JP3209418B2 - 集中定数型アイソレータ用ダミー抵抗 - Google Patents

集中定数型アイソレータ用ダミー抵抗

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JP3209418B2
JP3209418B2 JP09862198A JP9862198A JP3209418B2 JP 3209418 B2 JP3209418 B2 JP 3209418B2 JP 09862198 A JP09862198 A JP 09862198A JP 9862198 A JP9862198 A JP 9862198A JP 3209418 B2 JP3209418 B2 JP 3209418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、VHF、UHF及
びマイクロ波帯などにおいて使用される集中定数型アイ
ソレータのダミー抵抗に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の集中定数型アイソレータの一例の
分解斜視図を図5に示す。この従来例は、下ケース65
上にパターン電極の形成された誘電体基板63を配置
し、ガーネット64と互いに絶縁状態で重ね合わされた
中心導体66とからなる中心導体部を誘電体基板に形成
された穴に配置し、各中心導体と誘電体基板上の所定の
パターン電極とを接続し、磁石67の装着された上ケー
ス68を被せて構成されている。この誘電体基板63の
69はダミー抵抗であり、70はアース電極である。こ
のアース電極に接続されたダミー抵抗により、中心導体
の一つの端子が終端されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の集中定数型アイ
ソレータでは、ダミー抵抗は、静電容量成分を構成する
誘電体基板上の一部に、印刷された抵抗により形成され
ている。この誘電体基板は、静電容量を得ることを主目
的としているので、放熱性が良くなく、スペース的にも
余裕がなかった。このため、ダミー抵抗部における耐電
力が小さく、せいぜい1W程度の耐電力しか実現出来な
かった。
【0004】従って、耐電力を上げるためにスペースを
広げると小型化の流れに逆行することとなり、耐電力の
比較的小さい用途では良いが、比較的大きな耐電力を必
要とする用途では、小型の集中定数型アイソレータを構
成することが困難であった。
【0005】本発明は、上記のことを鑑みて、小型でし
かも耐電力の大きい集中定数型アイソレータを構成する
ことができるダミー抵抗を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、集中定数型ア
イソレータ用ダミー抵抗において、前記ダミー抵抗は、
基板の一面の中央部に中心導体が接続される電極パター
ンを有し、該基板の一面の両端端部にアース電極パター
ンを有し、該アース電極パターンは該基板の裏面に形成
されたアース電極パターンに導通し、前記中心導体が接
続される電極パターンと端部のアース電極パターンの間
にそれぞれ抵抗パターンが形成され、前記基板中央部の
電極パターンに前記中心導体が接続され、前記基板の裏
面のアース電極パターンが前記ケース内側側面に接続さ
れ、2つの抵抗が並列に接続される構成となっているこ
とを特徴とする集中定数型アイソレータ用ダミー抵抗で
ある。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、ダミー抵抗を、基板上
に形成したチップ抵抗とし、そのチップ抵抗を集中定数
型アイソレータのケース内面の側面に配設することによ
り、スペースを有効利用して、耐電力の大きなダミー抵
抗を構成するものである。しかも、小型のまま集中定数
型アイソレータを構成することが出来る。
【0009】また、基板上に印刷してダミー抵抗を構成
しているため、ダミー抵抗を薄型に形成できるととも
に、基板をケースに固定すると同時に、ダミー抵抗の一
端をアース接続する事ができる。このとき、ケースに固
定される面には、ほぼ全面に電極パターンを形成し、ほ
ぼ全面でケースと接続されることにより、放熱性を高め
ることが出来る。また基板としては、アルミナ基板を用
いる事が望ましい。このアルミナ基板では、放熱性が高
く、耐電力の大きいダミー抵抗を構成できる。もちろ
ん、このダミー抵抗の形成される基板は、静電容量の形
成される誘電体基板とは、別のものである。また、基板
の一面の端部のアース電極パターンと基板裏面のアース
電極パターンとは、側面のスルーホールで接続すること
ができる。もちろん、他の接続方法であっても良い。ま
た、ダミー抵抗を2つの抵抗を並列に接続する構成とす
る事により、耐電力の大きいダミー抵抗を構成できる。
【0010】また本発明の集中定数型アイソレータの好
ましい構成は、ケース、誘電体基板、ガーネット、中心
導体、永久磁石、ダミー抵抗である。ケースは、アース
接続されるとともに、アイソレータ全体を包む様に構成
され、シールドケースとしての効果も有り、上下に分割
されている。誘電体基板は、静電容量を形成するもので
あり、ケース上に配置され、ガーネットが収納される穴
を有している。中心導体は、ガーネット上に、互いに絶
縁された少なくとも3つの中心導体を有し、一端は前記
の静電容量に接続され、他端はアース接続される。永久
磁石は、ガーネットに直流磁界を印加するためのもので
ある。そして、ダミー抵抗はケース側面に配置され、一
つの中心導体が接続される。又、ケースと誘電体基板の
間にアース板を配置してもよく、ケースの下に、実装用
のプリント基板を配置しても良い。
【0011】
【実施例】本発明に係る一実施例の構成分解斜視図を図
1に示す。この実施例の構造を説明する。まず、ニッケ
ルメッキが施された上ケース1と、永久磁石2と、中心
導体部3と、誘電体基板7と、アース板10と、ニッケ
ルメッキされた下ケース12と、プリント基板13とか
ら構成されている。この中心導体部3は、円板状のフェ
ライトコア(ガーネット)4を包むように中心導体5が
折り重ねられて、その先端が端子6a、6b、6cとし
て形成されている。そして、下ケース12の上にアース
板10、誘電体基板7を重ねて配置し、その誘電体基板
7の中央の穴8に中心導体部3のフェライトコア4が挿
入されるように配置される。
【0012】この下ケース12の側面には、チップ抵抗
17が半田付けされている。このチップ抵抗17の正面
図を図2に、裏面図を図3に示す。このチップ抵抗17
は、中心導体に接続される電極パターン18が基板の一
面の中央に2つ形成されており、この電極パターン18
と両側の端部のアース電極パターン20との間に抵抗パ
ターン19が形成され、この抵抗パターン19はオーバ
ーガラスにより絶縁されている。また、このチップ抵抗
17の裏面は、全面にアース電極パターン21が形成さ
れており、側面のスルーホール22で前記一面の両端端
部のアース電極パターンと接続されている。そして、中
心導体5から伸びる端子6aを誘電体基板7に形成され
ている静電容量形成用の電極9aに接合させ、更にチッ
プ抵抗17の電極パターン18に接合する。このチップ
抵抗17は、2つの抵抗を並列に接続して構成されてい
る。それぞれ100Ωであり、並列接続で、50Ωとし
ている。また、この中央の中心導体に接続される電極パ
ターンは、各抵抗パターン毎に別れていることが好まし
い。
【0013】また、下ケース12の下側には、アース電
極14が形成されているプリント基板13が接合され
る。そして、中心導体5から伸びる端子6b、6cを誘
電体基板7に形成されている静電容量形成用の電極9
b、9cに接合させ、更に折り曲げてプリント基板13
の裏側へ折り返されている。また、アース板10にも突
片11が形成されており、更に折り曲げてプリント基板
13の裏側へ折り返されている。このプリント基板13
の裏面の平面図を図4に示す。このプリント基板13の
裏面には、各中心導体5から伸びる端子6b、6cを接
続する電極部15とアース板10の突片11を接続する
アース用電極部16とが形成されており、各端子の固定
と面実装化を可能としている。そして、永久磁石2が固
定された上ケース1を下ケース12にはめ込んで、集中
定数型アイソレータを構成している。この構成により、
外形が7mm角の小型のアイソレータを構成できた。
【0014】この実施例では、800MHz用の集中定
数型アイソレータであり、挿入損失が0.7dB、アイ
ソレーションが15dBで、耐電力2Wの特性を達成で
きた。また、本発明と同様の構成にて、7mm角の1.
9GHz用の集中定数型アイソレータであり、挿入損失
が0.6dB、アイソレーションが15dBで、耐電力
2Wの特性を達成できた。
【0015】本発明では、チップ抵抗をケース内側側面
に半田付けで固定し、チップ抵抗を固定することと、ダ
ミー抵抗のアース接続を同時に行う事が出来る。また、
従来使用されていなかったケース側面を使用することに
より、従来よりも大きなダミー抵抗を集中定数型アイソ
レータ内部に構成でき、しかも従来の誘電体基板上に形
成するよりもはるかに放熱性の高いアルミナ基板上にチ
ップ抵抗を配設するが可能となり、耐電力の大きいダミ
ー抵抗を構成できた。しかも集中定数型を小型のままで
行なうことが出来た。また、上記実施例では、7mm角
の集中定数型アイソレータを構成したが、本発明では、
特に小型(10mm角以下)の集中定数型アイソレータ
において有効である。
【0016】
【発明の効果】本発明により、耐電力が大きく、小型の
集中定数型アイソレータを得ることができ、例えば携帯
電話等においてミスマッチングによる耐反射電力の増加
によるアンプの保護に、極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成分解斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る一チップ抵抗の正面図である。
【図3】本発明に係る一チップ抵抗の裏面図である。
【図4】本発明に係る一実施例のプリント基板の裏面の
平面図である。
【図5】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 永久磁石 3 中心導体部 4 フェライトコア 5 中心導体 6 端子 7 誘電体基板 9 静電容量形成用電極 10 アース板 12 下ケース 13 プリント基板 17 チップ抵抗 18 電極パターン 19 抵抗パターン 20、21 アース電極パターン 22 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 1/16 H05K 1/16 C

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集中定数型アイソレータ用ダミー抵抗に
    おいて、前記ダミー抵抗は、基板の一面の中央部に中心
    導体が接続される電極パターンを有し、該基板の一面の
    両端端部にアース電極パターンを有し、該アース電極パ
    ターンは該基板の裏面に形成されたアース電極パターン
    に導通し、前記中心導体が接続される電極パターンと端
    部のアース電極パターンの間にそれぞれ抵抗パターンが
    形成され、前記基板中央部の電極パターンに前記中心導
    体が接続され、前記基板の裏面のアース電極パターンが
    前記ケース内側側面に接続され、2つの抵抗が並列に接
    続される構成となっていることを特徴とする集中定数型
    アイソレータ用ダミー抵抗。
JP09862198A 1998-04-10 1998-04-10 集中定数型アイソレータ用ダミー抵抗 Expired - Lifetime JP3209418B2 (ja)

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US6765453B2 (en) 2001-04-04 2004-07-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Non-reciprocal circuit device having a thermal conductor
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KR20040013730A (ko) * 2002-08-08 2004-02-14 셀레콤 주식회사 Rf 케이블을 이용한 광대역 대전력용 터미네이션 및저항기

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