JP3210025B2 - より継ごうとする糸端部を準備するための方法と装置 - Google Patents

より継ごうとする糸端部を準備するための方法と装置

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JP3210025B2
JP3210025B2 JP02872891A JP2872891A JP3210025B2 JP 3210025 B2 JP3210025 B2 JP 3210025B2 JP 02872891 A JP02872891 A JP 02872891A JP 2872891 A JP2872891 A JP 2872891A JP 3210025 B2 JP3210025 B2 JP 3210025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、より継ぎ装置における
空圧的なより継ぎ作業によって互いに結合しようとする
2本の糸端部を、準備ノズルにおける、糸ねじれの空圧
的な開繊によって準備する方法であって、2本の糸をよ
り継ぎ装置のより継ぎヘッド内へ走入させ、準備しよう
とする各糸端部を、より継ぎヘッドのより継ぎ通路から
互いに逆方向に走出させ、各糸端部をそれぞれ緊張させ
たまま保持し、より継ぎ通路から走出した各糸端部の終
端部分を切断して、つまり各糸端部を、保持した箇所と
より継ぎヘッドとの間で切断して、各糸の長さをより継
ぎ作業に必要な長さまで短縮する形式のものに関する。
さらに本発明は、この方法を実施するための装置であっ
て、この装置が、より継ぎヘッドによって糸端部を空圧
的により継ぐためのより継ぎ装置内に設けられており、
より継がれるべき糸端部がより継ぎヘッドのより継ぎ通
路内へ走入可能であり、より継ぎヘッドの上方にも下方
にも、糸端部の終端部分を切断するための切断工具と、
糸ねじれを空圧的に開繊するための準備ノズルとが配置
されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】糸のより継ぎ結合部の外観及び品質は、
糸端部の準備作業に大きく左右される。即ち、糸端部が
最適に準備されるとはじめて、糸結合部とその外観及び
強度とが、糸の他の部分とほとんど変わらなくなるので
ある。従って、糸端部の準備については特に考慮されな
ければならない。
【0003】先行技術によれば、準備ノズル内で糸ねじ
れを空圧的に開繊することが公知である。このために、
まず糸端部を細い管内へ吸入する。次に、糸端部へ向か
う圧縮空気によって糸ねじれを取除き、糸から放れた繊
維を吹払う。その結果、できるだけ多くの平行な繊維か
ら成る、いわゆる開繊された糸端部を形成する。そし
て、これらの繊維を他の糸端部の繊維と空圧的により継
ぐ。
【0004】さて、糸端部が種々異なる糸パラメータに
従う形状及び長さに準備されてはじめて、最適なより継
ぎ結合部が得られる。このために、糸ねじれを空圧的に
開繊する準備ノズルがドイツ連邦共和国特許出願第32
11038号明細書から公知であり、この準備ノズルは
ねじ込み又はねじ抜きによって軸方向に移動させられ
る。この場合、準備されるべき糸区分が別の区分に切換
えられると、準備ノズルも新たに調節されねばならな
い。従って、このような新たな調節のために設けられた
より継ぎ装置はすべて、準備ノズルのねじ締め又はねじ
抜きによってノズルの調節量と同じ長さだけ新たに調節
されなければならない。
【0005】円筒状スリーブがより継ぎ装置からどれ程
の長さで突出しているかに応じて、種々異なる長さの糸
端部が準備される。また、準備ノズルがより継ぎヘッド
のすぐ上に配置されているので、この準備ノズルの吸入
口の所を通過する糸の一部はまず吸付けられて保持さ
れ、その後ループとして準備ノズル内へ吸入される。通
常、準備ノズル内へ流入する圧縮空気によって、糸は準
備ノズル内へ吸入される。そして、この圧縮空気は、糸
ねじれを開繊するために糸端部へ向かって流れる。しか
し、糸ねじれを開繊するための圧縮空気流が、吸入され
た上記糸ループにまず衝突すると、繊維が、糸端部の、
まだ開繊されていない部分へ吸入されてしまう。その結
果、糸端部が不均等に開繊される危険性が生じる。それ
により、糸端部を開繊するための圧縮空気流によってま
ず衝突される糸端部箇所は、特に吸入されたループ範囲
において他の糸結合部よりも薄くなってしまう。その結
果、より継ぎ結合部の外観及び強度に影響の及ぶ危険性
も生じる。
【0006】ところで、準備された糸端部をより継ぎ通
路内へ引込むループ引張り装置によって、準備ノズル内
への糸端部の吸入が制御される。しかし、このループ引
張り装置が糸端部から見てより継ぎヘッドのそれぞれ後
方に配置されているので、より継ぎ通路内の2本の糸は
互いに接触しながら滑り落ちていってしまう。また、滑
らない表面を備えた糸、つまり毛のはえた糸又は目の粗
い糸又は厚手羊毛地の糸においては、糸表面から突出し
た繊維が接触した糸同志の相対運動によって互いに引っ
掛かり合う。これにより、大きな摩擦力が発生し、その
摩擦力によって、準備ノズル内への糸端部の支障ない吸
入が邪魔される。その結果、互いに異なる糸長さがそれ
ぞれの準備ノズル内へ吸入され、互いに異なる糸長さが
準備されてしまう。このようにして準備された2本の糸
端部は、より継ぎ作業のために準備ノズルから引出され
てより継ぎ通路内へ引込まれる場合に、互いに異なる長
さを開繊されていることがある。従って、その後に行わ
れるより継ぎ作業によっては、不均等なより継ぎ結合部
が形成されてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、空圧
的なより継ぎ作業の準備をするために糸端部を最適に開
繊する方法と、この方法を実施する装置とを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
ればはじめに述べた形式の方法において、より継ぎ通路
内への走入時から空圧的な開繊の終了時まで、より継ぎ
通路内における2本の糸の位置を互いに、かつより継ぎ
通路に対して変化させず、準備しようとする2本の糸端
部の切断面を、それぞれの準備ノズル内へ所定速度で吸
入し、吸入中の糸端部の所で、糸ねじれを圧縮空気によ
って糸の切断面から空圧的に開繊し始め、糸端部を準備
ノズル内へより深く吸入して、種々異なる糸パラメータ
に最適に応じた糸長さをより継ぎ作業のために準備し、
しかもこの際に、開繊しようとしない糸の部分をより継
ぎ通路内で不動に保持し、糸端部の準備作業の時間と程
度とを種々異なる糸パラメータに従わせることによって
解決されている。
【0009】さらに上記課題は、本発明によればはじめ
に述べた形式の装置において、少なくとも切断工具の操
作時に、切断工具とより継ぎヘッドとの間で準備ノズル
がそれぞれ切断工具のすぐ近くに配置されており、準備
ノズルのこのような位置において準備ノズルの吸入口が
それぞれ、糸の位置する箇所のすぐ近くに向いており、
この箇所で糸が上記切断工具によって切断されることに
よって解決されている。
【0010】
【発明の効果】先行技術とは異なって本発明において
は、糸端部がループによって準備ノズル内へ吸入される
ことはない。なぜなら、準備ノズルの吸入口が切断工具
のすぐ近くに設けられており、かつ糸切断箇所へ向かっ
て位置決めされているからである。さて、まず切断工具
を作動させると同時に、準備ノズルの吸入口の所に吸入
流を発生させる。このような吸入流を準備ノズル内に発
生させる方法は、先行技術から明らかである。次に糸を
切断して、その後すぐに、準備しようとする糸端部を上
記吸入流によって保持し、この糸端部の切断面を所定速
度で準備ノズル内へ吸入する。この場合、本発明の特に
有利な点は、糸端部の準備つまり糸ねじれの空圧的な開
繊を、切断面から始めて準備ノズル内への糸端部の奥深
い吸入時まで続けることができる点にある。そして次
に、糸端部から解離した繊維をすべて、吸入流によって
直接に保持して排出させる。しかし、従来の準備作業と
は異なり、これらの繊維がループから離れてまだ準備さ
れていない糸端部に堆積してしまい、それによって開繊
作業を妨げてしまうことは、ない。本発明によれば、糸
端部は、準備ノズル内へ吸入されて開繊のための空気流
にさらされる長さだけしか、開繊されない。
【0011】糸端部が準備ノズル内へ吸入され続けてい
る間、より継ぎ通路内の2本の糸の位置は変化しない。
これらの糸は、より継ぎ通路内へ走入してから準備作業
を受けている間中、より継ぎ通路内に不動の状態でとど
まっているのである。これにより、2本の糸端部が準備
ノズル内へ吸入される際に互いに接触しながら相対運動
を行うことで逆方向に邪魔し合うことは、阻止される。
このことが阻止されないと、互いに異なる糸長さが吸入
されてしまう。
【0012】準備ノズル内へ吸入可能な長さを規定でき
るので、より継ぎ作業のために準備しようとする糸長さ
を糸パラメータに最適に従わせることができる。また、
準備しようとする糸端部に及ぼす空気流の作用時間及び
強さも、糸パラメータに従わせることができる。さら
に、先行技術によれば糸端部の準備時には、不要な程大
きな圧力が必要とされる。なぜなら、糸端部がループに
よって準備ノズル内へ吸入されねばならず、このループ
から開繊され始めなければならないからである。しか
し、本発明によれば、糸端部がその切断面から吸入され
始めかつ開繊され始めるので、極めて小さな圧力しか必
要とされない。例えば通常にねじれた約10Nmの綿糸
において、従来の方法では約6〜7atmの圧力が必要
とされるが、本発明による方法では2.5〜3atmの
圧力しか必要とされない。準備作業のための圧縮空気の
圧力がこのように小さいおかげで、糸端部は極めて丁
寧、良好及び均等に開繊される。
【0013】ところで、準備されるべき糸端部は以下の
様にして準備ノズル内へ吸入される:まず、糸端部の終
端部分の切断前に、準備ノズルをそれぞれ、切断工具の
すぐ下の位置と、切断工具とより継ぎヘッドとの間の位
置とに配置する。しかも、準備ノズルの吸入口をそれぞ
れ、切断工具に向けて位置決めしておく。次に、やはり
糸端部の終端部分の切断前に吸入流を吸入口の所で発生
させる。終端部分の切断後には、この吸入流によって、
糸端部の切断面を準備ノズル内へ吸入する。この際、よ
り継ごうとする2本の糸端部を同時に準備すると、有利
である。故に、以上の作業に続く作業を、共通の装置に
よって2本の糸に関して同時に行ってもよい。さて次
に、準備ノズルの吸入口を所定速度でより継ぎヘッドへ
向かって運動させる。この場合、吸入口には、緊張保持
された糸端部が切断工具とより継ぎヘッドとの間で予め
占めていた走行系路にほぼ従った運動を行わせる。ま
た、吸入口をより継ぎヘッドへ近づけるにつれて、準備
しようとする糸端部を、吸入流によって準備ノズル内へ
次第に奥深く吸入していき、これと同時に、糸端部の糸
ねじれを、流入する圧縮空気によって取除いていく。そ
して、糸端部の準備にとって最適な糸長さを吸入するま
で、準備ノズルを上述したように運動させ続ける。糸端
部の準備が終了した後、準備した糸端部を、公知形式で
ループ引張り装置によってより継ぎヘッドのより継ぎ通
路内へ引込む。次に、このより継ぎ通路内で空圧的なよ
り継ぎ作業によって、糸を結合する。
【0014】上述した、準備ノズルの吸入口の運動は、
以下の2つの方法によって実施される:第1の方法によ
れば、準備ノズルの吸入口を、切断工具より下側の位置
からより継ぎヘッドへ向かって旋回させる。この場合、
準備ノズルの回転中心点は、切断工具とより継ぎヘッド
との間に位置しているが、より継ぎヘッドの上側縁部又
は下側縁部の高さに位置していてもよい。いずれにせ
よ、吸入口が切断工具より下側の位置からより継ぎヘッ
ドへ向かって旋転運動を行うと、この旋回運動が大きく
なるにつれて、準備されるべき糸端部は準備ノズル内へ
次第に深く吸入されていく。そして、準備のために最適
な糸長さが準備ノズル内へ吸入されるまで、準備ノズル
は旋回運動し続ける。
【0015】互いに逆方向へ向かう、吸入口の運動成分
と糸の運動成分とが逆転しない程度までしか、糸端部の
準備中に準備ノズルを旋回させることはできない。準備
ノズル内への糸端部の吸入時に、糸と吸入口とは相対的
に運動する。しかし、より継ぎヘッドへの準備ノズルの
旋回時に、通常は円弧状の、吸入口の運動系路が、準備
作業前におけるより継ぎヘッドと切断工具との間の糸の
系路に、2回は交わってはいけない。なぜなら、糸の走
行系路が吸入口の運動系路の割線となっていると、これ
らの交点から、つまり割線(糸系路)が円弧(吸入口系
路)から離れる点からこの点を越えていく、吸入口の引
き続く旋回運動によって、糸が準備ノズルから引出され
てしまうからである。これと同じことが、吸入口が糸系
路と吸入口系路との最大接近点を越えて旋回していく場
合にも、生じる。その結果、準備作業中にもかかわら
ず、糸が準備ノズルから引出されてしまい、それによっ
て、糸端部が不均等に準備されてしまう。
【0016】次に、第2の方法によれば、準備ノズル
を、切断工具より下側の出発位置からより継ぎヘッドへ
向かって移動させる。しかも、この準備ノズルの吸入口
を、予め緊張保持していた糸端部の走行系路にしたがっ
て移動させる。このような移動時に準備ノズルがより継
ぎヘッドへより接近していくにつれ、準備されるべき糸
端部は準備ノズル内へ次第に深く侵入していく。また、
糸端部はまずその切断面によって準備ノズル内へ吸入さ
れ、その中で、糸ねじれを開繊する空気流にさらされ
る。その結果、糸端部は切断面から開繊され始めるので
ある。また、糸ねじれの開繊は、糸端部が奥深く吸入さ
れるまで続けられる。さらに、準備ノズルの移動は、糸
端部の準備にとって最適な糸長さが吸入されるまで続け
られる。
【0017】第2の方法の別の手段によれば、糸端部の
準備の終了後に、吸入口をそれぞれより継ぎヘッドのす
ぐ上又はすぐ下に位置させてより継ぎ通路の各端部に向
かうよう位置決めする位置へ、それぞれの準備ノズルを
もたらす。また、準備した糸端部を準備ノズルから走出
させてより継ぎ通路内へ引込んでより継ぎ作業を行うま
で、吸入口の所に吸入流を維持し続ける。そして、準備
後にも糸端部を吸入し続けると、取扱いにくい糸、例え
ば細くて軽い糸又はカールしやすい糸を、確実により継
ぎ通路内へ引込んでそこでより継ぐことができる。ま
た、糸端部を常に所望されたように案内することもでき
る。
【0018】さらに別の方法によれば、糸端部の終端部
分の切断前に、より継ぎヘッドからそれぞれ走出した残
留糸端部によって、切断工具とより継ぎヘッドとの間で
ループを形成し、より継ぎ作業のために準備しようとす
る糸長さに応じた糸長さを、各ループに与える。そし
て、糸端部の終端部分の切断後に、上記各ループをゆる
める。それによって、準備しようとする糸端部の切断面
を、準備しようとする糸長さだけそれぞれの準備ノズル
内へ吸入する。このような方法においては、2つの準備
ノズルが不動に固定されたままである。これらの準備ノ
ズルは切断工具のすぐ下に、つまり切断工具とより継ぎ
ヘッドとの間に配置されており、各準備ノズルの吸入口
はそれぞれ、糸切断箇所へ向かっている。切断工具とよ
り継ぎヘッドの間にはさらに、ループ引張り装置が配置
されている。上述した最後の方法では、ループ引張り装
置によって掴んだ後の糸端部を、この糸端部が切断工具
とより継ぎヘッドとの間で占めていた走行系路から、こ
の走行系路に対して垂直に又はほぼ垂直に、やはり上記
ループ引張り装置によって引張る。その後、糸の終端部
を切断して、これと同時に、準備ノズルの吸入口の所に
吸入流を生ぜしめる。次いで、上記ループ引張り装置を
運動させる。これによって糸ループをゆるめ、準備しよ
うとする糸端部の切断面を準備ノズル内へ吸入する。ま
た、この際に糸ループを開繊する。このような方法によ
り、コンパクトな構成のより継ぎ装置が得られる。なぜ
なら、切断工具とより継ぎヘッドとの間隔を、理論的に
はループ引張り装置の厚さまで減少させることができる
からである。また、ループ引張り装置は糸走行系路に対
して垂直又はほぼ垂直に操作されるので、わずかなスペ
ースしか必要としない。
【0019】さて、より継ごうとする糸端部を充分に準
備した後に、先行技術から既に明らかなループ引張り装
置を作動させ始める。そして、このループ引張り装置に
より、準備した糸端部を準備ノズルから引張り出してよ
り継ぎヘッドのより継ぎ通路内へ引込む。先行技術から
公知のループ引張り装置は、本発明による最後の方法に
おいて使用されるループ引張り装置とは異なるものであ
る。より継ぎ作業を行うための、先行技術による上記ル
ープ引張り装置は、より継ぎヘッドの、準備された糸端
部とはそれぞれ反対側で糸走行系路上に配置されてい
る。以上のようにして、準備した2本の糸端部をより継
ぎヘッドのより継ぎ通路内に互いに並べて走入させた後
に、これらの糸端部を先行技術から公知のより継ぎ方法
によって結合させることができる。
【0020】
【実施例】次に図示の実施例につき本発明を説明する。
【0021】図1による実施例では、巻成機が符号1に
よって示されている。また、この巻成機1について、複
数の巻成箇所2のうちの1つが最も重要な構成部材と共
に示されている。しかし、示された構成部材は、本発明
の説明及び理解にとって必要なものだけである。
【0022】さて、糸4は、繰出し位置において直立し
た繰出しパッケージ3から繰出され、ベールブレーカー
5と糸ガイド6とを介して糸緊張装置7へと走行する。
さらに、糸緊張装置7と糸監視装置9との間にはより継
ぎ装置8が配置されている。繰出し時の糸は、このより
継ぎ装置8の範囲において符号4′で示された走行系路
を占めている。また、上記糸監視装置9には糸ばさみ1
0が対応配置されている。糸4′は所定基準値からのず
れを糸監視装置9によって検出されると、この糸ばさみ
10によって切断される。場合によっては、上記糸監視
装置9と糸ばさみ10との後方にパラフィン加工装置1
1が接続されていてもよい。このパラフィン加工装置1
1から、糸4′はガイドプレート12を介して溝付きド
ラム13へ走入する。溝付きドラム13は、糸4′の走
入と同時にパッケージ14を駆動させて、糸4′をパッ
ケージ状にこのパッケージ14上へ巻成する。また、パ
ッケージ14はパッケージホルダ15によって支持され
ている。
【0023】以上の実施例では、繰出しパッケージ3と
パッケージ14との間の糸走行系路が、糸の切断時又は
繰出しパッケージ3の交換時又は巻成し終わったパッケ
ージ14の交換時に中断されねばならない。しかし、パ
ッケージ14からの又は新たに緊締されたスリーブから
の糸端部と、繰出しパッケージ3からの予備糸及び糸端
部とが、より継ぎ装置8内で結合される。また、通常巻
成運転時の糸走行系路を邪魔しないように、より継ぎ装
置8は糸4′の走行系路まで戻されている。糸結合部を
形成するためには、上記2本の糸端部がこのより継ぎ装
置8内へ走入されねばならない。さらに、旋回ノズル1
6が上糸のために吸入スリット17を有している。上糸
をパッケージ14から繰出すために、この旋回ノズル1
6は回転ヒンジ18を中心として一点鎖線で示された位
置16′まで旋回する。旋回ノズル16′の位置では、
吸入スリット17がパッケージ14の表面に近い位置1
7′を占めている。そして、巻成方向とは逆方向に駆動
されるパッケージ14からこの吸入スリット17′によ
って、糸端部が吸入される。その後、旋回ノズル16′
はその出発位置16へ戻し旋回される。吸入された糸端
部つまり上糸4oは、吸入スリット17によって描かれ
る円弧19に従って案内される。即ち、上糸4oは、ガ
イドプレート12、パラフィン加工装置11、糸ばさみ
10、糸監視装置9及びより継ぎ装置8内を通って走行
していく。
【0024】これに対して、下糸4uは糸緊張装置7よ
り下側の吸入管20によって吸入される。このために、
吸入管20は、回転ヒンジ22を中心として実線で示さ
れた静止位置から一点鎖線で示された位置20′まで旋
回する。吸入管20′において、吸入口21は糸4の前
方に位置しているので、開放された糸緊張装置7から糸
4を吸入することができる。その後、上記吸入口21は
回転ヒンジ22を中心として円弧23を描きながら出発
位置へ戻される。この場合、下糸4uは開放された糸緊
張装置7とより継ぎ装置8とを通って走行する。
【0025】先行技術から公知のより継ぎ作業のための
糸端部の準備作業を、以下に述べる実施例に基づいて詳
しく説明する。
【0026】図2〜図10によるより継ぎ装置は、本発
明の特徴部分まで先行技術から公知である。また、図2
〜図10の実施例に示されたより継ぎ装置は、SCHL
AFHORST社の巻成機AUTOCONERに使用さ
れるものであり、図2〜図10は、この巻成機の操作ハ
ンドブックにおける図面にほぼ基づいている。しかし、
本発明の図面では、本発明を理解する上で絶対必要なよ
り継ぎ装置の部分しか示されていない。
【0027】図2による第1実施例では、旋回可能な準
備ノズル38,45を有するより継ぎ装置8が示されて
いる。また、この図におけるより継ぎ装置8は、上糸4
oと下糸4uとを走入された後の作業段階で示されてい
る。
【0028】さて、旋回ノズル16はその出発位置に戻
されているが、既に吸入スリット17によって、吸入さ
れた上糸4oをより継ぎ装置8内へ走入させている。こ
れと同様に、吸入管20もその出発位置に戻されている
が、既に吸入口21に保持された下糸4uをより継ぎ装
置8内へ走入させている。
【0029】図2では、上糸4oを下糸4uとがより継
ぎヘッド25のより継ぎ通路26内に互いに並んで位置
している。また、より継ぎヘッド25より上方の糸ガイ
ドプレート27と、より継ぎ通路26の下側でより継ぎ
ヘッド25に設けられた糸ガイドプレート28,29と
によって、上記2本の糸は、準備及びより継ぎのため
に、設けられた装置に対応配置されている。この場合、
上糸4oは、糸ガイドプレート27,29によって、糸
クランプ30内と、より継ぎ通路26内と、このより継
ぎ通路26より下方に位置する切断工具としてのはさみ
32内とへ走入される。また、下糸4uは、糸ガイドプ
レート28,29によって、糸クランプ34内とより継
ぎ通路26内と切断工具としてのはさみ36内とへ走入
される。上記2つの糸クランプ30,34と上記2つの
はさみ32,36とは、糸の走入時にはまだ開放されて
いる。
【0030】つかみフックとループ引張り装置と供給装
置とより継ぎ通路26を閉鎖するためのカバーとは、図
面を見易くするために図2以下の図面において図示され
ていない。また、これらの部材が既に公知であり、かつ
糸端部の準備後に行われるより継ぎ作業のためにしか重
要ではないので、これらの部材の作用形式についての図
示及び説明も省略されている。
【0031】準備ノズル38,45は、より継ぎ作業の
ために糸端部を準備できるよう、旋回可能に配置されて
いる。そして、上糸4oのための準備ノズル38は、上
糸4oを切断するはさみ32へ向かって吸入口39によ
って位置決めされている。また、この準備ノズル38は
回転ヒンジ40によって支承されている。回転ヒンジ4
0はより継ぎヘッド25とはさみ32との間で糸走行系
路からずらされて配置されており、かつより継ぎ装置8
に設けられた軸受け41によって支持されている。さら
に、上記準備ノズル38は旋回するために軸受け41の
所で操作レバー42と接続されている。また、準備ノズ
ル38の吸入口39のすぐ後方には送風ノズル43が開
口している。圧縮空気は、図示されていない供給導管に
よって送風ノズル43を介して上記準備ノズル38内へ
流入する。それによって吸入口39の所に生ぜしめられ
た低圧により、糸端部が準備ノズル38内に吸入され
る。その後、糸ねじれが取除かれて、糸端部はいわゆる
開繊によってより継ぎ作業のために準備される。さて、
供給導管44が上記軸受け41によって支持されてお
り、かつ糸端部の準備時に繊維を吸上げている。また、
この供給導管44は巻成機の低圧源(図示せず)に接続
されていてもよく、その場合、上記送風ノズル43を介
して流入した圧縮空気とは関係のない吸入流が、準備ノ
ズル38内に発生する。
【0032】上糸4oのための準備ノズル38が有する
構成と同様の構成を、下糸4uのための準備ノズル45
も有している。即ち、準備ノズル45の吸入口46も、
糸を切断するはさみ36へ向かって位置決めされてい
る。また、準備ノズル45も回転ヒンジ47を中心とし
て旋回可能であり、回転ヒンジ47は軸受け48によっ
て支持されている。そして、操作レバー49がこの軸受
け48の所で準備ノズル45に接続されている。準備ノ
ズル45はこの操作レバー49によって旋回させられる
のである。さらに、準備ノズル45の吸入口46のすぐ
後方には送風ノズル50が開口しており、上記準備ノズ
ル38の場合と同様に、圧縮空気がこの送風ノズル50
内へ流入する。それによって、準備されるべき糸端部が
上記準備ノズル45内へ吸入され、糸ねじれを取除かれ
て開繊される。また、糸端部は軸受け48によって支持
された吸入導管51によっても吸入される。なぜなら、
外部の低圧源によって生ぜしめられた低圧がこの吸入導
管51を介して準備ノズル45内に及ぼされるからであ
る。そしてその結果、上記送風ノズル50を介した圧縮
空気とは関係ない吸入流が、吸入口46の所に発生する
からである。ところで、上記2つの操作レバー42,4
9は詳しく図示及び説明されていない操作装置によって
操作される。さらに、上述したように制御される旋回運
動は先行技術から公知であるので、ここでは詳しく説明
しない。しかしまた、上述した旋回運動は図示されてい
ない制御装置によって制御されてもよく、この制御装置
によっては、上記2つの操作レバー42,49以外の操
作レバー及びより継ぎ装置のその他の構成部材も操作さ
れる。
【0033】図3では、図2に示された作業段階に続く
作業段階が示されている。まず、糸クランプ30,34
が操作レバー31,35によってそれぞれ閉鎖されて、
位置30′,34′へもたらされる。それによって、上
糸4oと下糸4uとがそれぞれ固く締付けられる。ま
た、旋回ノズル16と吸入管20とにまだ作用している
吸入流によって、糸及び糸端部が緊張保持される。この
後、はさみ32,36がそれぞれ操作レバー33,37
によって同時に操作される。それによって、旋回ノズル
16の吸入スリット17内へ巻込まれていた、上糸4o
の終端部分4o′が切断され、廃棄物として排出され
る。これと同様に、吸入管20によって吸入されてい
た、下糸4uの終端部分4u′も切断されて、廃棄物と
して排出される。その結果、上糸4oと下糸4uにはそ
れぞれ新しい糸端部が形成される。この場合、準備ノズ
ル38,45内には低圧が作用しているので、また、吸
入口39,46が上糸4o及び下糸4uの切断箇所のす
ぐ近くに向いているので、新たに形成された糸端部は吸
入口39,46によって直接に吸入される。
【0034】さて、上糸4oの新しい糸端部は、切断面
4oxによって一方の準備ノズル38内へ吸入される。
また、下糸4uの新しい糸端部は、切断面4uxによっ
て他方の準備ノズル45内へ吸入される。ところで、上
記切断工具の操作後に、つまり糸の切断後に、この切断
工具の操作に応じて、一方の準備ノズル38のための操
作レバー42と他方の準備ノズル45のための操作レバ
ー49とが同時に操作される。その結果、これら2つの
準備ノズル38,45はそれぞれ、より継ぎヘッド25
へ向かって旋回する。これと同時に、送風ノズル43を
介して準備ノズル38内へ、及び送風ノズル50を介し
て準備ノズル45内へ、圧縮空気が流入する。その結
果、吸入口39,46の所に作用する低圧と準備ノズル
38,45の旋回運動とによって準備ノズル38,45
内へ次第に深く吸入されていく2本の糸端部が、それぞ
れ切断面4ox,4uxから開繊され始める。切断面4
ox,4uxからの開繊により、糸が一様にときほぐさ
れて、糸から解離された繊維が搬送又は排出される。従
って、この繊維は開繊作業を妨害しない。
【0035】本発明による方法では、糸端部が、準備ノ
ズルへの走入前で切断後と、準備ノズルの走入中と、全
準備作業中とに、より継ぎ通路26内に不動の状態でと
どまっている。それにより、2本の糸端部が互いに接触
しながら滑り落ちていくことと、引っ掛かり合うことと
が阻止される。従って、互いに異なる糸長さが各準備ノ
ズル内へ吸入されてしまうことも阻止される。2本の糸
端部は、常に互いに等しい長さで切断面から開繊されて
いく。その結果、糸端部の最適かつ一様な開繊が保証さ
れる。
【0036】図4では、糸端部の準備作業が終了する作
業段階が示されている。この段階において、準備ノズル
38,45はそれぞれ最終位置38′,45′へ旋回し
ている。ところで、準備ノズル38,45の旋回角度と
旋回速度と送風ノズル43,50を介して流入する空気
流の強さとは、種々異なる糸パラメータに合わせられ
る。この場合、旋回角度によって、開繊されるべき糸端
部の長さが規定される。従って、準備ノズル38,45
の旋回により、糸端部がどれ程深く準備ノズル38,4
5内へ吸入されて開繊されるかが予め規定される。ま
た、準備ノズル38,45の旋回角度の調節について
は、ここでは詳しく示されていない。しかし、準備ノズ
ル38,45の旋回角度は、操作レバー42,49がそ
れぞれの操作装置によって矢印の方向で左又は右へ向か
ってどれ程引張られるか、に応じて規定される。しかし
また、準備ノズル38,45の旋回量を制限するために
調節可能な機械的ストッパが、設けられていてもよい。
【0037】糸端部の準備が終了すると、送風ノズル4
3,50内への圧縮空気の供給は中断される。その後、
より継ぎヘッド25の上方及び下方にそれぞれ配置され
たループ引張り装置(図示せず)が、より継ぎヘッド2
5の下方及び上方にそれぞれ位置する、準備された2本
の糸端部をより継ぎ通路26内へ引込んで、これらの糸
端部を隣合わせに並ばせる。そしてこの後に、より継ぎ
作業が行われる。
【0038】図5、図6及び図7による第2実施例で
は、移動可能な準備ノズル55,62を有するより継ぎ
装置8が示されている。しかし、上述した第1実施例に
おける部材と等しい部材には、同じ符号が付けられてい
る。
【0039】図5に示された作業段階では、上糸4oが
旋回ノズル16によって、下糸4uが吸入管20によっ
てそれぞれ、より継ぎ装置8のより継ぎヘッド25にお
けるより継ぎ通路26内へ既に走入させられている。ま
た、糸クランプ30,34とはさみ32,36とはまだ
開放されている。
【0040】さらに、上糸4oのための準備ノズル55
と下糸4uのための準備ノズル62とが、それぞれはさ
み32とより継ぎヘッド25との間と、はさみ36とよ
り継ぎヘッド25との間とで移動可能に配置されてい
る。
【0041】上記準備ノズル55の吸入口56は、はさ
み32による上糸4oの切断箇所に向かっている。ま
た、準備ノズル55は往復動部材57に固定されてお
り、往復動部材57は、この部材内のピストンひいては
この部材に接続された準備ノズル55を往復運動させる
ために2つの圧縮空気接続部58a,58bを有してい
る。それによって、準備ノズル55はガイドレール59
に沿って案内されるが、この準備ノズル55の運動方向
は上糸4oの走行系路に対して平行である。さらに、上
記準備ノズル55は送風ノズル60を有している。準備
作業中にこの送風ノズル60を介して流入する圧縮空気
によって、糸端部が吸入されて、吸入された糸端部の糸
ねじれが開繊される。また、準備ノズル55の端部に
は、この実施例においてはフレキシブルな吸入導管61
が接続されている。準備時に糸から解離する繊維は、こ
の吸入導管61によって排出される。
【0042】上記準備ノズル55と同様の構成を、下糸
4uのための準備ノズル62も有している。この準備ノ
ズル62の吸入口63も、はさみ36による下糸4uの
切断箇所に向かっている。また、準備ノズル62も往復
動部材64によって支持されており、往復動部材64は
ガイドレール66に沿った所定の上下運動のために圧縮
空気接続部65a,65bを有している。さらに、準備
ノズル62に開口した送風ノズル67が、糸端部を吸入
及び準備するために圧縮空気を準備ノズル62へ供給し
ている。そして、フレキシブルな吸入導管68が、準備
時に糸から解離する繊維を排出している。
【0043】図6には、糸クランプ30,34とはさみ
32,36とが既に操作されている作業段階が、示され
ている。上糸4oのための糸クランプ30は、既に操作
レバー31によって位置30′へ旋回させられており、
今や上糸4oを締付けている。これと同時に、はさみ3
2が既に操作レバー33によって位置32′へ旋回させ
られており、今や上糸4oの終端部分4o′を切断して
いる。この終端部分4o′は、旋回ノズル16の吸入ス
リット17によって吸入される。上糸4oに関しての以
上の作業と同様に、下糸4uのための糸クランプ34
も、既に操作レバー35によって位置34′へもたらさ
れており、今や下糸4uを締付けている。そして、はさ
み36も既に操作レバー37によって閉じられて位置3
6′へもたらされており、今や下糸4uの終端部分4
u′を切断している。この終端部分4u′は吸入管20
の吸入口21によって吸入される。さて、上糸4oの切
断後に、上糸4oの糸端部は切断面4oxによって準備
ノズル55内へ吸入される。また、下糸4uの糸端部は
切断面4uxによって、吸入口63を通って準備ノズル
62内へ吸入される。
【0044】その後、上記2つの往復動部材57,64
が操作される。そのために、圧縮空気が、圧縮空気接続
部58a,65aを通って各往復動部材57,64のシ
リンダ内のピストンに供給される。これによって、準備
ノズル55,62がそれぞれ、ガイドレール59,66
に沿ってより継ぎヘッド25へ向かって案内される。こ
の場合、吸入口56,63は、これ以前に各糸によって
占められていた走行系路にほぼ従って移動する。準備ノ
ズル55,62のこのような運動と同時に、送風ノズル
60,67を介して各準備ノズル55,62内へ圧縮空
気が流入している。この圧縮空気は、糸ねじれを開繊す
るのに役立つものである。また、糸結合材から解離され
た繊維は、吸入導管61,68によって排出される。さ
らに、より継ぎヘッド25へ向かう準備ノズル55,6
2の運動量に応じて、糸端部の切断面が、つまり上糸4
oの切断面4oxが準備ノズル55内へ、下糸4uの切
断面4uxが準備ノズル62内へ吸入される。それによ
って、上糸4o及び下糸4uはより継ぎ作業のためにそ
れぞれ切断面4ox,4uxから準備され始める。この
場合、準備される糸端部の長さは、より継ぎヘッド25
へ向かう準備ノズル55,62の運動量に応じて規定さ
れる。また、圧縮空気接続部58a,65aへの圧縮空
気の供給を制御することによって、準備ノズル55,6
2の進む距離を規定することができる。これにより、糸
端部のうちで準備される長さも規定される。
【0045】さて、最適な糸長さが準備されると、圧縮
空気接続部58a,65aと送風ノズル60,67とへ
の圧縮空気の供給が中断される。そして、準備ノズル5
5,62は、図7に示された位置へもたらされる。つま
り、準備ノズル55は位置55′を、吸入口56は位置
56′を占めるようになる。また、準備ノズル62は位
置62′を、吸入口63は位置63′を占めるようにな
る。
【0046】先行技術から公知なように、今や準備され
た2本の糸端部は、図示されていないループ引張り装置
によってそれぞれの準備ノズル55,62から引出され
て、より継ぎ通路26内へ引込まれる。そして、これら
の糸端部がより継ぎ通路26内で互いに並んで位置する
と、より継ぎ作業が開始される。
【0047】その後、圧縮空気接続部58b,65bが
圧縮空気によって負荷される。その結果、往復動部材5
7,64が操作されて、準備ノズル55,62が出発位
置へ戻される。
【0048】上記往復動部材57,64は空圧的に操作
される代わりに、油圧的に操作されてもよい。また、別
の操作部材、例えば電気機械的な駆動装置又は調節モー
タが設けられていてもよい。
【0049】全準備作業にわたって、2本の糸端部は、
より継ぎヘッド25のより継ぎ通路26内で不動に留ま
っている。つまり、準備ノズル55,62内への吸入時
にも、2本の糸端部は互いに接触しながらずれるように
は運動しない。
【0050】以上2つの実施例には、糸端部の準備終了
後に各準備ノズルの吸入口がそれぞれより継ぎヘッドの
すぐ上及びすぐ下に位置してより継ぎ通路の各端部に向
かう作業段階は、示されていない。しかし、上述したよ
うに、準備ノズルがこのような位置を占めていると、取
扱いにくい糸をより継ぎ通路内へ走入させてより継ぐこ
とができる。
【0051】図8、図9及び図10による第3実施例で
は、準備ノズル70,78が不動に配置されており、準
備ノズル70とより継ぎヘッド25との間及び準備ノズ
ル78とより継ぎヘッド25との間に、それぞれ1つの
ループ引張り装置74,82が配置されている。また、
上述した2つの実施例における構成部材と同じ構成部材
には、同じ符号が付けられている。
【0052】図8に示された作業段階では、旋回ノズル
16によって上糸4oが、吸入管20によって下糸4u
が、既により継ぎ装置8のより継ぎヘッド25における
より継ぎ通路26内に走入させられている。また、糸ク
ランプ30,34及びはさみ32,36はまだ開放され
ている。そして、より継ぎヘッド25から見てはさみ3
2より上側には、準備ノズル70が不動に配置されてい
る。この準備ノズル70の吸入口71は、はさみ32に
よる上糸4oの切断箇所へ向いている。さらに、上記準
備ノズル70は送風ノズル72を有している。糸端部の
吸入及び開繊時には、この送風ノズル72を介して圧縮
空気が流入する。また、糸結合材から解離された繊維
は、吸入導管73によって排出される。吸入導管73は
図示されていない低圧源に接続されていてもよく、それ
によって、上記送風ノズル72を介した圧縮空気の流入
とは関係なく、吸入流が吸入口71の所に生ぜしめられ
る。
【0053】上記準備ノズル70に対して、準備ノズル
78がより継ぎヘッド25から見てはさみ36のすぐ下
に配置されている。この準備ノズル78の吸入口79
は、はさみ36による下糸4uの切断箇所に向いてい
る。また、この準備ノズル78も送風ノズル80を有し
ており、糸端部を吸入及び準備するための圧縮空気は、
送風ノズル80を介して流入する。さらに、吸入導管8
1も図示されていない低圧源に接続されていてもよい。
その場合、この低圧源によって、送風ノズル80を介し
た圧縮空気とは無関係に、吸入流が吸入口79の所で生
ぜしめられるようになり、かつ準備中に糸端部から解離
した繊維が吸入導管81によって排出されるようにな
る。
【0054】さて、はさみ32とより継ぎヘッド25と
の間及びはさみ36とより継ぎヘッド25との間には、
それぞれ1つのループ引張り装置74,82が配置され
ている。そして、一方のループ引張り装置74は圧縮空
気接続部76a,76bを有する往復動シリンダ75か
ら、他方のループ引張り装置82は圧縮空気接続部84
a,84bを有する往復動シリンダ83から、それぞれ
構成されている。この場合、それぞれ2つの圧縮空気接
続部76a,76b;84a,84bのうちでどちらが
圧縮空気によって負荷されるのかに応じて、各往復動シ
リンダ75,83内のピストンは往復運動を行う。往復
動シリンダは先行技術から公知なので、ここではそのピ
ストンが示されていない。また、一方の往復動シリンダ
75からは引張りフック77が、他方の往復動シリンダ
83からは引張りフック85が突出している。
【0055】ところで、準備ノズル70,78が不動に
配置されているため、準備にとって最適な糸長さは、ル
ープ引張り装置74,82によって準備ノズル70,7
8内へ吸入されてそこで準備されねばならない。
【0056】最適な糸長さを準備するためには、図9に
示されたように、まず、一方の引張りフック77が位置
77′へ、他方の引張りフック85が位置85′へ引込
まれる。それによって、各糸端部にループが形成され
る。しかし、上記2つの引張りフック77,85を引込
むためには、圧縮空気接続部76a,84aが圧縮空気
によって負荷されなければならない。このようにして、
上糸4oから糸ループ4osが、下糸4uから糸ループ
4usが形成される。ところで、2本の糸端部は少なく
ともより継ぎ通路26内へ走入した時点から、このより
継ぎ通路26内に不動にとどまり続ける。そして、準備
作業中にも、互いに接しながら相対的に運動することが
ない。
【0057】さて、図9では、既にはさみ32が操作さ
れて位置32′へもたらされており、上糸4oの終端部
分4o′が切断されている。この後、終端部分4o′は
旋回ノズル16の吸入スリット17によって吸入され
る。そして、吸入口71の所に吸入流が作用しているた
めに、上糸4oの糸端部の切断面4oxは、準備ノズル
70内へ吸入される。
【0058】上記はさみ32と同様に、図9では、はさ
み36も既に操作されて位置36′へもたらされてい
る。この後、下糸4uの、切断された終端部分4u′が
吸入管20によって吸入される。次に、下糸4uの糸端
部はその切断面4uxによって準備ノズル78内へ吸入
される。なぜなら、準備ノズル78の吸入口79には吸
入流が作用しているからである。
【0059】糸端部の終端部分4o′,4u′が切断さ
れて、糸端部の切断面4ox,4uxが吸入口71,7
9内へ吸入されると、ループ引張り装置74,82が操
作される。つまり、一方のループ引張り装置74はルー
プ形成位置から基本位置へ戻される。それによって、準
備のために最適な、上糸4oの一部が、準備ノズル70
内へ吸入される。上記ループ引張り装置74を基本位置
へ戻すためには、圧縮空気が圧縮空気接続部76bを介
して往復動シリンダ75内へ流入しなければならない。
また、上糸4oの糸ループ4osの開繊時には、圧縮空
気が送風ノズル72を介して準備ノズル70内へ流入す
る。上糸4oの糸端部は、この圧縮空気によって切断面
4oxから準備され始める。
【0060】上糸4oと同じ作業によって、下糸4uも
準備される。まず、圧縮空気接続部84bが圧縮空気に
よって負荷され、それによって往復動シリンダ83が操
作される。その結果、引張りフック85が位置85′か
ら出発位置へ戻される。これにより、下糸4uから形成
された糸ループ4usもゆるめられる。次に、下糸4u
の糸端部が切断面4uxによって準備ノズル78内へ吸
入される。これと同時に、圧縮空気が送風ノズル80を
介して流入し、この圧縮空気によって、糸端部はその切
断面4uxから準備され始める。この場合でも、糸端部
の準備にとって最適な糸長さが準備ノズル78内へ吸入
されるまで、引張りフック85はループ引張り装置82
によって解放される。
【0061】糸端部の準備作業中、2本の糸はより継ぎ
ヘッド25のより継ぎ通路26内に不動にとどまってい
る。しかし、糸端部の準備作業が終了すると、送風ノズ
ル72,80への圧縮空気の供給が中断され、準備され
た2本の糸端部は互いに並び合うまで、図示されていな
いループ引張り装置によって上記より継ぎ通路26内へ
引込まれる。その後、公知の形式でより継ぎ作業が行わ
れる。
【0062】上記ループ引張り装置74,82は、圧縮
空気によって負荷される往復動シリンダ75,83の代
わりに、油圧的な往復動シリンダ又は電気機械的な駆動
装置又は調節モータによって操作されてもよい。
【0063】より継ぎ装置は鉛直方向で制限された範囲
内にしか取付けられないが、ループ引張り装置によって
本発明の方法を実施すると、極めてコンパクトな構成が
得られるのである。なぜなら、このループ引張り装置の
おかげで、準備ノズルがより継ぎヘッドのすぐ近くに配
置可能となるからである。
【0064】本発明の方法によって糸端部が準備される
と、より継ぎ結合部が製作される。そして、この後に糸
は、図1に符号4′で示された、巻成時における走行系
路へ戻される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するためのより継ぎ装
置を有する巻成機を示す図である。
【図2】旋回可能な準備ノズルを有する第1実施例のよ
り継ぎ装置を、糸の走入後の段階で示す図である。
【図3】第1実施例のより継ぎ装置を、糸端部の終端部
分の切断直後の段階で示す図である。
【図4】第1実施例のより継ぎ装置を、準備ノズルの最
終段階で示す図である。
【図5】移動可能な準備ノズルを有する第2実施例のよ
り継ぎ装置を、糸の走入後の段階で示す図である。
【図6】第2実施例のより継ぎ装置を、糸端部の終端部
分の切断直後の段階で示す図である。
【図7】第2実施例のより継ぎ装置を、準備ノズルの最
終段階で示す図である。
【図8】ループ引張り装置を有する第3実施例のより継
ぎ装置を、糸の走入後の段階で示す図である。
【図9】第3実施例のより継ぎ装置を、糸端部の終端部
分の切断直後の、ループ形成段階で示す図である。
【図10】第3実施例のより継ぎ装置を、ループ引張り
装置の最終段階で示す図である。
【符号の説明】
1 巻成機 2 巻成箇所 3 繰出しパッケージ 4,4′ 糸 4o 上糸 4u 下糸 4o′ 上糸の終端部分 4u′ 下糸の終端部分 4os 上糸のループ 4us 下糸のループ 4ox 上糸の切断面 4ux 下糸の切断面 5 ベールブレーカー 6 糸ガイド 7 糸緊張装置 8 より継ぎ装置 9 糸監視装置 10 糸ばさみ 11 パラフィン加工装置 12 ガイドプレート 13 溝付きドラム 14 パッケージ 15 パッケージホルダ 16,16′ 旋回ノズル 17,17′ 吸入スリット 18 回転ヒンジ 19 吸入スリットの旋回によって描かれる円弧 20,20′ 吸入管 21,21′ 吸入口 22 回転ヒンジ 23 吸入口の旋回によって描かれる円弧 25 より継ぎヘッド 26 より継ぎ通路 27,28,29 糸ガイドプレート 30,30′ 糸クランプ 31 操作レバー 32,32′ はさみ 33 操作レバー 34,34′ 糸クランプ 35 操作レバー 36,36′ はさみ 37 操作レバー 38,38′ 準備ノズル 39 吸入口 40 回転ヒンジ 41 軸受け 42 操作レバー 43 送風ノズル 44 吸入導管 45,45′ 準備ノズル 46 吸入口 47 回転ヒンジ 48 軸受け 49 操作レバー 50 送風ノズル 51 吸入導管 55,55′ 準備ノズル 56,56′ 吸入口 57 往復動部材 58a,58b 圧縮空気接続部 59 ガイドレール 60 送風ノズル 61 吸入導管 62,62′ 準備ノズル 63,63′ 吸入口 64 往復動部材 65a,65b 圧縮空気接続部 66 ガイドレール 67 送風ノズル 68 吸入導管 70 準備ノズル 71 吸入口 72 送風ノズル 73 吸入導管 74 ループ引張り装置 75 往復動シリンダ 76a,76b 圧縮空気接続部 77,77′ 引張りフック 78 準備ノズル 79 吸入口 80 送風ノズル 81 吸入導管 82 ループ引張り装置 83 往復動シリンダ 84a,84b 圧縮空気接続部 85,85′ 引張りフック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ ツムフェルト ドイツ連邦共和国 メンヒェングラート バッハ 1 パウル−ファーター−シュ トラーセ 35 (56)参考文献 特開 昭62−211275(JP,A) 特公 昭61−42708(JP,B2) 特公 昭61−46569(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 15/00 B65H 69/06

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空圧的なより継ぎ装置においてより継が
    れる2本の糸端部を準備する方法であって処理装置内に保持された糸をより継ぎ装置のより継ぎ通
    路内に走入させるステップとより継ぎ通路から互いに逆方向に走出する糸端部をより
    継ぎ作業のために有利な長さに切断するステップと準備ノズル内で糸端部の糸ねじれを空圧式に開繊し、こ
    の際、糸端部をその切断面でより継ぎの装置に隣接して
    配置された準備ノズルに吸入するステップとを行う形式
    のものにおいてより継ぎ通路内への糸の走入時点から糸端部の糸ねじれ
    の空圧的な開繊の終了まで、より継ぎ装置のより継ぎ通
    路内での糸の位置を不変に維持する ことを特徴とする、
    より継ごうする糸端部を準備するための方法。
  2. 【請求項2】 糸端部の終端部分の切断前に、上記準備
    ノズルをそれぞれ、切断工具のすぐ下の位置と、切断工
    具とより継ぎヘッドとの間の位置とに配置し、準備ノズ
    ルの吸入口をそれぞれ、切断工具に向けて位置決めし、
    糸端部の終端部分の切断前に、吸入流を吸入口の所で発
    生させ、糸端部の終端部分の切断後及び準備しようとす
    る糸端部の吸入後に、準備ノズルの吸入口をより継ぎヘ
    ッドへ向かって運動させ、準備ノズルのこのような運動
    によって、糸端部の切断面を準備ノズル内へ吸入し、糸
    端部の準備にとって最適な糸長さを吸入するまで準備ノ
    ズルを運動させ続ける、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 準備ノズルの吸入口を、切断工具より下
    側の位置からより継ぎヘッドへ向かって旋回させる、請
    求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 互いに逆方向へ向かう、吸入口の運動成
    分と糸の運動成分とが逆転しない程度まで、糸端部の準
    備中に準備ノズルを旋回させる、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 準備ノズルを、切断工具より下側の出発
    位置からより継ぎヘッドへ向かって移動させ、この準備
    ノズルの吸入口を、予め緊張保持していた糸端部の走行
    系路にしたがって移動させる、請求項1又は2記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 糸端部の準備の終了後に、各吸入口をよ
    り継ぎヘッドのすぐ上又はすぐ下に位置させてより継ぎ
    通路の各端部に向かうよう位置決めする位置へ、準備ノ
    ズルをもたらし、準備した糸端部を準備ノズルから走出
    させてより継ぎ通路内へ引込んでより継ぎ作業を行うま
    で、吸入口の所に吸入流を維持し続ける、請求項1から
    5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 糸端部の終端部分の切断前に、より継ぎ
    ヘッドからそれぞれ走出した自由な糸端部によって、切
    断工具とより継ぎヘッドとの間でループを形成し、より
    継ぎ作業のために準備しようとする糸長さに応じた糸長
    さを、各ループに与え、糸端部の終端部分の切断後にル
    ープをゆるめ、準備しようとする糸端部の切断面を、準
    備しようとする糸長さだけそれぞれの準備ノズル内へ吸
    入する、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項記載
    の方法を実施するための装置であって、より継ぎヘッド
    によって糸端部を空圧的により継ぐためのより継ぎ装置
    内に設けられており、より継がれるべき糸端部がより継
    ぎヘッドのより継ぎ通路内へ走入可能であり、より継ぎ
    ヘッドの上方にも下方にも、糸端部の終端部分を切断す
    るための切断工具と、糸ねじれを空圧的に開繊するため
    の準備ノズルとが配置されている形式のものにおいて、
    少なくとも切断工具(32′,36′)の操作時点に、
    切断工具(32,36)とより継ぎヘッド(25)との
    間で準備ノズル(38,45;55,62;70,7
    8)が、準備ノズルの吸入口がそれぞれ切断工具の糸切
    断箇所に向けられるように、旋回可能であり、準備ノズ
    ルのこのような位置において準備ノズルの吸入口(3
    9,46;56,63;71,79)がそれぞれ直接、
    切断工具(32,36)によって切断される糸(4o,
    4u)箇所に向けられていることを特徴とする、より継
    ごうする糸端部を準備するための装置。
  9. 【請求項9】 準備されるべき2本の糸(4o,4u)
    の端部のための準備ノズル(38,45)がそれぞれ、
    一方の切断工具(32)とより継ぎヘッド(25)との
    間で及び他方の切断工具(36)とより継ぎヘッド(2
    5)との間で往復旋回可能に、配置されている、請求項
    8記載の装置。
  10. 【請求項10】 準備されるべき2本の糸(4o,4
    u)の端部のための準備ノズル(55,62)がそれぞ
    れ、一方の切断工具(32)とより継ぎヘッド(25)
    との間で及び他方の切断工具(36)とより継ぎヘッド
    (25)との間で往復移動可能に、配置されている、請
    求項8記載の装置。
  11. 【請求項11】 準備されるべき2本の糸(4o,4
    u)の各端部において糸ループ(4os,4us)を形
    成するために、一方の切断工具(32)とより継ぎヘッ
    ド(25)との間に及び他方の切断工具(36)とより
    継ぎヘッド(25)との間にそれぞれ、ループ引張り装
    置(74,82)が設けられており、糸ループ(4o
    s,4us)における糸長さが、種々異なる糸パラメー
    タに最適に応じた、準備されるべき糸長さに相応してお
    り、上記ループ引張り装置(74,82)が、糸ループ
    (4os,4us)をゆるめるために切断工具(32,
    36)にしたがって制御可能である、請求項8記載の装
    置。
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