JP3209626B2 - 金属ビレットの残留バリ除去装置 - Google Patents

金属ビレットの残留バリ除去装置

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JP3209626B2 JP34167693A JP34167693A JP3209626B2 JP 3209626 B2 JP3209626 B2 JP 3209626B2 JP 34167693 A JP34167693 A JP 34167693A JP 34167693 A JP34167693 A JP 34167693A JP 3209626 B2 JP3209626 B2 JP 3209626B2
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保治 大能
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属ビレットの押出
し成形時に発生する残留バリの除去装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】アルミ合金の金属ビレットより窓枠用型
材や建具用型材等を直接押出し成形する金属押出成形機
は、金属ビレットを加熱し、該ビレットをコンテナー内
に挿入した後、そのコンテナーをダイスに接近しなが
ら、コンテナー内のビレットをダイスに向けてステムで
1000トン以上の圧力で押圧し、ダイスよりアルミ型材を
押出し成形するものである。(例えば特開昭52-134852
号公報、特開昭53-125258 号公報)
【0003】金属ビレットの押出成形機に用いるダイス
は、一般に図6の如くダイスDを雄型ダイスd1と雌型ダ
イスd2より構成し、ダイスDとその前方に配置するバッ
カーEをダイホルダーFの内部に収め、該ダイホルダー
Fとその前方に配置するボルスターGをダイスライドH
にて支持し、ダイスライドHの前方にプレッシャーリン
グJを配置するものである。
【0004】押出成形機によってアルミ型材を押出し成
形していると、図5の如くコンテナーMの前面mに金属
ビレットBの残留バリbが付着し、その残留バリbがビ
レットBの押出し毎に増大する傾向があった。この残留
バリbが大きく成長すると、残留バリbの一部がコンテ
ナーMからダイスDに向けて押出すビレットBに取り込
まれ、アルミ型材Aの押出しに悪影響を与えるため、押
出操作を一時停止し、コンテナーに付着した残留バリ
を、例えば金属バール(てこ)の先部に設けた刃で付き
落としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンテナーに付着した
残留バリを付き落す金属バールは、押出成形機が高温に
加熱し、しかも超高圧にて作動しているので、コンテナ
ーから2〜3m離れた所から作業し得るよう長尺に形成
されているため、重くて取扱いにくい問題点があると共
に、残留バリが増大する毎に金属バールで付き落とさな
ければならないので、多大な労力を必要とする問題点が
あった。
【0006】更に、コンテナーに付着した残留バリを取
除く場合、その都度、押出装置の作動を一時停止して取
除かなければならないため、作動を停止した分、生産能
率が低下する問題点があった。そこでこの発明は、従来
技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、軽金属押出成形機のコ
ンテナーに付着するビレットの残留バリを簡単に、しか
も安全に取除ける残留バリ除去装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の残留バリ除去装置は、ダイホルダーの後方
に垂下する円板の上部に、ダイホルダーの入口側外周上
部に嵌合係止する掛止壁を設け、円板にコンテナーのビ
レット装填孔と連通する貫通孔を穿設し、且つ貫通孔の
外周に、コンテナーに向けて先細となる楔状刃を突設
し、該楔状刃にてコンテナーの前面に付着する金属ビレ
ットの残留バリを除去するものである。
【0008】
【作用】ダイホルダーの入口側外周上部に残留バリ除去
装置の掛止壁を嵌合係止し、掛止壁より垂下する円板を
ダイホルダーの後方に配置するだけで、コンテナーの前
面に付着する金属ビレットの残留バリを除去し得る。ダ
イホルダーに残留バリ除去装置を取付けても、アルミ型
材の押出しには影響を与えない。
【0009】
【実施例】次に本発明による残留バリ除去装置の構造を
図1と図2に基づき説明すれば、ダイホルダー8の後方
に垂下する円板2の上部に、ダイホルダー8の入口側外
周上部に嵌合係止する掛止壁3を設け、円板2にコンテ
ナーMのビレット装填孔7と連通する貫通孔4を穿設す
る一方、貫通孔4の外周に、コンテナーMに向けて先細
となる楔状刃5を突設し、楔状刃5にてコンテナーMの
前面mに付着する金属ビレットBの残留バリbを除去す
るものである。
【0010】ダイホルダー8は入口側外周に図4の如く
環状凹溝18を穿設する。残留バリ除去装置1の円板2
は、コンテナーMのビレット装填孔7より一回り大径
に、又はダイスDの外径に応じた大きさで、ダイホルダ
ー8の後面に沿って垂下し、その円板2に穿設する貫通
孔4は、ビレット装填孔7に向けて僅かに広口となるよ
うテーパーを成し、貫通孔4の外周に沿って楔状刃5を
突設し、リング状を成している。
【0011】掛止壁3は円板2の上端部よりダイホルダ
ー8に向けて突き出る腕片3aと、腕片3aの先より下向き
に突出する垂下片3bから成り、垂下片3bの底面がダイホ
ルダー8の環状凹溝18に嵌合するように湾曲し、全体が
下向きに屈折する鈎状を成すものである。この掛止壁3
は円板2と一体に形成することも可能であるし、円板2
と別に形成し、円板2の上端部にボルト止めすることも
可能である。
【0012】本発明の残留バリ除去装置は上記構造であ
るから、これを押出成形機に取付ける場合、図3の如く
ダイスDよりコンテナーMが後退する状態において作動
を一時停止し、ダイホルダー8の入口側に設けた環状凹
溝18の上部にバリ除去装置1の掛止壁3を嵌合係止し、
ダイホルダー8の後面に円板2を垂下すれば、掛止壁3
が弧状を成し、凹溝18が環状を成しているので、嵌合し
た残留バリ除去装置1は中心に位置する。
【0013】ダイホルダー8に本発明の残留バリ除去装
置1を取付け、金属ビレットBよりアルミ型材Aを押出
成形するには、先ずコンテナーMの装填孔7内に金属ビ
レットBを正しく導入し、次いでコンテナーMをダイス
Dに向けて移動すると共に、装填孔7よりダイスDに向
けて金属ビレットBを押出すと、押出されたビレットB
は除去装置1の円板貫通孔4を通りダイスDに挿入し、
ダイスDよりアルミ型材Aとして押出成形される。
【0014】コンテナーMがダイホルダー8に最も接近
すると、残留バリ除去装置1の楔状刃5がコンテナーM
の前面mに当接するため、コンテナー前面mに付着して
いる残留バリbが楔状刃5にて切断され、或いは切断剥
離され、コンテナーMより自然に落下する。本発明の残
留バリ除去装置は、コンテナーMの前面mに残留バリb
が適宜付着した所で、ダイホルダー8に取付けることも
可能であるし、残留バリbを除去した後、ダイホルダー
8より取外すことも可能である。
【0015】以上のように、本発明の残留バリ除去装置
をダイホルダー8に嵌合係止し、ダイホルダー8の後方
にダイホルダー8の円板2を垂下し、ダイホルダー8と
コンテナーMの間に楔状刃5を介在すれば、金属ビレッ
トBよりアルミ型材Aを押出成形する間に、即ち、ビレ
ットBを順次押出成形しながら、ビレットBの押出時に
生じるコンテナー前面mに付着する残留バリbの除去を
自動的に行なうことができる。
【0016】尚、本発明による残留バリ除去装置は上記
実施例に限定されるものではなく、例えば円板2の上端
部に設ける掛止壁3と、貫通孔4の外周に突設する楔状
刃5の形状構造、及びダイホルダー8に対する本発明残
留バリ除去装置1の取付け手段等は、本発明の要旨に反
しない限り適宜変更可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明による残留バリ除去装置は上記構
造のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。ダ
イホルダーの外周凹溝に本発明の残留バリ除去装置を嵌
合係止し、ダイホルダーの後方にダイホルダーの円板を
垂下し、ダイホルダーとコンテナーMの間に楔状刃を介
在するだけで、押出成形を継続しながら、コンテナーの
前面に付着した残留バリを確実に除去し得る。その結
果、常に不純物の混じらない高品質の製品を押出成形し
得る利点がある。
【0018】しかも本発明の残留バリ除去装置は、構造
が非常に簡単で、安価に提供し得るし、ダイホルダーに
対する着脱も容易である。従来ダイホルダーの外周に環
状凹溝を形成するだけで、本発明の残留バリ除去装置を
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による残留バリ除去装置の使用例を示す
断面図である。
【図2】の(A)(B)残留バリ除去装置の正面図と断
面図である。
【図3】残留バリ除去装置の取付例を示す断面図であ
る。
【図4】ダイスの構造を示す分解斜視図である。
【図5】残留バリの付着例を示すコンテナーの正面図で
ある。
【図6】従来ダイスの使用例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 残留バリ除去装置 2 円板 3 掛止壁 4 貫通孔 5 楔状刃 M コンテナー、m コンテナー前面 7 ビレット装填孔 8,F ダイホルダー、18 環状凹溝 A アルミ型材 B 金属ビレット、b 残留バリ D ダイス P ステム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイホルダー(8)のビレット(B)入
    口側に垂下する円板(2)の上部に、ダイホルダー
    (8)の外周上部に嵌合係止する掛止壁(3)を設け、
    円板(2)にコンテナー(M)のビレット装填孔(7)
    と連通する貫通孔(4)を穿設する一方、貫通孔(4)
    の外周に、コンテナー(M)に向けて先細となる楔状刃
    (5)を突設し、該楔状刃(5)にてコンテナー前面
    (m)に付着する金属ビレット(B)の残留バリ(b)
    を除去する残留バリ除去装置。
JP34167693A 1993-12-10 1993-12-10 金属ビレットの残留バリ除去装置 Expired - Fee Related JP3209626B2 (ja)

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