JP3209048U - 両軸受魚釣り用リール - Google Patents

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【課題】レバードラグ機構が設けられた両軸受型の魚釣り用リールにおいて、ドラグレバーのストライク領域での確実な停止作動およびストライク領域からの移動操作を、ドラグレバーをストライク領域で止めるための機械的な係止具のないものでも実施できる両軸受魚釣り用リールを提供する。【解決手段】ドラグレバー7が設けられる右側フレーム13のエッジ部に、魚を針掛かりさせるためのストライク領域を残して面取り13aをし、面取りのない突出部位を、ドラグレバー7の操作をする指が接触することでドラグレバー7がストライク領域に達したことの判断をする感触部13bとして機械的係止具がないものであっても、ドラグレバー7の的確な操作ができるようにする。【選択図】図1

Description

本考案は、レバードラグ機構を備えた両軸受魚釣り用リールの技術分野に属するものである。
一般に、両軸受型の魚釣り用リールには、スプールに巻装される糸(釣り糸、道糸、テグス)の繰り出しを制動するためドラグ機構が設けられるが、このようなドラグ機構としては、ドラグ力の調整をするためスプール軸を軸心としてドラグレバーが揺動操作されるレバードラグ機構と、ハンドル軸を軸心としてスターハンドルが回転操作されるスタードラグ機構とに大別される。
斯かるドラグ機構において、操作性や制動力調整の正確性の観点からレバードラグ機構が採用されることがあるが、レバードラグ機構は、ドラグレバーを最も手前側の位置(竿尻側の位置)に操作した状態では制動力が働かないフリー状態となり、このフリー状態からドラグレバーを手先側(竿先側)に揺動操作していくと、制動力が弱い状態、魚を針掛かりさせるためのストライク状態、掛かった魚とのやり取りをしながらハンドル操作をすることにより釣り糸を巻き取るファイティング状態を経由して最大の制動力状態となるように構成されている。
そしてこのようなレバードラグ機構を備えた魚釣り用リールを用いて魚釣りをするには、ドラグレバーをフリー状態にして釣り糸を繰り出して仕掛けを水中に沈めた後、ドラグレバーをストライク状態にセットして魚が針掛かりするのを待ち、魚が針掛かりしたらドラグレバーをファイティング状態にセットして掛かった魚とのやり取りをしながら釣り糸を巻き取ることになるが、ドラグレバーをフリー状態からストライク状態に素早くセットするため、ドラグレバーの揺動操作経路の途中に、弾機の付勢力を受けて突出する機械的な係止具を設け、該係止具でフリー状態から揺動操作されたドラグレバーを受け止め係止するようにしてドラグレバーをストライク状態にセットするようにしていた(例えば特許文献1、2参照。)。
特公昭49−16319号公報 特開2013−128456号公報
ところが前記従来のものは、ドラグレバーをストライク状態からファイティング状態に移動させるためにはいちいち係止具を押操作して係止具の解除をしなくてはならず、面倒であるだけでなく、特に疑似餌(ルアー、ジグ等)を使用し、竿を盛んにあおる状態で釣るジギング釣り法のように、頻繁に仕掛けの投入−巻上げ操作が繰り返されたり、ドラグレバーを、魚掛かりすることでストライク状態からファイティング状態にセットした後、魚に逃げられたような場合に、ファイティング状態からストライク状態に戻す場合に、いちいち機械的な係止具の解除操作が強いられることになって操作が面倒かつ煩雑になるという問題があり、ここに本考案の解決すべき課題がある。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の考案は、左右のフレームを有したリール本体と、釣り糸が巻装され、左右のフレームに挟まれる状態でリール本体に回転自在に設けられるスプールと、該スプールを回転操作するため左右何れか一方のフレームに設けられるハンドル部と、スプールのスプール軸回りに揺動操作自在になるよう前記一方のフレームに設けられるドラグレバーと、ドラグレバーの揺動操作に連動してスプールの制動力調整をするためのドラグ機構と、を備え、該ドラグ機構を、ドラグレバーを揺動操作することで、制動力が働かないフリー状態から制動力が弱い状態、魚を針掛かりさせるためのストライク状態、掛かった魚とのやり取りをするファイティング状態を経由して最大の制動力状態に至るように構成してなる両軸受釣り用リールにおいて、前記一方のフレーム外周部に、ドラグレバーを操作する指が接触することで、ドラグレバーがストライク位置に達したことを感触する感触部を設けたことを特徴とする両軸受釣り用リールである。
請求項2の考案は、感触部は、フレーム外周のエッジ部に設けられる面取りの有無により構成されていることを特徴とする請求項1記載の両軸受釣り用リールである。
請求項3の考案は、面取りは、ストライク位置を除いて設けられていることを特徴とする請求項2記載の両軸受釣り用リールである。
請求項1の考案とすることにより、ドラグレバーを操作する指の感触変化によってドラグレバーがストライク状態になったことを認識できることになって操作性が向上する。
請求項2の考案とすることにより、感触部を、面取りの有無によって簡単に構成することができる。
請求項3の考案とすることにより、ドラグレバーがストライク状態になったとき、指が面取りのあるところからない部位に当たることになって自然な状態でドラグ操作の停止が促されることになり、操作性が向上する。
両軸受魚釣り用リールの右側面図である。 両軸受魚釣り用リールの一部切欠き左側面図である。 両軸受魚釣り用リールの断面正面図である。 右側フレームの正面図である。 右側フレームの斜視図である。 ドラグレバーをフリー状態側からストライク状態に操作した状態を示す作用説明図である。 ドラグレバーを最大制動力状態側からストライク状態に操作した状態を示す作用説明図である。 第二の実施の形態を示す右側フレームの正面図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はドラグレバー方式の両軸受型の魚釣り用リールであって、該魚釣り用リール1は、リール本体2と、リール本体2に回転自在に支持されたハンドル軸3と、ハンドル軸3を回転操作するハンドル部材4と、釣り糸の巻き取り/繰り出しを行なうスプール5と、ハンドル軸3と平行に配置され、スプール5を回転自在に支持するスプール軸6と、スプール軸6回りに揺動操作自在なドラグレバー7と、ドラグレバー7の揺動操作に応じてスプール軸6を軸方向に移動させるカム機構8と、スプール5の回転を制動する制動部9を有し、該制動部9の制動力をスプール軸6の軸回り方向の移動に応じて変化させるドラグ機構10と、ハンドル軸3の回転をドラグ機構10を介してスプール5に伝達する回転伝達機構11と、を備えて構成されていること等は、何れも従来通りである。
リール本体2には、スプール5を左右から挟むようにして左右のフレーム12、13が設けられるが、本実施の形態のリール本体2は、右側フレーム13に前記ハンドル部材4、ドラグレバー7が設けられた右ハンドル仕様になっているが、本考案は、これとは逆に左ハンドル仕様にしても実施することができる。
前記右側フレーム13は、ギアボックスに兼用され、ドラグレバー7の揺動範囲の外周部が円弧(円盤)状になっているが、ドラグ機構10は、ドラグレバー7をドラグレバーを最も手前側の位置(竿尻側の位置)に操作した状態では制動力が働かないフリー状態(領域)(FREE)となり、このフリー状態からドラグレバー7を手先側(竿先側)に揺動操作していくと、制動力が弱い状態(領域)(MIN)、アタリのあった魚を針掛かりさせるためのストライク状態(領域)(STRIKE)、掛かった魚とのやり取りをしながらハンドル操作をすることにより釣り糸を巻き取るファイティング状態(領域)(FIGHT)を経由して最大の制動力状態(領域)(MAX)となるように構成されている。
前記右側フレーム部13において、ドラグレバー7の揺動範囲の外側エッジ部(コーナー部)は、ストライク領域を除いて面取り13aが施されており、これによってストライク領域は面取り13aが施されてなく突出した状態の感触部13bとなっている。また、同様にして内側エッジ部についてもストライク領域を除いて面取り13cが施され、これによってストライク領域は面取りされることなく突出した感触部13dとなっている。
そして釣り人は、親指をドラグレバー7の手前側面部に当てた状態でフリー領域から制動力が強くなる側に操作した場合に、該親指は面取り13aがなされていない突出した感触部13bに接触したことの感触を受けることでドラグレバー7がストライク領域に達したことを認識することができ、ここでドラグレバー7の移動を停止すれば、ドラグ機構10はストライク領域に位置することになって魚のアタリを待ち、アタリがあったら魚を針掛かりさせる釣り作業状態になる。
そして魚が針掛かりしたら、ドラグレバー7をストライク領域からファイティング領域に揺動操作することになるが、この場合に、ドラグレバー7を操作する親指が感触部13bを超えた感触を受けることで、釣り人はドラグレバー7がファイティング領域に至ったことを認識することができ、魚の引きの強さに応じてドラグレバー7を移動させることで制動力調整をし、ハンドル部材4を回して釣り糸を巻き取って魚を釣り上げるように操作される。
一方、前記ファイティング領域で魚とのやり取りをしているときに魚がバレてしまった(逃げてしまった)ような場合、今度は人差し指でドラグレバー7をファイティング領域からストライク領域に移動させて魚釣りを続行することがあるが、その場合に、人差し指が感触部13bに接触したことの感触を受けることでドラグレバー7がストライク領域に達したことを認識することができるようになっている。
因みに、ドラグレバー7をフリー領域またはファイティング領域からストライク領域に移動操作する場合に、操作する指を面取り13aに摺動させるようにして移動操作しても勿論よく、このようにドラグレバー7を操作する指を面取り13aに摺動させるか否かは、釣り時の状況や釣り人の好み等によるものであって定まっているものではない。
叙述のごとく構成された本考案の実施の形態において、ドラグレバー7が設けられた両軸受型の魚釣り用リール1を用いて魚釣りをする場合に、ドラグレバー7をフリーの状態にして仕掛けを投入し、釣り糸を繰り出すことになるが、該釣り糸が繰り出されて釣りを開始する場合に、釣り人は、親指をドラグレバー7に当てた状態で制動力が強くなる側に操作することになり、該親指が感触部13bに接触したことを感触した場合に、ドラグレバー7がストライク領域に達したことを認識することができ、ここでドラグレバー7の揺動操作を停止して魚の針掛かりを待つことになる。
そして魚が針掛かりしたら、親指でそのままドラグレバー7を制動力が強くなる側に操作をしてファイティング領域に移動させ、釣り糸の巻取りをして魚の取り込みをすることになるが、ドラグレバー7をストライク領域からファイティング領域に移動させる場合に、従来のように機械的な係止具の解除操作が強いられることがなく、迅速なドラグレバー7の揺動操作ができることになって操作性が向上する。
また、ドラグレバー7をファイティング領域からストライク領域に移動させて釣りを再開する場合においても、同様にして機械的係止具の解除操作が強いられることがない。
この結果、ジギング式の釣りをする場合のように、ドラグレバー7を、フリー領域からストライク領域への移動操作、ストライク領域からファイティング領域への移動操作、ファイティング領域からストライク領域への移動操作、ストライク領域からフリー領域への移動操作のような操作が頻繁に要求される場合であっても、迅速に対応できることになる。
しかもこのものでは、ストライク領域に設けられる感触部13bが、他の領域に対して突出したものとなって構成されているため、ドラグレバー7を操作する指が感触部13bを逆に凹溝にした場合に比して感触しやすいものになるという利点がある。
さらに本考案は、感触部13bをフレームのエッジ部に面取りのない構造で構成し、他の部位について面取りをすることで感触部13bを識別できるように構成したが、エッジ部でなく、図8の第二の実施の形態のように、フレーム外周面に突出状の感触部13eを設けたものとすることもできる。
本考案は、レバードラグ機構を搭載した両軸受魚釣り用リールとして利用することができる。
1 魚釣り用リール
2 リール本体
3 ハンドル軸
4 ハンドル部材
5 スプール
6 スプール軸
7 ドラグレバー
10 ドラグ機構
13 右側フレーム
13a 面取り
13b 感触部

Claims (3)

  1. 左右のフレームを有したリール本体と、
    釣り糸が巻装され、左右のフレームに挟まれる状態でリール本体に回転自在に設けられるスプールと、
    該スプールを回転操作するため左右何れか一方のフレームに設けられるハンドル部と、
    スプールのスプール軸回りに揺動操作自在になるよう前記一方のフレームに設けられるドラグレバーと、
    ドラグレバーの揺動操作に連動してスプールの制動力調整をするためのドラグ機構と、を備え、
    該ドラグ機構を、ドラグレバーを揺動操作することで、制動力が働かないフリー状態から制動力が弱い状態、魚を針掛かりさせるためのストライク状態、掛かった魚とのやり取りをするファイティング状態を経由して最大の制動力状態に至るように構成してなる両軸受釣り用リールにおいて、
    前記一方のフレーム外周部に、ドラグレバーを操作する指が接触することで、ドラグレバーがストライク位置に達したことを感触する感触部を設けたことを特徴とする両軸受魚釣り用リール。
  2. 感触部は、フレーム外周のエッジ部に設けられる面取りの有無により構成されていることを特徴とする請求項1記載の両軸受魚釣り用リール。
  3. 面取りは、ストライク位置を除いて設けられていることを特徴とする請求項2記載の両軸受魚釣り用リール。
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