JP3210472U - インクカートリッジ - Google Patents

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【課題】インク収容室の底面のインクの残留を防ぐことができるインクカートリッジを提供する。【解決手段】負圧発生部材13を収納すると共にインク供給口4を備える負圧発生部材収容室12と、連通部15を介して負圧発生部材収容室12へ連通すると共に負圧発生部材13へ供給するインク11を貯留するインク収容室10と、負圧発生部材収容室12とインク収容室10とを仕切ると共に連通部15が形成された仕切り壁14と、を有し、インク収容室10の底面20の少なくとも一部は負圧発生部材収容室12側に向かって下方へ傾斜21し、連通部15は底面20の最下部に接して形成された構成にする。【選択図】図2

Description

本考案は、インクジェット式プリンタに搭載されるインクカートリッジに関し、さらに詳しくは、スポンジを用いて負圧制御を行うインクカートリッジに関する。
印刷装置には、印字機構(ヘッド)から記録液であるインクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット方式と呼ばれるものがある。インクジェット方式の印刷装置では、印字機構に対するインクの供給方式として、交換式インクカートリッジを着脱自在に装着し、印字機構にインク吐出口から直接インクを供給する方式が知られている。
また、インクジェット方式の印刷装置に使用されるインクカートリッジの開発においては、圧電方式、サーマル方式などのインクジェットヘッドの駆動力に適応した負圧制御がなされている。 例えば、インクカートリッジ内部に、実質インク収容室と2層の負圧発生部材を設けることで、負圧発生部材の毛管力により負圧を得るインクカートリッジが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2000−33715号公報
しかしながら、上記特許文献では、インク収容室に収容されたインクの一部が負圧発生部材へと流入せずにインク収容室の底面に残留するため、使用可能なインク量が減少するという問題があった。また、残留したインクがインク収容室内に固着し、インクカートリッジのリサイクルが難しくなるという問題があった。
そこで、インク収容室の底面にインクが残留しないようにする必要があり、鋭意研究した結果、本考案の完成に至った。本考案は、インク収容室の底面のインクの残留を防ぐことができるインクカートリッジを提供することを目的とする。
この目的は、実用新案登録請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また、従属項は本考案の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本考案の第1の考案は、負圧発生部材を収納すると共にインク供給口を備える負圧発生部材収容室と、連通部を介して前記負圧発生部材収容室へ連通すると共に前記負圧発生部材へ供給するインクを貯留するインク収容室と、前記負圧発生部材収容室と前記インク収容室とを仕切ると共に前記連通部が形成された仕切り壁と、を有するインクカートリッジであって、前記インク収容室の底面の少なくとも一部は前記負圧発生部材収容室側に向かって下方へ傾斜し、前記連通部は前記底面の最下部に接して形成されたことを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第2の考案は、第1の考案に記載の前記仕切り壁の前記負圧発生部材収容室側にリブが備えられたことを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第3の考案は、第2の考案に記載の前記リブが複数備えられると共に前記仕切り壁の底部まで延在し、前記仕切り壁の前記底部において複数の前記リブの間は上方へ凹んでいることを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第1の考案であるインクカートリッジは、負圧発生部材を収納すると共にインク供給口を備える負圧発生部材収容室と、連通部を介して負圧発生部材収容室へ連通すると共に負圧発生部材へ供給されるインクを貯留するインク収容室と、負圧発生部材収容室とインク収容室とを仕切ると共に連通部を形成するための仕切り壁と、を有するインクカートリッジであって、インク収容室の底面の少なくとも一部は負圧発生部材収容室側に向かって下方へ傾斜し、連通部は底面の最下部に接して形成された構成にしている。本考案は、上記の構成としているので、インク収容室に収容されたインクがインク収容室の傾斜した底面上から負圧発生部材収容室へと移動し易くなり、インクの残留を防ぐことができる。
また、本考案の第2の考案であるインクカートリッジは、仕切り壁の負圧発生部材収容室側にリブが備えられた構成にしている。本考案は、上記の構成としているので、仕切り壁とリブとの段差が負圧発生部材との隙間を生むため、大気口からの空気が通過し易くなり、連通部を介して気液交換をさせ易くすることができる。
また、本考案の第3の考案であるインクカートリッジは、リブが複数備えられると共に前記仕切り壁の底部まで延在し、前記仕切り壁の前記底部において複数の前記リブの間は上方へ凹んでいる構成にしている。本考案は、上記の構成としているので、より連通部を介して気液交換をさせ易くすることができる。
本考案の1実施形態におけるインクカートリッジである。 図1のインクカートリッジの要部断面図である。 図1のインクカートリッジの仕切り壁を正面から見た断面図である。
本考案の1実施形態について図面を参照して説明するが、本考案はこの事例に限られるものではなく、適宜選択が可能である。
図1及び図2に示すように、負圧発生部材13を収納すると共にインク供給口4を備える負圧発生部材収容室12と、連通部15を介して負圧発生部材収容室12へ連通すると共に負圧発生部材13へ供給されるインク11を貯留するインク収容室10と、負圧発生部材収容室12とインク収容室10とを仕切ると共に連通部15を形成するための仕切り壁14と、を有するインクカートリッジ1であって、インク収容室10の底面20の少なくとも一部は負圧発生部材収容室12側に向かって下方へ傾斜し、連通部15は底面20の最下部に接して形成された構成にしている。
そして、底面20は、傾斜面21、壁面22及び水平面23を備え、壁面22は傾斜面21と比較して急な傾斜角度の面であるため、インク11が負圧発生部材収容室12へと移動し易い。なお、壁面22は垂直な面としても良い。また、水平面23はインク11が残留し易いため、可能な限り狭くすることが望ましい。そして、傾斜面21は底面20のうち可能な限り広くした方が底面20にインクが残留し難くなるため、インク収容室10を構成する内面の仕切り壁14に対向する面まで傾斜面21が延在していることが望ましい。
図2に示すように、負圧発生部材13は例えばスポンジ等の液体吸収体であり、圧縮された状態で負圧発生部材収容室12の内面に全面が密着するように収容される。この時、圧縮された負圧発生部材13の細孔が小さくなることで吸引力が高くなるので、インク11をインクカートリッジ1の内部に貯留することができるようになる。さらに、インク供給口4の内部にも液体吸収体であるフィルタ25を収容することで、よりインク11の液漏れを防ぐことができる。
インク11は天蓋3に形成されたインク注入口17を通してインク収容室10へと注入され、さらに、連通部15を通して負圧発生部材13に吸収されることでインクカートリッジ1内にインク11が充填される。インク11が充填された後はインク注入口17を栓18で封止すると、インク注入口17からのインク11の液漏れが無くなる。
また、天蓋3には大気口5と連通路6が形成され、大気口5はインクカートリッジ1の外部へと開放された穴であり、連通路6は細長く形成された空気抵抗の大きい空気流路である。迷路状の連通路6の底にフィルム16を貼ることで連通路6が細長い空気流路として形成される。大気口5から流入した空気が空気抵抗の大きい連通路6を通過して負圧発生部材収容室12へと流入する構成にしたことで、インクカートリッジ1内の負圧が制御される。
図2、図3に示すように、仕切り壁14の負圧発生部材収容室12側の下方には、仕切り壁14の底部19まで延在する複数のリブ26が備えられる。負圧発生部材13は直方体のため平面に押し当てた面は平面のままであるが、リブ26に当たっている場所はリブ26に押されて凹むため、仕切り壁14、リブ26及び負圧発生部材13との間に隙間が生じる。隙間が生じると他の場所と比較して空気が通過し易くなるため、大気口5から流入した空気はこの隙間を通過して連通部15からインク収容室10へと移動し、空気が流入して内部の圧力が高くなったインク収容室10から連通部を介して負圧発生部材収容室12へとインク11が移動する。
また、仕切り壁14の底部19のリブ26とリブ26との間は上方へ凹んでいるため、開口部15の上部には複数の溝27が形成されている。この溝27によって毛管力が働き、インク11がインク収容室10から溝27を通過して負圧発生部材収容室12へと移動し、大気口5からの空気を吸引する際には負圧発生部材13の毛管力よりも溝27の毛管力が小さいため、空気が溝27を通過してインク収容室10へと移動する。
さらに、インク収容室10の底面20は仕切り壁14の下方からインク収容室10側に向かって上方へ傾斜しており、インク11が傾斜面21上を流れるためインク収容室10から負圧発生部材収容室12へインク11が移動され易くなる。そのため、インク収容室10の底面20は可能な限り全面を傾斜させる、または、垂直にすることが望ましい。
そして、傾斜面21と壁面22との境界部24の高さは、水平面23を基準として溝27と同じくらいの高さにすることが望ましい。この構成にすることで、溝27に働く毛管力により傾斜面21上のインク11を吸引し、よりインク11の残留を防ぐことができる。
なお、傾斜角度が大きい方がインク11は流れ易くなるが、傾斜角度が大きいとインク収容室10の容積が小さくなるため、傾斜面21の傾斜角度は30°〜35°の範囲内であることが望ましい。傾斜角度を30°以上にすると、一般にインクカートリッジに用いられる樹脂の材質およびインクの粘度であれば、インクを流すことができる。
また、インク収容室10の底面の裏側(外側)には回路基板7が設けられており、インクカートリッジ1をプリンタ(図示せず)に装着することで回路基板7がプリンタ側回路基板(図示せず)と導通し、インクカートリッジ1とプリンタとで通信を行うことができる。
プリンタ側で印刷の指示を行うと、プリンタ側からの制御に応じてインク供給口4からインク11が吐出されて負圧発生部材収容室12内に負圧が発生するが、前述のように大気口5から空気が流入して負圧が維持される。
1…インクカートリッジ
2…筐体
3…天蓋
4…インク供給口
5…大気口
6…連通路
7…回路基板
8…第1係合部
9…第2係合部
10…インク収容室
11…インク
12…負圧発生部材収容室
13…負圧発生部材
14…仕切り壁
15…連通部
16…フィルム
17…インク注入口
18…栓
19…底部
20…底面
21…傾斜面
22…壁面
23…水平面
24…境界部
25…フィルタ
26…リブ
27…溝














Claims (3)

  1. 負圧発生部材を収納すると共にインク供給口を備える負圧発生部材収容室と、連通部を介して前記負圧発生部材収容室へ連通すると共に前記負圧発生部材へ供給するインクを貯留するインク収容室と、前記負圧発生部材収容室と前記インク収容室とを仕切ると共に前記連通部が形成された仕切り壁と、を有するインクカートリッジであって、
    前記インク収容室の底面の少なくとも一部は前記負圧発生部材収容室側に向かって下方へ傾斜し、前記連通部は前記底面の最下部に接して形成されたことを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記仕切り壁の前記負圧発生部材収容室側にリブが備えられたことを特徴とする請求項1のインクカートリッジ。
  3. 前記リブは複数備えられると共に前記仕切り壁の底部まで延在し、前記仕切り壁の前記底部において複数の前記リブの間は上方へ凹んでいることを特徴とする請求項2のインクカートリッジ。























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