JP2009003151A - フラットパネル・ディスプレイ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラットパネル・ディスプレイにおけるタイリングパネルを簡易に隙間なく並べる。
【解決手段】タイリングパネルが台座3の上に並べられ、それらの表面が被覆板4で覆われることにより表示画面が形成される。タイリングパネルには、隣り合うタイリングパネル間で接触する端縁6aが形成され、タイリングパネルに受電ヘッド7が固定され、台座に給電ヘッド8が固定され、タイリングパネルの背面と台座の表面とに、受電ヘッドと給電ヘッドとが接触した時に隙間を介して対向する端面を有した突起9,10が固定され、対になった一方の突起の端面には円柱形の凸部11が突設され、他方の突起の端面には、受電ヘッドと給電ヘッドとが正対した時に凸部が半径方向で隙間を介して嵌り込む凹部12が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、フラットパネル・ディスプレイ及びその製造方法に関する。
複数枚のタイリングパネルを一平面上に敷き詰めることにより大きい画面のフラットパネル・ディスプレイを作ることが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。これは、各タイリングパネルに電力を供給して所望の内容を分割して表示させ、複数枚のタイリングパネルの全体で一つのまとまった内容を表示しようとするものである。
特開2006−126231号公報
ところが、従来のフラットパネル・ディスプレイにおいて多数のタイリングパネルを平面方向すなわちxy方向に敷き詰める場合、タイリングパネルの寸法、形状等の誤差、止めネジとネジ孔との位置の誤差等が累積するので、すべてのタイリングパネルを一つの平面内に収めるのは極めて困難である。従来はタイリングパネルを敷き詰める途中で、タイリングパネルを切削、交換等してタイリングパネルの位置を修正している。したがって、タイリングパネルを敷き詰める作業に手間と時間を要している。タイリングパネルや止めネジ、ネジ孔等の加工精度を一層高めて組立作業を正確に行うことも考えられるが、これはフラットパネル・ディスプレイの更なるコストアップを招く原因となり、好ましいことではない。
また、タイリングパネルへの電力の供給を非接触給電方式で行う場合は、給電ヘッドと受電ヘッドとが離れすぎないようにタイリングパネルをxy方向及びxy方向に垂直なz方向に配列しなければ、給電効率が低下するという問題がある。
従って、本発明は上記問題点を解決することができる手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、複数枚のタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)が台座(3)の上に隙間なく並べられ、全タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の表面が被覆板(4)で覆われることにより、表示画面が形成されたフラットパネル・ディスプレイにおいて、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)には、隣り合うタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)間で接触する端縁(6a)が形成され、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の背面の中央に受電ヘッド(7)が固定され、上記台座(3)の表面には各タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の受電ヘッド(7)が接触する給電ヘッド(8)が固定され、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の背面と上記台座(3)の表面とには、上記受電ヘッド(7)と上記給電ヘッド(8)とが接触した時に隙間(γ)を介して対向する端面(9a,10a)を有した突起(9,10)が複数対固定され、対になった一方の突起(9)の端面(9a)には円柱形の凸部(11)が突設され、他方の突起(10)の端面(10a)には、上記受電ヘッド(7)と上記給電ヘッド(8)とが正対した時に上記凸部(11)が半径方向で隙間(δ)を介して嵌り込む凹部(12)が形成されたことを特徴とするフラットパネル・ディスプレイである。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載のフラットパネル・ディスプレイにおいて、タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)にネジ棒(14)が半田(15)により接着され、対になった突起(9,10)のうち一方がこのネジ棒(14)に螺合し、この突起(9)の基端面(9b)がタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の背面に接触した構成とすることも可能である。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載のフラットパネル・ディスプレイにおいて、皿ネジ(16)が台座(3)を裏面から表面へと貫通し、対になった突起(9,10)のうち一方がこの皿ネジ(16)のネジ棒に螺合し、皿ネジ(16)のネジ頭(16a)が台座(3)の裏面に形成された傾斜穴(3a)内に嵌り込んだ構成とすることも可能である。
また、請求項4に係る発明は、複数枚のタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)を台座(3)の上に隙間なく並べ、全タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の表面を被覆板(4)で覆うことにより、表示画面を形成するフラットパネル・ディスプレイの製造方法において、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)には、隣り合うタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)間で接触する端縁(6a)を形成し、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の背面の中央には受電ヘッド(7)を固定し、上記台座(3)の表面には各タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の受電ヘッド(7)が接触する給電ヘッド(8)を固定し、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の背面と上記台座(3)の表面とには、上記受電ヘッド(7)と上記給電ヘッド(8)とが接触した時に隙間(γ)を介して対向する端面(9a,10a)を有した突起(9,10)を複数対固定し、対になった一方の突起(9又は10)の端面(9a又は10a)には円柱形の凸部(11)を突設し、他方の突起(10又は9)の端面(10a又は9a)には、上記受電ヘッド(7)と上記給電ヘッド(8)とが正対した時に上記凸部(11)が半径方向で隙間(δ)を介して嵌り込む凹部(12)を形成し、上記タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)を上記台座(3)上でそれらの平面の延び方向にずらして、タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の端縁(6a,6a)同士を接触させ、しかる後に上記被覆板(4)ですべてのタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の表面を覆うことを特徴とするフラットパネル・ディスプレイの製造方法である。
本発明によれば、対になった突起(9,10)の凸部(11)と凹部(12)との間には半径方向に僅かの隙間(δ)が設けられていることから、一方の突起(9又は10)の凸部(11)を他方の突起(10又は9)の凹部(12)に挿入し、複数枚のタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)を台座(3)上に大まかに配列したうえで、タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)をそれらの端縁(6a,6a)同士が接するようにずらせることができる。したがって、複数枚のタイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)をそれらの延び方向で隙間なく並べることができ、フラットパネル・ディスプレイ(1)の表示画面を均一な平面に形成して良質の画像を表示することができる。また、対になった突起(9,10)の端面(9a,10a)は受電ヘッド(7)と給電ヘッド(8)とが接触した時に隙間(γ)を介して対向するようになっているので、タイリングパネル(2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3)の位置決めの際に、突起(9,10)が受電ヘッド(7)と給電ヘッド(8)との接触を阻害せず、したがって給電効率の良いフラットパネル・ディスプレイとすることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1及び図2に示すように、このフラットパネル・ディスプレイ1は、複数枚のタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3が台座3の上に並べられ、全タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の表面が被覆板4で覆われ、全体の周囲が枠部材5で囲まれた構成となっている。このフラットパネル・ディスプレイ1は例えば建物の壁面に取り付けられ、全タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3で形成される一つの表示画面で所望の内容を映し出すようになっている。
図1及び図2では、九枚の正方形又は長方形のタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3が三行三列のマトリックスで隙間なく並べられることにより大きい表示画面が形成されているが、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の使用枚数は九枚より多くても少なくてもよい。また、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の形状も正方形又は長方形に限られるものではない。
台座3は、樹脂等でできた剛性のある板であり、フラットパネル・ディスプレイ1の表示画面と略同じ大きさ、形状に形成される。
被覆板4は、透明又は半透明の樹脂又はガラスで作られ、全タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の表面を覆っている。
枠部材5は、樹脂、金属等で額縁状に形成され、台座3、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3及び被覆板4の外周を覆って、これらを一体化している。
図3に示すように、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3は、板状の平面表示体6を備える。この平面表示体6は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)、液晶等の所望の形式の表示体であり、それ自体は公知であるから詳細な説明は省略する。
平面表示体6は略正方形であり、その四辺には表裏面に垂直な面を有する端縁6aが形成される。隣り合うタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3間では、この端縁6a、6a同士が面接触することになる。
このフラットパネル・ディスプレイ1では非接触給電方式が採用され、そのため平面表示体6の背面の中央には受電ヘッド7が固定され、上記台座3の表面にはこの受電ヘッド7が接触する給電ヘッド8が固定される。給電ヘッド8は、図1に示すように、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の配列に対応するように台座3の表面にマトリックス状に固定される。
給電ヘッド8及び受電ヘッド7は、図示しないがそれぞれコア、コイル等を備え、表面が樹脂フィルム等からなる保護膜で覆われている。給電ヘッド8と受電ヘッド7とが保護膜を介して接触することにより、電力が給電ヘッド8側から受電ヘッド7側へと非接触で供給されるようになっている。この非接触給電方式は公知であるから、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、平面表示体6の背面と台座3の表面とには、受電ヘッド7と給電ヘッド8とが接触した時に隙間γを介して対向する端面9a,10aを有した突起9,10が複数対固定される。突起9,10は平面表示体6が正方形である場合は、望ましくは四隅に設けられ、台座3にもタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の配列に対応して設けられる。突起9は平面表示体6における一対の対角の隅にだけ設けてもよい。平面表示体6側の突起9の端面9aと台座3側の突起10の端面10aとの間の隙間γは、受電ヘッド7と給電ヘッド8との接触を阻害しないために設けられる。この隙間γの形成によって受電ヘッド7と給電ヘッド8とがそれらの保護膜を介して密着し、これにより給電効率が高められる。
また、図3に示すように、平面表示体6側と台座3側との間で対になった突起9,10の一方の端面9aには、円柱形の凸部11が突設され、他方の突起10の端面10aには、受電ヘッド7と給電ヘッド8とが正対した時に凸部11が半径方向で隙間を介して嵌り込む凹部12が形成される。図示例では凸部11が突起9に設けられ、凹部12が突起10に設けられるが、必要に応じて凸部11を突起10に設け、凹部12を突起9に設けるようにしてもよい。
凹部12は凸部11が緩く嵌り込むものであれば、その形状はどのようなものであってもよいが、望ましくは内周面が円筒形の穴として形成される。凸部11の径をd1、凹部12の径をd2、凹凸部12,11の半径方向の隙間をδとすると、δ=d2−d1=0.5mm〜0.6mmである。
このように、対になった突起9,10の凸部11と凹部12との間には半径方向に僅かの隙間δが設けられていることから、一方の突起9の凸部11を他方の突起10の凹部12に挿入することで、図5(C)に示すように、九枚のタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3のすべてを台座3上に大まかに配列することができる。そこで、同図(D)に示すように、L字尺のごとき治具13を外周側のタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b3、2c1、2c2、2c3の辺に押し付けるようにすると、タイリングパネルの2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3平面表示体6の端縁6a同士が接しながらずれ、すべてのタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3がそれらの延び方向で隙間なく並ぶこととなる。
上記タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3側の突起9は所望の手段により平面表示体6に固定することができるが、この実施の形態では、図3及び図4に示すように、ネジ棒14により固定される。すなわち、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の平面表示体6は金属製の基材を含んでおり、この基材にネジ棒14が半田部15により接着され、このネジ棒14に突起9が螺合している。この突起9は半田部15を覆う空洞16を有し、この空洞16で半田部15を包み込んでいる。そして、突起9がネジ棒14上を螺進し切ると突起9の基端面9bが平面表示体6の平滑な背面に接触するようになっている。これにより、半田部15が不揃いに形成されたとしても、図3に示す如くすべての突起9が平面表示体6の背面に正確に接触し、それらの端面9aが平面表示体6の背面から一定の高さに位置することになる。
また、台座3側の突起10も所望の手段により台座3に固定することができるが、この実施の形態では、図3及び図4に示すように、皿ネジ16により固定される。すなわち、皿ネジ16が台座3をその裏面から表面へと貫通し、突起10がこの皿ネジ16のネジ棒に螺合している。そして、皿ネジ16のネジ頭16aが台座3の裏面に形成されたすり鉢状の傾斜穴3a内に嵌り込んでいる。皿ネジ16のネジ頭16aが台座3のすり鉢状の傾斜穴3aに接することから、皿ネジ16が回されると斜面の作用により皿ネジ16のネジ棒が突起10を強く台座3側に引き付けることになる。これにより、突起10の底面10bは台座3の表面に正確に密着し、突起10の端面10aも台座3の表面から一定の高さに位置することになる。その結果、上記タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3側の突起9が平面表示体6に精度良く固定されることとあいまって、突起9,10の端面9a,10a同士間に常に一定の適正な隙間γが形成されることになる。
次に、上記構成を備えたフラットパネル・ディスプレイの製造方法について説明する。
図3に示すような複数枚のタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3と台座3とを用意する。各タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の平面表示体6の四隅には、図4に示すようなネジ棒14により予め突起9が固定され、台座3には図4に示すような皿ネジ16により予め突起10が固定される。
また、各タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の平面表示体6の中央には受電ヘッド7が予め固定され、台座3には給電ヘッド8がマトリックス状に固定される。
図5(A)に示すように、所望のタイリングパネル2b2を台座3上に乗せ、図6に示すように、このタイリングパネル2b2の突起9を台座3側の突起10と対向させ、凸部11を凹部12内に嵌め込むようにする。
続いて図5(B)に示すように、他のタイリングパネル2b1、2b3を台座3上に乗せ、前回と同様にして、両者の突起9,10の端面9a,10a同士を対向させ、凸部11を凹部12内に嵌め込む。タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3を台座3上に乗せる順序は図5に示す順序に限らず、自在に変更可能である。
タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3を順次台座3に乗せ、すべてのタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3を台座3上に設置する。
対になった突起9,10の凸部11と凹部12との間には上述したように半径方向に僅かの隙間δが設けられていることから、図5(C)に示すように、すべてのタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3が台座3上に大まかに配列されることになる。また、図6に示すように、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3側の受電ヘッド7が台座3側の給電ヘッド8に接触することから、すべてのタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3が台座3上に一定の高さで乗ることになる。
そこで、図5(D)に示すように、L字形の治具13を台座3の対角線上からタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b3、2c1、2c2、2c3及び台座3の辺に当てると、隣り合うタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3が押し合い、それらの端縁6a,6a同士が図2に示す如く接触する。これにより、すべてのタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3がそれらの延び方向で隙間なく並び、一枚の均一な表示画面が形成される。
また、対になった突起9,10の端面9a,10aは受電ヘッド7と給電ヘッド8とが接触した時に隙間γを介して対向することから、図5(C)に示したタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の位置決めの際に、受電ヘッド7と給電ヘッド8とが正確に接触しかつ正対することになる。したがって、給電効率が向上する。
その後、図1及び図2に示すように、被覆板4がタイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3上から被せられ、治具13が除去され、枠部材5が取り付けられ、フラットパネル・ディスプレイ1が完成する。各タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3は、例えば被覆板4の裏面に接着剤により接着することで相互にずれないように固定することができる。
このフラットパネル・ディスプレイ1は、例えば部屋の壁等に垂直に掛け、その表示画面を正面に向けることによりディスプレイとして使用可能である。給電ヘッド8に給電すると、受電ヘッド7に電流が流れ、タイリングパネル2a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3の各平面表示体6に画像等の部分が表示され、表示画面の全体にまとまった内容の情報が表示される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内において種々変更可能である。
本発明に係るフラットパネル・ディスプレイの正面図である。 図1中、II−II線矢視断面図である。 図2中、要部の拡大図である。 一対の突起の分解断面図である。 タイリングパネルの並べ方の一例を示す平面図であり、(A)は一枚のタイリングパネルを台座に乗せた状態、(B)は更に二枚のタイリングパネルを台座に隣り合わせで乗せた状態、(C)はすべてのタイリングパネルを台座に乗せた状態、(D)はすべてのタイリングパネルを隙間なく並べた状態をそれぞれ示す。 図5(C)中、VI−VI線矢視断面図である。
符号の説明
1…フラットパネル・ディスプレイ
a1、2a2、2a3、2b1、2b2、2b3、2c1、2c2、2c3…タイリングパネル
3…台座
3a…傾斜穴
4…被覆板
6a…端縁
7…受電ヘッド
8…給電ヘッド
9,10…突起
9a,10a…端面
11…凸部
12…凹部
14…ネジ棒
15…半田
16…皿ネジ
16a…ネジ頭
γ、δ…隙間

Claims (4)

  1. 複数枚のタイリングパネルが台座の上に隙間なく並べられ、全タイリングパネルの表面が被覆板で覆われることにより、表示画面が形成されたフラットパネル・ディスプレイにおいて、上記タイリングパネルには、隣り合うタイリングパネル間で接触する端縁が形成され、上記タイリングパネルの背面の中央に受電ヘッドが固定され、上記台座の表面には各タイリングパネルの受電ヘッドが接触する給電ヘッドが固定され、上記タイリングパネルの背面と上記台座の表面とには、上記受電ヘッドと上記給電ヘッドとが接触した時に隙間を介して対向する端面を有した突起が複数対固定され、対になった一方の突起の端面には円柱形の凸部が突設され、他方の突起の端面には、上記受電ヘッドと上記給電ヘッドとが正対した時に上記凸部が半径方向で隙間を介して嵌り込む凹部が形成されたことを特徴とするフラットパネル・ディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のフラットパネル・ディスプレイにおいて、タイリングパネルにネジ棒が半田により接着され、対になった突起のうち一方がこのネジ棒に螺合し、この突起の基端面がタイリングパネルの背面に接触していることを特徴とするフラットパネル・ディスプレイ。
  3. 請求項1に記載のフラットパネル・ディスプレイにおいて、皿ネジが台座を裏面から表面へと貫通し、対になった突起のうち一方がこの皿ネジのネジ棒に螺合し、皿ネジのネジ頭が台座の裏面に形成された傾斜穴内に嵌り込んでいることを特徴とするフラットパネル・ディスプレイ。
  4. 複数枚のタイリングパネルを台座の上に隙間なく並べ、全タイリングパネルの表面を被覆板で覆うことにより、表示画面を形成するフラットパネル・ディスプレイの製造方法において、上記タイリングパネルには、隣り合うタイリングパネル間で接触する端縁を形成し、上記タイリングパネルの背面の中央には受電ヘッドを固定し、上記台座の表面には各タイリングパネルの受電ヘッドが接触する給電ヘッドを固定し、上記タイリングパネルの背面と上記台座の表面とには、上記受電ヘッドと上記給電ヘッドとが接触した時に隙間を介して対向する端面を有した突起を複数対固定し、対になった一方の突起の端面には円柱形の凸部を突設し、他方の突起の端面には、上記受電ヘッドと上記給電ヘッドとが正対した時に上記凸部が半径方向で隙間を介して嵌り込む凹部を形成し、上記タイリングパネルを上記台座上でそれらの平面の延び方向にずらせ、タイリングパネルの端縁同士を接触させ、しかる後に上記被覆板ですべてのタイリングパネルの表面を覆うことを特徴とするフラットパネル・ディスプレイの製造方法。
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