JP3210362B2 - シームレスカプセル製造装置 - Google Patents

シームレスカプセル製造装置

Info

Publication number
JP3210362B2
JP3210362B2 JP12781991A JP12781991A JP3210362B2 JP 3210362 B2 JP3210362 B2 JP 3210362B2 JP 12781991 A JP12781991 A JP 12781991A JP 12781991 A JP12781991 A JP 12781991A JP 3210362 B2 JP3210362 B2 JP 3210362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seamless capsule
supply means
separation
separation device
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12781991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05200276A (ja
Inventor
薫 栗田
成通 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Freund Corp
Original Assignee
Freund Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Freund Corp filed Critical Freund Corp
Priority to JP12781991A priority Critical patent/JP3210362B2/ja
Publication of JPH05200276A publication Critical patent/JPH05200276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3210362B2 publication Critical patent/JP3210362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシームレスカプセルの製
造技術、特にノズルから液流を噴出させることにより形
成される液滴によって製造されるシームレスカプセルの
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシームレスカプセルの製造装置
において、生成される液滴は供給手段を通過中に硬化用
液で硬化されてシームレスカプセルとして製造され、該
供給手段から分離装置の上に硬化用液と共に落下され、
該分離装置の分離部、たとえば通常は分離網上でシーム
レスカプセルと硬化用液とに分離される。
【0003】ところで、バッチ処理式の分離装置の場
合、供給手段から該分離装置の分離網上に落下するシー
ムレスカプセルを含んだ硬化用液の落下点(以下、単に
「シームレスカプセルの落下点」と記す)は通常固定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
に、シームレスカプセルの落下点が固定されていると、
次のような不具合があることが判明した。
【0005】(1).シームレスカプセルが落下点のみの1
個所に堆積し、下積みのシームレスカプセルは重量で相
互に粘着したり、変形を生じたりする。
【0006】(2).分離装置の容量がフルに活用できない
ので、分離装置の交換回数が増加する。
【0007】本発明の1つの目的は、分離装置上に落下
するシームレスカプセルを分離装置の上に平面的に万遍
なく平均的に落下することが可能なシームレスカプセル
を製造できる技術を提供することにある。
【0008】本発明の他の1つの目的は、分離装置の容
量をフルに活用しながらシームレスカプセルを製造でき
る技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の1つのシームレスカプ
セル製造装置においては、液滴の少なくとも最外部を硬
化用液との接触により硬化させてシームレスカプセルを
製造する装置であって、生成されたシームレスカプセル
を含む硬化用液を供給する供給手段と、該供給手段から
落下した該シームレスカプセルを該硬化用液から分離す
る分離装置とを備え、前記供給手段から前記分離装置上
に落下するシームレスカプセルと硬化用液の落下点が前
記分離装置上で複数の円運動の合成軌跡、または複数の
往復運動の合成軌跡、あるいは円運動と往復運動の組合
せの合成軌跡を画くように構成されているものである。
【0012】
【作用】上記した本発明の1つのシームレスカプセル製
造装置によれば、シームレスカプセルは供給手段から分
離装置上に万遍なく平均的に落下するので、下積みにな
ったシームレスカプセルが上積みのシームレスカプセル
の重量で相互に粘着したり、変形されることがなくな
る。
【0013】また、分離装置の容量をフルに活用できる
ので、分離装置の交換回数が少なくて済むことになる。
【0014】
【実施例1】図1は本発明を気中ノズル式のシームレス
カプセル製造装置に適用した一実施例を示す概略説明図
であり、図2は図1の要部である分離装置の拡大部分斜
視図、図3は図2の液分配部の拡大部分斜視図、図4は
本実施例の分離装置の運動軌跡およびシームレスカプセ
ルの落下点を示す説明図、図5,図6は本実施例におけ
るシームレスカプセルの落下点の軌跡を示す説明図であ
る。
【0015】図1の気中ノズル式シームレスカプセル製
造装置において、シームレスカプセルを形成するための
芯液(内層液)1は芯液用タンク2の中に貯留され、ま
たこの芯液1を被覆する皮膜液(外層液)3は被覆液用
タンク4の中に貯留されている。
【0016】芯液1はポンプ5により芯液用タンク2か
ら管路6を経て多重ノズル7に圧送される一方、皮膜液
3はポンプ8により被覆液用タンク4から管路9を経て
前記多重ノズル7に圧送される。多重ノズル7は加振機
7aで加振される。
【0017】そして、芯液1と皮膜液3とは、加振機7
aで加振される多重ノズル7から気中において噴出さ
れ、後述の硬化用液の中に落下し、多層液滴形式のシー
ムレスカプセルSCとして形成される。
【0018】また、シームレスカプセルSCの製造過程
で多重ノズル7から噴出された多層液滴を冷却硬化させ
るための硬化用液10は、硬化用液タンク11の中に貯
留され、バルブ12を経て所定の流量で傾斜状のU字溝
形の硬化用液供給路13(硬化用液の供給手段)の中に
流出され、分離装置14の分離タンク14aの中に流下
する。
【0019】分離装置14は、硬化用液10と共に落下
して来たシームレスカプセルSCを硬化用液10から分
離するものであり、その略漏斗状の分離タンク14aの
中には、硬化用液10は通過させるが、シームレスカプ
セルSCは通過させない網や多孔材料よりなる分離用の
多孔体14bが略水平方向に張設されている。
【0020】分離タンク14aの下方には、硬化用液1
0を分配して落下させる液分配部15と、分離タンク1
4aなどを該分離タンク14aの軸線の回りで自転運動
させる自転用のモータ16とが配設されている。
【0021】液分配部15は図3に示す如く、モータ1
6による自転時に分離タンク14aの下部からの硬化用
液10を側方に分配して管路17に流すための複数個の
液分配孔15aを有している。
【0022】管路17の途中には、前記自転用のモータ
16を支持するための支持体17aが棚状に取り付けら
れている。
【0023】また、前記支持体17aの下方における管
路17の途中には、プーリ17bが取り付けられてい
る。
【0024】このプーリ17bには、公転用のモータ1
8のベルト18aが巻回されている。したがって、モー
タ18の駆動力により、ベルト18a,プーリ17b,
管路17を介して、分離装置14すなわち分離タンク1
4aおよび多孔体14bなどを管路17の垂直部分の軸
線の回りで公転運動させることができる。
【0025】この管路17の垂直部分の軸線は図示の如
く、分離タンク14aの軸線とはずれている。
【0026】なお、プーリ17bの下方における管路1
7には、回転継手17cが設けられており、この回転継
手17cから上側の管路17がモータ18で公転運動す
るように構成されている。
【0027】分離タンク14aから管路17に流出した
硬化用液10はポンプ19により管路20を経て冷却タ
ンク21に圧送される。冷却タンク21内での硬化用液
10は冷却器22で所定の温度に冷却された後、ポンプ
23により管路24を経て硬化用液タンク11の中に戻
される。
【0028】次に本実施例の作用について説明する。
【0029】芯液用タンク2内の芯液1と、被覆液用タ
ンク4内の皮膜液3とは、それぞれポンプ5,8により
管路6,9を経て多重ノズル7に送られ、該多重ノズル
7を加振機7aで加振させながら気中に噴出させること
によって芯液1を皮膜液3が包囲する多層液滴として生
成される。
【0030】この多層液滴はシームレスカプセルとして
形成されるもので、多重ノズル7から気中を経て硬化用
液供給路13の中に落下する。
【0031】この硬化用液供給路13の中には、硬化用
液タンク11からの硬化用液10が供給され、該供給路
13の傾斜に沿って流下している。
【0032】したがって、供給路13の中に落下した多
層液滴は硬化用液10と一緒に流下しながら該硬化用液
10により冷却固化され、シームレスカプセルSCとし
て形成される。
【0033】そして、硬化用液10と共に供給路13か
ら分離装置14の分離タンク14aの中に落下するシー
ムレスカプセルSCは多孔体14bの上に集められ、硬
化用液10のみが多孔体14bを通過して分離タンク1
4aから液分配部15の液分配孔15aを経て管路17
の中に流出する。
【0034】この分離操作の際、本実施例の分離装置1
4においては、分離タンク14aおよび多孔体14bは
自転用のモータ16により該分離タンク14aの軸線の
回りで自転運動(円運動)を行うと同時に、公転用のモ
ータ18により管路17の垂直部分の軸線の回りで公転
運動(円運動)を行う。
【0035】この時の分離装置14の運動軌跡とシーム
レスカプセルSCの落下点について図4を参照しながら
説明する。
【0036】図4において、AはシームレスカプセルS
Cの分離用多孔体14bへの落下点、Bは分離用多孔体
14bないし分離タンク14aの自転軸、Cは多孔体1
4bの外囲、Dは多孔体14bが公転により反対側に来
た時の自転軸、Eはその時の多孔体14bの自転軸、F
は多孔体14bの公転軸、Gは公転した時の多孔体14
bの自転軸の軌跡である。
【0037】すなわち、図4から明らかなように、本実
施例においては、モータ16により分離タンク14aお
よび分離用多孔体14bが、その軸線(図4の自転軸
B)の回りで自転され、かつ前記分離タンク14aおよ
び多孔体14bを含む分離装置14がモータ18により
管路17の垂直部分の軸線(図4の公転軸F)の回りで
公転される。
【0038】したがって、本実施例においては、分離装
置14の分離タンク14aおよび分離用多孔体14bと
が自転運動と公転運動との複数の円運動の組合せ運動を
行うことにより、分離タンク14aおよび分離用多孔体
14bは複数の円運動の合成軌跡を画くように水平面内
で運動する。
【0039】その結果、供給路13の先端から分離用多
孔体14bの上に落下するシームレスカプセルSCの落
下点は固定ではなく、該多孔体14bの平面のほぼ全面
にわたる広い範囲で移動する。
【0040】このような本実施例のシームレスカプセル
SCの落下点の軌跡の例については、図5,図6に示さ
れている。
【0041】まず、図5は分離タンク14aおよび分離
用多孔体14bの公転周期>自転周期の場合、また図6
は公転周期<自転周期の場合の軌跡である。
【0042】したがって、本実施例においては、シーム
レスカプセルSCは供給路13から分離タンク14a内
の分離用多孔体14bの平面の略全面にわたって平均的
に落下し、一個所に集中的に集積することが防止され
る。
【0043】それにより、本実施例の場合には、一個所
に集積されたシームレスカプセルSCのうち下積みのシ
ームレスカプセルが上積みのシームレスカプセルの重さ
で互いに粘着したり、変形を起こしたりすることがない
上に、分離タンク14aの容積を全体的に有効利用でき
るので、分離タンク14aの交換回数が減少され、作業
効率が向上される。
【0044】
【実施例2】図7は本発明の他の実施例における分離装
置の要部の概略的斜視図である。
【0045】この実施例の場合、分離装置14の分離タ
ンク14aが図示しないモータなどの駆動源でその軸線
の回りで自転運動(円運動)される上に、硬化用液10
と共にシームレスカプセルSCを供給する供給路13を
構成している管路の下端部の略LまたはZ字状の異形の
回転部13aが図示しないモータなどの駆動源で前記分
離タンク14aの軸線とはオフセットした軸線の回りで
自転運動(円運動)される。
【0046】したがって、この実施例の場合にも、複数
の円運動の組合せにより、分離タンク14aの中に落下
するシームレスカプセルSCの落下点は一点でなくて、
たとえば図6に類似した軌跡を画きながら、図示しない
分離用多孔体のほぼ全面に広がり、シームレスカプセル
SCは平均的に万遍なく集積される。
【0047】
【実施例3】図8は本発明に用いられる分離装置の他の
1つの実施例を示す概略的斜視図、図9はその場合の運
動軌跡を示す説明図である。
【0048】本実施例においては、分離タンク14cお
よび分離用多孔体14dが回転(自転)運動する一方、
供給手段である供給管13の先端近くにフレキシブルな
材料よりなる柔軟部13bが設けられ、その先端側の揺
動部13cが該柔軟部13bにおいて矢印の如く直線方
向に往復運動するよう構成されている。
【0049】したがって、本実施例においては、図10
にも示されるように、1つの往復運動と1つの円運動と
の組合せにより、シームレスカプセルSCの落下点は分
離用多孔体14dの平面の全面に拡大され、平均的に、
万遍なく落下させられる。
【0050】なお、柔軟部13bの代わりに、一点鎖線
の如く、水平方向への揺動部13dなどの可動部を設け
ることなども可能である。
【0051】図8に示すような往復運動式の供給手段を
図示しない他の回転運動式の分離装置、たとえば分離用
多孔体を自転運動により円運動させる機構と組合せて使
用した場合、図9に示すような運動軌跡となる。
【0052】すなわち、図9において、Hは分離用多孔
体ないし分離タンク14aの自転軸、Iはシームレスカ
プセルSCの落下点、Jは分離用多孔体の外囲、Kは供
給管がその往復運動ストロークの反対側に来た時のシー
ムレスカプセルの落下点の軌跡である。
【0053】この場合にも、図4の場合と同様に、供給
管の直線式の往復運動と分離タンクないし分離用多孔体
の円運動との組合せにより、シームレスカプセルSCの
落下点は分離用多孔体の平面の全範囲に拡大され、一点
のみに集中することなく、平均的なカプセル落下が行わ
れる。
【0054】図10は、図8および図9の場合における
カプセル落下点の軌跡を示している。
【0055】
【実施例4】図11は本発明に用いられる分離装置のさ
らに他の実施例を示す概略的斜視図である。
【0056】本実施例の分離装置14は往復運動を行う
分離装置の1つの例であり、この往復運動を他の1つの
往復運動または円運動と組合せて使用することにより、
所望の広範囲のシームレスカプセルSCの落下軌跡を得
ることができるものである。
【0057】すなわち、この分離装置14は、四角形で
下部が角形の漏斗状に形成された分離タンク14cと、
分離用多孔体14dと、モータ14eと、このモータ1
4eで回転される回転板14fと、この回転板14fの
外周近くに一端で互いに相対運動可能に結合されたレバ
ー14gと、このレバー14gの他端を結合するために
分離タンク14cの一側に突設された連結体14hとを
有している。
【0058】また、分離タンク14cの四隅の下方には
ガイドピン14iが突出し、各2個のガイドピン14i
を2条のガイドレール14jのガイド溝14kの中に挿
入して往復運動をガイドする構造となっている。
【0059】したがって、本実施例の分離装置14で
は、モータ14eを回転駆動することにより、回転板1
4f,レバー14g,連結体14hを介して、分離タン
ク14cおよび分離用多孔体14dはガイドピン14i
においてガイドレール14jのガイド溝14kでガイド
されながら直線方向に往復運動することができる。
【0060】
【実施例5】図12は本発明に用いられる分離装置のさ
らに他の1つの概略的斜視図、図13はそのカプセル落
下軌跡の説明図である。
【0061】この実施例において、四角形の分離タンク
14cおよび分離用多孔体14dは図11の実施例の如
く直線状に往復運動し、また供給管13は図8の場合と
同様に柔軟部13bと、この柔軟部13bを支点として
往復運動する揺動部13cとを有している。
【0062】したがって、この実施例においても、図1
3のカプセル落下軌跡の如く、2つの往復運動の組み合
せにより、分離用多孔体14dの全面にわたる平均的な
カプセル落下が可能である。
【0063】
【実施例6】図11に示すような往復運動式の分離装置
を図示しない他の回転運動式の機構、たとえば分離用多
孔体を自転運動により円運動させる機構と組み合せて使
用した場合、図14に示すような運動軌跡となる。ただ
し、図14では図11の角形の分離タンクではなくて、
円形の分離タンクとして表わされている。
【0064】すなわち、図14において、Mはシームレ
スカプセルの落下点、Nは分離用多孔体ないし分離タン
クの自転軸、Oは分離用多孔体の外囲、Pは分離用多孔
体ないし分離タンクが直線状往復運動により揺動により
その揺動ストロークの反対側に来た時の自転軸、Qはそ
の時の分離用多孔体ないし分離タンクの外囲、Rは揺動
した時の分離用多孔体の自転軸の軌跡である。
【0065】この場合にも、図4の場合と同様に、直線
式の往復運動(揺動運動)と円運動(自転運動)との組
合せにより、シームレスカプセルSCの落下点は分離用
多孔体の平面の全範囲に拡大され、一点のみに集中する
ことなく、平均的なカプセル落下が行われる。
【0066】なお、図14の場合において、揺動周期>
自転周期の時には、図5と同様のカプセル落下点軌跡と
なる。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】たとえば、本発明はノズルを液中に挿入し
て液中で液滴を生成する液中ノズル式の装置にも適用で
き、また、多重ノズルは二重ノズルの他に三重ノズルな
どでもよく、その多層液滴の生成のために必要な振動方
式も様々なものを利用できる。勿論、多重ノズルの代わ
りに、1層のみの液滴を噴出する単ノズルであってもよ
い。
【0069】また、シームレスカプセルの多層液滴の内
層および外層の成分などについても任意である。
【0070】さらには、分離装置や分離用多孔体などの
構造も他の構造であってもよい。
【0071】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0072】(1).シームレスカプセルの落下点が、分離
装置上で、複数の円運動の合成軌跡、または複数の往復
運動の合成軌跡、あるいは円運動と往復運動の組合せの
合成軌跡を画くよう構成したことにより、シームレスカ
プセルは供給手段から分離装置上にその平面の実質的に
全体あるいは十分な広さの範囲にわたって万遍なく、平
均的に落下するので、一点のみに落下する場合のように
下積みになったシームレスカプセルが上積みになったシ
ームレスカプセルの重量で相互に粘着したり、変形され
たりすることを防止できる。
【0073】(2).前記(1) により、分離装置の容量がフ
ルに活用されるので、分離装置の交換回数が少なくて済
み、効率の良い作業が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を気中ノズル式のシームレスカプセル製
造装置に適用した一実施例を示す概略説明図である。
【図2】図1の要部である分離装置の拡大部分斜視図で
ある。
【図3】図2の液分配部の拡大部分斜視図である。
【図4】本実施例の分離装置の運動軌跡およびシームレ
スカプセルの落下点を示す説明図である。
【図5】本実施例におけるシームレスカプセルの落下点
の軌跡を示す説明図である。
【図6】本実施例におけるシームレスカプセルの落下点
の軌跡を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施例における分離装置の要部の
概略的斜視図である。
【図8】本発明に用いられる分離装置の他の実施例を示
す概略的斜視図である。
【図9】図8の実施例における運動軌跡を示す説明図で
ある。
【図10】図8および図9の場合におけるカプセル落下
点の軌跡を示す説明図である。
【図11】本発明に用いられる分離装置のさらに他の実
施例を示す概略的斜視図である。
【図12】本発明に用いられる分離装置のさらに他の1
つの実施例を示す概略的斜視図である。
【図13】図12における2つの往復運動の組合せによ
るシームレスカプセルの落下点の軌跡を示す説明図であ
る。
【図14】本発明のさらに他の実施例における運動軌跡
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 芯液(内層液) 2 芯液用タンク 3 皮膜液(外層液) 4 被覆液用タンク 5 ポンプ 6 管路 7 多重ノズル 7a 加振機 8 ポンプ 9 管路 10 硬化用液 11 硬化用液タンク 12 バルブ 13 硬化用液供給路(硬化用液の供給手段) 13a 回転部 13b 柔軟部 13c 揺動部 13d 揺動部 14 分離装置 14a 分離タンク 14b 多孔体 14c 分離タンク 14d 多孔体 14e モータ 14f 回転板 14g レバー 14h 連結体 14i ガイドピン 14j ガイドレール 14k ガイド溝 15 液分配部 15a 液分配孔 16 自転用のモータ 17 管路 17a 支持体 17b プーリ 17c 回転継手 18 公転用のモータ 18a ベルト 19 ポンプ 20 管路 21 冷却タンク 22 冷却器 23 ポンプ 24 管路 SC シームレスカプセル

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液滴の少なくとも最外部を硬化用液との
    接触により硬化させてシームレスカプセルを製造する装
    置であって、生成されたシームレスカプセルを含む硬化
    用液を供給する供給手段と、該供給手段から落下した該
    シームレスカプセルを該硬化用液から分離する分離装置
    とを備え、前記供給手段から前記分離装置上に落下する
    シームレスカプセルと硬化用液の落下点が前記分離装置
    上で複数の円運動の合成軌跡、または複数の往復運動
    合成軌跡、あるいは円運動と往復運動の組合せの合成軌
    跡を画くように構成したシームレスカプセル製造装置。
  2. 【請求項2】 前記分離装置は、その軸線の回りで自転
    運動され、かつ前記軸線からオフセットした軸線を持つ
    支持機構と共に該支持機構の該軸線の回りで偏心状に公
    転運動されることを特徴とする請求項1記載のシームレ
    スカプセル製造装置。
  3. 【請求項3】 前記供給手段および前記分離装置の少な
    くとも一方が、複数の回転運動の組合せ運動および複数
    往復運動の組合せ運動の少なくとも一方の組合せ運動
    を行うことを特徴とする請求項1記載のシームレスカプ
    セル製造装置。
  4. 【請求項4】 前記供給手段の先端に略LまたはZ字状
    の回転部が設けられ、この回転部が前記分離装置の回転
    軸線とはオフセットした軸線の回りで回転運動すること
    を特徴とする請求項3記載のシームレスカプセル製造装
    置。
  5. 【請求項5】 前記供給手段の先端近くに可動部を設
    け、この可動部で前記供給手段の先端部を往復運動させ
    ると共に、前記分離装置を回転運動させることを特徴と
    する請求項3記載のシームレスカプセル製造装置。
  6. 【請求項6】 前記供給手段の先端近くに可動部を設
    け、この可動部で前記供給手段の先端部を往復運動させ
    ると共に、前記分離装置を往復運動させることを特徴と
    する請求項3記載のシームレスカプセル製造装置。
JP12781991A 1991-05-30 1991-05-30 シームレスカプセル製造装置 Expired - Fee Related JP3210362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12781991A JP3210362B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 シームレスカプセル製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12781991A JP3210362B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 シームレスカプセル製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05200276A JPH05200276A (ja) 1993-08-10
JP3210362B2 true JP3210362B2 (ja) 2001-09-17

Family

ID=14969450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12781991A Expired - Fee Related JP3210362B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 シームレスカプセル製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3210362B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7025911B2 (en) 2002-09-13 2006-04-11 Freund Corporation Manufacturing method for oral quick-dissolving seamless capsule
JP6780194B2 (ja) * 2016-09-26 2020-11-04 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 マイクロカプセルの製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05200276A (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100230059B1 (ko) 심리스 캡슐의 제조장치
JP3159724B2 (ja) シームレスカプセル製造方法および装置
US3103310A (en) Sonic atomizer for liquids
CN1285403C (zh) 用于从流化床容积式计量发放小量粉末的设备
US20060269689A1 (en) Method and apparatus for moving blocks
US7422619B2 (en) Process of fabricating metal spheres
CN101518764A (zh) 一种界面助力型无喷丝头电流体力学方法及其应用
JPH0631208A (ja) スクリーン洗浄用高圧シャワー装置
US8187509B2 (en) Granulation process and apparatus
JP3210362B2 (ja) シームレスカプセル製造装置
JP2002537091A (ja) 液状媒体から固形の粒子を製造する方法及び装置
EP0233384A2 (en) Process and device for distributing a liquid in a gaseous or vaporous medium
JPH06154587A (ja) シームレスカプセル製造装置
JPS621288B2 (ja)
CN1388101A (zh) 熔融体喷射造粒法及系统
JP3210360B2 (ja) シームレスカプセル製造装置
CN109140944B (zh) 一种聚酰胺切片干燥设备
CN118310249B (zh) 一种调味料生产用冷却装置
JP4401589B2 (ja) 粉体充填装置および粉体充填方法
JP2000328111A (ja) 微小金属球の製造方法および装置
CN116078273B (zh) 一种含有吡虫啉和氟氯氰菊酯的药肥生产装置及制备方法
JPS59112831A (ja) 継目なし粒状物製造装置
CN113769954B (zh) 一种具有超声喷涂和清洗功能的涂装系统
RU2098172C1 (ru) Устройство гранулирования расплава
JPH08502693A (ja) 過急冷によるアモルファス金属テープの製造方法および製造設備

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees