JP3208153B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3208153B2
JP3208153B2 JP16316691A JP16316691A JP3208153B2 JP 3208153 B2 JP3208153 B2 JP 3208153B2 JP 16316691 A JP16316691 A JP 16316691A JP 16316691 A JP16316691 A JP 16316691A JP 3208153 B2 JP3208153 B2 JP 3208153B2
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に係り、特にトレンチ型キャパシタ構造を有す
るダイナミック型RAM(DRAM)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体記憶装置は高集積化、大容
量化の一途を辿っており、特に1個のMOSFETと1
個のMOSキャパシタから構成されるMOSダイナミッ
クRAM(DRAM)においては、そのメモリセルの微
細化への研究が進んでいる。
【0003】このようなメモリセルの微細化に伴い、情
報(電荷)を蓄積するキャパシタの面積は減少し、この
結果メモリ内容が誤って読み出されたり、あるいはα線
等によりメモリ内容が破壊されるソフトエラ−などが問
題になっている。
【0004】このような問題を解決し、高集積化、大容
量化をはかるための方法として、占有面積を増大するこ
となく、実質的にキャパシタの占有面積を拡大し、キャ
パシタ容量を増やし、蓄積電荷量を増大させるためにい
ろいろな方法が提案されている。
【0005】その1つに、次のようなトレンチ型キャパ
シタ構造を有するDRAMがある。このDRAMは図9
6(a) および(b) にそれぞれ平面図および断面図を示す
ように、シリコン基板1の表面に溝(トレンチ)5(5
1 ,52 ……)を形成し、このトレンチ5の内壁にn-
型層6(61 ,62 ……)を形成し、この表面にキャパ
シタ絶縁膜7,プレート電極8を順次埋め込みキャパシ
タを形成し素子寸法を増大させることなく、キャパシタ
面積を増大するようにしたものである。
【0006】すなわち、この構造では、p型シリコン基
板表面に形成された素子分離用のフィ−ルド酸化膜3よ
って分離された素子領域内に、n型層からなるソ―スま
たはドレイン領域11(111 ,112 ……),12
(121 ,122 ……)と、これらの間にゲ−ト絶縁膜
9を介して形成されたゲ−ト電極10(101 ,102
……)とからなるMOSFETを形成すると共に、隣接
するトレンチ5の内壁に配設され、このn型層からなる
ソ―スまたはドレイン領域12(121 ,122 ……)
に接続されるn- 型層6と、このn- 型層6の表面に形
成されたキャパシタ絶縁膜7と、このトレンチ内に埋め
込まれたプレ−ト電極8とからなるMOSキャパシタを
形成するものである。
【0007】このような構造では、溝の内壁をMOSキ
ャパシタとして利用するため、キャパシタ容量をプレ−
ナ構造の数倍に高めることができる。従って、かかる構
成により、メモリセルの占有面積を縮小しても蓄積電荷
量の減少を防止することが可能となり、小型でかつ蓄積
容量の大きいDRAMを得ることができる。
【0008】しかしながら、この構造では、隣接するメ
モリセルのトレンチ51 ,52 間の距離が短くなると、
蓄えられた情報電荷がパンチスルーにより失われ易くな
り、データに誤りが生じることがある。
【0009】これは、例えば、一方のトレンチ51 側の
n- 型層61 に情報電荷が蓄えられ、他方のトレンチ5
2 のn- 型層62 に蓄えられる情報電荷が0の場合に、
n-型層61 の情報電荷が他方のn- 型層62 に移動す
るという現象として現れる。そして、トレンチの深さが
深いほど、n- 型層6の水平方向の拡散長も大きくなる
ため、実質的に隣接するn- 型層間の距離は近くなり、
この現象は生じ易くなる。 このため、例えば深さ5μ
m のトレンチを形成した場合、トレンチ間隔を実質的に
1.5μm 以下にすることは極めて困難であった。
【0010】これは、DRAMのさらなる高集積化を阻
む大きな問題となっている。
【0011】そこで、この問題を解決するための方法の
1つとして、図97、図98(a) および(b) に示すよう
に(図98(a) は図97のAA断面図、図98(b) は図
97のBB断面図)、トレンチ5の内壁に絶縁膜20を
介して、ストレージノード電極6S、キャパシタ絶縁膜
7、プレート電極8が順次形成されてキャパシタを形成
する構造が提案されている(特開昭61−67954号
公報)。ここで、21はストレージノード電極6Sとソ
−ス・ドレイン領域を構成するn型層11とを接続する
ためのn型層であり、31はビット線である。
【0012】そして、トレンチと、このn型層21とス
トレージノード電極6Sとを接続するためにトレンチ内
壁の絶縁膜20の一部に形成されるストレージノードコ
ンタクト42とは、従来フィールド酸化膜に囲まれた素
子領域に対して対称となるように配置されている。これ
ら素子領域のマスクパターンの開口部741に対する、
トレンチのマスクパターンの開口部743およびストレ
ージノードコンタクトの開口部742の位置関係を図9
9に示す。
【0013】この構造では、トレンチ内壁は絶縁膜20
で覆われているため、トレンチ間隔を小さくしても、図
96に示した構造のようにn- 型層61 ,62 間のパン
チスルーによるリークのおそれはない。
【0014】しかしながら、溝の内壁の一部に形成さ
れ、ストレージノード電極6Sとソ−ス・ドレイン領域
を構成するn型層11とを接続するためのn型層21
と、隣接セルの素子領域(ソ−ス・ドレイン領域12)
との間に、リークが生じてしまうおそれがある。
【0015】また、このn型層21とストレージノード
電極6Sとを接続するためにトレンチ内壁の絶縁膜20
の一部に形成されるストレージノードコンタクト42の
パターニングに際しても、非常に小さな穴状に行う必要
があり、合わせずれによるリークの問題も大きい。
【0016】さらにまた、このようなセル構造ではプレ
ート電極の段差がプレート電極形成後のワード線、ビッ
ト線等の段切れを引き起こす原因となり得る。またこの
プレート電極の段差を小さくするためにプレート電極の
膜厚を小さくしようとすると、抵抗が高くなるという問
題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のトレ
ンチ型キャパシタ構造においては、ストレージノード電
極6Sとソ−ス・ドレイン領域を構成するn型層11と
を接続するためのn型層21と、隣接セルの素子領域
(ソ−ス・ドレイン領域12)との間に、リークが生じ
てしまうおそれがあるため、ストレージノードコンタク
トと隣接する素子領域との距離tを十分に小さくするこ
とができないという問題があった。
【0018】また、このことから、ストレージノードコ
ンタクトのパターニングには、非常に厳しい解像力と位
置合わせが必要とされていた。
【0019】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、さらなる素子面積の微細化に際して、ストレージノ
ードコンタクトのためのn型層と、隣接セルの素子領域
(ソ−ス・ドレイン領域)との間の、リークを防止し、
信頼性の高いトレンチ型キャパシタ構造を提供すること
を目的とする。
【0020】また、さらなる微細化が進むにつれ、メモ
リセル占有面積が縮小化され、LOCOS法による素子
分離では素子分離に要する面積の縮小に限界があるた
め、分離が困難となっている。しかしながら、トレンチ
を用いた分離方法では、多結晶シリコンで形成されるス
トレージノード電極をセルごとに分離するのは困難であ
るという問題があった。また、このような微細化に際し
ての素子分離面積の低減への要請はセル領域のみなら
ず、周辺回路においても同様であった。さらにまた、プ
レート電極が基板表面に至るように形成されるため、こ
の段差がプレート電極形成後のワード線、ビット線等の
段切れを引き起こす原因となっている。
【0021】本発明の第2は、これらの点に鑑み、トレ
ンチ分離を用いて各セルごとにストレージノード電極を
分離することのできるDRAMを提供することを目的と
する。 また、周辺回路の素子分離領域の微細化をはか
るとともに、表面の平坦なセル構造を提供することを目
的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1で
は、メモリセル領域内に形成されたトレンチ内に絶縁膜
を介してストレージノード電極を形成しキャパシタを形
成し、この絶縁膜の一部に形成されたコンタクトを介し
てMOSFETのソ−ス・ドレイン領域にストレージノ
ード電極を接続した構造のDRAMにおいて、トレンチ
が、MOSFETのチャネル幅方向にずらされ、かつゲ
ート方向に突出するような形をとるようにしたことを特
徴する。
【0023】望ましくは、ストレージノードコンタクト
はトレンチとは逆方向にずらすように配列する。
【0024】本発明の第2では、素子領域となる島領域
をエッジ部で近接して市松模様を描くように残してトレ
ンチを形成し、このトレンチのうち、素子分離に用いる
ものには絶縁膜あるいは多結晶シリコンを完全に埋め込
むようにする1方、キャパシタに用いるものには完全に
埋まらないようにし、この凹部にキャパシタを形成する
ようにしている。
【0025】望ましくは、トレンチに、絶縁膜または多
結晶シリコン膜を埋め込んだのち、さらに広いトレンチ
に自己整合的に深いトレンチを形成し、このトレンチ内
部にキャパシタを形成するようにしている。
【0026】
【作用】上記構造によれば、トレンチがゲート方向に突
出するように形成されているため、ストレージノードコ
ンタクトと隣接セルの素子領域との間に生じるリークを
抑制することができ、ストレージノードコンタクトの形
成に際して合わせずれを考慮することなく隣接素子領域
間の距離を小さくすることができる。また、トレンチ周
囲の面積を突出分だけ大きくとることができ、キャパシ
タ容量の増大をはかることができる。また、ストレージ
ノードコンタクトも大きくとることができる。
【0027】さらにトレンチが、MOSFETのチャネ
ル幅方向にずらして配設されているため、隣接セルの素
子領域(ソ−ス・ドレイン領域)との間の距離をより大
きくとることができ、ストレージノードコンタクトの形
成に際して合わせずれを気にすることなく、隣接する素
子領域の距離を小さくすることができる。
【0028】さらに、ストレ−ジノ−ドコンタクトとト
レンチのパタ−ニングを大きなサイズで行うことができ
る。
【0029】また、ストレージノードコンタクトはトレ
ンチと逆方向にずれるように形成すればなお完全であ
る。
【0030】本発明の第2では、キャパシタに用いるト
レンチは完全に埋まらないようにし、トレンチ内部でキ
ャパシタを形成するようにしているため、個々のキャパ
シタ同時に自動的に分離される。
【0031】すなわち、島状の素子領域を残して異なる
幅の領域をもつトレンチを形成し、このトレンチ内部
に、幅の狭い領域を完全に塞ぐと共に幅の広い領域を残
して絶縁膜を充填して素子分離領域を形成し、この素子
分離領域で囲まれた島状の素子領域内にMOSFETを
形成するとともに、トレンチの内、幅の広い領域に残る
凹部にキャパシタを形成してメモリセルを構成してい
る。そしてトレンチの側壁または上方でキャパシタのス
トレージノード電極とMOSFETのソ−スまたはドレ
イン領域の一方とを接続しているため、素子間の埋め込
み分離と同時に各セルのキャパシタ部が分割される。し
たがって、製造が容易である上、合わせずれを見込む必
要がなくなるため、微細化が可能となる。
【0032】望ましくは、キャパシタ形成のためのトレ
ンチの形成と同時に周辺回路の素子分離領域にもトレン
チを形成し、このプレート電極の形成と同時にこの素子
分離領域のトレンチにプレート材料を埋め込むようにす
ることにより、容易に微細化をはかることが可能とな
る。
【0033】さらにはかかる構造において、プレート電
極をトレンチ内に埋め込むようにすれば、基板表面に突
出することなく平坦なセル平面を得ることができる。ま
た、プレート電極は基板と接触していないため、キャパ
シタ絶縁膜の形成に高温工程を必要とする場合にもオー
トドーピングを生じたりすることもない。
【0034】また基板に形成されるトレンチに自己整合
的にキャパシタを形成することができるため、素子領域
とプレートとの合わせずれを生じることもなく、微細で
かつ信頼性の高いDRAMを得ることが可能となる。さ
らにまた、トレンチの深さなどを調節することによりプ
レートの抵抗値を所望の値に維持することができる。さ
らに、トレンチに、絶縁膜または多結晶シリコン膜を埋
め込んだのち、さらに広いトレンチに自己整合的に深い
トレンチを形成し、このトレンチ内部にキャパシタを形
成するようにすれば、ストレージノード電極同志の分離
が可能となる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0036】実施例1 本発明の半導体記憶装置の第1の実施例として、トレン
チ構造のDRAMについて説明する。図1および図2は
このDRAMの平面図およびA−A断面図を示す。
【0037】このDRAMでは、p型シリコン基板10
1の表面に形成されたフィールド酸化膜103によって
分離された素子領域1511,1512…に対してトレン
チ1051,1052…をずらしかつゲート方向に突出さ
せて形成すると共に、ストレージノードコンタクト14
1をトレンチに対してトレンチとは逆方向にずらして形
成するようにしたことを特徴とするもので、他部につい
ては、通常のDRAMと同様の構造を有している。すな
わち、素子領域1512に形成されるトレンチ105
2を、素子領域1511側にずらしかつ素子領域間領域で
ゲート方向に突出するようにすると共に,ストレージノ
ードコンタクト1412はトレンチ内で素子領域1513
側にずらして形成されている。
【0038】すなわち、図99に示した従来例のDRA
Mと同様、p型シリコン基板101表面に形成された素
子分離用のフィ−ルド酸化膜103によって分離された
素子領域内に、ゲ−ト絶縁膜109を介して形成された
ゲ−ト電極110と、各ゲート電極に自己整合するよう
に形成されたn型層からなるソ―スまたはドレイン領域
111,112とによってMOSFETを形成すると共
に、このn型層からなるソ―スまたはドレイン領域11
2に接続されるようにトレンチの周囲に熱酸化膜120
を介して形成された多結晶シリコン膜からなるストレ−
ジノ−ド電極106と、このストレ−ジノ−ド電極10
6の表面に形成された窒化シリコン膜/酸化シリコン膜
の2層膜からなるキャパシタ絶縁膜107と、このトレ
ンチ内に埋め込まれた多結晶シリコン膜からなるプレ−
ト電極108とによってMOSキャパシタを形成するも
のである。
【0039】そして、各ストレ−ジノ−ド電極106に
接続するようにn型層121が形成され、このn型層1
21の他端はMOSFETのソ−ス・ドレインの内の一
方のn型層112に接続されている。また他方のn型層
111はビット線131に接続されている。
【0040】そしてこのゲート電極110はメモリセル
マトリックスの一方向に連続的に配列され、ワード線を
構成している。
【0041】また、このようにして形成された素子領域
の上層はCVD法によって形成された酸化シリコン膜1
19で被覆され、さらにこの上層にコンタクトホールを
介してn型層に接続されるビット線131が配設されて
いる。
【0042】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0043】先ず、図3(a) に示すように比抵抗5Ωcm
程度のp型シリコン基板101表面にLOCOS法によ
りフィ−ルド酸化して、膜厚500nmの酸化シリコン膜
からなるフィールド酸化膜103を形成した後、窒化シ
リコン膜152と酸化シリコン膜153との2層膜から
なるトレンチマスクを介して異方性エッチングによりト
レンチ105を形成し、さらに熱酸化法によりトレンチ
内壁に膜厚80nmの酸化シリコン膜120を形成し、さ
らにストレージノードコンタクト142(図3(d)参
照)形成のためのレジストパターンRを形成する。この
とき、この図上では表れていないが、トレンチマスクは
フィールド酸化膜103で囲まれた素子領域151に対
して開口部がずれて非対称になるようにすると共に、ス
トレージノードコンタクトを形成するためのレジストパ
ターンRの開口部は、トレンチに対してトレンチのずれ
方向とは逆方向にずれるように形成される。
【0044】そして、図3(b) に示すように、レジスト
パタ−ンRをマスクとして、フッ化アンモニウム(NH
4 OH)を用いた等方性エッチングにより、トレンチ1
05の側壁の一部の酸化シリコン膜120を除去し、レ
ジストパタ−ンRを除去した後、トレンチマスクとして
の2層膜152,153を除去する。
【0045】ここで2層膜152,153の除去は次の
ようにして行う。
【0046】まず、レジストパタ−ンRを除去した後、
表面を薄く酸化し、15nm程度の酸化シリコン膜154
で覆った後、窒化シリコン膜を充填し、側壁残しを行
い、この窒化シリコン膜でフィールド酸化膜3の側壁を
保護する。
【0047】この状態で、フッ化アンモニウム処理を行
い、酸化シリコン膜152を除去する。
【0048】そして、CDE(Chemical Dray Etting)
を用いて、窒化シリコン膜を除去し、最後に、軽いフッ
化アンモニウム処理を行い、ストレ−ジノ−ド電極のコ
ンタクト部の薄い酸化シリコン膜154を除去し、基板
を露呈せしめる。
【0049】このようにしてトレンチマスクを除去した
後、図3(c) に示すように、CVD法により、膜厚50
nm程度の多結晶シリコンを堆積し、ヒ素またはリンの
イオン注入またはリン拡散等により、ドーピングを行
い、ストレージノード電極106を形成する。このとき
トレンチ側壁の基板と接する領域では拡散層121が形
成される。
【0050】そして、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜
の2層膜からなるキャパシタ絶縁膜107と、このトレ
ンチ内に多結晶シリコン膜を埋め込み、プレート電極1
08をパタ−ニングする。
【0051】続いて、図3(d) に示すように、プレート
電極108のパタ−ンをマスクとして反応性イオンエッ
チングにより、キャパシタ絶縁膜の窒化シリコン膜をエ
ッチング除去し、低温酸化により、プレート電極表面を
酸化し、層間絶縁膜としての酸化シリコン膜を形成し、
レジストパタ−ンをマスクとし、フッ化アンモニウムを
用いて酸化シリコン膜をパタ−ニングする。
【0052】こうして、トレンチを利用したMOSキャ
パシタが形成され、続いて、通常の方法でMOSトラン
ジスタを形成する。
【0053】まず、15nm程度の熱酸化膜からなるゲー
ト絶縁膜109を形成し、さらに、ゲート電極110と
なる多結晶シリコン膜を堆積したのち、ワ−ド線方向に
沿う溝の領域にフォトレジスト・パターンを形成する。
そして、このフォトレジスト・パターンをマスクとし
て、反応性イオンエッチングにより、パターン形成して
ワード線となるゲート電極110を形成する。
【0054】この後、基板表面を通常のフォトリソ法と
反応性イオンエッチング法を用いて露出させ、ヒ素のイ
オン注入を行いMOSトランジスタのソ−スまたはドレ
インとなるn型層111,112を形成する。
【0055】そして、全面をCVD法により形成した酸
化シリコン膜からなる層間絶縁膜119で被覆する。
【0056】そして最後に、この層間絶縁膜にコンタク
ト孔を開けて、多結晶シリコンまたは、アルミニウム膜
等の材料を堆積し、フォトリソ法によるパターニングに
よりビット線131を配設してDRAMが完成する。
【0057】このように、本発明実施例のDRAMによ
れば、素子領域1512に形成されるトレンチ105
2を、素子領域1511側にずらし、素子領域間領域でゲ
ート方向に突出するようにすると共に,ストレージノー
ドコンタクト1412はトレンチ内で素子領域1513
にずらして形成されているため、パターニング時の合わ
せずれが生じても、ストレージノードコンタクトに形成
されるn型層1212と隣接素子領域1513との間でリ
ークが生じることもない。
【0058】このため、素子領域間距離(素子分離領域
幅)を小さくし、素子領域を大きくしてもリークの発生
がなく、微細で信頼性の高いDRAMを得ることができ
る。さらに、ストレ−ジノ−ドコンタクトとトレンチの
パタ−ニングを大きなサイズで行うことができるため、
製造が容易となり、かつキャパシタ容量を増大すること
ができる。
【0059】なお、この構造は、前記実施例に限定され
ることなく、例えば図4および図5に示すように適宜変
形可能である。
【0060】図4はトレンチを前記実施例よりも大きく
ずらし、トレンチ105の1辺が素子領域151内に入
るように配置したものである。
【0061】図5は素子領域151が斜めになっている
部分を含む例であり、これに合わせてトレンチ105も
斜めの部分を含むように配置されている。
【0062】すなわち第4図(a) および第4図(b) に示
した例では、各ビット線間でメモリセルを1/4ピッチ
でずらしたものであり、第5図(a) および第5図(b) は
メモリセルを1/4ピッチでずらし、さらに、ストレー
ジノードコンタクトがトレンチの1辺にのみ形成されて
いる。
【0063】さらに、トレンチおよびストレージノード
コンタクトの形状は適宜変形可能である。
【0064】実施例2 本発明の半導体記憶装置の第2の実施例として、図6、
図7(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを示す平
面図、A−B断面図およびC−D断面図を示す。 この
DRAMでは、p型シリコン基板201の表面に、素子
領域251となる島状の領域を残すように縦横にトレン
チ205が形成され、このうちキャパシタとなる領域で
は幅広になるように形成され、トレンチ205内には酸
化シリコン膜203aおよび窒化シリコン膜203bが
埋め込まれて素子分離領域203を構成しており、この
幅広となっている領域では完全に埋め込まれずに穴が形
成され、この穴を広げ、この穴内にキャパシタを形成す
るようにしている。
【0065】このようにしてトレンチ205の埋め込み
によって形成されたフィールド酸化膜203によって分
離された島状の素子領域251にMOSFETが形成さ
れると共に、トレンチ205のうち幅広の領域205c
内には、多結晶シリコン膜からなるストレージノード電
極206と、このストレ−ジノ−ド電極206の表面に
形成された窒化シリコン膜/酸化シリコン膜の2層膜か
らなるキャパシタ絶縁膜207と、このトレンチ内に埋
め込まれた多結晶シリコン膜からなるプレ−ト電極20
8とによってMOSキャパシタが形成されていることを
特徴とするもので、他部については、通常のDRAMと
同様の構造を有している。
【0066】すなわち、同様、p型シリコン基板201
表面に形成されたトレンチに埋め込まれた素子分離用の
酸化シリコン膜203aおよび窒化シリコン膜203b
によって分離された島状の素子領域内に、ゲ−ト絶縁膜
209を介して形成されたゲ−ト電極210と、各ゲー
ト電極に自己整合するように形成されたn型層からなる
ソ―スまたはドレイン領域211,212とによってM
OSFETを形成すると共に、このn型層からなるソ―
スまたはドレイン領域212に、トレンチ内を覆うフィ
ールド酸化膜203に形成されたストレージノードコン
タクト206hを介して前記ストレージノード電極20
6が接続されている。また他方のn型層211はビット
線231に接続されている。
【0067】そしてこのゲート電極210はメモリセル
マトリックスの一方向に連続的に配列され、ワード線を
構成している。
【0068】また、このようにして形成された素子領域
の上層はCVD法によって形成された酸化シリコン膜2
19および平坦化層としてのBPSG膜220で被覆さ
れ、さらにこの上層にコンタクトホールを介してn型層
に接続されるビット線231が配設されている。
【0069】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0070】この製造工程中の各図において(a) および
(b) は図7の(a) および(b) に相当する断面を示すもの
とする。
【0071】先ず、図8(a) および(b) に示すように、
比抵抗5Ωcm程度のp型シリコン基板201表面に、ト
レンチマスクとなる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコン
膜S2 との2層膜を形成する。
【0072】そして、図9(a) および(b) に示すように
前記2層膜をパターニングし、これをマスクとして異方
性エッチングにより基板表面の素子領域となる島領域2
51を残してトレンチ205を形成する。ここでトレン
チはキャパシタとなる領域では幅広となるように形成さ
れる(図6参照)。そして、さらに熱酸化法によりトレ
ンチ内壁に膜厚80nmの酸化シリコン膜203aを形成
し、さらに低ストレスの窒化シリコン膜203bを堆積
し、トレンチの幅広領域以外は完全に埋め込まれるよう
にする。
【0073】さらにこの状態で図10(a) および(b) に
示すようにフッ化アンモニウム(NH4 OH)を用いた
等方性エッチングを行う。この工程によって表面および
幅広領域の窒化シリコン膜203bがエッチングされ幅
広領域の穴が広がる。
【0074】この後図11(a) および(b) に示すように
レジストを塗布し異方性エッチングを行いキャパシタ形
成領域の穴内のみにレジストR1 を残す。
【0075】そして、このレジストパタ−ンR1 をマス
クとして、フッ化アンモニウム(NH4 OH)を用いた
等方性エッチングにより、平面部の窒化シリコン膜20
3bを除去し、表面の酸化シリコン膜S2 を露呈せしめ
る。
【0076】この後図12(a)および(b)に示すよ
うに再びレジストを塗布しストレージノードコンタクト
206h(図13参照)形成のためのレジストパターン
R2を形成し、トレンチの幅広部側壁の窒化シリコン膜
203bおよび薄い酸化シリコン膜203aを除去し、
基板を露呈せしめる。
【0077】さらに図13(a) および(b) に示すよう
に、CVD法により、膜厚50nm程度の多結晶シリコ
ンを堆積し、ヒ素またはリンのイオン注入またはリン拡
散等により、ドーピングを行って、トレンチ底部にレジ
スト(図示せず)を充填した後異方性エッチングを行っ
て側壁残しを行い、平面部およびトレンチ開口部近傍の
多結晶シリコンを除去してストレージノード電極206
を形成する。そして表面酸化を行い薄い酸化シリコン膜
S3 を形成した後、トレンチ内部を窒化シリコン膜S4
で被覆保護し、トレンチ開口部近傍のトレンチ内壁に選
択的に酸化シリコン膜215を形成する。
【0078】そして図14(a) および(b) に示すよう
に、窒化シリコン膜S4 およびトレンチマスクとして用
いた窒化シリコン膜S2をエッチング除去すると共に、
窒化シリコン膜203bをエッチバックし、素子分離領
域205となる領域の窒化シリコン膜203bのレベル
を300〜400nmだけ下げる。この後薄い酸化シリコ
ン膜S3 を除去し、ストレージノード電極にヒ素または
リンのイオン注入を行うことにより、ドーピングを行
う。
【0079】この後図15(a) および(b) に示すよう
に、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜の2層膜からなる
キャパシタ絶縁膜207を形成し、さらにリンドープの
多結晶シリコン膜を堆積してエッチバックしプレート電
極208を埋め込む。そしてさらにプレート電極表面を
酸化し酸化シリコン膜216を形成する。
【0080】次に図16(a) および(b) に示すように、
素子領域上のキャパシタ絶縁膜207をエッチング除去
し、さらにトレンチマスクとしての酸化シリコン膜S1
を除去し、低温酸化により、プレート電極208上に酸
化シリコン膜217を形成しなおす。この後ゲート絶縁
膜209を形成する。
【0081】この後図17(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜からなるゲート電極210を形成
し、さらに自己整合的にヒ素のイオン注入を行いn型拡
散層211,212からなるソース・ドレイン領域を形
成する。そして最後に、層間絶縁膜としての酸化シリコ
ン膜219および平坦化のためのBPSG膜220を形
成しビット線コンタクトを形成してビット線231を形
成し、図6および図7に示したDRAMが完成する。
【0082】このようにして形成されたDRAMによれ
ば、素子分離に要する面積を微細化することができ、製
造が容易で信頼性の高いものとなる。
【0083】実施例3 本発明の半導体記憶装置の第3の実施例として、図18
(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを示す。図1
8(a) は図7のA−B断面図およびC−D断面図に相当
するものとする。
【0084】このDRAMは、前記第2の実施例の変形
例であり、第2の実施例ではトレンチ内に酸化シリコン
膜203aを介して窒化シリコン膜203bを充填する
ようにしたが、この例では酸化シリコン膜203aを介
して多結晶シリコン膜を充填し表面酸化を行うようにし
てストレージノード電極との絶縁を行い、プレート電極
を基板表面に突出させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0085】すなわち、p型シリコン基板201の表面
に、素子領域となる島状の領域を残すように縦横にトレ
ンチ205が形成され、このうちキャパシタとなる領域
では幅広になるように形成され、トレンチ205内には
酸化シリコン膜203aおよび多結晶シリコン膜223
bが埋め込まれて表面に酸化シリコン膜224が形成さ
れて素子分離領域を構成しており、トレンチ205のう
ち幅広となっている領域では完全に埋め込まれずに穴が
形成され、この穴を広げ、この穴内にキャパシタを形成
するようにしている。
【0086】このようにしてトレンチ205の埋め込み
によって形成された素子分離領域によって分離された島
状の素子領域にMOSFETが形成されると共に、トレ
ンチ205のうち幅広の領域205c内には、多結晶シ
リコン膜からなるストレージノード電極206と、この
ストレージノード電極206の表面に形成された窒化シ
リコン膜/酸化シリコン膜の2層膜からなるキャパシタ
絶縁膜207と、このトレンチ表面に突出するように形
成された多結晶シリコン膜からなるプレート電極208
とによってMOSキャパシタが形成されていることを特
徴とするもので、他部については、通常のDRAMと同
様の構造を有している。
【0087】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0088】この製造工程中の各図において(a) および
(b) は図7の(a) および(b) に相当する断面を示すもの
とする。
【0089】先ず、実施例2と同様に、比抵抗5Ωcm程
度のp型シリコン基板201表面に、トレンチマスクと
なる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコン膜S2 との2層
膜パターンを形成してこれをマスクとして異方性エッチ
ングにより、島領域251を残してトレンチ205を形
成する。ここでトレンチはキャパシタとなる領域では幅
広となるように形成される(図6参照)。そして、さら
に熱酸化法によりトレンチ内壁に膜厚80nmの酸化シリ
コン膜203aを形成したのち、図19(a) および(b)
に示すように多結晶シリコン膜223を堆積し、トレン
チの幅広領域以外は完全に埋め込まれるようにする。
【0090】さらにこの状態で図20(a) および(b) に
示すように等方性エッチングを行う。この工程によって
表面および幅広領域の多結晶シリコン膜223がエッチ
ングされ幅広領域の穴が広がる。
【0091】この後図21(a) および(b) に示すように
多結晶シリコン膜223を酸化し、酸化シリコン膜22
4を形成する。このとき幅広領域の多結晶シリコン膜2
23は完全に酸化されるようにし、他のトレンチ領域で
は表面のみが酸化されるようにする。
【0092】そして図22(a) および(b) に示すよう
に、レジストを塗布しストレージノードコンタクト20
6h形成のためのレジストパタ−ンR2 を形成し、フッ
化アンモニウムを用いてトレンチの幅広部側壁の酸化シ
リコン膜224を除去し、基板を露呈せしめる。
【0093】さらに図23(a) および(b) に示すよう
に、実施例2と同様に、CVD法により、膜厚50nm
程度の多結晶シリコンを堆積し、ヒ素またはリンのイオ
ン注入またはリン拡散等により、ドーピングを行って、
トレンチ底部にレジスト(図示せず)を充填した後異方
性エッチングを行って側壁残しを行い、平面部およびト
レンチ開口部近傍の多結晶シリコンを除去してストレー
ジノード電極206を形成する。そして表面酸化を行い
薄い酸化シリコン膜S3 を形成した後、トレンチ内部を
窒化シリコン膜S4 で被覆保護し、トレンチ開口部近傍
のトレンチ内壁に選択的に酸化シリコン膜215を形成
する。このとき素子分離領域となるトレンチ表面にも酸
化シリコン膜215が形成される。
【0094】そして図24(a) および(b) に示すよう
に、窒化シリコン膜S4 およびトレンチマスクとして用
いた窒化シリコン膜S2を除去してさらに薄い酸化シリ
コン膜S3 を除去し、ストレージノード電極にヒ素また
はリンのイオン注入を行うことにより、ドーピングを行
う。この後、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜の2層膜
からなるキャパシタ絶縁膜207を形成し、さらにリン
ドープの多結晶シリコン膜を堆積してフォトリソ法によ
りパターニングしプレート電極208を形成する。そし
てさらにプレート電極表面を酸化し酸化シリコン膜21
6を形成する。
【0095】次に図25(a)および(b)に示すよう
に、素子領域上のキャパシタ絶縁膜207をエッチング
除去し、さらにトレンチマスクとしての酸化シリコン膜
S1を除去し、低温酸化により、プレート電極208上
に酸化シリコン膜216を形成しなおす。この後ゲート
絶縁膜209を形成する。この後、多結晶シリコン膜か
らなるゲート電極210を形成し、さらに自己整合的に
ヒ素のイオン注入を行いn型拡散層211,212から
なるソース・ドレイン領域を形成する。そして最後に、
層間絶縁膜としての酸化シリコン膜219および平坦化
のためのBPSG膜220を形成しビット線コンタクト
を形成してビット線231を形成し、図18(a)およ
び(b)に示したDRAMが完成する。
【0096】このようにして形成されたDRAMによれ
ば、実施例2のDRAMと同様素子分離に要する面積を
微細化することができ、製造が容易で信頼性の高いもの
となる。
【0097】実施例4 本発明の半導体記憶装置の第4の実施例として、図2
6、図27(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを
示す平面図、A−B断面図およびC−D断面図を示す。
【0098】このDRAMは、前記第2および第3の実
施例の変形例であり、この例ではMOSFET形成領域
となる島領域351をエッジ部で近接させ”市松模様
“を描くようにし、これらの周りに多結晶シリコン膜を
埋め込み素子分離を行うとともに、これによって自動的
にできる島領域間領域にキャパシタを形成するようにし
たことを特徴とするものである。
【0099】この例では、標準よりも露光時間を長く設
定することにより、市松模様の角同志は分離される。
【0100】すなわち、p型シリコン基板301の表面
に、素子領域351となる島状の領域を市松模様に残す
ようにトレンチ305が形成され、このトレンチ内に酸
化シリコン膜303aを介してプレート電極308とし
ての多結晶シリコン膜が一体的に形成されており、この
上層にキャパシタ絶縁膜307を介して多結晶シリコン
膜からなるストレージノード電極306が埋め込まれて
いる。このとき素子領域351のエッジ部が近接した部
分で酸化シリコン膜303aまたはこれとプレート電極
308とによって埋められた状態になっているため、こ
の内側に形成されるこのストレージノード電極は、個々
に分離された状態で形成される。そこで必要な領域の
み、多結晶シリコン膜314によって表面で島領域のN
OSFETのソースドレイン領域312に接続する。
【0101】他部については、通常のDRAMと同様の
構造を有している。
【0102】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0103】この製造工程中の各図において(a) および
(b) は図27の(a) および(b) に相当する断面を示すも
のとする。
【0104】先ず、実施例3と同様に、比抵抗5Ωcm程
度のp型シリコン基板301表面に、トレンチマスクと
なる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコン膜S2 との2層
膜パターンを形成してこれをマスクとして異方性エッチ
ングにより、市松模様に島領域351を残してトレンチ
305を形成する(図26参照)。そして、さらに熱酸
化法によりトレンチ内壁に膜厚80nmの酸化シリコン膜
303aを形成する。
【0105】この後、図29(a) および(b) に示すよう
にプレート電極としての多結晶シリコン膜308を堆積
し、島領域のエッジ部が近接した領域は完全に埋め込ま
れるようにする。このトレンチ底部にレジストを充填し
て異方性エッチングを行い側壁の多結晶シリコン膜を残
して表面の多結晶シリコン膜を除去する。そして表面酸
化を行い薄い酸化シリコン膜S3 を形成した後、トレン
チ内部を窒化シリコン膜S4 で被覆保護し、トレンチ開
口部近傍のトレンチ内壁に選択的に酸化シリコン膜31
5を形成する。
【0106】そして図30(a) および(b) に示すよう
に、窒化シリコン膜S4 およびトレンチマスクとして用
いた窒化シリコン膜S2を除去しさらに薄い酸化シリコ
ン膜S3 を除去して、プレート電極にヒ素またはリンの
イオン注入を行うことにより、ドーピングを行う。この
後、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜の2層膜からなる
キャパシタ絶縁膜307を形成し、さらにリンドープの
多結晶シリコン膜を堆積してエッチバックを行いトレン
チ内にストレージノード電極306を埋め込む。そして
さらにストレージノード電極表面を酸化し酸化シリコン
膜316を形成する。次に素子領域上のキャパシタ絶縁
膜307をエッチング除去し、さらにトレンチマスクと
しての酸化シリコン膜S1 を除去し、低温酸化により、
ストレージノード電極306上に酸化シリコン膜317
を形成しなおす。この後ゲート絶縁膜309を形成し、
さらにゲート電極となる多結晶シリコン膜310および
窒化シリコン膜318を順次全面に形成する。
【0107】この後、図31(a) および(b) に示すよう
に、フォトリソグラフィ法により窒化シリコン膜318
をパターニングしこれをマスクとして多結晶シリコン膜
をパターニングしてゲート電極310を形成し、さらに
ゲート電極310の側壁に窒化シリコン膜319を形成
する。そしてさらにゲート電極310に自己整合的にヒ
素のイオン注入を行いn型拡散層311,312からな
るソース・ドレイン領域を形成する。
【0108】そして図32(a) および(b) に示すよう
に、フォトリソグラフィ法によりレジストパターンR5
を形成しこれをマスクとして酸化シリコン膜のエッチン
グを行い基板表面の酸化シリコン膜およびストレージノ
ード電極表面の酸化シリコン膜317の一部をエッチン
グ除去し、ストレージノード電極306とn型拡散層3
12とを接続するためのパッド用コンタクト314hを
形成する。このときゲート電極の側壁は窒化シリコン膜
で被覆されているため、窒化シリコン膜に対する選択比
の大きいエッチング条件を選択することにより、ゲート
電極との短絡は防止される。
【0109】そして最後に、ストレージノード電極30
6とn型拡散層312とを接続するためのコンタクトパ
ッドとしての多結晶シリコン膜314を形成し、この表
面を酸化した酸化シリコン膜317を形成しさらに平坦
化のためのBPSG膜320を形成しビット線コンタク
トを形成してビット線331を形成し、図26、図27
(a) および(b) に示したDRAMが完成する。
【0110】このようにして形成されたDRAMによれ
ば、MOSFETを形成するシリコン島領域をエッジで
近接するように市松模様に形成することにより、同様素
子分離に要する面積を最小限に抑えかつその他の領域の
すべてをキャパシタ領域とすることにより、大幅なセル
面積の微細化をはかることができ、製造が容易で信頼性
のDRAMを提供することが可能となる。
【0111】実施例5 さらに本発明の第5の実施例として、前記第4の実施例
よりもさらにキャパシタ容量を増大するために、図33
に示すようにプレート電極308表面を粗面化するよう
にしてもよい。
【0112】実施例6 本発明の半導体記憶装置の第6の実施例として、図3
4、図35(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを
示す平面図、セル部および周辺回路部の断面図を示す。
【0113】このDRAMでは、周辺回路部もセル部
も、素子領域451を除く領域はすべてトレンチ405
となっており、トレンチを覆うようにプレートを形成
し、素子領域についてはプレート電極を除去しており、
素子分離領域はプレート電極およびストレージノード電
極を形成する多結晶シリコン膜を埋め込んでいる。
【0114】セル部ではトレンチ側壁の開口部近傍に形
成されたストレージノードコンタクト406hを介して
MOSFETのn型層412とストレージノード電極4
06とが接続され、他の領域ではストレージノードコン
タクトを形成しなければストレージノードを構成する多
結晶シリコンと基板とは分離状態を維持することができ
る。またプレートを構成する多結晶シリコンはパターニ
ングによって分離されている。このようにプレートはパ
ターニングしてもよいが、トレンチ内部に埋め込むこと
によっても自己整合的に分離可能である。
【0115】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0116】この製造工程中の各図において(a) および
(b) は図35の(a) および(b) に相当する断面を示すも
のとする。ここでは簡単に要部のみを説明する。
【0117】先ず、実施例3と同様に、比抵抗5Ωcm程
度のp型シリコン基板401表面に、トレンチマスクと
なる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコン膜S2 との2層
膜パターンを形成してこれをマスクとして異方性エッチ
ングにより、セル領域においても周辺回路領域において
も素子形成領域となる島領域451を残してトレンチ4
05を形成する(図36(a) および(b) )。
【0118】そして、さらに熱酸化法によりトレンチ内
壁に膜厚50nm程度の酸化シリコン膜403aを形成し
たのち、図37(a) および(b) に示すようにセル部の所
定の領域にのみストレージノードコンタクト406hを
形成する。
【0119】次いで図38(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜406を堆積し、トレンチ底部に
レジストを充填して異方性エッチングを行うことにより
トレンチ内壁にのみ残すようにする。この多結晶シリコ
ン膜406はセル部ではストレージノード電極となる。
この後キャパシタ絶縁膜407を形成しさらに多結晶シ
リコン膜を形成してフォトリソグラフィ法によりこれを
パターニングし、表面を酸化して酸化シリコン膜416
で被覆する。この多結晶シリコン膜はセル部ではプレー
ト電極408となる。
【0120】この後図39(a)および(b)に示すよ
うに、ゲート酸化膜409、ゲート電極410を形成し
た後ソース・ドレイン領域としてのn型層411,41
2を形成し、セル領域のMOSFETを周辺回路領域の
MOSFETとを同時に形成する。そして通常の方法で
層間絶縁膜、ビット線、接続配線などを形成し完成す
る。
【0121】本発明によれば、周辺回路もセル領域も共
に素子分離は溝分離のみであり、トレンチキャパシタの
形成工程と同時に溝分離を行うことができるため、工程
が極めて簡略され、素子分離領域の面積を大幅に低減す
ることができ微細化が可能となる。
【0122】実施例7 本発明の半導体記憶装置の第7の実施例として、図4
0、図41(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを
示す平面図、A−B断面図およびC−D断面図を示す。
【0123】このDRAMは、前記実施例3の変形例で
ある。前記実施例3においてはトレンチ側壁に形成した
ストレージノードコンタクト206hによってMOSF
ETのn型層212に接続したが、この例では実施例4
および5と同様にストレージノード電極を上層に形成
し、かつトレンチ側壁に形成したストレージノードコン
タクト506hを介してストレージノード電極506と
MOSFETのn型層512とを接続するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0124】すなわち、p型シリコン基板501の表面
に、素子領域551となる島状の領域を残すように縦横
にトレンチ505が形成され、このトレンチ内にはセル
プレートとして機能する多結晶シリコンが埋め込まれて
おり、幅の最も狭い領域がぎりぎり埋まる程度の膜厚を
とることにより、幅の広い領域では凹部が形成されここ
にキャパシタを形成する。またセルプレートとして機能
する多結晶シリコンは素子領域間の分離の役割を果たし
ていることは前記実施例と同様である。
【0125】このようにしてトレンチ505の埋め込み
によって形成された素子分離領域によって分離された島
状の素子領域551にMOSFETが形成されると共
に、トレンチ505のうち幅広の領域505c内には、
多結晶シリコン膜からなるプレート電極508と、この
プレート電極508の表面に形成された窒化シリコン膜
/酸化シリコン膜の2層膜からなるキャパシタ絶縁膜5
07と、このトレンチ内に埋め込まれた多結晶シリコン
膜からなるストレージノード電極506とによってMO
Sキャパシタが形成されている。
【0126】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0127】この製造工程中の各図において(a) および
(b) は図35の(a) および(b) に相当する断面を示すも
のとする。
【0128】先ず、実施例3と同様に、図42(a) およ
び(b) に示すように、比抵抗5Ωcm程度のp型シリコン
基板501表面を軽く酸化したのち、トレンチマスクと
なる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコン膜S2 との2層
膜パターンを形成してこれをマスクとして異方性エッチ
ングにより、島領域551を残してトレンチ505を形
成する。
【0129】そして酸化シリコン膜S2 をエッチング除
去し、さらに熱酸化法によりトレンチ内壁に膜厚80nm
の酸化シリコン膜503aを形成したのち、図43(a)
および(b) に示すように多結晶シリコン膜523を堆積
し、トレンチ幅の最も狭い領域のみが完全に埋め込まれ
るようにする。
【0130】そして図44(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜523で完全に埋まっていないト
レンチ内にレジストRを充填して、異方性エッチングを
行い、広いトレンチ側壁にセルプレートとして機能する
多結晶シリコン膜を残す。
【0131】この後図45(a) および(b) に示すよう
に、トレンチ内に露呈する多結晶シリコン膜523表面
を酸化してフッ化アンモニウムでエッチングを行う等の
方法でトレンチを広げる。
【0132】さらに図46(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜523表面を酸化し薄い酸化シリ
コン膜S3 を形成した後、窒化シリコン膜S4 で被覆す
る。
【0133】この後図47(a) および(b) に示すよう
に、トレンチ底部にレジストRを充填し、等方性エッチ
ングを行いトレンチ内壁にのみ窒化シリコン膜S4 を残
すようにパターニングを行う。
【0134】続いて図48(a) および(b) に示すよう
に、このレジストを除去してトレンチ開口部近傍のトレ
ンチ内壁に選択的に酸化シリコン膜515を形成する。
このとき素子分離領域となるトレンチ表面にも酸化シリ
コン膜515が形成される。
【0135】さらに図49(a) および(b) に示すよう
に、キャパシタ形成領域となるこのトレンチ内の窒化シ
リコン膜S4 を除去しさらに薄い酸化シリコン膜S3 を
除去する。
【0136】この後図50(a) および(b) に示すよう
に、窒化シリコン膜からなるキャパシタ絶縁膜507を
形成し、さらにストレージノード電極506となるリン
ドープの多結晶シリコン膜を堆積する。
【0137】さらに図51(a) および(b) に示すよう
に、この多結晶シリコン膜をエッチバックしトレンチ内
にストレージノード電極506を埋め込む。そしてさら
にストレージノード電極表面を酸化し酸化シリコン膜5
16を形成する。
【0138】次に図52(a) および(b) に示すように、
等方性エッチングによって素子領域上のキャパシタ絶縁
膜507をエッチング除去する。
【0139】さら図53(a) および(b) に示すように、
ストレージノードコンタクト形成のためのレジストパタ
ーンRを形成する。
【0140】そして図54(a) および(b) に示すように
このレジストパターンRをマスクとして酸化シリコン膜
をエッチングし、ストレージノードコンタクト506h
を形成下後、表面を軽く酸化して酸化シリコン膜S5を
形成する。
【0141】この後図55(a) および(b) に示すように
窒化シリコン膜の等方性エッチングを行い素子領域上の
窒化シリコン膜S1 を除去する。
【0142】さらに図56(a) および(b) に示すように
全面に窒化シリコン膜529を堆積し、フォトリソグラ
フィにより素子分離領域となるトレンチ上にレジストパ
ターンRを形成する。
【0143】そして図57(a) および(b) に示すように
このレジストパターンRをマスクとして等方性エッチン
グを行い素子分離領域となるトレンチ上に窒化シリコン
膜529を残す。
【0144】さらに図58(a) および(b) に示すように
フッ化アンモニウムを用いた等方性エッチングを行いス
トレージノードコンタクト506hとなる領域の酸化シ
リコン膜S5 を除去する。
【0145】この後図59(a) および(b) に示すように
ストレージノード電極506となる多結晶シリコン膜を
堆積する。
【0146】そして図60(a) および(b) に示すように
エッチバックを行いトレンチ内にストレージノード電極
506を埋め込む。
【0147】この後図61(a) および(b) に示すように
ストレージノード電極506を表面酸化し酸化シリコン
膜517を形成する。
【0148】最後にゲート絶縁膜509を形成し、さら
にゲート電極としての多結晶シリコン膜510、n型拡
散層511,512からなるソース・ドレイン領域を形
成し、平坦化のためのBPSG膜520などを形成しビ
ット線コンタクトを形成してビット線531を形成し、
図41、図42(a) および(b) に示したDRAMが完成
する。
【0149】このようにして形成されたDRAMによれ
ば、素子分離に要する面積を最小限に抑えかつその他の
領域のすべてをキャパシタ領域とすることにより、大幅
なセル面積の微細化をはかることができ、製造が容易で
信頼性のDRAMを提供することが可能となる。
【0150】実施例8 本発明の半導体記憶装置の第8の実施例として、図62
(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを示す。これ
らはそれぞれ前記実施例7の図41のA−B断面図およ
びC−D断面図に相当する断面を示す図である。
【0151】このDRAMはストレージノードコンタク
ト506hの形成が前記第7の実施例と異なり、キャパ
シタ絶縁膜の形成後にストレージノードコンタクトを形
成したことを特徴とする。
【0152】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0153】先ず、実施例7と同様に、比抵抗5Ωcm程
度のp型シリコン基板501表面を軽く酸化したのち、
トレンチマスクとなる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコ
ン膜S2 との2層膜パターンを形成してこれをマスクと
して異方性エッチングにより、島領域551を残してト
レンチ505を形成する。
【0154】そして酸化シリコン膜S2 をエッチング除
去し、さらに熱酸化法によりトレンチ内壁に膜厚80nm
の酸化シリコン膜503aを形成したのち、多結晶シリ
コン膜523を堆積し、トレンチ幅の最も狭い領域のみ
が完全に埋め込まれるようにする。
【0155】そして図63(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜523で完全に埋まっていないト
レンチ内にレジストRを充填する。
【0156】この後、図64(a)および(b)に示す
ように、等方性エッチングを行い、広いトレンチ内壁の
下方にセルプレートとして機能する多結晶シリコン膜5
08を残す。このとき素子分離領域の多結晶シリコン膜
の表面もやや低い位置に上端がくるようにエッチングさ
れる。そして、キャパシタ絶縁膜507となる窒化シリ
コン膜を形成する。
【0157】この後図65(a) および(b) に示すよう
に、ストレージノードとなる多結晶シリコン膜506を
堆積する。
【0158】さらに図66(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜506を異方性エッチングにより
エッチングし、素子分離領域上には残らないようにす
る。
【0159】この後図67(a) および(b) に示すよう
に、基板表面に露呈する窒化シリコン膜507を等方性
エッチングによってエッチングした後、表面酸化を行い
酸化シリコン膜515を形成する。
【0160】続いて図68(a) および(b) に示すよう
に、ストレージノードコンタクト形成のためのレジスト
パターンRを形成しこのレジストパターンRをマスクと
して酸化シリコン膜をエッチングし、ストレージノード
コンタクト506hを形成する。 そして図69(a) お
よび(b) に示すようにこのレジストパターンRを除去し
た後、表面を軽く酸化して酸化シリコン膜S5 を形成
し、さらに窒化シリコン膜の等方性エッチングを行い素
子領域上の窒化シリコン膜S1 を除去する。
【0161】この後図70(a) および(b) に示すように
全面に窒化シリコン膜529を堆積し、素子分離領域と
なるトレンチ上にのみ残留させ、さらにフォトリソグラ
フィにより素子分離領域となるトレンチ上にレジストパ
ターンRを形成する。
【0162】そしてこのレジストパターンRをマスクと
して等方性エッチングを行い素子分離領域となるトレン
チ上に窒化シリコン膜529を残す。
【0163】さらに図71(a) および(b) に示すように
フッ化アンモニウムを用いた等方性エッチングを行いス
トレージノードコンタクト506hとなる領域の酸化シ
リコン膜S5 を除去する。
【0164】この後図ストレージノード電極506とな
る多結晶シリコン膜を堆積してエッチバックを行いトレ
ンチ内にストレージノード電極506を埋め込み、実施
例7と同様にストレージノード電極506を表面酸化し
酸化シリコン膜517を形成し、最後にゲート絶縁膜5
09を形成し、さらにゲート電極としての多結晶シリコ
ン膜510、n型拡散層511,512からなるソース
・ドレイン領域を形成し、平坦化のためのBPSG膜5
20などを形成しビット線コンタクトを形成してビット
線531を形成し、図62(a) および(b) に示したDR
AMが完成する。 このようにして形成されたDRAM
によれば、実施例7と同様、素子分離に要する面積を最
小限に抑えかつその他の領域のすべてをキャパシタ領域
とすることにより、大幅なセル面積の微細化をはかるこ
とができ、製造が容易で信頼性のDRAMを提供するこ
とが可能となる。
【0165】実施例9 本発明の半導体記憶装置の第9の実施例として、図7
2、図73(a) および(b) にトレンチ構造のDRAMを
示す平面図、A−B断面図およびC−D断面図を示す。
【0166】前記実施例3においてはそれ側壁に形成し
たストレージノードコンタクト206hによってMOS
FETのn型層212に接続した(図18参照)が、こ
の例では実施例4および5と同様にストレージノード電
極を上層に形成し、基板表面でコンタクトパッド614
を介してストレージノード電極606とMOSFETの
n型層612とを接続するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0167】すなわち、p型シリコン基板601の表面
に、素子領域651となる島状の領域を残すように縦横
にトレンチ605が形成され、このうちキャパシタとな
る領域では幅広になるように形成され、トレンチ605
内には酸化シリコン膜603aを介して多結晶シリコン
膜623が埋め込まれて素子分離領域を構成しており、
この幅広となっている領域では完全に埋め込まれずに穴
が形成され、この穴を広げ、この穴内にキャパシタを形
成するようにしている。
【0168】このようにしてトレンチ605の埋め込み
によって形成された素子分離領域によって分離された島
状の素子領域651にMOSFETが形成されると共
に、トレンチ605のうち幅広の領域605c内には、
多結晶シリコン膜からなるプレート電極608と、この
プレート電極608の表面に形成された窒化シリコン膜
/酸化シリコン膜の2層膜からなるキャパシタ絶縁膜6
07と、このトレンチ内に埋め込まれた多結晶シリコン
膜からなるプレ−ト電極606とによってMOSキャパ
シタが形成されていることを特徴とするもので、他部に
ついては、通常のDRAMと同様の構造を有している。
【0169】次に、このDRAMの製造工程について説
明する。
【0170】この製造工程中の各図において(a) および
(b) は図73の(a) および(b) に相当する断面を示すも
のとする。
【0171】先ず、実施例3と同様に、比抵抗5Ωcm程
度のp型シリコン基板401表面に、トレンチマスクと
なる窒化シリコン膜S1 と酸化シリコン膜S2 との2層
膜パターンを形成してこれをマスクとして異方性エッチ
ングにより、島領域651を残してトレンチ605を形
成する(図74(a) および(b) )。ここでトレンチはキ
ャパシタとなる領域では幅広となるように形成される。
【0172】そして、さらに熱酸化法によりトレンチ内
壁に膜厚80nmの酸化シリコン膜603aを形成したの
ち、図75(a) および(b) に示すように多結晶シリコン
膜623を堆積し、トレンチの幅広領域以外は完全に埋
め込まれるようにする。
【0173】さらにこの状態で図76(a) および(b) に
示すように、多結晶シリコン膜623で完全に埋まって
いないトレンチ内にレジストRを充填して多結晶シリコ
ンの異方性エッチングを行い広いトレンチの側壁にセル
・プレートとして機能する多結晶シリコン膜608を残
留させる。
【0174】この後図77(a) および(b) に示すように
多結晶シリコン膜623を酸化し、フッ化アンモニウム
エッチングを行うなどにより多結晶シリコン表面を後退
させる。
【0175】さらに図78(a) および(b) に示すよう
に、多結晶シリコン膜623表面を酸化し薄い酸化シリ
コン膜S3 を形成した後、窒化シリコン膜S4 で被覆す
る。
【0176】この後図79(a) および(b) に示すよう
に、トレンチ底部にレジストRを充填し、等方性エッチ
ングを行いトレンチ内壁にのみ窒化シリコン膜S4 を残
すようにパターニングを行う。
【0177】続いて図80(a) および(b) に示すよう
に、このレジストを除去してトレンチ開口部近傍のトレ
ンチ内壁に選択的に酸化シリコン膜615を形成する。
このとき素子分離領域となるトレンチ表面にも酸化シリ
コン膜615が形成される。
【0178】さらに図81(a) および(b) に示すよう
に、キャパシタ形成領域となるこのトレンチ内の窒化シ
リコン膜S4 を除去しさらに薄い酸化シリコン膜S3 を
除去する。
【0179】この後図82(a) および(b) に示すよう
に、窒化シリコン膜からなるキャパシタ絶縁膜607を
形成し、さらにストレージノード電極606となるリン
ドープの多結晶シリコン膜を堆積する。
【0180】さらに図83(a) および(b) に示すよう
に、この多結晶シリコン膜をエッチバックしトレンチ内
にストレージノード電極606を埋め込み、さらにスト
レージノード電極表面を酸化し酸化シリコン膜616を
形成する。
【0181】次に図84(a) および(b) に示すように、
等方性エッチングによって素子領域上のキャパシタ絶縁
膜607をエッチング除去する。
【0182】ここまでは実施例7とほぼ同様である。
【0183】さらに図85(a) および(b) に示すよう
に、ゲート絶縁膜609を形成し、さらにゲート電極と
しての多結晶シリコン膜610を形成し、表面酸化を行
い酸化シリコン膜617でゲート電極の周りを覆った
後、n型拡散層611,612からなるソース・ドレイ
ン領域を形成し、さらにストレージノードコンタクト形
成のためのレジストパターンRを形成する。
【0184】そして図86(a) および(b) に示すように
このレジストパターンRをマスクとして酸化シリコン膜
616をエッチングし、ストレージノードコンタクト6
06hを形成した後、ストレージノード電極606とn
型層612とを接続するパッド614となる多結晶シリ
コン膜を形成し、平坦化のためのBPSG膜620など
を形成しビット線コンタクトを形成してビット線631
を形成し、図72、図73(a) および(b) に示したDR
AMが完成する。
【0185】このようにして形成されたDRAMによれ
ば、素子分離に要する面積を最小限に抑えかつその他の
領域のすべてをキャパシタ領域とすることにより、大幅
なセル面積の微細化をはかることができ、製造が容易で
信頼性のDRAMを提供することが可能となる。
【0186】実施例10 なお、前記実施例では、すべて同一の深さのトレンチを
形成し、素子分離領域およびキャパシタ領域として用い
るようにしたが、異なる深さのトレンチを用いる場合に
も本発明は適用可能である。
【0187】本発明の半導体記憶装置の第10の実施例
として、キャパシタ容量を増大するためにキャパシタ領
域のみにさらに深いトレンチを形成した例について説明
する。 図87、図88(a) および(b) は、本発明実施
例のトレンチ構造のDRAMを示す平面図、A−B断面
図およびC−D断面図を示す図である。
【0188】先ず、比抵抗5Ωcm程度のp型シリコン基
板701表面に、トレンチマスクとなる窒化シリコン膜
S1 と酸化シリコン膜S2 との2層膜パターンを形成し
てこれをマスクとして異方性エッチングにより、島状の
素子領域751を残してトレンチ705を形成する(図
89(a) および(b) )。
【0189】そして、さらに図90(a) および(b) に示
すように、熱酸化法によりトレンチ内壁に膜厚80nmの
酸化シリコン膜703aを形成したのち、全面に窒化シ
リコン膜703bを形成しさらに、LPCVD法により
全面に酸化シリコン膜S7 を形成し、幅の狭い領域は完
全に埋め込まれるようにする。
【0190】この後、図91(a) および(b) に示すよう
に、トレンチ幅の広い領域では異方性エッチングを行い
側壁の酸化シリコン膜を残して表面および底部の酸化シ
リコン膜を除去しトレンチ底部に露呈する窒化シリコン
膜703bおよび酸化シリコン膜703aを順次エッチ
ングし、基板701表面を露呈せしめ、さらにこの側壁
の酸化シリコン膜S7 をマスクとして異方性エッチング
により基板をエッチングし、深いトレンチ705sを形
成する。
【0191】さらに、図92(a)および(b)に示す
ように、トレンチ内壁を酸化して酸化シリコンを形成し
た後、ストレージノードコンタクト706hを形成す
る。そして、図93(a)および(b)に示すように、
ストレージノード電極としての多結晶シリコン膜706
を堆積し、トレンチ底部にレジストを充填して異方性エ
ッチングを行い深いトレンチ705s内壁に、残留せし
め、さらに浅いトレンチ浅いトレンチ705内部の酸化
シリコン膜S7 をエッチング除去する。
【0192】さらに、図94(a)および(b)に示す
ように、トレンチマスクとしての窒化シリコン膜S2 お
よび浅いトレンチ内壁の窒化シリコン膜をエッチング除
去する。
【0193】この後、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜
の2層膜からなるキャパシタ絶縁膜707を形成し、さ
らにリンドープの多結晶シリコン膜を堆積してエッチバ
ックを行いトレンチ内にプレート電極708を埋め込
む。そしてさらにプレート電極表面を酸化し酸化シリコ
ン膜716を形成する。次に素子領域上のキャパシタ絶
縁膜707をエッチング除去し、さらにトレンチマスク
としての酸化シリコン膜S1 を除去し、低温酸化によ
り、プレート電極708上に酸化シリコン膜717を形
成しなおす。この後ゲート絶縁膜709を形成し、さら
にゲート電極となる多結晶シリコン膜710および窒化
シリコン膜718を順次全面に形成し、フォトリソグラ
フィ法により窒化シリコン膜718をパターニングしこ
れをマスクとして多結晶シリコン膜をパターニングして
ゲート電極710を形成し、さらにゲート電極710の
側壁に窒化シリコン膜719を形成する(図95(a)
および(b) )。そしてさらにゲート電極710に自
己整合的にヒ素のイオン注入を行いn型拡散層711,
712からなるソース・ドレイン領域を形成する。
【0194】そして最後に、平坦化のためのBPSG膜
720などを形成しビット線コンタクトを形成してビッ
ト線731を形成し、図87、図88(a) および(b) に
示したDRAMが完成する。
【0195】この方法によれば、キャパシタ形成領域で
は深く、素子分離領域では浅いトレンチを有するDRA
Mを極めて容易に形成することができる。
【0196】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、メモリセル領域内に形成されたトレンチ内に絶縁膜
を介してストレージノード電極を形成しキャパシタを形
成し、この絶縁膜の一部に形成されたストレージノード
コンタクトを介してMOSFETのソ−ス・ドレイン領
域にストレージノード電極を接続した構造のDRAMに
おいて、トレンチが、MOSFETのチャネル幅方向に
ずらして配設されかつゲート方向に突出するように形成
されているため、ストレージノードコンタクトの形成に
際して合わせずれを気にすることなく、隣接する素子領
域の距離を小さくすることができ、微細で信頼性の高い
DRAMを得ることが可能となる。さらに、ストレ−ジ
ノ−ドコンタクトとトレンチのパタ−ニングを大きなサ
イズで行うことができるため、製造が容易でかつキャパ
シタ容量の増大をはかることが可能となる。
【0197】また、本発明の第2では、島状の素子領域
を残して異なる幅の領域をもつトレンチを形成し、この
トレンチ内部に、幅の狭い領域を完全に塞ぐと共に幅の
広い領域を残して絶縁膜を充填して素子分離領域を形成
し、この素子分離領域で囲まれた島状の素子領域内にM
OSFETを形成するとともに、トレンチの内、幅の広
い領域に残る凹部にキャパシタを形成してメモリセルを
構成しているため、素子間の埋め込み分離と同時に各セ
ルのキャパシタ部の分割がなされ、工数を増大すること
なく容易に微細なセル構造を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のDRAMを示す図
【図2】本発明の第1の実施例のDRAMを示す図
【図3】図1のトレンチ型メモリセル構造のDRAMの
製造工程図
【図4】本発明の第1の実施例の変形例を示す図
【図5】本発明の第1の実施例の変形例を示す図
【図6】本発明の第2の実施例のDRAMを示す図
【図7】本発明の第2の実施例のDRAMを示す図
【図8】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造の
DRAMの製造工程図
【図9】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造の
DRAMの製造工程図
【図10】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図11】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図12】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図13】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図14】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図15】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図16】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図17】図6および図7のトレンチ型メモリセル構造
のDRAMの製造工程図
【図18】本発明の第3の実施例のDRAMを示す図
【図19】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図20】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図21】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図22】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図23】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図24】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図25】図18のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図26】本発明の第4の実施例のDRAMを示す図
【図27】本発明の第4の実施例のDRAMを示す図
【図28】図26および図27のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図29】図26および図27のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図30】図26および図27のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図31】図26および図27のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図32】図26および図27のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図33】本発明の第5の実施例のDRAMを示す図
【図34】本発明の第6の実施例のDRAMを示す図
【図35】本発明の第6の実施例のDRAMを示す図
【図36】図34および図35のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図37】図34および図35のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図38】図34および図35のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図39】図34および図35のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図40】本発明の第7の実施例のDRAMを示す図
【図41】本発明の第7の実施例のDRAMを示す図
【図42】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図43】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図44】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図45】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図46】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図47】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図48】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図49】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図50】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図51】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図52】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図53】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図54】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図55】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図56】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図57】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図58】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図59】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図60】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図61】図40および図41のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図62】本発明の第8の実施例のDRAMを示す図
【図63】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図64】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図65】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図66】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図67】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図68】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図69】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図70】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図71】図62のトレンチ型メモリセル構造のDRA
Mの製造工程図
【図72】本発明の第9の実施例のDRAMを示す図
【図73】本発明の第9の実施例のDRAMを示す図
【図74】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図75】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図76】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図77】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図78】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図79】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図80】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図81】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図82】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図83】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図84】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図85】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図86】図72および図73のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図87】本発明の第10の実施例のDRAMを示す図
【図88】本発明の第10の実施例のDRAMを示す図
【図89】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図90】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図91】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図92】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図93】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図94】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図95】図87および図88のトレンチ型メモリセル
構造のDRAMの製造工程図
【図96】従来例のトレンチ型メモリセルを示す図
【図97】従来例のトレンチ型メモリセルを示す図
【図98】従来例のトレンチ型メモリセルを示す図
【図99】従来例のDRAMの素子領域のマスクパター
ンの開口部に対する、トレンチのマスクパターンの開口
部およびストレージノードコンタクトの開口部の位置関
係を示す図
【符号の説明】
1 p型のシリコン基板 3 フィールド酸化膜 5 トレンチ 6 n型層 6s ストレ−ジノ−ド電極 7 キャパシタ絶縁膜 8 プレート電極 9 ゲート絶縁膜 10 ゲート電極(ワード線) 11,12 ソ−ス・ドレイン領域(n型層) 20 絶縁膜 21 n型層 31 ビット線 101 p型のシリコン基板 103 フィールド酸化膜 105 トレンチ 106 ストレ−ジノ−ド電極 107 キャパシタ絶縁膜 108 プレート電極 109 ゲート絶縁膜 110 ゲート電極(ワード線) 111,112 ソ−ス・ドレイン領域(n型層) 131 ビット線 120 絶縁膜 121 n型層 141 ストレージノードコンタクト 151 素子領域 201 p型のシリコン基板 205 トレンチ 206 ストレ−ジノ−ド電極 206h ストレージノードコンタクト 207 キャパシタ絶縁膜 208 プレート電極 209 ゲート絶縁膜 210 ゲート電極(ワード線) 211,12 ソ−ス・ドレイン領域(n型層) 220 絶縁膜 231 ビット線 251 素子領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩山 善之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株 式会社 東芝 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−12752(JP,A) 特開 昭62−42442(JP,A) 特開 平2−54575(JP,A) 特開 昭64−5052(JP,A) 特開 平1−280350(JP,A) 特開 平2−119175(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/76 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の基板表面に形成された素子
    分離領域で囲まれた素子領域内に形成されたMOSFE
    Tと、 前記MOSFETのチャネル幅方向にずらして形成され
    たトレンチ(溝)と、 前記トレンチの内壁に絶縁膜を介して形成されたストレ
    ージノード電極と、前記ストレージノード電極上に順次
    積層されたキャパシタ絶縁膜およびプレート電極とを具
    備してなるキャパシタとによって、 メモリセルが形成され、 前記トレンチの側壁の前記絶縁膜の一部に配設されたス
    トレージノードコンタクトを介して、前記ストレージノ
    ード電極と前記MOSFETのソースまたはドレイン領
    域の一方とが接続され、 かつ前記トレンチが前記MOSFETのゲート方向に突
    出するように形成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 一導電型の基板表面に、市松模様を描
    く複数の島状の素子領域を残して形成されたトレンチ
    と、 前記トレンチ内部に、幅の狭い領域を完全に塞ぐと共に
    幅の広い領域を残して充填された絶縁膜または、絶縁膜
    を介して充填される多結晶シリコン層によって形成され
    た素子分離領域と、 前記素子分離領域で囲まれた島状の素子領域内に形成さ
    れたMOSFETと、前記トレンチの内、幅の広い領域
    に残る凹部に形成されたキャパシタとから形成され、か
    つ前記キャパシタのストレージノード電極と前記MOS
    FETのソースまたはドレイン領域の一方とが接続され
    たメモリセルとを具備したことを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記キャパシタは、前記トレンチの幅
    の広い領域に残る凹部に自己整合的に埋め込まれたセル
    プレートと、この上層に順次形成されたキャパシタ絶縁
    膜およびストレージノード電極とから構成されることを
    特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 一導電型の基板表面に、市松模様を描
    く複数の島状の素子領域を残してトレンチを形成するト
    レンチ形成工程と、 前記トレンチ内部に、幅の狭い領域を完全に塞ぐと共に
    幅の広い領域を残すように、絶縁膜を堆積するかまた
    は、絶縁膜を介して多結晶シリコン膜を堆積して素子分
    離領域を形成する素子分離工程と、 前記トレンチの幅の広い領域に残存する凹部にキャパシ
    タを形成するキャパシタ形成工程と、 前記キャパシタのストレージノード電極とソース・ドレ
    イン領域の一方が接続するように、前記素子分離領域で
    囲まれた島状の素子領域内にMOSFETを形成するM
    OSFET形成工程とを含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
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