JP3208375U - 商品包装用台紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】預金通帳や磁気カードを自己の業務において取り扱う企業が配布元として配布される商品を包装する商品包装用台紙において、来店客や来店客以外の消費者により強い印象を与えることができる商品包装用台紙を提供する。【解決手段】商品包装用台紙1は一方の辺に沿った折り目を基準に重ね合わせ自在な第1の台紙片2及び第2の台紙片3と、第1の台紙片2の他方の辺に沿った折り目を基準に第1の台紙片2と重ね合わせ自在な第3の台紙片4とを備える。第1の台紙片2と第2の台紙片3のうち何れかの表面(2a,3a)には、預金通帳或いは磁気カードを自己の業務において取り扱う所定の企業と関連付けられた図柄が全面に施されており、所定の企業と関連付けられた図柄は、所定の企業が取り扱う預金通帳の表紙を模した図柄、所定の企業が発行する磁気カードの表面を模した図柄のうちの何れかである。【選択図】図1
Description
本考案は、商品を包装する商品包装用台紙に関するものである。
消費者が商品を購入し、或いは役務の提供を受けた際に配布される物として、配布元の宣伝広告を目的とした配布物、いわゆるノベルティ商品が知られている。ノベルティ商品に用いられる商品包装用台紙としては、例えばブックマッチと呼ばれるマッチを収納したマッチケースがある(例えば特許文献1を参照)。
ところで、ノベルティ商品は銀行、証券会社、保険会社など、預金通帳やクレジットカード及びキャッシュカードをはじめとする磁気カードを自己の業務において取り扱う企業においても宣伝広告を目的として活用されており、来店した客に配布され、或いは街頭で消費者に配布されている。しかしながら、例えば上記従来のマッチケースをはじめとする商品包装用台紙の表紙に企業名を印字しただけでは、その他の業種との間で宣伝広告の手法に大きな差異がなく平凡であり、来店客や街頭の消費者(以下「来店客等」と称する。)に対して強い印象を与えることはできなかった。このように、預金通帳や磁気カードを自己の業務において取り扱う企業が配布元として配布される商品(ノベルティ商品を含む商品全般)においては、その商品を包装する商品包装用台紙において更なる改善の余地があった。
そこで本考案は、預金通帳或いは磁気カードを自己の業務において取り扱う企業が配布元として配布される商品を包装する商品包装用台紙において、来店客等により強い印象を与えることができる商品包装用台紙を提供することを目的とする。
本考案の商品包装用台紙は、一方の辺に沿った折り目を基準に重ね合わせ自在な第1の台紙片及び第2の台紙片と、前記第1の台紙片の他方の辺に沿った折り目を基準に前記第1の台紙片と重ね合わせ自在な第3の台紙片とを備え、前記第1の台紙片と前記第3の台紙片を重ね合わせることで商品を挟持し、さらに前記第3の台紙片を介在させて前記第1の台紙片の裏面と前記第2の台紙片の裏面を重ね合わせることで前記商品を包装し、前記第1の台紙片と前記第2の台紙片のうち何れかの表面には、預金通帳或いは磁気カードを自己の業務において取り扱う所定の企業と関連付けられた図柄が全面に施されており、前記所定の企業と関連付けられた図柄は、前記所定の企業が取り扱う預金通帳の表紙を模した図柄、前記所定の企業が発行する磁気カードの表面を模した図柄のうちの何れかである。
本考案によれば、預金通帳或いは磁気カードを自己の業務において取り扱う企業が配布元として配布される商品を包装する商品包装用台紙において、来店客等により強い印象を与えることができる。
まず図1(a),(b)を参照して、本考案の一実施の形態における包装用台紙の構成について説明する。商品包装用台紙1は商品を包装するためのものであり、第1の台紙片2、第2の台紙片3、第3の台紙片4を含む複数の台紙片によって構成される。第1の台紙片2は第2の台紙片3、第3の台紙片4と連結されている。商品としては、例えば包装された絆創膏、綿棒のような小物が挙げられ、有償無償を問わない。本実施の形態では、商品として、包装紙と当該包装紙に包装された絆創膏とで構成される衛生材料5(図2)を例示する。
第1の台紙片2と第2の台紙片3は矩形であり、直交する各辺の長さ寸法が異なるように成形されている。第1の台紙片2と第2の台紙片3のサイズは略同一であり、一方の辺である長辺側が互いに連結されている。第1の台紙片2と第2の台紙片3は、その境界である折り目Aに沿って重ね合わせることができる。すなわち、第1の台紙片2及び第2の台紙片3は、一方の辺に沿った折り目Aを基準に重ね合わせ自在となっている。
第3の台紙片4は略台形であり、長辺側が第1の台紙片2の他方の辺である短辺側と連結されている。第3の台紙片4の短辺は、第1の台紙片2の長辺よりも長さ寸法が小さく設定されている。第1の台紙片2と第3の台紙片4は、その境界である折り目Bに沿って重ね合わせることができる。すなわち、第3の台紙片4は、第1の台紙片2の他方の辺(ここでは第2の台紙片3と連結していない短辺)に沿った折り目Bを基準に第1の台紙片2と重ね合わせ自在となっている。
第1の台紙片2における対角線上の各コーナ部には、長辺及び短辺に対して斜め方向に伸びたスリット6が形成されている。スリット6に衛生材料5の一部を挿入させることで、衛生材料5が第1の台紙片2に保持される(図2)。なお、スリット6は任意であり、包装される商品によっては形成しなくてもよい。
第1の台紙片2の表面2a及び第2の台紙片3の表面3aは、広告主である配布元の広告(宣伝)情報を表示するための広告情報表示部となっている。本実施の形態における配布元は、顧客の預金通帳、或いはクレジットカード、キャッシュカードをはじめとする磁気カードを自己の業務において取り扱う企業(銀行、証券会社、保険会社等)である。例えば、第2の台紙片3の表面3aには、広告宣伝情報として上述した所定の企業が取り扱う預金通帳の表紙を模した図柄が全面に施される。また、第1の台紙片2の表面2aには同じく広告宣伝情報として当該企業が取り扱う預金通帳の裏紙(実際の預金通帳の表紙と反対側にある紙(裏紙))を模した図柄が全面に施される。
なお、第1の台紙片2の表面2aに預金通帳の表紙を模した図柄を施し、第2の台紙片3の表面3aに預金通帳の裏紙を模した図柄を施してもよい。しかしながら、預金通帳の表紙を模した図柄は、スリット6が形成されていない台紙片に施した方が審美性の観点から望ましい。また、預金通帳の表紙及び裏紙を模した図柄が施されたシール部材を個別に用意し、当該シール部材を第1の台紙片2及び第2の台紙片3にそれぞれ貼り付けてもよい。さらに、預金通帳の表紙に替えて、磁気カードの表面を模した図柄を第1の台紙片2の表面2a又は第2の台紙片3の表面3aの全面に施してもよい。
本実施の形態における商品包装用台紙1は以上のように構成される。次に図2及び図3を参照して、商品包装用台紙1の使用例を説明する。まず図2(a)に示すように、図示しない作業者は複数の衛生材料5が連結された商品群を第1の台紙片2に保持させる。より具体的には、作業者は両側に位置する衛生材料5の一のコーナ部近傍をスリット6に挿入する。
次いで図2(b)に示すように、作業者は折り目Bに沿って商品包装用台紙1を折り曲げ(矢印a)、第1の台紙片2と第3の台紙片4を重ね合わせる。これにより、商品群の一端側(紙面右側)が第1の台紙片2と第3の台紙片4によって挟持される。この後さらに、第1の台紙片2、衛生材料5、第3の台紙片4をホチキス針(ステープラ用つづり針)によって留めてもよい。
次いで図2(b)及び図3に示すように、作業者は折り目Aに沿って商品包装用台紙1を折り曲げ(矢印b)、第3の台紙片4を介在させながら第1の台紙片2の裏面2bと第2の台紙片3の裏面3bを重ね合わせる。すなわち、第1の台紙片2と第3の台紙片4を重ね合わせることで商品を挟持し、さらに第3の台紙片4を介在させて第1の台紙片2の裏面2bと第2の台紙片3の裏面3bを重ね合わせることで商品を包装する。これにより、来店客等に配布する配布物が完成する。
なお、第3の台紙片4の短辺は、第1の台紙片2の長辺よりも長さ寸法が小さいため、第1の台紙片2と第2の台紙片3を重ね合わせたとき、これらの台紙片によって第3の台紙片4が視認されない(図3)。
以上説明したように、本実施の形態における商品包装用台紙1は、一方の辺に沿った折り目Aを基準に重ね合わせ自在な第1の台紙片2及び第2の台紙片3と、第1の台紙片2の他方の辺に沿った折り目Bを基準に第1の台紙片2と重ね合わせ自在な第3の台紙片4とを備え、第1の台紙片2と第3の台紙片4を重ね合わせることで商品を挟持し、さらに第3の台紙片4を介在させて第1の台紙片2の裏面2bと第2の台紙片3の裏面3bを重ね合わせることで商品を包装し、第1の台紙片2と第2の台紙片3のうち何れかの表面(2a,3a)には、預金通帳或いは磁気カードを自己の業務において取り扱う所定の企業と関連付けられた図柄が全面に施されており、所定の企業と関連付けられた図柄は、所定の企業が取り扱う預金通帳の表紙を模した図柄、所定の企業が発行する磁気カードの表面を模した図柄のうちの何れかである。このような構成を有する商品包装用台紙1によれば、次のような効果を得ることができる。
すなわち、預金通帳や磁気カードは一般的に縦横の長さ寸法が異なる矩形となっている。そのため、第3の台紙片4を介在させて第1の台紙片2の裏面2bと第2の台紙片3の裏面3bを重ね合わせた形態の商品包装用台紙1から成る配布物は、サイズを除き外観が預金通帳や磁気カードと殆ど同じになる。したがって、来店客等は一見して配布物を預金通帳や磁気カードと錯誤することで強い印象を受け、さらには興趣を覚え、結果として高い宣伝効果が期待できる。また、配布物に優れた審美性を与えることで物的価値を高め、来店客等に更なる注意喚起を促すことができる。
本実施の形態における商品包装用台紙1はこれまで説明した実施の形態に限定されず、考案の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができる。例えば、預金通帳の表面及び裏面を模した図柄を施す態様は任意であり、第1の台紙片2の表面2aと第2の台紙片3の表面3aの何れにも預金通帳の表面を模した図柄を施してもよい(磁気カードも同様である)。また、第1の台紙片2の表面2aと第2の台紙片3の表面3aの何れかは図柄を施さないようにしてもよい。また、第3の台紙片4は第1の台紙片2の長辺側(但し第2の台紙片3と接続されていない側の長辺)と連結させてもよい。さらに、第1の台紙片2と第2の台紙片3のうち何れかの表面(2a,3a)の全面に施す図柄として、所定の企業が自己の業務において取り扱うキャラクターを模した図柄を施してもよい。
本考案によれば、来店客等により強い印象を与えることができ、広告業界や印刷業界において有用である。
1 商品包装用台紙
2 第1の台紙片
2a 表面
2b 裏面
3 第2の台紙片
3a 表面
3b 裏面
5 衛生材料(商品)
4 第3の台紙片
A,B 折り目
2 第1の台紙片
2a 表面
2b 裏面
3 第2の台紙片
3a 表面
3b 裏面
5 衛生材料(商品)
4 第3の台紙片
A,B 折り目
Claims (1)
- 一方の辺に沿った折り目を基準に重ね合わせ自在な第1の台紙片及び第2の台紙片と、
前記第1の台紙片の他方の辺に沿った折り目を基準に前記第1の台紙片と重ね合わせ自在な第3の台紙片とを備え、
前記第1の台紙片と前記第3の台紙片を重ね合わせることで商品を挟持し、さらに前記第3の台紙片を介在させて前記第1の台紙片の裏面と前記第2の台紙片の裏面を重ね合わせることで前記商品を包装し、
前記第1の台紙片と前記第2の台紙片のうち何れかの表面には、預金通帳或いは磁気カードを自己の業務において取り扱う所定の企業と関連付けられた図柄が全面に施されており、
前記所定の企業と関連付けられた図柄は、前記所定の企業が取り扱う預金通帳の表紙を模した図柄、前記所定の企業が発行する磁気カードの表面を模した図柄のうちの何れかであることを特徴とする商品包装用台紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005195U JP3208375U (ja) | 2016-10-27 | 2016-10-27 | 商品包装用台紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005195U JP3208375U (ja) | 2016-10-27 | 2016-10-27 | 商品包装用台紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3208375U true JP3208375U (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57709185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016005195U Active JP3208375U (ja) | 2016-10-27 | 2016-10-27 | 商品包装用台紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208375U (ja) |
-
2016
- 2016-10-27 JP JP2016005195U patent/JP3208375U/ja active Active
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