JP3211406U - ふし麺を利用した煎餅 - Google Patents
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Abstract
【課題】麺製造工程で出来る副産物のふし麺を利用し、塩分濃度を抑制させた煎餅を提供する。【解決手段】麺類の製造工程に発生する規格外部分のふし麺を、水に漬けた後若しくは茹でた後に加熱処理されて製造される、該規格外部分のふし麺の形状が残る煎餅であって、ふし麺の茹でる条件が、50度以上で30分以内であり、ふし麺の水漬け条件が、20度以下で3時間以上である。【選択図】図2
Description
本考案は、麺製造工程で製造されるふし麺を利用した煎餅に関する。
「ふし麺」とは、手延べ麺などを作る際に手延べそうめんは上下所定本数の管(くだ)に掛けて引き延ばし、乾燥をして仕上げられるが、上管と下管の部分に出来る副産物で、棒で割り伸ばしてから、吊して乾燥する時に管にかかっていた曲線部分を、乾燥後に切り分けたものを言う。
前記「ふし麺」は規格外部分であるために、再利用する場合として、
次回の製造工程に使用する。その際に多く使用し過ぎると落麺・切れ麺の原因となるために、そのまま販売、又は廃棄処分されていた。他の再利用としては、かりんとう等のお菓子に利用されている。
次回の製造工程に使用する。その際に多く使用し過ぎると落麺・切れ麺の原因となるために、そのまま販売、又は廃棄処分されていた。他の再利用としては、かりんとう等のお菓子に利用されている。
乾麺の製造工程で出る「ふし麺」をかりんとう等のお菓子に利用する場合には前処理なしに使用するため塩分濃度が5%から10%含有されており、糖類を過剰に使用する事で塩辛さを誤魔化しているために高血圧の原因となる。
本考案は、「ふし麺」を塩分濃度の低い(減塩)菓子を提供することにあり、前記塩分濃度を低下されるために製造工程で出た「ふし麺」をお菓子製造工程前に茹でる若しくは水にさらして(水に浸して)当該「ふし麺」の塩分濃度を下げた後に鉄板でプレスして製造した煎餅である。前記ふし麺の茹でる条件が、50度以上30分以内であることを特徴としている。使用する「ふし麺」の太さにより茹でる温度や時間は適宜変更する必要はあるが、最終的に完成した煎餅の外観が「ふし麺」形状が残る程度が見た目にも面白い。
再利用の困難な「ふし麺」を新たな加工食品に変更でき、且つ塩分濃度を抑制させた煎餅を提供できる。
以下、本考案に係る実施の形態を図面により説明する。
手延べ素麺の製造工程を簡単に説明する。第一工程は小麦粉に食塩水を入れて麺塊になるまで所定の時間ぐらいよく混ぜ合わせ、第二工程は第一工程で出来た麺塊をよく熟成させたものを圧延して円板状態にし、渦巻き状に切り所定の太い麺帯にする。第三工程では第二工程を経た麺帯に食用油を塗りながら細い麺帯棒状にした後に熟成させ、第四工程で第三工程を経た麺帯を徐々に細い麺帯紐状にして熟成させる。第五工程は麺帯を所定の管に8の字に掛け熟成させる。第六工程は麺帯を、所定の長さほど引き延ばし更に所定の時間熟成させる。第七工程は麺帯を再び、徐々に延ばしながら木のはしで麺帯を延ばしながら細かく仕分ける。第八工程は麺帯を乾燥台に掛け、麺帯を乾燥させながら木のはしで麺の付着した部分を仕分け。最終工程にて乾燥した麺帯を揃え所定の長さに切断して完成する。前記最終工程で乾燥した麺帯を揃え所定の長さに切断された際に第五工程で麺帯を所定の管に掛けた領域が、図1に示すように「ふし麺」となる。
前記「ふし麺」に対して、50度 以上 30分間 以内 茹でることで塩分濃度を下げ、且つ、水分を含ませることで「ふし麺」を柔らかくした。前記茹でた「ふし麺」を 80度以上150度に加熱した上火・下火の両面焼きのプレス機で30秒間以上加熱することで図2に記載する煎餅を得ることができた。
前記「ふし麺」に対して、沸騰した湯で1分間以上茹でることで塩分濃度を下げ、且つ、水分を含ませることで「ふし麺」を柔らかくした。上火・下火の両面焼きのプレス機の鉄板上で前記茹でた「ふし麺」を80℃以上で1分間以上加熱して多彩なフレーバー・粉末をかけて美味しい煎餅を得ることができた。
前記「ふし麺」に対して、水温20℃以下の水にて「ふし麺」を3時間以上水にさらして(水に浸して)、発酵や菌の増殖が起こらないように綺麗な水にて数回水を入れ替えすることにより塩分濃度を下げ、且つ、「ふし麺」を柔らかくした。前記茹でた「ふし麺」を80℃以上に加熱した上火・下火の両面焼きのプレス機で10分間以上加熱することで煎餅を得ることができた。
なお、本考案にかかる「ふし麺」を使用した煎餅は、実施形態に記載したものに限られるものでなく、考案の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、「ふし麺」のみならず手延べ麺として商品販売できる麺を使用しても良い。
本考案は、煎餅として食するだけでなく、例えば本考案の煎餅は一度茹で塩分濃度を低下させているため直接味噌汁に直接入れて調理することも可能である。
1 ふし麺
2 煎餅
2 煎餅
Claims (4)
- 麺類の製造工程時に発生する規格外部分の麺であり、前記規格部分を水漬け若しくは茹でた後に加熱処理されて製造した煎餅。
- 前記規格部分が乾麺のふし麺である事を特徴とする請求項1記載の煎餅
- 前記ふし麺の茹でる条件が、50度以上で30分以内であることを特徴とする請求項3に記載の煎餅。
- 前記ふし麺の水漬け条件が、20度以下で3時間以上であることを特徴とする請求項2に記載の煎餅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017000243U JP3211406U (ja) | 2017-01-04 | 2017-01-04 | ふし麺を利用した煎餅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017000243U JP3211406U (ja) | 2017-01-04 | 2017-01-04 | ふし麺を利用した煎餅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3211406U true JP3211406U (ja) | 2017-07-13 |
Family
ID=59309148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017000243U Expired - Fee Related JP3211406U (ja) | 2017-01-04 | 2017-01-04 | ふし麺を利用した煎餅 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3211406U (ja) |
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2017
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