JP3198647U - ネジ用キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ネジの頭部を覆い隠すキャップを固定する作業を簡易かつ迅速に行えるようにできるネジ用キャップを提供する。【解決手段】平らな面から頭部hが突出するように固定された磁性体からなるネジBの頭部に固定するネジ用キャップXであり、頭部が入る大きさの穴20が形成された本体部10と、穴の底に固定される磁石30とから構成し、穴の開口縁を平らな面に当接させて穴に頭部を嵌めたときに、頭部と磁石との間に隙間dが形成されるように穴の深さを設定する。【選択図】図2
Description
本考案は、主に展示パネルなどを壁面に固定するネジの頭部を装飾するためにネジ頭部に固定するキャップに関する。
展示パネルなどを壁面に固定する際、通常はネジを用いてパネルの四隅を固定することが一般的である。この際、ネジの頭部が表出するためこれを隠すためにネジの頭部にキャップを嵌めることが多い。このようなキャップはゴムのような弾性体によって形成され、強い嵌め合いによって、ネジの頭部の外周に係合させたり、ネジ穴に係合させたりする構造を有する。
ところで、展示パネルが多くあるような場合、各ネジの頭部にキャップを強い嵌め合いによって固定していくと、作業労力や時間がかかってしまうという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑みて、ネジの頭部を覆い隠すキャップを固定する作業を簡易かつ迅速に行えるようにできるネジ用キャップを提供することを課題とする。
本考案は、このような問題に鑑みて、ネジの頭部を覆い隠すキャップを固定する作業を簡易かつ迅速に行えるようにできるネジ用キャップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は、次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、平らな面から頭部が突出するように固定された磁性体からなるネジの当該頭部に固定するキャップであって、前記頭部が入る大きさの穴が形成された本体部と、前記穴の底に固定される磁石とを有するネジ用キャップである。
請求項2に記載の考案は、前記ネジ用キャップにおいて、前記穴の開口縁を前記平らな面に当接させて前記穴に前記頭部を嵌めたときに、前記頭部と前記磁石との間に隙間が形成されるように前記穴の深さが設定されるものである。なお、ネジ頭部下に座金が固定される場合、座金表面に穴の開口縁が当接するように形成されるときは、座金表面が前記平らな面を構成し、穴の内径が座金の外径よりも大きく座金の底面が当接する面に穴の開口縁が当接するときは、当該座金の底面が当接する面が前記平らな面を構成する。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載のネジ用キャップにおいて、前記隙間は0.1mm〜5mmの間に設定されるものである。
請求項4に記載の考案は、前記本体部を非磁性体としたものである。
請求項5に記載の考案は、前記ネジ用キャップにおいて、前記磁石はネオジム磁石又はサマリウムコバルト磁石としたものである。
請求項6に記載の考案は、前記ネジ用キャップにおいて、前記穴は前記頭部が係合可能に嵌る内径を有する円柱状に形成されるものである。
請求項1に記載の考案は、平らな面から頭部が突出するように固定された磁性体からなるネジの当該頭部に固定するキャップであって、前記頭部が入る大きさの穴が形成された本体部と、前記穴の底に固定される磁石とを有するネジ用キャップである。
請求項2に記載の考案は、前記ネジ用キャップにおいて、前記穴の開口縁を前記平らな面に当接させて前記穴に前記頭部を嵌めたときに、前記頭部と前記磁石との間に隙間が形成されるように前記穴の深さが設定されるものである。なお、ネジ頭部下に座金が固定される場合、座金表面に穴の開口縁が当接するように形成されるときは、座金表面が前記平らな面を構成し、穴の内径が座金の外径よりも大きく座金の底面が当接する面に穴の開口縁が当接するときは、当該座金の底面が当接する面が前記平らな面を構成する。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載のネジ用キャップにおいて、前記隙間は0.1mm〜5mmの間に設定されるものである。
請求項4に記載の考案は、前記本体部を非磁性体としたものである。
請求項5に記載の考案は、前記ネジ用キャップにおいて、前記磁石はネオジム磁石又はサマリウムコバルト磁石としたものである。
請求項6に記載の考案は、前記ネジ用キャップにおいて、前記穴は前記頭部が係合可能に嵌る内径を有する円柱状に形成されるものである。
以上のような構成により、本考案は、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の考案は、キャップとネジ頭部とが磁力によって互いに引き合うので、キャップをネジ頭部に強い嵌め合わせによって固定する必要がなくなり、ネジ頭部にキャップを被せるだけで固定できることから、キャップを嵌める作業をより簡易かつ迅速に行うことができる。
請求項2に記載の考案は、磁石とネジ頭部との間に隙間を設けることで、キャップの加工精度が低くても機能するので、製品としたときの製造コストを低減させることができる。
請求項3に記載の考案は、磁石とネジ頭部との隙間を0.1mm〜5mmの範囲とすることでキャップが厚くなりすぎず磁力によってキャップを保持することができる。
請求項4に記載の考案は、本体部を非磁性体としてもキャップは磁石とネジ頭部との磁力によって固定されるので本体部をネジ頭部に固定することができる。
請求項5に記載の考案は、ネオジム磁石又はサマリウムコバルト磁石とすることで、強い磁力でキャップがネジ頭部に吸着するので、キャップの脱落を抑制することができる。
請求項6に記載の考案は、キャップの穴内周でネジ頭部の外周に嵌るようにすることで磁石による吸着と相まって、より強く安定した状態でキャップとネジ頭部とを結合することができる。
請求項1に記載の考案は、キャップとネジ頭部とが磁力によって互いに引き合うので、キャップをネジ頭部に強い嵌め合わせによって固定する必要がなくなり、ネジ頭部にキャップを被せるだけで固定できることから、キャップを嵌める作業をより簡易かつ迅速に行うことができる。
請求項2に記載の考案は、磁石とネジ頭部との間に隙間を設けることで、キャップの加工精度が低くても機能するので、製品としたときの製造コストを低減させることができる。
請求項3に記載の考案は、磁石とネジ頭部との隙間を0.1mm〜5mmの範囲とすることでキャップが厚くなりすぎず磁力によってキャップを保持することができる。
請求項4に記載の考案は、本体部を非磁性体としてもキャップは磁石とネジ頭部との磁力によって固定されるので本体部をネジ頭部に固定することができる。
請求項5に記載の考案は、ネオジム磁石又はサマリウムコバルト磁石とすることで、強い磁力でキャップがネジ頭部に吸着するので、キャップの脱落を抑制することができる。
請求項6に記載の考案は、キャップの穴内周でネジ頭部の外周に嵌るようにすることで磁石による吸着と相まって、より強く安定した状態でキャップとネジ頭部とを結合することができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)に本実施形態に係るネジ用キャップXとパネルPを固定したネジBの分解斜視図を示し、(b)に(a)の状態からネジ用キャップXをネジBの頭部hに嵌めた状態の斜視図を示す。また、図2に図1(b)の状態における縦断面図を示す。ネジ用キャップXは、円柱状の本体部10と、本体部10の底面に形成された円柱状の穴20と、穴20の底中央に固定される磁石30とから構成される。
本体部10は合成樹脂による成型物である。もっとも、本体部10は材質は問わず、金属、木製、セラミック等で形成することができる。
穴20は、ネジBの頭部hの外径にゆるく嵌る、頭部hの外径とほぼ同じ内径を有する穴であり、底面に磁石30が嵌る円柱状の小さな穴からなる磁石固定穴21が形成されている。穴20の開口部にはネジBに嵌められた座金Wsが嵌る座ぐり20aが形成されている。なお、座ぐり20a部分は座金Wsを使用することを前提とした場合には、穴20の一部を構成するものではない。穴20の深さは磁石固定穴21に磁石30を嵌めたときに、穴20の底面から磁石30の表出している底面までの距離が、ネジBの頭部hの高さより0.5mm〜1mm程度大きく設定される。即ち、ネジ頭部hと磁石30の表出している底面との間に0.5mm〜1mm程度の隙間dが形成されることになる。
磁石30は穴20の底に形成された磁石穴21に嵌る外径を有する円柱体であり、磁石固定穴21の底面に接着剤により固定される。磁石30はネオジム磁石により形成される。
図1(a)に本実施形態に係るネジ用キャップXとパネルPを固定したネジBの分解斜視図を示し、(b)に(a)の状態からネジ用キャップXをネジBの頭部hに嵌めた状態の斜視図を示す。また、図2に図1(b)の状態における縦断面図を示す。ネジ用キャップXは、円柱状の本体部10と、本体部10の底面に形成された円柱状の穴20と、穴20の底中央に固定される磁石30とから構成される。
本体部10は合成樹脂による成型物である。もっとも、本体部10は材質は問わず、金属、木製、セラミック等で形成することができる。
穴20は、ネジBの頭部hの外径にゆるく嵌る、頭部hの外径とほぼ同じ内径を有する穴であり、底面に磁石30が嵌る円柱状の小さな穴からなる磁石固定穴21が形成されている。穴20の開口部にはネジBに嵌められた座金Wsが嵌る座ぐり20aが形成されている。なお、座ぐり20a部分は座金Wsを使用することを前提とした場合には、穴20の一部を構成するものではない。穴20の深さは磁石固定穴21に磁石30を嵌めたときに、穴20の底面から磁石30の表出している底面までの距離が、ネジBの頭部hの高さより0.5mm〜1mm程度大きく設定される。即ち、ネジ頭部hと磁石30の表出している底面との間に0.5mm〜1mm程度の隙間dが形成されることになる。
磁石30は穴20の底に形成された磁石穴21に嵌る外径を有する円柱体であり、磁石固定穴21の底面に接着剤により固定される。磁石30はネオジム磁石により形成される。
次に、以上のような構成を有するの使用方法及び作用について説明する。使用者は、図1(a)に示すように平らな面、ここでは座金Wsの上面から突出しているネジBの頭部hに、ネジ用キャップXを、穴20を挿入するようにして嵌め、図1(b)、図2のような状態とする。なお、ネジBは磁性体により形成されたものを使用する。磁石30の表出する底面とネジBの頭部hとの間には隙間dが形成されるので、穴20の開口縁は浮き上がることなくネジBの頭部hが突出する平面である座金Ws表面に接触するとともに、磁石30とネジBの頭部hとがネオジム磁石の強力な磁力で引き合うので、ネジ用キャップXは安定した状態でネジBの頭部hにかぶさった状態で固定される。さらに、穴20の内径とネジBの頭部hの外径とはほぼ同じなので、穴20がネジBの頭部hに対してずれることがなく、ネジ用キャップXをより安定して固定することができる。
なお、ネジ用キャップは本体部の形状は任意に変更することができる。一例を図3(a)(b)に示す。図3(a)は変形例に係るネジ用キャップYの分解斜視図であり、図3(b)は変形例に係るネジ用キャップYの縦断面図である。ネジ用キャップYの本体部10Aは装飾部11、ベース部12から構成される。これらは合成樹脂製であるが、成型品でななく、板体をレーザーカッターで切り抜いて形成されている。装飾部11は薄い板状体で、ここではハート型に形成され、表面にUV印刷によるプリント11aが施されている。ベース部12は対象となるネジの頭部の高さよりも十分に厚い板状体であり、装飾部11に重なるようにハート型に形成されている。ベース部12の中央には穴20が形成されている。装飾部11とベース部12は接着剤で接着され、穴20の底部に偏平な円柱状のネオジム磁石が接着固定される。ネジ用キャップYはこのような構造によって、簡単に種々の形状のものを製造でき、表面も印刷によって任意のデザインとすることができる。
また、上記実施形態ではネジBの頭部hは座金Wsの上に載っているが、座金Wsは必ずしも必須ではなく、座金Wsがない場合は、穴20は座ぐり20aを含み、穴20の開口縁は座ぐり20aの開口縁となる。もっとも、座金を使用しない場合や穴20の内径が座金の外径より大きい場合は座ぐり自体設ける必要はない。
また、上記実施形態ではネジBの頭部hは座金Wsの上に載っているが、座金Wsは必ずしも必須ではなく、座金Wsがない場合は、穴20は座ぐり20aを含み、穴20の開口縁は座ぐり20aの開口縁となる。もっとも、座金を使用しない場合や穴20の内径が座金の外径より大きい場合は座ぐり自体設ける必要はない。
X、Y ネジ用キャップ
10、10A 本体部
20 穴
30 磁石
10、10A 本体部
20 穴
30 磁石
Claims (6)
- 平らな面から頭部が突出するように固定された磁性体からなるネジの当該頭部に固定するキャップであって、
前記頭部が入る大きさの穴が形成された本体部と、
前記穴の底に固定される磁石とを有する
ネジ用キャップ。 - 前記穴の開口縁を前記平らな面に当接させて前記穴に前記頭部を嵌めたときに、前記頭部と前記磁石との間に隙間が形成されるように前記穴の深さが設定される
ネジ用キャップ。 - 前記隙間は0.1mm〜5mmの間である請求項2に記載のネジ用キャップ。
- 前記本体部は非磁性体である請求項1から3のいずれか1項に記載のネジ用キャップ。
- 前記磁石はネオジム磁石又はサマリウムコバルト磁石である請求項1から4のいずれか1項に記載のネジ用キャップ。
- 前記穴は前記頭部が係合可能に嵌る内径を有する円柱状に形成される請求項1から5のいずれか1項に記載ネジ用キャップ。
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JP2015001279U JP3198647U (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | ネジ用キャップ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107939805A (zh) * | 2017-11-24 | 2018-04-20 | 苏州沃森优金电子科技有限公司 | 一种不易脱落的螺丝组 |
JP2019105529A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 株式会社小野測器 | ロータリエンコーダ |
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- 2015-03-19 JP JP2015001279U patent/JP3198647U/ja not_active Expired - Fee Related
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