JP3209450U - 詰め替え用液体内容物誘導部材係止付ディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】液体内容物を詰め替えするときに、操作が容易であり、また、ディスペンサーに付着する液体内容物で容器外を汚すことのない詰め替え用係止部材付ディスペンサ−を提供する。【解決手段】注出ポンプ本体2の上方に注出部3をもち外周にボトル4の口頸部に螺合して装着するキャップ7を回転自在に枢着し下方に汲み上げチューブ8を持つディスペンサ−に於いて、係止部材12が挿着リング10に近い位置に突設されるとともに、汲み上げチューブの径方向に回動可能な液体誘導部材が、汲み上げチューブに、前記挿着リング10を介して取り付けられる。【選択図】図1

Description

本考案は、シャンプー、リンス、ハンドソープまたは液体洗剤などの液体内容物を詰め替え使用する本体ボトルに用いる詰め替え用誘導部材係止付ディスペンサーに関するものである。
従来、液体内容物のボトルとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックボトルが、その便利さから広い用途範囲にわたって、大量に使用されてきた。ところが、近年、消費者の環境保全の意識の高まりに伴い、環境を配慮したパッケージが消費者から求められるようになってきた。この環境問題と資源の有効利用の観点から、同一ボトルを何度も使用できる内容物詰め替え可能なボトルの需要が伸びている。これらのボトルは、一般に、本体ボトルとしては使用時の便宜さからディスペンサー付のプラスチックボトルが用いられ、詰め替え用容器には、ピロ−包装やスタンディングパウチなどのプラスチックフィルムを用いた柔軟性包装体が使用されていた。
実登 3187305
上述の従来の詰め替え可能なボトルにおいては、内容物が空になった本体ボトルへピロ−包装やスタンディングパウチに入っている内容物を詰め替える際、まず、ボトルからディスペンサー(注出ポンプ付キャップ)を取り出し、ボトルへ新しい内容物を詰め替え容器から移したのちに、再度、取り出したディスペンサーをボトルに装着してボトル本体を封止していた。ところが、この内容物の詰め替え操作において、取り外したディスペンサーに付着していた内容物で、置いた場所を汚してしまうことがあります。また、シャンプー、液体洗剤等粘度の高い内容物の場合、ディスペンサーに付着した内容物がそのまま残り、ディスペンサ−をボトルから外し、手に持ったまま詰め替え作業が困難であった。
また、近年、温泉施設、スーパー銭湯、介護施設、ホテル等が増加する中で、入浴時使用するシャンプー、ボディソープ等の液体内容物を補充する際、作業者の方が大変な思いをして作業をしている。
本考案は、上述の従来のディスペンサ−の問題を解決したものであり、内容物を詰替えするときに、操作が容易であり、また、ディスペンサ−に付着する内容物で容器外のところを汚すことのない詰め替え用誘導部材係止部材付ディスペンサ−を提供するものである。
本考案の第1の考案は、注出ポンプ本体の上方に注出部を持ち、外周にボトルの口頸部に螺合して装着する液体誘導部材を回転自在に枢着し下方に汲み上げチューブを持つディスペンサーに於いて、前記汲み上げチューブに、係止部材を挿着リングに近い位置に突設した液体誘導部材が回動して付設した装着リングを挿着して取り付けたことを特徴とする詰め替え用係止部材付ディスペンサ−である。
本考案の第2の考案は、注出ポンプ本体の上方に注出部を持ち、外周にボトルの口頸部に螺合して装着する液体誘導部材を回転自在に枢着し、下方に汲み上げチューブを持つディスペンサ−に於いて、前記注出ポンプ本体の下端部に、係止部材を挿着リングに近い位置に突設した液体誘導部材が回動して付設した装着リングを挿着して取り付けたことを特徴とする詰め替え用係止部材付ディスペンサ−である。
本考案の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−をボトルの口頸部に装着した本体ボトルは、新しい内容物を詰め替え用容器から移し替えるときに、詰め替え操作が容易であり、また、ディスペンサ−をボトルから引き抜く必要がないので、容器外のところをディスペンサーに付着する内容物で汚すことがなく、液体誘導部材によって液体内容物を誘導しやすい。
本考案のー実施形態の詰め替え用液体誘導部材係止付ディスペンサーを、ボトルに収納した状態を示す側面図である。 本考案のー実施形態の詰め替え用液体誘導部材係止付ディスペンサーを、ボトルの口頸部に係止した状態を示す側面図である。 本考案に於ける液体誘導部材係止付である。
本考案の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−は、新しい内容物を詰め替えが可能な本体ボトルに使用するディスペンサ−であり、その実施形態のディスペンサ−については、次に、図を用いて詳細に説明する。
本考案のー実施形態の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−(1)は、図2に示すように、注出ポンプ本体(2)の上方に注出部(3)を設け、外周にボトル(4)の口頸部(5)の螺合部(6)に螺合して装着するキャップ(7)を回転自在に枢着し、下方に汲み上げチューブ(8)垂下し、この汲み上げチューブ(8)に別体の詰め替え用係止部材(9)複数個を装着して取り付けるものである。
上述の係止部材(9)は、図3(10)及び(11)に示すように、係止部材(12)を挿着リングに近い位置に突設した液体誘導部材(11)複数個が回動して付設した装着リング(10)を挿着して取り付けたものである。そしてこの係止部材はポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形等により作製されるものである。
また、本考案のー実施形態の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−は、注出ポンプ本体の上方に注出部を設け、外周にボトルの口頸部に螺合して装着するキャップを回転自在に枢着し、下方に汲み上げチューブを垂下し、上述の注出ポンプ本体の下端部に、係止部材(12)を挿着リングに近い位置で突設した液体誘導部材(11)複数個が回動して付設した装着リング(10)を挿着して取り付けたものである。
なお、上述の二つの実施形態の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−をボトルの口頸部に装着した本体ボトルは、内容物を使用した後、詰め替え用容器から新しい内容物を詰め替えてみたが、詰め替え操作が非常に簡単であり、また、ディスペンサ−をボトルから取り外して他所に置く必要がなく、ディスペンサーに付着する内容物で容器外のところを汚すことがなかった。
本考案は、詰め替え用係止部材付ディスペンサ−をボトルの口頸部に螺合して装着した際、詰め替え用係止部材付ディスペンサ−はボトル内部に収納される。詰め替え用容器のピロー包装やスタンディングパウチに入っているシャンプー、液体洗剤等の液体内容物を注入する際には、ボトル本体から、詰め替え用係止部材付ディスペンサ−をボトル上部に移動して、複数個の係止部材がボトルの口頸部に対して均等に突設しているので、容器口頸部に対して垂直に係止可能となっている。そして、詰め替え作業を行う場合、詰め替え用係止部材付ディスペンサ−の大径部分が、ボトル口頸部を塞ぐことなく開口部を大きくすることができる為、詰め替え作業が容易に行え、また、液体内容物は、ディスペンサ−のチューブ表面からボトルの内壁を伝って詰め替えられる。
上述の実施形態の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−は、ボトルの口頸部に装着した本体ボトルと垂直に位置しているので、本体ボトルが小さいものでも、転倒することがない。
温泉施設、スーパー銭湯、介護施設、ホテル等の入浴施設が増加する中で、ディスペンサ−付プラスチックボトルの使用数が増加します。使用しているディスペンサ−付プラスチックボトルに入っている液体内容物を補充する頻度が増加する一方で、作業者の方の仕事量が大幅に増加します。本考案の詰め替え用係止部材付ディスペンサ−を使用すれば、作業の効率化が図れ、作業者の負担が大幅に軽減されます。
1・・・・・詰め替え用係止部材付ディスペンサ−
2・・・・・注出ポンプ本体
3・・・・・注出部
4・・・・・ボトル
5・・・・・口頸部
6・・・・・螺合部
7・・・・・キャップ
8・・・・・汲み上げチューブ
9・・・・・詰め替え用係止部材
10・・・・装着リング
11・・・・液体誘導部材
12・・・・係止部材
13・・・・回動部

Claims (2)

  1. 注出ポンプ本体の上方に注出部を持ち、外周にボトルの口頸部に螺合して装着するキャップを回転自在に枢着し下方に汲み上げチューブを持つディスペンサ−に於いて、汲み上げチューブに、複数個の係止部材を挿着リングに近い位置に突設した液体誘導部材が回動して付設した装着リングを挿着して取り付けたことを特徴とする詰め替え用係止部材付ディスペンサ−。
  2. 注出ポンプ本体の上方にに注出部を持ち、外周にボトルの口頸部に螺合して装着するキャップを回転自在に枢着し下方に汲み上げチューブを持つディスペンサ−に於いて、前記注出ポンプ本体の下端部に、係止部材を挿着リングに近い位置に突設した液体誘導部材が回動して付設した装着リングを挿着して取り付けたことを特徴とする詰め替え用係止部材付ディスペンサ−。
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