JP3207740B2 - 欠陥位置推定装置 - Google Patents

欠陥位置推定装置

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JP3207740B2 JP03487996A JP3487996A JP3207740B2 JP 3207740 B2 JP3207740 B2 JP 3207740B2 JP 03487996 A JP03487996 A JP 03487996A JP 3487996 A JP3487996 A JP 3487996A JP 3207740 B2 JP3207740 B2 JP 3207740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】図5に、2つの探触子を用いる場合の従
来の欠陥位置推定装置の構成図を示す。従来の技術で
は、−方の超音波探触子を超音波パルサ151にのみ接
続し超音波の送信専用として用い、他方を超音波レシー
バ301にのみ接続し超音波の受信専用として用いてい
る。
【0002】まず、超音波パルサ151によって、一方
の超音波探触子101から被検体502に超音波を与え
る。被検体中を伝わって、割れや空隙等で反射した超音
波エコーは、他方の超音波探触子102によって受信さ
れ、超音波レシーバ301に入る。
【0003】超音波レシーバ301では、受信された超
音波エコーを増幅したり、周波数帯域でフィルタをかけ
たりし、信号波形を整形する。超音波レシーバ301で
整形された受信信号は、超音波パルサ151の送信パル
スに同期した同期信号を基準に、結果表示装置406で
表示される。
【0004】そのため、従来の装置では、検査員が、表
示された波形信号を見て、その信号レベルの大きさによ
り欠陥等の反射源の有無を判定し、超音波の送信後にそ
の大きな信号レベルの信号が受信される時間と、各超音
波探触子の位置関係により欠陥の位置を推定している。
【0005】従って、表示された超音波探傷波形信号
に、何らかのエコーが見られた場合、各超音波探触子の
位置と受信エコーが得られる時間とによって計算される
欠陥位置と、超音波探触子の持つ指向性を考慮して、お
およその位置を推定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように構成された探傷装置では、欠陥の位置は、送信探
触子から超音波が発せられ受信探触子に受信されるまで
の時間と、各探触子の位置関係より求めることになるた
め、その時間と位置関係を満たす超音波の被検体内での
伝搬経路は複数存在する。
【0007】そのため、他に超音波探触子の指向性を考
慮し、伝搬経路を絞ることも行うが、それでも複数の経
路が残る。従って、被検体の欠陥の位置はおおよその範
囲でしか特定することができない。
【0008】被検体の形状が複雑で、特に欠陥の発生が
予想される箇所の近傍に、コーナや突起といった形状変
化がある場合、被検体の欠陥による反射信号なのか、被
検体の形状に起因する信号なのかを、区別することは非
常に困難であった。
【0009】また、被検体の形状変化については、製品
の許容寸法誤差内で、ばらつきをもつため、−概に形状
変化からの反射信号を特定することは困難である。従っ
て、−度反射信号が得られた場合、被検体の欠陥か否か
を判定するため、他の検査手法で検査する等の対処も必
要であった。
【0010】このため、精度良く被検体の欠陥の位置を
推定し、被検体の形状による反射信号と、被検体の欠陥
による反射信号の区別が、容易に行うことができる装置
が必要になっていた。本発明はこれらの問題を解決する
ことができる装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(第1の手段) 本発明に係る欠陥位置推定装置は、 (A)2つ以上の超音波探触子と、 (B)超音波パルサ・レシーバと、 (C)超音波レシーバと、 (D)時間検出回路と、 (E)被検体形状入力装置と、 (F)超音波探触子を動かすと同時に各超音波探触子の
位置が検出できるスキャナと、 (G)欠陥位置演算処理回路と、 (H)欠陥位置演算処理回路の演算結果を表示する欠陥
表示装置を具備し、 (I)前記探触子のうちのーつの探触子に、超音波パル
サ・レシーバを接続し、 (J)その他の探触子には超音波レシーバのみを接続
し、 (K)前記時間検出回路は、前記超音波パルサ・レシー
バより超音波探触子を介して超音波が送信されてから
々の超音波レシーバにー定レベル以上の受信信号が得ら
れるまでの時間を計測し、 (L)前記被検体形状入力装置は、被検体の形状を入力
し、 (M)前記スキャナは超音波探触子を動かすと同時に各
超音波探触子の位置を検出し、 (N)前記欠陥位置演算処理回路は、時間検出回路と被
検体形状入力装置の出力データから、欠陥位置を演算処
理することを特徴とする。
【0012】従って、つぎのように作用する。前述のよ
うに構成された欠陥位置推定装置では、−つの送信用超
音波探触子に対し、送信用に用いる超音波探触子を含め
複数の受信用の超音波探触子を持つことになる。
【0013】そのため、送信探触子から被検体中を伝わ
り各々の受信探触子へ戻ってくる超音波の経路は、それ
ぞれ異なった経路となる。そこで、それぞれの超音波探
触子に超音波レシーバを持たせ、受信される信号が−定
レベル以上の場合、それぞれ受信信号の還ってきた時間
を時間検出回路により検出し、複数の受信探触子と送信
探触子の位置関係をスキャナで検出することにより、一
組の送受信探触子の組合せだけでなく、複数の受信探触
子の数だけ欠陥の位置の推定条件が求められる。
【0014】従って、これらの被検体の欠陥位置の推定
条件をもとに、被検体の欠陥位置の推定を欠陥位置演算
処理回路によって行い、合せて、欠陥体形状入力装置に
入力された形状データから、推定された被検体の欠陥位
置と被検体の形状変化の位置を比較することにより、被
検体の欠陥の位置を推定することができる。
【0015】被検体の欠陥の位置推定は、複数の受信探
触子までの経路と伝搬時間のデータを同時に満たす条件
に絞り込むことにより、より精度良く欠陥位置の推定を
行うことが可能となり、その推定計算された被検体の欠
陥の位置と、被検体の形状データとを比較することによ
り、被検体の形状変化による信号と、被検体の欠陥から
の反射による信号とを、容易に区別することができる。
従って、被検体の欠陥からの受信信号のみに基づいて演
算し、その被検体の欠陥の位置の推定結果を欠陥表示装
置により表示することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
〜図4に示す。図1は、本発明の第1の実施の形態に係
る装置の構成のブロック図、図2は、本発明の第1の実
施の形態に係る装置による超音波の経路を示す図、図3
は、本発明の第1の実施の形態に係る装置による被検体
の形状変化及び被検体の欠陥からの超音波の反射経路の
説明図、図4は、本発明の第1の実施の形態に係る装置
による被検体の形状変化及び被検体の欠陥からの超音波
の反射経路の展開図である。
【0017】図1に示すように、本発明に係る装置は、
2つの超音波探触子101と102を持ち、それぞれに
超音波パルサ・レシーバ201と超音波レシーバのみ3
01が接続されている。
【0018】そして、それらの超音波レシーバ301に
受信さる受信信号を、超音波パルサ・レシーバ201の
パルサ信号に同期して時間計測を行う時間検出回路40
1と、402により、一定の信号レベル以上に達した受
信信号の到達時間を測定する。
【0019】2つの超音波探触子の探触子位置は、スキ
ャナ501等により検出されるとともに、場合によって
は、スキャナ501により移動させることができる。ま
た、被検体の板厚や大きさや、形状変化のある位置や寸
法については、被検体形状入力装置404により、入力
しておく。
【0020】この被検体形状入力装置404について
は、計算機による設計データ等の流用も可能である。そ
れぞれの時間検出回路401と、402によって得られ
た受信信号の到達時間、即ち、被検体中の伝搬時間と、
各々の超音波探触子位置から、超音波の被検体中の伝搬
経路は、図2に示すように、(A)送受信用の第1超音
波探触子101から送信され、第1超音波探触子101
に戻る経路(パス1)と,(B)第1超音波探触子10
1から送信され、第2超音波探触子102に伝わる経路
(パス2)の2種類となる。
【0021】各々の超音波探触子位置と、被検体形状入
力装置より得られる被検体の形状から、被検体の欠陥の
位置を、欠陥位置演算処理回路403によって計算す
る。被検体の欠陥の推定方法のー例を、図3に示す。図
3は、(a)被検体の形状変化からの反射信号の場合
と、(b)被検体の欠陥からの反射信号の場合につき、
パス2の場合について示したものである。
【0022】被検体の形状データから、超音波の伝搬経
路において被検体の内面もしくは外面で反射する部分
を、その面で折り返すことで、図4のように等価的に展
開できる。
【0023】この展開図から、伝搬時間(=パスの長
さ)と各々の超音波探触子の位置関係を満たす受信信号
の信号源を求める。同様に、パスlについても、条件を
満たす受信信号の信号源を求め、それらを同時に満たす
部分が,受信信号の信号源(=反射源)の位置となる。
【0024】これにより、特定された受信信号の反射源
の位置と、先の被検体の形状入力装置に入力された形状
変化の位置と比較し、−致しなければ被検体の欠陥と判
断し、その反射源の位置を被検体の欠陥の位置として推
定した結果を出力する。求められた被検体の欠陥の推定
位置は、欠陥表示装置405によって表示出力される。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る欠陥位置推定装置は、前述
のように構成されているので、次に述べるような効果を
奏する。 (1)被検体の欠陥の位置が、精度良く推定できる。 (2)被検体の欠陥からの反射と、被検体の形状変化に
よる反射信号を区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る装置構成のブ
ロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る装置による超
音波の経路を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る装置による被
検体の形状変化及び被検体の欠陥からの超音波の反射経
路の説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る装置による被
検体の形状変化及び被検体の欠陥からの超音波の反射経
路の展開図。
【図5】従来の装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101…第1超音波探触子、 102…第2超音波探触子、 151…超音波パルサ、 201…超音波パルサ・レシーバ、 301…超音波レシーバ、 401…第1時間検出回路、 402…第2時間検出回路、 403…欠陥位置演算処理回路、 404…被検体形状入力装置、 405…欠陥表示装置、 406…結果表示装置(波形表示)、 501…スキャナ、 502…被検体、 503…被検体の欠陥。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−117450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)2つ以上の超音波探触子(101、
    102、…)と、 (B)超音波パルサ・レシーバ(201)と、 (C)超音波レシーバ(301)と、 (D)時間検出回路(401、402、…)と、 (E)被検体形状入力装置(404)と、 (F)超音波探触子を動かすと同時に各超音波探触子の
    位置が検出できるスキャナ(501)と、 (G)欠陥位置演算処理回路(403)と、 (H)欠陥位置演算処理回路(403)の演算結果を表
    示する欠陥表示装置(405)を具備し、 (I)前記探触子のうちのーつの探触子に、超音波パル
    サ・レシーバ(201)を接続し、 (J)その他の探触子には超音波レシーバ(301)の
    みを接続し、 (K)前記時間検出回路(401、402、…)は、
    記超音波パルサ・レシーバ(201)より超音波探触子
    を介して超音波が送信されてから各々の超音波レシーバ
    にー定レベル以上の受信信号が得られるまでの時間を計
    測し、 (L)前記被検体形状入力装置(404)は、被検体
    (502)の形状を入力し、 (M)前記スキャナ(501)は超音波探触子を動かす
    と同時に各超音波探触子の位置を検出し、 (N)前記欠陥位置演算処理回路(403)は、時間検
    出回路(401、402、…)と被検体形状入力装置
    (404)の出力データから、欠陥位置を演算処理する
    ことを特徴とする欠陥位置推定装置。
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