JP3208118U - 包装箱 - Google Patents

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山本 晃
晃 山本
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Abstract

【課題】上フラップを外向きに折り返して開いたままの状態で固定でき、使いやすく、強度の劣化もなく、低コストで容易に製造できる段ボール製の包装箱を提供する。【解決手段】段ボール製の包装箱1の上コーナー部61a〜dにおいて、上フラップ(第1上フラップ21〜第4上フラップ)と、側面(第1側面11〜第4側面、糊しろ面)とを固定するための固定部69aを存在させる。この固定部は、コーナー部を囲むように多角形状をした新たな罫線を有するものであり、上フラップに形成された谷折の罫線と、側面に形成された山折の罫線とを含めて構成されており、これらの罫線は圧縮加工により形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、上フラップを外向きに折り返して、開いたままの状態で固定可能な構造にした包装箱に関するものである。
段ボール、厚紙及びプラスチック材などを用いる包装箱は、トムソン刃などを用いて一枚の薄材を打抜加工をした後に接着剤を用いたり、粘着テープを用いたりするなどの手法で固着して組み立てる手法が一般的に用いられている。
例えば、図4の包装箱の展開図において、左端の糊しろ面19と、右端の第4側面17とを接着剤などで固着して断面が略長方形の筒状にした後に、粘着テープなどを用いて下フラップ(第1下フラップ31〜第4下フラップ37)を固着して包装箱1を製造している(図4、図5)。
これらの包装箱1に、必要な内容物を上方から詰めた後に、第2上フラップ23と第4上フラップ27を先に内向き折込み、第1上フラップ21と第3上フラップ25を内向き折込んで突き合わせた状態にし、例えば、粘着テープなどを用いて固着した状態で市場に出荷している(図5)。
なお、包装箱1に商品などの必要な内容物を詰める際には、上フラップ(第1上フラップ21等)を外向きに折り返している。しかし、上フラップ(第1上フラップ21等)と側面(第1側面11等)とが固定されていないのでフラフラと動き、上フラップのいずれかが閉じてしまうような場合が多く認められており(図5)、内容物の詰込み作業にこれらの上フラップが邪魔になるという問題点があった。
そこで、包装箱の上フラップを開いた状態で側面(第1側面11〜第4側面17)に固定するための開蓋保持具を使用する考案が開示されている(特許文献1)。また、包装箱の上フラップや側面などの一部にトムソン刃などにより複数の切込みを入れることによって、上フラップと側面とを固定できる構造にする発明も開示されている(特許文献2、特許文献3)。これらの考案や発明を用いると、上フラップを開いた状態で側面に固定できるので内容物の詰込み作業を容易にすることができる。
実用新案登録第3104791号公報 特開2003−285828号公報 特開2008−254750号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている開蓋保持具は、使用する材料、例えば、段ボールなどの厚みに応じてあらかじめ多品種を準備する必要がある。したがって、使いにくく、管理が煩わしいという問題点や、開蓋保持具が包装箱内に紛れ込む場合があるなどの問題点があった。
また、特許文献2及び特許文献3に記載されている手法を用いると、段ボールなどの薄板材の一部に切込みを入れているので包装箱の強度が劣化するという問題点や、加工用のトムソン刃が複雑な構造になったり、複数回に分けて加工する必要性があるなどの理由からコスト高になるという問題点があった。
本考案は、上述した問題点を解決するものであり、使いやすく、強度の劣化もなく、低コストで容易に製造できる包装箱を提供するものである。
本考案は、上述したような従来からの問題点を解決するものである。
請求項1に記載された考案は、
上フラップを、外向きに折り返して開いたままの状態で固定することができる包装箱であって、
前記包装箱の上コーナー部には、上フラップと側面とで形成される固定部が存在しており、
該固定部は、
前記上コーナー部を囲むように、前記上フラップと前記側面に形成された新たな罫線によるものである
ことを特徴としている。
請求項2に記載した考案は、
上フラップを、外向きに折り返して開いたままの状態で固定することができる包装箱であって、
前記包装箱の上コーナー部には、上フラップと側面とで形成される固定部が存在しており、
該固定部は、
前記上コーナー部を囲むように、前記上フラップと前記側面に形成された多角形状をした新たな罫線によるものである
ことを特徴としている。
請求項1及び請求項2に記載の考案によると強度の劣化もなく、低コストで容易に製造できる包装箱を提供することができる。
請求項3に記載した考案は、請求項1又は請求項2に記載の包装箱において、
前記上フラップの新たな罫線は、谷折の罫線であり、
前記側面の新たな罫線は、山折の罫線である
ことを特徴としている。
請求項3に記載の考案による包装箱を用いると、固定部を形成する際に折り曲げやすくすることができる。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の包装箱であって、
前記新たな罫線は、圧縮加工により形成されている
ことを特徴としている。
請求項4に記載の考案によると、トムソン刃などによる切断と同時に新たな罫線を形成できるので包装箱を容易に製造することができる。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の包装箱であって、
前記包装箱は、段ボール製である
ことを特徴としている。
請求項5に記載の考案によると、従来の製造設備にわずかな変更を加えるだけなので段ボール製の包装箱を安価に製造することができる。
本考案を用いることによって使いやすく、強度の劣化もなく、低コストで容易に製造できる包装箱を提供することができる。
本考案に係わる包装箱の概略図である。
(a)全体図である。
(b)固定部69a近傍の拡大図である。
固定部69a近傍の展開図である。 包装箱の使用時の概略図である。
(a)組み立てられた直後の包装箱の概略図である。
(b)包装箱のコーナー部61a〜61dを内側に押し込んで固定部6
9a〜dを形成した状態の概略図である。
一般的な包装箱の展開図である。 一般的な包装箱の概略図である。
本考案に係わる包装箱の実施の形態について図1〜図5を用いて詳細に説明する。本実施例で用いた包装箱は、製造が容易な段ボールを用いるとともに、一般的な形状をしているものであり、その展開図を図4に示す。図4には、市販されている厚みが約3mmの段ボールをトムソン刃を用いて打抜き加工をして製造された包装箱1の展開図3の例が示されている。
罫線部分(第1罫線41〜第4罫線47、上罫線51、下罫線53)は、段ボールを折り曲げやすくするものであり、トムソン刃を用いる打抜き加工と同時に圧縮加工によって形成することができる(図4)。
図4において、左端の糊しろ面19と、右端の第4側面17とを接着剤にて固着して断面が略長方形をした筒状体を形成する。次に、第2下フラップ33と第4下フラップ37を内向きに折り曲げた後に、第1下フラップ31と第3下フラップ35とを内向きに折り曲げて突き合わせた状態とし、図示されていない粘着テープを用いて固着して包装箱1を製造した(図5)。
<本考案の包装箱の詳細な構造>
本考案は、上フラップ(第1上フラップ21〜第4上フラップ27)を外向きに開いた状態で側面と固定できる構造を特徴とするものである(図1)。
すなわち、包装箱1の上面のコーナー部(上コーナー部61a〜61d)において、新たに形成した罫線に沿って略中央に位置する側面(第1側面11〜第4側面17、糊しろ面19)と、上フラップ(第1上フラップ21〜第4上フラップ27)とを内側に押込むことによって固定することができるようにしたものである。以下において、上コーナー部61aについて説明をするが、その他の上コーナー部61b〜61dについても同様の構造なので詳細な説明は省略する。
本考案では、上コーナー部61a(図2において、上罫線51と第1罫線が交わる部分)において、側面部分(図2において、第1側面11と第2側面13)と上フラップ(図2において、第1上フラップ21と第2上フラップ23)に、折り曲げやすくするための、少なくとも4本の罫線を新たに形成したものである。
ここで、上コーナー部の側面部分(図2において、第1側面11と第2側面13)には山折罫線65a,bを、上コーナー部の上フラップ(図2において、第1上フラップ21と第2上フラップ23)には谷折罫線67a,bを設けるようにした。すなわち、上コーナー部を囲むように略四角形、例えば、一辺が30〜50mm程度の菱形状をした4本の新たな罫線を形成した。
この菱形状をした4本の罫線は、上述した罫線部分(図4、第1罫線41〜第4罫線47、上罫線51、下罫線53)と同時に、段ボールを圧縮加工する手段によって形成することができる。したがって、本考案による包装箱は安価なコストで製造することができる。
なお、図2における菱形状をした4本の新たな罫線(山折罫線65a,b、谷折罫線67a,b)は、上コーナー部を折り曲げやすくするために形成したものである。したがって、図2において直線状をした4本の新たな罫線(山折罫線65a,b、谷折罫線67a,b)を図示しているが、上罫線51と第1罫線が交わる上コーナー部61a。)に対して外側方向に凸型の曲線状であったり、内側方向に凹型の曲線状であったり、罫線の一部分が連続していなくてもほとんど問題がないことがわかった。
<本考案の包装箱の使用方法>
本考案の包装箱1の使用方法について図3及び図4を用いて説明する。図4の展開図に示される左端の糊しろ面19と第4側面17の右端とを接着剤にて固着して断面が略長方形をした筒状体を形成する。次に、第2下フラップ33と第4下フラップ37を内向きに折り曲げた後に、第1下フラップ31と第3下フラップ35を内向きに折り曲げて突き合わせた状態にし、図示されていない粘着テープで固着して包装箱1を製造する(図3(a))。
包装箱1の第1上フラップ21と第2上フラップ23とを開いた状態にし、上コーナー部61aを、例えば、親指で上方から内側に押込むことによって固定部69aを形成することができる。この固定部69aによって、第1上フラップ21と第2上フラップ23とを、外向きに折り返して開いたままの状態で固定をすることができる(図3(b))。
固定部69aの詳細な構造を図1(a),(b)に示す。上罫線51と第1罫線が交わる上コーナー部61aを囲むように、固定部69aには、あらかじめ新たな4本の罫線(山折罫線65a,b、谷折罫線67a,b)で形成されている菱形状をした圧縮加工部を有しているので、それらの罫線に沿って折り曲げやすくすることができる。
なお、固定部69aの新たな罫線の形状として、五角形などの多角形にすることも可能であるし、その一部分が切れていても(上コーナー部61aを、罫線によって連続して完全に囲まれていなくても)、取扱上はほとんど問題がないこともわかった。
また、固定部69aは、罫線のみで形成されており、切込みなどがされていないので包装箱の強度が劣化することもない。加えて、これらの罫線部分は、トムソン刃を用いて打抜き加工をする際に、第1罫線41〜第4罫線、上罫線51、下罫線53などと同時に圧縮加工により形成することができるので安価なコストで製造することができる。なお、第3上フラップ25や第4上フラップ27と側面との固定部についても同様なので詳細な説明は省略する。
上述した実施例では、4箇所の上コーナー部(61a〜d)のすべてを囲むように固定部69a〜dを存在させているが、対角線上に2箇所の上コーナー部61a、cに固定部69a、cを存在させたり、上コーナー部61a〜dのいずれか1箇所に固定部69a〜dを存在させたりすることもできる。
加えて、上述した実施例では、薄材として製造が容易な段ボールを用いた場合について説明したが、プラスチック製の薄材や厚紙などを用いる包装箱についても本考案を用いることができる。また、水平方向の断面が略長方形をした一般的な包装箱の例で説明をしたが、断面が略三角形や略五角形などの多角形状をした包装箱についても本考案を同様に使用することができることは言うまでもない。
本考案は、段ボールなどの薄材を用いる包装箱に使用することができる。
1 包装箱
3 展開図
5 隙間部
11 第1側面
13 第2側面
15 第3側面
17 第4側面
19 糊しろ面
21 第1上フラップ
23 第2上フラップ
25 第3上フラップ
27 第4上フラップ
31 第1下フラップ
33 第2下フラップ
35 第3下フラップ
37 第4下フラップ
41 第1罫線
43 第2罫線
45 第3罫線
47 第4罫線
51 上罫線
53 下罫線
61a,b,c,d 上コーナー部
63a,b,c,d 下コーナー部
65a,b,c,d 山折罫線
67a,b,c,d 谷折罫線
69a,b,c,d 固定部
100 使用者の指

Claims (5)

  1. 上フラップを、外向きに折り返して開いたままの状態で固定することができる包装箱であって、
    前記包装箱の上コーナー部には、上フラップと側面とで形成される固定部が存在しており、
    該固定部は、
    前記上コーナー部を囲むように、前記上フラップと前記側面に形成された新たな罫線によるものである
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 上フラップを、外向きに折り返して開いたままの状態で固定することができる包装箱であって、
    前記包装箱の上コーナー部には、上フラップと側面とで形成される固定部が存在しており、
    該固定部は、
    前記上コーナー部を囲むように、前記上フラップと前記側面に形成された多角形状をした新たな罫線によるものである
    ことを特徴とする包装箱。
  3. 前記上フラップの新たな罫線は、谷折の罫線であり、
    前記側面の新たな罫線は、山折の罫線である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記新たな罫線は、圧縮加工により形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。
  5. 前記包装箱は、段ボール製である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の包装箱。

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