JP3211763B2 - ディジタル信号記録再生装置 - Google Patents

ディジタル信号記録再生装置

Info

Publication number
JP3211763B2
JP3211763B2 JP00667898A JP667898A JP3211763B2 JP 3211763 B2 JP3211763 B2 JP 3211763B2 JP 00667898 A JP00667898 A JP 00667898A JP 667898 A JP667898 A JP 667898A JP 3211763 B2 JP3211763 B2 JP 3211763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
signal
video signal
output
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00667898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10164499A (ja
Inventor
知代子 松見
進 山口
秀樹 大高
良一 星合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP00667898A priority Critical patent/JP3211763B2/ja
Publication of JPH10164499A publication Critical patent/JPH10164499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211763B2 publication Critical patent/JP3211763B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高能率符号化技術を
利用したディジタル記録再生機器間のディジタル信号ダ
ビング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタルオーディオ機器もしく
はディジタルビデオ機器においては、A/D変換された
状態にある音声信号や画像信号を用いてダビングを行な
っていた。以下ではディジタル記録VTRを例に取り説
明する。
【0003】(図5)は従来のディジタル記録VTRを
示すブロック図であり、1はA/D変換器、2は誤り訂
正符号化器、3は変調器、4は磁気記録再生系、5は復
調器、6は誤り訂正復号化器、7は修整器、8はD/A
変換器である。
【0004】以上のように構成されたディジタル記録V
TRにおいてディジタル信号のダビングを行なう場合に
は、ダビング入力のディジタル信号はA/D変換器1の
出力と切り換えて誤り訂正符号化器2に入力されて、誤
り訂正符号化される。そして変調器3で変調され、磁気
テープに記録される。再生時には、テープから再生され
たデータは復調器5で復調され、誤り訂正復号化器6で
訂正され、修整器7では訂正不可能な誤りを修整され
る。また、D/A変換器8の直前で、ダビング出力のデ
ィジタル信号を取り出している。
【0005】一方、ディジタル信号を記録再生する時に
一番大きな問題となるのはそのデータ量が非常に多いと
いう点である。そこで種々の高能率符号化方法が提案さ
れ、高能率符号を用いた記録再生機器等が開発されつつ
ある。高能率符号化は一般的には、対象とする信号を直
交変換して得られた周波数成分に対してなされる。直交
変換及び逆直交変換においては、その演算に用いる桁数
や出力桁数の点から桁落ち誤差が生じる。例えば、8×
8次元のアダマール変換では、入力が8ビットである時
出力は14ビットであるが、実際に高能率符号化に用い
られるのは上位9〜10ビットである。また、8×8次
元の離散コサイン変換では、入力が8ビット、係数が1
4ビットである時、高能率符号化に用いられるのは上位
12ビット程度であり、しかも係数の真の値は無理数で
ある。
【0006】また、家族/親戚に送る、またはバックア
ップを目的として、記録した媒体(テープ)をダビングす
ることは記録再生機器においては、一般的な使用法であ
る。また、ダビングを行なう時には、正しく再生側の機
器から記録側の機器に信号が送られているかをモニタし
て確認する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成
は、1回のダビングにつきオリジナルの信号に対してな
された直交変換及び逆直交変換の回数は1回ずつ増加
し、直交変換及び逆直交変換による歪が累積し、それに
従って高能率符号化による歪も生じるという問題点を有
していた。
【0008】また、特にディジタルダビングの場合、出
力される映像信号の伝送レートは例えば4:2:2規格
であれば216Mbpsにもなり、シリアル伝送は困難
であり、パラレル伝送はダビングに用いるケーブルの形
状の問題が生じる。かつ音声信号の伝送は映像信号の規
格には含まれていないため、更にケーブル、伝送レート
といった問題を大きくする。本発明はかかる点に鑑み、
記録されるディジタル信号に歪が生じないようなダビン
を可能とするディジタル信号記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】また、従来例で示したディジタル記録VT
では、記録側の機器で記録しながらモニタを行なうた
めには、記録用の回路と再生用の2系統の回路の両方が
必要となり、機械の規模が大きい、消費電力が大きい、
機器の価格が効果になるという問題点を有していた。本
発明はかかる点に鑑み、回路規模を増大させずに1系統
の回路のみでダビングを行なうことを可能とするディジ
タル信号記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項に記載の発明
は、高能率符号化されたディジタル映像信号を記録再生
するディジタル信号記録再生装置であって、少なくとも
入出力手段と映像信号処理手段と記録再生手段とを有
し、通常記録時には、前記映像信号処理手段は、前記デ
ィジタル信号記録再生装置の外部から入力される映像信
号に所定の記録用映像信号処理を行なって前記入出力手
段に出力し、前記記録再生手段は、前記映像信号処理手
段の出力に所定の記録信号処理を行なって記録媒体に記
録し、通常再生時には、前記記録再生手段は、前記記録
媒体から再生した信号に所定の再生信号処理を行なって
高能率復号化される前の映像信号を前記入出力手段に出
力し、前記映像信号処理手段は、前記記録再生手段の出
力に所定の再生用映像信号処理を行なって復元した映像
信号を前記ディジタル信号記録再生装置の外部に出力
し、ダビング記録時には、前記入出力手段は、前記ディ
ジタル信号記録再生装置の外部から高能率復号化される
前のディジタル映像信号を前記映像信号処理手段と前記
記録再生手段に出力し、前記映像信号処理手段は、前記
入出力手段から出力された信号に所定の再生用映像信号
処理を行なって復元された映像信号を前記ディジタル信
号記録再生装置の外部に出力し前記記録再生手段は、前
記入出力手段から出力された信号に所定の記録信号処理
を行なって記録媒体に記録することを特徴とするディジ
タル信号記録再生装置である。
【0011】請求項に記載の発明は、前記映像信号処
理手段は、少なくとも、前記通常記録時には入力される
映像信号の高能率符号化処理を行ない、前記通常再生時
及び前記ダビング記録時には前記記録再生手段から入力
される信号に映像信号用高能率復号化処理を行なって元
の映像信号を復元することを特徴とする請求項記載の
ディジタル信号記録再生装置である。
【0012】請求項に記載の発明は、前記記録再生手
段は、少なくとも、前記通常記録時及び前記ダビング記
録時には誤り訂正符号化処理及び記録用変調処理を行な
い、前記通常再生時には前記記録媒体から再生された
号に再生用復調処理、誤り訂正復号化処理及び誤り修整
処理を行なうことを特徴とする請求項または記載の
ディジタル信号記録再生装置である。請求項に記載の
発明は、前記入出力手段は、少なくとも、通常再生時に
は前記記録再生手段から入力される信号を外部に出力す
ることを特徴とする請求項記載のディジタル信号記録
再生装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図を用
いて説明する。
【0014】(図1)は本発明の第1の実施例のブロッ
ク図であり、11a、11bは映像信号A/D変換器、
12a、12bは高能率符号化器、13a、13bは誤
り訂正符号化器、14a、14bは音声信号A/D変換
器、15a、15bは音声信号符号化処理器、16a、
16bは変調器、17a、17bは磁気記録再生系、1
8a、18bは復調器、19a、19bは誤り訂正復号
化器、20a、20bは映像信号修整器、21a、21
bは音声信号復号化処理器、22a、22bは音声信号
修整器、23a、23bは高能率復号化器、24a、2
4bは映像信号D/A変換器、25a、25bは音声信
号D/A変換器、26a、26bは多重化器、27a、
27bは分離器である。
【0015】以上のように構成されたディジタル信号の
記録再生機器においては、入力される映像信号は、映像
信号A/D変換器11aでA/D変換され、高能率符号
化器12aで高能率符号化された後、誤り訂正符号化器
13aで誤り訂正符号化される。また、入力される音声
信号は、音声信号A/D変換器14aでA/D変換さ
れ、音声信号符号化処理器15aでシャフリング等の音
声信号処理及び誤り訂正符号化された後、誤り訂正符号
化器13aの映像信号と合流する。音声信号の誤り訂正
符号が映像信号の誤り訂正符号の一部もしくは全てと共
通であれば、その共通部分の音声信号の誤り訂正符号化
処理を誤り訂正符号化器13aで行なうこともできる。
そして変調器16aで変調され、磁気記録再生系17a
に記録される。
【0016】磁気記録再生系17aから再生されたデー
タを復調器18aで復調し、誤り訂正復号化器19aで
訂正した後、映像信号修整器20aで訂正不可能な誤り
を修整する。この時点で得られる信号をダビング出力の
映像信号部として用いる。音声信号復号化処理器21a
で誤り訂正符号化及びデシャフリング等の音声信号処理
された後、音声信号修整器22aで訂正不可能な誤りを
修整する。この時点で得られる信号をダビング出力の音
声信号部として用いる。音声信号の誤り訂正復号方法が
映像信号の誤り訂正復号方法の一部もしくは全てと共通
であれば、共通部分の音声信号の誤り訂正復号化処理を
誤り訂正復号化器19aで行なうこともできる。
【0017】最終的に出力するときは、高能率復号化器
23aで高能率復号化した後、映像信号D/A変換器2
4aでD/A変換した映像信号及び音声信号D/A変換
器25aでD/A変換した音声信号を出力する。出力す
る時に映像信号と音声信号の時間軸上の前後関係を記録
入力時と同じ状態になるように、誤り訂正符号化器19
a、映像修整器20a、音声信号復号化処理器21a、
高能率復号化器23aにあるメモリで時間軸を調整す
る。但し、時間軸調整のために必要なメモリの量が多い
等の理由で、記録入力時と同じ状態にしないこともあ
る。
【0018】ダビングは、多重化器26aにおいて、映
像信号修整器20a及び音声信号修整器22aの出力を
時間軸多重した信号をディジタルダビング出力とする。
映像信号修整器20aの出力信号にはデータのない期間
が存在し、音声信号修整器22aの出力信号はこの期間
に多重できるように時間軸圧縮される。この時点におい
ても、映像信号と音声信号の時間軸上の前後関係は調整
される。但し、この場合も、時間軸調整のために必要な
メモリの量が多い等の理由で、時間軸上の前後関係を守
らないこともある。
【0019】再生側の機器の多重化器26aからのディ
ジタルダビング出力は、記録側の機器の分離器27bに
ディジタルダビング入力として入力され、映像信号部分
と音声信号部分に区別され、それぞれ高能率符号化器1
2bもしくは音声信号A/D変換器14bからの出力と
切換えて誤り訂正符号化器13bもしくは音声信号符号
化処理器15bに入力して信号処理された後で、変調器
16bで変調され、磁気記録再生系17bに記録するこ
とにより行なわれる。この時点においても、映像信号と
音声信号の時間軸上の前後関係は映像信号と音声信号を
通常に入力して記録した場合と同様になるように調整さ
れる。また、分離器27bは、任意の映像信号、音声信
号について通常に入力された信号と入換えて記録するよ
うにその出力を切換えることもできる。
【0020】以上のように本実施例によれば、何回ダビ
ングを行なっても、高能率符号化される回数は最初に記
録される時の1回のみであり、高能率復号化される回数
も最終的に出力される時の1回のみであるので、直交変
換及び高能率符号化による歪が累積されることはない。
また、高能率符号化された状態でダビング用信号を伝送
するので、伝送レートを低くすることができる。
【0021】また、例えばVTRであれば文字情報やタ
イトル、記録日時等の情報の他に、映像信号や音声信号
の入力形式に関する情報、コピープロテクト、編集ある
いはダビング履歴等の信号の記録状態に関する情報等も
映像及び音声信号と同時に補助データとして記録されて
いる。ここで、補助データもダビング出力信号に多重
し、そのままダビング記録を行なうことも可能である。
【0022】記録する内容の保護を行なっている場合、
保護を行なう状態から行なわない状態に変更してダビン
グする、保護を行なわない状態から行なう状態に変更し
てダビングする、保護を行なう時にパスワードのような
コードを用いて行なう機器においてはそのコードを変更
してダビングする等の操作も行なえる。
【0023】なお、上記の実施例にあげたブロック構成
は一例であり異なった構成によっても同様の方法でダビ
ングを行なうことが可能である。例えば、本実施例で
は、2個の機器間でダビングを行なっているが、先行再
生しながら記録可能な1個の機器であってもよい。映像
信号、音声信号のそれぞれ記録入力、再生出力は全てア
ナログとしてA/D、D/A変換を用いているが、これ
らの入出力のいずれがディジタル信号であってもよく、
A/D変換器の出力、D/A変換器の入力と切り換える
ことは可能である。更に、映像信号、音声信号のチャネ
ル数に関係なく本実施例を適用することができる。その
他の同様の機器においても同様である。
【0024】(図2)に、本発明の第2の実施例のディ
ジタルダビング出力の信号形式を示す。(図2(a))
に、ダビング用リファレンス信号とダビング用データの
タイミングチャートを示す。色位相スタートは各フィー
ルドで色位相が周期的にずれているので、その周期のス
タート位置を示す。(図2(b))はダビング用データ
の一例のタイミングチャートである。データのある期間
(525ラインー60Hz方式:74752クロック、625ラインー50Hz方式:89600クロ
ック)のうち実際にデータのある部分と空白部分を示して
おり、図に示したように、データ384クロック、空白
部分128クロックからなる512クロックの繰り返し
となっている。1クロックあたり1バイトのデータとす
る。従って、実際のデータ量は1フィールドあたり、N
TSCの場合で、映像信号51840bytes、音声信号3456by
tes、補助データ768bytes、PALの場合で、映像信号6
2208bytes、音声信号4224bytes、補助データ768bytesが
最大となる。(図2(c))はダビング用データのバイ
ト構成を示す。4.5(Megabytes per second)の伝送であ
るので、図に示すようにダビング用データの信号線を2
本用いて18Mbpsで伝送する例である。また、ダビング用
データの信号線が8本あれば、各信号線で各ビットを4.
5Mbpsで伝送すればよいが、4本であれば各信号線で各
バイトから2ビットずつを9Mbpsで伝送し、1本であれ
ばビットシリアルに36Mbpsで伝送しなければならない。
また空白部分の128クロックをなくしてしまえば、ダ
ビング用データの信号線が1本あれば、ビットシリアル
に27Mbpsで伝送できる。
【0025】なお、上記の実施例にあげたダビング信号
の出力形式は一例であり、本実施例では、ダビング出力
するデータを1フィールド毎に映像信号、音声信号、補
助データに分割しこの順序で出力しているが、どのよう
な分割や順序でもよい。また、1フィールドを単位とす
る必要はなく、映像信号、音声信号、補助データ等のそ
れぞれの量や、伝送レートも任意である。
【0026】(図3)に、本発明の第3の実施例のディ
ジタルダビング出力の信号形式を示す。リファレンス信
号ををデータに多重した例である。フィールド毎に同期
パターン(Sync)を多重すれば、規則的に現われる
同期パターンをリファレンス信号とすることができる。
IDコード(ID)にフィールド番号(フレーム番号で
もよい)を割り当てれば、色位相を判別することもで
き、かつ同期パターンの検出を行なう時に番号の連続性
を利用することもできる。また、IDコードに再生機器
側の再生状態を示す信号(通常再生、高速/スロー再生
及びその速度など)を割り当てることもできる。各信号
について利用可能かどうかを示す信号をIDコードに割
り当てて、コピーガードや暗号化を考慮にいれた場合に
一部の信号が出力を禁止された状態等を示すことができ
る。
【0027】なお、上記の実施例にあげたダビング信号
の出力形式は一例であり、本実施例ではダビング出力す
るデータを1フィールド毎に映像信号、音声信号、補助
データに分割しこの順序で出力しているが、どのような
分割や順序でもよい。また、1フィールドを単位とする
必要はなく、映像信号、音声信号、補助データ等のそれ
ぞれの量や、同期パターンやIDコードの構成、伝送レ
ートも任意である。
【0028】なお、第2、第3の実施例において、実際
にはデータのない部分(例えば第3の実施例の Bla
nk部)に、記録機器側でクロック再生を行ないやすく
するような特定のパターンを割り当ててもよい。また、
何れの実施例もベースバンドで出力しているが、変調を
行なってもよい。
【0029】一部の信号だけが必要な場合(例えば音声
信号のインサート等)には、その信号以外はダミーデー
タでよい。従って、第2、第3の実施例において、映像
信号、音声信号、補助データの全てのデータが多重され
ている必要はない。
【0030】ところで、高能率符号化と高能率復号化は
信号処理として共用化できる部分が多い。音声信号処
理、誤り訂正においても同様であり、(図4)に示す第
4の実施例のように記録・再生の一方のみを行なう記録
再生機器が存在する。31a、31bは高能率符号信号
処理器、32a、32bは誤り訂正符号信号処理器、3
3a、33bは音声信号処理器、34a、34bは変復
調器、35a、35bは多重分離器である。このような
機器をダビング時に記録側機器として用いた場合にも、
高能率符号信号処理器31bには再生信号処理を行なわ
せ、かつ誤り訂正符号信号処理器32b、音声信号処理
器33b、変復調器34bには記録信号処理を行なわせ
ることにより、記録側機器の再生出力を用いてダビング
しつつある信号をモニターすることができる。高能率符
号信号処理器31a、31bは記録時には高能率符号
化、再生時には高能率復号化を行なう。誤り訂正符号信
号処理器32a、32bは記録時には誤り訂正符号化、
再生時には誤り訂正復号化及び修整を行なう。音声信号
処理器33a、33bは記録時には音声信号符号化処
理、再生時には音声信号復号化処理及び修整を行なう。
変復調器34a、34bは記録時には変調、再生時には
復調を行なう。多重分離器35a、35bは、通常の記
録入力、再生出力、ダビング信号入出力を切替えなが
ら、ダビング信号入力に対しては映像信号と音声信号を
分離し、ダビング信号出力に対しては映像信号と音声信
号を多重する。
【0031】上記の第4の実施例においては、第1の実
施例に示したようなブロック構成の場合にも、記録側の
機器で、変調器16bの出力と復調器18bの入力を直
結すれば再生側機器の再生出力だけでなく、記録側機器
の再生出力を用いてダビングしつつある信号をモニター
することができる。一方、記録側機器の分離器27bの
出力を多重化器26bの入力に直結することによっても
同様である。
【0032】すなわち、以上のように構成されたディジ
タル信号の記録再生機器においては、入力される映像信
号は、映像信号A/D変換器11aでA/D変換され、高
能率符号信号処理器31aで高能率符号化された後、誤り
訂正符号信号処理器32aで誤り訂正符号化される。ま
た、入力される音声信号は、音声信号A/D変換器14a
でA/D変換され、音声信号処理器33aでシャフリング
等の音声信号処理及び誤り訂正符号化された後、誤り訂
正符号信号処理器32aの映像信号と合流する。音声信号
の誤り訂正符号が映像信号の誤り訂正符号の一部もしく
は全てと共通であれば、をの共通部分の音声信号の誤り
訂正符号化処理を誤り訂正符号信号処理器32aで行なう
こともできる。そして変復調器34aで変調され、磁気記
録再生系17aに記録される。
【0033】磁気記録再生系17aから再生されたデータ
を変復調器34aで復調し、誤り訂正符号信号処理器32a
で訂正及び訂正不可能な誤りを修整する。この時点で得
られる信号をダビング出力の映像信号部として用いる。
音声信号処理器33aで誤り訂正符号化及びデシャフリン
グ等の音声信号処理及び訂正不可能な誤りを修整する。
この時点で得られる信号をダビング出力の音声信号部と
して用いる。音声信号の誤り訂正復号方法が映像信号の
誤り訂正復号方法の一部もしくは全てと共通であれば、
共通部分の音声信号の誤り訂正復号化処理を誤り訂正符
号信号処理器32aで行なうこともできる。
【0034】最終的に出力するときは、高能率符号信号
処理器31aで高能率復号化した後、映像信号D/A変換
器24aでD/A変換した映像信号及び音声信号D/A変
換器25aでD/A変換した音声信号を出力する。
【0035】ダビングは、多重分離器35aにおいて、誤
り訂正符号信号処理器32a及び音声信号処理器33aの出
力を時間軸多重した信号をディジタルダビング出力とす
る。誤り訂正符号信号処理器32aの出力信号にはデータ
のない期間が存在し、音声信号処理器33aの出力信号は
この期間に多重できるように時間軸圧縮される。
【0036】再生側の機器の多重分離器35aからのディ
ジタルダビング出力は、記録側の機器の多重分離器35b
にディジタルダビング入力として入力され、映像信号部
分と音声信号部分に区別される。映像信号部分は誤り訂
正符号信号処理器32bで誤り訂正符号化され、音声信号
部分は音声信号処理器33bでシャフリング等の音声信号
処理及び誤り訂正符号化された後、誤り訂正符号信号処
理器32bの映像信号と合流し、変復調器34bで変調さ
れ、磁気記録再生系17bに記録される。
【0037】また、多重分離器35bから出力される映像
信号部分を同時に高能率符号信号処理器31bに入力して
高能率復号化した後、映像信号D/A変換器24bでD/
A変換して得られた映像信号、及び多重分離器35bから
出力される音声信号部分を同時に音声信号D/A変換器
25aに入力してD/A変換した音声信号を出力する。
【0038】以上のように本実施例によれば、誤り訂正
符号信号処理器32b、音声信号処理器33b、変復調器34
b、磁気記録再生系17bには記録処理を行なわせ、同時
に高能率符号信号処理器31b、映像信号D/A変換器24
b、音声信号D/A変換器25aには再生処理を行なわせ
ることにより、1系統の回路でダビング記録を行ないな
がらその信号をモニタすることができ、機器の消費電力
を小さくすることや機器の価格を安価にすることが可能
になる。
【0039】また、例えばVTRであれば文字情報やタ
イトル、記録日時等の情報の他に、映像信号や音声信号
の入力形式に関する情報、コピープロテクト、編集ある
いはダビング履歴等の信号の記録状態に関する情報等も
映像及び音声信号と同時に補助データとして記録されて
おり、補助データも映像信号や音声信号に連動した同様
の処理を行なうことも可能である。
【0040】なお、上記の実施例にあげたブロック構成
は一例であり異なった構成によっても同様の方法でダビ
ング及びモニタを行なうことが可能である。更に、映像
信号、音声信号のチャネル数に関係なく本実施例を適用
することができる。
【0041】また、その他の一般のディジタル記録再生
機器においても同様の構成を適用することが可能であ
る。
【0042】図5に、本発明のディジタルダビング出力
の信号形式を示す。フィールド毎に同期パターン(Syn
c)を多重すれば、規則的に現われる同期パターンをリ
ファレンス信号とすることができる。IDコード(ID)
にフィールド番号(フレーム番号でもよい)を割り当て
れば、色位相を判別することもでき、かつ同期パターン
の検出を行なう時に番号の連続性を利用することもでき
る。また、IDコードに再生機器側の再生状態を示す信
号(通常再生、高速/スロー再生及びその速度など)を
割り当てることもできる。各信号について利用可能かど
うかを示す信号をIDコードに割り当てて、コピーガー
ドや暗号化を考慮にいれた場合に一部の信号が出力を禁
止された状態等を示すことができる。
【0043】なお、上記の実施例にあげたダビング信号
の出力形式は一例である。本実施例では1フィールド毎
に映像信号、音声信号、補助データの順序にしている
が、どのような順序でもよい。また、1フィールドを単
位とする必要はない。また、映像信号、音声信号、補助
データそれぞれの量や、同期パターンやIDコードの構
成、伝送レートも任意である。
【0044】なお、上記実施例において、実際にはデー
タのない部分(例えば第3の実施例の Blank部)に、記
録機器側でクロック再生を行ないやすくするような特定
のパターンを割り当ててもよい。また、何れの実施例も
ベースバンドで出力しているが、変調を行なってもよ
い。
【0045】なお、上記の実施例にあげたダビング信号
の出力形式は一例である。本実施例では1フィールド毎
に映像信号、音声信号、補助データの順序にしている
が、どのような順序でもよい。また、1フィールドを単
位とする必要はない。また、映像信号、音声信号、補助
データそれぞれの量や、伝送レートも任意である。
【0046】一部の信号だけが必要な場合(例えば音声
信号のインサート等)には、その信号以外はダミーデー
タでよい。従って、第2の実施例において、映像信号、
音声信号、補助データの全てのデータが多重されている
必要はない。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1系統の
回路で、即ち簡単な構成の機器でダビングと同時にモニ
タを行なうことが可能となり、その実用的効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のディジタル信号記録再
生装置のブロック図
【図2】本発明の第2の実施例の機器間で伝送される
ィジタル信号ダビング出力信号形式の説明図
【図3】本発明の第3の実施例の機器間で伝送される
ィジタル信号ダビング出力信号形式の説明図
【図4】本発明の第4の実施例のディジタル信号記録再
生装置のブロック図
【図5】従来例のディジタル信号記録再生装置のブロッ
ク図
【符号の説明】
11a,11b 映像信号A/D変換器 12a,12b 高能率符号化器 13a,13b 誤り訂正符号化器 14a,14b 音声信号A/D変換器 15a,15b 音声信号符号化処理器 16a,16b 変調器 17a,17b 磁気記録再生系 18a,18b 復調器 19a,19b 誤り訂正復号化器 20a,20b 映像信号修整器 21a,21b 音声信号復号化処理器 22a,22b 音声信号修整器 23a,23b 高能率復号化器 24a,24b 映像信号D/A変換器 25a,25b 音声信号D/A変換器 26a,26b 多重化器 27a,27b 分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星合 良一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−26681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 H04N 5/91 - 5/956

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高能率符号化されたディジタル映像信号
    を記録再生するディジタル信号記録再生装置であって、
    少なくとも入出力手段と映像信号処理手段と記録再生手
    段とを有し、通常記録時には、 前記映像信号処理手段は、前記ディジタル信号記録再生
    装置の外部から入力される映像信号に所定の記録用映像
    信号処理を行なって前記入出力手段に出力し、 前記記録再生手段は、前記映像信号処理手段の出力に所
    定の記録信号処理を行なって記録媒体に記録し、 通常再生時には、 前記記録再生手段は、前記記録媒体から再生した信号に
    所定の再生信号処理を行なって高能率復号化される前の
    映像信号を前記入出力手段に出力し、 前記映像信号処理手段は、前記記録再生手段の出力に所
    定の再生用映像信号処理を行なって復元した映像信号を
    前記ディジタル信号記録再生装置の外部に出力し、 ダビング記録時には、 前記入出力手段は、前記ディジタル信号記録再生装置の
    外部から高能率復号化される前のディジタル映像信号を
    前記映像信号処理手段と前記記録再生手段に出力し、 前記映像信号処理手段は、前記入出力手段から出力され
    た信号に所定の再生用映像信号処理を行なって復元され
    た映像信号を前記ディジタル信号記録再生装置の外部に
    出力し 前記記録再生手段は、前記入出力手段から出力
    れた信号に所定の記録信号処理を行なって記録媒体に記
    録することを特徴とするディジタル信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号処理手段は、少なくとも、 前記通常記録時には入力される映像信号の高能率符号化
    処理を行ない、 前記通常再生時及び前記ダビング記録時には前記記録再
    生手段から入力される信号に映像信号用高能率復号化処
    理を行なって元の映像信号を復元することを特徴とする
    請求項記載のディジタル信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録再生手段は、少なくとも、 前記通常記録時及び前記ダビング記録時には誤り訂正符
    号化処理及び記録用変調処理を行ない、 前記通常再生時には前記記録媒体から再生された信号に
    再生用復調処理、誤り訂正復号化処理及び誤り修整処理
    を行なうことを特徴とする請求項または記載のディ
    ジタル信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記入出力手段は、少なくとも、 通常再生時には前記記録再生手段から入力される信号を
    外部に出力することを特徴とする請求項記載のディジ
    タル信号記録再生装置。
JP00667898A 1998-01-16 1998-01-16 ディジタル信号記録再生装置 Expired - Fee Related JP3211763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00667898A JP3211763B2 (ja) 1998-01-16 1998-01-16 ディジタル信号記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00667898A JP3211763B2 (ja) 1998-01-16 1998-01-16 ディジタル信号記録再生装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4019754A Division JP2822743B2 (ja) 1991-02-07 1992-02-05 ディジタル信号ダビング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10164499A JPH10164499A (ja) 1998-06-19
JP3211763B2 true JP3211763B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=11645032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00667898A Expired - Fee Related JP3211763B2 (ja) 1998-01-16 1998-01-16 ディジタル信号記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211763B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10164499A (ja) 1998-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0337702B1 (en) Code-error correcting device
EP0498617B1 (en) Digital signal transmitting and reproducing method and apparatus therefor
US7689100B2 (en) Digital signal recording/reproducing apparatus
JPH07226915A (ja) ディジタル信号記録装置
JPH1131363A (ja) 誤り訂正能力の改良されたディジタル記録/再生装置及びその方法
JP3158740B2 (ja) ディジタルビデオ信号の送信方法及びダビング方法
US5864649A (en) Apparatus for recording a digital video signal
EP0794666B1 (en) Information transmission system with record/reproducing device
JP3211763B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置
JPH07226022A (ja) ディジタル記録再生装置
JP3149627B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置
JP2822743B2 (ja) ディジタル信号ダビング方法
JP3275834B2 (ja) 再生装置及び記録装置
JP3303368B2 (ja) 伝送装置及び方法、伝送システム
JP3156893B2 (ja) 映像信号出力装置
JP3087562B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置
JP3180647B2 (ja) 記録再生装置
JP2815467B2 (ja) ディジタル映像信号記録再生装置及び記録再生方法
JP3216277B2 (ja) 高能率符号化装置および復号化装置
JP3259359B2 (ja) データ再生装置及び方法
JP3405336B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置、記録再生方法及び送信方法
JP2760261B2 (ja) 伝送装置および伝送方法
JPH05182372A (ja) 映像信号記録装置
JP2696950B2 (ja) データ伝送装置
JP3151115B2 (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees