JP3210816B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3210816B2 JP27099694A JP27099694A JP3210816B2 JP 3210816 B2 JP3210816 B2 JP 3210816B2 JP 27099694 A JP27099694 A JP 27099694A JP 27099694 A JP27099694 A JP 27099694A JP 3210816 B2 JP3210816 B2 JP 3210816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像処理装置に関し、
特にディザ法を用いたフルカラー印刷や単色印刷を行な
う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー出版印刷の濃淡の表現は網
点の大小によって行なわれ、カラー印刷の場合はその濃
淡のあるスクリーンが4枚(イエロー、マゼンタ、シア
ン、黒)重ねて印刷される。これらの色を同じ点に対し
て重ねてしまうと黒色になってしまうので、4色が重な
らないようにそれぞれのスクリーンに別々の角度をつけ
て印刷が実行される。スクリーン角度にはたとえば、黒
0°、イエロー15°、シアン30°、マゼンタ60°
がある。
【0003】特公平3−59623号公報において、2
値プリンタを使用してフルカラー印刷を行なう際に、黒
に0°、イエローに45°、マゼンタに26.6°、シ
アンに63.4°のスクリーン角度を与え、このスクリ
ーン角度を保持するためにイエロー、マゼンタ、シアン
に別々のディザ・パターンデータを持たせて、それら4
色の重ね合わせにより、フルカラー印刷を行なう画像処
理装置が開示されている。
【0004】まず、イエローのスクリーン角度45°に
ついて説明する。基本セルの構成は図10に示されてい
るようになっており、それぞれの基本セルは集中型ディ
ザで階調がつけられる。すなわち、10×10ドットの
合計100ドットの中に2つの基本セルが存在し、階調
数は50である。なお、2つの基本セルを交互にそのド
ットを塗りつぶしていくとすると100階調となる。
【0005】次に、マゼンタについて説明する。基本セ
ルの構成は図11のようになっており、それぞれの基本
セルは図12のように集中型ディザで階調がつけられ
る。図11の〜の基本セルを黒化させていく順番は
図13のマトリックスに示されている。ここで、マトリ
ックスが複数あるのは、階調の低いときにもドットの出
方が均一になるようにするためである。
【0006】シアンの場合は、基本セルの並びを図14
に変えるだけで階調のつけ方はマゼンタの場合と同じで
ある。
【0007】黒の場合は8×8の64ドットを4つの基
本セルに分割し、図15の(1)(2)のマトリックス
を用意して64階調が生成されている。なお図16の
(1)は初期のドットが黒化したときの図であり、図1
6の(2)は初期の4ドットが黒化したときの図であ
る。
【0008】また、他の画像処理装置のようにスクリー
ン角度を使用せず、イエロー、マゼンタ、シアンの3色
が中心点のまわりに120°ずつの間隔で並ぶように数
ドットずつずらす方法もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル2値印刷に
おいて解像度と階調性は相反するため一般的に、網点間
隔を狭くすると階調性はとりにくい。スクリーン角度を
使用した方法では、解像度が低いと円模様が目立ってし
まう。これは、図17のようにイエローに45°、マゼ
ンタに26.6°、シアンに63.4°のスクリーン角
度を与え、3色を重ねたときにAの閉領域が白く見え
(黄色単独では目立たないため)、そのまわりを囲むよ
うにBの閉領域がマゼンタ、シアン、緑、赤で存在し、
そのまわりを白領域が囲むように存在するからである。
このように円模様が目立つのを解消するためには解像度
を高くする方法があるが、解像度を上げると上述のよう
に基本セルのドット数が少なくなり、階調性がとれなく
なるという欠点がある。
【0010】一方、上記のスクリーン角度を使用しない
方法であっても、中心点のまわりに120°間隔で、イ
エロー、マゼンタ、シアンを配置する方法では、各色の
ディザのよる濃度が同等の場合、混色によって生じる色
が、明るい色、暗い色にかかわらず各々面積一定となる
ため暗い色の影響が大きくなり、視覚的には黒っぽい感
じとなってしまう。
【0011】また、カラー印刷データは、一般に膨大な
ビットデータを必要とする。特にスクリーン角度を使用
するには、イエロー、マゼンタ、シアンのドットを表わ
すビットデータをそれぞれの色に対して持たなくてはな
らず、データ量が増大化する。
【0012】さらに、従来のディザ法では、図10のよ
うに最少繰返し単位の中で隣接する基本セルの境界がは
っきりし、あるドットは必ずどこかの基本セルに属して
いた。しかし、そのために基本セルの形が歪になってし
まうのである。集中型ディザで階調をつけようとした場
合、基本セルはなるべく中心点に対して回転対称となっ
た方が良い。そうしなければ、印刷されるドットの形ま
で歪になってしまい、美しい網点パターンにならなくな
る。
【0013】さらに、従来のディザ法では、ディザの面
積(ドット数)と階調数とが同じであった(たとえば8
×8の64ドットの場合64階調となる)ため、印刷時
には1階調目の1ドットがかすれて印刷されなかった
り、1ドットの白抜きとなる62階調目の白部分が潰れ
て黒ベタとなったりすることがあった。また、それを避
けるために異なる階調で同じ黒化レベルにしたりしてい
た。しかし、それでは厳密には64階調とは言い難い。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、その目的の1つは、カラー印刷に
おいて円模様を発生させず、かつ視覚的に黒っぽい混色
の発生を抑える画像処理装置を提供することである。
【0015】この発明の目的の他の1つは、カラー印刷
において各色のビットデータを格納する記憶装置の記憶
容量を削減する画像処理装置を提供することである。
【0016】
【0017】
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像処理装置は、イエロー、マゼンタ、シアンの各色を用
いてカラー印刷を行なう画像処理装置であって、印刷対
象である濃度情報を、各色それぞれについて取得する取
得手段と、取得された濃度情報に応じた各色それぞれの
ドットパターンに基づいて各色を印刷する印刷手段とを
備え、各色それぞれのドットパターンは、イエローのド
ットパターンの中心位置マゼンタのドットパターンの
中心位置とシアンのドットパターンの中心位置とを結ぶ
線分上に配置される関係であることを特徴としたもので
ある。
【0019】請求項2の発明に係る画像処理装置は、請
求項1の画像処理装置が、イエロー、マゼンタ、シアン
の3つのドットパターンのうち、いずれか少なくとも1
つのドットパターンを格納する記憶手段と、格納された
少なくとも1つのドットパターンから他の少なくとも1
つのドットパターンを生成するパターン生成手段とを
らに備え、印刷手段は、記憶手段およびパターン生成手
段から得られる各色それぞれのドットパターンに基づい
て印刷することを特徴としたものである。
【0020】
【0021】
【0022】
【作用】請求項1の発明においては、イエローのドット
パターンを中心として、マゼンタのドットパターンおよ
びシアンのドットパターンの中心位置が直線上でかつ相
反する方向に配置される。
【0023】請求項2の発明においては、請求項1の発
明の作用に加えて少なくとも1つのドットパターンは、
記憶手段に格納されたドットパターンから生成される。
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による画像処理装
置のシステム構成を示すブロック図である。
【0027】図を参照して、画像処理装置は、カラー印
刷の開始を指示するための印刷開始キー13が含まれて
いる、キーが押されるとキーコードを発生させるキーボ
ード1と、読出専用メモリ(ROM)でイエロー、マゼ
ンタ、シアンのそれぞれのビットデータを記憶している
イエローデータ記憶領域15a,マゼンタデータ記憶領
域15b,シアンデータ記憶領域15cを含む記憶装置
3と、濃度情報バッファ17を含む書込/読出が可能な
メモリ(RAM)からなる記憶装置5と、システム全体
の動作を制御する中央演算装置であるCPU7と、印刷
装置11に対して選択するインクリボンの色の指定と印
刷パターンを表わすビットデータとを出力する印刷制御
部9と、印刷制御部9からの出力データに基づいて用紙
に印刷を行なう印刷装置11とから構成される。
【0028】記憶装置5の濃度情報バッファ17にはイ
エロー、マゼンタ、シアンの濃度情報が、印刷されるべ
き色のブロックの数だけ既に格納されているものとす
る。印刷開始キー13が押されると、CPU7が記憶装
置5の濃度情報バッファ17からイエロー、マゼンタ、
シアンの濃度情報を取得し、各色の濃度情報に基づく濃
度データ(ビットデータ)を記憶装置3の各色のデータ
記憶領域15a〜15cから印刷制御部9へ転送する。
なお、データ記憶領域15a〜15cのうち、1色のデ
ータ記憶領域のみビットデータが格納されている場合、
後述するように、記憶装置5を用いて、他の2色のビッ
トデータを生成し、このビットデータを印刷制御部9へ
転送すればよい。印刷制御部9は転送されたビットデー
タを印刷装置11のプリンタヘッドのドットのオン、オ
フに変換し、これによって印刷が行なわれる。
【0029】図2は、図1の印刷装置11によって印刷
されるイエロー、マゼンタ、シアンの印刷位置の関係を
示した図である。
【0030】図を参照して、各色とも10×10ドット
(縦10行、横10列と表示する)のエリアにおける中
心点(2箇所ある)が示されており、その(1)はマゼ
ンタに対するものであり、(2)はイエローに対するも
のであり、(3)はシアンに対するものである。すなわ
ち、マゼンタの中心点は4行4列と9行9列にあり、イ
エローの中心点は2行4列と7行9列にあり、シアンの
中心点は10行4列と5行9列にある。言い換えれば、
各色の中心点は同じ列19a,19bにあり、3色のこ
のマトリックスを重ね合わせるとマゼンタ、イエロー、
シアンのそれぞれの中心点はイエローを中心にその両側
にマゼンタ、シアンが直線上に位置し、2ドットずつず
れた間隔となる。逆に言えば、イエローの中心点は、マ
ゼンタの中心点とシアンの中心点とを結ぶ線分上に位置
することになる。
【0031】図3はこの3色のマトリックスを実際に重
ねた状態を示した図である。イエロー、マゼンタ、シア
ンの混合によって生じる色は4色あり、それらを赤(イ
エロー、マゼンタの混色)、緑(イエロー、シアンの混
色)、青(マゼンタ、シアンの混色)、黒(イエロー、
マゼンタ、シアンの混色)と呼ぶことにすると、図3に
おいては緑と赤とが発生しており、青、黒はこの濃度で
は発生していない。すなわち、図2で示されたマゼン
タ、イエロー、シアンの中心位置の位置関係であれば、
濃度は増加したとしても、赤、緑の色の方が青、黒より
発生しやすくなる。これは、青、黒の暗い色は目立ちや
すいので、印刷されるときにはこれらの色は少なめの面
積になるように抑えた方が好ましい点を考慮すると、理
想的な位置関係と言える。
【0032】なお、図2は各色とも縦横10ドットずつ
の最少繰返し単位のみを示しており、これより広い面積
に印刷する場合は、この最少繰返し単位を縦横に繰返し
ていけばよい。
【0033】従来技術として示したスクリーン角度を用
いた図17の方法ではイエロー、マゼンタ、シアンの3
色を混合したドットは低濃度のときから現われ、本来薄
くなくてはならない低濃度の色合いが濃いものとなって
しまう。また、スクリーン角度を用いたときに円模様が
現われる理由は、図17の最少繰返し単位を縦横につな
げていくとイエロー、マゼンタ、シアンのどの色ものら
ない白ドットが環状になって周期的に繰返すからであ
る。
【0034】本願発明によれば、図3に示されているよ
うに、最少繰返し単位を縦横につなげていっても、白ド
ットが環状になって繰返しをする恐れはなく、画像品質
を向上させる。
【0035】図4は、図2の(1)で示されているドッ
トの中央を中心点として基本セルを最少繰返し単位(1
0×10ドット)に2つ配置した状態を示した図であ
る。
【0036】図を参照して、最少繰返し単位内の領域の
1つのドットが、必ず基本セル21(左下がりの斜線で
示す7×7ドットの領域)または基本セル23(右下が
りの斜線で示す7×7ドットの領域)のいずれかに含ま
れるというわけではなく、両方のセルに含まれる領域S
とどちらのセルにも含まれない領域Tとが存在してい
る。
【0037】図5は図4で示された基本セルの配置に基
づいた離散的な濃度の変化を示した図である。なお、ド
ット集中型ディザを用いたフルカラー印刷において、最
近傍のドットの塊は水平方向に対して45°の角度をも
った直線上に配置し、1つ1つの塊は円形にし、中心点
間の距離は0.5mm程度がよい。ドットパターンを記
憶したメモリにはこれらの条件を満たしたビットデータ
が格納されている。
【0038】図を参照して、(1)〜(4)の順序で、
低濃度から高濃度へのドットパターンが示されている。
【0039】図6は図1の記憶装置3のデータ記憶領域
15a,15b,15cの各々のデータ構造を示した図
である。
【0040】図2で示されているように、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの各色の最小繰返しパターンのサイズが
10×10の100ドットであるとする。CPUの特性
からバイト単位のデータとしてドットパターンを記憶し
た方が都合が良いので、最小繰返しパターンのサイズを
縦横4倍ずつして40×40の1600ドットで1つの
階調を表わすものとする。図2はある濃度として印刷さ
れるべきドットパターンの一例の様子を示している。こ
こで、1マスが1ドットであり、黒部分がオンしている
ドットであり、水平方向8ドットを1バイトのデータで
表わす。このようにして、ドットパターンは図のように
ビットデータ(16進数)で表わされ、記憶装置3の該
当するデータ記憶領域に格納される。
【0041】たとえば、イエローラベルのデータ“3
8”は、図2の(2)のドットパターンの最上位から2
番目のマスであって、左端を基準とした8マスのドット
のオン、オフに対応する。すなわち、このオン、オフを
2進数に表わせば“00111000”となる。そし
て、これを上位4桁の“0011”と下位4桁の“10
00”とに分け、それぞれを16進数で表わせば
“3”、“8”となるので、これを16進数の“38”
として表わすのである。
【0042】図7は、図1の記憶装置3においてイエロ
ーデータ記憶領域15aのみにドットパターンが格納さ
れている場合において、マゼンタおよびシアンのドット
パターンを記憶装置5に生成する方法を示した図であ
る。
【0043】図を参照して、記憶装置3のROM領域は
図6のイエローラベルのドットパターンのデータが格納
されており、これは上述のように図2の(2)のドット
パターンに対応している。
【0044】図2の(1)に示されているように、マゼ
ンタのドットパターンはイエローのドットパターンを2
ドット下方にずらしたものであり、すなわち、マゼンタ
のビットデータはイエローのビットデータを2ドット下
にずらしたものである。具体的には、マゼンタラベルの
データの上2行はイエローラベルのデータの下2行と同
じである。そこで、記憶装置3のROM領域内にあるイ
エローデータから記憶装置5のRAM領域にマゼンタデ
ータを作成する際には、図7の(1)に示されているよ
うに、転送先であるRAM領域にイエローデータの下2
行分が入るスペースを空けておき、下2行分をカットし
たイエローデータを転送した後、初めに空けておいたス
ペースにイエローの下2行分を転送する。以上の操作
で、イエローデータを2ビットシフトしたデータが、マ
ゼンタデータとして記憶装置5のRAM領域に作成でき
る。
【0045】同様の考え方で、図7の(2)に示されて
いるように、シアンデータもイエローデータから作成す
ることができる。
【0046】このようにして、記憶装置3のデータ記憶
領域に必要な記憶容量を削減することができる。
【0047】図8は、図1において記憶装置3または記
憶装置5から印刷制御部9に転送されてくるドットパタ
ーンのデータと、このデータに基づいて印刷装置11に
出力されるビットデータとを示した図である。
【0048】図の(1)は印刷されるドットの例であ
り、この例では、横40ドット、縦2ドットの印刷エリ
アについて示されている。ここで、上述のドットパター
ンのデータ記憶領域への格納と同様に、1ドットを1ビ
ットに割当て、横方向の8ドットを1バイトとして表わ
すと横40ドットは5バイトとなる。印刷時にオンする
ドットはビットを立て、オフするドットはビットを立て
ないとすると、図8の(1)のドットパターンは図8の
(2)のビットデータで表わされる。図1の印刷装置1
1は、このビットデータに基づいて所望の画像を所定の
濃度でプリントアウトすることができる。
【0049】ところで、ディジタル印刷を行なう場合
に、1ドットの大きさの独立点はかすれ、逆に白抜き点
にはまわりのインクが滲んで点が潰れやすい。ディザを
用いて中間調を表現する場合には、このことを考慮し
て、“ドット数>階調数”となるようにするとよい。
【0050】図9はこの発明の一実施例であって、10
0ドットで64階調を表わす場合のしきい値マトリック
スを示した図である。
【0051】図を参照して、0階調目から1階調目およ
び1階調目から2階調目への変化では3〜4ドットをオ
ンさせ、その後1階調につき1ドットずつオンしてい
き、62階調、63階調目で複数のドットをオンさせる
ように、しきい値が設定されている。
【0052】なお、上記実施例ではイエローのドットパ
ターンに対して、マゼンタのドットパターンおよびシア
ンのドットパターンはそれぞれ2ビットずつずれている
が、このずれは2ビットに限らず、画像条件等に合わせ
て他のビット数のずれとしてもよい。
【0053】また、上記実施例では、イエローのドット
パターンが記憶装置3に格納されており、このドットパ
ターンに基づいて他の2色のドットパターンを生成して
いるが、格納するのはマゼンタ、シアンのいずれかのド
ットパターンでもよい。なお、格納するのは1色のドッ
トパターンに限らず、2色のドットパターンを格納し、
いずれかのドットパターンに基づいて残りの1色のドッ
トパターンを生成してもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は以上説明したとおり、
イエローのドットパターンを中心として、マゼンタのド
ットパターンおよびシアンのドットパターンの中心位置
が直線上でかつ相反する方向に配置されるので、緑(イ
エローとシアンとの混色)、赤(イエローとマゼンタと
の混色)の比較的明るい色の部分が、青(シアンとマゼ
ンタとの混色)、黒(イエローとマゼンタとシアンとの
混色)のやや暗い色の部分より多くの面積を持つことに
なり、視覚的に色のバランスがとれたカラー印刷が実現
できる。
【0055】請求項2の発明は以上説明したとおり、請
求項1の発明の効果に加えて、少なくとも1つのドット
パターンは、記憶手段に格納されたドットパターンから
生成されるので、記憶手段の記憶容量を削減することが
できる。
【0056】
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による画像処理装置のシス
テム構成を示した図である。
【図2】図1の印刷装置11によって印刷されるイエロ
ー、マゼンタ、シアンの印刷位置の関係を示した図であ
る。
【図3】図2で示された3色のマトリックスを実際に重
ねた状態を示した図である。
【図4】図2の(1)で示されているドットの中央を中
心点として、基本セルを最少繰返し単位に2つ配置した
状態を示した図である。
【図5】図4で示された基本セルの配置に基づいた、離
散的な濃度の変化を示した図である。
【図6】図1の記憶装置3のデータ記憶領域15a,1
5b,15cの各々のデータ構造を示した図である。
【図7】図1の記憶装置3においてデータ記憶領域15
aのみにドットパターンが格納されている場合であっ
て、マゼンタおよびシアンのドットパターンを記憶装置
5に生成する方法を示した図である。
【図8】図1において、記憶装置3または記憶装置5か
ら印刷制御部9に転送されてくるドットパターンのデー
タと、このデータに基づいて印刷装置11に出力される
ビットデータを示した図である。
【図9】この発明の一実施例であって、100ドットで
64階調を表わす場合のしきい値マトリックスを示した
図である。
【図10】従来の画像処理装置におけるスクリーン角度
45°のイエローの基本セルの構成を示した図である。
【図11】従来の画像処理装置におけるマゼンタの基本
セルの構成を示した図である。
【図12】従来の画像処理装置における基本セルを集中
型ディザ法で階調をつけていく場合の濃度変化を示した
図である。
【図13】図11の基本セルを黒化させていく順番を規
定するためのマトリックスである。
【図14】従来の画像処理装置におけるシアンの基本セ
ルの構成を示した図である。
【図15】従来の画像処理装置において、黒の基本セル
を黒化させていく順番を示したマトリックスである。
【図16】従来の画像処理装置における基本セルの初期
のドットが黒化したときの状態を示した図である。
【図17】従来の画像処理装置において、スクリーン角
度を使用した場合の問題点を示した図である。
【符号の説明】
3 記憶装置 5 記憶装置 7 CPU 9 印刷制御部 11 印刷装置 15a イエローデータ記憶領域 15b マゼンタデータ記憶領域 15c シアンデータ記憶領域 17 濃度情報バッファ 19a,19b 同列 21,23 基本セル なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 - 1/64 G06T 1/00 510 B41J 2/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエロー、マゼンタ、シアンの各色を用
    いてカラー印刷を行なう画像処理装置であって、印刷対象である濃度情報を、前記各色それぞれについて
    取得する取得手段と、 前記取得された濃度情報に応じた各色それぞれのドット
    パターンに基づいて各色を印刷する印刷手段とを備え、 前記各色それぞれのドットパターンは、 イエローのドッ
    トパターンの中心位置マゼンタのドットパターンの中
    心位置とシアンのドットパターンの中心位置とを結ぶ線
    分上に配置される関係であることを特徴とする、画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 記イエロー、マゼンタ、シアンの3つ
    のドットパターンのうち、いずれか少なくとも1つのド
    ットパターンを格納する記憶手段と、 前記格納された少なくとも1つのドットパターンから他
    の少なくとも1つのドットパターンを生成するパターン
    生成手段とをさらに備え、 前記印刷手段は、前記記憶手段および前記パターン生成
    手段から得られる各色それぞれのドットパターンに基づ
    いて印刷することを特徴とする、 請求項1に記載の画像
    処理装置。
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