JP3209786B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として表示用に用い
られる半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体発光素子の材料としては、従来A
lGaAs系混晶が広く用いられてきた。しかし、この
材料系で発光素子を作製するとき、波長660nm(赤
色)より短波長では効率が低下してしまうという問題が
あった。その点を克服するためAlGaInP系の材料
が精力的に開発されているが、波長590nm(黄色)
より短波長では高効率を示すものが得られていない。さ
らに短波長の半導体発光素子(発光ダイオード:LE
D)としてはGaP系のものがあり、波長565nm
(黄緑色)を得ているが、最高輝度を示す波長毎に比較
した効率においては、AlGaAs系あるいはAlGa
InP系に比べて極めて悪い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】GaP系黄緑色LED
の効率が悪い原因として、次の2点が考えられる。 GaPが間接遷移であり、発光中心となる不純物Nを
ドープしているが、直接遷移に比べて発光効率が劣る。 通常のGaP発光素子はホモ接合構造であり、キャリ
ア(電子・ホール)を発光層に閉じ込める構造を有さな
いため、キャリアが発光層からあふれ、その外側で非発
光遷移をする。 は本質的な問題であるため、他のワイドバンドギャッ
プ直接遷移発光材料を用いることにより解決しようとす
る試みが盛んに行われているが、現時点では別の問題点
が幾つか生じて高効率のものが得られていない。 については、GaPよりバンドギャップが広く、Ga
Pに格子整合するAlPをキャリアバリア層(以下この
ような働きをする層を単にバリア層と記す)として用い
ることにより、キャリアを閉じ込め、高効率を図ること
が試みられているが、好効果が得られていない。この解
釈としては、AlPが非常に空気によって腐食されやす
く、良質の結晶が得られないためとされていたが、超格
子を用いた最新の研究によって、もっと原理的な問題が
あることが明らかになった。
【0004】その問題とは、GaP−AlP界面では、
図7(a)に示すように、ホールのGaPへの閉じ込め
は得られるものの、電子のGaPへの閉じ込め構造が得
られないことである。このように電子・ホールの一方し
か閉じ込められないヘテロ接合構造をタイプIIと呼ぶこ
とにする。一方、GaAs−AlAs界面では、図7
(b)のように、GaAs側に電子・ホールとも閉じ込
められる。このようなヘテロ接合構造をタイプIと呼ぶ
ことにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、GaP基板
上に発光層が(AlyGa1-yxIn1-xP(0≦x
1、0≦1)の組成からなるpn接合が形成された
半導体発光素子において、格子欠陥が生じない状態で存
在しうる最大膜厚より薄いバリア層が該発光層のp型半
導体層側に隣接して形成され、その組成が(AlnGa
1-nmIn1-mP(0≦1、0≦<x)であり、
該バリア層中に圧縮歪を有することを特徴とする半導体
発光素子を提供する。また、この発明は、GaAs基板
上に発光層が(Al y Ga 1-y x In 1-x P(0≦x≦
1、0≦y≦1)の組成からなるpn接合が形成された
半導体発光素子において、格子欠陥が生じない状態で存
在しうる最大膜厚より薄い2つのバリア層が該発光層に
両側に隣接して形成され、該発光層のp型半導体層側に
位置するバリア層の組成が(Al n Ga 1-n m In 1-m
(y<n≦1、0≦m<x)であり、該バリア層中に圧
縮歪を有し、該発光層のn型半導体層側に位置するバリ
ア層の組成が(Al n Ga 1-n m In 1-m P(y<n≦
1、0≦x<m)であり、該バリア層中に引っ張り歪を
有することを特徴とする半導体発光素子を提供する。
【0006】この発明の基板は、GaP,GaAs,S
i、ZnSeなどが利用でき、好ましくはGaP,Ga
Asである。発光層は周知の(Aly Ga1-y X In
1-X Pの組成よりなるものである。バリア層はその組成
が(Aln Ga1-n m In1-m Pであり、m,nの範
囲は0 〜1 である。さらにmの範囲は、基板がGaPの
場合好ましくは0.4〜1であり、基板がGaAsの場
合好ましくは0.4〜0.8である。
【0007】歪みバリア層の厚さは、格子欠陥が生じな
い臨界膜厚の範囲であればできるだけ大きく取ればよ
い。ただし臨界膜厚は歪み量に反比例して減少する。そ
の範囲は一般には1000Å以下であり、好ましくは3
00Åである。バリア層の作製法は、MBE法(分子線
成長法)、VPE法(気相成長法)、LPE法(液相成
長法)などが適用できる。
【0008】バリア層への圧縮または引っ張り応力の負
荷はバリア層のバルクでの格子定数が下地の格子定数と
異なる様にバリア層の組成を設定し、バリア層の格子定
数が下地の格子定数に合わし込まれて結晶成長する様、
バリア層の厚さ及び結晶成長条件を制御する事によって
与えられる。本発明では、発光層にAlGaInP系材
料を用いた発光素子において、バリア層と発光層が格子
整合した材料を用いたヘテロ接合がタイプII、あるいは
所望のバリア高さが得られないタイプIとなる場合に、
キャリアの閉じ込めを図るために、バリア層の発光層に
隣接する部分を、発光層に格子接合せず、格子欠陥が生
じない程度の薄い膜とした歪み層で形成することによっ
て、より高いバリア障壁を有するタイプIのヘテロ接合
を実現し、発光効率の向上を図る。
【0009】発光層は直接遷移でも間接遷移でもよく、
発光中心となる不純物を入れても入れなくてもよい。
【0010】
【作用】AlGaInP系材料で発光層としてGaPを
用いる場合を例にとって説明する。GaPと格子整合す
る材料はInを含まないAlX Ga1-X P(0≦x≦
1)であるが、この材料をバリア層にしたときGaP発
光層とのヘテロ接合はxが幾らであってもタイプIIとな
るため電子を閉じ込めることができず、発光効率はタイ
プIの場合に比べて大幅に劣る。そこで格子整合の条件
は満たさなくなるが、バリア層をAlGaInPとした
ときにGaP発光層との間でタイプIのヘテロ接合とな
る場合があるかを考察する。
【0011】接合がタイプIとなるためには、バリア層
のバンドギャップが発光層のバンドギャップより大きい
事のほか、バリア層の伝導帯レベルが発光層の伝導帯レ
ベルより高い必要がある。伝導帯レベルを、Ga0.5
0.5 Pに対する相対値ΔEc0で表すことにする。図
8に横軸を格子定数、縦軸をバンドギャップエネルギー
とし、Ga0.5 In 0.5 P(点U)を基準にしたΔEc
0 の等高線を書き加えたAlGaInP系の状態図を示
す。ΔEc0 はAlP(点Q)、InP(点T)でそれ
ぞれ極小値となり、Ga0.8 In0.P(点V)とAl
0.4 In0.6 P(点S)を結ぶ線上で高くなり、特にA
0.4 In0.6 P(点S)で極大値となる。領域PQS
Vが間接遷移領域、領域STVが直接遷移領域である。
GaP(点P)に対してタイプIの接合となるバリア層
は、GaP(点P)と等しいΔEc0の線PRより下
側、GaP(点P)と等しいバンドギャップの線PWよ
り上側でなければいけない。この条件が同時に成り立つ
領域PRSWがGaPに対する歪みバリアの組成として
適した範囲である。なお、ここでの議論では量子効果お
よび歪みによるバンドギャップの変化は考慮されていな
い。厳密にこれらの点も考慮すると領域PRSWの外側
(例えば点V)でも歪みバリアとして用いることのでき
る場合がある。
【0012】一般には格子整合条件が満たされないヘテ
ロ接合では格子欠陥が多いため発光素子に用いるには不
適であるが、非常に薄い膜では、圧縮(または引っ張
り)応力が存在した状態で格子欠陥を生じないようにす
ることができる。格子欠陥が生じない状態で存在し得る
最大膜厚は、例えばGaAs上に成長されたInGaA
s薄膜では歪み量が1%の時に約90Åとされ、歪み量
に反比例して減少する。歪みバリア層はこのような薄膜
で構成される。
【0013】
【実施例】以下では、実施例に基づき本発明を詳細に説
明する。
【0014】実施例1 実施例1では、作用の説明で示した様に、GaP(図8
点P)を発光層とし、(Al0.3 Ga0.7 0.8 In
0.2 P(点X)をp側の歪みバリア層とした。素子の断
面図を図1に示す。MOCVD型(Metal Organic Chem
ical Vaper Deposition:有機金属気相成長法)によって
n型GaP基板10上に、n型GaPバッファ層11、
アンドープAl0.2 Ga0.8 Pホールバリア層12、N
ドープGaP発光層13、アンドープ(Al0.3 Ga
0.7 0.8 In0.2 P歪みバリア層14(圧縮応力、厚
さ70Å)、p型Aln Ga1-n Pグレーデッドバンド
ギャップ層15(nが0.1から0まで変化)、p型G
aPキャップ層16を成長する。基板裏面及びエピタキ
シ表面のそれぞれ一部分に、裏面電極17および表面電
極18を形成する。
【0015】この素子では発光波長に対して基板10お
よび各層が透明であるので、光は表面・裏面の電極に遮
られない部分、および側面から出射する。本素子の波長
は565nm(黄緑色)、外部量子効率は1.5%で、
従来のホモ接合型LEDにおける外部量子効率0.3%
の約5倍であった。電流注入時の素子のバンドエネルギ
ー図を図2(a)に示す。Efeは電子の擬フェルミレ
ベル、Efhはホールの擬フェルミレベルであり、両者
の差がeV(eは素電荷量、Vは印加電圧)となる。n
型基板10から注入され伝導帯を流れる電子に着目する
と、伝導帯はn型GaPバッファ層11からn型Al
0.2 Ga0.8 Pホールバリア層12にかけて落ち込む
が、この領域にはホールが存在しないので電子が飽和
し、GaP発光層13まで注入される。歪みバリア層1
4のため室温においては大部分の電子がこの障壁を乗り
越えることはない。一方p型GaPキャップ層に注入さ
れたホールはp型グレーデッドバリア層15へ侵入し、
歪みバリア層14に落ち込む。ここでは電子がないため
ホールはさらに発光層13へ進み、電子と発光再結合も
しくは非発光再結合する。
【0016】各層の歪みを図2(b)に示す。歪みバリ
ア層14だけに強い圧縮歪みがかかり、その他の部分で
は歪みは生じていない。この実施例に関して以下の変形
が可能である。Al0.2 Ga0.8 Pホールバリア層12
は、n型でもi型(アンドープ)でもよい。(Al0.3
Ga0.7 0.8 In0.2 P歪みバリア層14は、p型で
もi型(アンドープ)でもよい。
【0017】n側バリア層12も歪みバリア層としても
よい。例えば(Ga0.5 Al0.5 Ga0.5 0.8 In
0.2 Pとすると、GaP発光層13とΔEc0 が等しい
ため電子の落ち込みがなく、ホールに対してはバリア層
として働く。p型グレーデッドバリア層15はなくても
よく、直接p型キャップ層16と歪みバリア層14が接
していてもよい。
【0018】発光層13へドープする発光中心不純物
は、N以外に、Bi、ZnとO、ZnとS、ZnとS
e、ZnとTe、MgとS、MgとSe、MgとTeな
どであってもよく、また不純物を全く含まなくてもよ
い。歪みバリア層14はAlを含まないGaInPであ
ってもよい。例えばGa0. 1 In0.2 P歪みバリア層1
4”を用いると、GaPより僅かにバンドギャップが小
さいため、光吸収などが生じ不都合が生じるように思わ
れるが、歪みバリア層の厚さが極めて薄いため、量子効
果によりホールの準位が量子化され、また圧縮歪みによ
るバンド拡大効果が生じることから、特に効率が低下す
る事はなく、腐食性の高いAlを用いないため信頼性の
点で有利となる。
【0019】実施例2 素子の断面図を図3に示す。MOCVD法によって、p
型GaP基板20上に、p型Aln Ga1-n Pグレーデ
ッドバンドギャップ層21(nは0から0.5まで変
化)、アンドープAl0.75In0.25P歪みバリア層22
(圧縮応力状態、厚さ30Å)、NドープAl0.5 Ga
0.5 P発光量23、アンドープAl0.8 In0.2 P歪み
バリア層24(圧縮応力、厚さ50Å)、p型Aln
1-n Pグレーデッドバリア層25(nが0.5から1
まで変化)、p型AlPキャップ層26を成長する。さ
らにSiO2 保護層27をスパッタ法で形成した後、保
護層27を一部除去し、その除去した上に表面電極28
を形成し、基板裏面に裏面電極29を形成する。
【0020】この素子では基板20が発光波長を吸収す
るため、光は一部側面から出射するほかは表面から出射
する。発光波長は540nm(緑色)であった。
【0021】実施例3 実施例3では、直接遷移領域となるAlGaInPで発
光層を形成した発光素子に歪みバリア層を適用した。G
aAsに格子整合する(Aln Ga1-n 0.5 In0.5
P系のΔEc0 は、x=0,0.7,1の各場面につい
てそれぞれ0,+0.19,+0.12eVとなり、x
=0.7でΔEc0 は最大となる。一方緑色の発光を実
現するためには発光層のnとして0.6程度が必要とな
り、そのΔEc0 は+0.16eVとなるため、バリア
層としてn=0.7の系を用いても伝導帯バリアとして
は0.03eVしか得られない。
【0022】歪みバリア層としてAl0.4In0.6P(図
8点S)を用いると、ΔEc0は+0.22eV(推定
値)となるため、伝導帯バリアとして0.06eVが得
られることになる。素子の断面図を図5に示す。MOC
VD法によって、p型GaAs基板30上に、p型(A
xGa1-x0.5In0.5Pグレーデッドバンドギャップ
層31(xが0から0.7へ変化)、アンドープAl
0.4In0.6 歪バリア層32(圧縮応力状態、厚さ80
Å)、アンドープ(Al0.4Ga0.60.5In0.5P発光
層33、n型(Al0.5Ga0.50.6In0.4P歪バリア
層34(引っ張り応力状態、厚さ60Å)、n型Al
0.5In0.5Pバリア層35、n型(AlxGa1-x0.5
In0.5Pグレーデッドバンドギャップ層36(xが1
から0まで変化)、n型GaAsキャップ層37を成長
する。その上に表面電極38を形成し、38を一部エッ
チングし、38をマスクにしてn型グレーデッドバンド
ギャップ層36・n型キャップ層37を一部除去する。
基板裏面に裏面電極39を形成する。
【0023】素子のバンドエネルギー図を図6に示す。
グレーデッドバンドギャップ層31・36をそれぞれ用
いることにより、GaAsとの界面における価電子帯・
伝導帯のノッチが抑えれらている。歪みバリア層32に
よって電子、歪みバリア層34によってホールの発光層
33への閉じ込めが行われる。歪みバリア層34を用い
ることにより、バリア層35との伝導帯でのノッチが生
じない。
【0024】この素子では基板30が発光波長を吸収す
るため、光は表面および側面から出射する。発光波長は
557nm(緑色)であった。本実施例において発光層
は直接遷移であるが、間接遷移に近いため、発光中心と
なる不純物(Nなど)をドープすることにより発光輝度
が増す。ただし、その場合発光波長が若干長波長とな
る。
【0025】
【発明の効果】ワイドバンドギャップで赤色〜黄色〜緑
色の発光素子に用いることができるAlGaInP系半
導体は、特に黄色〜緑色の短波長発光において、格子整
合するヘテロ接合によっては発光層への電子・ホールの
閉じ込めが困難となる。本発明は、バリア層に歪みを与
えた層を用いることによって、発光層に電子・ホールを
有効に閉じ込めることができる。従って本発明は、特に
黄色〜緑色半導体発光素子の高効率化に大いに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体発光素子の断面図である。
【図2】実施例1の半導体発光素子のエネルギーバンド
図および歪み量の図である。
【図3】実施例2の半導体発光素子の断面図である。
【図4】実施例2の半導体発光素子のエネルギーバンド
図である。
【図5】実施例3の半導体発光素子の断面図である。
【図6】実施例3の半導体発光素子のエネルギーバンド
図である。
【図7】ヘテロ接合におけるタイプIIおよびタイプIの
バンド不連続の説明図である。
【図8】AlGaInP系材料の格子定数とバンドギャ
ップエネルギーの関係の説明図である。
【符号の説明】
10 n型GaP基板 11 n型GaPバッファ層 12 AlGaPホールバリア層 13 GaP:N発光層 14 AlGaInP歪みバリア層 15 p型AlGaPグレーデッドバンドギャップ層 16 p型GaPキャップ層 17 表面電極 18 裏面電極 20 p型GaP基板 21 p型AlGaPグレーデッドバンドギャップ層 22 AlInP歪みバリア層 23 n型AlGaP発光層 24 AlInP歪みバリア層 25 p型AlGaPグレーデットバリア層 26 p型AlPキャップ層 27 SiO2 保護層 28 表面電極 29 裏面電極 30 p型GaAs基板 31 p型AlGaInPグレーデッドバンドギャップ
層 32 AlGaInP歪みバリア層 33 AlGaInP発光層 34 n型AlGaInP歪みバリア層 35 n型AlInPバリア層 36 n型AlGaInPグレーデッドバンドギャップ
層 37 n型GaAsキャップ層 38 表面電極 39 裏面電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 康夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 中津 弘志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 山本 修 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−3367(JP,A) 特開 平5−243676(JP,A) 特開 昭61−181185(JP,A) 特開 平1−315174(JP,A) 特開 平1−243482(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 H01L 21/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaP基板上に発光層が(Aly
    1-yxIn1-xP(0≦x≦1、0≦1)の組成
    からなるpn接合が形成された半導体発光素子におい
    て、格子欠陥が生じない状態で存在しうる最大膜厚より薄い
    バリア層が該発光層のp型半導体層側に隣接して形成さ
    れ、その組成が(AlnGa1-nmIn1-mP(0
    1、0≦<x)であり、該バリア層中に圧縮歪を有す
    ることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 GaAs基板上に発光層が(AlyGa
    1-yxIn1-xP(0≦x≦1、0≦y≦1)の組成か
    らなるpn接合が形成された半導体発光素子において、格子欠陥が生じない状態で存在しうる最大膜厚より薄い
    2つの バリア層が該発光層に両側に隣接して形成され、該発光層のp型半導体層側に位置するバリア層 の組成が
    (AlnGa1-nmIn1-mP(<n≦1、0≦m<
    )であり、該バリア層中に圧縮歪を有し、 該発光層のn型半導体層側に位置するバリア層の組成が
    (Al n Ga 1-n m In 1-m P(y<n≦1、0≦x<
    m)であり、該バリア層中に 引っ張り歪を有することを
    特徴とする半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 発光層が、NとBiのいずれか、Znと
    O、ZnとS、ZnとSe、ZnとTe、MgとS、M
    gとSe、MgとTeの組み合わせのいずれかを含むこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素
    子。
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