JP3209303B2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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周一 春山
大輔 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐震特性が良好で、小
型、低コストで、低流速まで精度良く正確な流速流量測
定が可能な渦流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、特開昭61−2925
21号(特願昭60−134895号)に示されてい
る。図9は管路11の長手方向より見た断面説明図であ
る。11は測定流体が流れる管路、12は管路11に直
角に挿入された柱状の渦発生体である。13,14は、
管路11に設けられた内部空所である。15,16は、
内部空所13,14にそれぞれ設けられ、内部空所1
3,14を測定室131,132,141,142に分
けるダイアフラムである。17,18は、管路11と渦
発生体12とにわたって設けられ、一端は渦発生体12
において管路11内に連通し、他端は管路11において
測定室131,141にそれぞれ連通する導圧孔であ
る。21,22は、それぞれ測定室132,142に面
して管路11に設けられた絶縁体である。23,24
は、絶縁体21,22の表面に設けられ、それぞれダイ
アフラム15,16と静電容量電極25,26を構成す
る電極である。27は、管路11に設けられ、一端が測
定室132に連通し、他端が測定室142に連通する連
通孔である。28は、測定室132,142と連通孔2
7とに封入された封入液である。この場合は、シリコン
オイルが使用されている。以上の構成において、測定流
体が管路11の中を流れると、渦発生体12によりカル
マン渦列が発生する。このカルマン渦列による圧力変動
は、導圧孔17,18を介して測定室141,142に
伝達され、ダイアフラム15,16が変動する。この変
動周波数を圧力センサである静電容量電極25,26に
より検出することにより測定流体の流速流量が測定でき
る。而して、連通孔27により、測定室132と測定室
142とが連通されているため、外乱振動ノイズが打ち
消される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、圧力センサ単
体では外部からの機械振動が加えられた場合に、その振
動成分が圧力センサ出力信号に重畳して、S/N比を低
下させ、低流速域まで測定することができない。これを
改良するために、この従来例では、圧力センサである静
電容量電極を2個使用して(静電容量電極25,2
6)、外乱振動ノイズ成分のみを相殺する構造を採用し
ている。しかしながら、この様な装置においては、構造
が複雑となり、小型化、低コスト化に限界がある。即
ち、従来の圧力センサでは、検出感度が低いため、ダイ
アフラムの直径を大きくしなければならず、ダイアフラ
ムの質量が大きくなり、外乱振動ノイズに対して感度が
大となり、この外乱振動を打ち消す構成が必要不可欠と
なる。従って、構造が複雑となり、小型化、低コスト化
が困難になる。本発明は、この問題点を解決するもので
ある。本発明の目的は、耐震特性が良好で、小型、低コ
ストで、低流速まで精度良く正確な流速流量測定が可能
な渦流量計を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、渦発生体により周期的に発生するカルマ
ン渦列の渦周波数を検出して流速流量を測定する渦流量
計において、測定流路に垂直に設けられた柱状の渦発生
体と、該渦発生体或いは該渦発生体の下流に前記カルマ
ン渦列の渦周波数が検出されるように平面が前記測定流
路の流れ方向に平行に設けられたダイアフラムと、該ダ
イアフラムに設けられた剪断型半導体歪ゲージとを具備
したことを特徴とする渦流量計を構成したものである。
【0005】
【作用】以上の構成において、測定流体が管路の中を流
れると、渦発生体によりカルマン渦列が発生する。この
カルマン渦列による圧力変動はダイアフラムに伝達さ
れ、ダイアフラムに設けられた剪断型半導体歪ゲージに
より、渦発生周波数が検出され、測定流体の流速流量が
測定できる。以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、
図2は図1のA−A断面図である。図において、41は
測定流体が流れる管路、42は管路41に直角に挿入さ
れた柱状の渦発生体である。43,44は、渦発生体4
1内にそれぞれ設けられた内部空所である。45は、渦
発生体41に設けられ、内部空所43と管路41内の測
定流体とを連通する2個の圧力導入口である。46は、
渦発生体41に設けられ、内部空所43,44を、空所
431,432,441,442に分けるプリント基板
である。47は、プリント基板に設けられた圧力孔であ
る。48は、プリント基板の圧力孔47の周囲に設けら
れ、内部空所43を測定室481,482に分けるダイ
アフラムである。49は、ダイアフラム48に設けられ
た剪断型半導体歪ゲージである。51は、プリント基板
46に設けられた増幅器である。52は、増幅器51よ
り引き出されたリードである。図3にプリント基板46
上の回路を示す。外部からの電源±VCCで動作し、等価
的にブリッジ回路で表されている剪断型半導体歪ゲージ
49の出力は、差動増幅器51によって増幅され,リー
ド52より外部に出力される。
【0007】以上の構成において、測定流体が管路41
の中を流れると、渦発生体42によりカルマン渦列が発
生する。このカルマン渦列による圧力変動はダイアフラ
ム48に伝達され、ダイアフラム48に設けられた剪断
型半導体歪ゲージ49により、渦発生周波数が検出さ
れ、測定流体の流速流量が測定できる。しかして、剪断
型半導体歪ゲージ49を使用したので、検出感度が大き
いため、ダイアフラムの直径を小さくすることができ
る。従って、ダイアフラムの質量を小さくでき、外乱振
動ノイズに対して感度が低いものが得られる。この結
果,外乱振動を打ち消す構成が不要となり、構造が簡単
になり、小型化、低コスト化が容易になる。ここで、
「剪断型半導体歪ゲージ」は米国特許3213681号
「剪断形ゲージ圧力測定素子」或いは、特許出願公表昭
57−500491号「シリコン圧力センサ」等に示さ
れている。
【0008】本発明の効果を証明する実験結果を示す。
図4は、剪断型半導体歪ゲージの圧力感度と、外乱機械
振動に対する加速度感度を示したものである。低流速域
では、圧力感度が低下するものの、加速度感度に比べて
大きく、十分なS/N比が確保されている。したがっ
て、圧力センサに剪断型半導体歪ゲージ49を採用した
ことにより、2個でなく単体の圧力センサでも、十分な
外乱機械振動に対する耐震特性が得られるので、構成が
簡潔にでき、小型化、低コスト化が図れる渦流量計が得
られる。図5は、風速1〜25[m/s]の範囲のレイ
ノルズ数Reとストローハル数Stの関係の測定結果で
ある。ストローハル数Stの値が、レイノルズ数Reに
よって変化する割合が小さいので、精度の高い渦流量計
が得られる。図6は、本発明の他の実施例の要部構成説
明図である。本実施例においては、渦発生体61の下流
に、プリント基板62に設けられたダイアフラム63に
剪断型半導体歪ゲージ64が設けられたものである。剪
断型半導体歪ゲージ64等の保護が必要でない測定流体
に対して、構成が簡単な渦流量計が得られる。図7は、
本発明の他の実施例の要部構成説明図である。本実施例
においては、2体型の渦発生体71を使用したもので、
より安定した渦信号が確保出来る渦流量計が得られる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、渦発生
体により周期的に発生するカルマン渦列の渦周波数を検
出して流速流量を測定する渦流量計において、測定流路
に垂直に設けられた柱状の渦発生体と、該渦発生体或い
は該渦発生体の下流に前記カルマン渦列の渦周波数が検
出されるように平面が前記測定流路の流れ方向に平行に
設けられたダイアフラムと、該ダイアフラムに設けられ
た剪断型半導体歪ゲージとを具備したことを特徴とする
渦流量計を構成した。
【0010】この結果、剪断型半導体歪ゲージを使用し
たので、検出感度が大きいため、ダイアフラムの直径を
小さくすることができる。従って、ダイアフラムの質量
を小さくでき、外乱振動ノイズに対して感度が低いもの
が得られる。即ち、外乱振動を打ち消す構成が不要とな
り、構造が簡単になり、小型化、低コスト化が容易にな
る。
【0011】従って、本発明によれば、耐震特性が良好
で、小型、低コストで、低流速まで精度良く正確な流速
流量測定が可能な渦流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1のA−A断面説明図である。
【図3】図1の回路図の説明図である。
【図4】図1の動作説明図である。
【図5】図1の動作説明図である。
【図6】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図8】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【図9】図8の管路11の長手方向より見た断面説明図
である。
【符号の説明】
41…管路 42…渦発生体 43…内部空所 431…空所 432…空所 44…内部空所 441…空所 442…空所 45…圧力導入口 46…プリント基板 47…圧力孔 48…ダイアフラム 481…測定室 482…測定室 49…剪断型半導体歪ゲージ 51…増幅器 52…リード 61…渦発生体 62…プリント基板 63…ダイアフラム 64…剪断型半導体歪ゲージ 71…2体型の渦発生体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−270203(JP,A) 特開 平5−10839(JP,A) 特開 平1−207634(JP,A) 特開 昭54−88161(JP,A) 実開 昭61−155729(JP,U) 実開 昭60−170727(JP,U) 実開 昭60−37837(JP,U) 特公 昭55−36933(JP,B2) 特公 昭54−8308(JP,B2) 特公 昭57−3005(JP,B2) 特公 昭57−3007(JP,B2) 特公 昭57−25132(JP,B2) 実公 平6−742(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】渦発生体により周期的に発生するカルマン
    渦列の渦周波数を検出して流速流量を測定する渦流量計
    において、 測定流路に垂直に設けられた柱状の渦発生体と、 該渦発生体或いは該渦発生体の下流に前記カルマン渦列
    の渦周波数が検出されるように平面が前記測定流路の流
    れ方向に平行に設けられたダイアフラムと、 該ダイアフラムに設けられた剪断型半導体歪ゲージとを
    具備したことを特徴とする渦流量計。
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