JP3210783U - 鉢に彫刻加工したハイドロカルチャーペット慰霊樹 - Google Patents

Abstract

【課題】ハイドロカルチャーと呼称される水耕栽培観葉植物をペット慰霊樹とすることで、住宅事情や宗教性にとらわれずに安価且つ手軽にペットの供養を行える室内用の慰霊樹を提供する。【解決手段】鉢容器１にペットの遺影彫刻２とペットの名前彫刻３を施し、その鉢容器１に水耕用培地を入れ、観葉植物４を植樹することによってハイドロカルチャーの鉢植え自体を簡易的な慰霊樹として位置づける。また、鉢植えに遺骨カプセル５を添えることで慰霊の目的を深く感じていただく。ハイドロカルチャーを利用することで衛生的且つ簡単なお手入れで、室内栽培が可能となる。置き場所を選ばず持ち運びも容易なことで、手軽にペット供養が行える。また、植物の世話をするという観点から、ご利用者により深い供養を感じていただける。【選択図】図１

Description

本考案は、鉢にペットの遺影写真と名前のレーザー彫刻を施し、水耕栽培に適した植物を植えた屋内用観葉植物に関するものである。

ペット愛好家の多くが大切なペットを喪った際にペット斎場・霊園での納骨がおこなっている。または、専用の位牌やペット用祭壇を用いて自宅での供養がおこなわれている。

特開２００６−２１８０５４

ペット斎場・霊園での納骨は経済的負担が大きいことは勿論、引越し等の事情で地域を離れる場合もあるが、移動させることは困難である。位牌を置くにも自宅に仏壇が無い場合もあり、個人宅向けのペット用祭壇にしても、日本の住宅事情から置き場所に困るといった声が多く挙げられることから、前述の欠点を簡単な構成によって提供することで解決しようとするものである。

本考案は、鉢にペットの遺影と名前を彫刻加工し、それにハイドロカルチャー用の小さな観葉樹を植樹し、鉢植え自体を慰霊碑とすることで、設置場所を選ばず、安価且つ手軽に供養をおこなえるようにすることにより問題点を解決する。

植樹にハイドロカルチャーを使用することで、水遣りの手間がほとんどかからない上、土を使用しないので虫もわかず室内環境での衛生面に優れ、且つ部屋の空気の自浄作用の効果が持てる。また、鉢植え自体を慰霊碑として扱う点から安価で提供が可能、さらには従来のペット用仏具とは異なり宗教性の違いは問わないことから幅広くご利用いただくことができ、植物の世話をするという観点から利用者様にとって、より深い供養を感じて頂くことができる。

本考案の鉢に彫刻加工したハイドロカルチャーペット慰霊樹の一実施例を示す正面図である。 本考案の鉢植えの断面図である。 鉢植えの培地に添える遺骨カプセル。

ペットの遺影写真をスキャニングしてデータとしてパソコンに取り込み、画像加工ソフトを使用して任意の範囲で切り取ったうえ、ユニバーサル社のＯＳワンタッチレーザーフォトを使用して彫刻専用のデータを作成。鉢植えとする容器にペットの遺影写真及び名前を彫刻し、そこにハイドロカルチャー用の培地を加え、水耕栽培に適した植物を植えることにより、少量の水と光で育成可能で、且つ、衛生的で手入れが簡単といったハイドロカルチャーの特性を生かした屋内用観葉ペット慰霊樹となる。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１はガラス、陶器、プラスチックス等適宜素材にて形成された鉢容器。２は前記の鉢容器１の表面に彫刻加工したペットの遺影で、３はそのペットの名前を彫刻したものである。

４は前記の鉢容器１に植樹するためのハイドロカルチャー（水耕栽培）に適した観葉植物である。５は培地に添える遺骨の一部または遺毛を収容することができるカプセル。６はハイドロカルチャー用の培地で、セラミス、ネオコール、ハイドロボール、炭、ゼリーボール等の適宜素材を使用することにより、衛生面と保水性に優れたグリーンインテリアとしてのペット慰霊樹とする。

１ 鉢容器
２ ペット遺影彫刻
３ ペット名前彫刻
４ 観葉植物
５ 遺骨カプセル
６ 水耕用培地

Claims (1)

1. 鉢植え容器にペットの写真と名前の彫刻を施すとともに、その鉢植え容器にハイドロカルチャーと呼称される水耕栽培観葉植物を植え、遺骨カプセルを添えた、コンパクトで持ち運び可能としたところを特徴とする屋内用の慰霊樹。

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