JP3211752B2 - Mim又はmis電子源の構造及びその製造方法 - Google Patents

Mim又はmis電子源の構造及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMIM又はMIS電
子源(以下、MIM/MIS電子源という)の構造及び
その製造方法に係り、特に、所望の電子分布を得ると共
に電子を均一に放出させるようにしたMIM又はMIS
電子源の構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MIM(Metal−Insulato
r−Metal)/MIS(Metal−Insula
tor−Semiconductor)電子源は絶縁層
を金属もしくは半導体で挟んだ三層構造した面放出型の
電子源である。大面積に渡って均一の放出電子が得ら
れ、又、この電子源の表面は汚染に強い為、電子線描画
装置やディスプレイなどへ応用が期待される。図7に動
作原理を示す。絶縁層601を挟む金属もしくは半導体
602,603間に電圧を加えることにより、電子60
8が絶縁禁制帯604中をファウラー・ノウドハイム・
トンネルし(トンネル効果)、絶縁層コンダクションバ
ンド605中に生じた電場により、電子ポテンシャルの
高い金属もしくは半導体602から低いポテンシャルの
金属603の方へ加速されながら移動する。この電流の
一部が後者の半導体603を通り抜け真空中606に放
射されるものである。
【0003】現在までに様々の材料を用いて広く研究さ
れており、例えばAl−Al2O3−Au構造が応用物
理第32巻第8号(1963)568ページに示されて
おり、Si−SiO2−Al構造やnSi−SiO2−n
onSi−nSi構造がジャーナル・オブ・バキューム
・サイエンス・テクノロジーB14号(1996)20
96ページに示されている。
【0004】三層構造の形状に関しても、上記2文献の
他にもエレクトロニック・エンジニアリング11(19
90)359ページやジャーナル・オブ・バキューム・
サイエンス・テクノロジーB12号(1994)801
ページに示されている。特に、所望のビーム断面形状を
得る為の構造がエレクトロニック・エンジニアリング1
1(1990)359ページやジャーナル・オブ・バキ
ューム・サイエンス・テクノロジーB13号(199
4)2201ページに示されている。その構造を図8に
示した。
【0005】図において、702は第1の導電層、70
1は第1の導電層上に形成した絶縁層、703は絶縁層
701上に形成した第2の導電層であり、このMIM/
MIS電子源では、中間の絶縁層701の膜厚の薄い所
からのみ電子708が出る構造となっている。また、特
開平8−315722号公報には微粒子を用いて上記三
層構造を微視的に形成する例が示されている。
【0006】しかし、上記した従来のものでは、ビーム
の縁となる部分の金属もしくは半導体層に段差が存在す
る為、膜厚が変化しビームエッジ形状を悪化させ所望の
パターン形状を得る事が困難である。又、微粒子を用い
る特開平8−315722号公報の例では2種類の微粒
子を均一に配置する事が困難であり、また微視的に三層
構造があらゆる方向を向いている為電子の放出方向が完
全にあらゆる方向を向く為、所望のビーム形状の均一な
電子放出を得る事が困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を改良し、特に、エネルギーが均一でしか
も、所望のパターンの電子ビームが得られるMIM/M
IS電子源の構造及びその製造方法を提供するものであ
る。又、本発明の他の目的は、ビームのエッジ形状の解
像度を向上させた電子源の構造及びその製造方法を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、基本的には、以下に記載されたような
技術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる
MIM/MIS電子源の構造の態様としては、第1の導
電層と、この第1の導電層上に形成した第1の材料から
なる第1の絶縁層と、前記第1の導電層上に形成した第
2の材料からなる第2の絶縁層と、前記第1及び第2の
絶縁層上に形成した第2の導電層とからなり、前記第1
の導電層と第2の導電層との間に電圧を加えることによ
り、前記一方の絶縁層中をトンネル電流が生じるように
構成したMIM又はMIS電子源であって、前記第1の
絶縁層の膜厚と第2の絶縁層の膜厚とを同一に形成する
と共に、この第1の絶縁層及び第2の絶縁層と前記第2
の導電層との境界面を平坦に形成し、且つ、前記第1の
絶縁層と第2の絶縁層のフェルミ準位からコンダクショ
ンバンド底までのポテンシャルエネルギーがそれぞれ異
なるように構成したことを特徴とするものである。
【0009】又、本発明に係るMIM/MIS電子源の
製造方法の第1の態様としては、 1の導電層と、この
第1の導電層上に形成した絶縁層と、この絶縁層上に形
成した第2の導電層とからなり、前記第1の導電層と第
2の導電層との間に電圧を加えることにより、前記絶縁
層中をトンネル電流が生じるように構成したMIM/M
IS電子源の製造法において、前記第1の導電層上に第
1の絶縁層を堆積させる第1の工程と、前記第1の絶縁
層を加工すると共に前記第1の導電層を露出せしめる第
2の工程と、前記第2の工程で加工した第1の絶縁層及
び露出した第1の導電層上に第2の絶縁層を堆積させる
第3の工程と、前記第2の絶縁層をCMP又はエッチバ
ックして平坦化させつつ前記第1の絶縁層を露出させる
第4の工程と、前記第1及び第2の絶縁層上に前記第2
の導電層を形成する第5の工程とを含むものであり、第
の態様としては、前記第2の導電層の膜厚が均一であ
りその表面が平坦に形成されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るMIM/MIS電子
源の構造は、第1の導電層と、この第1の導電層上に形
成した絶縁層と、この絶縁層上に形成した第2の導電層
とからなり、前記第1の導電層と第2の導電層との間に
電圧を加えることにより、前記絶縁層中をトンネル電流
が生じるように構成したMIM/MIS電子源におい
て、前記絶縁層の膜厚と、前記第2導電層の膜厚とを均
一に形成したので、電子透過部の膜厚が均一である為、
絶縁層中へのトンネル確率が電子透過部内で一様とな
る。また、第1の導電層の膜厚が均一である為、絶縁層
より注入した電子の真空中への透過率が一様となる。従
って、エネルギーが均一で方向性のよい放出電子ビーム
を得る事が出来る。
【0011】又、第1の導電層と、この第1の導電層上
に形成した絶縁層と、この絶縁層上に形成した第2の導
電層とからなり、前記第1の導電層と第2の導電層との
間に電圧を加えることにより、前記絶縁層中をトンネル
電流が生じるように構成したMIM/MIS電子源にお
いて、前記絶縁層をフェルミ準位からコンダクションバ
ンド底までのポテンシャルエネルギーが異なる少なくと
も二種類の材料からなる絶縁層で形成したので、前記二
種類の絶縁層は、ファウラー・ノードハイム・トンネリ
ング確率が異なる為、電子放出部下部の絶縁層にトンネ
ル確率の高い材料を、また電子無放出部下部にトンネル
確率の低い材料を用いる事で、絶縁層膜厚を面内で均一
に出来、その結果、平坦な絶縁層表面全体に膜厚の均一
な導電層を形成することができる。
【0012】このため、エネルギーが均一で、方向性の
よい放出電子ビームを得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係るMIM/MIS電子源
の構造及びその製造方法の具体例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係るMIM
MIS電子源の構造及びその製造方法の第1の具体例を
示す図であり、図には、第1の導電層101と、この第
1の導電層101上に形成した絶縁層103と、この絶
縁層103上に形成した第2の導電層104とからな
り、前記第1の導電層101と第2の導電層104との
間に電圧を加えることにより、前記絶縁層103中をト
ンネル電流が生じるように構成したMIM/MIS電子
源において、前記絶縁層103の膜厚と、前記第2導電
層104の膜厚とを均一に形成したMIM/MIS電子
源の構造が示されている。
【0014】本発明の第1の具体例を更に詳細に説明す
ると、下層の導電層101として、例えば、n型に十分
ドープされたSiを用い、下層の導電層に電子放出部と
して凸部分101aを形成し、更に、電子無放出部とし
て凹部分101bを形成するよう導電層101に10〜
100nmの段差Dを形成している。中間の絶縁層10
2、103により平坦化した表面上には導電層であるA
u層が5〜100nm形成されている。絶縁層103の
電子の通過する部分の膜厚は5〜20nmである。両導
電層間には、上層の導電層104が下層の導電層101
より正の電位となるよう電源105を用い、通常5〜2
0Vの電圧が加えられ、下層の導電層の凸部分101a
より供給された電子は絶縁層103をFNトンネリング
し、さらに上層の導電層104を突き抜けその表面より
真空中へ放出される。
【0015】図2にその製造方法の具体例を示す。n型
に十分ドープされたSi基板201にレジストを塗布
し、リソグラフィーによりパターニングし、SF6、O
2等のガスを用いてドライエッチングを行う(a)。C
VDSiO2もしくはSOG膜202をSi基板201
上に形成し基板表面全体を十分に覆う(b)。CMP、
エッチバック等により平坦化させつつSi基板201の
凸部分101aを露出する(c)。更に、Al2 3
SiO2 からなる絶縁層203を形成した後、上層の導
電層204を形成する(d)。なお、203を構成する
材料はSiO2 やAl2 3 に制限されることなく、ま
た、204は、AlやAuに制限されるものではない。
FNトンネリング機構を用いることの可能なあらゆる材
料を用いる事が出来る。
【0016】このように、絶縁層は少なくとも2つの絶
縁層が積層されて形成されていることを特徴とするもの
である。又、第2の導電層の表面は平坦に形成されてい
ることを特徴とするものである。更に、絶縁層103と
第2の導電層104の境界面Kは平坦であることを特徴
とする。
【0017】又、本発明のMIM/MIS電子源の製造
方法は、前記第1の導電層101に段差を形成する第1
の工程と、前記第1の導電層101上に絶縁物102を
堆積させる第2の工程と、CMP又はエッチバックによ
り第1の導電層101を露出させる第3の工程と、前記
絶縁物102及び第1の導電層101上に第2の絶縁層
103を形成する第4の工程と、前記第2の絶縁層10
3上に第2の導電層104を形成する第5の工程とを含
むことを特徴とするものである。
【0018】次に、本発明の第2の具体例について図3
乃至図6を参照して説明する。図には、本発明の第2の
具体例の構造が示され、特に、第1の導電層302と、
この第1の導電層302上に形成した絶縁層304、3
03と、この絶縁層上に形成した第2の導電層305と
からなり、前記第1の導電層302と第2の導電層30
5との間に電圧を加えることにより、前記絶縁層中をト
ンネル電流が生じるように構成したMIM/MIS電子
源において、前記絶縁層をフェルミ準位からコンダクシ
ョンバンド底までのポテンシャルエネルギーが異なる少
なくとも二種類の材料からなる絶縁層304、303で
形成したMIM/MIS電子源の構造が示されている。
【0019】本発明の第2の具体例を更に詳しく説明す
ると、石英基板301上にアルミニウム302を蒸着し
て下層の導電層302を形成する。アルミニウムの厚さ
は100nm〜10μm程度とし、中間の絶縁層には、
トンネル電流の生じる部分に酸化アルミニウムからなる
絶縁層303を、又、トンネル電流の生じない部分に酸
化シリコンからなる絶縁層304を形成している。絶縁
層303、304の膜厚は5〜20nmであり、電子透
過部303及びその周囲で均一であり、その表面は平坦
である。上層の導電層305としてAu層が5〜100
nm形成されている。両導電層間には、上層の導電層3
05が下層導電層302より正の電位となるよう電源3
06を用い、通常5〜20Vの電圧が加えられ、下層の
導電層302より供給された電子は絶縁層303をFN
トンネリングし、さらに上層の導電層305を突き抜け
その表面より真空中へ放出される。
【0020】図4に電子のポテンシャルダイアグラムを
示す。両導電層402、405間に適当な電圧を加えた
場合、絶縁層の層間方向にポテンシャルの勾配が生じ、
下層のAl層402中フェルミ準位近傍における酸化ア
ルミニウム403の禁制帯407はトンネルするだけ十
分に薄くなり、電子は下層導電層402より、絶縁体コ
ンダクションバンドへトンネルするようになる。さら
に、電子は絶縁層コンダクションバンド中を加速し、上
部導電層405を通過し表面より真空中へ放射される。
一方、酸化シリコン404のコンダクションバンド底部
408は酸化アルミニウムのコンダクションバンド底部
409より1.2eV高い為、酸化シリコン中にファウ
ラー・ノウドハイム・トンネルが生じる事はない。その
結果、絶縁層に酸化アルミニウムを用いた部分のみ選択
的に電子が透過する。
【0021】図5、6にその製造方法の例を示す。石英
基板301上にCVD、蒸着、スパッタリング等の手法
によりAlの導電層302を形成する(図5(a))。
次に、その表面を陽極酸化、もしくは熱酸化等により表
面のみ酸化する。(図5(b))。次に、リソグラフィ
ーによりパターニングし、続いてドライエッチングを行
い、絶縁層303を形成する(図5(c))。更に、導
電層302、絶縁層303上にCVDによりSiO2
しくはSOG膜304を生成し表面全体を十分に覆う
(図6(a))。CMP、エッチバック等により絶縁膜
303、304を平坦化させつつ酸アルミニウムの絶縁
層303を露出する(図6(b))。最後に絶縁膜の表
面全体に上層導電層305を形成する(図6(c))。
ここで用いられた絶縁層304、305を構成する材料
はSiO2 やAl2 3 に制限されることなく、また、
上部の導電層材料は、AlやAuに制限されるものでは
ない。FNトンネリング機構を用い、絶縁体のバンドギ
ャップの相違を利用することの可能なあらゆる材料を用
いる事が出来る。
【0022】このように第2の具体例では、第2の導電
層305の膜厚が均一であり、その表面305aが平坦
であることを特徴とする。又、第1の導電層の第1の表
面部分302aは、第1の絶縁層303で覆われ、第2
の表面部分302bは第2の絶縁層304で覆われたこ
とを特徴とする。又、この具体例のMIM/MIS電子
源の製造方法は、第1の導電層302上に第1の絶縁層
303を堆積させる第1の工程と、前記第1の絶縁層3
03を加工する第2の工程と、前記第1の絶縁層上に第
2の絶縁層304を堆積させる第3の工程と、CMP又
はエッチバックにより第一の絶縁層303を露出させる
第4の工程と、前記第1及び第2の絶縁層303、30
4上に第2の導電層305を形成する第5の工程とを含
むことを特徴とする。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るMIM/MIS電子源の構
造及びその製造方法は、絶縁層の膜厚と、第2導電層の
膜厚とを均一に形成したので、電子透過部の膜厚が均一
である為、絶縁層中へのトンネル確率が電子透過部内で
一様となる。また、上部導電層の膜厚が均一である為、
絶縁層より注入した電子の真空中への透過率が一様とな
る。従って、エネルギーが均一で方向性のよい放出電子
ビームを得る事が出来る。
【0024】又、絶縁層をフェルミ準位からコンダクシ
ョンバンド底までのポテンシャルエネルギーが異なる少
なくとも二種類の材料からなる絶縁層で形成したので、
前記二種類の絶縁層は、ファウラー・ノードハイム・ト
ンネリング確率が異なる為、電子放出部下部の絶縁層に
トンネル確率の高い材料を、また電子無放出部下部にト
ンネル確率の低い材料を用いる事で、絶縁層膜厚を均一
に出来その結果、平坦な絶縁層表面全体に膜厚の均一な
導電層を形成することができる。
【0025】このため、エネルギーが均一で、方向性の
よい放出電子ビームを得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例の構造を示す図である。
【図2】本発明の第1の具体例の製造工程を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2の具体例の構造を示す図である。
【図4】第2の具体例の動作原理を説明するためのポテ
ンシャルダイアグラムである。
【図5】第2の具体例の製造工程を示す図である。
【図6】図5に続く工程を示す図である。
【図7】従来技術を説明するポテンシャルダイアグラム
である。
【図8】従来技術の構造を示す図である。
【符号の説明】
101、201、302 第1の導電層 102、103、202、203、303、304
絶縁層 104、204、305 第2の導電層 105、306 電源 407 禁制帯 408、409 コンダクションバンド底
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/312 H01J 9/02 H01J 29/04 H01J 31/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電層と、この第1の導電層上に
    形成した第1の材料からなる第1の絶縁層と、前記第1
    の導電層上に形成した第2の材料からなる第2の絶縁層
    と、前記第1及び第2の絶縁層上に形成した第2の導電
    層とからなり、前記第1の導電層と第2の導電層との間
    に電圧を加えることにより、前記一方の絶縁層中をトン
    ネル電流が生じるように構成したMIM又はMIS電子
    源であって、前記第1の絶縁層の膜厚と第2の絶縁層の膜厚とを同一
    に形成すると共に、この第1の絶縁層及び第2の絶縁層
    と前記第2の導電層との境界面を平坦に形成し、且つ、
    前記第1の絶縁層と第2の絶縁層のフェルミ準位からコ
    ンダクションバンド底までのポテンシャルエネルギーが
    それぞれ異なるように構成したことを特徴とするMIM
    又はMIS電子源の構造。
  2. 【請求項2】 第1の導電層と、この第1の導電層上に
    形成した絶縁層と、この絶縁層上に形成した第2の導電
    層とからなり、前記第1の導電層と第2の導電層との間
    に電圧を加えることにより、前記絶縁層中をトンネル電
    流が生じるように構成したMIM又はMIS電子源の製
    造法において、 前記第1の導電層上に第1の絶縁層を堆積させる第1の
    工程と、前記第1の絶縁層を加工すると共に前記第1の
    導電層を露出せしめる第2の工程と、前記第2の工程で
    加工した第1の絶縁層及び露出した第1の導電層上に第
    2の絶縁層を堆積させる第3の工程と、前記第2の絶縁
    層をCMP又はエッチバックして平坦化させつつ前記第
    1の絶縁層を露出させる第4の工程と、前記第1及び第
    2の絶縁層上に前記第2の導電層を形成する第5の工程
    と、を含むことを特徴とするMIM又はMIS電子源の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の導電層の膜厚が均一でありそ
    の表面が平坦に形成されていることを特徴とする請求項
    3記載のMIM又はMIS電子源の製造方法。
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