の行為が行われる
時刻情報を所定の行為の開始時刻として設定する領域を
有し、終了時刻に関する設定領域が省略された第1の状
態に設定され、第2のモードが選択ステップの処理によ
り選択された場合、所定の行為が行われる期限の時刻情
報を所定の行為の終了時刻として設定する領域を有し、
開始時刻に関する設定領域が省略された第2の状態に設
定され、第3のモードが選択ステップの処理により選択
された場合、所定の行為が行われる開始時刻を設定する
領域および終了時刻を設定する領域をともに有して期間
が入力可能な第3の状態に設定されることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記構成の時間情報入力装置および方法におい
ては、例えば人に会う時刻を入力するモードと、何かを
しなければならない期限の時刻を入力するモードと、開
始時刻と終了時刻により規定される期間を入力するモー
ドの3つのモードのうち、少なくとも2つのモードが選
択されると、その選択に対応する入力モードに設定され
る。従って、時間情報を簡単に入力することが可能にな
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の時間情報入力装置を電子手
帳装置(ポータブルコンピュータ)に応用した場合の一
実施例の構成を示す斜視図である。本体1には電源スイ
ッチ2が設けられ、装置を使用するときオンされ、使用
を中止するときオフされる。電源スイッチ2の左隣には
画面8の輝度(後述するLCD22の輝度)を調整する
輝度調整スイッチ3が設けられている。また、本体1の
側部にはケース4が設けられている。このケース4に
は、先端にスイッチ7を有し、コード5を介して本体1
と接続されているペン6が非使用時に収容される。この
ペン6は、ケース4から取り出した状態においては本体
1の上方部に水平に形成された溝10に配置することが
できるようになっている。この溝10の左側部には、ス
ピーカ9が設けられ、所定の音が出力されるようになっ
ている。
【0010】本体1の右側上部には2つのスイッチ1
1、12が設けられている。スイッチ11は後述するバ
ックライトの明るさを例えば2段階に切換える切換スイ
ッチであり、スイッチ12はスピーカ9から出力される
音の音量を、例えば3段階に切換える音量切換スイッチ
である。本体1の左側側部に設けられたスイッチ13
は、所定の動作を途中で停止させるとき(例えば放音中
の音を停止させるとき)操作される停止スイッチであ
る。本体1の左側部にはまたメモリ(IC)カード70
(図5参照)が装着されるソケット14が配置されてい
る。本体1の後側部にはソケット15が設けられてい
る。また、本体1の後側部のバッテリ19を装着するバ
ッテリ装着部1aの内部にもソケット16が設けられて
いる。これらのソケット15、16には、例えばRS2
32Cのケーブルやモデム、その他のアダプタ等が接続
されるようになっている。さらに本体1の左側部上方に
は、ACアダプタ17の接続端子18が設けられてい
る。
【0011】図2は、画面8の、より詳細な構成例を示
している。この実施例においては、タブレット21(X
軸方向の位置を検出するタブレット21aとY軸方向の
位置を検出するタブレット21b)が一番上に設けられ
ている。このタブレット21の下方には、LCD22が
設けられている。このLCD22は、上下に設けられた
ガラス板22a,22bと、その中間に挿入された液晶
23により構成されている。LCD22の下方には、蛍
光板(EL)26が配置されている。このバックライト
としての蛍光板26が光を発生すると、その光がLCD
22を照明する。タブレット21a,21bは、透明な
部材により形成されているため、液晶23に表示された
画像が図中上方より観察される。プリント基板(PC
B)25には、図示せぬ部品が装填されており、ゴムコ
ネクタ24を介してLCD22と電気的に接続されてい
る。また、導電性フィルム27によりタブレット21と
も電気的に接続されている。
【0012】図3は、蛍光板26の、より詳細な構成例
を示している。この実施例においては、電極31と発光
部(他方の電極)32との間に絶縁フィルム33が配置
されている。電極31と発光部32の間に所定の電圧を
かけることにより、発光部32が発光する。電極31と
発光部32は、板状に形成されており、画面8を均一に
照射することが可能である。
【0013】バックライトとしては、この他蛍光管を用
いることも可能である。また、蛍光管をサイドライトと
して本体の側部に設け、その光を光伝達部材によりLC
D22の後部に伝達し、照明できるようにすることも可
能である。
【0014】図4は、タブレットによる位置検出とLC
Dによる表示の原理を示す回路図である。タブレット2
1はX軸方向に、例えば512本の電極を有しており、
Y軸方向に342本の電極を有している。これにより、
512×342画素を検出することが可能となる。タブ
レットコントローラ46は、クロック発生回路45aを
制御し、342本の電極1本1本に順次所定の電圧を印
加する。次に、クロック発生回路45bが制御され、5
12本の電極に順次電圧が印加される。すなわち、クロ
ック発生回路45aとクロック発生回路45bが発生す
るクロックによりタブレット21がスキャンされてい
る。ペン6をタブレット21上の所定の位置に近づける
と、タブレット21とペン6との間に所定の静電容量が
形成される。そして、ペン6をタブレット21に押圧し
たとき、ペン6の先端のスイッチ7がオンするのでペン
6とタブレット21上の所定の電極との間に発生した電
荷が検出され、アンプ47を介してタブレットコントロ
ーラ46に供給される。タブレットコントローラ46は
クロック発生回路45aと45bのクロック発生タイミ
ングを管理しているので、ペン6から供給された検出信
号とクロックの発生タイミングとからタブレット21上
のペン6による押圧位置を検出することができる。タブ
レットコントローラ46は、このようにして検出したペ
ン6による操作座標をCPU41に供給する。CPU4
1は、ペン6がタブレット21を押圧し、スイッチ7が
オンした(ペンダウンした)位置と、タブレット21か
ら離れ、スイッチ7がオフした(ペンアップした)位置
とを常に監視している。そして、ペンダウンで入力を受
け付け、ペンアップで入力を確定する。
【0015】一方、CPU41はLCDコントローラ4
3を制御し、メモリ(V−RAM)44に表示すべき画
像に対応するデータを書き込む。LCDコントローラ4
3は、メモリ44からデータを読み出し、データに対応
する信号を駆動回路42bに供給する。LCD22は、
タブレット21に対応して水平方向に512本の電極を
有し、垂直方向に342本の電極を有している。駆動回
路42aは、342本の電極に1本ずつ順次所定の電圧
を印加する。また、駆動回路42bは、512本の電極
に画像データに対応する電圧を順次印加する。このよう
にして、LCD22上の各画素がスキャンされ、LCD
22上に所定の画像が表示されることになる。
【0016】図5は、本体1のより詳細な電気的構成を
示している。CPU41は、バスライン57を介して各
種のICなどと接続されている。ROM51は、装置全
体のシステムプログラムの他、例えばワードプロセッサ
機能用のカナ漢字変換プログラムおよびそのための辞書
テーブル、さらに手書き入力に対する認識プログラムお
よびそのための辞書テーブルなどが書き込まれている。
ワーキング用RAM52には、動作上必要なデータが随
時記憶される。バックアップ用RAM53には、バック
アップ用の電池54(バッテリ19とは別の電池)が接
続されており、装置本体の電源がオフされた場合におい
ても必要なデータをバックアップするようになってい
る。タイマーIC55は電池54に接続され、水晶振動
子56からのクロックを計数して、その時点における年
月日および時刻のデータを出力している。上述したLC
Dコントローラ43やタブレットコントローラ46も、
バスライン57を介してCPU41に接続されている。
【0017】音声処理回路58は、ソケット14乃至1
6からの入力やCPU41からの指令に対応して所定の
音声信号を発生し、加算器59に出力する。音声メモリ
61はCPU41に制御され、予め記憶している所定の
音声(例えば警告音「エッ?」)を加算器59に出力す
る。加算器59は音声処理回路58の出力と音声メモリ
61の出力とを加算し、音声音量コントローラ60を介
してスピーカ9に出力する。音量コントローラ60に
は、音量切換スイッチ12が接続され、これを操作する
ことにより音量を制御することができるようになってい
る。
【0018】蛍光板(バックライト部)26には、電源
回路64(電源スイッチ2をオンしたとき、バッテリ1
9あるいはACアダプタ17から電力が供給される)か
らの電力がインバータ回路63を介して供給されてい
る。蛍光板26の明るさは、切換スイッチ11を切換え
ることによりインバータ回路63を介して2段階(例え
ば明るい部屋に適した明るさと暗い部屋に適した明る
さ)に切換えることができる。また、これとは別に、輝
度調整スイッチ3を制御することにより、LCD22の
明るさを多段階に所望の値に制御することができるよう
になっている。スイッチ65aは、本体1に装着された
バッテリ19が1次電池であるか2次電池であるかに対
応してオン/オフされる。スイッチ65bは、バッテリ
19の容量を検出し、その容量の大小に応じてオン/オ
フされる。これらのスイッチ65aと65b等は、電源
回路64を介してキーインタフェース62に接続されて
いる。キーインタフェース62にはまた、輝度調整スイ
ッチ3、切換スイッチ11、停止スイッチ13等が接続
されている。キーインタフェース62は、これらのスイ
ッチのオン/オフに対応する信号をCPU41に供給す
る。
【0019】ソケット14には、ICカード70が接続
され、CPU41はICカードインタフェース66を介
して、そのICカード70とデータ、プログラム等の授
受ができるようになっている。また、ソケット15、1
6には、アダプタ71が接続され、拡張用インタフェー
ス68を介してCPU41と接続されるようになってい
る。
【0020】次に、図6を参照して時間情報を入力する
場合の処理について説明する。まず、CPU41はステ
ップS1においてボタン91a乃至91d(図9)がペ
ン6によりタッチされたか否かを判定する。これらのボ
タンがタッチされない場合においてはステップS2に進
み、その他の処理が実行される。ボタン91a乃至91
dが操作された場合ステップS3,S5,S7,S9に
進み、そのいずれが操作されたのかが判定される。ボタ
ン91aは、例えば5時に佐藤さんに電話をするといっ
たように、何かを行う所定の時刻(〜に)を入力する場
合に選択されるボタンである。ボタン91bは、例えば
3月5日までにレポートをまとめるといったように、何
かをする期限(〜まで)を設定するとき選択されるボタ
ンである。また、ボタン91cと91dは、1時から3
時まで会議があるとか、3月23日から3月26日まで
旅行するとかいったように、開始時刻と終了時刻の2つ
により規定される期間(〜から〜まで)を設定する場合
に選択されるボタンであり、ボタン91cはその期間が
1日の範囲内にある場合に選択されるものであり、ボタ
ン91dはその期間が2日以上の範囲にまたがる場合に
選択されるボタンである。これらのボタン91a乃至9
1dが選択された場合、それぞれステップS4,S6,
S8,S10に進み、活字プレート84(図9)のボー
ドをそれぞれ専用の表示(入力モード)に切り換える。
【0021】次に、図8乃至図14を参照して画面8の
表示例について説明する。
【0022】図8においては、「カク」のページが表示
されている。この書くモードは「カク」ボタン80をペ
ン6でペンタッチすることにより設定することができ
る。この書くモードにおいては、アクション、コネクシ
ョン、またはレポートのうち、いずれかのページを選択
できるようになっている。アクションのページは、出張
の予定であるとか報告書の作成期限であるとか、何らか
の行為を行う予定を記載するためのページである。ま
た、コネクションは住所、電話番号等を入力するための
ページである。またレポートは、例えば思いついたアイ
デアを書き込んだりするページである。図8においては
アクションのページが開かれている。画面の上方には、
アイコン表示領域81が設けられ、そこに複数のアイコ
ン83が表示されている。このアイコン83のうち、
「カツジ」のアイコン(図8においては、このアイコン
が入力表示領域82にすでに引き出されているので表示
されていない)にペン6でペンダウンし、そのままペン
6を入力表示領域82に引きおろし、そこでペンアップ
すると、図8に示すように活字プレート84が拡大表示
される。この活字プレート84は枡目85を有し、この
枡目85にペン6で所定の文字を手書き入力すると、そ
のストロークがパターン認識され、パターン認識された
結果得られた文字がその枡目85に表示される。認識表
示された文字が正しいとき、書込ボタン86をペン6で
タッチすると、枡目85に表示されていた文字が入力表
示領域82の例えば用件名記入領域82aに書き込まれ
る。この書き込み位置はペン6で入力表示領域82の所
定の位置をペンタッチすることにより、そこにカーソル
(図示せず)を表示させ、指定することができる。すな
わち、枡目85に表示された文字はカーソルが位置する
位置に書き込まれることになる。
【0023】入力表示領域82のうち領域82bは、時
間情報(日付と時刻)を入力するための領域である。こ
こに時間情報を入力するとき時計ボタン88にペン6で
タッチすると、活字プレート84の表示が図9に示すよ
うに時間情報入力用のボードに変化する。この他、ボー
ドボタン87をペン6でタッチすることによりウインド
ウ(図示せず)を表示させ、そのウインドウに表示され
た種々のボードの中から短文入力用ボード、電話入力用
ボードなど、所望のボードを選択することができるよう
になつている。
【0024】活字プレート84を時間情報入力用のボー
ドに設定したとき、ボタン91a乃至91dのいずれが
操作された場合における入力モードに初期設定するかは
(すなわち、初期状態の入力モードは)、適宜選択し設
定することができるようになっている。この実施例の場
合、最初にボタン91cを選択した場合のモードが初期
状態として表示されるようになされている。すなわち、
このモードにおいては1日以内の開始時刻と終了時刻と
を入力するモードであるので、開始時刻を示す年月日と
時分、および終了時刻を示す時分がそれぞれ表示されて
いる。この実施例の場合、開始時刻は平成3年1月22
日(火)午前11時00分から、と表示されており、終
了時刻は午前11時00分まで、と表示されている。活
字プレート84を時間情報入力用のボードに切り換える
ことが指令されたとき、CPU41はタイマIC55の
出力をモニタし、現在時刻に最も近い次の正時を開始時
刻および終了時刻として表示させる。ここで正時とは1
時00分、2時00分、3時00分などのように分の値
が00である時刻をいうものと定義する。例えば実施例
の場合、アイコン領域81のアイコン「カレンダ」83
aおよび「トケイ」83bに示すように、現在時刻が平
成3年1月22日午前(AM)10時23分であるた
め、その次の正時である平成3年1月22日午前11時
00分が開始時刻として表示されている。終了時刻も開
始時刻と同じ時刻に設定されている。
【0025】ボタン92dと92uは年を遅らせるか、
または進めるためのボタンであり、ボタン93dおよび
93uは月を遅らせるか、または進めるためのボタンで
あり、ボタン94dと94uは日を遅らせるか、または
進めるためのボタンである。同様にボタン95dと95
uは開始時刻の時間を遅らせるか、または進めるための
ボタンであり、ボタン96dと96uは開始時刻の分を
遅らせるか、または進めるためのボタンである。ボタン
97d,97uおよび98d,98uはそれぞれ終了時
刻の時間と分を遅らせるか、または進めるためのボタン
である。ボタン99と100はそれぞれ開始時刻の分と
終了時刻の分を15分単位で進めるためのボタンであ
る。
【0026】活字プレート84の領域103aには、表
示されている開始時刻から5分前、10分前、20分前
・・・、空白、などといった所定の時刻に予鈴を鳴らす
場合に、その時刻を設定、表示することができるように
なっている。その時刻は、ボタン101dおよび101
uによって適宜選択することができるようになってい
る。その予鈴を鳴らす時刻としてここに空白を表示させ
ている場合においては、予鈴が鳴らされないことを設定
したことになる。また、領域103bには予鈴の種類を
設定、表示することができるようになっている。この設
定もベルマークのボタン102aまたは102bにより
空白、メロディ、「お時間です」、チャイム、鐘、「次
の会議です」のいずれかを適宜選択することができるよ
うになっている。開始時刻と終了時刻の右側に設けられ
ている領域104と106には、開始時刻あるいは終了
時刻になったときその旨を告げる本鈴と終鈴の種類を適
宜選択、表示することができるようになっている。例え
ば、ベルマークのボタン105aまたは105bを適宜
選択することにより、メロディ、「お時間です」、チャ
イム、鐘、「次の会議です」、空白のいずれかを適宜選
択することができるようになっている。領域106にお
ける場合も同様であり、ベルマークのボタン107aま
たは107bを適宜選択することにより終鈴の種類を設
定することができるようになっている。これらのボタン
の操作はペン6でタッチすることにより行われることは
もとよりである。
【0027】図10は、上記した各ボタンをペン6によ
りタッチして、所定の入力を行った状態を示している。
この図においては、開示時刻の5分前にメロディで予鈴
を鳴らすことが入力されている。また、開始時刻には
(本鈴として)チャイムが鳴らされることが設定入力さ
れている。さらに終了時刻は午前11時から午後1時に
変更されている。そして、この終了時刻に終鈴として鐘
が知らせるようになされている。
【0028】このような設定は、バックアップRAM5
3に記憶される。そして図7に示すように、1日以内の
開始時刻の年月日としてA、時分としてBが設定され、
終了時刻の時分としてCが設定された場合、この状態に
おいてボタン91aをペン6でタッチし、時刻(〜に)
モードに移行した場合においては年月日としてA、時分
としてBがそれぞれ設定される(図11)。また、図1
0に示す状態からボタン91bがペン6でタッチされ、
期限時刻(〜まで)モードに移行されると年月日として
A、時分としてCがそれぞれ設定される(図12)。さ
らに図10に示す状態において、ボタン91dが操作さ
れ、2日以上の期間(〜から〜まで)モードに移行され
ると開始時刻の年月日としてA、時分としてB、また終
了時刻の年月日としてA、時分としてCがそれぞれ設定
される(図13)。そしてボタン91a,91bまたは
91dが操作された状態において再びボタン91cが操
作されると、開始時刻の年月日はA、時分はB、終了時
刻の時分はCにそれぞれ設定される(図10)。すなわ
ち、元の状態に戻ることになる。
【0029】このことをさらに実際の画面の例に沿って
説明すると、図10においてボタン91aがペン6によ
りタッチされると、図11に示すようになる。図11に
おいては、図10における終了時刻ならびに終鈴の種類
(従って、またそれらに対応するボタン)が省略されて
いる。時刻は図10における開始時刻と同一となってい
る。
【0030】図10において、ボタン91bがペン6に
よりタッチされると図12に示すようになる。図12に
おいては、図10における開始時刻側の年月日、時分の
表示、また本鈴の種類等が消去され、終了時刻側に年月
日と時分が表示されている。年月日は、図10における
開始時刻の年月日と同一とされ、時刻は図10における
終了時刻と同一とされている。そして、この終了時刻の
年月日に対応して、それぞれの数値をすすめるかまたは
遅らせるボタン111d乃至113uが表示されてい
る。
【0031】さらに図10に示す状態において、ボタン
91dがペン6によりタッチされると、図13に示すよ
うに終了時刻の年月日も表示されるようになる。この終
了時刻の年月日は、開始時刻の年月日と同一のものとさ
れている。
【0032】次に図10に示すように、活字プレート8
4に所定の時間情報を入力した後、書込ボタン86にペ
ン6でペンダウンすると、図14に示すように書込ボタ
ン86の表示が反転される。そして、さらにペン6を書
込ボタン86からペンアップすると、活字プレート84
に表示されている時間情報が入力表示領域82の時間情
報入力表示領域82bに書き込まれる。このように、領
域82bに時間情報を一旦書き込んだ後、その表示を消
去したい場合には活字プレート84のクリアボタン89
をペン6によりタッチすればよい。また、クリアボタン
89をペン6によりタッチすることにより、領域82b
の表示を消去してしまった後その消去した動作を取り消
したい場合においては、ペン6により活字プレート84
の取消ボタン90をタッチすればよい。こうすると、直
前の動作(クリアボタン89の操作)が取り消され、ク
リアボタン89をタッチする前に領域82bに表示され
ていた時間情報が再び表示されることになる。
【0033】このようにして、時間情報(日付、時刻、
予鈴、本鈴、終鈴等)を必要な各ページに書き込んだ
後、活字プレート84にペン6でペンダウンし、そのま
まペン6をアイコン表示領域81にドラッグし、そこで
ペンアップすると活字プレート84の表示が中止され、
アイコン表示領域81に「カツジ」のアイコンが収容、
表示されることになる。このようにして時間情報が入力
されると、CPU41はこの時間情報を読み取り、日
間、週間、月間または年間の各スケジュールに入力され
た時間情報を自動的に書き込むことになる。ただし、こ
の書き込みを行うには領域82bの右側に表示されてい
るボタン121a,121bまたは121cをペン6で
タッチし、反転表示させておく必要がある。図14の実
施例においては、日間および週間のスケジュールに対応
するボタン121aと、月間のスケジュールに対応する
ボタン121bのみが反転表示されているので、この領
域82bに入力表示させたスケジュールは日間スケジュ
ール、週間スケジュール、および月間スケジュールに書
き込まれる。しかしながら年間スケジュールに対応する
ボタン121cは反転表示されていないため、領域82
bの時間情報は年間スケジュールには反映されないこと
になる。
【0034】従って、このような書き込みが終了した
後、ペン6によりボタン「ミル」122をタッチし、書
くモードから見るモードに移行させた後、日間、週間、
または月間スケジュールを選択すると、そのページには
書くモードで入力した時間情報が予定として書き込まれ
ていることになる。
【0035】以上においては、1つの時刻を入力するモ
ードと、期限を入力するモードと、1日以内の期間を入
力するモードと、2日以上の期間を入力するモードの4
つのモードを設け、そのいずれかを選択させるようにし
たが、このモードの数は4つに限るものではなく、2つ
以上あれば1つの場合に較べ操作性ははるかに向上する
ことは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上の如く本発明の時間情報入力装置
よび方法によれば、時間情報を入力するモードを2つ以
上設け、選択された入力モードで時間情報を入力するよ
うにしたので最低限必要な時間情報のみを入力すれば
足り、操作が容易となり短時間で必要な時間情報を設
定入力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時間情報入力装置を応用したポータブ
ルコンピュータの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例における画面の構成例を示す断面
図である。
【図3】図2の実施例における蛍光板の一実施例の構成
を示す断面図である。
【図4】図1の実施例におけるLCDとタブレットの電
気的接続関係を示すブロック図である。
【図5】図1の実施例の全体の電気的接続関係を示すブ
ロック図である。
【図6】図5の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図7】図5の実施例の状態の遷移を説明する図であ
る。
【図8】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図で
ある。
【図9】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図で
ある。
【図10】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図
である。
【図11】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図
である。
【図12】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図
である。
【図13】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図
である。
【図14】図6の実施例の動作を説明する入力画面の図
である。
【図15】従来の時間情報表示の例を説明する図であ
る。
【図16】従来の時間情報入力の操作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
6 ペン 8 画面 21 タブレット 22 LCD 84 活字プレート 88 時計ボタン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の行為に対応して、その行為に関す
    る時間情報を入力する時間情報入力装置であって、 所定の行為が行われる時刻を入力する第1の入力モー
    ド、所定の行為が行われる期限の時刻を入力する第2の
    入力モード、または所定の行為が行われる開始時刻と終
    了時刻とにより規定される期間を入力する第3の入力モ
    ードのうち、少なくとも2つのモードを選択する選択手
    段と、 前記選択手段の選択に対応した入力モードに設定される
    入力手段とを備え、 上記入力手段は、 上記第1の入力モードが上記選択手段により選択された
    場合、上記所定の行為が行われる時刻情報を上記所定の
    行為の開始時刻として設定する領域を有し、終了時刻に
    関する設定領域が省略された第1の状態に設定され、 上記第2の入力モードが上記選択手段により選択された
    場合、上記所定の行為が行われる期限の時刻情報を上記
    所定の行為の終了時刻として設定する領域を有し、開始
    時刻に関する設定領域が省略された第2の状態に設定さ
    れ、 上記第3の入力モードが上記選択手段により選択された
    場合、上記所定の行為が行われる開始時刻を設定する領
    域および終了時刻を設定する領域を共に有して期間が入
    力可能な第3の状態に設定されることを特徴とする時間
    情報入力装置。
  2. 【請求項2】 上記入力手段により入力される時間情報
    は、スケジュール情報として利用されることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 【請求項3】 所定の行為に対応して、その行為に関す
    る時間情報を入力する時間情報入力装置の時間情報入力
    方法であって、 所定の行為が行われる時刻を入力する第1の入力モー
    ド、所定の行為が行われる期限の時刻を入力する第2の
    入力モード、または所定の行為が行われる開始時刻と終
    了時刻とにより規定される期間を入力する第3の入力モ
    ードのうち、少なくとも2つのモードを選択する選択ス
    テップと、 前記選択ステップの処理での選択に対応した入力モード
    に設定される入力ステップとを含み、 上記入力ステップでは、 上記第1のモードが上記選択ステップの処理により選択
    された場合、上記所定の行為が行われる時刻情報を上記
    所定の行為の開始時刻として設定する領域を有し、終了
    時刻に関する設定領域が省略された第1の状態に設定さ
    れ、 上記第2のモードが上記選択ステップの処理により選択
    された場合、上記所定の行為が行われる期限の時刻情報
    を上記所定の行為の終了時刻として設定する領域を有
    し、開始時刻に関する設定領域が省略された第2の状態
    に設定され、 上記第3のモードが上記選択ステップの処理により選択
    された場合、上記所定の行為が行われる開始時刻を設定
    する領域および終了時刻を設定する領域を共に有して期
    間が入力可能な第3の状態に設定されることを特徴とす
    る時間情報入力方法。
  4. 【請求項4】 上記入力ステップの処理により入力され
    る時間情報は、スケジュール情報として利用されること
    を特徴とする請求項3に記載の時間情報入力方法。
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