JP3207983U - 標示体 - Google Patents

標示体 Download PDF

Info

Publication number
JP3207983U
JP3207983U JP2016004772U JP2016004772U JP3207983U JP 3207983 U JP3207983 U JP 3207983U JP 2016004772 U JP2016004772 U JP 2016004772U JP 2016004772 U JP2016004772 U JP 2016004772U JP 3207983 U JP3207983 U JP 3207983U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
sign
convex portion
columnar
convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016004772U
Other languages
English (en)
Inventor
仁士 金子
仁士 金子
Original Assignee
仁士 金子
仁士 金子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 仁士 金子, 仁士 金子 filed Critical 仁士 金子
Priority to JP2016004772U priority Critical patent/JP3207983U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3207983U publication Critical patent/JP3207983U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

【課題】取り付けが容易で,簡単に抜けたりせず,車両の衝突による衝撃を緩和することができる標示体1を提供する。【解決手段】標示体1は,可撓性及び弾性を有する合成樹脂又はゴムから成る棒状の本体10の下端部12に,路面に立設された柱状体2の挿入を許容する中空部を有し,中空部の周壁は肉厚に形成し,下端部12は外方に膨出し,柱状体2に対して,略垂直の状態で本体を挟持する係着具を下端部に内装したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は,車線のセンターライン標示,車線誘導標示あるいは交通規制誘導標示等を目的とし,これに限定されるわけではないが,既に路上に立設された視認誘導標,防護柵,車止め等の柱状体に被せて使用することのできる標示体に関するものである。
従来より,道路際や中央分離帯等には,路端や道路線形などを明示し運転者の視線を誘導するための視線誘導標,車両の通行を禁ずるための車止め等様々な標示体が立設されている。
しかし,上述の視線誘導標,車止めの中には,例えば,高さ寸法の低い円柱状の鉄柱から形成されたものが有り,これら高さの低い標示体は運転者の視界に入りづらく,見落として衝突し車両を破損させてしまうことが多々あった。
このような標示体は,見やすいものに交換することが望ましいが,路上に立設される標示体の多くは,地中又はアスファルトに埋め込んで固定されているため,交換の際に重機等で引き抜き,さらに新しい標示体を埋設する必要があり,労力と費用を要するため,容易に交換することができない問題があった。
そこで,既存の標示体を路面から引き抜くことを必要としない,既存の標示体(柱状体)に被せて設置する標示体が提案されている(特許文献1,特許文献2)。
特許文献1には,筒状に形成された表示部本体と,該表示部本体の外周面に設けられた光反射体とから構成され,路面に立設された柱状の視線誘導標識に嵌挿されることを特徴とする標示体が開示されている。
また,特許文献2には,地中に打ち込こまれた杭(標示体)の地面からの突出部に,筒状を成す標示体の下端部を前記突出部の外側より被せてルーズに遊嵌する。前記標示体の下端部には,上下2箇所に皿ネジ用の径大のネジ貫通孔が周方向に等間隔で4箇所形成してあり,前記杭の突出部に遊嵌した前記標示体の傾きを調整して鉛直方向に向けた状態で,皿ネジを前記ネジ貫通孔に通し前記杭の突出部に捩じ込むことにより固定する標示体が開示されている。
実用新案登録第3136855号公報 特開2006−328650号公報
しかし,特許文献1の標示体は既設の視認誘導標に被せて外嵌するのみであるため簡単に抜けてしまう問題が有り,また,特許文献1の標示体は,ステンレス等の金属から形成されるため,車が衝突すると破損しやすく,また接触した車を損傷させてしまう問題が有った。
一方,特許文献2の標示体は,ゴム材質のものを使用しているため,衝突の衝撃を和らげることができるが,既設の杭に取り付ける際に複数のネジを該杭の突出部にねじ込む必要があるため,前記杭が金属で形成されているものである場合,ネジをねじ込む作業にやや手間が掛かった。
本考案は,上記問題点に鑑みてなされたものであって,取り付けが容易で,簡単に抜けたりせず,車両の衝突による衝撃を緩和することができる標示体1を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,考案を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,実用新案登録請求の範囲の記載と考案を実施するための形態の記載との対応を明らかにするために記載したものであり,言うまでもなく,本考案の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
本考案の標示体1は,
可撓性及び弾性を有する合成樹脂又はゴムから成る棒状の本体10の外方に膨出形成される下端部12に,路面に立設された柱状体2を挿入可能な中空部16を有し,
肉厚に形成した前記中空部16の周壁20の一部を係着具30で,緊締し,前記柱状体を挟持固着するよう設けたことを特徴とする(請求項1)。
なお,前記下端部12の前記係着具30は,肉厚に形成した前記中空部16の周壁20の一部を長さ方向で切欠いて,(図2及び図3)本体10の外方に膨出した凸部21と,該凸部21の両脇に本体10の内方に湾曲状に穿設した凹部22,23を形成し,前記凸部21に取り付けられる前記係着具30が,例えば,前記凸部21に挿通されるボルト31のネジ部32に前記凸部21を狭圧するようナット34を螺着すると共に,前記下端部12外周に,前記凸部21,前記凹部22及び,前記係着具30を覆う合成樹脂又はゴムから成るカバー体25を備えた構造としても良い(請求項2)。
前記凸部21及び凹部22,23は,前記本体10の下端部12の長さ方向底面から所定高さまで鉛直に伸び,前記凸部を幅方向に貫通する線状のスリット18を有しても良い(請求項3)。
また,前記凸部21の少なくとも一部を,前記ボルト31の頭部33及び前記ナット34より外方に膨出させても良い(請求項4)。
本考案の標示体1は,本体10の上端から下方へ本体10の内部を通り本体10の下端から抜けて,地表下まで到達する銅線を備えても良い(請求項5)。
また,本考案の標示体1は,本体10の前記上端部11の上方に取り付けられ風を受けて回転する風車体61と,
風車体61の回転により発電する発電機と該発電機が発電した電気を充電する蓄電池とを備えた,本体10に内装される蓄電ユニットと
を有する風力発電装置60を備えても良い(請求項6)。
また,標示体1が,本体10の上端部11の周方向に沿って配設されるLEDから構成される発光部70と,
本体10に内装される,前記LEDと前記蓄電ユニットを電気的に接続する制御回路とを備えても良い(請求項7)。
また,標示体1には,本体10に設置される外部撮像用のカメラと,
本体10に内装される,前記カメラと前記蓄電ユニットを電気的に接続する制御ユニットとを備えても良い(請求項8)。
また,標示体1には,本体10に設置される警報用のスピーカーと,
本体10に内装される,前記スピーカーと前記蓄電ユニットを電気的に接続する制御ユニットとを備えても良い(請求項9)。
本考案の標示体1は,可撓性及び弾性を有する合成樹脂又はゴムから形成されているため,車が衝突しても容易には破損せず,また接触した車を損傷させてしまうことがない。また,車の衝突による衝撃により本体10が撓んだ場合,外部からの衝撃が解除されると略垂直状態の旧位に復帰することができる。
さらに,本考案の標示体1は路面に既に立設された柱状体2に被せるのみで取り付けを完了することができるため施工作業が容易でありながら,前記柱状体2に対して略垂直の状態で,前記下端部12に内装された前記係着具30が,柱状体と一体化し,本体10の下端部12に剛性を与え,標示体1が柱状体2上で回転するのを防止し,また,柱状体2から容易に抜けてしまうことを防止することができる。
また,前記周壁20に形成された前記凸部21に,ボルト31とナット34より成る係着具30を取り付ける標示体1については,ボルト31とナット34で凸部21の締め付けを調節することで,柱状体2に対する周壁20の内周部の密着の度合いを調整することができる。例えば,前記係着具30による前記凸部21の締め付けを強くすると,合成樹脂又はゴムから形成される周壁20は凸部21に向けて付勢され,つまり,周壁20が凸部21に向けて引っ張られるため柱状体2に対する締め付けを強くでき,より一層,標示体1が柱状体2から抜けることを防止することができる。
また,前記凸部21は,ボルト31の頭部33及びナット34より外方に膨出させることで,車両が前記凸部21付近に衝突したときの衝撃をより緩和できる。
また,前記凸部21に前記スリット18を有する標示体1は,前記スリット18により生じる隙間19によりいくらか拡径可能となった開口14が柱状体2の挿入を容易にすることができ,挿入後は,係着具30がもたらす剛性に加え,係着具30による締め付けにより,標示体1が柱状体2上で回転することを防止し,また,標示体1が柱状体2から容易に抜けてしまうことを防止することができるものである。
また,例えば,柱状体2の径が開口14より幾分大きい場合は,取り付けの際に,凸部21に取り付けられた係着具30のボルト31とナット34を緩める又は一旦ボルト31とナット34を外し,前記スリット18により生じる隙間19を大きくし前記開口14の径を大きくさせた状態で本体10の中空部16に柱状体2を嵌入して被せ,後にボルト31とナット34など係着具30で凸部21を締めつけて標示体1を柱状体2に装着させることができる。
また,前記凸部21は,ボルト31の頭部33及びナット34より外方に膨出させることで,車両が凸部21付近に衝突したときの衝撃をより緩和できる。
また,本考案の標示体1は,前記銅線を配設することで,誘雷効果が期待できる。
また,本考案の標示体1は,上記風力発電装置60を設置可能で,風力発電装置60で蓄電された電気を利用して,標示体1の視認性を高めるためにLEDを発光させることができる。
また,本考案の標示体1は,上記風力発電装置60で蓄電された電気を利用する外部撮像用のカメラや警報用のスピーカーを設置することもできる。
本考案の第1実施形態の標示体1を示す全体図。 カバー体25を外した図1の下端部12の拡大側面図。 カバー体25を外した図1の下端部12の拡大断面図。 カバー体25を取り付けた図1の下端部12の拡大断面図。 本考案の第2実施形態の標示体1を示す全体図。 図5の風車体61の平面図。
本考案の標示体1は,路面3に立設された柱状体2に被せて取り付けるものであるが,柱状体2は,視認誘導標の他,防護柵,車止め等,路面上に突設されるくい状のもの,その他柱状のものであれば特に限定されるものではない。また,柱状体2は,円柱又は角柱に限定されるものではない。
以下に,添付図面を参照しながら本考案の標示体1の第1実施形態について説明する。
第1実施形態の標示体1は,平時は垂直状態をなす棒状の本体10から成り,棒状の本体10は,可撓性及び弾性を有する合成樹脂又はゴムから形成され,車両の衝突による衝撃を緩和し容易に破損せず,また,衝突した車両の損傷を抑制することができる。また,車両が衝突し本体10が撓んで衝撃を緩和した場合,外部からの衝撃が解除されると旧位に復帰することができる。
本体10に使用される合成樹脂又はゴムとして,例えば,ポリウレタン樹脂,ポリイソブチレン樹脂,エチレン酢酸ビニル共重合体,シリコン樹脂,オレフィン系やウレタン系等エラストマーといった合成樹脂,ブタジエンスチレンゴム,ネオプレン,ブタジエンアクリロニトリルゴム,クロロプレン重合体,ブチルゴムなどの合成ゴム類,天然ゴム等が挙げられる。また,環境に配慮して,廃プラスチック又は廃タイヤを使用しても良い。
本体10の色は,運転手の視界に入りやすいものが好ましく,一例として,ホワイト,シルバーが挙げられる。また,標示体1の視認性を高めるために,本体10の外面に蛍光塗料,金属色塗料を施してもよく,また,必要に応じて反射シートを本体10に貼着しても良い。
本体10の形状は,後述する上端部11及び下端部12を除いた部分については,例えば,本体10の色がシルバーの場合は断面が16角形の16角柱が好ましく,本体10の色がホワイトの場合は円柱状が好ましいが,棒状に形成されるものであれば特に限定されるものでない。
本考案の標示体1の本体10の下端部12は,路面に立設された柱状体2の挿入を許容する中空部16とこれに連通する底面の開口14を有し,前記中空部16の周壁20を肉厚に形成し,図1に示すように,下端部12が本体10の中央部よりも外方に膨出した紡錘形状となっており,また,下端部12は後述する係着具30を内装する。
上記下端部12の周壁20は,肉厚に形成され,車両の衝突による衝撃を吸収することができ,特に,本体10の下端部12が一般的乗用車などの車両のバンパーの高さと同じ高さに配置されると車両の衝突による衝撃をより緩和できる点で好ましい。
また,上記下端部12に内装される係着具30は,本体10の下端部12に剛性を与え,標示体1が柱状体2上で回転するのを防止し,また,標示体1が柱状体2から容易に抜けてしまうことを防止するものである。
第1実施形態の係着具30は,ボルト31とナット34から成り,該係着具30の下端部12への内装の一例について,以下に述べる。
第1実施形態の本体10の下端部12は,図3に示すように,周壁20の外周の一部に,本体10の外方に膨らんだ凸部21と,該凸部21の両脇に本体10の内方に湾曲に窪んだ凹部22,23を有している。そして,前記凸部21には,図2に示すように,本体10の底面の開口14から所定高さまで鉛直に伸び周壁20の幅方向を貫通する線状の切れ込みから成るスリット18が形成されており,該スリット18より隙間19が生じている。従って,下端部12は,後述する係着具30を前記凸部21に取り付ける前は,スリット18で分離されている。
係着具30は,図3に示すように,前記凸部21にボルトのネジ部32を挿通し,ボルトの頭部33とナット34で前記凸部21を挟持して螺合し,取り付ける。
そして,係着具30を前記凸部21に取り付けた後,図4に示すように,前記凸部21,前記凹部22,23及び係着具30を覆うように,本体10と同様に可撓性及び弾性を有する合成樹脂又はゴムから形成されたカバー体25で被覆する。このため,係着具30は下端部12に内装された状態であり,係着具30を露出させないことで,衝突により係着具30自体の破損あるいは係着具30が直接車両に接触し,破損することを防止することができる。
なお,前記凸部21は,図4に示すように,ボルト31の頭部33及びナット34より外方に膨出させることで,車両が凸部21付近に衝突したときの衝撃をより緩和できる。特に,カバー体25に接触するまで膨出させて,カバー体25と凸部21との間に空隙を設けないことが好ましい。
本実施形態のカバー体25を取り付けた状態の下端部12は,断面が,図4に示すように略円形で,正面視が,図1に示すように略卵形を成している。
前記カバー体25は本体10に取り外し可能で,本体10への取り付け手段として,例えば,本体10に形成された係止突起42(図示せず)に係合できる先端ロック爪41(図示せず)を前記カバー体25の複数箇所に一体成形させても良い。また,他の例としては,本体10にカバー体25をガイドするスライドレール部43,44(図示せず)を形成し,カバー体25の一端部に本体10と係合するためのフック部(鍵状の凸部)45(図示せず)を設け,本体10には前記フック部45を係止するために前記鍵状の凸部に係合する凹部を有する係止部46(図示せず)を設け,さらに,簡易錠を付けても良い。
なお,第1実施形態の前記スリット18により生じる隙間19は,底面14で約10mm以上有るが,係着具30付近は,係着具30のボルトとナットの締めにより隙間19は閉じられており(0mm),図2に示すように,隙間19は,本体10の底面から係着具30が取り付けられた上部に行くにしたがい小径となるテーパ状をなしている。
このため,第1実施形態の標示体1は,後述するようにボルト31とナット34による締め付けの調整をしなくとも,前記隙間19によりいくらか拡径された開口14が柱状体2の挿入を容易にすることができ,挿入後は,係着具30がもたらす剛性に加え,係着具30による締め付けにより,標示体1が柱状体2上で回転するのを防止し,また,標示体1が柱状体2から容易に抜けてしまうことを防止することができる。
第1実施形態の係着具30は,ボルト31とナット34で凸部21の締め付けを調節することで,柱状体2に対する周壁20の内周部の密着の度合いを調整することができる。例えば,柱状体2が開口14より大きい場合は,取り付けの際に,ボルト31とナット34を緩め又は一旦ボルト31とナット34を外して前記隙間19を大きくし,前記開口14の径を大きくさせた状態で本体10を柱状体2に被せ,被せた後にボルト31とナット34で凸部21を締めつけて装着させてもよく,また,柱状体2の径が開口14よりも小さいため被せても遊嵌した状態の場合は,被せた後にボルト31とナット34で凸部21に対する締めつけを強くし,周壁20の柱状体2に対する密着を強くすることで標示体1がより簡単に抜けないようにすることができる。
なお,設置1年後には本体下端部12の周壁20と柱状体2が固着し,係着具30が錆びつくなどで人力では抜けなくなる場合があるが,このような場合において標示体1を外すときは,外す約一日程前から潤滑油を浸透させた後に抜くと良い。
第1実施形態の本体10の上端部11の形状は,図1に示すように正面視において略ひし形で,頂部に向けて先細りになる先鋭形状であり,鳥が止まれないようにしているが,本考案の標示体1の本体10の上端部11については,他の形状を採用しても良く,特に限定されるものではない。
また,本考案の標示体1は銅線(図示せず)を引いて,誘雷機能を持たせることができる。
銅線は,本体10の上端から下方へ本体10の内部(中心部)を通り,本体10の下端部12から抜けて,さらに,柱状体2を通過し,地表下約80cm迄伸ばす。また,地表下の前記銅線の末端を,厚さ2mm,縦横200mm×200mmの正方形の銅板(図示せず)に接続させても良い。
上記銅線の径は,本来なら15mm以上が望ましいが,コスト面と銅線狙いの盗難予防の観点から敢えて10mm程度にしても良い。
また,震災の際に,避難者に避難方向を提示するために,図1に示すように本体10に方角(図1には東の方角を示すE,西の方角を示すW,南の方角を示すSが,本体10に記載されている。)を記載しても良い。
また,柱状体2に標示体1を螺嵌できるように,前記周壁20の内周部に雌ネジ部を形成し,柱状体2の雄ネジ部を形成しても良く,例えば,表面に長手方向に伸びる凸状が形成されたゴム帯を柱状体2に螺旋状に巻いて貼着させ,前記凸状に対応する長手方向に伸びる凹状が形成されたゴム帯を周壁20の内周に螺旋状に内貼りさせ,標示体1を柱状体2に螺着させた後,開口14と柱状体2の間にプラスチック製の楔を差し込ませるものとしてもよい。
本考案の第2実施形態について,図5を参照して説明する。
第2実施形態の標示体1は,棒状の本体10から成り,本体10の下端部12の形状及び構造並びにこれらがもたらす作用効果は上述した第1実施形態と同じである。
第2実施形態の標示体1は,風力発電装置60が備えられており,図5に示すように上端部11の上方に風を受けて回転する風車体61が取り付けられ,また,本体10の内部に,風車体61の回転により発電する発電機(図示せず)と,該発電機が発電した電気を充電する蓄電池とを備えた蓄電ユニット(図示せず)が内装されている。
風車体61の形状は,微風であっても回転するものであれば特に限定されず,また,視認性を高めるために,風車体61の外面に蛍光塗料,金属色塗料を施してもよく,また,必要に応じて反射シートを貼っても良い。
また,第2実施形態の標示体1は,標示体1の視認性を高めるために,本体10の上端部11に,周方向に沿って配設された複数のLEDから構成される発光部70が設けられている。LEDの配列については特に限定されない。上記風力発電装置60で蓄電された電気を利用してLEDを発光させることができるように,本体10内部に前記LEDと前記蓄電ユニットとを電気的に接続する制御回路(図示せず)が内装されている。
また,第2実施形態の標示体1には,外部撮像用のカメラ(図示せず)を本体10に設置することができ,前記カメラと前記蓄電ユニットとを電気的に接続する制御ユニット(図示せず)が本体10に内装されている。
また,第2実施形態の標示体1には,警報用のスピーカー(図示せず)を本体10に設置することができ,前記スピーカーと前記蓄電ユニットとを電気的に接続する制御ユニット(図示せず)が本体10に内装されている。
なお,上述した本考案の標示体1は,柱状体2が車止め用の鉄柱であれば,本考案の標示体は被せるだけで鉄柱を取り去る必要がないため,鉄柱がもたらす車止めとしての機能は残ったままである。
1 標示体
2 柱状体
3 路面
10 本体
11 上端部
12 下端部
14 開口
16 中空部
18 スリット
19 隙間
20 周壁
21 凸部
22 凹部
23 凹部
25 カバー体
30 係着具
31 ボルト
32 ボルトのネジ部(細幅部)
33 ボルトの頭部(太幅部)
34 ナット(太幅部)
41 先端ロック爪
42 係止突起
43 スライドレール部
44 スライドレール部
45 フック部
46 係止部
60 風力発電装置
61 風車体
70 発光部

Claims (9)

  1. 可撓性及び弾性を有する合成樹脂又はゴムから成る棒状の本体の下端部に,路面に立設された柱状体の挿入可能な中空部を有し,
    肉厚に形成した前記中空部の周壁の一部を係着具で,緊締し,前記柱状体を挟持固着するよう設けたことを特徴とする標示体。
  2. 前記下端部の前記係着具は,肉厚に形成した前記中空部の周壁の一部を長さ方向で切欠いて,本体の外方に膨出した凸部と,該凸部の両脇に本体の内方に湾曲状に穿設した凹部を形成し,前記凸部に取り付けられる前記係着具が,前記凸部を狭圧するよう設けると共に,前記下端部外周に,前記凸部,前記凹部及び,前記係着具を覆うカバー体を備えたことを特徴とする請求項1記載の標示体。
  3. 前記凸部及び凹部は,前記本体の下端部の長さ方向底面から所定高さまで鉛直に伸び,前記凸部を幅方向に貫通する線状のスリットを有することを特徴とする請求項2記載の標示体。
  4. 前記凸部の少なくとも一部が,前記係着具より外方に膨出したことを特徴とする請求項2又は3記載の標示体。
  5. 前記本体の上端から下方へ前記本体の内部を通り前記本体の下端から抜けて,地表下まで到達する銅線を備えたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の標示体。
  6. 前記本体の上端部の上方に取り付けられ風を受けて回転する風車体と,
    該風車体の回転により発電する発電機と該発電機が発電した電気を充電する蓄電池とを備えた,前記本体に内装される蓄電ユニットと
    を有する風力発電装置を備えたことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の標示体。
  7. 前記本体の上端部に周方向に沿って配設されるLEDから構成される発光部と,
    前記本体に内装される,前記LEDと前記蓄電ユニットを電気的に接続する制御回路とを備えたことを特徴とする請求項6記載の標示体。
  8. 前記本体に設置される外部撮像用のカメラと,
    前記本体に内装される,前記カメラと前記蓄電ユニットを電気的に接続する制御ユニットとを備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の標示体。
  9. 前記本体に設置される警報用のスピーカーと,
    前記本体に内装される,前記スピーカーと前記蓄電ユニットを電気的に接続する制御ユニットとを備えたことを特徴とする請求項6〜8いずれか1項記載の標示体。
JP2016004772U 2016-09-30 2016-09-30 標示体 Expired - Fee Related JP3207983U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016004772U JP3207983U (ja) 2016-09-30 2016-09-30 標示体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016004772U JP3207983U (ja) 2016-09-30 2016-09-30 標示体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3207983U true JP3207983U (ja) 2016-12-15

Family

ID=57544054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016004772U Expired - Fee Related JP3207983U (ja) 2016-09-30 2016-09-30 標示体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3207983U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9245465B1 (en) School bus stop safety breakaway arm extension
KR101906710B1 (ko) 자동차 도로용 차선 표지병
AU2010279851B2 (en) Separable lane-control bollard assembly
JP2008082154A (ja) 道路用標示体の路面取付構造、道路用標示体の路面取付方法、及び前記路面取付構造を有する道路用標示体
JP3207983U (ja) 標示体
JP5849569B2 (ja) 道路標識柱
JPH08239812A (ja) 道路標識柱
JP2009155957A (ja) 自発光装置
US11873609B2 (en) Vehicle barrier gate arm having anti-roll end cap
KR101586298B1 (ko) 차선 규제봉
KR200394458Y1 (ko) 차로표시체
JP2010106632A (ja) 道路用標示体の設置方法
KR200448766Y1 (ko) 도로 규제 표시봉
JP2009114681A (ja) 遮断機の表示灯付き遮断バー
CN209652814U (zh) 一种带可收拉式警示带的公路隔离栏
KR101948308B1 (ko) 차선분리기능이 구비된 시선유도봉
KR200345530Y1 (ko) 차선규제봉
KR100676079B1 (ko) 도로 표시병
CN111778898B (zh) 一种盘山地区公路防护栏
US6890122B1 (en) Highway marker device
JP5845030B2 (ja) 視線誘導標の設置構造
KR20220114193A (ko) 중앙선 분리 차선규제 표시봉
KR100728138B1 (ko) 도로용 안전펜스
KR102062009B1 (ko) 가드레일 부착형 알루미늄 델리네이터
KR200297991Y1 (ko) 중앙선 분리 반사 표시구를 일체로 한 중앙선 분리 차선규제 표시봉

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3207983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees