JP3207504U - 農業用ハウスの補強部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】農業用ハウスの鉛直荷重に対する補強を十分なものとすることができ、容易に取り付け及び取り外しができ、上部に別途受け具を固定する必要がない農業用ハウスの補強部材を提供する。【解決手段】農業用ハウスの補強部材は、ベースと、ベースから上方に向かって立ち上がる高さ調整部と、高さ調整部に接続され、高さ調整部によって上下方向に移動可能な補強柱12と、補強柱の上端に設けられる鉤形のフック部13とを備え、フック部は、補強柱の上端縁の一部に固定されて上方に延びる基端部16と、基端部の上端から屈曲し、補強柱の上端と距離を開けて水平に配置される上面部17と、上面部の先端から下方に垂れ下がる垂下部18とを有しており、上面部と補強柱の上端との鉛直方向の距離、及び垂下部の下端と補強柱の上端縁との水平方向の距離は、それぞれ農業用ハウスの水平長手材を挿入可能な距離である。【選択図】図5

Description

本考案は、植物を育成する農業用ハウスを補強する農業用ハウスの補強部材及び補強方法に関する。
従来より外部環境に左右されずに農作物を栽培するために、ビニールハウスなどの農業用ハウスが知られている。このような農業用ハウスは、幅方向の両側に互いに間隔を開けて左右の柱材が設けられ、これら左右の柱材の上端の間に山形のアーチ材が架け渡されおり、互いに隣接する柱材又はアーチ材をそれぞれ長さ方向に延びる連結材で連結して骨格部を形成し、当該骨格部に可撓性を有する樹脂フィルムを被覆して形成される。
このような農業用ハウスは、地域によって強風や積雪に耐えることができるように補強する必要があり、種々の補強構造が提案されている。特に、本願の出願人は、アーチ材を被覆する樹脂フィルムの上の積雪などのような鉛直荷重に対して十分に補強することができ、しかも、農作業の際に邪魔になることなく簡単に取り外すことができる農業用ハウスの補強構造として、特許文献1を開示している。特許文献1は、農業用ハウスの骨格部の頂部に固定され、下方に向かって開口する上部受け具と、アンカー部と下端受け部とを形成する下部受け具と、上端が上部受け具に挿入されると共に、下端が下端受け部に挿入されて、鉛直方向に立設する補強柱とを備えており、下端受け部が、水平方向から補強柱の下端を挿入可能な切り欠き部を有する構成である。
このような構成により、補強構造によって農業用ハウスの鉛直荷重に対する補強を十分なものとすることができ、尚且つ、補強構造を容易に取り付け取り外しができるので、台風や積雪などの必要なときにだけ農業用ハウスを補強し、農作業などで補強構造が邪魔になる場合には簡単に取り外すことができる。
登録実用新案第3192179号公報
しかし、特許文献1のような構成は、農業用ハウスの骨格部の頂部に上部受け具を固定する必要があり、この上部受け具の固定作業は高所での作業となり作業負担が大きい。また、頂部への上部受け具の固定は針金を頂部のパイプ及び上部受け具に巻きつけて固定するものであり、完全に動かないように固定することは困難であり、上部受け具に補強柱を取り付ける作業の際に、上部受け具が揺れ動くなどにより作業を困難にする場合もある。
そこで本考案は、農業用ハウスの鉛直荷重に対する補強を十分なものとすることができ、容易に取り付け及び取り外しができるものであり、上部に別途受け具を固定する必要がない農業用ハウスの補強部材及び農業用ハウスの補強方法を提供することを目的とする。
第1の農業用ハウスの補強部材は、少なくとも上部が山形に形成される骨格部を有する農業用ハウスに用いられる農業用ハウスの補強部材であって、農業用ハウスを設置した地面に載置され又は地中に埋設されるベースと、前記ベースから上方に向かって立ち上がる高さ調整部と、前記高さ調整部に接続されて支持されており、当該高さ調整部によって上下方向に移動可能な補強柱と、前記補強柱の上端に設けられ、前記骨格部の頂部に沿って設けられる水平長手材に掛止される鉤形のフック部とを備え、前記フック部は、前記補強柱を鉛直方向に立てた場合に、前記補強柱の上端縁の一部に固定されて上方に延びる基端部と、前記基端部の上端から屈曲し、前記補強柱の上端と距離を開けて水平に配置される上面部と、前記上面部の先端から下方に垂れ下がる垂下部とを有しており、前記上面部と前記補強柱の上端との鉛直方向の距離、及び前記垂下部の下端と前記補強柱の上端縁との水平方向の距離は、それぞれ前記水平長手材を挿入可能な距離であることを特徴としている。
第2の農業用ハウスの補強部材は、前記補強柱は円柱又は円筒形状であり、前記補強柱の直径は前記水平長手材の幅よりも長いことを特徴としている。
第3の農業用ハウスの補強方法は、前記フック部を前記水平長手材に引っ掛けるように、前記フック部の前記垂下部と、前記補強柱の前記上端縁との間に前記水平長手材を挿入させ、前記補強柱を水平方向に移動させて、前記フック部の前記上面部と前記補強柱の前記上端との間に前記水平長手材を配置し、前記補強柱を周回り方向に回転させて、前記フック部の前記垂下部の一方の側面と、前記基端部の他方の側面とで前記水平長手材を挟んで固定し、前記ベースを地面に載置又は地中に埋設した状態で、前記高さ調整部を操作して、前記補強柱を上方に移動させて、前記水平長手材に前記補強柱の上端を当接させることを特徴としている。
第1の農業用ハウスの補強部材によると、補強柱の上端にはフック部が設けられており、フック部の上面部と補強柱の上端との鉛直方向の距離、及び垂下部の下端と補強柱の上端縁との水平方向の距離は、それぞれ農業用ハウスの水平長手材を挿入可能な距離であるので、補強柱を鉛直方向に立てた状態で下端近傍を把持して、フック部の垂下部の下端と補強柱の上端縁との間に水平長手材を通すようにしてフック部を水平長手材に引っ掛けて、フック部の上面部と補強柱の上端との間に水平長手材が位置するように補強柱を保持し、高さ調整部を調整して補強柱の上端に水平長手材が当接するように配置することで、水平長手材に加わる鉛直荷重を補強柱が受けることができ、鉛直荷重に対して農業用ハウスを補強することができる。そして補強柱を周回り方向に回転させると、水平長手材の一方の側面に垂下部の一方の側面が当接し、水平長手材の他方の側面に基端部の他方の側面が当接して水平長手材を挟んで固定することができる。このように、補強柱の下端近傍を持って操作するだけで、補強柱の上端に設けられたフック部を水平長手材に固定することができ、地面に立ったまま脚立等の足場を用意することなく、農業用ハウスを簡単に補強することができる。しかも、逆の手順で農業用ハウスの水平長手材から農業用ハウスの補強部材を簡単に取り外すことができ、農業用ハウスの鉛直荷重に対する補強を十分なものとすることができるとともに、容易に取り付け及び取り外しをすることができる。
第2の農業用ハウスの補強部材は、補強柱が円柱又は円筒形状であり、補強柱の直径は水平長手材の幅よりも長いので、補強柱の上端に水平長手材が当接するように配置するときに、水平長手材の鉛直荷重を安定して補強柱が受けることができる。
第3の農業用ハウスの補強方法は、フック部を水平長手材に引っ掛けるように、フック部の垂下部と、補強柱の上端縁との間に水平長手材を挿入させ、フック部の上面部と補強柱の上端との間に水平長手材を配置し、補強柱を周回り方向に回転させて、フック部の垂下部の一方側の側面と、基端部の他方側の側面とで前記水平長手材を挟んで固定し、ベースを地面に載置又は地中に埋設した状態で、高さ調整部を操作して、補強柱を上方に移動させて、水平長手材に補強柱の上端を当接させるので、地上で補強柱の下端近傍を把持して操作するだけで、水平長手材にフック部を固定することができ、補強柱で水平長手材の鉛直荷重を受けることができ、安全且つ簡単に農業用ハウスを補強することができる。
農業用ハウスの補強部材の全体構成を示す斜視図。 ベース及び高さ調整部の外観構成を説明する斜視図。 高さ調整部に補強柱の下端を載置した状態を示す一部省略斜視図。 高さ調整部の作用を説明する一部省略断面図。 補強柱の上端及びフック部の構成を説明する斜視図。 補強柱の上端とフック部との寸法を説明する側面図。 (A)は水平長手材にフック部を引っ掛ける前の状態を示す斜視図、(B)は(A)を上方から見た図。 (A)は水平長手材にフック部を引っ掛けた状態を示す斜視図、(B)は(A)を上方から見た図。 (A)はフック部の上面部と補強柱の上端との間に水平長手材を移動させた状態を示す斜視図、(B)は(A)を上方から見た図。 (A)はフック部の垂下部の一方側の側面と、基端部の他方側の側面とで水平長手材を挟んだ状態を示す斜視図、(B)は(A)を上方から見た図。 補強柱の下端とナット部とを連結する連結金具を説明する正面図及び側面図。 骨格部を省略した農業用ハウスの全体構成を示す斜視図。 樹脂フィルムを省略した農業用ハウスの全体構成を示す斜視図。 農業用ハウスの補強部材を斜め向きに架け渡した状態を説明する図。
以下、本考案に係る農業用ハウスの補強部材1及び農業用ハウスの補強方法の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。農業用ハウス2は、図12及び図13に示すように、幅方向の両側に互いに間隔を開けて左右の柱材3が設けられ、これら左右の柱材3の上端の間に山形のアーチ材4が架け渡されおり、互いに隣接する柱材3はそれぞれ長さ方向に延びる連結材5で連結しており、また、互いに隣接するアーチ材4はそれぞれ長さ方向に延びる水平長手材6で連結して、骨格部7を形成しており、骨格部7には、可撓性を有する樹脂フィルム8が覆われている。なお、図12においては、図示の便宜上、骨格部7の記載を省略するとともに、農業用ハウスの補強部材1を2点鎖線で表している。
本実施形態においては、左右それぞれ5本の柱材3が農業用ハウス2の長さ方向に列設されており、それぞれの柱材3にアーチ材4が架設されている。また、左右の柱材3に2本づつの連結材5が固定されており、また、アーチ材4の頂部に1本の水平長手材6が固定されている。骨格部7を形成する柱材3、アーチ材4、連結材5、及び水平長手材6は、図示しないが、互いが当接する位置で接続用の金具や金属製の線材により接続されている。
骨格部7を形成する柱材3、アーチ材4、連結材5、水平長手材6は、例えば、鋼管などの金属製のパイプ材であるが、これに限定されるものではなく、木材や樹脂材を用いて形成されていてもよい。また、骨格部7の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、骨格部7の上部は、湾曲するアーチ材4に変えて2本の直線状のパイプ材を左右の柱材3の上端からそれぞれ斜め上方に向かうように配置して、山形に形成してもよい。なお、骨格部7には、図示しないが、適宜、筋交を設けるなどの補強を加えてもよい。
また、樹脂フィルム8は、例えばポリ塩化ビニルを用いることができるが、ポリオレフィンやフッ素樹脂などの他の樹脂製であってもよい。なお、農業用ハウス2は、一般にビニールハウスと呼ばれるが、被覆する樹脂フィルム8が必ずしもポリ塩化ビニルに限定されるものではないので、本考案においては農業用ハウス2としている。
なお、本実施形態に置いて、農業用ハウス2の長さ方向とは、農業用ハウス2の一方の妻面から他方の妻面に向かう方向をいい、農業用ハウス2の幅方向とは、農業用ハウス2の妻面に対して水平な方向をいう。
そして、農業用ハウスの補強部材1は、図12及び図13に示すように、骨格部7のアーチ材4の頂部に沿って設けられている水平長手材6に農業用ハウスの補強部材1が固定されて、水平長手材6の鉛直荷重を受けている。農業用ハウスの補強部材1は、図1に示すように、農業用ハウス2を設置した地面に載置されるベース10と、ベース10から上方に向かって立ち上がる高さ調整部11と、高さ調整部11に接続されて支持される補強柱12と、補強柱12の上端に設けられる鉤形のフック部13とを備えている。
ベース10は図2に示すように、地面に載置して上面から突出する高さ調整部11を自立可能な金属製の矩形平板状の部材である。ベース10の4隅にはそれぞれ貫通孔10aが形成されており、この貫通孔10aによって図示しないがアンカーとなる部材に係留することもできる。なお、ベース10は本実施形態では地面に載置しているが、地中に埋設させたほうが農業用ハウスの補強部材1を安定させることができる。また、ベース10の形状はこれに限定するものではなく、農業用ハウスの補強部材1を安定的に立設させることができる形状であれば、どのような形状であってもよい。
高さ調整部11は、図2に示すように、下端がベース10の上面の中央に溶接されて上方に突出する雄ネジ部14と、雄ネジ部14に螺着するナット部15とにより構成されている。ナット部15は、周回り方向に回転させることによって、雄ネジ部14に対して上下に移動する。ナット部15の外周面には外周方向に突出する円筒状のレバーが設けられており、このレバー15aを把持して、ナット部15を周回り方向に回転させることができる。図4に示すように、ナット部15の内周面は、下部がねじ切られているとともに、上部が補強柱12の下端を受けることが可能な段部15bを有し、雄ネジ部14と間隙を開けた円筒状に形成されている。
補強柱12は水平長手材6よりも径の大きな鋼製の単管パイプである。補強柱12の外径は例えば48.6mmであり、内径は43.8mmである。雄ネジ部14はねじ山の径が例えば42mmであり、補強柱12を内部に挿入可能となっている。図3及び図4に記載のように、補強柱12は雄ネジ部14に下端から外挿しており、補強柱12の下端がナット部15の内周面に設けられた段部15bに載置されている。ナット部15は上述のように雄ネジ部14に螺着しており、周回り方向に回転させることにより上下に移動するので、ナット部15の段部15bに載置されている補強柱12もナット部15の上下動に伴って、上下に移動し、農業用ハウスの補強部材1全体の長さを伸縮させることができる。
補強柱12の上端には、図5に示すように、フック部13が溶接により固定されている。フック部13は水平長手材6に掛止できる寸法の鉤形に形成されている。フック部13は、補強柱12を鉛直方向に立てた場合に、補強柱12の側面から上端縁の一部に溶接固定されて上方に延びる基端部16と、基端部16の上端から略90度屈曲して、補強柱12の上端と距離を開けて水平に設けられる上面部17と、上面部17の先端から下方に垂れ下がる垂下部18とを有している。補強柱12の上端とフック部13との寸法は、図6に示すように、フック部13の上面部17と補強柱12の上端との鉛直方向の距離Cが水平長手材6の直径Aよりも長く、また、フック部13の垂下部18の下端と補強柱12の上端縁との水平方向の距離Bは、水平長手材6の直径Aよりも長く形成されている。したがって、フック部13の垂下部18の下端と補強柱12の上端縁との間から水平長手材6にフック部13を引っ掛けるように、当該水平長手材6を挿入することができ、フック部13の上面部17と補強柱12の上端との間に水平長手材6を保持することができる。なお、水平長手材6の直径Aは、農業用ハウス2によって異なるが約22mmから約32mmであり、フック部13の上面部17と補強柱12の上端との鉛直方向の距離C、及びフック部13の垂下部18の下端と補強柱12の上端縁との水平方向の距離Bは、本実施形態においては約33mm以上とされる。
以上のような構成の農業用ハウスの補強部材1を用いて、農業用ハウス2を補強する際には、まず、図7及び図8に示すように、フック部13を水平長手材6に引っ掛けるように、フック部13の垂下部18と、補強柱12の上端縁との間に水平長手材6を挿入させる。このとき、水平長手材6は農業用ハウス2の骨格部7の一部となって支持されているので動くことはない。また、フック部13は補強柱12の上端に溶接固定されているので、作業者は補強柱12の下端又は中間部を把持し、当該補強柱12を持ち上げて、フック部13を水平長手材6に引っ掛けることができる。
そして、図9に示すように、補強柱12の下端を持ったまま当該補強柱12を水平方向に移動させることで、フック部13の上面部17と補強柱12の上端との間に水平長手材6を移動させることができる。その後、補強柱12の下端を持って、当該補強柱12を周回り方向に回転させると、図10に示すように、フック部13の垂下部18の一方側の側面と、基端部16の他方側の側面とがそれぞれ水平長手材6の側面に当接し、水平長手材6を挟んだ状態に固定される。
その後、ベース10を地面に載置した状態で、高さ調整部11のナット部15を操作して、補強柱12を上方に移動させて、水平長手材6に補強柱12の上端を当接させると、補強柱12は水平長手材6とナット部15とに挟まれて安定する。このように、地上から補強柱12の下端近傍を把持して操作するだけで、水平長手材6にフック部13を固定することができ、補強柱12で水平長手材6の鉛直荷重を受けることができるので、安全且つ簡単に農業用ハウス2を補強することができる。
そして、農作業などで農業用ハウスの補強部材1が邪魔になる場合には、上述の方法と逆の手順で簡単に農業用ハウスの補強部材1を取り外すことができる。すなわち、まず、高さ調整部11のナット部15を操作して、補強柱12を下方に移動させる。これによって、補強柱12の上端と水平長手材6との当接が解除されて、補強柱12はフック部13によって水平長手材6から釣り下がっている状態となる。そして、補強柱12の下端近傍を把持して、周回り方向に回転させて、図10のように、フック部13の垂下部18の一方側の側面と、基端部16の他方側の側面とが水平長手材6を挟んだ状態から、図9のように、フック部13の上面部17と補強柱12の上端との間に水平長手材6が配置された状態にする。そして、補強柱12を水平に移動させて、図8のようにフック部13の垂下部18に水平長手材6を当接さえて、さらに補強柱12を持ち上げて、フック部13の垂下部18と、補強柱12の上端縁との間を通って水平長手材6からフック部13を外す。このようにすることで、農業用ハウスの補強部材1を脚立等の足場を使用することなく簡単に取り外すことができ、必要に応じて簡単に取り付け取り外しすることができる。
なお、本実施形態では、補強柱12の下端は、ナット部15の内周面に設けられた段部15bに載置されており、これによって水平長手材6から補強柱12に伝わった鉛直荷重をナット部15を介して雄ネジ部14に伝え、ベース10を介して地面で受けることができる構成であるが、補強柱12はナット部15の段部15bに載置されているだけであるので、引っ張り方向の荷重を受けることはできない。そこで、例えば、本実施形態の農業用ハウスの補強部材1は、図11に示すように、上端が補強柱12に設けられた係止孔12aに係止されるとともに、下端がナット部15のレバー15aに係止される連結金具19をさらに有する構成であってもよい。このように構成すると、連結金具19により補強柱12とナット部15のレバー15aとが互いに離反する引っ張り方向に抵抗することができるので、例えばベース10をアンカーなどに固定しておけば、水平長手材6に鉛直方向の上向きの荷重が加わった場合でも、当該荷重はフック部13から補強柱12の引っ張り方向に加わり連結金具19を介してナット部15に伝わって、雄ネジ部14に伝わり、ベース10部からアンカーに伝わって、当該引っ張り荷重をアンカーで受けることができる。
なお、農業用ハウスの補強部材1は、本実施形態では全て長手方向を鉛直方向として立設していたが、例えば横風に耐える必要がある場合のように、鉛直以外の方向からの荷重に耐える必要がある場合には、図14に示すように斜め向きに架け渡しても良い。この場合、下端のベース10部が地面に載置できないので、ベース10部を地中に埋設することが好ましい。
なお、本考案の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本考案の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本考案に係る農業用ハウスの補強部材1は、例えば積雪地域や強風地域における農業用ハウスを補強する部材として好適に用いることができる。
1 農業用ハウスの補強部材
2 農業用ハウス
6 水平長手材
10 ベース
11 高さ調整部
12 補強柱
13 フック部
16 基端部
17 上面部
18 垂下部
本考案は、植物を育成する農業用ハウスを補強する農業用ハウスの補強部材に関する。
そこで本考案は、農業用ハウスの鉛直荷重に対する補強を十分なものとすることができ、容易に取り付け及び取り外しができるものであり、上部に別途受け具を固定する必要がない農業用ハウスの補強部材を提供することを目的とする。
なお、本考案の第一又は第二の農業用ハウスの補強部材を用いた農業用ハウスの補強方法は、前記フック部を前記水平長手材に引っ掛けるように、前記フック部の前記垂下部と、前記補強柱の前記上端縁との間に前記水平長手材を挿入させ、前記補強柱を水平方向に移動させて、前記フック部の前記上面部と前記補強柱の前記上端との間に前記水平長手材を配置し、前記補強柱を周回り方向に回転させて、前記フック部の前記垂下部の一方の側面と、前記基端部の他方の側面とで前記水平長手材を挟んで固定し、前記ベースを地面に載置又は地中に埋設した状態で、前記高さ調整部を操作して、前記補強柱を上方に移動させて、前記水平長手材に前記補強柱の上端を当接させる。
なお、本考案の第一又は第二の農業用ハウスの補強部材を用いた農業用ハウスの補強方法は、フック部を水平長手材に引っ掛けるように、フック部の垂下部と、補強柱の上端縁との間に水平長手材を挿入させ、フック部の上面部と補強柱の上端との間に水平長手材を配置し、補強柱を周回り方向に回転させて、フック部の垂下部の一方側の側面と、基端部の他方側の側面とで前記水平長手材を挟んで固定し、ベースを地面に載置又は地中に埋設した状態で、高さ調整部を操作して、補強柱を上方に移動させて、水平長手材に補強柱の上端を当接させるので、地上で補強柱の下端近傍を把持して操作するだけで、水平長手材にフック部を固定することができ、補強柱で水平長手材の鉛直荷重を受けることができ、安全且つ簡単に農業用ハウスを補強することができる。

Claims (3)

  1. 少なくとも上部が山形に形成される骨格部を有する農業用ハウスに用いられる農業用ハウスの補強部材であって、
    農業用ハウスを設置した地面に載置され又は地中に埋設されるベースと、
    前記ベースから上方に向かって立ち上がる高さ調整部と、
    前記高さ調整部に接続されて支持されており、当該高さ調整部によって上下方向に移動可能な補強柱と、
    前記補強柱の上端に設けられ、前記骨格部の頂部に沿って設けられる水平長手材に掛止される鉤形のフック部とを備え、
    前記フック部は、前記補強柱を鉛直方向に立てた場合に、前記補強柱の上端縁の一部に固定されて上方に延びる基端部と、前記基端部の上端から屈曲し、前記補強柱の上端と距離を開けて水平に配置される上面部と、前記上面部の先端から下方に垂れ下がる垂下部とを有しており、
    前記上面部と前記補強柱の上端との鉛直方向の距離、及び前記垂下部の下端と前記補強柱の上端縁との水平方向の距離は、それぞれ前記水平長手材を挿入可能な距離であることを特徴とする農業用ハウスの補強部材。
  2. 前記補強柱は円柱又は円筒形状であり、前記補強柱の直径は前記水平長手材の幅よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の農業用ハウスの補強構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の農業用ハウスの補強部材を用いた農業用ハウスの補強方法であって、
    前記フック部を前記水平長手材に引っ掛けるように、前記フック部の前記垂下部と、前記補強柱の前記上端縁との間に前記水平長手材を挿入させ、
    前記補強柱を水平方向に移動させて、前記フック部の前記上面部と前記補強柱の前記上端との間に前記水平長手材を配置し、
    前記補強柱を周回り方向に回転させて、前記フック部の前記垂下部の一方側の側面と、前記基端部の他方側の側面とで前記水平長手材を挟んで固定し、
    前記ベースを地面に載置又は地中に埋設した状態で、前記高さ調整部を操作して、前記補強柱を上方に移動させて、前記水平長手材に前記補強柱の上端を当接させることを特徴とする農業用ハウスの補強方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110268885A (zh) * 2019-08-01 2019-09-24 广东绿丰园农业发展有限公司 一种抗风雨性能较好的蔬菜种植大棚

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