JP3208039U - 長尺管案内支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数個を積み重ねた状態で持ち運び、また保管し、搬送することができる長尺管案内支持装置を提供する。【解決手段】平行に配設された2つの平行部4と、2つの平行部の長手方向の中間部に架け渡された支持部5とを有する枠体2を備え、枠体の支持部に、2つの平行部の長手方向に沿ってV字形に配設された2つのローラ3の下方の軸部9aが固定され、2つの平行部はローラの径より大きい間隔で配設されている。2つの平行部の両端部の内側に固定され、2つの平行部の中間部に向かって斜めに立ち上がる2つの縦枠6を有し、2つの縦枠に2つのローラの上方の軸部9bが固定されている。2つの縦枠は2つの平行部より下方に延伸し、2つの縦枠の下端に2つの平行部と直交する方向にベース7が取り付けられている。【選択図】図1
Description
本考案は把巻(たばまき)管から引き出される樹脂管等の長尺管を案内し支持する長尺管案内支持装置であって、複数積み重ねた状態にすることができる長尺管案内支持装置に関する。
工事現場における配管作業では、把巻きされた樹脂管等を繰出装置により繰り出して所要場所に配設されるが、繰出装置からの長尺管の引き出し方向に沿ってローラからなる案内支持装置が適宜間隔で配設され、繰出し装置から繰り出された長尺管を載せて地面に接触しないようにしている。
従来の長尺管やケーブルの案内支持装置として、特許文献1には、ベースに2つのローラをV字形に交差させて片持ちに支持して、2つのローラの上に大小様々なワイヤケーブルを載せて搬送案内できるようにしたものが記載されている。
特許文献2には、ローラの両端が三角形のプレートで支持された3つのケーブルコロのプレートに連結用孔部を形成して、各プレートの連結用穴部を整合してボルトで回動自在に連結した3連ケーブルコロが記載されている。
特許文献3には、縦ローラを有する第1ベースの上方に、横ローラを有する第2ベースを緩衝材を介して鉛直方向に摺動可能に配設したものが記載されている。
特許文献4には、前ローラと後ローラをX字形に交差させてコ字形の内枠部に回転自在に支持し、内枠部に支持外枠部を折りたたみ可能に枢着したケーブル案内支持具が記載されている。
しかし、いずれの長尺管案内支持装置も形状が複雑で、積み重ねができないため、配管経路に沿って1個ずつ持ち運ぶ必要があり、煩雑であった。また、保管や輸送時にも広大なスペースが必要であった。
本考案は、斯かる従来の問題点に鑑みてなされたもので、複数個を積み重ねた状態で持ち運び、また保管し、搬送することができる長尺管案内支持装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本考案は、
平行に配設された2つの平行部と、前記2つの平行部の長手方向の中間部に架け渡された支持部とを有する枠体を備え、
前記枠体の前記支持部に、前記2つの平行部の長手方向に沿ってV字形に配設された2つのローラの下方の軸部が固定され、
前記2つの平行部は前記ローラの径より大きい間隔で配設されていることを特徴とする長尺管案内支持装置である。
平行に配設された2つの平行部と、前記2つの平行部の長手方向の中間部に架け渡された支持部とを有する枠体を備え、
前記枠体の前記支持部に、前記2つの平行部の長手方向に沿ってV字形に配設された2つのローラの下方の軸部が固定され、
前記2つの平行部は前記ローラの径より大きい間隔で配設されていることを特徴とする長尺管案内支持装置である。
本考案の長尺管案内支持装置の上に同じもう1つの長尺管案内支持装置を載せるよう降ろしてゆくと、下段の長尺管案内支持装置のローラが上段の2つの平行部の間を通り抜け、上段の長尺管案内支持装置のローラが下段の長尺管案内支持装置のローラに接触し、積み重ねられる。同様に3つ、あるいはそれ以上の長尺管案内支持装置を積み重ねることができる。
第1の態様では、前記2つの平行部の両端部の内側に固定され、前記2つの平行部の中間部に向かって斜めに立ち上がる2つの縦枠を有し、前記2つの縦枠に前記2つのローラの上方の軸部が固定されている。
この場合、前記2つの縦枠は前記2つの平行部より下方に延伸し、前記2つの縦枠の下端に前記2つの平行部と直交する方向にベースが取り付けられていることが好ましい。
あるいは、前記2つの縦枠の下端に前記2つの平行部と平行に延伸する把持部を有することが好ましい。
第2の態様では、前記2つの平行部の両端部の下面に前記前記2つの平行部と直交する方向にベースが取り付けられている。
本考案によれば、複数個の長尺管案内支持装置を積み重ねることができるので、積み重ねた状態で持ち運び、また保管し、搬送することができるという効果を有している。
以下、本考案の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本考案の第1実施形態による長尺管案内支持装置1を示す。長尺管案内支持装置1は、枠体2と、2つのローラ3とからなっている。
枠体2は、2つの平行部4と、支持部5と、2つの縦枠6と、2つのベース7とから構成されている。
2つの平行部4は、それぞれ角型鋼管からなり、互いに平行に配設されている。2つの平行部4は、図3,4に示すように、ローラ3の径より大きい間隔Wで配設されている。例えばローラ3の径が38mmの場合、2つの平行部4の間隔は41mmが好ましい。支持部5は、矩形の鋼板からなり、2つの平行部4の中間部に架け渡されて、2つの平行部4の下面に溶接されている。縦枠6は、軽溝形鋼からなり、2つの平行部4の両端部の対向する内面に溶接され、2つの平行部4の中間部に向かって傾斜している。縦枠6の上端は、フランジ6aが図2のA部拡大図に示すように切り欠かれて、ウェブ6bが内側に曲げられることで、突出部8が形成されている。縦枠6の下端は、2つの平行部4よりも下方に延伸している。ベース7は、角型鋼管からなり、2つの平行部4の長手方向に直交する方向に配設されて、縦枠6の下端に溶接されている。
2つのローラ3は、両端に鋼管からなる軸部9a、9bを有し、2つの平行部4の長手方向に沿ってV字形に配設されている。2つのローラ4はそれぞれ、下方の軸部9aが支持部5に溶接され、上方の軸部9bが縦枠6の突出部8に溶接されて、軸部9a、9bの回りに回転自在になっている。下方の軸部9aは、支持部5への溶接を容易にするために、上方の軸部9bより長く形成されていることが好ましい。
実施例では、2つのローラ3は、それぞれ38mmの径、100mmの長さを有する。2つのローラ3間の角度αは、80°に設定されている。これにより、2つのローラ3の間に62mmから186mmの外径の長尺管Pを支持できるようになっている。縦枠6の傾斜角βは70°であり、内側に傾斜している。
2つの平行部4の両端は、縦枠6より外方に突出して、上に同じ形の長尺物案内装置1を積み重ねたときに上段の長尺物案内支持装置1のベース7が載置される載置部10が形成されている。2つの平行部4の長さLは、2つのベース7の内側面間寸法Dより長い。また、2つの平行部4の上面と縦枠6の背面との交差位置Sは、平面視で、ベース7の内側面と同じか、内方にあることが好ましい。ベース7から2つの平行部4まで高さHは、1段目の長尺物案内支持装置1の載置部10に2段目の長尺物案内装置1のベース7が載置されたときに、2段目のローラ3が1段目のローラ3に接触しないように設定することが好ましい。
以上の構成からなる長尺管案内支持装置1は、配管場所に沿って複数個、所定間隔で配設される。図示しない繰出装置により把巻管から引き出される長尺管Pは、複数の長尺管案内支持装置1のそれぞれの2つのローラ3の間に支持され、2つのローラ3上を順次移動して、所要場所に案内される。
長尺管案内支持装置1は、配管作業前後の使用しないときには、図5に示すように、複数個積み重ねておくことができる。すなわち、長尺管案内支持装置1の上に同じもう1つの長尺管案内支持装置1を載せるよう降ろしてゆくと、下段の長尺管案内支持装置1のローラ3と縦枠6が上段の2つの平行部4の間を通り抜け、上段の長尺管案内支持装置1のベース7が下段の長尺管案内支持装置1の2つの平行部4の載置部10に載置され、積み重ねられる。同様に3つ、あるいはそれ以上の長尺管案内支持装置1を積み重ねることができる。
このため、複数個の長尺管案内支持装置1を積み重ねた状態で持ち運び、また保管し、搬送することができる。
次に、本考案の他の実施形態を説明するが、基本的な形態は第1実施形態の長尺管案内支持装置1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図6は、本考案の第2実施形態による長尺管案内支持装置1aを示す。この長尺管案内支持装置1aでは、2つの平行部4は山形鋼で形成され、地面に設置されるベースを兼用している。支持部5は逆V字形に曲げられ、2つの平行部4の長手方向の中間部に架け渡され、屈曲した頂部が2つの平行部4の上端より上方に位置するように溶接されている。縦枠6は平板で形成され、その下端は2つの平行部4の両端のフランジ4aに溶接されている。把持板11は、2つの平行部4より高い位置に設けられている。また、各縦枠6の下端には、平板からなる把持板11が外方に延伸している。把持板11には、杭を打ち込むための杭孔12が形成されている。V字形に配設されたローラ3の下方の軸部9aは支持部5の斜面に溶接され、上方の軸部9bは縦枠6の上端に溶接されている。
第2実施形態の長尺管案内支持装置1aも、第1実施形態の長尺管案内支持装置1と同様に、積み重ねることができる。すなわち、長尺管案内支持装置1aの上に同じもう1つの長尺管案内支持装置1aを載せるよう降ろしてゆくと、下段の長尺管案内支持装置1aのローラ3と縦枠6が上段の2つの平行部4の間を通り抜け、上段の長尺管案内支持装置1aの縦枠6の下端が下段の長尺管案内支持装置1aの縦枠6の外側の斜面に当接して載置され、積み重ねられる。
図7は、本考案の第3実施形態による長尺管案内支持装置1bを示す。この長尺管案内支持装置1bでは、2つの平行部4は円形鋼管からなり、逆V字形に曲げられ、2つの平行部4の長手方向の中間部に架け渡され、屈曲した頂部が2つの平行部4の上端より上方に位置するように溶接されている。ベース7は、2つの平行部4と同じ大きさの円形鋼管からなり、2つの平行部4の長手方向と直角な方向に配設され、2つの平行部4の両端部の下に溶接されている。V字形に配設されたローラ3は、下方の軸部9aのみが支持部5の斜面に溶接され、片持ち支持されている。
第3実施形態の長尺管案内支持装置1bも、第1実施形態の長尺管案内支持装置1と同様に、積み重ねることができる。すなわち、長尺管案内支持装置1bの上に同じもう1つの長尺管案内支持装置1bを載せるよう降ろしてゆくと、下段の長尺管案内支持装置1bのローラ3と縦枠6が上段の2つの平行部4の間を通り抜け、上段の長尺管案内支持装置1bのベース7が下段の長尺管案内支持装置1bの2つの平行部4の両端部に当接して載置され、積み重ねられる。ローラ3が長い場合は、上段の長尺管案内支持装置1bを傾けた状態で、下段の一方のローラ3を2つの平行部4に通してから、他方のローラ3を2つの平行部4に通すようにすればよい。
本考案は、以上の実施形態に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載した考案の範囲内で種々変更することができる。例えば、各部材の鋼材は任意の形状のものを採用することができる。
1…長尺管案内支持装置
2…枠体
3…ローラ
4…平行部
5…支持部
6…縦枠
7…ベース
8…突部
9a…軸部
9b…軸部
10…載置部
11…把持板
12…杭孔
2…枠体
3…ローラ
4…平行部
5…支持部
6…縦枠
7…ベース
8…突部
9a…軸部
9b…軸部
10…載置部
11…把持板
12…杭孔
Claims (5)
- 平行に配設された2つの平行部と、前記2つの平行部の長手方向の中間部に架け渡された支持部とを有する枠体を備え、
前記枠体の前記支持部に、前記2つの平行部の長手方向に沿ってV字形に配設された2つのローラの下方の軸部が固定され、
前記2つの平行部は前記ローラの径より大きい間隔で配設されていることを特徴とする長尺管案内支持装置。 - 前記2つの平行部の両端部の内側に固定され、前記2つの平行部の中間部に向かって斜めに立ち上がる2つの縦枠を有し、前記2つの縦枠に前記2つのローラの上方の軸部が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の長尺管案内支持装置。
- 前記2つの縦枠は前記2つの平行部より下方に延伸し、前記2つの縦枠の下端に前記2つの平行部と直交する方向にベースが取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の長尺管案内支持装置。
- 前記2つの縦枠の下端に前記2つの平行部と平行に延伸する把持部を有することを特徴とする請求項2に記載の長尺管案内支持装置。
- 前記2つの平行部の両端部の下面に前記前記2つの平行部と直交する方向にベースが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の長尺管案内支持装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110155597A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-08-23 | 上海二十冶建设有限公司 | 用于管桁架管道安装的支架及其使用方法 |
CN110571714A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-13 | 北京海瑞兴能源科技有限责任公司 | 电缆牵拉托架及其安装方法 |
CN112428245A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-03-02 | 杭叉集团股份有限公司 | 叉车车架叠放工位架 |
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2016
- 2016-10-06 JP JP2016004855U patent/JP3208039U/ja not_active Expired - Fee Related
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