JP3211230B2 - 屋外装置の呼吸穴構造 - Google Patents

屋外装置の呼吸穴構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種屋外装置に設
けられ、屋外装置内の結露による水の排水や圧力変化を
緩和するための呼吸穴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋外装置の防露及び耐湿の対
策の一般的な方法の1つとして、筐体に呼吸穴を設ける
方法がある。すなわち、呼吸穴の原理は、筐体に通風口
(呼吸穴)を設けることにより、筐体内の急激な圧力変
化を抑制し、結露の発生を抑制する効果を促すととも
に、防湿対策を行うものである。また、万一筐体内に結
露が発生しても、その水が呼吸穴から排出される構造と
しているのが通常である。このような呼吸穴による方法
は、基本的には筐体に通風口(呼吸穴)を設けるだけで
よく、コスト的にも安価のため、一般的に使用されてい
る。
【0003】図8は、従来の呼吸穴構造の一例を示す端
面図である。この呼吸穴構造は、屋外装置の筐体10の
側面に、筐体10の内部空間10Aと連通する空間部1
2Aを有するブロック体12を設け、このブロック体1
2の下面に呼吸穴を構成するパイプ14を接合したもの
である。すなわち、パイプ14は、ブロック体12の下
面に設けた取付け穴12Bに挿着され、溶接により固定
されており、このパイプ14の側部や下端部に設けた呼
吸穴14A、14Bによって、上述した呼吸作用を得る
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
呼吸穴を設けた構造では、密閉構造と異なり、外部から
の水の浸入の可能性もあり、筐体内に電気部品を有する
場合には、錆対策として、特殊なコーティングを施す必
要がある。また、近年の電気部品の高精度化に伴い、上
述の特殊コーティングを施しても外部からの水の浸入に
よる電気部品の錆等の影響による動作不良の不具合が発
生する危険性が大きくなっている。
【0005】そのため、屋外装置の呼吸穴構造に求めら
れる機能としては、上述した従来の機能、すなわち、
(1)筐体内の急激な圧力変化の抑制機能、及び(2)
筐体内の結露による水の排出機能に加えて、(3)外部
からの水の浸入防止機能が必要となってきている。ま
た、当然のことではあるが、コスト的に安価であること
も必要である。
【0006】そこで本発明の目的は、屋外装置の防露や
耐湿の機能に加えて、外部からの水の浸入防止機能を有
する屋外装置の呼吸穴構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、屋外装置の筐体に設けられ、前記筐体の内部
空間と外部とを連通するための呼吸穴構造において、前
記筐体の内部空間に連通し、下方向に向って形成される
メイン流通路を構成する筒部と、前記筒部の下端の開口
部に設けられる底部と、前記底部の中心部に設けられ、
前記底部の下方からの水を流入させるための大径の第1
呼吸穴と、前記底部の第1呼吸穴の周辺部に複数分散し
て形成され、前記メイン流通路からの排水を行うための
小径の第2呼吸穴と、前記メイン流通路内に、前記第1
呼吸穴を閉塞する状態で配置されるとともに、前記第1
呼吸穴からの水の流入によって上方に浮き上がる弁体
と、前記メイン流通路の内壁に形成され、前記第1呼吸
穴からの水の流入によって上方に浮き上がった弁体の外
周を密着状態で受け止め、メイン流通路の上方への水の
流入を阻止するテーパ面と、前記筒部の弁体とテーパ面
との密着部よりも下端寄りの位置に複数分散して形成さ
れ、前記メイン流通路からの排水を行うための小径の第
3呼吸穴とを有することを特徴とする。
【0008】本発明による屋外装置の呼吸穴構造では、
通常の状態では、筒部のメイン流通路内の弁体が底部上
に載置された状態であり、弁体の下面によって第1呼吸
穴は閉塞されている。しかし、この状態で、筐体の内部
空間は、筒部のメイン流通路及び底部の第1、第3呼吸
穴によって外部と連通され、従来と同様の呼吸穴として
機能する。したがって、筐体内の急激な圧力変化の抑制
機能、及び、筐体内の結露による水の排出機能を得るこ
とができる。また、外部から水が浸入した場合、水の勢
いが小さい場合には、弁体を第1呼吸穴より押し上げる
力がないので、弁体が底部上に載置されたままの状態で
あり、弁体の下面によって第1呼吸穴は閉塞されてい
る。
【0009】そして、この状態では、筒部の側方より第
3呼吸穴を通って水が流入した場合、この水は下方に流
れて第2呼吸穴より外部に排水される。また、筒部の下
面より第2呼吸穴を通って水が流入した場合、この水は
その勢いで上方に流れ、第3呼吸穴より外部に排水され
る。この際、メイン流通路のテーパ面は、上方への水の
流入を抑えるように作用する。したがって、このような
第2、第3呼吸穴とテーパ面の作用により、流入水はメ
イン流通路の上方には流入しない。
【0010】また、水の勢いが大きい場合、筒部の下側
より第1呼吸穴を通って流入する水の圧力により、弁体
が上方に浮き上げられる。これにより、弁体がテーパ面
に密着して圧接し、メイン流通路を閉塞する。これによ
り、流入水はメイン流通路の上方には流入しない。ま
た、水の勢いが小さくなると、弁体は再び底部上に落下
して第1呼吸穴を塞ぎ、上述した各第2、第3呼吸穴と
テーパ面の作用により、流入水のメイン流通路上方への
流入が阻止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による屋外装置の呼
吸穴構造の実施の形態について説明する。図1(A)及
び(B)は、本発明による屋外装置の呼吸穴構造の第1
の例を示す側断面図及び部分底面図である。本例の呼吸
穴構造は、例えば通信機を内蔵した屋外装置の筐体10
0の側面に設けられたブロック体120に筒部を構成す
るパイプ130を接合したものである。
【0012】ブロック体120は、筐体100の内部空
間100Aと連通する空間部120Aを有するものであ
る。すなわち、筐体100の側面には連通穴100Bが
開口されており、この連通穴100Bを包囲する状態
で、筒状のブロック体120が溶接等により接合されて
いる。ブロック体120の連通穴100Bと反対側の端
面は側板部120Bによって閉塞されている。また、ブ
ロック体120の下面には、取付け穴120Cが設けら
れており、この取付け穴120Cにパイプ130が挿着
され、溶接により固定されている。
【0013】パイプ130の上端部130Aは、ブロッ
ク体120の空間部120A内に臨んでいる。また、パ
イプ130の下端部130Bは、ブロック体120の下
方に垂下され、この下端部130Bには、底部を構成す
るキャップ体140が装着される。すなわち、パイプ1
30の下端部130Bの外周部には雄ネジ部130Cが
形成され、キャップ体140の内周部には、雌ネジ部1
40Aが形成されており、互いの螺合によって、パイプ
130とキャップ体140が接合されるようになってい
る。
【0014】また、パイプ130の内部は、メイン流通
路150となっており、その内周面は、上方に向かって
徐々に縮径されたテーパ面160となっている。また、
パイプ130の中途部には、パイプ130の径方向に放
射状に複数の第3呼吸穴170が形成されている。この
第3呼吸穴170は、小径に形成されており、メイン流
通路150とパイプ130の外部とを連通している。ま
た、キャップ体140の中心部には、他の呼吸穴19
0、170に比して大径(=D)の第1呼吸穴180が
形成されている。そして、キャップ体140の内面(上
側面)の第1呼吸穴180の周辺部には、球面状の凹部
140Bが形成されており、この凹部140Bに弁体と
しての球状のボール200が配置されている。したがっ
て、通常は、ボール200の下面が凹部140Bに密着
配置された状態で、第1呼吸穴180が閉塞されるよう
になっている。
【0015】また、キャップ体140の第1呼吸穴18
0の周囲には、図1(B)に示すように、複数の第2呼
吸穴190が分散して形成されている。この第2呼吸穴
190は、小径に形成されており、それぞれパイプ13
0の軸方向に形成され、メイン流通路150とパイプ1
30の外部とを連通している。また、ボール200が凹
部140Bに受け止められた状態でも、各第2呼吸穴1
90は塞がれない位置に形成されており、メイン流通路
150と外部とを連通するものである。また、ボール2
00は、水の比重より軽いものであり、例えば合成樹脂
やその発泡体(スポンジ等)、あるいは中空体より形成
されている。そして、第1呼吸穴180からの水の流入
により、ボール200が上方に浮き上がり、テーパ面1
60の中途部に密着圧接し、メイン流通路150を中途
で遮断する。
【0016】そして、第1呼吸穴180からの水の流入
圧力が低下すると、ボール200は再び下降し、凹部1
40Bに受け止められた状態に復帰する。この再、ボー
ル200がスムーズにテーパ面160より離脱できるよ
う、ボール200は表面の摩擦が小さいものとなってい
る。なお、これは、ボール200の材料自体を低摩擦係
数の小さいものとしたり、ボール200の表面に低摩擦
係数を有する材料によるコーティングを施すようにして
もよい。
【0017】また、上述した第3呼吸穴170の形成位
置は、ボール200が凹部140Bに受け止められた状
態で、ボール200の上方でメイン流通路150に連通
するとともに、ボール200が浮き上がってテーパ面1
60に接した状態で、ボール200の下方でメイン流通
路150に連通する位置に設けられている。以上のよう
な構成において、第2呼吸穴190、第3呼吸穴170
及び第1呼吸穴180が呼吸穴として作用する。
【0018】次に、以上のような呼吸穴構造の作用につ
いて説明する。まず、通常の状態では、パイプ130の
メイン流通路150内のボール200がキャップ体14
0の凹部140Bに載置された状態であり、ボール20
0の下面によって第1呼吸穴180は閉塞されている。
しかし、この状態で、筐体100の内部空間100A
は、ブロック体120の空間部120A、パイプ130
のメイン流通路150及びキャップ体140の第1、第
3呼吸穴190、170によって外部と連通される。し
たがって、筐体100内の急激な圧力変化の抑制機能、
及び、筐体100内の結露による水の排出機能を得るこ
とができる。
【0019】図2は、圧力変化の抑制機能を説明する断
面図である。図中矢線Aに示すように、筐体100と外
気との間で通気がとられ、筐体100内の急激な圧力変
化が抑制できるようになっている。図3は、結露による
水の排出機能を説明する断面図である。図中矢線Bに示
すように、筐体100内の水が外部に排出され、結露に
よる水の貯留が排除できる。
【0020】次に、外部から水が浸入した場合、図4〜
図6に示すように、3つのケースが考えられる。まず、
図4に示すケースAと図5に示すケースBは、水の勢い
が小さい場合を示している。この場合、水はボール20
0を第1呼吸穴180より押し上げる力がないので、ボ
ール200がキャップ体140上に載置されたままの状
態であり、ボール200の下面によって第1呼吸穴18
0は閉塞されている。そして、図4に示すように、パイ
プ130の側方より第3呼吸穴170を通って水が流入
した場合、図中矢線Cに示すように、この水は下方に流
れて第2呼吸穴190より外部に排水される。
【0021】また、図5に示すように、パイプ130の
下面より第2呼吸穴190を通って水が流入した場合、
図中矢線Dに示すように、この水はその勢いで上方に流
れ、第3呼吸穴170より外部に排水される。この際、
メイン流通路150のテーパ面160は、上方への水の
流入を抑えるように作用する。したがって、このような
各呼吸穴190、170とテーパ面160の作用によ
り、流入水はメイン流通路150の上方には流入しな
い。
【0022】また、水の勢いが大きい場合は、図6に示
すケースCとなる。この場合、図中矢線Eに示すよう
に、パイプ130の下側より第1呼吸穴180を通って
流入する水の圧力により、ボール200が上方に浮き上
げられる。これにより、ボール200がテーパ面160
に密着して圧接し、メイン流通路150を閉塞する。こ
れにより、流入水はメイン流通路150の上方には流入
しない。また、水の勢いが小さくなると、ボール200
は再びキャップ体140上に落下して第1呼吸穴180
を塞ぎ、上述した各呼吸穴190、170とテーパ面1
60の作用により、流入水のメイン流通路150上方へ
の流入が阻止される。以上のようにして、簡単な構成に
より、流入水の装置側への浸入を阻止することができ
る。
【0023】したがって、本例の呼吸穴構造は、屋外装
置における従来の防露、耐湿機能を有するとともに、外
部からの水の侵入を防ぐ機能を有することにより、今後
必要となる高精度な電気部品を実装した屋外装置に対し
ても、錆等による電機部品の動作不良の危険性を低減す
ることを可能とする。また、コストについても、従来の
構造に比べ、部品点数は増えるが、その構成品は簡易で
あり、筐体内に実装される電気部品のコーティングを不
要とし得るため、従来より同等、もしくは、より安価に
構成することも可能となる。
【0024】次に図7(A)及び(B)は、本発明によ
る屋外装置の呼吸穴構造の第2の例を示す側断面図及び
部分底面図である。この例は、弁体として、上述した球
状のボール200の代わりに、下面に球面300Aを有
し、上面にテーパ円柱部300Bを有するボール300
を設けたものである。なお、その他の構成は上述した第
1の例と共通であるので説明は省略する。
【0025】このボール300は、材質等はボール20
0と共通であり、第1呼吸穴180からの水の浸入によ
って浮き上がり、テーパ円柱部300Bがテーパ面16
0に密着圧接し、メイン流通路150を閉塞する。な
お、このようなボール300では、下端側に重心を設け
ることで、テーパ円柱部300Bが上に向いた状態に保
持されるようになっている。このようなボール300の
作用は、上述したボール200の作用とほぼ同様である
が、テーパ面160とテーパ円柱部300Bの接触面積
が大きいため、安定したメイン流通路150の閉塞状態
を得ることができる。
【0026】以上、本発明の具体例について説明した
が、本発明は以上の例に限定されず、さらに変形が可能
である。例えば、テーパ面と弁体の形状は、上述のもの
に限らず、種々変形が可能である。また例えば、上述し
た例では、ボール200、300の自重によって復帰す
るような構成としたが、復帰用のバネを設けることも可
能である。また、ボール200、300を上下方向にガ
イドするシャフトを設けるようにしてもよい。ただし本
発明は、簡単な構造で実現することを目的としており、
その点では、このような構造を付加しない図1〜図7に
示すものが最適な例である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の屋外装置の
呼吸穴構造では、筒部と底部で構成されるメイン流通路
内に、互いに密着する弁体とテーパ面を設け、底部に形
成した第1呼吸穴より弁体の下面に水圧が付与されるこ
とにより、弁体が浮き上がってテーパ面に密着圧接する
ようにした。したがって、呼吸穴の従来の機能である筐
体内の急激な圧力変化の抑制機能、及び筐体内の結露に
よる水の排出機能に加えて、外部からの水の浸入防止機
能を低コストで簡単な構成により実現でき、屋外装置の
安定した運用を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による屋外装置の呼吸穴構造の第1の例
を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は部分底面
図である。
【図2】図1に示す呼吸穴構造における通常時の通気経
路を示す側断面図である。
【図3】図1に示す呼吸穴構造における通常時の排水経
路を示す側断面図である。
【図4】図1に示す呼吸穴構造における水の浸入経路と
排水経路の例を示す側断面図である。
【図5】図1に示す呼吸穴構造における水の浸入経路と
排水経路の他の例を示す側断面図である。
【図6】図1に示す呼吸穴構造における激しい水が浸入
した際のボールの作用を示す側断面図である。
【図7】本発明による屋外装置の呼吸穴構造の第1の例
を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は部分底面
図である。
【図8】従来例による屋外装置の呼吸穴構造を示す図で
あり、(A)は側断面図、(B)は部分底面図である。
【符号の説明】
100……筐体、120……ブロック体、130……パ
イプ、140……キャップ体、150……メイン流通
路、160……テーパ面、170……第3呼吸穴、18
0……第1呼吸穴、190……第2呼吸穴、200、3
00……ボール。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−142907(JP,A) 特開 平9−163547(JP,A) 特開 平4−257295(JP,A) 実開 平2−44803(JP,U) 実開 平2−49179(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/28 H02B 1/56 H05K 5/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外装置の筐体に設けられ、前記筐体の
    内部空間と外部とを連通するための呼吸穴構造におい
    て、 前記筐体の内部空間に連通し、下方向に向って形成され
    るメイン流通路を構成する筒部と、 前記筒部の下端の開口部に設けられる底部と、 前記底部の中心部に設けられ、前記底部の下方からの水
    を流入させるための大径の第1呼吸穴と、 前記底部の第1呼吸穴の周辺部に複数分散して形成さ
    れ、前記メイン流通路からの排水を行うための小径の第
    2呼吸穴と、 前記メイン流通路内に、前記第1呼吸穴を閉塞する状態
    で配置されるとともに、前記第1呼吸穴からの水の流入
    によって上方に浮き上がる弁体と、 前記メイン流通路の内壁に形成され、前記第1呼吸穴か
    らの水の流入によって上方に浮き上がった弁体の外周を
    密着状態で受け止め、メイン流通路の上方への水の流入
    を阻止するテーパ面と、 前記筒部の弁体とテーパ面との密着部よりも下端寄りの
    位置に複数分散して形成され、前記メイン流通路からの
    排水を行うための小径の第3呼吸穴と、 を有することを特徴とする屋外装置の呼吸穴構造。
  2. 【請求項2】 前記屋外装置の筐体の側面に、前記筐体
    の内部空間と連通する空間部を有するブロック体を設
    け、前記ブロック体の下面に前記筒部が設けられ、前記
    メイン流通路が前記ブロック体の空間部を介して前記筐
    体の内部空間に連通している請求項1記載の屋外装置の
    呼吸穴構造。
  3. 【請求項3】 前記弁体は、全体として球状に形成され
    ている請求項1記載の屋外装置の呼吸穴構造。
  4. 【請求項4】 前記弁体は、下面が前記第1呼吸穴を閉
    塞する球面状に形成され、上端が前記テーパ面に密着す
    るテーパ円柱状に形成されている請求項1記載の屋外装
    置の呼吸穴構造。
  5. 【請求項5】 前記第3呼吸穴は、前記筐体内からメイ
    ン流通路内に流出した水を排水するとともに、前記第1
    呼吸穴または第2呼吸穴からメイン流通路内に流入した
    水を排水するものである請求項1記載の屋外装置の呼吸
    穴構造。
  6. 【請求項6】 前記底部の上面の第1呼吸穴の周辺部
    は、前記弁体の下面を受ける凹部状に形成されている請
    求項1記載の屋外装置の呼吸穴構造。
  7. 【請求項7】 前記筒部と前記底部は、互いに螺合する
    ネジ部を有し、互いのネジ部を螺合することにより接合
    されている請求項1記載の屋外装置の呼吸穴構造。
  8. 【請求項8】 前記弁体は、水より軽い合成樹脂または
    その発泡体より形成されている請求項1記載の屋外装置
    の呼吸穴構造。
  9. 【請求項9】 前記弁体は、摩擦係数の低い外表面を有
    している請求項1記載の屋外装置の呼吸穴構造。
  10. 【請求項10】 前記屋外装置は通信装置である請求項
    1記載の屋外装置の呼吸穴構造。
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