JP3200126U - 保持ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】被保持材の荷重に拘わらず、確実に、これを保持することができる保持ホルダーを提供する。【解決手段】板状の表面部1と、板状の裏面部2とが、直線状の中間ライン3を通して接続されて構成された合成樹脂製の保持ホルダーHDであって、表面部1に突出片6が設けられる一方、裏面部2に貫通穴8が設けられ、突出片6が、被保持部材10を通過した後、貫通穴に嵌合することで、被保持部材10を保持する。【選択図】図1
Description
本考案は、カレンダーなどの紙製のシート材や、ホワイトボードなどの薄板材を保持する保持ホルダーに関し、シート材や薄板材は、典型的には、吊り下げ状態で保持される。
数枚の紙材を吊り下げ保持する保持ホルダーとしては、以下に列記するように、各種の構成が知られている(特許文献1〜特許文献7)。
しかし、プラスチック製のホルダーは、安価軽量である反面、保持強度に欠けるので、ある程度の荷重を有する被保持材を吊り下げると、落下してしまい確実に保持することはできないという問題がある。
一方、金属製のホルダーは、保持強度に優れるものの簡易性に欠け、安価に製造することができないという問題がある。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、安価なコストで製造でき、被保持材の荷重に拘わらず、確実に、これを保持することができる保持ホルダーを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、板状の表面部と、板状の裏面部とが、直線状の中間ラインを通して接続されて構成された合成樹脂製の保持ホルダーであって、表面部に第1係合部が設けられる一方、裏面部に第2係合部が設けられ、係合部の一方が、被保持部材を通過した後、係合部の他方に嵌合するか、或いは、第1係合部と、被保持部材と、第2係合部とを貫通する他の部材が、係合部の一方に嵌合することで、被保持部材を保持するよう構成されている。
好ましくは、前記係合部の一方は、表面部又は裏面部の一方側に形成された突出片であり、表面部と裏面部の他方側には、他方の係合部として貫通穴が形成されている。
また、前記表面部を、透光性を発揮する板厚に形成するか、表面部の中央位置に透光性を有する表示窓を開口させることで、表面部を通して、被保持材に描かれた文字や模様が見えるよう構成されているのが好ましい。
前記2つの係合部は、貫通穴として形成され、前記他の部材として、径方向に伸縮可能で鉤状に形成された先端部を有する保持軸が使用されるのも好適である。
また、中間ラインに沿って、表面部及び/又は裏面部を事後的に折り返すか、予め、折返し形状に一体成形されている構成が典型的である。成形法としては、押出し成形又は射出成形が採られる。
上記した本考案によれば、安価なコストで製造でき、被保持材の荷重に拘わらず確実に、これを保持することができる保持ホルダーを実現できる。
以下、実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明する。図1は、第1実施例に係る保持ホルダーHDを示す図面である。ここで、図1(a)は、展開状態の保持ホルダーHDを、外部への露出側から見た平面図であり、図1(b)は、その背面図である。
また、図1(c)は、組み立て完成状態の保持ホルダーHDの正面図であり、図1(d)は、保持ホルダーHDの一部を示す斜視図である。なお、図1(e)〜図1(g)は、各々、図1(a)〜図1(c)の側面図である。
図1(a)や図1(b)に現れる通り、この保持ホルダーHDは、半透明の合成樹脂を使用した一体成型品であり、矩形薄板状に形成された表面部1と、矩形薄板状に形成された裏面部2とが、直線状の薄肉部3を通して接続されて構成されている。図1(e)の右側面図に現れる通り、薄肉部3は、直線溝を露出側(図示左側)から凹状に切欠くことで、真っ直ぐな折り曲げライン3を形成している。
また、図1(a)や図1(b)には、吊下げ紐4が図示されており、この吊下げ紐4は、折り曲げライン(薄肉部)3の非露出面に沿って配置される(例えば、図1(e)参照)。
図1(a)や図1(b)に示す通り、表面部1には、その中央位置を開口させて表示窓5が形成され、その両側には、一対の突出片6,6が、非露出側に向けて突出形成されている。図1(d)に拡大状態を示す通り、突出片6は、詳細には、基端側の円柱部6aと、先端側の円錐台6bと、が連設されて構成されている。
ここで、円錐台6bには、円柱部6aの軸方向に、所定深さの切欠き6cが形成されることで、径方向に縮径可能な鉤状のフック部HKを形成している。
一方、裏面部2には、その中央位置に、半円状の装着片7が切起し可能に形成されている。そして、装着片7には、取付穴HOが形成されている。したがって、吊下げ紐4は、必ずしも、必須ではなく、取付穴HOを活用する場合は、吊下げ紐4が不要となる。
何れにしても、裏面部2の左右端部には、表面部1の突出片6に対応して、一対の係合穴8が開口されている。ここで、係合穴8の口径は、突出片6の円筒軸6aの外径とほぼ同じであり、フック部HK(円錐台6b)の最大径より小さく設定されている。
このような構成を有する保持ホルダーHDは、図1(f)の矢印で示す通り、折り曲げライン3を回転中心にして、カレンダー用紙などの被保持部材10の上端を内包した状態で、表面部1と裏面部2を折り重ねて完成状態となる。なお、図1(a)や図1(b)では、被保持部材10の記載を省略しているが、被保持部材10の上端には、係合穴8に対応して、係合穴8や、突出片6の円錐台6bよりやや大径で、左右方向に広がる長穴が予め形成されている。
また、被保持部材10の上端には、表示窓5の位置に対応して、適宜な文字や模様が印刷した表題欄や広告欄などが設けられている。そのため、被保持部材10の上端を、保持ホルダーHDで保持した完成状態では、被保持部材10に印刷された文字や模様が、表示窓5を通して現れることになる(図1(c)参照)。
したがって、例えば、カレンダーなどの被保持部材10を、ノベルティ商品として一般客に提供するような場合には、広告欄に企業名や電話番号などを記載しておくことで、表示窓5を通して広告効果を発揮することができる。
ところで、本実施例の場合、係合穴8の口径は、円錐台6bの最大径より小さいが、切欠き6cを設けることで径方向に収縮可能に構成されている。そのため、被保持部材10の上端の表題欄や広告欄を、表面部1と裏面部2に挟み込んだ状態で、突出片6を係合穴8の中に突入させることができ、係合穴8に突入したフック部HKは、その収縮状態が解除されることで、突出片6が係合穴8に確実に嵌合されることになる。
このように、この保持ホルダーHDは、一度、組み立てると展開状態に戻すことはできず、ノベルティ商品として受け取った一般客が、被保持部材10の上端部(表題欄や広告欄)を切除して再利用するようなことはできず、ノベルティ商品としての機能が損なわれることがない。
以上、第1実施例について説明したが、具体的な構成は、適宜に変更可能である。例えば、表示窓5は、必ずしも、合成樹脂材を切除した開口窓である必要はなく、半透明の合成樹脂材を薄肉形成して透光性を高めた表示窓5としても良い。また、保持ホルダーHDをノベルティ商品に使用するのではなく、一般商品としてのカレンダーやホワイトボードに使用する場合には、表示窓5を設けなくても良い。
具体的に変形例を例示すると、図2(a)に示す第1実施例に代えて、図2(b)に示す第2実施例の構成を採るもの好適である。
第2実施例は、突出片6を設けた矩形状の第1薄板部21と、係合穴8を設けた矩形状の第2薄板部22と、第1薄板部21と第2薄板部22を接続する直線状の薄肉部23と、表面部1及び裏面部2に直交して薄肉部23に連設された装着部24とで、構成されている。なお、装着部24には取付穴HOが形成されている。
第2実施例において、第1薄板部21と第2薄板部22は、第1実施例の表面部1と裏面部2に対応する。そして、第2実施例の薄肉部23は、直線溝を非露出側(図示上側)から凹状に切欠いて折り曲げライン23を形成している。なお、突出片6と係合穴8の作用及び効果は、第1実施例の場合と同一であり、図示の構成に捉われず、適宜に変更可能である。
組立完成時の操作は、第1実施例とほぼ同一であり、第2実施例でも、折り曲げライン23を回転中心にして、カレンダー用紙などの被保持部材10の上端を内包した状態で、第1薄板部21と第2薄板部22を折り重ねて完成状態となる。そして、この完成状態では、第1薄板部21及び第2薄板部22が、装着部24とほぼ面一となる。
第2実施例では、一体成形されたプラスチック部材について、薄肉部23を中心に、第1薄板部21と第2薄板部22を折り重ねる必要があり、この意味では第1実施例と同じである。但し、特に、この構成に限定される必要はなく、例えば図2(c)の第3実施例に示すように、折り重ね形状で一体成形される保持ホルダーHDであっても良い。
この第3実施例は、矩形状の第1薄板部31と、矩形状の第2薄板部32と、装着部34とで、全体として略Y字状に形成されている。そして、第1薄板部31と、第2薄板部32には、互いに対応する位置に係合穴8が形成されている。
この第3実施例では、突出片6を設けない代わりに、突出片6と同様に機能して、第1薄板部31と第2薄板部32と被保持部材10とを一体化するための装着部材40が別途用意される。装着部材40は、突出片6とほぼ同様の構成を有し、円盤状の頭部41と、円柱部42と、円錐台43と、が連設されて構成されている。そして、円錐台43には、所定深さの切欠きCTが形成されることで、径方向に縮径可能に構成されている。
保持方法は、第1実施例や第2実施例とほぼ同じであり、第1薄板部31と第2薄板部32の間に、カレンダー用紙などの被保持部材10の上端を配置し、被保持部材10を貫通させて装着部材40を押し込むことで、被保持部材10と保持ホルダーHDが一体化される。
なお、装着部材40の形状は適宜に変更可能であり、図2(d)に示す形状のものであっても良い。
続いて、以上のような構成を有する第1実施例〜第3実施例の保持ホルダーHDの使用例を説明する。
図3(a)と図3(b)は、第1実施例と第2実施例についての使用状態を示す図面であり、各々、カレンダーを吊り下げ保持している。特に限定されるものではないが、図3(a)は、ノベルティ商品を例示し、図3(b)は、一般市販品を例示している。
図4は、第1実施例の別の使用例を例示したものであり、カレンダーを設けたホワイトボードを吊下げ保持する場合(図4(a))、ホワイトボードにポケットを設けた場合(図4(b))、保持ホルダーHDの裏面に磁石板を貼着することで冷蔵庫などに保持する場合(図4(c)図4(d))を示している。
なお、保持ホルダーHDの表面又は、被保持部材の上端に温度計を貼り付けるもの好適であり(図4(e))、保持ホルダーHDで卓上カレンダーの上端を保持するのも好ましい(図4(f))。
一方、図5は、第2実施例と第3実施例の使用例を例示したものであり、カレンダーを設けたホワイトボード(図5(a))、ポケットを設けたホワイトボード(図5(b))、磁石板を貼着した保持ホルダーHD(図5(c)図5(d))、保持ホルダーHDで保持された卓上カレンダー(図5(f))を示している。この場合も、保持ホルダーHDの表面又は、被保持部材の上端に温度計を貼り付けるもの好適である(図5(e)参照)。
以上、本考案の実施例について具体的に説明したが、具体的な記載内容は特に本考案を限定する趣旨ではなく、適宜に変更可能である。例えば、被保持部材を吊下げから保持することに限定されず、例えば、卓上カレンダーの上端を把持するのも好適である(図4(e)参照)。この場合、表示窓を設ければ、表示窓を有効な広告宣伝欄として活用することができる。
1 表面部
2 裏面部
3 中間ライン(薄板部)
HD 保持ホルダー
6 係合部(突出片)
8 係合部(係合穴)
2 裏面部
3 中間ライン(薄板部)
HD 保持ホルダー
6 係合部(突出片)
8 係合部(係合穴)
Claims (5)
- 板状の表面部と、板状の裏面部とが、直線状の中間ラインを通して接続されて構成された合成樹脂製の保持ホルダーであって、
表面部に第1係合部が設けられる一方、裏面部に第2係合部が設けられ、
係合部の一方が、被保持部材を通過した後、係合部の他方に嵌合するか、或いは、
第1係合部と、被保持部材と、第2係合部とを貫通する他の部材が、係合部の一方に嵌合することで、被保持部材を保持するよう構成されていることを特徴とする保持ホルダー。 - 前記係合部の一方は、表面部又は裏面部の一方側に形成された突出片であり、
表面部と裏面部の他方側には、他方の係合部として貫通穴が形成されている請求項1に記載の保持ホルダー。 - 前記表面部を、透光性を発揮する板厚に形成するか、表面部の中央位置に透光性を有する表示窓を開口させることで、表面部を通して、被保持材に描かれた文字や模様が見えるよう構成されている請求項1又は2に記載の保持ホルダー。
- 前記2つの係合部は、貫通穴として形成され、
前記他の部材として、径方向に伸縮可能で鉤状に形成された先端部を有する保持軸が使用される請求項1〜3の何れかに記載の保持ホルダー。 - 中間ラインに沿って、表面部及び/又は裏面部を事後的に折り返すか、
予め、折返し形状に一体成形されている請求項1〜4の何れかに記載の保持ホルダー。
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