JP3211393B2 - X線電源装置 - Google Patents

X線電源装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線電源装置に関
し、とくに共振型インバータ方式のX線高電圧装置を用
いたX線電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】共振型インバータ方式のX線高電圧装置
は、交流電源を一旦整流・平滑した後高速にスイッチン
グし、共振インダクタンスと共振コンデンサとにより共
振させて交流を作り、この交流を変圧器で昇圧し再び整
流・平滑して、高圧の直流を得、これをX線管に供給す
るものである。
【0003】このような共振型インバータ方式X線高電
圧装置を用いる場合、従来より、X線管の保護および共
振型インバータ方式X線高電圧装置の保護のため、X線
管の短時間定格及び共振型インバータ方式X線高電圧装
置の定格に対して、設定された撮影条件について過負荷
計算を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような過負荷計算では短い時間でも最大定格を使用する
ことができなかったり、タイプの異なる共振型インバー
タ方式X線高電圧装置に対応できないなどの問題があっ
た。
【0005】この発明は上記に鑑み、装置定格に対する
過負荷計算をきめ細かく対応させることができるように
改善した、X線電源装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のX線電源装置によれば、蓄積手段とスイ
ッチング手段と共振手段とを含むインバータ部の最大定
格電力、蓄積手段に基づく蓄積型短時間定格、及び第1
の整流手段に基づく連続型短時間定格をあらかじめ入力
しておいて、これら3者に対して、設定された撮影管電
圧、撮影管電流及び撮影時間の過負荷計算を行なうこと
が特徴となっている。
【0007】
【作用】交流電源を整流し、それを蓄積し平滑した後高
速にスイッチングし、共振インダクタンスと共振コンデ
ンサとにより共振させて交流を作り、この交流を変圧器
で昇圧し再び整流・平滑して、高圧の直流を得、これを
X線管に供給する共振型インバータ方式のX線高電圧装
置では、最大定格電力の他に、交流電源の整流出力を蓄
積する蓄積手段に蓄えられたエネルギに基づく蓄積型短
時間定格と、最初の整流手段の出力に応じた連続型短時
間定格とを考えることができ、これらに対して、設定さ
れた撮影管電圧、撮影管電流及び撮影時間の過負荷計算
を行なうことにより、きめ細かい過負荷計算が可能とな
る。
【0008】
【実 施 例】つぎにこの発明の一実施例について図面
を参照しながら詳細に説明する。図1において、交流電
源1からの交流出力が整流器2で整流され、平滑コンデ
ンサ3で蓄積されることにより平滑されて直流出力に変
換される。そして、この直流出力がスイッチ素子4a〜
4dでスイッチングされて(スイッチ素子4a、4dと
スイッチ素子4b,4cとが交互にオン、オフする)交
流出力に変換され、共振コンデンサ5及び共振インダク
タンス6を経て高圧変圧器7の1次側に送られる。この
高圧変圧器7の2次側には高圧の交流出力が現れ、これ
が整流器8で整流され、平滑コンデンサ10で平滑され
て、高圧の直流に変換され、X線管11に印加される。
【0009】このスイッチ素子4a〜4dのスイッチン
グ動作は、インバータ制御装置12により制御される。
すなわち、X線管11に印加される高圧の直流電圧が高
圧検出用抵抗9a〜9dにより検出される。この検出管
電圧はX線制御装置20のマイクロコンピュータ21か
ら送られる設定管電圧と比較され、それらの差に応じた
周波数で駆動回路13がスイッチ素子4a〜4dをスイ
ッチング駆動する。このようなスイッチング周波数への
フィードバック制御により管電圧が設定値に近付けられ
る。
【0010】これら整流器2、平滑コンデンサ3、スイ
ッチ素子4a〜4d、共振コンデンサ5及び共振インダ
クタンス6、高圧変圧器7、整流器8、平滑コンデンサ
10及びインバータ制御装置12は共振型インバータ方
式X線高電圧装置を構成している。また、X線制御装置
20は、マイクロコンピュータ21と、撮影管電圧を設
定する管電圧設定器22と、撮影管電流を設定する管電
流設定器23と、撮影時間を設定する撮影時間設定器2
4とを備え、初期設定及び通常使用におけ撮影条件の設
定を行ない、インバータ制御装置12に制御信号を送
る。マイクロコンピュータ21には初期設定で装置定格
が入力され、これに対して設定器22〜24で設定され
た撮影条件についての過負荷計算が行なわれる。
【0011】ここで装置定格は図2、図3で表わされ、
平滑コンデンサ3、スイッチ素子4a〜4d、共振コン
デンサ5及び共振インダクタンス6を含む共振型インバ
ータ部の最大電力定格と、蓄積型短時間定格と、連続型
短時間定格とが初期設定で入力されることになる。
【0012】上記最大電力定格は、図2における最大管
電圧kV1とそのときに流し得る最大管電流mA1との
積、または最大管電流mA2とそのとき発生し得る最大
管電圧kV2との積で決まる値kW2である。
【0013】蓄積型短時間定格は、平滑コンデンサ3に
蓄積されたエネルギにより出力することのできる定格
で、ここではEとする。連続型短時間定格kW1は、図
3に示される通り、交流電源1からの交流出力が整流器
2で整流され、平滑コンデンサ3で平滑された直流出力
を1秒間連続して出力できる最大電力である。
【0014】通常使用において管電圧設定器22、管電
流設定器23、撮影時間設定器24で撮影条件、つまり
撮影管電圧kVR、撮影管電流mAR、撮影時間SRが
設定されると、図4のようなフローチャートで、kVR
及びSRにおける装置定格による撮影管電流の上限値m
A5が求められる。
【0015】まず、インバータ部の最大電力定格による
撮影管電流の上限値mA3を求める。これは図2におい
てkVRに対する撮影管電流の上限値mA3を求めるこ
とに相当する。そのため、kVRとkV2との比較を行
ない、 kVR≧kV2 であれば、 mA3=kV2×mA2÷kVR でmA3を求める。 kVR<kV2 のときは mA3=mA2 とする。
【0016】つぎに、蓄積型短時間定格及び連続型短時
間定格による撮影管電流の上限値mA4を求める。その
ため、図3においてSRに対する撮影電力の上限値から
撮影管電流の上限値mA4を求める。始めに、 S0=E÷kW1 により、平滑コンデンサ3に蓄積されたエネルギEと連
続型短時間定格kW1との交点の撮影時間S0を求め
る。そして、 SR<S0 のときは、さらに、設定された撮影条件エネルギER
を、 ER=kVR×mAR×SR により求める。このとき ER≦E であれば、撮影電力の上限値kW3は kW3=E÷SR となって、 mA4=kW3÷kVR =E÷kVR÷SR によりmA4を求める。
【0017】これに対して、 ER>EまたはSR≧S0 のときは、kW3が連続型短時間定格となるので mA4=kW3÷kVR でmA4が求められる。
【0018】最後に、mA3とmA4とを比較し、小さ
い方を撮影管電流の上限値mA5と定める。このmA5
とmARとを比較して後者の方が大きければ、装置定格
オーバーと判定され、その条件のままではX線撮影が行
なわれないよう装置を停止せしめるとともに、適宜な警
報等を発生する。
【0019】なお、上記の実施例では、管電圧、管電
流、撮影時間の3つを撮影条件として設定する3コント
ロール方式をとっているが、管電圧(kV)、管電流時
間積(mA・sec)のみを設定する2コントロール方
式の場合でも、先にX線管の短時間定格に対する保護条
件により管電圧、管電流、撮影時間を求めた後、同様に
装置定格に対する過負荷計算を行なうことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線電
源装置によれば、共振型インバータ方式X線高電圧装置
における最大電力定格、蓄積型短時間定格、連続型短時
間定格を装置定格として初期設定し、これに対する撮影
条件の過負荷計算を行なうので、電源事情の悪い場合で
も短い時間であれば共振型インバータ方式X線高電圧装
置の最大電力定格を用いることができ、またたとえば交
流電源の容量が小さく第1の整流手段からの出力を蓄積
する蓄積手段の容量が大きな集団検診用のX線高電圧装
置など、タイプの異なるX線高電圧装置にも適用できる
など、きめ細かい対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】同実施例における定格を示す電圧・電流特性
図。
【図3】同実施例における定格を示す時間・電力特性
図。
【図4】同実施例の動作のフローチャート。
【符号の説明】
1 交流電源 2、8 整流器 3、10 平滑コンデンサ 4a〜4d スイッチ素子 5 共振コンデンサ 6 共振インダクタンス 7 高圧変圧器 9a〜9d 高圧検出用抵抗 11 X線管 12 インバータ制御装置 13 駆動回路 14 X線高電圧装置 20 X線制御装置 21 マイクロコンピュータ 22 管電圧設定器 23 管電流設定器 24 撮影時間設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05G 1/30 A61B 6/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流出力を直流出力に変
    換する第1の整流手段と、この整流出力を蓄積して平滑
    する蓄積手段と、この蓄積手段から得られる直流出力を
    スイッチングするスイッチング手段と、このスイッチン
    グ出力が入力される共振インダクタンスと共振コンデン
    サとを含む共振手段と、この共振手段から出力される交
    流出力の電圧を昇圧する手段と、昇圧された交流出力を
    直流出力に変換して管電圧として出力する第2の整流手
    段と、管電圧を検出する手段と、検出された管電圧と設
    定された管電圧の値とを比較し上記スイッチング周波数
    へのフィードバック制御を行うフィードバック制御手段
    と、撮影管電圧、撮影管電流及び撮影時間をそれぞれ設
    定する設定手段と、これら設定撮影条件に応じて制御信
    号を上記のフィードバック制御手段に与えるとともに、
    あらかじめ入力されている、上記の蓄積手段とスイッチ
    ング手段と共振手段とを含むインバータ部の最大定格電
    力、上記蓄積手段に基づく蓄積型短時間定格、及び上記
    第1の整流手段に基づく連続型短時間定格の3者に対す
    る、上記の設定撮影条件の過負荷計算を行なう制御手段
    とを備えることを特徴とするX線電源装置。
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