JP3211681U - ポップ支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ポップを天井から吊り下げる場合においても、ポップの交換が容易であり、また、外観上も好適なポップ支持具を提供する。【解決手段】 ポップ支持具は、ポップを装着した金属製部材を磁力により保持するためのものであり、樹脂製の本体1と、この本体内に収納された磁石2と、本体1を天井または壁面に固定するための固定部材としての3本の針釘3とから構成される。本体1の収納部13およびフランジ部14には、磁石2を収納するための穴部が形成されている。本体1には、ナット部12からベース部11にわたる貫通孔15が形成されており、本体1を天井または壁面に固定するときに、針釘3がこの貫通孔15を貫通する。【選択図】 図1
Description
この考案は、ポップ(POP)を支持するポップ支持具に関する。
ポップ広告(point−of−purchase advertising)に使用されるポップは、シート上に商品名と価格、または、キャッチコピーや説明文、あるいは、イラスト等を表示したものであり、店舗の広告媒体として広く使用されている。このようなポップは、接着テープや画鋲などにより壁面等に貼着されるほかに、カードホルダー等と呼称される支持具により支持される。ポップの取り替えを用意とするために磁石を利用した支持具も提案されている(特許文献1参照)。
また、このようなポップを天井から吊り下げるときには、フック等が利用される(特許文献2参照)。
特許文献2に記載されたようにフック等を利用してポップを天井から吊り下げる構成を採用した場合には、ポップを変更する場合等において手間がかかるという問題があるばかりではなく、外観上も好適なものとはいえない。
この考案は上記課題を解決するためになされたものであり、ポップを天井から吊り下げる場合においても、ポップの交換が容易であり、また、外観上も好適なポップ支持具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、樹脂製の本体と、前記本体内に収納された磁石と、前記本体を天井または壁面に固定するための固定部材と、を備え、ポップを装着した金属製部材を磁力により保持することを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記本体には、外形が多角形状のナット部が形成される。
請求項3に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の考案において、前記固定部材は、前記本体に形成された複数の孔部を各々貫通する針釘である。
請求項4に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の考案において、前記固定部材は、前記本体に立設されたネジである。
請求項5に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の考案において、前記固定部材は、前記本体に立設されたピンである。
請求項1から請求項5に記載の考案によれば、磁石を収納した本体を固定部材により天井または壁面に固定することにより、導電性を有さない天井または壁面において磁力の作用を得ることができる。このため、ポップを装着した金属製部材を天井または壁面に対して、着脱可能な状態で容易に支持することが可能となる。
請求項2に記載の考案によれば、本体を容易に回転させることができることから、固定部材としてネジを使用したときの固定動作を容易に実行することが可能となる。
請求項3に記載の考案によれば、モルタルや石膏ボード等からなる天井や壁面に対しても本体を容易に固定することができ、また、好適な耐荷重を得ることが可能となる。
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この考案の第1実施形態に係るポップ支持具を示す図である。
このポップ支持具は、ポップを装着した金属製部材を磁力により保持するためのものであり、樹脂製の本体1と、この本体1内に収納された磁石2と、本体1を天井または壁面に固定するための固定部材としての3本の針釘3とから構成される。
樹脂製の本体1は、射出成型等により制作される。この本体1は、ベース部11と、ナット部12と、収納部13と、フランジ部14とから構成される。収納部13およびフランジ部14には、磁石2を収納するための穴部が形成されており、磁石2は、この穴部内に収納され、本体1に接着される。本体1には、ナット部12からベース部11にわたる貫通孔15が形成されている。この貫通孔15は、本体1を天井または壁面に固定するときに、ピン釘とも呼称される3本の針釘3を互いに交差する方向に向けて貫通させるためのものである。
このポップ支持具を天井または壁面に装着するときには、互いに交差する方向を向く3本の針釘3を使用することにより、本体1をモルタルや石膏ボード等からなる天井や壁面に対しても強固に固定することができる。このため、耐荷重を大きなものとすることも可能となる。
図2は、この考案の第2実施形態に係るポップ支持具を示す図である。なお、図1に示す第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第2実施形態に係るポップ支持具においては、本体1の凹部に磁石2を収納する前に、凹部内に本体1を天井または壁面に固定するための固定部材としてのネジ4を配設している。このネジ4は、本体1を射出成型するときに、予め、本体1とともに成型してもよい。
この第2実施形態に係るポップ支持具を、例えば木製の部材等よりなる天井または壁面に装着するときには、本体1におけるナット部12を利用して、スパナ等によりポップ支持具を、ネジ4を中心として回転させることにより、本体1を木製等よりなる天井または壁面に対して強固に固定することができる。このため、耐荷重を大きなものとすることができる。
なお、この第2実施形態における本体1は、第1実施形態と同一のものであり、同一の金型を使用した射出成型等により制作される。このため、制作コストを低減することが可能となる。ただし、この第2実施形態においては使用されない貫通孔15が形成されることになる。
図3は、この考案の第3実施形態に係るポップ支持具を示す図である。なお、図1、図2に示す第1、第2実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第3実施形態に係るポップ支持具においては、本体1の凹部に磁石2を収納する前に、凹部内に本体1を天井または壁面に固定するための固定部材としてのピン5を配設している。このピン5は、本体1を射出成型するときに、予め、本体1とともに成型してもよい。
この第3実施形態に係るポップ支持具を、天井または壁面に装着するときには、押しピン等と同様に、本体1を天井または壁面に押しつけることにより、天井または壁面に対して容易に固定することができる。このため、ポップが軽量で、耐荷重が小さくてもよい場合に好適である。
なお、この第3実施形態における本体1も、第1、第2実施形態と同一のものであり、同一の金型を使用した射出成型等により制作される。このため、制作コストを低減することが可能となる。ただし、この第3実施形態においては使用されない貫通孔15が形成されることになる。
図4および図5は、この考案に係るポップ支持具を天井に固定してポップPを支持する状態を示す模式図である。
ここで、ポップPとは、シートに対して、商品名、価格、キャッチコピーや説明文、イラスト等を表示したものである。図3においては、ガチャ玉(オート株式会社の登録商標)等の金属製のペーパクリップ8によりポップPを支持し、このペーパクリップ8を、磁石2の作用によりこの考案に係るポップ支持具に装着した状態を示している。また、図4においては、スライドクリップ等と呼称される金属製のペーパクリップ9によりポップPを支持し、このペーパクリップ9を、磁石2の作用によりこの考案に係るポップ支持具に装着した状態を示している。
この考案に係るポップ支持具を使用した場合には、ポップを装着した金属製部材であるペーパクリップ8、9を使用することにより、天井等に対してポップPを容易に装着することができ、また、その取り替えも容易となる。
図6は、この考案に係るポップ支持具のオプション品としてのポップ支持補助具6を示す斜視図である。
このポップ支持補助具6は、金属プレート21に対してフック22を付設した構成を有する。このポップ支持補助具6によれば、例えば、カレンダー等の係止部を有するポップを、フック22により係止し、これを金属プレート21の作用によりこの考案に係るポップ支持部に装着することが可能となる。
図7は、この考案に係るポップ支持具のオプション品としての他のポップ支持補助具7を示す斜視図である。
このポップ支持補助具7は、金属プレート21に対して樹脂製のクリップ23を付設した構成を有する。このポップ支持補助具7によれば、クリップ23により挟持したポップを、金属プレート21の作用によりこの考案に係るポップ支持部に装着することが可能となる。
1 本体
2 磁石
3 針釘
4 ネジ
5 ピン
6 ポップ支持補助具
7 ポップ支持補助具
8 ペーパクリップ
9 ペーパクリップ
11 ベース部
12 ナット部
13 収納部
14 フランジ部
15 貫通孔
21 金属プレート
22 フック
23 クリップ
P ポップ
2 磁石
3 針釘
4 ネジ
5 ピン
6 ポップ支持補助具
7 ポップ支持補助具
8 ペーパクリップ
9 ペーパクリップ
11 ベース部
12 ナット部
13 収納部
14 フランジ部
15 貫通孔
21 金属プレート
22 フック
23 クリップ
P ポップ
Claims (5)
- 樹脂製の本体と、
前記本体内に収納された磁石と、
前記本体を天井または壁面に固定するための固定部材と、
を備え、
ポップを装着した金属製部材を磁力により保持することを特徴とするポップ支持具。 - 請求項1に記載のポップ支持具において、
前記本体には、外形が多角形状のナット部が形成されるポップ支持具。 - 請求項1または請求項2に記載のポップ支持具において、
前記固定部材は、前記本体に形成された複数の孔部を各々貫通する針釘であるポップ支持具。 - 請求項1または請求項2に記載のポップ支持具において、
前記固定部材は、前記本体に立設されたネジであるポップ支持具。 - 請求項1または請求項2に記載のポップ支持具において、
前記固定部材は、前記本体に立設されたピンであるポップ支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002212U JP3211681U (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | ポップ支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017002212U JP3211681U (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | ポップ支持具 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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2017
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