JP3208784B2 - ポリッシュによる平坦化方法 - Google Patents

ポリッシュによる平坦化方法

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JP3208784B2 JP08958391A JP8958391A JP3208784B2 JP 3208784 B2 JP3208784 B2 JP 3208784B2 JP 08958391 A JP08958391 A JP 08958391A JP 8958391 A JP8958391 A JP 8958391A JP 3208784 B2 JP3208784 B2 JP 3208784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリッシュによる平坦
化方法に関する。本発明は、凸部と凹部とを有し、ポリ
ッシュにより凸部を研摩除去して平坦化を行う各種被研
摩材のポリッシュに用いることができ、例えば、電子材
料(半導体装置その他)製造の際に基体全面に被膜を形
成した場合に、これによって生じる凸凹をポリッシュに
より平坦化する際に利用することができる。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来より、ポリッシュに
より凹凸を平坦化する技術が知られている。本明細書
中、ポリッシュとは、平坦化を達成し得る研摩手段全般
を意味するが、ポリッシュは機械的研摩により平坦化を
行うので、対象に特に制限がなく汎用でき、かつ、良好
な平坦化が実現できるので有望である。近年はこれを電
子材料の表面平坦化等、微細な装置の平坦化に用いるこ
とが提案されている(例えば、特開昭60−39835
号参照)。また、例えば、1990年10月2日付日経
産業新聞には、ナイロン製の直径10ミリメートル程度
の球形工具を用いて、磁気ディスク基板上の微小突起を
研摩して高度に平坦化する技術が紹介されている。これ
によると従来の2.5倍程度の平坦化が実現できるとさ
れている。
【0003】しかしポリッシュには、次の問題点があ
る。即ち、図3に示すように、凸部2及び凹部3を有す
る被研摩材1上をポリッシュにより平坦化しようとする
と、凸部2が研摩されて除去されて平坦化が進行する
が、凹部3も研摩されて或る程度は削られて行く。研摩
粒子6により研摩が多少進むからである。もちろん凸部
2におけるポリッシュ速度は、凹部3におけるポリッシ
ュ速度より圧倒的に大きいが、凹部3においても少なく
ともわずかにはポリッシュがなされ、凸部2が所定分だ
け除去されて図3のA面まで削られると、凹部3はそれ
よりやや低い位置のB面まで削られることになる。よっ
て、精度の良い平坦化は困難であった。
【0004】この問題は、図4に示すように、溝4に埋
め込み材料5を埋め込んだ時に、同時に溝4以外の所に
形成された凸部2をポリッシュする場合、大きな問題と
なる。一般にこのような被膜材料は研摩除去され易いの
で、凸部2が丁度被研摩材1の下地まで除去されると、
埋め込み材料5は下地表面よりも削られてしまうことに
なるからである。
【0005】上記問題は、微細化・集積化した電子材料
の平坦化にポリッシュを用いようとする場合の隘路とな
っている。具体的には、例えば、半導体基板上の溝を絶
縁材で埋め込んでトレンチアイソレーション(溝型素子
分離構造)を形成する際の平坦化にポリッシを用いよ
うとするとき、問題になる。即ち、図5に示すように、
シリコン半導体基板等の被研摩材1の溝4を各種堆積手
段により絶縁材であるSiO等の埋め込み材料5で埋
め込むと、溝4以外の部分にもSiO等が堆積して凸
部2となるので、この余分な凸部2を除去しなければな
らない。このアクティブ領域上の余分な凸部2(SiO
)をポリッシュで除去する際、凸部2のポリッシュレ
ートは凹部3のポリッシュレートよりはるかに大きくは
あるものの、図5(b)におけるシリコントレンチ(溝
4)の深さと埋め込み材料5であるSiOの膜厚が同
じであると、ポリッシュ(図5(c))後の出来上がり
のトレンチアイソレーションの埋め込みSiO膜厚が
図5(d)に示すようにシリコントレンチより浅くなっ
てしまい、後工程でゲート酸化膜を形成した場合、耐圧
低下を招く原因となっていた。また、段差を生ずるた
め、工程での平坦化に負担がかかることになる。
【0006】
【発明の目的】本発明は上述した問題点を解決して、凸
部と凹部とを有する被研摩材をポリッシュにより平坦化
する場合に、凸部を所望のポリッシュ除去した際にも、
凹部に不必要なポリッシュがなされることを防止して、
段差のない良好な平坦化を達成できる平坦化方法を提供
せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、溝に埋め込み
材料を埋め込こむことで溝以外の所に凸部が形成されて
なる凸部と凹部とを有する被研摩材をポリッシュし凸部
を研摩除去して平坦化するポリッシュによる平坦化方法
において、前記溝の深さDに対して、Δ=D×b/(a
−b)で示されるΔの分だけ、該溝への前記埋め込み材
料を積み増すことにより前記凸部と前記凹部とに前記埋
め込み材料を予め積み増し、その後ポリッシュする(
だし、a,bは、凸部の面上でのポリッシュのレートと
凹部の面上でのポリッシュのレートの比がa:bであっ
たとしたときの各a,bの値である。)ことを特徴とす
るポリッシュによる平坦化方法であって、この構成によ
り、上記目的を達成するものである。
【0008】本発明は、半導体基板に形成した溝の埋め
込み後の平坦化(トレンチアイソレーション、トレンチ
キャパシタ、トレンチ埋め込みコンタクトプラグなどの
形成の際の平坦化)や、ブランケットタングステン膜の
如く全面へのスパッタや蒸着により形成した被膜の凹凸
を平坦化する場合に好適に用いることができ、その他各
種の被研摩材のポリッシュによる平坦化に利用できる。
【0009】本発明の構成について、後記詳述する本発
明の一実施例を示す図1の例示を用いて説明すると、次
のとおりであ。即ち、図1(b)に示す如き凸部2と凹
部3とを有する被研摩材1(図示例ではシリコン基板)
をポリッシュし凸部2を研摩除去して平坦化する際、凸
部2が研摩除去される間に凹部3が研摩される分(図に
示すΔ)を予め凹部3に積み増しておいて図1(b)の
ようにして、その後ポリッシュする。
【0010】
【作用】本発明によれば、凸部2が研摩除去される間に
凹部3が研摩される分を予め凹部3に積み増しておくの
で、ポリッシにより凸部2の所望の除去が終了する
と、丁度凹部3も凸部2が研摩除去されたのと水平な位
置まで研摩されることになり、よって段差のない精度の
良い平坦化を達成できる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
して説明する。但し当然のことではあるが、本発明は以
下述べる実施例により限定されるものではない。
【0012】実施例−1 この実施例は、半導体装置製造において、基板にトレン
チ(溝)を形成してこれを埋め込んでトレンチアイソレ
ーションを形成するときの平坦化に本発明を適用したも
のである。特にこの実施例は、凸部面と凹部面でのポリ
ッシュの研摩速度(エッチングレート)の比に応じた分
の膜厚を、トレンチ埋め込みの際に、凹部に積み増しす
る構成とした、ポリッシュを用いたトレンチアイソレー
ション形成法に本発明を具体化したものである。
【0013】図1を参照する。本例では、被研摩材1で
あるシリコン基板に溝4(トレンチ)を形成して、図1
(a)の構造にする。溝4の加工形成は、一般的なフォ
トリソグラフィー技術とシリコンエッチング技術を用い
たパターニング手段を用いることができる。
【0014】次に、絶縁材として埋め込み材料5である
SiO2 を溝4に埋め込む。但しこのとき、溝4を丁度
埋め込む通常の埋め込みではなく、凸部2の除去時に凹
部3が研摩される分を凹部3に積み増して、埋め込みを
行う。即ち、溝4の埋め込みとこの積み増しを本例では
連続して行うのであるが、本例では溝4の深さDに対し
て、Δ=D×b/(a−b)で示されるΔの分だけ、積
み増すようにした(図1(b)参照)。ここでa,b
は、凸部2の面上でのポリッシュのエッチレートと凹部
3の面上でのポリッシュのエッチレートの比がa:bで
あったとしたときの各a,bの値である。つまり、溝4
を、D+D×b/(a−b)の膜厚でトレンチ埋め込み
を行う。例えば、溝4のトレンチ深さD=0.5μm、
凸部2と凹部3のエッチレートの比がa:b=10:1
ならば、積み増し量は、0.5×1/(10−1)=
0.056μmとなり、トレンチ埋め込みは、0.5+
0.056=0.556μmの膜厚となるように行えば
よい。埋め込み材料5の形成は、本例ではCVD等の一
般的なSiO2 堆積手段を用いて行った。
【0015】上記のような埋め込みを行って、図1
(b)の構造を得た後、図1(c)に示す如くポリッシ
ュを行うと、アクティブ領域上の埋め込み材料(SiO
2 )が形成する凸部2が研摩除去されて丁度なくなった
ときに、トレンチ埋め込み部分(埋め込み材料部分5)
のSiO2 膜厚が溝4のトレンチ深さと同じになり、平
坦なトレンチアイソレーションが形成され、図1(d)
の構造が得られる。なお図1(c)中、6は研摩粒子を
示し、Pは研摩プレート(ポリッシュヘッド)を示す。
【0016】ポリッシュを行うときの装置システムは、
例えば図2に示すものを用いることができる。図2中、
1は被研摩材であるシリコン基板(ウェハー)であり、
Pは研摩プレート(ポリッシュヘッド)である。71は
スラリー導入管、72は研摩粒子を含むスラリー、73
は研摩プレートPの回転軸、74は被研摩材1を支持す
るウェハー保持試料台、75はウェハー保持試料台の回
転軸である。76は研摩圧力を示し、これは適宜調整す
べきものである。
【0017】上述のように本実施例では、凸部面と凹部
面でのポリッシュのエッチレートの比に応じた分の膜厚
を、トレンチ埋め込みの際に積み増しして、その上でポ
リッシュを用いて平坦化を行ってトレンチアイソレーシ
ョンを形成するようにした結果、負担のない平坦化によ
り、段差のない精度良好な平坦化が実現でき、耐圧低下
等の問題をも生じることなくトレンチアイソレーション
を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、凸部
と凹部とを有する被研摩材をポリッシュにより平坦化す
る場合に、凸部を所定程度ポリッシュ除去した際にも、
凹部に不必要なポリッシュがなされることを防止した、
段差のない良好な平坦化を達成できる平坦化方法を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の工程図である。
【図2】実施例−1で用いることができるポリッシュ装
置システムの一例を示す構成図である。
【図3】問題点を示す図である。
【図4】問題点を示す図である。
【図5】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 被研摩材(半導体基板) 2 凸部 3 凹部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−177435(JP,A) 特開 昭50−96188(JP,A) 特開 昭58−93251(JP,A) 特開 昭62−114242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 622

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝に埋め込み材料を埋め込こむことで溝以
    外の所に凸部が形成されてなる凸部と凹部とを有する被
    研摩材をポリッシュし凸部を研摩除去して平坦化するポ
    リッシュによる平坦化方法において、前記溝の深さDに対して、Δ=D×b/(a−b)で示
    されるΔの分だけ、該溝への前記埋め込み材料を積み増
    すことにより前記凸部と前記凹部とに前記埋め込み材料
    を予め積み増し、 その後ポリッシュすることを特徴とす
    るポリッシュによる平坦化方法。ただし、a,bは、凸
    部の面上でのポリッシュのレートと凹部の面上でのポリ
    ッシュのレートの比がa:bであったとしたときの各
    a,bの値である。
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