JP3208217U - 薬管理箱 - Google Patents

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伸治 能野
伸治 能野
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社会福祉法人心促協会
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Abstract

【課題】コンパクトに収納でき、服用すべき薬の管理がし易い薬管理箱を提供する。【解決手段】薬管理箱は、内フラップ124a、124b及び該箱体12の内側に差し込まれる差込部126が設けられた蓋122を有する箱体12と、箱体12の内部に収容される収納部30a、30bと、を備え、収納部30aが、上方が開口した箱部302aと、箱部302aの内部に設けられ、それぞれ一回に服用される薬が収納される複数の区画306aを形成する仕切り部304aと、を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、コンパクトに収納でき、服用すべき薬の管理がし易い薬管理箱に関する。
特許文献1には、病院、介護施設、在宅における患者の服薬および投薬ミスの発生の可能性を低下させ、かつ患者の服薬コンプライアンスを向上させるのに好適な薬剤等の収納容器が記載されている。この薬剤等の収納容器は、定期的に服用する薬剤等を収納する空間を内部に有し、上面に31日分の日付の1つが表示された計31日分の日付表示小箱と、日付表示小箱と同じ寸法形状を有する4個の補完小箱と、日付表示小箱および補完小箱を暦に従った配置で収納する外枠を有し、外枠に暦の1週間に従った日付表示小箱に対応する位置が分かるように曜日が表示された大箱とを備えた構成となっている。
特許文献2には、従来の欠点を改善して使い勝手の良い飲み忘れ防止具が記載されている。飲み忘れ防止具は、略直方体形状に形成されると共に内部を複数の仕切り壁によって区画して複数の個室が形成され、かつ、各個室に独立して開閉自在な蓋体を有し、個室の各々に1回服用分の薬剤を分配して収納可能とした透明な収納容器を備え、7つの曜日を配設した曜日表示部を有する支持盤に、7つの収納容器を着脱自在として並設し、各曜日の時間帯毎に薬剤の服用を確認するように構成している。
実用新案登録第3122591号公報 特開2013−220240号公報
本考案は、コンパクトに収納でき、服用すべき薬の管理がし易い薬管理箱を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る薬管理箱は、内フラップ及び該箱体の内側に差し込まれる差込部が設けられた蓋を有する箱体と、
前記箱体の内部に収容される収納部と、を備え、
前記収納部が、上方が開口した箱部と、
前記箱部の内部に設けられ、それぞれ一回に服用される薬が収納される複数の区画を形成する仕切り部と、を有する。
本考案に係る薬管理箱において、
前記蓋の外面の前記差込部の側に、前記複数の区画の位置に対応して前記薬の服用時間帯が表示されており、
前記蓋の基部と前記差込部との間に、該蓋を折り曲げるための折り目が設けられていることが好ましい。
本考案によれば、コンパクトに収納でき、服用すべき薬の管理がし易い薬管理箱を提供できる。
(A)、(B)は、ぞれぞれ、本考案の一実施の形態に係る薬管理箱の蓋を閉じた状態及び開いた状態を示す外観図である。 同薬管理箱の分解図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
本考案の一実施の形態に係る薬管理箱10は、例えば2週間分の薬が収納され、患者が一回に服用すべき薬を管理できる。薬管理箱10は、紙製である。
薬管理箱10は、図1(A)、(B)、及び図2に示すように、箱体12並びにそれぞれ箱体12に収容される第1の収納部30a及び第2の収納部30bを備えている。
箱体12は、その外形状が直方体状であり、上部に差し込み式の蓋122及び左右一対の内フラップ124a、124bを有している。
蓋122には、図1(A)に示すように、箱体12の内側に差し込まれる差込部126が設けられている。蓋122の基部と差込部126との間(蓋122の中央部)には、左右に延びる折り目Fが設けられ、蓋122は、この折り目Fにて折り曲げられる。
蓋122の外面の差込部126の側には、左から薬の服用時間帯を示す「朝」、「昼」、「夕」、及び「眠前」の文字が表記されている。なお、「眠前」の文字は、就寝前の時間帯を表している。
各内フラップ124a、124bは、閉じた蓋122の下側に位置している。図2に示すように、内フラップ124aは途中で折り曲げられ、その先端は下方を向いている。内フラップ124bも途中で折り曲げられ、その先端は下方を向いている。一方の内フラップ124aの上側の面には、手前側(前面側)から蓋122の基部に向かって、曜日を示す「月」、「火」、「水」、「木」、「金」、「土」、及び「日」の文字が表記されている。
第1の収納部30aは、箱部302a及び仕切り部304aを有している。
箱部302aは、その外形状が直方体状であり、上方が開口した箱である。
仕切り部304aは、箱部302aの内部に設けられている。
第1の収納部30aには、箱部302a及び仕切り部304aによって、複数の区画306aが形成されている。詳細には、前後方向に7区画、左右方向に4区画であり、合計28区画が形成されている。
従って、第1の収納部30aの各区画306aに、予め一回に服用される薬を収納しておくことによって、1週間分の薬を管理できる。
第2の収納部30bは、第1の収納部30aの下側に重ねて配置される。
箱部302bは、その外形状が直方体状であり、上方が開口した箱である。
仕切り部304bは、箱部302bの内部に設けられている。
第2の収納部30bには、箱部302b及び仕切り部304bによって、複数の区画306bが形成されている。詳細には、前後方向に7区画、左右方向に4区画であり、合計28区画が形成されている。
従って、第2の収納部30bの各区画306bに、予め一回に服用される薬を収納しておくことによって、1週間分の薬を管理できる。
このように、薬管理箱10は、第1の収納部30a及び第2の収納部30bを備えているので、合計2週間分の薬を管理できる。
次に、薬管理箱10の使用方法について説明する。
まず、事前に一回に服用すべき薬を薬管理箱10の各区画306a、306bに収めておく。
服薬する際には、蓋122を開け、蓋122を折り目F(図1(A)参照)に沿って折り曲げ、蓋122の差込部126を各内フラップ124a、124bと蓋122の基部との間に差し込む。そうすると、図1(B)に示すように、蓋122の外面に表示された服用時間帯を示す「朝」、「昼」、「夕」、及び「眠前」の文字が、各区画306aの位置に対応して手前側に表れることになり、第1の収納部30aの各区画306aに収められた薬の服用時間帯が明確となる。
薬管理箱10を棚等に収納する場合には、蓋122を閉じてコンパクトに収納することができる。
最初の服薬から1週間経過し、第1の収納部30aに収められた全ての薬がなくなった場合には、第1の収納部30aと第2の収納部30bとを入れ替え、残りの1週間分の薬を管理することができる。
このように、薬管理箱10は、使用しない状態においては蓋122を閉じてコンパクトに収納できる。また、薬管理箱10は、蓋122を開くと薬を服用する時間帯が各区画306a、306bの位置に対応して手前側に表示されるので、一回に服用すべき薬を見やすく簡単に管理できる。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本考案の適用範囲である。
前述の実施の形態に係る薬管理箱10は、内部の上下に収納部を2つ備えていたが、収納部を1つだけ備えていても良い。なお、薬管理箱が収納部を1つだけ備えている場合には、収納部を2つ備えている場合と比較して、高さ寸法は小さく抑えられる。
また、薬を収める区画の数は、服用時間帯及び服用する日に応じて設定される。従って、蓋の外面に表示された服用時間帯を示す「朝」、「昼」、「夕」、及び「眠前」の文字は、例えば、患者の投薬状況に応じて「朝」、「昼」、及び「夕」であってもよい。
10 薬管理箱
12 箱体
30a 第1の収納部
30b 第2の収納部
122 蓋
124a、124b 内フラップ
126 差込部
302a、302b 箱部
304a、304b 仕切り部
306a、306b 区画
F 折り目

Claims (2)

  1. 内フラップ及び該箱体の内側に差し込まれる差込部が設けられた蓋を有する箱体と、
    前記箱体の内部に収容される収納部と、を備え、
    前記収納部が、上方が開口した箱部と、
    前記箱部の内部に設けられ、それぞれ一回に服用される薬が収納される複数の区画を形成する仕切り部と、を有する薬管理箱。
  2. 請求項1記載の薬管理箱であって、
    前記蓋の外面の前記差込部の側に、前記複数の区画の位置に対応して前記薬の服用時間帯が表示されており、
    前記蓋の基部と前記差込部との間に、該蓋を折り曲げるための折り目が設けられている薬管理箱。

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