JP2006223237A - 米菓及びその製造方法 - Google Patents

米菓及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006223237A
JP2006223237A JP2005043420A JP2005043420A JP2006223237A JP 2006223237 A JP2006223237 A JP 2006223237A JP 2005043420 A JP2005043420 A JP 2005043420A JP 2005043420 A JP2005043420 A JP 2005043420A JP 2006223237 A JP2006223237 A JP 2006223237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice cracker
rice
seasoning liquid
baking
cracker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005043420A
Other languages
English (en)
Inventor
Eihiko Moriya
森谷栄彦
Masatoshi Onuma
大沼雅俊
Kazuhiko Watanabe
渡辺一彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURIYAMA BEIKA KK
Original Assignee
KURIYAMA BEIKA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KURIYAMA BEIKA KK filed Critical KURIYAMA BEIKA KK
Priority to JP2005043420A priority Critical patent/JP2006223237A/ja
Publication of JP2006223237A publication Critical patent/JP2006223237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Abstract

【課題】 濡れ米菓本来の食感を残し、且つレンジ加熱時と同様のカリッと感と共に、ロースト風味を備えた新規な濡れ米菓を提供する。
【解決手段】 乾燥米菓生地を焼成処理した後、所定の調味液に浸漬して、調味液を熱処理済み米菓内に含浸させ、所定の乾燥を行って製出した濡れ米菓を、再度の二次加熱処理(焼成処理又は油揚処理)を施す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、調味液を内部に含浸させた所謂濡れ米菓や半生米菓と称されるものに分類される米菓及びその製造方法に関するものである。
濡れ米菓の基本的な製造方法は、常法通り製出した乾燥米菓生地を、加熱処理(焼成処理や油揚げ処理)した後、調味液に浸漬して調味液を米菓内に含浸させ、適宜な乾燥処理後に包装出荷されるものである。
詳細な製造手段については従前より種々提案されている。例えば、特公平4−36659号公報(特許文献1)には、焼成煎餅を冷却前に調味液に浸漬して、表面のみを乾燥させる手法が開示されており、特開平7−308155号公報(特許文献2)には、焼成後予備冷却を行い、調味液の温度・浸漬時間を調整して表面にのみに調味液を浸透させ、パリパリ感を残す手法が開示されている。
また特開平9−9875号公報(特許文献3)には、焼成後に回転ドラム内で加熱調味料をシャワー状に噴射しムラのない濡れ煎餅を作ることが開示されており、特開平10−52226号公報(特許文献4)には、焼成(焼き・揚げ)後に冷却して、調味液の浸透を制限し、完成品に油脂を付着させてウェット感を出す米菓が開示されている。特許3047173号公報(特許文献5)には、調味液浸漬後に遠心分離機で付着した余分な調味液を分離し製品品質の均一化を図る手段が開示されている。
更に特開2003−180255号公報(特許文献6)には、調味液として豆から製出した餡を用いた米菓が開示され、特開2004−8080公報(特許文献7)には、加工澱粉を使用することが開示され、特開2004−275093号公報(特許文献8)には、加熱処理として油揚げ処理を採用することが開示されている。
特公平4−36659号公報。 特開平7−308155号公報。 特開平9−9875号公報。 特開平10−52226号公報。 特許3047173号公報。 特開2003−180255号公報。 特開2004−8080号公報。 特開2004−275093号公報。
前記した従前の濡れ米菓は、水分含有量が12〜24%の範囲であり、全体にしっとり感を備えた米菓で、水分値が高い分、電子レンジでの暖めを容易に行うことができ、この加熱によって風味が高められる利点があるので、製品パッケージにも電子レンジによる加熱後の喫食が説明表示されている。
然し電子レンジなどによる加熱を行うと水分の蒸発が生じ短時間で乾燥状態に至ってしまい、濡れ米菓独自の食感が損なわれてしまう。
そこで本発明は、濡れ米菓本来の食感を残し、且つレンジ加熱時と同様の風味を備える新規な濡れ米菓を提案したものである。
本発明に係る濡れ米菓及びその製造方法は、乾燥米菓生地を焼成処理した後、所定の調味液に浸漬して、調味液を熱処理済み米菓内に含浸させ、所定の乾燥を行って製出した濡れ米菓を、再度の二次加熱処理を施して製出するものである。
従って濡れ米菓に対して二次加熱処理を施すことによって、米菓表面の調味液含浸部分がカリッとなり、ロースト風味が付与されることになる。
また特に水分量10〜24%まで乾燥させた濡れ米菓を一定時間静置して、二次加熱処理として焼成処理や油揚げ処理を行って製出したことを特徴とするものである。
即ち製出した乾燥処理後の濡れ米菓は、表面が乾燥しているが、一旦静置することで、濡れ米菓内部に含浸した調味液が表面側に移り、二次加熱処理で調味液の加熱によるロースト風味が確実に得られる。
本発明に係る米菓及びその製造方法は上記の通りであり、内部がしっとりとした濡れ米菓独自の食感を有すると共に、表面は加熱処理によるカリッと感を備え、且つ調味液の加熱処理(二次加熱処理)による調味液のロースト風味を備えた新規な濡れ米菓を提供できたものである。
次に本発明の実施形態を製造工程順に以下説明する。製造工程は、通常の米菓製造と同様におかき製造工程、調味液浸漬工程、乾燥静置工程、二次加熱処理工程の順でなされる。
おかき製造工程は、常法とおり餅精米を蒸練し、搗き・練り、型取り、冷蔵、切断、冷蔵、乾燥、寝かせ、乾燥を行い、乾燥生地を得、前記乾燥生地を焼成処理(一次加熱処理)するものである。
特に乾燥生地は、焼成に際して通常のおかき用生地の水分(20〜25%)より少し高めの28〜30%とし、冷蔵による澱粉の老化をさせて、焼成時にハツレ(表面の割れ)を生じさせて、調味液の内部浸透が速やかに行われるようにする。
焼成処理(一次加熱処理)は、直前まで乾燥生地を冷蔵しておいて、220〜270℃(通常のおかきと同程度)で焼成し、表面にハツレを生じさせ、且つ内部に気泡を作るようにし、表面水分1〜3%、内部水分6〜10%に仕上げる。
調味液浸透工程は、醤油をベースとした調味液(常温)に、品温65〜75℃の素焼きおかきを10〜20秒間浸漬するもので、素焼きおかきの品温と調味液温度の温度差によって素焼きおかき内の気泡内圧力が低下することで、ハツレ箇所から速やかに調味液が浸透することになり、調味液重量割合が30〜44%程度とするものである。
乾燥静置工程は、前記の調味液含浸おかきを77〜83℃の雰囲気に50〜60分静置し、水分を10〜20%程度に乾燥させる。そして乾燥後に室温18〜28℃で湿度40〜90%の環境下で、3時間以上静置(寝かせ)する。前記の寝かせは、乾燥過程で表面水分が低くなった状態から、おかき内部に含浸している調味液を表面側に移行させ、後の二次加熱処理が効果的に実施されるために行うものである。
二次加熱処理は、焼成処理又は油揚げ処理を選択できるもので、前者は、110〜150℃で60〜90秒間の処理を行い、後者は、油温170〜180℃で40〜60秒間の処理を行うもので、処理済み製品は、処理後すぐに温かいまま食するか、又は放冷し常法とおりの包装を行い出荷されるものである。
而して前記の二次加熱処理によって、本発明の濡れ米菓は、表面がカリッとし、且つ調味液の高温処理による風味を有し、当然内部がしっとりとした濡れ米菓独自の食感をも有するものとなる。
勿論本発明は、おかきに限定されるものではなく、粳米を使用した濡れ煎餅にも適用されることは言うまでもない。即ち従前の常法とおり製出した濡れ煎餅に、前記した濡れおかきと同様の二次加熱処理を施せばよいものである。
尚前記の実施形態の数値は、製出品の性状が所望状態となるように選択決定されるものであるが、特に二次加熱後の濡れ米菓の状態で、水分10%以下では内部にしっとり感を得ることが出来ないし、24%以上ではカリッと感を得ることができない。また二次加熱処理においても、加熱温度が高かったり、加熱時間が長いと、調味液(醤油)が焦げすぎて焦げ臭が出てしまい、また加熱温度が低かったり、加熱時間が短いと、ロースト感が得られない。
本発明の実施形態の工程説明図である。

Claims (8)

  1. 乾燥米菓生地を焼成処理した後、所定の調味液に浸漬して、調味液を熱処理済み米菓内に含浸させ、所定の乾燥を行って製出した濡れ米菓を、再度の二次加熱処理を施してなることを特徴とする米菓の製造方法。
  2. 水分量10〜24%まで乾燥させた濡れ米菓を一定時間静置して、二次加熱処理として焼成処理を行ってなる請求項1記載の米菓の製造方法。
  3. 静置時間を3時間以上とし、110〜150℃で、60〜90秒間の焼成処理をしてなる請求項2記載の米菓の製造方法。
  4. 水分量10〜24%まで乾燥させた濡れ米菓を一定時間静置して、二次加熱処理として油揚げ処理を行ってなる請求項1記載の米菓の製造方法。
  5. 静置時間を3時間以上とし、170〜180℃で、40〜60秒間の油揚げ処理をしてなる請求項4記載の米菓の製造方法。
  6. 乾燥米菓生地を焼成処理した後、所定の調味液に浸漬して、調味液を熱処理済み米菓内に含浸させ、所定の乾燥を行って製出した濡れ米菓を、再度の二次加熱処理を施して製出してなることを特徴とする米菓。
  7. 二次加熱処理として焼成処理を行って製出した請求項6記載の米菓。
  8. 二次加熱処理として油揚げ処理を行って製出した請求項6記載の米菓。
JP2005043420A 2005-02-21 2005-02-21 米菓及びその製造方法 Pending JP2006223237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043420A JP2006223237A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 米菓及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043420A JP2006223237A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 米菓及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006223237A true JP2006223237A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36985148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005043420A Pending JP2006223237A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 米菓及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006223237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078813A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社三幸 米菓の製造方法
CN112715602A (zh) * 2020-12-29 2021-04-30 山西永祥和闻喜煮饼食品有限责任公司 粗粮无蔗糖闻喜煮饼及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078813A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社三幸 米菓の製造方法
CN112715602A (zh) * 2020-12-29 2021-04-30 山西永祥和闻喜煮饼食品有限责任公司 粗粮无蔗糖闻喜煮饼及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101128120B (zh) 用于制备脂肪含量减少的冷冻马铃薯条的加工方法
US5573804A (en) Preparation of interwined pasta products
JP2006223237A (ja) 米菓及びその製造方法
KR20160145453A (ko) 가미땅콩 및 가미땅콩 제조방법
JP6355320B2 (ja) 即席麺の製造方法
US3306751A (en) Method of improving pretzel products
JP3842749B2 (ja) 濡れ米菓とその製造方法
JP4339859B2 (ja) 濡れ揚げせんべいの製造方法
JP2008131887A (ja) 電子レンジ炊飯可能な加工米の製造方法
JP2645037B2 (ja) フライ食品の製造方法
JP6130019B2 (ja) ケルプチップの製造方法
KR100759034B1 (ko) 조미땅콩의 제조방법.
KR100448647B1 (ko) 인삼을 이용하여 부각을 만드는 방법 및 그 방법에 의해제조된 인삼 부각
JP6567139B2 (ja) 即席麺の製造方法
JP6498014B2 (ja) ノンフライ揚げ煎餅およびその製造方法
JP6983095B2 (ja) 電子レンジ加熱調理耐性食材の製造方法
KR20150014095A (ko) 현미 볶음의 제조 방법
JPH07184549A (ja) 米菓の製造法
JP7010745B2 (ja) 電子レンジ加熱調理耐性食材の製造方法
JP3211406U (ja) ふし麺を利用した煎餅
JPS6351659B2 (ja)
JP3269077B2 (ja) 豆入り糯米菓の製造方法
JP4342815B2 (ja) 新規ベーコンチップ
JP2021069299A (ja) 魚肉加工食品の製造方法
JP3641801B2 (ja) 冷凍お好み焼き