JP3136221U - 液体クロマトグラフ用検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体クロマトグラフ用の光学的検出器において、排液孔から光学系に侵入する汚れや湿気を防ぐ。
【解決手段】光学系を収めるハウジング1の底部に設けられた排液孔12を塞ぐ球状栓2を設けると共に、この球状栓2の見掛けの比重をフローセル36に流れる液体の比重よりも小さくする。このように構成することにより、通常は排液孔12が球状栓2で塞がれているので、汚れや湿気を含む外気の侵入を防ぐことができ、万一、フローセル36に液漏れが発生したときは、球状栓2が浮き上がることで漏れた液体をハウジング1外に排出できる。
【選択図】 図1

Description

本考案は液体クロマトグラフ用検出器に関し、特に、光学的原理に基づく液体クロマトグラフ用検出器に関する。
図4に従来の液体クロマトグラフ用検出器の一例として、分光光度計検出器の光学系の構成を示す。同図は、特許文献1の図3に示されている従来構成とほぼ同じであって、光源31からの光は分光器34に入射し回折格子35により分光され、所定の波長の単色光がフローセル36に照射される。ここで、フローセル36に照射される単色光の波長は、パルスモータ39で回折格子35の角度を制御することにより設定される。液体クロマトグラフのカラム(図示しない)から流出した試料を含む液体は配管37を経由してこのフローセル36内を流れているから、フローセル36に照射される単色光はフローセル36内で試料による吸収を受けた後、検出素子38で検出され、その吸光度を表す信号が出力される。
上記のように構成された検出器の光学系は、外光による妨害を避けると共に湿気や塵埃を防いで光学的精度を維持するために、ダイカスト製のハウジングに収めて密閉される。但し、フローセル36から液体が漏れ出る場合を考慮して、ハウジングの底部に排液孔が設けられているので、ハウジング内部は完全な密閉状態ではないのが現状である。
特開2003−14720号公報
上記の従来構成の光学系においては、設置環境によっては排液孔から塵埃その他の汚染物質がハウジング内に侵入して光学部品に付着したり、また湿気の侵入により結露が生じることもあり、その結果、光学系の機能に支障を来すことがあった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、排液孔から光学系に侵入する汚れや湿気を防ぐことを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために、光学系を収めるハウジングの底部に設けられた排液孔を塞ぐ球状栓を設けると共に、この球状栓の見掛けの比重をフローセルに流れる液体の比重よりも小さくする。
このように構成することにより、通常は排液孔が球状栓で塞がれているので、汚れや湿気を含む外気の侵入を防ぐことができ、万一、フローセルに液漏れが発生したときは、球状栓が浮き上がり排液孔が開くので、漏れた液体をハウジング外に排出できる。
本考案は上記のように構成されているので、外気の侵入による光学部品の曇りや結露などに起因する光学系の機能不全を防止することができる。
本考案が提供する液体クロマトグラフ用検出器は次のような特徴を有する。即ち、第1の特徴は光学系を収めるハウジングの底部に設けられた排液孔を塞ぐ球状栓を設けるように構成した点にあり、第2の特徴はこの球状栓の見掛けの比重をフローセルに流れる液体の比重よりも小さくするように構成した点である。
従って、最良の形態の基本的な構成は、上記2つの要件を具備する液体クロマトグラフ用検出器である。
図1に本考案の一実施例として、分光光度計検出器の光学系及びそのハウジングを示す。同図(a)は平面図を示し、鎖線A−Aで切った縦断面図を(b)に示す。
図1において図4と同符号を付した光学部品は図4と同一物であるから、ここで再度の説明は略す。1は、これらの光学部品をほぼ密閉状態で収容するダイカスト製のハウジングであり、その内側底面にすり鉢状の凹部11を有し、この凹部11の底から外部に通じる排液孔12が穿設されている。
本実施例が特に従来構成と相違する点は、凹部11内に遊嵌された球形の栓(球状栓2)により排液孔12が塞がれていることである。球状栓2は、フローセル36に流れる液体よりも比重が小さくなるように作られている。ここで球状栓2の比重とは、その構成材料の比重ではなく、球状栓2の重さを外径体積で除した見掛けの比重である。球状栓2の内部を中空にしたり発泡性の材料を用いることで、金属や硬質プラスチックなど比較的比重の大きい材料を用いても、見掛けの比重を液体の比重(概ね1前後)よりも小さくすることが可能である。球状栓2の実際の材料としては、耐薬品製を考慮して中空構造の金属球の表面をPTFE等でコーティングしたものが望ましい。
上記のように構成された本実施例は次のように動作する。なお、光学系の動作については、前述の従来例と同じであるからここでは説明を省く。
図2は本考案の動作を説明するために排液孔12とその周辺を示した図であって、通常は同図(a)または図1(b)に示すように、球状栓2がその自重で排液孔12を塞ぐことで外気の侵入を防いでいる。
フローセル36にはカラム(図示しない)から流出する試料を含む液体が流れているが、例えば配管37の接続部の緩み等の不具合でこの液体がハウジング1内に漏れ出た場合、漏れた液体はハウジング1の内部底面を流れて凹部11に流れ込む。液体が凹部11に溜まると、図2(b)のように、液体よりも見掛けの比重の小さい球状栓2は浮き上がり、液体は排液孔12を通ってハウジング1外に排出される。
なお、上記構成における凹部11の形状は必ずしもすり鉢状でなくてもよい。図3は本考案の変形例を示すもので、同図(a)に示すように、凹部11を円筒形にしても本考案の作用効果は図1と殆ど変わらない。
また、図3(b)に示すように、凹部11を持たない構成も可能である。即ち、排液孔12の途中に内径を拡大した拡径部13を設け、この拡径部13に球状栓2を収める。このような構成でも図3(a)と同様に機能することは容易に理解される。この構成は、機体を傾けた場合などに、球状栓2が凹部11から逸脱しないという利点がある。なお、図2及び図3において図1と同符号で示される物品は図1における物品と同一であり、詳細な説明は省略する。
本考案は液体クロマトグラフに利用できる。
本考案の一実施例を示す図である。 本考案の一実施例の動作を説明する図である。 本考案の変形例を示す図である。 従来の構成を示す図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 球状栓
11 凹部
12 排液孔
13 拡径部
31 光源
34 分光器
35 回折格子
36 フローセル
37 配管
38 検出素子
39 パルスモータ

Claims (1)

  1. フローセル内に流れる試料を含む液体に光を照射する光学系と、該光学系を内蔵するハウジングの底部に前記フローセルから漏出する液体を排出する排液孔とを備える液体クロマトグラフ用検出器において、前記排液孔を塞ぐ球状栓を設けると共に、該球状栓の見掛けの比重を前記液体の比重よりも小さくすることを特徴とする液体クロマトグラフ用検出器。
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