JP3210271B2 - 支承装置及び仮受け用ジャッキの橋脚上部への搬入方法 - Google Patents

支承装置及び仮受け用ジャッキの橋脚上部への搬入方法

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JP3210271B2
JP3210271B2 JP17780697A JP17780697A JP3210271B2 JP 3210271 B2 JP3210271 B2 JP 3210271B2 JP 17780697 A JP17780697 A JP 17780697A JP 17780697 A JP17780697 A JP 17780697A JP 3210271 B2 JP3210271 B2 JP 3210271B2
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隆志 前田
正則 高原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、連続箱桁
橋など各種の橋において、メタル沓,ゴム沓などの旧支
承装置を新支承装置と交換する際に、橋脚上部に新支承
装置や、仮受けジャッキを搬入する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】連続箱桁橋などでは、一般に橋桁は、橋
脚や橋台の上部にメタル沓やゴム沓などの支承装置を介
して支持されているが、この支承装置が耐用年数に達し
ている場合や、最近の阪神淡路大地震等の教訓から将来
の大地震に備えて、メタル沓を新しいゴム沓に交換し、
同様に古いゴム沓を新しいゴム沓に交換するなど全国の
橋を再点検し、順次支承装置の交換作業が行なわれてお
り、この交換作業の規模は今後増大すると予想される。
【0003】橋桁を支持する沓(以下支承装置という)
を交換する場合は、仮受けジャッキを橋脚上部に搬入し
たうえ、この仮受けジャッキを用いて橋桁を持上げた状
態に仮保持し、その後、角材やブロック等の仮受け部材
を橋脚上面と橋桁の下面にかませて仮受けジャッキと仮
受け部材との間で橋桁荷重の受け変えを行って仮受けジ
ャッキを撤去する。その後、橋桁が仮受け部材で仮保持
された状態で既設の支承装置を橋桁の下面及び、橋脚の
上端面から切離したうえ、橋脚上端面から撤去し、その
後、新しい支承装置を橋脚の上端面と橋桁下面との間に
搬入し、支承装置の交換作業が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】支承装置の交換作業に
際し、橋脚上部に新しい支承装置や仮受けジャッキを搬
入する作業は、これらが非常に重量があること及び、橋
脚上部という高所において、かつ橋桁下面との狭小空間
での作業であるため・従来は難渋をきわめ、多くの作業
時間と多数の作業者を要し、かつ危険を伴う作業であっ
た。
【0005】本発明は前記の課題を解決し、重量のある
支承装置や仮受けジャッキを、可及的小数の作業者で、
しかも、安全かつ円滑に橋の道路から吊下し、橋桁下面
と橋脚上部の狭小空間に搬入できる方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的達成のため本
発明は、橋脚上面と橋桁下面との間に設置して前記橋桁
を支持する支承装置を、前記橋脚上面に搬入する方法で
あって、橋桁の上スラブ側壁に固定した吊下げ用鋼材に
よって、橋脚上部に形成の切削凹部と略同じレベルで、
かつ橋軸直角方向に伸長し、先端が前記切削凹部の奥ま
で延びる平行レールを有するレール取付けフレームの外
端部を支持させ、レール取付けフレームの内端部を橋脚
上端部に固定し、前記レールに沿って移動する昇降機付
き台車の昇降台に、上方から吊下した支承装置を搭載し
て、前記台車をレールに沿って前記切削凹部内に移動さ
せたうえ、昇降台に支持した前記支承装置に取付けてあ
るソールプレートを橋桁下面に固着し、その後昇降台を
下降させて台車を前記切削凹部から退出させてレールに
沿って外側に移動し、かつ、前記レール取付けフレーム
を前記切削凹部から撤去し、その後、前記支承装置に取
付けたベースプレートに仮支持している下部アンカーボ
ルトが埋設されるように、前記切削凹部に充填用コンク
リートを充填することを特徴とする。また、本発明は、
橋脚上面と橋桁下面との間に設置して前記橋桁を仮支持
する仮受けジャッキを、前記橋脚上面に搬入する方法で
あって、橋桁上部の上スラブ側壁に固定した吊下げ用鋼
材によって、橋脚上面と略同じレベルで、かつ、橋軸直
角方向に伸長する平行レールを有するレール取付けフレ
ームの外端部を支持させ、かつレール取付けフレームの
内端部を橋脚上端部に固定し、前記レールに沿って移動
する昇降機付き台車の昇降台に、上方から吊下した仮受
けジャッキを搭載して、前記台車をレールに沿って橋脚
上面に移動させたうえ、前記仮受けジャッキを伸長して
橋桁下面を仮受けすることを特徴とする。また、本発明
において、前記仮受けジャッキを搭載する昇降機付き台
車は、橋脚上面に設置のウィンチ操作によって前記レー
ル上を移動させるように設けるとよい。
【0007】本発明によると、支承装置と仮受けジャッ
キは、橋桁の上スラブ側壁から吊下げたロープで支持さ
れたレール取付けフレームの、当該レールに沿って移動
する昇降機付き台車に、上方から吊下して搭載したう
え、この台車をレールに沿って移動させるという、予め
設計のマニュアルに従った簡易な作業により、少ない作
業者で、安全に、かつ短時間で橋脚上部の設置場所に搬
入することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図12は本発明の第1実施
形態として、支承装置を橋脚上部へ搬入する方法を実施
する例を示す。
【0009】図1には、支承装置(沓)で支持された構
造物の一具体例として、連続箱桁橋の全体図が示されて
おり、例えば、河川等の地盤1に一定の間隔をあけて複
数の橋脚2と橋台3が立設されており、橋脚2と橋台3
の上部4に設置されたメタル沓,ゴム沓等の支承装置5
によって橋桁(箱桁)6が支持されている。
【0010】図2は図1のA部の拡大横断面図、図3は
図2の一部破断正面図、図4は図3の右側面図、図5は
図4の部分拡大図である。
【0011】図2,図3において、橋脚上部4の上面7
には橋軸直角方向に2基の支承装置5,5が並べて設置
されており、以下の説明では、図3の右側に配設する支
承装置5を、箱桁6の上スラブ8の上面の道路10から
吊り降して搬入する例について説明する。
【0012】なお、支承装置5の搬入工程の説明に先立
ち、この支承装置5の橋脚2及び箱桁6への固定構造
と、旧支承装置を橋脚2から撤去する作業工程及び、そ
の際の橋脚上部4の処理工程を説明する。
【0013】支承装置5は公知の構造、つまり積層ゴム
11の上下に金属製の上部取付け板12と下部取付け板
13を取付けて構成されており、上部取付け板12に取
付けたソールプレート14のボルト挿入孔に、予め箱桁
6の下スラブ15に植設した所定長のアンカー部材16
の下端部を挿入して、ナット17で締結することで支承
装置5の上部と箱桁6とが固定される。
【0014】また、支承装置5の下部取付け板13に取
付けたベースプレート18のボルト挿入孔に橋脚上部4
に植設する所定長のアンカー部材20を挿入し、上端部
をナット19で締結することで支承装置5の下部と橋脚
2とが固定される。
【0015】前述の取付構造により橋脚2と箱桁6の間
に設置された支承装置において、新旧の支承装置の交換
に際し、旧支承装置を箱桁6の下スラブ15及び、橋脚
上部4から撤去するには、仮受部材9で箱桁6を仮支持
させたうえ、箱桁6の下スラブ15に植設の旧アンカー
部材16及び、橋脚上部4に植設の旧アンカー部材20
を切断して、支承装置の上部及び下部を箱桁6及び橋脚
上部4から切離し、その後この旧支承装置を撤去する。
この場合、橋脚上部4には上端部が切断された旧アンカ
ー部材20が埋設されたまま残るので、橋脚上部4を図
示のように所定の範囲にわたって切削(ハツリ)してア
ンカー部材20を撤去し、その切削凹部21に新しいア
ンカー部材20付きの支承装置5が搬入され、この切削
凹部21に新アンカー部材20が位置するように所定の
高さ位置にセットした後、切削凹部21に充填用コンク
リートを充填することで、新支承装置5の下部が橋脚上
部4に固定される。なお、上部の旧アンカー部材16は
そのままにしておいて、その隣りにアンカー孔の削孔を
行い、このアンカー孔に新上部アンカー部材16を挿入
し、樹脂注入により取付け固定する。
【0016】本発明は、前述のように、橋脚上部4から
旧支承装置を撤去した後、この橋脚上部4に、新支承装
置5を搬入設置し、箱桁6と橋脚上部4とに固定するた
めに、当該橋脚上部4と箱桁6の間の狭小空間に、新支
承装置5を搬入する方法に新規な特長がある(なお、本
発明の方法は、橋脚上部4から旧支承装置を撤去するた
めにも同様に適用できる)。
【0017】新支承装置5の搬入工程を以下順に説明す
ると、箱桁6の上スラブ8の上面に道路10が形成され
ていて、この上スラブ側壁22に、上部が拡がるよう傾
斜配設の2本の吊下げ用鋼材23の上端部がアンカーボ
ルト24で強固に、かつ着脱可能に固着されており、こ
の2本の吊下げ用鋼材23の下端にレール取付けフレー
ム25の外端部が支持されている。
【0018】レール取付けフレーム25は、橋軸直角方
向に平行に配設される2本のたてフレーム26と、この
たてフレーム26に対し、内側から順に第1,第2,第
3のよこフレーム27a,27b,27cを所定の間隔
をおいて直角配置して枠組みし、かつ、たてフレーム2
6の上部に断面山形のレール28を設けて構成されてい
る。
【0019】2本の吊下げ用鋼材23の下端は、レール
取付けフレーム25の第2のよこフレーム27bに固定
されている。レール取付けフレーム25の第1のよこフ
レーム27aの両端には、ブラケット29が設けられて
いて、この左右のブラケット29を橋脚上部4の周壁部
32に当てがいアンカーボルト30を用いて、この周壁
部32に固定してあり、この周壁部32と吊下げ用鋼材
23とにより、レール取付けフレーム25を所定の高さ
位置に、かつ水平に支持している。つまり、このレール
取付けフレーム25の配置位置は、図3に示されるよう
に、レール28の内端が支承装置5を搬入位置させるべ
き切削凹部21の方向に伸長するように設けられてい
て、その高さレベルは、橋脚上部4を切削(ハツリ)し
てなる前記切削凹部21の底部21aに沿いその奥まで
伸長するよう、この底部21aと略同じ高さに設けられ
ている。
【0020】次に、昇降機34付き台車33が前記レー
ル28上を移動できるように設けられている。台車33
は平面ほぼ矩形のフレーム35の下面に左右2個ずつ、
合計4個の車輪36を取付けて構成され、台車フレーム
35上には昇降機下部フレーム37が固定され、昇降機
下部フレーム37と上部昇降台38とは、支軸40で連
結されたXフレーム39でそれぞれ上下の連結軸41,
42及びガイド車輪43,44を介して連結され、Xフ
レーム39は昇降用流体圧シリンダ45によって支軸4
0を支点として回動し、それにより昇降台38は昇降動
作できる構成とされている。
【0021】レール取付けフレーム25のよこフレーム
27は、たてフレーム26よりも両外側に出張ってい
て、このよこフレーム27の両端部に手摺り46が設け
られていて、レール取付けフレーム25に乗って作業者
が台車33を操作するときより安全に行なえるように設
けられている。また、図2,図3に示すように、橋脚上
部4の周囲には公知の手段でフレームを組んでなり、か
つ上スラブ8から垂下するロープ19で吊り下げ支持し
た作業用の吊り足場47が設けられている。
【0022】支承装置5の搬入に際しては、道路10側
から、図示しないクレーンを用いてこの支承装置5を吊
り下げ、レール28の外端側に移動しており、かつ昇降
機34の流体圧シリンダ45を作動させて昇降台38を
所定の高さに持上げてある台車33の前記昇降台38上
に搭載する。このとき、支承装置5のベースプレート1
8のボルト挿入孔には、所定長の下部アンカー部材20
を予め挿入し、ナット19により係止させてある。
【0023】前述のようにして、台車33の昇降台38
に支承装置5を搭載し、台車33を橋脚上部4に向けて
移動し、支承装置5を切削凹部21内に位置させる。こ
のとき、支承装置5は昇降台38によって所定の高さに
支持されているから、下部アンカー部材20の下端が切
削凹部21の底面21aにぶつからない。
【0024】次に、切削凹部21において、箱桁6下面
に突出している上部アンカー部材16の下端と、支承装
置5のソールプレート14のボルト挿入孔との位置合わ
せを行ない、つづいて、昇降台38を若干上昇させるこ
とで上部アンカー部材16の下端をソールプレート14
のボルト挿入孔に挿通させ、ソールプレート16の下側
に突出の上部アンカー部材16のねじ部にナット17を
締結することで、支承装置5の上部を箱桁6の下面に固
定する。
【0025】つづいて、切削凹部21から昇降機付き台
車31をレール28に沿って退出させると共に、レール
28も外方に撤去し、その後、支承装置5の上部を適宜
の仮支持装置で支持し、かつ、水平を出した後切削凹部
21に充填用コンクリートを充填し、その中に下部アン
カー部材20を埋設し、充填用コンクリートが硬化する
ことで、支承装置5を橋脚上部4に固定できる。
【0026】支承装置5を搭載した昇降機付き台車33
をレール28に沿って移動させる駆動手段として、人力
によってもよいが、本発明の実施形態では、図2におい
て、橋脚上部4の中央部に略図的に示す手巻きウィンチ
48を設置してあり、これに巻き取るロープ(図示省
略)を前記台車33に係止して、機械の力を利用して、
少ない力で100tもある支承装置5を搭載した台車3
3を力強く、かつ安全確実に移動できるように設けてい
る。
【0027】図2,図3に示す例では、橋脚上部4に橋
軸直角方向に2基設置された支承装置5の右側の支承装
置5の交換作業における新支承装置の搬入の例を説明し
たが、左側の支承装置5の交換作業における新支承の搬
入作業も前記と全く同様に行なう。このときは、図3に
示す箱桁6の左側の上スラブ側壁22aに吊下げ用鋼材
23を吊下げ、この鋼材23によって図3の左側にレー
ル取付けフレーム25を設置し、このレール取付けフレ
ーム25を用いて、橋脚上部4の左側から前記と同じ手
順で新しい支承装置5の搬入作業を行なう。また、旧支
承装置の橋脚上部4からの撤去作業も、前記レール取付
けフレーム25を移動する台車33を用いて、前記と逆
の手順で行なうことができる。
【0028】作業者は、箱桁6の上面の道路10と橋脚
上部4の吊り足場47との間に斜めに仮設したハシゴ
(図示省略する)を伝って登り下りし、その吊り足場4
7を利用しながら、かつ橋脚上部4と箱桁6の下面の狭
い空間において新旧支承装置の交換作業を行なう。
【0029】次に、図13〜図23は、本発明の第2実
施形態として、仮受けジャッキ50を橋脚上部4へ搬入
する方法を実施する例を示す。
【0030】既述のとおり、橋脚上部4での、新旧の支
承装置の交換作業に際しては、まずはじめに仮受けジャ
ッキ50により、箱桁6を若干持上げて仮受けした状態
で橋脚上部4に仮受部材9(図4、図6に示す)を設置
し、仮受けジャッキ50を取去って箱桁6の荷重を前記
仮受け部材9で仮支持させ、この状態で、旧支承装置を
撤去し、その後に新支承装置を橋脚上部4に搬入,設置
する。前記仮受けジャッキ50は鋼製のシリンダとピス
トン部とからなり、油圧で作動するものでその重量は非
常に重くて400ton 以上もあり、その取扱いは容易で
はない。
【0031】本発明において、前記仮受けジャッキ50
を橋脚上部4に搬入するのは、前述した支承装置5の搬
入と略同様の工程で行なう。つまり、箱桁6の上スラブ
側壁22に固定した吊下げ用鋼材23と、この吊下げ用
鋼材23でレール取付けフレーム25を支持し、よこフ
レーム27に連結軸31を介して設けたブラケット29
を橋脚上部4の周面にアンカーボルト30で固定したう
え、このレール取付けフレーム25のレール28に沿っ
て昇降台付き台車33を走行させ、この台車33の昇降
台38に仮受けジャッキ50を搭載して橋脚上部4の上
面7に移動させるもので、この点では発明の第1実施形
態とほぼ同様である。
【0032】本発明の第2実施形態では、図13に示さ
れるように、仮受けジャッキ50は左右側に配置の支承
装置5の両側に2台ずつ、合計4台配設されることか
ら、左右側で各仮受けジャッキ50を2台ずつ搬入する
ためにレール取付けフレーム25が配設位置を異にして
設けられる。このレール取付けフレーム25は、図13
のように同時に2台並設してもよいし、または、1台の
レール取付けフレーム25を使用してまず一方の仮受け
ジャッキ50を搬入し、その後、このレール取付けフレ
ーム25を横に配置変えして他方の仮受けジャッキ50
を搬入する構成としてもよい。
【0033】また、本発明の第2実施形態では、レール
取付けフレーム25の配置高さが第1実施形態の例と若
干異なり、図14に示すように橋脚上部4の上面7より
も少し下の高さに設けられている。つまり、第1実施形
態では、支承装置5に予め取付けられた下部アンカー部
材20が切削凹部21に円滑に収まるよう、レール取付
けフレーム25は切削凹部21の底部21aと略同じ高
さに配設されていたが、本発明の第2実施形態では、仮
受けジャッキ50を橋脚上部4の上面7に搬入するた
め、前述のようにレール取付けフレーム25は橋脚上部
4の上面7から少し下の高さ位置に配設される。この第
2実施形態において、台車33に設けられる昇降台38
は、これに搭載の仮受けジャッキ50を台車33から橋
脚上部4の上面7に搬入するときの、高さレベルの微調
整を行なうときに利用するものである。本発明の第2実
施形態におけるその他の基本的構成は、第1実施形態と
同じであるので、同等要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると橋
脚上部での新旧の支承交換に際し、大重量のある支承装
置や仮受けジャッキを、橋桁の上方から吊下して、橋脚
上部と同じ高さ位置に配設したレール取付けフレームの
レールに沿って橋軸直角方向に移動する昇降機付き台車
に搭載し、この支承装置や仮受けジャッキを橋脚上部と
橋桁下面の狭い設置空間に搬入できるので、少人数の作
業者で、かつ迅速,安全に手際よく搬入することができ
るという実用上すぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続箱桁橋の全体図である。
【図2】図1のA部の拡大横断面図である。
【図3】図2の一部破断拡大正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】図4において吊下げ鋼材を取外した状態の説明
図である。
【図7】レール取付けフレームが取付けられ、かつ支承
装置が搬入された橋脚上部の支承装置設置部の平面説明
図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】昇降機付き台車の平面説明図である。
【図10】図9の一部破断正面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】台車に設置の昇降機の斜視図である。
【図13】本発明の第2実施形態として、仮受けジャッ
キを搬入する橋脚上部の横断平面図である。
【図14】図13の一部破断拡大正面説明図である。
【図15】図14の右側面説明図である。
【図16】図15の要部拡大図である。
【図17】仮受けジャッキ搭載用の昇降機付き台車の平
面説明図である。
【図18】図17の正面図である。
【図19】図18の右側面図である。
【図20】レール取付けフレームの平面図である。
【図21】レール取付けフレームの側面図である。
【図22】図21のB部矢視図である。
【図23】図21のC部矢視図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 橋脚 3 橋台 4 橋脚上部 5 支承装置 6 箱桁 7 上面 8 上スラブ 9 仮受け部材 10 道路 11 積層ゴム 12 上部取付け板 13 下部取付け板 14 ソールプレート 15 下スラブ 16 アンカー部材 17 ナット 18 ベースプレート 19 ロープ 20 アンカー部材 21 切削凹部 22 上スラブ側壁 23 吊下げ用鋼材 24 アンカーボルト 25 レール取付けフレーム 26 たてフレーム 27 よこフレーム 28 レール 29 ブラケット 30 アンカーボルト 31 連結軸 32 周壁部 33 台車 34 昇降機 35 フレーム 36 車輪 37 昇降機下部フレーム 38 昇降台 39 Xフレーム 40 支軸 41 連結軸 42 連結軸 43 ガイド車輪 44 ガイド車輪 45 流体圧シリンダ 46 手摺り 47 吊り足場 48 手巻きウインチ 50 仮受けジャッキ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋脚上面と橋桁下面との間に設置して前
    記橋桁を支持する支承装置を、前記橋脚上面に搬入する
    方法であって、橋桁の上スラブ側壁に固定した吊下げ用
    鋼材によって、橋脚上部に形成の切削凹部と略同じレベ
    ルで、かつ橋軸直角方向に伸長し、先端が前記切削凹部
    の奥まで延びる平行レールを有するレール取付けフレー
    ムの外端部を支持させ、レール取付けフレームの内端部
    を橋脚上端部に固定し、前記レールに沿って移動する昇
    降機付き台車の昇降台に、上方から吊下した支承装置を
    搭載して、前記台車をレールに沿って前記切削凹部内に
    移動させたうえ、昇降台に支持した前記支承装置に取付
    けてあるソールプレートを橋桁下面に固着し、その後昇
    降台を下降させて台車を前記切削凹部から退出させてレ
    ールに沿って外側に移動し、かつ、前記レール取付けフ
    レームを前記切削凹部から撤去し、その後、前記支承装
    置に取付けたベースプレートに仮支持している下部アン
    カーボルトが埋設されるように、前記切削凹部に充填用
    コンクリートを充填することを特徴とする支承装置の橋
    脚上部への搬入方法。
  2. 【請求項2】 橋脚上面と橋桁下面との間に設置して前
    記橋桁を仮支持する仮受けジャッキを、前記橋脚上面に
    搬入する方法であって、橋桁上部の上スラブ側壁に固定
    した吊下げ用鋼材によって、橋脚上面と略同じレベルで
    かつ橋軸と平行に支持フレームを支持し、この支持フレ
    ームに、橋軸直角方向に伸長する平行レールを有するレ
    ール取付けフレームの外端部を支持させ、レール取付け
    フレームの内端部を橋脚上端部に固定し、前記レールに
    沿って移動する昇降機付き台車の昇降台に、上方から吊
    下した仮受けジャッキを搭載して、前記台車をレールに
    沿って橋脚上面に移動させたうえ、前記仮受けジャッキ
    を伸長して橋桁下面を仮受けすることを特徴とする仮受
    けジャッキの橋脚上部への搬入方法。
  3. 【請求項3】 前記仮受けジャッキを搭載する昇降機付
    き台車は、橋脚上面に設置のウィンチ操作によって、前
    記レール上を移動させることを特徴とする請求項2記載
    の仮受けジャッキの橋脚上部への搬入方法。
JP17780697A 1997-06-19 1997-06-19 支承装置及び仮受け用ジャッキの橋脚上部への搬入方法 Expired - Fee Related JP3210271B2 (ja)

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