JP3207041U - 高気密住宅 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工コストを下げた、経済的な地中熱の利用と温度調節された室内熱の効率的利用による省力化と換気流の方向のコントロールによる室内空気の置換をより完全なものとし快適な居住空間を創造することができる高気密住宅を提供する。【解決手段】それぞれ独立して稼働する排気ファン22、32を備えた給排気ダクトA(2)及びB(3)を有し、給排気ダクトAは屋内の給排気口21を天井裏19に設け、他端の給排気口23は、外気へ繋がる浸透桝4内側に設けられ、給排気ダクトBは給排気口31を屋内床下17に設け、他端の給排気口33は屋根13上部の外気に繋がるように設け、それぞれのダクトは断熱気密層15の内側を通る事により、低コスト省エネルギーの高気密住宅とした。【選択図】図1
Description
この考案は、冬季でも比較的高温となる屋根裏の温熱を利用し、夏季は比較的低温になる地中の冷熱を利用し、且つ、温度調整された室内の温熱冷熱を積極利用して、冷暖房エネルギーの省力化を重視した高気密住宅に関するものである。
地球的規模の省エネルギー化の要請から、熱ロスを最小限に抑えるべく断熱材によって建物全体を覆うと共に、開口部を少なくして気密性を高めた高断熱高気密住宅が普及している。
しかしこうした住宅は、本来、寒冷地においての暖房負荷を最小限にすることを目的として開発されたものであり、高断熱高気密による外気遮断性能が優れていれば、冷房負荷をも少なくできるとの観点から建築されるようになった。
また、この他にも、住宅の省エネ化を図るため、自然エネルギーを利用して空調を行い、暖冷房負荷を抑えようとするものが各種提供されている。
例えば、地熱を活用して、冬季は外気を地熱によって温め、夏季は外気を地熱によって冷やしてから住宅に取入れて、これを空調空気に利用するべく、外気を取入れる外気導入管を地中に埋設して配管したものや、夏季の対策として、床下の冷気を通気管により小屋裏へ強制的に立ち上げて冷気を壁空洞や室内へ下降させるようにしたもの(特許文献1)や、冬温かくて夏冷たい床下地熱を活用するために、基礎部に通気口を設けずに床下空間を密閉した土間床構造にしたものが建築されるに至っている。
しかし外気導入管を地中に埋設する場合、実際に夏季の地下冷熱を冷房負荷の減少に結びつけるため、あるいは冬季の地下暖熱を暖房負荷の減少に結びつけるためには、太くて長い外気導入管を相当深くに埋設しなければならず、その経費と施工の手間とに見合うものではなく、なお且つ、通気量を多くするために強力なファンを稼働する必要があり、冷暖房負荷減少目的の地下熱利用として実用的でなかった。
また一般の高気密住宅では外気導入口と内気排出口は住宅の下部あるいは上部に固定的に設置されているため、外気の変動に対応して外気導入口を変更することもなく、室内においては、ただ一定の流れを室内に作りだすだけで、時として換気不十分な空気だまりを作り出す事もあった。
そこで、本考案は、上述した不都合な点等に鑑み、施工コストを下げた、経済的な地中熱の利用と温度調節された室内熱の効率的利用による省力化と換気流の方向のコントロールによる室内空気の置換をより完全なものとし快適な居住空間を創造することを課題として創出されたものである。
課題を解決するための手段として、それぞれ独立して稼働する排気ファンを備えた給排気ダクトA及びBを配管をした高気密住宅としたことである。
さらに、給排気ダクトAはダクトの一端の給排気口を屋内天井裏部に設け、他端の給排気口は、外気へ繋がる外気導入配管と水抜き配管を有する埋設した浸透桝内側に設けられ、両給排気口は天井裏から断熱気密層の内側を通り、床下部で排気ファンに繋がり、排気ファンを経由して床下地面を通過してなるダクトにて繋がっており、給排気ダクトBはダクトの一端の給排気口を屋内床下部に設け、他端の給排気口は屋根上部の外気に繋がるように設け、両給排気口は床下から断熱気密層の内側を通り、屋根裏部で排気ファンに繋がり、排気ファンを経由して屋根裏を通過するダクトにて繋がっていることを特徴とする、それぞれ独立して稼働する排気ファンを備えた給排気ダクトA及びBを配管した高気密住宅としたことである。
排気ファンはそれぞれ独立して稼働するため、給排気ダクトAの排気ファンを運転すれば、給排気ダクトAは排気ダクトとして機能し、給排気ダクトBは給気ダクトとして機能する。逆に給排気ダクトBの排気ファンを運転すれば、給排気ダクトBは排気ダクトとして機能し、給排気ダクトAは給気ダクトとして機能する。
経済的な地中熱の利用と温度調節された室内熱の効率的利用による省エネルギーの高気密住宅を提供し、気候条件や室内環境に応じて排気ファンを任意に切り替えができるため、容易に快適な居住空間を創出できる。
以下、この考案の実施例を説明する。
本考案の高気密住宅は給気にも排気にも利用できる給排気ダクトA及びBが配管されており、それぞれのダクトには、それぞれ排気ファンを取り付けてある。
本考案の高気密住宅は給気にも排気にも利用できる給排気ダクトA及びBが配管されており、それぞれのダクトには、それぞれ排気ファンを取り付けてある。
給排気ダクトAはダクトの一端の給排気口を屋内天井裏部に設け、該給排気口は上部から下部へ吹き出す排気口である。さらに該給排気口を各部屋の天井裏に分岐しておき、各部屋毎に効率の良い換気をする。
一方他端の給排気口は、外気へ繋がる外気導入配管と水抜き配管を有する埋設した浸透桝内側に設けられている。両給排気口は天井裏から断熱気密層の内側を通り、床下部で排気ファンに繋がり、排気ファンを経由して床下地面を通過してなるダクトにて繋がっている。
給排気ダクトBはダクトの一端の給排気口を屋内床下部に設け、該給排気口は下部から上部へ吹き出す排気口である。さらに該排気口を各部屋毎の床下に分岐しておき、各部屋毎に効率の良い換気をする。
一方他端の給排気口は屋根上部の外気に繋がるように設け、両給排気口は、床下から断熱気密層の内側を通り屋根裏部で排気ファンに繋がり、排気ファンを経由して屋根裏を通過するダクトにて繋がっている。
導入する外気を温めたり冷やしたりするための地中熱利用として埋設浸透桝を設置したことである。地中への配管経路と長さは熱交換の効率に影響する。長い配管敷設で熱交換効率を高める工法も行われているが、工事費用やランニングコストが高価となる。
これに比して、浸透桝の埋設は工事費も安価で結露の処理も簡単にでき、費用対効果が優れている。
これに比して、浸透桝の埋設は工事費も安価で結露の処理も簡単にでき、費用対効果が優れている。
また外気の室内への吹き出し口は天井から床の方向へあるいは床から天井の方向へ吹き出しまたは吸い込むように各部屋へ設置してある。上昇気流や下降気流が起こり、室内換気を促進する効果がある。
このようにして冷暖房の負荷の軽減と空気だまりのできない室内換気をすることができる。
このようにして冷暖房の負荷の軽減と空気だまりのできない室内換気をすることができる。
この考案によれば、夏季は給排気ダクトBの排気ファンを運転することにより、外気導入口から浸透桝を通過した外気が給排気ダクトAを通して、導入される。外気導入口より導入された外気は埋設された浸透桝内の地熱で冷やされ、床下の冷気で冷やされ、更に温度コントロールされた室内環境で冷やされて、天井裏部より冷やされた外気が室内に流れ込む。浸透桝内では湿気を含んだ外気は除湿され、給排気ダクトAの結露を防ぐとともに除湿による冷房効果も期待できる。
冬季は給排気ダクトAを排気ファンとして運転することにより、給排気ダクトBの屋外屋根近傍の外気導入口から外気を導入する。屋外屋根近傍の外気導入口から導入された外気は屋根裏の温熱で温められ、さらに温度コントロールされた室内環境で温められて、温められた外気が床下部より室内に流れ込む。これにより快適な住環境を維持する冷暖房コストが抑えられた省エネルギーの高気密住宅とすることができる。
冬季でも気象条件によっては給排気ダクトBを排気ファンとして運転させてもよい。同様に夏でも必要なら給排気ダクトAを運転させてもよい。あるいは朝昼晩と適宜排気ファン運転を切り替えることもできる。
地中熱の利用と温度調節された室内熱の効率的利用による省エネルギー化と気候条件に応じて任意に切り替えができるため、安価で経済的に快適な居住空間を有する高気密住宅を提供できる
1 高気密住宅
11 外壁
111 外壁通気層
12 内壁
121 内壁通気層
13 屋根
14 土間コンクリート
15 断熱機密層
16 床
161 床レジスター
17 床下
18 天井
181 天井レジスター
19 天井裏
2 給排気ダクトA
21 天井裏給排気口
22 給排気ダクトA用排気ファン
23 浸透桝内給排気口
3 給排気ダクトB
31 床下給排気口
32 給排気ダクトB用排気ファン
33 建物上部給排気口
4 埋設浸透桝
41 外気導入管
42 排水管
43 砂利
11 外壁
111 外壁通気層
12 内壁
121 内壁通気層
13 屋根
14 土間コンクリート
15 断熱機密層
16 床
161 床レジスター
17 床下
18 天井
181 天井レジスター
19 天井裏
2 給排気ダクトA
21 天井裏給排気口
22 給排気ダクトA用排気ファン
23 浸透桝内給排気口
3 給排気ダクトB
31 床下給排気口
32 給排気ダクトB用排気ファン
33 建物上部給排気口
4 埋設浸透桝
41 外気導入管
42 排水管
43 砂利
Claims (1)
- それぞれ独立して稼働する排気ファンを備えた給排気ダクトA及びBを配管した高気密住宅において、給排気ダクトAはダクトの一端の給排気口を屋内天井部に設け、他端の給排気口は、外気へ繋がる外気導入配管と水抜き配管を有する埋設した浸透桝内側に設けられ、両給排気口は天井裏から断熱気密層の内側を通り、床下部で排気ファンに繋がり、排気ファンを経由して床下地面を通過してなるダクトにて繋がっており、給排気ダクトBはダクトの一端の給排気口を屋内床下部に設け、他端の給排気口は屋根上部に設け、両給排気口は床下から断熱気密層の内側を通り、天井裏部で排気ファンに繋がり、排気ファンを経由して屋根裏を通過するダクトにて繋がっていることを特徴とする、それぞれ独立して稼働する排気ファンを備えた給排気ダクトAおよびBを配管した高気密住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003965U JP3207041U (ja) | 2016-07-27 | 2016-07-27 | 高気密住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003965U JP3207041U (ja) | 2016-07-27 | 2016-07-27 | 高気密住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3207041U true JP3207041U (ja) | 2016-10-20 |
Family
ID=57140349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016003965U Active JP3207041U (ja) | 2016-07-27 | 2016-07-27 | 高気密住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3207041U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7340307B1 (ja) | 2023-04-14 | 2023-09-07 | 株式会社竹内建築研究所 | 建物、複層通気パネル及び通気断熱方法 |
-
2016
- 2016-07-27 JP JP2016003965U patent/JP3207041U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7340307B1 (ja) | 2023-04-14 | 2023-09-07 | 株式会社竹内建築研究所 | 建物、複層通気パネル及び通気断熱方法 |
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