JP3209050B2 - 操作子装置 - Google Patents

操作子装置

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JP3209050B2
JP3209050B2 JP19106395A JP19106395A JP3209050B2 JP 3209050 B2 JP3209050 B2 JP 3209050B2 JP 19106395 A JP19106395 A JP 19106395A JP 19106395 A JP19106395 A JP 19106395A JP 3209050 B2 JP3209050 B2 JP 3209050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子楽器等
の電子ドローバーとして使用される、発光機能を有する
操作子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の操作子装置は、例えば実
開昭60−162326号公報及び実開昭54−280
75号公報に開示されている。前者の操作子装置は、キ
ー(操作部)の下方にプリント基板を配置し、このプリ
ント基板上にスイッチと、キーの一部を発光させる発光
ダイオードを設けたものであり、また、後者の操作子装
置は、キー内に表示ランプを内蔵すると共に、このキー
の下方にスイッチを連設させてものである。
【0003】しかしながら、前者の操作子装置にあって
は、スイッチ及び発光ダイオードはキーの真下に位置す
るものの、発光ダイオードはキーの一部分を発光させる
だけであるため、キーの操作状態等に対応する発光ダイ
オードの点灯・消灯状態が明確に視認し難いという問題
点があった。また、後者の操作子装置にあっては、表示
ランプがキー内に内蔵されているため、キー全体を発光
させ得て視認性が向上するものの、スイッチが表示ラン
プに対して積層構造となっているため、高さが高くなっ
て操作子装置自体が大型化し易いという問題点があっ
た。
【0004】そこで、操作子直下に表示器を配設し操作
部全体を発光させ、かつ装置自体の高さを低くする操作
子装置として、実開平3−116624号公報が提案さ
れているが、この操作子装置にあっては、操作部を片持
ち支持しその支持されない端部でスイッチを押圧するよ
うにしているため次のような欠点があった。まず、操作
部がヒンジ構造の支点を中心として回動するため操作感
が悪い。また、操作部のスイッチ当接部がスイッチを押
圧するとき接触面が摺動することから耐久性が悪い。さ
らに、操作部の支持部からスイッチ部までの寸法が長く
なって、複数個の操作子を複数列並設する場合に装置自
体が大型化する。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】上記の各操作子装置にあっては、近年、操
作子装置に要望されている操作子全体の発光による視認
性の向上と軽薄短小化のうち特に薄型化とを両立させる
ことが、困難であるという問題点があった。本発明は、
このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、
操作子全体の発光による視認性の向上と操作子装置自体
の薄型化とを両立させ、かつ操作性の良好な操作子装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の操作子装置では、スイッチを載置
する基板と、該基板上に載置されたスイッチと、該スイ
ッチに隣接並置され該スイッチの操作により表示態様が
変更設定される表示器と、前記スイッチのアクチュエー
タであると共に前記表示器の導光体を形成する操作部
と、該操作部の上下方向の移動をガイドする操作部ガイ
ド枠体とを備え、前記操作部のスイッチ当接部を前記操
作部のほぼ中央下面に形成し、前記操作部は、一方側面
に前記表示器からの光を導光体上面に導く傾斜面を形成
する突出部を有すると共に他方側面に併設用嵌合凹部が
形成され、前記操作部ガイド枠体は、前記操作部の突出
部を収納する膨出部が一方側面に形成されると共に他方
側面に前記併設用嵌合凹部に対応して切り欠かれたくぼ
み部が形成され、第1の操作部ガイド枠体の膨出部を第
2の操作部ガイド枠体のくぼみ部に嵌合させることによ
り、前記第1の操作部ガイド枠体と前記第2の操作部ガ
イド枠体とを連接し得るようにしたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の操作子装置は、請
求項1に記載の操作子装置であって、さらに操作部が、
第1の傾斜面と、該第1の傾斜面と対向して同方向に傾
斜する第2の傾斜面とを有し、この両傾斜面で、前記表
示器の光を操作部の底面から操作面に導くことを特徴と
する。
【0008】また、請求項3に記載の操作子装置は、請
求項2に記載の操作子装置であって、さらに操作部の前
記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面が、同方向でかつ上
方に末広がりの非平行に傾斜していることを特徴とす
る。
【0009】また、請求項4に記載の操作子装置は、請
求項1に記載の操作子装置であって、さらに操作部の底
面に形成された表示器に対応した凹部が、集光体である
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の操作子装置によれば、操作部ガ
イド枠体の孔に操作部の操作面が嵌入配置し、この操作
部ガイド枠体の膨出部を、他の操作部ガイド枠体のくぼ
み部に嵌合する。これにより、複数個の操作部が操作部
ガイド枠体と共に連設され、組立の容易化および操作部
の高密度配置が可能となる。
【0011】また、請求項2に記載の操作子装置によれ
ば、第1の傾斜面で反射した光が第2の傾斜面でさらに
反射して、操作部の操作面まで導かれる。
【0012】また、請求項3記載の操作子装置によれ
ば、非平行な両傾斜面によって光が効果的に反射するた
め集光率が上がるとともに、操作面における発光の均一
性も向上する。
【0013】また、請求項4記載の操作子装置によれ
ば、表示器に対応した凹部を集光体とすることにより、
光を操作部内により広範囲に屈折させ得て、操作面全体
の発光の均一性をより向上させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を各実施例毎に図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係
わる一実施例としての操作子装置を示す。図1(a)は
2つの操作子ユニットを連設した状態を表す平面図であ
り、操作部とスイッチおよび表示器との位置関係を表す
ために、スイッチおよび表示器の配置位置を規定する弾
性シートを点線で示している。また、図1(b)は図1
(a)のB−B線断面図、図2は図1(a)のA−A線
断面図、図3はサブパネルと操作部ガイド枠体との結合
状態を表す平面図である。図において、操作子装置10
は、複数個の操作部20と、2個のガイド枠体30a、
30bと、操作部20の下方に配設された基板40等を
有している。
【0015】操作部20は、ガイド枠体30a、30b
の上面より突出する操作面21と、この操作面21の反
対側に位置し、基板40と略平行な底面22とを有し、
例えばポリカーボネート、アクリル、ポリスチロール等
の半透明の樹脂によって成形されている。この操作部2
0の底面22の、左右方向(図1、図2の矢印イ方向で
操作面21の長手方向)の左側には、平坦なスイッチ当
接部221が形成されると共に、右側には凹部222が
形成されている。この凹部222は球面状あるいは円弧
面状に形成され、この凹部222の下方に配設される表
示器の集光体を形成するとともにスイッチ操作のための
上下方向のクリアランスを確保している。
【0016】操作部20の右側面には、所定角度傾斜し
た傾斜面231が形成され、この傾斜面231を含み操
作面21の右端からさらに外方に突出した突出部23が
形成されている。また、操作部20の左側面には、スイ
ッチ当接部221の左端部から右上方に傾斜した傾斜面
242と、その上端を基端とする所定角度傾斜した傾斜
面241が形成され、傾斜面241と傾斜面242とに
よって操作面の左端より内側にくぼんだ併設用嵌合凹部
24が形成されている。また、傾斜面231、241の
上端部には、操作面21のガイド枠体30a、30bか
らの突出量(上限)を規制するストッパ25、26がそ
れぞれ形成されている。この各ストッパ部25、26の
上面は、操作面21の非押圧状態において、ガイド枠体
30a、30bの内面とそれぞれ接触している。
【0017】傾斜面231は、底面22の凹部222の
右端部から垂直面に対して所定角度(θ1=鋭角)傾斜
した所定長さ(L1)を有する面であり、傾斜面241
は、傾斜面242の上端部から、所定角度(θ2=鋭
角)傾斜した所定長さ(L2)を有する面であり、両傾
斜面231、241の角度及び長さは、θ1<θ2、L
1<L2に設定されており、両傾斜面231、241は
非平行で、両傾斜面間は上方に向って末広がり状に形成
されている。また、操作部20の右側面に形成された突
出部23と左側面に形成された併設用嵌合凹部24とに
より、後述する如く、複数の操作部20の連設配置が可
能になっている。
【0018】ガイド枠体30a、30bは、上から見て
長方形状に合成樹脂の一体成形にてそれぞれ形成され、
各操作部20の操作面21が嵌入し得る複数個の孔31
a、31bが、前後方向(図1の矢印ロ方向で操作面2
1の長手方向と直交する方向)に一列状にそれぞれ形成
され、各孔31a、31bの前後方向の両端には操作部
の長手方向と直交する方向への動きを制限するためのガ
イド壁32a,32bが形成されている。また、ガイド
枠体30a、30bの前後端部には、図1(b)に示す
ように、下方に屈曲した弾性を有する取付片36が形成
され、この取付片36の先端には係止爪361が形成さ
れている。
【0019】また、このガイド枠体30a、30bの左
端部および右端部には、下方に屈曲した左側壁33a、
33bおよび右側壁34a、34bがそれぞれ形成され
ている。ガイド枠体30a、30bの左端部に形成され
た左側壁33a、33bとガイド壁32a、32bの左
端部とで、操作部20の左側面に形成されている併設用
嵌合凹部24に対応するように切り欠かれくぼみ部33
1a、331bを形成している。ガイド枠体30a、3
0bの右端部に形成された右側壁34a、34bはその
上下方向の略中間位置に段部が形成され、段部の下部に
延在する側壁は、操作部20の右側面に形成されている
突出部23を収容するように膨出部341a、341b
が形成されている。
【0020】サブパネル70は、図3に示すようにガイ
ド枠体30aを取り付ける孔71が形成され、この孔7
1の両端部にはガイド枠体30aの係止爪361が形成
された取付片36と係合する切欠部72が形成されてい
る。また、ガイド枠体30aに形成された位置決め用突
起37が挿入される位置決め用孔73が形成されてい
る。図3においては、サブパネル70とガイド枠体30
aとの係合位置関係を明示するために、連設される2つ
のガイド枠体の一つが取付けられた状態を表している。
【0021】サブパネル70の下方に所定間隔で配置さ
れる基板40には、各操作部20に対応して、スイッチ
41と、表示器としての発光ダイオード42等が実装さ
れている。スイッチ41は、弾性シート50の中空状の
凸部51の内面に形成された凸部52の先端に塗布され
た導電ゴムからなる可動接点521と、基板40のパタ
ーン上に塗布された所定間隔を有する固定接点(図示せ
ず)とで形成されている。このスイッチ41は、内面の
接点が基板40上の一対の接点に対して、接離すること
によってオン・オフする。
【0022】スイッチ41は、弾性シート50の左側に
一列状に形成され、この右側には、中央に孔54が穿設
された膨出部53が一列状に形成されている。この膨出
部53の孔54には、リード線421を基板40のパタ
ーンに半田付けされた発光ダイオード42の発光部が、
膨出部53の上面から突出しない状態で嵌入されてい
る。なお、弾性シート50は、例えばガイド枠体30
a、30bと略同じ大きさに形成され、図1(b)に示
すように、その下面に設けた複数個の突起55を、基板
40の孔43に嵌合させることによって、基板40に実
装され、スイッチ41が操作部20のスイッチ当接部2
21に当接し、発光ダイオード42が操作部20の凹部
(集光体)222の下方に(図2参照)位置する。
【0023】この操作子装置10は、例えば次のように
して組立てられる。即ち、先ずスイッチ用固定接点(図
示せず)が印刷にて施された基板40に発光ダイオード
42を半田付けし、この発光ダイオード42の発光部
を、弾性シート50の孔54に嵌入させつつ、弾性シー
ト50の突起55を基板40の孔43に嵌合させる。こ
れにより、基板40にスイッチ41と発光ダイオード4
2とが実装される。
【0024】そして、この基板40をサブパネル70
に、図示しないボス状のスペーサ等で取付け、基板40
とサブパネル70とを所定間隔で連結する。次に、サブ
パネル70の孔71に、ガイド枠体30aの複数(9
個)の孔31aにそれぞれ操作部20を配置したガイド
枠体30aを以下の手順で組付ける。まず、ガイド枠体
30aの位置決め用突起37とサブパネル70の位置決
め用孔73により位置決めしたうえで、ガイド枠体30
aの取付け片36を弾性変形させてサブパネルの切欠部
72に押込み、図1(b)に示すように係止爪361を
サブパネル70の下面に係止させる。
【0025】ガイド枠体30aのサブパネル70への組
付けが完了した状態において、ガイド枠体30aの左側
壁33aの下端はサブパネル70の上面と係合してお
り、右側壁34aの膨出部341aの上面はサブパネル
70の上面と略一致している。また各操作部20の底面
22のスイッチ当接部221は弾性シート50の凸部5
1に軽く接触している。
【0026】ガイド枠体30aを組付けた後、同等な手
順でガイド枠体30bをサブパネル70へ組付ける。こ
のとき、ガイド枠体30bのくぼみ部331bにガイド
枠体30aの膨出部341aが嵌合した状態となり、ガ
イド枠体30bの左側壁33bの下端はサブパネル70
の上面ではなくガイド枠体30aの膨出部341aの上
面と係合する。
【0027】これによって、弾性シート50のスイッチ
41が操作部20のスイッチ当接部221に当接し、発
光ダイオード42の発光部が凹部222の下方に位置し
た状態で、基板40、複数個の操作部20、ガイド枠体
30a、30b等が一体となって、サブパネル70に組
付けられる。そして、このサブパネル70に組付けられ
たガイド枠体30a、30bを、操作パネル23に裏面
から嵌入して、サブパネル70を図示しないネジ等で操
作パネル80の裏面に固定することによって組立てが終
了する。なお、この組立方法は一例であって、例えば、
基板40とサブパネル70を同時に操作パネル80に固
定する等、種々の方法を採用し得ることは言うまでもな
い。
【0028】次に、上記操作子装置10の動作について
説明する。特定の操作部20の操作面21が指で押され
ると、操作部20のスイッチ当接部221が、弾性シー
ト50のスイッチ41をその弾性力に抗して下方に変形
移動させ、基板40の接点を導通させて、回路がオンす
る。なお、押圧操作時の操作部20は、ガイド壁32に
ガイドされた状態で、凹部222により確保したクリア
ランス分の上下方向の移動が可能である。
【0029】回路がオンすると、このスイッチ41の右
側に近接配置された発光ダイオード42が点灯して、光
が上方に向かって発せられ、この光は、弾性シート50
の膨出部53の孔54の内壁でガイドされつつ、操作部
20の底面22の凹部222で集光、屈折される。そし
て、図2に示すように、光の一部は操作部20内を直進
して操作部20の操作面21から抜け、また、光の一部
は傾斜面231によって反射され、この反射光がさらに
傾斜面241によって反射されて、操作部20の操作面
21から抜ける。これにより、押圧操作した半透明な操
作部20全体、即ち操作面21全体が所定の明るさでほ
ぼ均一に点灯し、回路のオン状態が視認される。
【0030】このように、上記実施例の操作子装置10
によれば、操作部20の底面22直下の基板40上に、
スイッチ59と発光ダイオード42を配置しているた
め、操作部20の高さおよび左右方向の寸法を小さくす
ることができて、操作子装置10自体を軽薄短小に形成
することができる。また、操作部20の底面22に凹部
(集光体)222を設けると共に、角度の異なる一対の
傾斜面231、241を設けているため、発光ダイオー
ド42の光を、直接もしくは傾斜面231、241で反
射させつつ、底面22から操作面21に導くことができ
て、操作面21全体を発光させることができ、良好な視
認性が得られる。
【0031】特に、操作部20の底面22に凹部222
が形成されているため、この凹部222が集光体として
作用し、発光ダイオード42の光を操作部20内に広範
囲に集光させることができる。また、傾斜面231、2
41が同方向に向かって末広がり状に傾斜しているた
め、凹部222で屈折した光を効果的に反射することが
できる。そして操作面21全体を均一に発光させること
が可能になる。
【0032】また、操作部20の操作は、弾性シート5
0の弾性変形を利用して行い得るため、軽いタッチで操
作することができ、その操作性を向上させることができ
ると共に、操作部20の底面22のスイッチ当接部22
1でスイッチ41を作動させるため、別部品としてのア
クチュエータが不要となり、構成を簡略化させることが
できる。
【0033】さらに組立時に、発光ダイオード42が、
ゴムシート50の膨出部53の上面から突出していない
ため、操作部20の下面22の接触による発光ダイオー
ド42を破損を防止することもできる。また、一方のガ
イド枠体30bのくぼみ部331bともう一方のガイド
枠体30aの膨出部341aとを係合することによっ
て、ガイド枠体30bの左側面をガイド枠体30aの右
側面に連設することができる。その結果、組立性がより
一層向上すると共に、連設する操作部20の長手方向間
の寸法を最小にすることができて、より軽薄短小な操作
子装置10が得られ、製品の設計自由度を増すことがで
きる。
【0034】図4は、本発明に係わる操作子装置10
の、操作部20の変形例を示す斜視図である。なお、他
の構成については、上記実施例と同様に構成されている
ため、その詳細な説明は省略する。この操作部20は、
傾斜面231、241の長さL1、L2を、前記実施例
より長く形成すると共に、スイッチ当接部221の上方
の傾斜面241とくぼみ部28との間に空間29を形成
したものである。なお、傾斜面231、241は、非平
行に形成されている。
【0035】この実施例によれば、上記実施例と同様の
作用効果が得られる他に、傾斜面231、241の長さ
L1、L2が長くなることによって、凹部222からの
光を効果的に反射し、操作部20の操作面21をより一
層明るく発光させることができ、また、空間29を形成
したことにより、操作部20の重量を軽くすることがで
きて、操作性をより向上させることができるという作用
効果も得られる。
【0036】図5は、本発明に係わる操作子装置10の
他の実施例を示す要部断面図である。なお、上記実施例
と同一箇所には、同一符号を付しその詳細な説明は省略
する。この実施例の特徴は、操作部20の傾斜面を一つ
にし、スイッチ41と発光ダイオード42を、別体で基
板40上に配置すると共に、操作部20を二色成形品で
形成したことにある。即ち、操作部20は、その左側面
に例えば円弧面からなる傾斜面241を形成すると共
に、底面22の凹部222を斜め方向に形成し、操作部
20の上部201を半透明で下部202を透明に成形す
る。
【0037】また、操作部20のスイッチ当接部221
には、スイッチ41を構成する弾性シート50の凸部5
1を当接させ、この弾性シート50の右側には、基板4
0に固定されたスペーサ44を介して、発光ダイオード
42を配置する。弾性シート50は、スイッチ41を形
成するために用いられ、その幅は上記実施例の弾性シー
トより狭く形成されて、その下面に設けた突起55を基
板40の孔43嵌合させることによって、基板40に取
付けられている。一方、発光ダイオード42は、発光部
を凹部222の中心に位置させるため、スペーサ44に
よって高さ調整されている。図5において、発光ダイオ
ード42の発光面421は、左向きに凹部222に対向
して設けられている。
【0038】この実施例においても、発光ダイオード4
2の光が凹部222で集光、屈折され、傾斜面241の
反射等によって、操作部20の操作面21を発光させる
ことができる等、上記実施例と同様の作用効果が得られ
ることは明らかである。ところで、この実施例において
は、操作部20を二色成形品としたが、上記実施例の各
操作部20も同様に形成してもよいことは勿論である。
【0039】なお、上記実施例においては、操作部20
を9個列状に並設し、これを2列平行に配置したが、本
発明はこれに何等限定されず、一列でも良いし3列以
上、例えば100×100=1万個の操作部20を並べ
て使用しても良い。また、上記実施例においては、操作
部20を押すと発光ダイオード60が点灯するように構
成したが、操作部20を押すと発光ダイオード60が消
灯するようにしても良い。
【0040】また、上記の操作子装置10は、電子楽器
の電子ドローバーに限らず、音色スイッチとして使用し
ても良い。また、操作子装置10をキーボードに平行に
設置し、ハンドパーカッションスイッチとして使用して
も良く、この場合、発光ダイオードによる表示は、エン
ベロープ表示とすることもできる。さらに、操作子装置
10を電子楽器本体に横置き状態で設置し、リズムのフ
ィルイン、スタート・ストップスイッチ、バリエーショ
ン等にして使用し、例えばフィルイン挿入中は点灯状態
とするような点灯制御を行うこともできる。
【0041】またさらに、上記操作子装置10を、例え
ば貸金庫の「ロックスイッチ兼用表示器」として使用
し、操作部を押すと「点灯&ロック解除」となり、操作
部をもう一度押すと「ロック&消灯」となるようにシス
テム設定し、非常時には、100×100個の操作部を
ドットマトリクス表示的に用いて、「火災注意」等の文
字を表示させることもできる。このように、軽薄短小な
操作子装置1によって、スイッチと表示機能を必要とす
る、あらゆる機械、装置、器具等に使用することができ
る。
【0042】また、上記実施例における、操作部の傾斜
面の個数、角度及び長さ、凹部の形状、スイッチ及び表
示器の構成、弾性シートの形状、ガイド枠体の形状及び
個数等は一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々変更可能であることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の操作子装
置にあっては、スイッチのアクチュエータであると共に
該表示器の導光体を形成する操作部を備え、該操作部の
該スイッチ当接部を該操作部のほぼ中央下面に形成し、
前記操作部は、一方側面に前記表示器からの光を導光体
上面に導く傾斜面を形成する突出部を有すると共に他方
側面に併設用嵌合凹部が形成され、前記操作部ガイド枠
体は、前記操作部の突出部を収納する膨出部が一方側面
に形成されると共に他方側面に前記併設用嵌合凹部に対
応して切り欠かれたくぼみ部が形成され、第1の操作部
ガイド枠体の膨出部を第2の操作部ガイド枠体のくぼみ
部に嵌合させることにより、前記第1の操作部ガイド枠
体と前記第2の操作部ガイド枠体とを連接し得るように
したことから、操作子全体の発光による視認性の向上と
薄型化あるいは小型化とを両立させることができ、かつ
操作性の良好な操作子装置が得られる。また、操作子装
置を連設可能としたことから、表示器兼用操作子装置と
して種々の装置に使用し得る等の効果が得られる。な
お、実施例の効果としては、軽薄短小という効果を全て
備えるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係わる操作子装置(2つの操作
子ユニットを連設した状態)を表す平面図
【図1】(b)同図1(a)のB−B線断面図
【図2】同図1(a)のA−A線断面図
【図3】同サブパネルと操作部ガイド枠体との結合状態
を表す平面図
【図4】本発明の他の実施例である操作部を表す斜視図
【図5】本発明にかかる操作子装置の他の実施例を示す
要部の断面図
【符号の説明】
10 操作子装置 20 操作部 21 操作面 22 底面 221 スイッチ当接部 222 凹部 231、241 傾斜面 30a、30b ガイド枠体 40 基板 41 スイッチ 42 発光ダイオード(表示器) 50 弾性シート

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチを載置する基板と、 該基板上に載置されたスイッチと、 該スイッチに隣接並置され該スイッチの操作により表示
    態様が変更設定される表示器と、 前記スイッチのアクチュエータであると共に前記表示器
    の導光体を形成する操作部と、該操作部の上下方向の移動をガイドする操作部ガイド枠
    体とを備え、 前記 操作部のスイッチ当接部を前記操作部のほぼ中央下
    面に形成し、前記操作部は、一方側面に前記表示器から
    の光を導光体上面に導く傾斜面を形成する突出部を有す
    ると共に他方側面に併設用嵌合凹部が形成され、前記操
    作部ガイド枠体は、前記操作部の突出部を収納する膨出
    部が一方側面に形成されると共に他方側面に前記併設用
    嵌合凹部に対応して切り欠かれたくぼみ部が形成され、
    第1の操作部ガイド枠体の膨出部を第2の操作部ガイド
    枠体のくぼみ部に嵌合させることにより、前記第1の操
    作部ガイド枠体と前記第2の操作部ガイド枠体とを連接
    し得るようにしたことを特徴とする操作子装置。
  2. 【請求項2】前記操作部が、第1の傾斜面と、該第1の
    傾斜面と対向して同方向に傾斜する第2の傾斜面とを有
    し、この両傾斜面で、前記表示器の光を操作部の底面か
    ら操作面に導くことを特徴とする請求項1に記載の操作
    子装置。
  3. 【請求項3】前記操作部の前記第1の傾斜面と前記第2
    の傾斜面が、同方向でかつ上方に末広がりの非平行に傾
    斜していることを特徴とする請求項2記載の操作子装
    置。
  4. 【請求項4】前記操作部の底面に表示器に対応した凹部
    を形成するとともに、この形成された凹部が、集光体で
    あることを特徴とする請求項1記載の操作子装置。
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